JP2555030Y2 - リヤパーセルの取付構造 - Google Patents

リヤパーセルの取付構造

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JP2555030Y2
JP2555030Y2 JP1990121749U JP12174990U JP2555030Y2 JP 2555030 Y2 JP2555030 Y2 JP 2555030Y2 JP 1990121749 U JP1990121749 U JP 1990121749U JP 12174990 U JP12174990 U JP 12174990U JP 2555030 Y2 JP2555030 Y2 JP 2555030Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案はリヤパーセルの取付構造に関する。
<従来の技術> 従来のリヤパーセルの取付構造としては、例えば第4
図〜第6図に示すようなものがある(特開昭60−110545
号、特開昭62−149532号公報参照)。
1が樹脂製のリヤパーセルで、表面には表皮2が貼着
されている。このリヤパーセル1の湾曲状の後縁部3付
近には、2つで一対となっているエアー吹出し用の開口
4が、左右に二対(合計4つ)形成されている。この開
口4からエアーを吹出すことにより、リヤウインドパネ
ル5の曇り防止を図っている。この二対の開口4には一
対ごとにグリル6が取付けてあり、このグリル6にも開
口4に対応する吹出口7がそれぞれ設けられている。グ
リル6の両端と中央に対応するリヤパーセル1には取付
孔8が形成されており、この取付孔8内にグリル6の突
起部9を挿入し、裏側から止具10にて固定することで、
グリル6の開口4に対する取付けがなされる。
そして、開口4と後縁部3との間には、クリップ11が
リベット12により後向き状態で取付けられている。この
クリップ11の後端11aには、先端をリヤパーセル1の裏
面に差込んだ状態の切起部11bが形成されており、この
後端11aと切起部11bとの間に、リヤウインドパネル5の
下端部を支持しているリヤウインドパネル13の車室内側
端部14を挿入して係合させることで、リヤパーセル1の
リヤウエストパネル13に対する取付けがなされる。
<考案が解決しようとする課題> しかしながらこのような従来の技術にあっては、後縁
部3と開口4との間にクリップ11を取付ける構造となっ
ていたため、この部分の距離Dをクリップ11用の取付代
として大きく設定する必要がある。従って、開口4の位
置がリヤウインドパネル5から遠くなり、リヤウインド
ウパネル5の防曇性能の面で不利となる。
また、クリップ11をリベット12によりリヤパーセル1
へ取付けるようになっているが、そのリベット12の頭部
12aを表皮2で覆い隠す必要があるために、クリップ11
をいったんリヤパーセル1へ取付けた後に、表皮2を施
す方法をとっていた。従って、リヤパーセル1の製造工
程が複雑になり、作業性の面で不利となる。そこで、リ
ベット12を用いずに、クリップ11取付け用の専用クリッ
プ座(或いは専用ブラケット)をリヤパーセル1の裏面
に設け、そこにクリップ11を取付けることも考えられる
が、そうするとその専用部品を設けた分だけコスト高に
なってしまうという別の課題を招く。
この考案はこのような従来の技術に着目してなされた
ものであり、開口と後縁部との距離が小さく且つ作業性
及びコストの面で優れたリヤパーセルの取付構造を提供
せんとするものである。
<課題を解決するための手段> この考案に係るリヤパーセルの取付構造は、上記の目
的を達成するために、リヤパーセルの後縁部近辺に形成
したエアー通風用の開口に、通風口を有するグリルが嵌
合され、該グリルに通風口を部分的に跨がる底面部が最
下部に形成され、該グリルの底面部の下面に係合部を有
するクリップが後向き状態で取付けられ、該クリップの
係合部をリヤウインドパネル支持用のリヤウエストパネ
ルの車室内側端部に対して後方に向けて係合させたもの
である。
<作用> クリップは開口に嵌合したグリルの底面部に取付けら
れるので、開口と後縁部との間にクリップ取付用の取付
代を確保する必要がない。従って、開口と後縁部との距
離を小さく設定することができる。また、クリップの取
付けに、頭部がリヤパーセルの表面に現れるようなリベ
ットを用いないので、表皮をクリップ取付け後に施す必
