JP2553576B2 - 誤り訂正装置 - Google Patents

誤り訂正装置

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JP2553576B2 JP62186188A JP18618887A JP2553576B2 JP 2553576 B2 JP2553576 B2 JP 2553576B2 JP 62186188 A JP62186188 A JP 62186188A JP 18618887 A JP18618887 A JP 18618887A JP 2553576 B2 JP2553576 B2 JP 2553576B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はPCM(パルス・コード・モジュレーション)
音声の再生などの際に適用できるディジタル符号伝送に
おける誤り訂正装置に関するものである。
従来の技術 PCM音声等のディジタル信号を伝送する際、伝送途中
でのビット誤りを訂正するために伝送側で誤り訂正用検
査符号を付加して送信し、受信側で誤り訂正装置を用い
てビット誤りを訂正する方法が用いられる。例えば、訂
正符号にはBCH符号があり、その誤り訂正装置として第
4図のようもなのがよく知られている。
以下、図面を参照しながら、上述した従来の誤り訂正
装置の一例について説明する。
第4図に従来の誤り訂正装置のブロック図を示す。第
4図において、81,82は除算器で、符号生成用の生成多
項式を成すそれぞれ2つの既約多項式に基づいて入力信
号を除算し、それぞれの剰余を出力するものである。8
4,85は符号変換器で、除算器81,82で得られた剰余符号
を入力し、入力信号の誤りのある位置を示す符号を出力
するもので通常ROM(リード・オンリー・メモリ)で実
現される。86,87は一致検出器、88はカウンタ、89はOR
回路で、カウンタ88によって出力する信号の位置を計数
し、一致検出器86,87で誤り位置情報と出力する信号の
位置とを比較して、出力する信号の位置が誤りである場
合にそれぞれ誤り訂正信号を出力し、OR回路89によって
前述の2つの誤り訂正信号の論理和がとられる。90は遅
延器で、入力信号を遅延させて、誤り訂正信号とのタイ
ミングを合せるものである。91はビット反転器で、遅延
器90によって遅延された入力信号を、OR回路89で得られ
た誤り訂正信号でビット反転することで誤りを訂正し、
出力するものである。
以上のように構成された誤り訂正装置について、BCH
(15,7)符号を用いて説明する。BCH(15,7)符号は、
7ビットの情報に8ビットの誤り訂正符号を付加して15
ビットで伝送し、誤り訂正装置によって伝送中に発生し
た符号中の2個以下の誤りを訂正できる符号である(参
考文献、羽物俊秀「BCH符号による誤り訂正」,放送技
術,昭和58.11、p.1111)。
例えば、BCH(15,7)符号の生成多項式は、G=x8+x
7+x6+x4+1、2つの既約多項式は、G1=x4+x+
1、およびG2=x4+x3+x2+x+1であり、生成多項式
Gは2つの既約多項式G1,G2を乗算して得られるもので
ある。
第4図において、除算器81,82を、既約多項式G1,G2
基づいた除算器とすると、それぞれ、第5図および第6
図に示すような構成になる。第5図および第6図におい
て、41a〜41d、51a〜51dはフリップ・フロップで、信号
を1クロック遅延させるものである。42a〜42b、52a〜5
2dは加算回路で、2を法とした加算を行うもので、EX−
OR回路で実現できる。43a〜43d,53a〜53dはそれぞれの
除算器の出力端子で、44,54はそれぞれの除算器の入力
端子である。
第4図において、符号変換器84,85はROMで構成でき、
除算器81,82が出力する剰余符号を連結したものをそれ
ぞれのROMのアドレスとし、すべての2個以下の誤りに
ついて、そのときの除算器81,82が出力する剰余符号を
アドレスとして与えたときに、その誤りの位置が出力さ
れるようにROMのデータを設定しておく。
いま、伝送された信号が入力端子93から入力される
と、入力信号は遅延器90によって1符号分(本例では15
ビット分)遅延され、また、同時に入力信号は除算器8
1,82によって除算される。入力信号が1符号分入力され
ると、除算器81,82によって剰余符号が求められ、符号
変換器84,85によって入力された信号中の誤りの位置を
