JP2007223439A - カウルの組付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カウルの組付け方法は、ワイパピボット機構92を通すワイパ開口部69を開けた蓋部材71と、組付け開口72を備えたカウル17と、を準備する第1工程と、カウルの組付け開口をワイパピボット機構に挿入しつつ、ガラス当接部46とガラス当接部より出た爪68とで形成された溝を、フロントガラスの下端に差し込む第2工程と、カウルの前端117を車体側にクリップ64で取付ける第3工程と、組付け開口に蓋部材を嵌める第4工程と、を備える。第2工程は取付け座115をフロントガラス近傍の車体にクリップ126で固定する工程を備える。組付け開口により、組付け作業は容易になる。
【選択図】図6
Description
図14は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来のカウル構造体は、カウルトップ201の上前端部202にルーバー203の前端204を取付けるとともに、ルーバー203の後端205にフロントガラス206がプロテクタ207を介して取付けられている。
次に、ルーバー203を組付ける手順を簡単に説明する。
予め上流の工程で、車体にフロントガラス206や、例えばワイパピボット208が取付けられた後、ルーバー203の組付けを開始する。まず、ルーバー203の開口(図に示していない。)にワイパピボット208を挿入し、続けて、ルーバー203をプロテクタ207とともにフロントガラス206の下端に取付ける。
また、車体(例えば、カウルトップ201)に対して、ルーバー203の位置を定め難いという問題がある。
図1は、本発明のカウルの組付け方法で組付けられるカウル構造の分解図である。
カウル構造11は、車両12に採用したもので、車両12の乗員室13の前壁をなすダッシュパネル14の上部に接続されるとともに、フロントガラス15の下端16に連なるカウルであるところのカウル本体17を備える。具体的には後述する。21はダッシュパネル14の上部に接続されるダッシュアッパ、22はダッシュパネル14の上部に接続されるウインドシールドロア、23はフード、24はウインドシールドロア22やダッシュアッパ21を備える車体である。
左端支持部31には、左孔41を開けた。
右端支持部33には、右孔42を開けた。
ガイド切込み37に嵌合するように成形され、ガイドピンの隣に孔56が真円に開けられ、孔56と中央ブラケット27の中央孔38にクリップ57を嵌めることで取付けられる。
右下取付け部53は、長孔63が開けられ、長孔63と右端支持部33の右孔42にクリップ64を嵌めることで取付けられる。
ガラス当接部46は、フロントガラス15の外面74に密着するシート面75を有し、
フロントガラス15の平均傾斜角度θgに平行に、ガラス当接部46の角度をθに設定した。76はフロントガラス15の内面である。
なお、ここでの「平行」とは、所望の許容範囲を有する。
中央くわえ爪66とガラス当接部46とで溝81が形成されている。
左下・右下取付け部52,53はともに、さらに、中央取付け部51と同様に、ガラス当接部46のシート面75に平行(角度α)な当接面95を備える。
ワイパ開口部69は、ワイパピボット機構92を通してピボット軸93を外に出すための開口である。
蓋部材71は、蓋本体111のフロントガラス15側に配置する一端に形成された後掛止部112と、蓋本体111の他端に形成された前掛止部113,113と、を備える。
ガラス当接部46はまた、中央くわえ爪66、左くわえ爪67、右くわえ爪68間に爪の本体78(図2、図3参照)に連ねてリブ部83が形成されている。
カウル本体17は、さらに、組付け開口72の縁で且つフロントガラス15側に形成された取付け座であるところのラグ115を備える。
ラグ115は、フロントガラス15近傍の車体24、例えば、ウインドシールドロア22(図10参照)に取付けられるもので、ガラス当接部46のシート面75の角度θに平行に、角度αgで形成されている。116は孔である。
カウルの組付け方法の概要工程を説明する。
まず、図1の車体24及びフロントガラス15に図6のカウル(カウル本体)17の前端117及び後端118をそれぞれ組付ける。その次に、組付け開口72からラグ115を固定する。最後に、組付け開口72を蓋部材71で閉じることで、カウル(カウル本体)17の組付けは完了する。
後掛止部112は、蓋本体111に組付け開口72の縁に当接する後ストッパ部122が形成され、後ストッパ部122に連ねて抜け止め部123が形成されたものである。
前掛止部113は、組付け開口72に嵌める際に、組付け開口72の縁を滑るテーパ部124が形成され、テーパ部124の角に爪125が組付け開口72の縁に掛かる(図4参照)ように形成されたものである。
カウルの組付け方法を実施する前に上流の工程で、図9のウインドシールドロア22にフロントガラス15の下端16を接着剤127及びシール材128で取付け、車体24にワイパピボット機構92を取付ける。
第1工程は、図6に示すカウル本体(カウル)17と、蓋部材71と、クリップ126と、を準備する。
第2工程は、フロントガラス15の下端16にカウル本体17を取付ける。
(a):まず、カウル本体17の組付け開口72をワイパピボット機構92へ向けて矢印a1のように運び、ワイパピボット機構92に組付け開口72を入れる。
同様に、ダッシュアッパ21のカウル接続部26にシール材35を取付けた部位ではシール材35に前シール端部54を載せる。
その次に、ウインドシールドロア22にカウル本体17の後端118を固定する。具体的には、ウインドシールドロア22にカウル本体17の後端118に含まれるガラス当接部46に連ね且つ、組付け開口72のフロントガラス15側の縁に形成したラグ115をクリップ126(図6も参照)で取付ける。
第3工程は、車体24(例えばダッシュアッパ21)にカウル本体17の前端117を固定する。具体的には、ダッシュアッパ21の中央ブラケット27に開けた中央孔38に前端117に含まれるダッシュ接続部47の中央取付け部51の孔56を一致させ、孔56と中央孔38にクリップ57を嵌ることで、カウル本体17の前端117の中央を固定する。
図13は、第4工程の続きを説明する図であり、図1の5−5線断面に相当する部位を示している。図1、図4及び図6を併用して説明する。
図12のダッシュアッパ21の右端支持部33に開けた右孔42とカウル本体17の右下取付け部53の長孔63を一致させ、長孔63と右孔42にクリップ64を嵌ることで、カウル本体17の右端を固定する。
すなわち、長孔61と左端支持部31の左孔41にクリップ62を嵌める。
Claims (2)
- フロントガラスの下端に配置されるカウルと、前記カウルに形成された組付け開口を閉じ、且つワイパピボット機構を通すワイパ開口部を有する蓋部材と、を準備する第1工程と、
前記カウルの組付け開口を、予め車体に固定されたワイパピボット機構に挿入しつつ、カウルが後端に備えるガラス当接部とガラス当接部より出たくわえ爪とで形成された溝を、予め固定したフロントガラスの下端に差し込む第2工程と、
前記カウルの前端を車体側にクリップで取付ける第3工程と、
前記組付け開口に蓋部材を嵌める第4工程と、を備えたことを特徴とするカウルの組付け方法。 - 前記第2工程では、フロントガラスの下端を差し込んだ後に、組付け開口の奥で且つガラス当接部の近傍に形成した取付け座をフロントガラス近傍の車体に固定する工程を備えたことを特徴とする請求項1記載のカウルの組付け方法。
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JP2011084097A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Honda Motor Co Ltd | 車両用カウルトップ構造 |
JP2011098621A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Suzuki Motor Corp | 車両のカウル部構造 |
DE112009000241B4 (de) * | 2008-02-08 | 2016-08-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugaufbau-Frontabschnittsstruktur |
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