JP2553531Y2 - 自動車用シートのストッパー構造 - Google Patents

自動車用シートのストッパー構造

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JP2553531Y2
JP2553531Y2 JP8493091U JP8493091U JP2553531Y2 JP 2553531 Y2 JP2553531 Y2 JP 2553531Y2 JP 8493091 U JP8493091 U JP 8493091U JP 8493091 U JP8493091 U JP 8493091U JP 2553531 Y2 JP2553531 Y2 JP 2553531Y2
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JP
Japan
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stopper
screw shaft
seat
shaft
serration
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誠 樽澤
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用シートのスト
ッパー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用シート、例えばパワーシ
ートとしては、図4及び図5に示すように、スライダー
1でシート2を支持し、該シート2側に取付けたねじ軸
3にセレーションで連結したウォームホイール4をケー
シング5内に設け、該ウォームホイール4を、モータで
駆動されるウォーム7で回転させて、車体フロア側に取
付けたスライドナット6に螺合するねじ軸3の回転によ
り、上記シート2を前後進させるようにしたものがあ
る。
【0003】上記ねじ軸3の一端部3aには、ボルト部
3bと、セレーション軸部3cと、該セレーション軸部
3cの基部に、セレーション軸部3cの内径よりも小径
の小軸部3dとを形成し、上記ウォームホイール4の内
周にはセレーション穴部4aを形成する。そして、ねじ
軸3の一端部3aの小軸部3dにワッシャ8を嵌入し、
セレーション軸部3cにウォームホイール4のセレーシ
ョン穴部4aを嵌入し、ボルト部3bにワッシャ9を嵌
入して、ナット10をボルト部3bに締結することによ
り、ワッシャ8,9の間でウォームホイール4を保持す
るようになっている。上記シート2の後進位置を規制す
るために、ねじ軸3に金属製のストッパー11を嵌合し
てピン12で固定し、該ストッパー11をスライドナッ
ト6で当て止めるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
トッパー11はねじ軸3にピン12で固定しているた
め、ねじ軸3にピン12の貫通孔をあける必要があり、
ねじ軸3の強度が部分的に低下して応力集中が発生し、
ねじ軸3が切損する危険がある。また、ねじ軸3の貫通
孔とストッパー11の貫通孔との位置合わせが必要で、
組付け作業性が悪いという問題があった。
【0005】そこで、本考案の目的は、自動車用シート
において、ねじ軸の強度を低下させることなく、組付け
作業性も良好なストッパー構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、シートに取付けたねじ軸にセレーション
で連結したウォームホイールを、モータで駆動されるウ
ォームで回転させて、スライドナットに螺合するねじ軸
の回転によりシートの各所を前後または上下動させる自
動車用シートにおいて、上記ねじ軸に直径方向の係合凸
部が形成される一方、半径方向に二つ割れしたストッパ
ーが設けられ、該ストッパーの内周に、上記ねじ軸に嵌
合する嵌合凹部と、上記係合凸部に係合する係合凹部と
が形成され、該ストッパーの外周に嵌合するスリーブが
設けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案のストッパー構造によれば、ねじ軸に形
成した係合凸部に、二つ割れのストッパーの係合凹部を
半径方向から係合させ、ストッパーの外周にスリーブを
嵌合して、ストッパーをねじ軸に固定する。これによ
り、ねじ軸に貫通孔が不要となり、ねじ軸の強度が低下
しなくなる。また、ストッパーは、ねじ軸に半径方向か
ら嵌合させて、ストッパーにスリーブを嵌合させるだけ
でねじ軸に固定できるから、組付け作業性が良好にな
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図4の従来技術と同一構成・作用の箇所
は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0009】図1に示すように、合成樹脂製のウォーム
ホイール4の内周にはセレーション穴部4aが形成され
ている。上記ねじ軸3の一端部3aには、ボルト部3b
と、セレーション軸部3cと、該セレーション軸部3c
の基部に、セレーション軸部3cの内径よりも小径の小
径軸部3dとを形成している。上記ねじ軸3のねじ部は
小径軸部3dの手前で徐々に切り上げて、不完全ねじ部
3eを形成する。該不完全ねじ軸3eには、軸方向に所
定の間隔で直径方向の係合凸部3f,…,3fを一体的
に形成する。
【0010】一方、図2に示すように、半径方向に二つ
割れした半円弧状のストッパー15(15a,15a)
を合成樹脂で成形して設ける。該各ストッパー15a,
15aの内周には、上記ねじ軸3の不完全ねじ部3eに
半径方向から嵌合する嵌合凹部15b,15bと、上記
ねじ軸3の係合凸部3fに半径方向から係合する係合凹
部15c,…,15cとがそれぞれ形成されている。ま
