JPH0526596U - 自動車用シートのストツパー構造 - Google Patents

自動車用シートのストツパー構造

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JPH0526596U
JPH0526596U JP8493091U JP8493091U JPH0526596U JP H0526596 U JPH0526596 U JP H0526596U JP 8493091 U JP8493091 U JP 8493091U JP 8493091 U JP8493091 U JP 8493091U JP H0526596 U JPH0526596 U JP H0526596U
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screw shaft
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sleeve
shaft
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誠 樽澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用シートにおいて、ねじ軸の強度を低
下させることなく、組付け作業性も良好にする 【構成】 ねじ軸3に形成した係合凸部3fに、二つ割
れのストッパー15(15a,15a)の係合凹部15
cを半径方向から係合させ、ストッパー15の外周にス
リーブ16を嵌合して、ストッパー15をねじ軸3に固
定する。これにより、ねじ軸3に貫通孔が不要となる。
ストッパー15は、ねじ軸3に半径方向から嵌合させ
て、ストッパー15にスリーブ16を嵌合させるだけで
ねじ軸3に固定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用シートのストッパー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用シート、例えばパワーシートとしては、図4及び図5に示すよ うに、スライダー1でシート2を支持し、該シート2側に取付けたねじ軸3にセ レーションで連結したウォームホイール4をケーシング5内に設け、該ウォーム ホイール4を、モータで駆動されるウォーム7で回転させて、車体フロア側に取 付けたスライドナット6に螺合するねじ軸3の回転により、上記シート2を前後 進させるようにしたものがある。
【0003】 上記ねじ軸3の一端部3aには、ボルト部3bと、セレーション軸部3cと、 該セレーション軸部3cの基部に、セレーション軸部3cの内径よりも小径の小 軸部3dとを形成し、上記ウォームホイール4の内周にはセレーション穴部4a を形成する。そして、ねじ軸3の一端部3aの小軸部3dにワッシャ8を嵌入し 、セレーション軸部3cにウォームホイール4のセレーション穴部4aを嵌入し 、ボルト部3bにワッシャ9を嵌入して、ナット10をボルト部3bに締結する ことにより、ワッシャ8,9の間でウォームホイール4を保持するようになって いる。上記シート2の後進位置を規制するために、ねじ軸3に金属製のストッパ ー11を嵌合してピン12で固定し、該ストッパー11をスライドナット6で当 て止めるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ストッパー11はねじ軸3にピン12で固定しているため 、ねじ軸3にピン12の貫通孔をあける必要があり、ねじ軸3の強度が部分的に 低下して応力集中が発生し、ねじ軸3が切損する危険がある。また、ねじ軸3の 貫通孔とストッパー11の貫通孔との位置合わせが必要で、組付け作業性が悪い という問題があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、自動車用シートにおいて、ねじ軸の強度を低下させ ることなく、組付け作業性も良好なストッパー構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、シートに取付けたねじ軸にセレーショ ンで連結したウォームホイールを、モータで駆動されるウォームで回転させて、 スライドナットに螺合するねじ軸の回転によりシートの各所を前後または上下動 させる自動車用シートにおいて、 上記ねじ軸に直径方向の係合凸部が形成される一方、半径方向に二つ割れした ストッパーが設けられ、該ストッパーの内周に、上記ねじ軸に嵌合する嵌合凹部 と、上記係合凸部に係合する係合凹部とが形成され、該ストッパーの外周に嵌合 するスリーブが設けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案のストッパー構造によれば、ねじ軸に形成した係合凸部に、二つ割れの ストッパーの係合凹部を半径方向から係合させ、ストッパーの外周にスリーブを 嵌合して、ストッパーをねじ軸に固定する。これにより、ねじ軸に貫通孔が不要 となり、ねじ軸の強度が低下しなくなる。また、ストッパーは、ねじ軸に半径方 向から嵌合させて、ストッパーにスリーブを嵌合させるだけでねじ軸に固定でき るから、組付け作業性が良好になる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。なお、図4の従来技術と 同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0009】 図1に示すように、合成樹脂製のウォームホイール4の内周にはセレーション 穴部4aが形成されている。上記ねじ軸3の一端部3aには、ボルト部3bと、 セレーション軸部3cと、該セレーション軸部3cの基部に、セレーション軸部 3cの内径よりも小径の小径軸部3dとを形成している。上記ねじ軸3のねじ部 は小径軸部3dの手前で徐々に切り上げて、不完全ねじ部3eを形成する。該不 完全ねじ軸3eには、軸方向に所定の間隔で直径方向の係合凸部3f,…,3f を一体的に形成する。
【0010】 一方、図2に示すように、半径方向に二つ割れした半円弧状のストッパー15 (15a,15a)を合成樹脂で成形して設ける。該各ストッパー15a,15 aの内周には、上記ねじ軸3の不完全ねじ部3eに半径方向から嵌合する嵌合凹 部15b,15bと、上記ねじ軸3の係合凸部3fに半径方向から係合する係合 凹部15c,…,15cとがそれぞれ形成されている。また、上記ストッパー1 5の外周に軸方向から嵌合するスリーブ16を設ける。該スリーブ16は、上記 ストッパー15の外周に圧入して、ストッパー15が二つ割れしないように保持 する。なお、スリーブ16に軸方向のスリット16aを形成しておけば、ストッ パー15の外周への嵌合が容易に行える。
