JP2553528Y2 - 自動車用シートのストッパー構造 - Google Patents

自動車用シートのストッパー構造

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JP2553528Y2
JP2553528Y2 JP1991075771U JP7577191U JP2553528Y2 JP 2553528 Y2 JP2553528 Y2 JP 2553528Y2 JP 1991075771 U JP1991075771 U JP 1991075771U JP 7577191 U JP7577191 U JP 7577191U JP 2553528 Y2 JP2553528 Y2 JP 2553528Y2
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JP
Japan
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stopper
slide nut
screw shaft
seat
rubber member
Prior art date
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JP1991075771U
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JPH0518959U (ja
Inventor
一義 千▲柄▼
弘志 山本
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用シートのスト
ッパー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用シート、例えばパワーシ
ートとしては、図2及び図3に示すように、スライダー
1でシート2を支持し、該シート2側に取付けたねじ軸
3に連結したウォームホイールを、モータで駆動される
ウォームで回転させて、スライドナット6に螺合するね
じ軸3の回転により、上記シート2を前後進させるよう
にしたものがある。
【0003】上記シート2の前後進位置を規制するため
に、ねじ軸3にストッパー8を溶接固定すると共に、ね
じ軸3に一体的にストッパー9を設けている。そして、
この各ストッパー8,9には、衝撃緩和用ラバー部材1
0,10がそれぞれ回転可能に嵌着されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
ライドナット6のストッパー当接面6a,6aが平面で
あることから、各ラバー部材10,10に面接触するの
で、スライドナット6にラバー部材10,10が当て止
められたとき、ねじ軸3の回転力でラバー部材10,1
0が圧縮されながらねじられて、スライドナット6に食
い付くようになる。この結果、摩擦係数が増加して、ね
じ軸3を逆回転させることができなくなるという問題が
あった。また、ラバー部材10,10がねじれ変形して
ストッパー8,9から外れ落ちるという問題もあった。
【0005】そこで、本考案の目的は、自動車用シート
において、ストップ時の摩擦係数を減少して、ねじ軸の
逆回転がスムースになるストッパー構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、シートに取付けたねじ軸に連結したウォ
ームホイールを、モータで駆動されるウォームで回転さ
せて、スライドナットに螺合するねじ軸の回転によりシ
ートの各所を前後または上下動させる自動車用シートに
おいて、上記スライドナットのストッパー当接面に、略
半球状に突出する突出部が形成される一方、上記ねじ軸
に、スライドナット用のストッパーが一体的に設けら
れ、該ストッパーに、上記スライドナットの突出部の外
周肩部に点接触する傾斜部が形成され、該ストッパーに
衝撃緩和用ラバー部材が嵌着されていることを特徴とし
ている。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図2以下の従来技術と同一構成・作用の
箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0008】図1に示すように、スライドナット16の
ストッパー当接面には、スライドナット16の外径より
も小径で略半球状に軸方向へ突出する突出部16a,1
6aをそれぞれ形成している。該突出部16a,16a
の外周肩部には、略45度の角度θで点接触部a,aが
それぞれ設定されている。
【0009】また、ねじ軸3の前部側には半径方向へ突
出させた円板状のストッパー9を一体的に設け、後部側
の小軸部3aにはストッパー8を嵌入して、溶接で固定
している。該ねじ軸3の各ストッパー8,9には、上記
スライドナット16の各突出部16a,16aの外周肩
部の点接触部a,aに点接触する点接触部b,bを有す
る傾斜部8a,9aがそれぞれ形成されている。上記ね
じ軸3の各ストッパー8,9には、衝撃緩和用ラバー部
材10,10がそれぞれ嵌着され、該各ラバー部材1
0,10は、内向きフック部10a,10aがストッパ
ー8,9の外段部8b,9bにオーバーハングで係合し
ている。
【0010】上記構成であれば、シート2の前進または
後進時に、スライドナット16の突出部16aにストッ
パー8,9の傾斜部8a,9aがラバー部材10を介し
て当て止められる。このとき、ラバー部材10は、スラ
イドナット16の突出部16aで圧縮されながらねじら
れようとするが、ラバー部材10の圧縮部分がスライド
ナット16とストッパー8,9の点接触部a,bの付近
のみであり、かつ、この点接触部a,bは、ねじ軸3の
軸心からの半径rが小さいので、ストッパー8,9に対
するラバー部材10の回転も相俟って、ラバー部材10
の圧縮及びねじれ量が少なくなる。この結果、ラバー部
材10がスライドナット16に食い付きにくくなり、摩
擦係数が減少するので、ねじ軸3の逆回転がスムースに
行えるようになる。また、ラバー部材10がねじれ変形
しにくいのでストッパー8,9から外れ落ちなくなる。
なお、上記実施例では、シート2の前後動位置を規制す
るストッパー8,9であったが、シート2を上下動させ
るリフター等のストッパーにも適用できることは言うま
でもない。
【0011】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案のストッパー構造は、スライドナットに略半球状の突
出部を形成し、ねじ軸のストッパーに、スライドナット
の突出部の外周肩部に点接触する傾斜部を形成して衝撃
緩和用ラバー部材を嵌着するようにしたものである。し
たがって、ラバー部材がスライドナットの突出部で圧縮
されながらねじられようとするとき、ラバー部材の圧縮
部分がスライドナットとストッパーの点接触部の付近の
みであり、かつ、この点接触部は、ねじ軸の軸心からの
半径が小さいので、圧縮及びねじれ量が少なくなる。こ
の結果、ラバー部材がスライドナットに食い付きにくく
なり、摩擦係数が減少するので、ねじ軸の逆回転がスム
ースに行えるようになる。また、ラバー部材がねじれ変
形しにくいのでストッパーから外れ落ちることもなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のストッパー構造の断面図
【図2】 従来のストッパー構造の断面図
【図3】 自動車用パワーシートの側面図
【符号の説明】
1…スライダー、2…シート、3…ねじ軸、8,9…ス
トッパー、8a,9a…傾斜部、10…ラバー部材、1
6…スライドナット、16a…突出部、a,b…点接触
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに取付けたねじ軸に連結したウォ
    ームホイールを、モータで駆動されるウォームで回転さ
    せて、スライドナットに螺合するねじ軸の回転によりシ
    ートの各所を前後または上下動させる自動車用シートに
    おいて、 上記スライドナットのストッパー当接面に、略半球状に
    突出する突出部が形成される一方、上記ねじ軸に、スラ
    イドナット用のストッパーが一体的に設けられ、該スト
    ッパーに、上記スライドナットの突出部の外周肩部に点
    接触する傾斜部が形成され、該ストッパーに衝撃緩和用
    ラバー部材が嵌着されていることを特徴とする自動車用
    シートのストッパー構造。
JP1991075771U 1991-08-27 1991-08-27 自動車用シートのストッパー構造 Expired - Lifetime JP2553528Y2 (ja)

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JPH0518959U JPH0518959U (ja) 1993-03-09
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JP4071644B2 (ja) * 2002-01-23 2008-04-02 デルタ工業株式会社 車両用パワーシート

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JPH0518959U (ja) 1993-03-09

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