JPH0554060U - 自動車用シートの振動防止構造 - Google Patents

自動車用シートの振動防止構造

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JPH0554060U
JPH0554060U JP111642U JP11164291U JPH0554060U JP H0554060 U JPH0554060 U JP H0554060U JP 111642 U JP111642 U JP 111642U JP 11164291 U JP11164291 U JP 11164291U JP H0554060 U JPH0554060 U JP H0554060U
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JP
Japan
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worm
seat
screw shaft
noise
worm wheel
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JP111642U
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English (en)
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一義 千▲柄▼
義治 新本
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用シートにおいて、前・後または上下
動時のウォームの振動や騒音を減少する。 【構成】 モータで駆動されるウォーム7を鉄材以外の
軽量な材質で形成する。ウォーム7の回転時の偏心によ
るエネルギー量を小さくできる。作動時の固有振動数を
変化させる。損失係数が大きい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用シートの振動防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用シート、例えばパワーシートとしては、スライダーでシートを 支持し、該シート側に取付けたねじ軸にセレーションで連結したウォームホイー ルをケーシング内に設け、該ウォームホイールを、モータで駆動されるウォーム で回転させて、車体フロア側に取付けたスライドナットに螺合するねじ軸の回転 により、上記シートを前後進させるようにしたものがある。
【0003】 上記ウォームホイールは、作動音防止のために合成樹脂材で成形される場合が あるが、上記ウォームは、通常、例えば冷間圧造用炭素鋼線(SWCH10R) を冷間圧造して成形されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ウォームは、鉄材であって重量があることから、回転時の 偏心によるエネルギー量が大きいので、作動時に振動や騒音が発生しやすく、透 過騒音も多いという問題がある。また、鉄材であることから、作動時の固有振動 数で振動や騒音が発生しやすく、損失係数が小さいので放射騒音も多いという問 題もある。
【0005】 そこで、本考案の目的は、自動車用シートにおいて、前・後または上下動時の ウォームの振動や騒音を減少できる振動防止構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、シートに取付けたねじ軸にセレーショ ンで連結したウォームホイールを、モータで駆動されるウォームで回転させて、 スライドナットに螺合するねじ軸の回転によりシートの各所を前後または上下動 させる自動車用シートにおいて、 上記ウォームは、鉄材以外の軽量材で形成されていることを特徴としている。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図2及び図3に示すように、自動車用パワーシートは、スライダー1でシート 2を支持し、該シート2側に取付けたねじ軸3にセレーションで連結したウォー ムホイール4をケーシング5内に設け、該ウォームホイール4を、モータで駆動 されるウォーム7で回転させて、車体フロア側に取付けたスライドナット6に螺 合するねじ軸3の回転により、上記シート2を前後進させるようになっている。
【0008】 図1及び図2に示すように、上記ウォームホイール4は合成樹脂材で形成され 、該ウォームホイール4の内周にはセレーション穴部4aが形成され、該セレー ション穴部4aは、成形時の型抜きを容易にするために、比較的大きな抜き(勾 配)角が付けられている。該セレーション穴部4aのねじ軸3の嵌入側には、所 定の深さで、セレーション穴部4aの内径よりも大径の嵌合穴4bを形成してい る。該嵌合穴4bはセレーションが形成されていないストレート穴が好ましい。
【0009】 一方、ねじ軸3の一端部3aには、ボルト部3bと、セレーション軸部3cと 、該セレーション軸部3cの基部に、セレーション軸部3cの外径よりも大径で 、上記ウォームホイール4の嵌合穴4bに端部が嵌合する嵌合軸部3eを形成し ている。該嵌合軸部3eは、ねじ軸3のねじ谷の外径と略同径であるのが好まし い。該嵌合軸部3eには、合成樹脂製のストッパー12を設ける。該ストッパー 12は、嵌合軸部3eにアウトサートモールドして、嵌合軸部3eに一体的に固 着するのが好ましい。該ストッパー12のスライドナット6の当接部には中空部 12aを形成して、ストップ時の衝撃を吸収できるクッションとなるようにする 。
【0010】 上記ウォーム7は、従来の鉄材(SWCH10R)に代えて、鉄材以外の軽量 材、例えば、アルミニュームのような金属材、あるいは上記ウォームホイール4 と同様の合成樹脂材で形成する。
【0011】 上記構成であれば、組付けに際しては、ねじ軸3のボルト部3bからウォーム ホイール4の嵌合穴4bを嵌入しながら、該嵌合穴4bを、セレーション軸部3 cを通過させて嵌合軸部3eに嵌合させて、ストッパー12の端部に当接させる 。上記ウォームホイール4のセレーション穴部4aは、ねじ軸3のセレーション 軸部3cに係合して、ねじ軸3にウォームホイール4が連結される。その後、ボ ルト部3bにワッシャ9を嵌入して、ナット10をボルト部3bに締結すること により、ワッシャ9とストッパー12との間でウォームホイール4を保持する。
【0012】 そして、上記ケーシング5内に取付けたモータの出力軸にウォーム7を連結し て、該ウォーム7を上記ウォームホイール4に噛合させる。
【0013】 上記構成において、上記モータを正転または逆転させると、ウォーム7が回転 してウォームホイール4が回転され、これに伴ってねじ軸3が回転されて、シー ト2が前動または後動する。
【0014】 該ウォーム7の回転時に、ウォーム7は鉄材以外の軽量材(アルミニュームや 合成樹脂等)であることから、回転時の偏心によるエネルギー量が小さいので、 作動時に振動や騒音が発生しにくく、透過騒音も小さくなる。また、軽量材であ ることから、作動時の固有振動数を変化させて振動や騒音を発生しにくくでき、 損失係数が大きいので放射騒音も少なくなる。 なお、上記実施例では、シート2を前後動させるためのウォーム7であったが 、シート2を上下動させるリフター等のウォームにも適用できることは言うまで もない。
【0015】
【考案の効果】 以上の説明からも明らかなように、本考案の振動防止構造によれば、モータで 駆動されるウォームを鉄材以外の軽量な材質で形成したものである。したがって 、ウォームの回転時の偏心によるエネルギー量が小さいので、作動時に振動や騒 音が発生しにくく、透過騒音も小さくなる。また、軽量材であることから、作動 時の固有振動数を変化させて振動や騒音を発生しにくくでき、損失係数が大きい ので放射騒音も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のミッション部分の分解斜視図
【図2】 同ミッション部分の断面図
【図3】 パワーシートの側面図
【符号の説明】
1…スライダー、2…シート、3…ねじ軸、、4…ウォ
ームホイール、7…ウォーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに取付けたねじ軸にセレーション
    で連結したウォームホイールを、モータで駆動されるウ
    ォームで回転させて、スライドナットに螺合するねじ軸
    の回転によりシートの各所を前後または上下動させる自
    動車用シートにおいて、 上記ウォームは、鉄材以外の軽量材で形成されているこ
    とを特徴とする自動車用シートの振動防止構造。
JP111642U 1991-12-20 1991-12-20 自動車用シートの振動防止構造 Pending JPH0554060U (ja)

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JPH0554060U true JPH0554060U (ja) 1993-07-20

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