【0011】 上記構成であれば、まず、半径方向からねじ軸3の不完全ねじ部3eにストッ パー15a,15aの嵌合凹部15b,15bを嵌合させながら、ねじ軸3の係 合凸部3fにストッパー15a,15aの係合凹部15c、15cを係合させる 。ついで、軸方向からストッパー15の外周にスリーブ16を嵌合させる。これ により、ストッパー15がねじ軸3に固定される。そして、ねじ軸3の一端部3 aの小軸部3dにワッシャ8を嵌入し、セレーション軸部3cにウォームホイー ル4のセレーション穴部4aを嵌入し、ボルト部3bにワッシャ9を嵌入して、 ナット10をボルト部3bに締結することにより、ワッシャ8,9の間でウォー ムホイール4を保持する。
【0012】 上記構成において、ストッパー15は、係合凹部15cをねじ軸3の係合凸部 3fに係合して、外周にスリーブ16を嵌合することで、ねじ軸3の不完全ねじ 部3eに固定できるから、従来の貫通孔のような位置合わせ等が不要になり、組 付け作業性が良好になる。また、従来のように、ねじ軸3に貫通孔が不要になり 、ねじ軸3の強度が低下しなくなる。
【0013】 上記実施例において、上記ストッパー15は、ねじ軸3の係合凸部3fに対し て回転可能であるから、スライドナット6にストッパー15が当て止められたと き、ねじ軸3の回転力を吸収するので、スライドナット6への食い付きが防止で きる。上記ねじ軸3の係合凸部3fは、実施例のように4個である必要がなく、 2個または3個、あるいは5個以上であっても良い。なお、上記実施例では、シ ート2の前後動位置を規制するためのストッパー15であったが、シート2を上 下動させるリフター等のストッパーにも適用できることは言うまでもない。
【0014】 図3は変形例である。この場合、合成樹脂製のストッパー15は、ねじ軸3の 不完全ねじ部3eにアウトサートモールドする。この例では、ストッパー15を 二つ割れさせる必要がなく、また、スリーブ16が不要であり、部品点数が削減 でき、組付け作業性も良好になる。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案のシートのストッパー構造は、ねじ 軸に形成した係合凸部に、二つ割れのストッパーの係合凹部を半径方向から係合 させ、ストッパーの外周にスリーブを嵌合して、ストッパーをねじ軸に固定する ようにしたものである。したがって、ねじ軸に貫通孔が不要となり、ねじ軸の強 度が低下しなくなる。また、ストッパーは、ねじ軸に半径方向から嵌合させて、 ストッパーにスリーブを嵌合させるだけでねじ軸に固定できるから、組付け作業 性も良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のミッション部分の断面図
【図2】 ストッパー及びスリーブの分解斜視図
【図3】 変形例のミッション部分の断面図
【図4】 従来のミッション部分の断面図
【図5】 パワーシートの側面図
【符号の説明】
1…スライダー、2…シート、3…ねじ軸、3f…係合
凸部、4…ウォームホイール、7…ウォーム、15(1
5a,15a)…ストッパー、15b…嵌合凹部、15
c…係合凹部、16…スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに取付けたねじ軸にセレーション
    で連結したウォームホイールを、モータで駆動されるウ
    ォームで回転させて、スライドナットに螺合するねじ軸
    の回転によりシートの各所を前後または上下動させる自
    動車用シートにおいて、 上記ねじ軸に直径方向の係合凸部が形成される一方、半
    径方向に二つ割れしたストッパーが設けられ、該ストッ
    パーの内周に、上記ねじ軸に嵌合する嵌合凹部と、上記
    係合凸部に係合する係合凹部とが形成され、該ストッパ
    ーの外周に嵌合するスリーブが設けられていることを特
    徴とする自動車用シートのストッパー構造。
JP8493091U 1991-09-20 1991-09-20 自動車用シートのストッパー構造 Expired - Lifetime JP2553531Y2 (ja)

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JP8493091U JP2553531Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 自動車用シートのストッパー構造

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JP8493091U JP2553531Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 自動車用シートのストッパー構造

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Publication Number Publication Date
JPH0526596U true JPH0526596U (ja) 1993-04-06
JP2553531Y2 JP2553531Y2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=13844412

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JP8493091U Expired - Lifetime JP2553531Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 自動車用シートのストッパー構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101393420B1 (ko) * 2013-06-19 2014-05-12 에이테크솔루션(주) 차량용 시트 이송장치

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KR101393420B1 (ko) * 2013-06-19 2014-05-12 에이테크솔루션(주) 차량용 시트 이송장치

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JP2553531Y2 (ja) 1997-11-05

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