JP2553643B2 - キャリア同期装置 - Google Patents

キャリア同期装置

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JP2553643B2
JP2553643B2 JP63168265A JP16826588A JP2553643B2 JP 2553643 B2 JP2553643 B2 JP 2553643B2 JP 63168265 A JP63168265 A JP 63168265A JP 16826588 A JP16826588 A JP 16826588A JP 2553643 B2 JP2553643 B2 JP 2553643B2
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signal
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voltage controlled
phase
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和久 椿
光一 本間
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディジタル変調方式を用いた無線通信シス
テム等に利用するキャリア同期装置に関する。
従来の技術 第5図は、従来のキャリア同期装置を示す。
第5図において、受信信号S(t) S(t)=cos(ωct+φ(t)) (ωc:搬送波の角周波数) が端子20に入力すると、クロック再生回路26は、伝送デ
ータのタイミングに同期したCLK(t) を再生する。
他方、電圧制御発振器(VCO)29の出力信号C(t)
を C(t)=cos(ωct−θ) (θ:搬送波との位相差) とすると、第1の乗算器21の出力信号は、 となり、また、第2の乗算器23の出力信号は、 となる。
これらの出力信号の第1項をそれぞれ第1、第2のロ
ウパスフィルタ22、24により取り出すと、前者は、同相
成分のI信号として取り扱われ、後者は、直交成分のQ
信号として取り扱われる。
このI信号とQ信号を第3の乗算器25により乗算する
と、 となり、ここで、変調方式をMSK、伝送データをan(=
±1)とすると、上式は、 となる。
次いで、この信号とクロック再生回路26からのクロッ
クCLK(t)を第4の乗算器27により乗算すると、その
出力は、 となり(復号同順、データに対応)、この信号の低域成
分を第3のロウパスフィルタ28により取り出すと、デー
タに依存しない信号g(θ) となり、この信号g(θ)により電圧制御発振器29を制
御することにより搬送波との位相差θを「0」に近づけ
る。
したがって、上記従来例では、第3の乗算器25により
第1、第2のロウパスフィルタ22、24の出力信号を乗算
し、また、この乗算された信号と、クロック再生回路26
からの伝送データに同期したクロックCLK(t)を第4
の乗算器27により乗算することにより、受信信号の搬送
波に同期した信号を得ることができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のキャリア同期装置では、電
圧制御発振器29の制御信号となる位相差検出信号g
(θ)がπを1周期とする信号であるので、第6図に示
すように、0≦θ≦π/4における位相差θと、π/4≦θ
≦π/2における位相差θを識別することができず、同様
に、−π/2≦θ≦−π/4における位相差θと、−π/4≦
θ≦0における位相差θを識別することができないとい
う問題点がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、受信信号と電圧
制御発振器の出力信号の位相差θは、−π/2≦θ≦π/2
の範囲で正確に1つの値に特定して検出され、それぞれ
の信号を確実に同期させることができるキャリア同期装
置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、第1、第2のロ
ウパスフィルタの出力信号と前記クロック再生回路から
のクロックにより、受信信号と電圧制御発振器の出力信
号の位相差に応じた信号を検出し、この信号により電圧
制御発振器を制御するようにしたものである。
作 用 本発明は上記構成により、従来例のように、第1、第
2のロウパスフィルタの出力信号を乗算等しないので、
受信信号と電圧制御発振器の出力信号の位相差θは、−
π/2≦θ≦π/2の範囲で正確に1つの値に特定して検出
され、それぞれの信号を確実に同期させることができ
る。
実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図は、本発明に係るキャリア同期装置の一実施例を示
すブロック図、第2図は、第1図の変調信号のベースバ
ンド帯域における複素数表現の説明図、第3図は、第1
図における時刻とI信号とQ信号と距離rの関係を示す
説明図、第4図は、第1図のキャリア同期装置の位相差
検出特性を示す説明図である。
第1図において、11は、受信信号S(t)と、位相が
可変な信号を発振する電圧制御発振器(VCO)17の出力
信号C(t)とを乗算する乗算器、13は、受信信号S
(t)と、π/2移相器18によりπ/2だけ位相が遅延され
た電圧制御発振器17の出力信号とを乗算する乗算器、1
2、14はそれぞれ、乗算器11、13の出力信号の低域成分
を取り出すロウパスフィルタ(LPF)である。
15は、受信信号S(t)により伝送データのタイミン
グに同期したクロックCLK(t)を再生するクロック再
生回路、16は、後述するようにロウパスフィルタ12、14
からの信号とクロック再生回路15からのクロックによ
り、受信信号S(t)と電圧制御発振器17の発振信号と
の位相差を検出し、この位相差に応じて電圧制御発振器