た、上記ストッパー15の外周に軸方向から嵌合するス
リーブ16を設ける。該スリーブ16は、上記ストッパ
ー15の外周に圧入して、ストッパー15が二つ割れし
ないように保持する。なお、スリーブ16に軸方向のス
リット16aを形成しておけば、ストッパー15の外周
への嵌合が容易に行える。
【0011】上記構成であれば、まず、半径方向からね
じ軸3の不完全ねじ部3eにストッパー15a,15a
の嵌合凹部15b,15bを嵌合させながら、ねじ軸3
の係合凸部3fにストッパー15a,15aの係合凹部
15c、15cを係合させる。ついで、軸方向からスト
ッパー15の外周にスリーブ16を嵌合させる。これに
より、ストッパー15がねじ軸3に固定される。そし
て、ねじ軸3の一端部3aの小軸部3dにワッシャ8を
嵌入し、セレーション軸部3cにウォームホイール4の
セレーション穴部4aを嵌入し、ボルト部3bにワッシ
ャ9を嵌入して、ナット10をボルト部3bに締結する
ことにより、ワッシャ8,9の間でウォームホイール4
を保持する。
【0012】上記構成において、ストッパー15は、係
合凹部15cをねじ軸3の係合凸部3fに係合して、外
周にスリーブ16を嵌合することで、ねじ軸3の不完全
ねじ部3eに固定できるから、従来の貫通孔のような位
置合わせ等が不要になり、組付け作業性が良好になる。
また、従来のように、ねじ軸3に貫通孔が不要になり、
ねじ軸3の強度が低下しなくなる。
【0013】上記実施例において、上記ストッパー15
は、ねじ軸3の係合凸部3fに対して回転可能であるか
ら、スライドナット6にストッパー15が当て止められ
たとき、ねじ軸3の回転力を吸収するので、スライドナ
ット6への食い付きが防止できる。上記ねじ軸3の係合
凸部3fは、実施例のように4個である必要がなく、2
個または3個、あるいは5個以上であっても良い。な
お、上記実施例では、シート2の前後動位置を規制する
ためのストッパー15であったが、シート2を上下動さ
せるリフター等のストッパーにも適用できることは言う
までもない。
【0014】図3は変形例である。この場合、合成樹脂
製のストッパー15は、ねじ軸3の不完全ねじ部3eに
アウトサートモールドする。この例では、ストッパー1
5を二つ割れさせる必要がなく、また、スリーブ16が
不要であり、部品点数が削減でき、組付け作業性も良好
になる。
【0015】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案のシートのストッパー構造は、ねじ軸に形成した係合
凸部に、二つ割れのストッパーの係合凹部を半径方向か
ら係合させ、ストッパーの外周にスリーブを嵌合して、
ストッパーをねじ軸に固定するようにしたものである。
したがって、ねじ軸に貫通孔が不要となり、ねじ軸の強
度が低下しなくなる。また、ストッパーは、ねじ軸に半
径方向から嵌合させて、ストッパーにスリーブを嵌合さ
せるだけでねじ軸に固定できるから、組付け作業性も良
好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のミッション部分の断面図
【図2】 ストッパー及びスリーブの分解斜視図
【図3】 変形例のミッション部分の断面図
【図4】 従来のミッション部分の断面図
【図5】 パワーシートの側面図
【符号の説明】
1…スライダー、2…シート、3…ねじ軸、3f…係合
凸部、4…ウォームホイール、7…ウォーム、15(1
5a,15a)…ストッパー、15b…嵌合凹部、15
c…係合凹部、16…スリーブ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに取付けたねじ軸にセレーション
    で連結したウォームホイールを、モータで駆動されるウ
    ォームで回転させて、スライドナットに螺合するねじ軸
    の回転によりシートの各所を前後または上下動させる自
    動車用シートにおいて、 上記ねじ軸に直径方向の係合凸部が形成される一方、半
    径方向に二つ割れしたストッパーが設けられ、該ストッ
    パーの内周に、上記ねじ軸に嵌合する嵌合凹部と、上記
    係合凸部に係合する係合凹部とが形成され、該ストッパ
    ーの外周に嵌合するスリーブが設けられていることを特
    徴とする自動車用シートのストッパー構造。
JP8493091U 1991-09-20 1991-09-20 自動車用シートのストッパー構造 Expired - Lifetime JP2553531Y2 (ja)

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JP8493091U JP2553531Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 自動車用シートのストッパー構造

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JP8493091U JP2553531Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 自動車用シートのストッパー構造

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Publication Number Publication Date
JPH0526596U JPH0526596U (ja) 1993-04-06
JP2553531Y2 true JP2553531Y2 (ja) 1997-11-05

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JPH0526596U (ja) 1993-04-06

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