示す符号を得る。次に、除算器81,82を停止させ、カウ
ンタ88を起動してカウンタ88で出力信号の位置をカウン
トしながら、遅延器90から信号を出力する。このとき、
一致検出器86,87によって、符号変換器84,85の出力とカ
ウンタ88の出力とを比較し、符号変換器84,85で示され
る誤りの位置とカウンタ88で示される出力符号の位置が
一致したときに誤り訂正信号を出力し、OR回路89で論理
和された誤り訂正信号によって、ビット反転器91で出力
信号を反転することで誤りを訂正し、出力端子94から出
力する。
なお、除算器81,82内のフリップ・フロップの初期状
態をすべて零とし、入力信号は生成多項式Gによって生
成された符号とする。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、符号変換器に用
いられるROMに、2つの剰余符号を連結したビット数の
アドレスを持ち、各アドレスに誤りの位置を表現し得る
だけのビット数の出力をもつROMが必要となり、ROMの容
量が非常に大きく、誤り訂正装置の回路規模が大きなも
のになるという問題を有していた。更には、誤り訂正に
用いる符号長が大きくなると、ROMの容量が符号長に対
して指数関数的に増加して、誤り訂正装置の回路規模が
莫大なものとなる。
例えば、15ビットの符号長を持つ前述のBCH(15,7)
符号の場合、2つの除算器の出力するそれぞれの剰余符
号が4ビットでROMのアドレスは8ビットとなり、1ア
ドレスで出力するデータのビット数は符号長15ビット中
のビット位置を示すために4ビットで、そのROMが符号
変換器84,85に1個づつ計2個あるため、ROMの容量は合
計2048(=2×4×28)ビット必要であり、63ビットの
符号長を持つBCH(63,51)符号では、ROMの容量が49,15
2ビット必要である。
そこで、本発明は符号変換器に用いるROMの容量を小
さくし、回路規模の小さな誤り訂正装置を提供するもの
である。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の誤り訂正装置
は、2個以下の誤りを訂正する誤り訂正符号発生用の生
成多項式を成す2つの既約多項式のうち原始多項式であ
る第1の既約多項式で除算を行なう第1の除算器と、他
の一方の既約多項式である第2の既約多項式で除算を行
なう第2の除算器と、第1の除算器で得られた第1の剰
余符号を変換して検査符号を出力する符号変換器と、第
2の除算器で得られた第2の剰余符号と検査符号を比較
して誤り訂正信号を出力する一致検出器とを備えたもの
である。
作用 本発明は上記した構成によって、符号変換器にROMを
用いた場合に、ROMのアドレスとして入力する剰余符号
を2つの除算器のうち一方の除算器の出力する剰余符号
のみとし、一致検出器で他方の除算器の出力する剰余符
号と符号変換器の出力とを比較して誤り訂正信号を発生
することによって、符号変換器に用いるROMの容量を小
さくでき、誤り訂正装置の回路規模を小さくすることが
できる。
実施例 以下本発明の一実施例の誤り訂正装置について、図面
を参照しながら説明する。
第1図は本発明の誤り訂正装置の一実施例の構成を示
すブロック図である。第1図において、1は除算器で、
誤り訂正符号発生用の生成多項式を成す2つの既約多項
式のうち原始多項式である第1の既約多項式に基づいた
除算を行ない、剰余符号を出力するものである。2は除
算器で、前記の2つの既約多項式のうち第1の既約多項
式でない法の既約多項式である第2の既約多項式に基づ
いた除算を行ない、剰余符号を出力するものである。こ
こで、除算器1,2は、誤り訂正符号によって特定のビッ
トを反転できるものである。4は符号変換器で、除算器
1で得られた剰余符号を入力して検査符号を出力するも
のである。5は一致検出器で、除算器2で得られた剰余
符号と検査符号との一致を検査して、誤り訂正信号を出
力するものである。7は遅延器で、入力信号を所定のク
ロックパルス数だけ遅延させ、誤り訂正信号とのタイミ
ングをとるものである。8はビット反転器で、遅延器7
によって遅延された入力信号を誤り訂正信号によって反
転するもので、EX−OR回路で実現できる。
以上のように構成された誤り訂正装置について、前述
されたBCH(15,7)符号を用いて説明する。
ここで、生成多項式Gおよび既約多項式G1,G2は前述
のものと同じで、原始多項式である既約多項式は既約多