要性がなく、最初から表皮を一体成形したリヤパーセル
を採用でき、リヤパーセルの製造作業性の面で有利とな
る。
<実施例> 以下、この考案の好適な一実施例を第1図〜第3図に
基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
このリヤパーセル15には、長めの開口(従来の開口の
2つ分に相当)16が左右にそれぞれ設けられている。こ
のリヤパーセル15の表皮17は、リヤパーセル15の製造時
に予め一体成形されているものである。そして、この開
口16内に一定の上下サイズを備えたグリル18が嵌合され
ている。開口16の周辺部は、一段低く設定された取付座
19となっているために、グリル18の上面とリヤパーセル
15の上面(表皮17)とは略面一状態となっている。
そして、このグリル18には長手方向に沿って連続した
「通風口」としての吹出口21が形成されており、その両
端と中央にそれぞれ部分的に跨がる底面部20が最下部に
形成されている。底面部20がグリル18の最下部に形成し
てあるため、グリル18の上部だけを斜めから見た限りで
は、底面部20が見えず、見映えの点で優れる。そして、
この各底面部20にクリップ22がネジ23により後向き状態
で固定されており、このクリップ22の切起部22bは先端
がグリル18後端の凹部25内に係合した状態となってい
る。このように、クリップ22をグリル18の底面部20に取
付けたことにより、従来のように開口16と後縁部24との
間にクリップ22用の取付代を確保する必要がないため、
この部分の距離dは大変に小さく設定されている。そし
て、前記クリップ22の後端22aと切起部22bとで後方に向
けた「係合部」が形成され、該後端22aと切起部22bとの
間に、リヤウインドパネル13の車室内側端部14を挿入し
て係合させることにより、リヤパーセル15のリヤウイン
ドパネル13に対する取付けが完了する。
このようにして取付けられたグリル18では底面部20以
外の吹出口21からリヤウインドパネル5に対してエアー
が吹きつけられ、リヤウインドパネル5の曇り防止が図
られる。特に、この実施例の場合は、開口16から後縁部
24までの距離dが小さいので、前記防曇性能が大変優れ
る。また、クリップ22を取付けるために専用のクリップ
座やブラケット等を一切必要としないのでコストの面で
も有利である。
<考案の効果> この考案に係るリヤパーセルの取付構造は、以上説明
したような内容のものであって、リヤパーセルにおける
開口と後縁部との距離を小さく設定することができるの
で、リヤウインドパネルの防曇性能が向上する。
また、クリップを取付けるに際して、頭部がリヤパー
セルの表面に現れるようなリベットを用いないので、表
皮をクリップ取付け後に施す必要性がなく、最初から表
皮を一体成形したリヤパーセルを採用でき、リヤパーセ
ルの製造作業性の面で有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す第2図中矢示I−I
線に沿う断面図、 第2図はこの考案の一実施例を示すリヤパーセルの部分
斜視図、 第3図は第1図中矢示III方向から見たリヤパーセルの
底面図、 第4図は従来のリヤパーセルを示す斜視図、 第5図は第4図中矢示V−V線に沿う断面図、 そして 第6図は第4図中矢示VI−VI線に沿う断面図である。 5……リヤウインドパネル 13……リヤウエストパネル 14……車室内側端部 15……リヤパーセル 18……グリル 20……底面部 21……吹出口(通風口) 22……クリップ 22a……後端(係合部) 22b……切起部(係合部) 24……後縁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤパーセルの後縁部近辺に形成したエア
    ー通風用の開口に、通風口を有するグリルが嵌合され、
    該グリルに通風口を部分的に跨がる底面部が最下部に形
    成され、該グリルの底面部の下面に係合部を有するクリ
    ップが後向き状態で取付けられ、該クリップの係合部を
    リヤウインドパネル支持用のリヤウエストパネルの車室
    内側端部に対して後方に向けて係合させたことを特徴と
    するリヤパーセルの取付構造。
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