17の出力信号の位相を制御する位相差検出回路である。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第1図において、受信信号S(t) S(t)=cos(ωct+φ(t)) (ωc:搬送波の角周波数) が入力すると、クロック再生回路15は、伝送データのタ
イミングに同期したCLK(t) を再生する。
他方、電圧制御発振器(VCO)17の出力信号C(t)
を C(t)=cos(ωct−θ) (θ:搬送波との位相差) とすると、乗算器11の出力信号は、 となり、また、乗算器13の出力信号は、 となる。
これらの出力信号の第1項をそれぞれロウパスフィル
タ12、14により取り出すと、前者は、同相成分のI信号
として取り扱われ、後者は、直交成分のQ信号として取
り扱われる。
尚、このI信号とQ信号をそれぞれ2倍にし、実数、
虚数とすると、第2図のように表すことができる。
次に、位相差検出回路16の動作を説明する。
ここで、受信信号の変調方式をMSK方式とすると、 となり、搬送波との同期が確立しているときには、 t=2kT(k:整数)では、 I=±1,Q=0 となり、t=(2k+1)Tでは、 I=0,Q=±1 となる。
他方、搬送波との同期が確立していないときには、 I=cos(φ(t)+θ) Q=sin(φ(t)+θ) であるので、t=2kTでは、第2図に示す位置A、Bに
信号が存在し、t=(2k+1)Tでは、第2図に示す位
置C、Dに信号が存在することになる。
そこで、位相差検出回路16は、第3図に示すように、
t=2kTの場合とt=(2k+1)Tの場合におけるI信
号とQ信号の符号により、信号が位置する座標の象限を
判定し、また、この象限の位置とクロック再生回路15か
らのクロックCLK(t)により距離rを求める。
この距離rの絶対値は、第2図に示すように、 であるので、第4図に示すように、位相差検出特性を示
す信号f(θ)が4πを1周期とする信号となり、受信
信号と電圧制御発振器の出力信号の位相差θは、−π/2
≦θ≦π/2の範囲で正確に1つの値に特定して検出さ
れ、それぞれの信号を確実に同期させることができる。
尚、上記実施例では、受信信号の搬送波と電圧制御発
振器17の出力信号の位相差θがπの整数倍に同期する
が、受信データを復号する場合には問題とならない。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、第1、第2のロウパ
スフィルタの出力信号と前記クロック再生回路からのク
ロックにより、受信信号と電圧制御発振器の出力信号の
位相差に応じた信号を検出し、この信号により電圧制御
発振器を制御するようにしたので、受信信号と電圧制御
発振器の出力信号の位相差θは、−π/2≦θ≦π/2の範
囲で正確に1つの値に特定して検出され、それぞれの信
号を確実に同期させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るキャリア同期装置の一実施例を
示すブロック図、第2図は、第1図の変調信号のベース
バンド帯域における複素数表現の説明図、第3図は、第
1図における時刻とI信号とQ信号と距離rの関係を示
す説明図、第4図は、第1図のキャリア同期装置の位相
差検出特性を示す説明図、第5図は、従来のキャリア同
期装置を示すブロック図、第6図は、第5図のキャリア
同期装置の位相差検出特性を示す説明図である。 11、13……乗算器、12、14……ロウパスフィルタ(LP
F)、15……クロック再生回路、16……位相差検出回
路、17……電圧制御発振器(VCO)、18……π/2移相
器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号により伝送データのタイミングに
    同期したクロックを再生するクロック再生回路と、位相
    が可変の信号を発生する電圧制御発振器と、前記電圧制
    御発振器の出力信号の位相をπ/2移相する移相器と、受
    信信号と前記電圧制御発振器の出力信号を乗算する第1
    の乗算器と、受信信号と前記移相器の出力信号を乗算す
    る第2の乗算器と、前記第1、第2の乗算器の出力信号
    の低域成分をそれぞれ取り出す第1、第2のロウパスフ
    ィルタと、前記第1、第2のロウパスフィルタの出力信
    号と前記クロック再生回路からのクロックにより、受信
    信号と前記電圧制御発振器の出力信号の位相差θに応じ
    た信号を検出し、この信号により前記電圧制御発振器を
    制御する位相差検出回路とを備え、前記位相差検出回路
    は、受信信号と前記電圧制御発振器の出力信号の位相差
    θを−π/2≦θ≦π/2の範囲で1つの値を特定して検出
    し、それぞれの信号を同期させるために前記電圧制御発
    振器を制御することを特徴とするキャリア同期装置。
JP63168265A 1988-07-06 1988-07-06 キャリア同期装置 Expired - Lifetime JP2553643B2 (ja)

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JPS61196618A (ja) * 1985-02-27 1986-08-30 Hitachi Ltd 位相同期ル−プ回路
JPS6281813A (ja) * 1985-10-04 1987-04-15 Toshiba Corp 移相回路
JPS62222744A (ja) * 1986-03-25 1987-09-30 Kokusai Electric Co Ltd Msk系信号の同期検波回路
JPH01165227A (ja) * 1987-12-21 1989-06-29 Mitsubishi Electric Corp 周波数追尾発振器

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