項式G1であり、除算器1は既約多項式G1に基づいた除算
を行なうもので、例えば第2図に示すようなものであ
る。また、除算器2は既約多項式G2に基づいた除算を行
なうもので、例えば第3図に示すようなものである。第
2図,第3図において、141a〜141d,151a〜151dはフリ
ップ・フロップ、142a〜142b,152a〜152dは加算回路、1
43a〜143d,153a〜153dは除算器の出力端子、144,154は
除算器の入力端子で、それぞれ第5図,第6図における
フリップ・フロップ41a〜41d,51a〜51d、加算器42a〜42
b,52a〜52d、出力端子43a〜43d,53a〜53d、入力端子44,
54と同様のものである。また、第2図,第3図におい
て、145a〜145b,155a〜155dはビット反転を行なうため
の加算回路で、2を法とした加算を行なうものである。
146,156は誤り訂正信号入力端子で、誤り訂正信号入力
端子146,156は誤り訂正信号入力端子で、誤り訂正信号
入力端子146,156に入力された誤り訂正信号によって加
算回路145a〜145b,155a〜155dでビット反転を行なうも
のである。
いま、誤り訂正符号の先に伝送される信号から順に番
号を付け、第1ビット〜第15ビットとする。また、伝送
途中で第iビット〜第jビットに誤りが発生した誤り訂
正符号が除算器1,2に入力されたとき、除算器1,2から出
力される4ビットの剰余符号をそれぞれR1(i,j),R
2(i,j)とし(ただし、i>j)、第iビットだけに誤
りが発生した場合に、除算器1,2から出力される剰余符
号をそれぞれR1(i,i),R2(i,i)とする。
符号変換器4はROMを用いて構成し、1≦i≦15なる
iについて、R1(1,i)をROMのアドレスとし、そのアド
レスにおいてR2(1,i)が出力されるようにあらかじめR
OMを設定しておく。ここで、除算器1では原始多項式で
ある既約多項式に基づいて除算を行なうため巡回符号の
性質から、1≦i≦15、1≦j≦15,1≠jなるiおよび
jについて、R1(1,i)≠R1(1,i)となることは容易に
示される。第一表にROMに設定するデータを示す。
第1表のアドレスおよびデータの剰余符号R1(1,i),
R2(1,i)は左側が最小位ビットを示し、剰余符号R
1(1,i)の左側のビットから順に第2図の出力端子143a
〜143dの出力に、剰余符号R2(1,i)の左側のビットか
ら順に第3図の出力端子153a〜153dの出力に対応する。
なお、除算器1の出力する剰余符号が零(0000)である
場合、すなわち、誤りが無い場合の処理は後述する。
ここで、2≦i≦15,i≦j≦15,1≦k≦15なるi,jお
よびkにおいて、除算器1からR1(i,j)なる剰余符号
が出力された場合、R1(i,j)=R1(1,k)なる剰余符号
R1(1,k)が存在し、符号変換器4は剰余符号R1(1,k)
の入力で検査符号としてR2(1,k)を出力する。誤り訂
正符号の定義より、R1(i,j)=R1(1,k)とR2(i,j)
=R2(1,k)は同時に成り立たないため、剰余符号R
1(i,j)を符号変換器4で変換して得られた検査符号R2
(1,k)と除算器2で得られた剰余符号R2(i,j)とは一
致検出器5において一致せず、一致検出器5からは誤り
訂正信号は出力されない。
なお、除算器1,2において、ビット反転することによ
ってそれぞれの剰余符号R1(1,1),R2(1,1)が零符号
になるような位置に加算回路を挿入し、誤り訂正符号に
よって剰余符号R1(1,1),R2(1,1)の成分を消去でき
るようにする。例えば本実施例では、第2図,第3図に
示すように加算回路145a〜145b,155a〜155dを挿入し、
誤り訂正信号入力端子146,156から入力した誤り訂正信
号を加算回路145a〜145b,155a〜155dに与える。
以下に、第2ビットおよび第6ビットに誤りが生じた
信号が入力された場合を仮定して本発明の誤り訂正装置
の動作を説明する。
まず、除算器1,2内のシフトレジスタをすべて零にす
る。
次に、除算器1,2と遅延器7とを動作させながら順次
入力端子10から信号を入力する。信号が1符号分入力さ
れると以降、除算器1,2には0が入力されるものとす
る。入力された信号は、遅延器7によって1符号分遅延
して出力され、以降順次出力される。
信号が1符号分入力された時点において、除算器1,2
からそれぞれR1(2,6),R2(2,6)からなる剰余符号が
出力され、符号変換器4によってR1(2,6)を変換した
検査符号が一致検出器5に与えられる。この場合、符号
変換器4によってR1(2,6)を変換した検査符号とR
2(2,6)は一致しないため誤り訂正信号は出力されず、
遅延器7から出力された第1ビットの信号はビット反転
器8を経てそのまま出力端子11から出力される。
続いて、遅延器7および除算器1,2を1クロック動作
させると、遅延器7から第2ビットの信号が出力され、
除算器1,2からはそれぞれR1(1,5),R2(1,5)なる剰余
符号が出力されることになる。このときの除算器の動作
は、第2図,第3図に示す除算器の回路図から容易に確
かめられる。例えば、除算器1において前述の動作の場
合、剰余符号R1(2,6)は1110すなわち第2図における
フリップ・フロップ141a〜141dの状態はそれぞれ1,1,1,
0で、一致検出器5からは誤り訂正信号が出力されてい
ないため第2図における誤り訂正入力端子146には0が
入力されており、その状態から除算器を1クロック動作
させると第2図におけるフリップ・フロップ141a〜141d
の状態はそれぞれ0,1,1,1となり、剰余符号は0111すな
わちR1(1,5)となることがわかる。除算器2の動作に
ついても第3図を用いて同様に確かめられる。また、以
下の説明において除算器の詳細な動作は省略する。この
場合、符号変換器4によってR1(1,5)を変換した検査
符号とR2(1,5)は一致し、誤り訂正信号が出力され、
誤り訂正信号によって遅延器7から出力された第2ビッ
トの信号はビット反転器8で反転され、誤りが訂正され
て出力端子11から出力される。
続いて、遅延器7および除算器1,2を1クロック動作
させると、遅延器7から第3ビットの信号が出力され、
除算器1,2からはそれぞれR1(4,4),R2(4,4)なる剰余
符号が出力されることになる。この除算器1,2の動作で
は、先の誤り訂正信号が除算器1,2の誤り訂正信号入力
端子に入力されるため、第2図,第3図における除算器
の誤り訂正信号入力端子146,156には1が入力されてい
る。この場合、符号変換器4によってR1(4,4)を変換
した検査符号とR2(4,4)は一致しないため誤り訂正信
号は出力されず、遅延器7から出力された第3ビットの
信号はビット反転器8を経てそのまま出力端子11から出
力される。同様の動作で、第4,第5ビットの信号は出力
端子11からそのまま出力される。
続いて、遅延器7および除算器1,2の1クロック動作
させると、遅延器7から第6ビットの信号が出力され、
除算器1,2からはそれぞれR1(1,1),R2(1,1)なる剰余
符号が出力されることになる。この場合、符号変換器4
によってR1(1,1)を変換した検査符号とR2(1,1)は一
致し、誤り訂正信号が出力され、誤り訂正信号によって
遅延器7から出力された第6ビットの信号はビット反転
器8で反転され、誤りが訂正されて出力端子11から出力
される。また、誤り訂正信号は除算器1,2の誤り訂正信
号入力端子に入力され、剰余符号は零になり、以後、誤
りがない状態を示す。
続いて、遅延器7および除算器1,2を1クロック動作
させると、遅延器7から第7ビットの信号が出力され、
除算器1,2からはそれぞれ零符号が出力されることにな
る。この場合、一致検出器から誤り訂正信号が出力され
なくなり、遅延器7から出力された第7ビットの信号は
ビット反転器8を経てそのまま出力端子11から出力され
る。以後同様の動作で、第8ビット〜第15ビットの信号
は出力端子11からそのまま出力され、誤り訂正は完了す
る。
また、前述の第3ビット以後の誤り訂正装置の動作か
ら、符号中の1ビットだけが誤った場合も正しく訂正で
きることがわかる。
なお、本実施例において、誤りのない場合または誤り
が途中ですべて訂正された場合、すなわち除算器1,2の
出力する剰余符号が零である場合に誤り訂正信号を出力
しないようにするため、符号変換器4は除算器1の出力
する剰余符号が零であるとき検査符号と合せて訂正制御
信号を出力し、一致検出器5で誤り訂正信号を出力しな
いようにする。
以上のように誤り訂正装置を本実施例のような構成に
すれば、符号変換器にROMを用いた場合に、ROMのアドレ
スとして入力する剰余符号を1つとし、一致検出器で残
りの剰余符号と符号変換器の出力とを比較して誤り訂正
信号を発生することによって、符号変換器に用いるROM
の容量を小さくでき、誤り訂正信号の回路規模が小さく
することができる。また、除算器1,2において誤り訂正
信号によって反転するビットの位置を変更することによ
って、短縮化したBCH符号に対しても本実施例の誤り訂
正装置を用いることができる。
例えば、15ビットの符号長をもつBCH(15,7)符号の
場合、剰余符号は4ビットでROMのアドレスは4ビット
となり、1アドレスで出力するデータのビット数は4ビ
ットであるため、ROMの容量は合計64(=4×24)ビッ
トあればよく、本発明はROM容量を極めて小さくするも
のであり、更には、63ビットの符号長を持つBCH(63,5
1)符号では、ROMの容量が384ビットあればよく、誤り
訂正符号の符号長が大きいほど本発明の効果は顕著にな
る。
発明の効果 以上のように本発明は、2個以下の誤りを訂正する誤
り訂正符号発生用の生成多項式を成す2つの既約多項式
のうち原始多項式である第1の既約多項式で除算を行な
い且つ誤り訂正信号によって特定のビットを反転可能な
第1の除算器と、他の一方の既約多項式である第2の既
約多項式で除算を行ない且つ誤り訂正信号によって特定
のビットを反転可能な第2の除算器と、第1の除算器で
得られた剰余符号を変換して検査符号を出力する符号変
換器と、第2の除算器で得られた剰余符号と検査符号の
一致を検査して誤り訂正信号を出力する一致検出器とを
備えることにより、符号変換器に用いるROMの容量を極
めて小さくすることができ、回路規模の極めて小さな誤
り訂正装置を提供することができる。
第2表に、誤り訂正符号の符号長に対し、第4図に示
される従来の誤り訂正装置および第1図に示される本発
明の誤り訂正装置の符号変換器に用いられるROMの容量
を示す。第2表からわかるように本発明の誤り訂正装置
はROMの容量を極めて小さくでき、更に、誤り訂正符号
の符号長が大きくなるほど本発明の効果は顕著になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による誤り訂正装置の構成を示すブロッ
ク図、第2図および第3図は第1図の誤り訂正装置に用
いられる除算器の構成を示す回路図、第4図は従来例に
よる誤り訂正装置の構成を示すブロック図、第5図およ
び第6図は第4図の誤り訂正装置に用いられる除算器の
構成を示す回路図である。 1……原始多項式なる既約多項式に基づいた除算器、2
……残りの既約多項式に基づいた除算器、4……符号変
換器、5……一致検出器、7,90……遅延器、8,91……ビ
ット反転器、41a〜41d,51a〜51d,141a〜141d,151a〜151
d……フリップ・フロップ、42a〜42b,52a〜52d,142a〜1
42b,152a〜152d……加算器、81,82……除算器、84,85…
…符号変換器、86,87……一致検出器、88……カウン
タ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個以下の誤り訂正を行なう誤り訂正装置
    であって、2個以下の誤りを訂正する誤り訂正符号発生
    用の生成多項式を成す2つの既約多項式のうち原始多項
    式である第1の既約多項式で入力信号を除算し且つ誤り
    訂正信号によって特定のビットを反転可能な第1の除算
    手段と、前記第1の既約多項式でない方の既約多項式で
    ある第2の既約多項式で前記入力信号を除算し且つ前記
    誤り訂正信号によって特定のビットを反転可能な第2の
    除算手段と、前記第1の除算手段で得られた第1の剰余
    符号を変換して検査符号を出力する符号変換手段と、前
    記第2の除算手段で得られた第2の剰余符号と前記検査
    符号とを比較して前記誤り訂正信号を出力する一致検出
    手段と、前記入力信号を所定のクロックパルス数だけ遅
    延させる遅延手段と、前記遅延手段の出力信号を前記誤
    り訂正信号で反転させるビット反転手段とを備え、前記
    符号変換手段が所定のビットないし前記所定のビットと
    他の1ビットが誤った場合に前記第1の除算手段に得ら
    れる第1の剰余符号を前記第2の除算手段に得られる第
    2の剰余符号に変換し検査符号として出力することを特
    徴とする誤り訂正装置。
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