JPH034423B2 - - Google Patents

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JPH034423B2
JPH034423B2 JP58153833A JP15383383A JPH034423B2 JP H034423 B2 JPH034423 B2 JP H034423B2 JP 58153833 A JP58153833 A JP 58153833A JP 15383383 A JP15383383 A JP 15383383A JP H034423 B2 JPH034423 B2 JP H034423B2
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JP
Japan
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tilt
tilting
return
prime mover
away
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JP58153833A
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English (en)
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JPS60157962A (ja
Inventor
Michuki Fujii
Naofumi Fuje
Mitsuari Tanigawa
Atsuo Kitanaka
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Denso Ten Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Denso Ten Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Denso Ten Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP58153833A priority Critical patent/JPS60157962A/ja
Publication of JPS60157962A publication Critical patent/JPS60157962A/ja
Publication of JPH034423B2 publication Critical patent/JPH034423B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/181Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable with power actuated adjustment, e.g. with position memory

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はステアリングホイールの傾斜(チル
ト)姿勢の自動設定装置に関し、特に、最適姿勢
をメモリして、スイツチ操作による指示に応じ
て、又は乗物の状態に応じた自動スタートで、ス
テアリングホイールを自動的に最適姿勢に設定す
るステアリングチルテイング装置に関する。 (従来の技術) 従来の、ステアリングホイールの傾斜を上、下
に移動可能なチルト機構は、運転中のステアリン
グホイールの姿勢(傾斜)をドライバの好みに合
せる目的のものであり、手でねじをゆるめて姿勢
を調整してまたねじを締める動作を必要とする機
構である。一方、ドライバシートから離れると
き、および着座するときにはステアリングホイー
ルがじやまにならないように、ステアリングホイ
ールを傾斜最上部(アウエイ位置)に退避させ
(チルトアウエイ)、着座すると所望の最適姿勢
(リターン位置)に設定すること(チルトリター
ン)が好ましく、従来は、機械的な係止機構とば
ねを用いるはね上げ機構とを用いたチルト機構が
ある。これにおいては、手でレバーを操作して係
止を解除するとステアリングホイールがはね上げ
機構で自動的にアウエイ位置に退避するが、チル
トリターンのときには、ばね力に抗してステアリ
ングホイールを手で押し下げる必要がある。この
従来のチルト機構では、チルトアウエイのときに
機械的な衝撃が大きく、また、チルトリターン時
には労力を必要とする。また、微細な調整は困難
である。ドライバシートの乗り降りは比較的にひ
んぱんに行なわれるので、従来のチルト機構では
まだ不便である。 特開昭58−33571号公報には、ワンタツチ又は
全自動でチルトアウエイおよびチルトリターンを
行なうステアリング自動チルテイング装置が提供
されている。 (発明が解決しようとする課題) このステアリング自動チルテイング装置では、
チルテイング機構に結合されたローチリエンコー
ダが、該機構の所定小角度の回転につき1パルス
の割合で発生する電気パルスをワンチツプマイク
ロコンピユータでカウントアツプ/ダウンしてチ
ルテイング位置情報を生成し、例えばチルトリタ
ーンのときには、チルテイング位置情報を先に
RAMに書込んでいるチルトリターン位置情報と
比較して、前者が後者に合致すると、そこでチル
トリターン駆動を停止する。 ロータリエンコーダが発生する電気パルスはそ
れ自身でチルテイング位置を示すものではないの
で、ワンチツプマイクロコンピユータは、チルテ
イング駆動の間、ロータリエンコーダが発生する
電気パルスを、それが1個発生させる毎にカウン
トアツプ又はダウンする処理を行なわなければな
らない。またカウント値を実際のチルテイング位
置と合致したものとするために、位置情報の初期
化(例えば上限リミツトスイツチ又は下限リミツ
トスイツチを備えて、チルテイング機構を駆動し
リミツトスイツチがオンになるとカウント値を零
に初期化する)が必要になる。このようなカウン
ト処理および初期化を行なわせる分ワンチツプマ
イクロコンピユータの動作設計が複雑になり、特
に、ワンチツプマイクロコンピユータに多くの処
理を課しているときには、動作設計がむつかしく
なると共に、ロータリエンコーダに加えて、リミ
ツトスイツチも付加しなければならないので、ハ
ードウエア要素が比較的に多くなる。 また、現在のチルテイング位置情報(カウント
値)およびチルトリターン位置(運転時の最適チ
ルト位置)情報はワンチツプマイクロコンピユー
タの内部RAMに書込まれるが、イグニシヨンキ
ースイツチを介して車両上のバツテリに接続され
る主電源ラインに接続された電源回路からワンチ
ツプマイクロコンピユータに給電する態様では、
駐車中には、イグニシヨンキースイツチがオフに
なるとマイクロコンピユータの電源がオフになる
ので、内部RAMの記憶情報が消えてしまう。そ
こでこの態様では、イグニシヨンキースイツチを
オンにする毎に、ワンチツプマイクロコンピユー
タはチルテイング位置情報の初期化を行ない、ド
ライバは最適チルテイング位置調節(チルトリタ
ーン位置の設定)を行なわなければならない。 ワンチツプマイクロコンピユータに常時給電す
することにより、上述の問題が改善されるが、こ
の場合には、車両バツテリに、ワンチツプマイク
ロコンピユータに給電する電源回路を常に(イグ
ニシヨンキースイツチがオフの間も)接続してお
かなければならないので、この電源回路が、車両
エンジンの停止時も車両バツテリの電力を消費す
るという問題を生ずる。 本発明は、マイクロコンピユータその他の制御
手段の制御動作を比較的に簡単にし、かつ、エン
ジンの停止中などの車両電源の電力消費をもたら
さないようにすることを目的とする。 (課題を解決するための手段) 本発明のステアリングチルテイング装置は、原
動機Bを含みステアリングホイール10をチルテ
イング駆動するチルテイング機構A;チルテイン
グ機構Aに結合されたスライダを有しチルテイン
グ位置を示す電気信号を発生する第1の機械−電
気変換器(第6図のP、第7図の300P);原動機
Bの付勢を行なう原動機付勢手段MDR;チルト
アツプおよびチルトダウンを指示するアツプ・ダ
ウンスイツチ手段70;チルトアウエイおよびチ
ルトリターンを指示するアウエイ・リターンスイ
ツチ手段(第6図の60a,60r、第7図の
DDS,PSS);車両主電源がオフの間もチルトリ
ターン位置情報を保持する保持手段(第6図の8
9,91〜94,90、第7図の392,39
1,390);および、アツプ・ダウンスイツチ
手段70の信号に応答して原動機付勢手段MDR
にチルトアツプ・ダウンの原動機付勢を指示し、
このチルトアツプ・ダウンの遅くとも終了時には
保持手段(第6図の89,91、〜94,90、
第7図の392,391,390)に、第1の機
械−電気変換器(第6図のP、第7図の300
p)の電気信号に基づくチルテイング位置情報を
設定し、前記アウエイ・リターンスイツチ手段
(第6図の60a,60r、第7図のDDS,
PSS)の信号に応答して原動機付勢手段MDRに
チルトアウエイ・リターンの原動機付勢を指示
し、チルトリターンのとき、第1の機械−電気変
換器(第6図のP、第7図の300p)の電気信
号が保持手段(第6図の89,91〜94,9
0、第7図の392,391,390)のチルテ
イング位置情報と合致するとチルトリターンの停
止を指示する、チルト制御手段(第6図のCCR、
第7図の310);を備える。なお、カツコ内の
記号は、図面に示し後述する実施例の対応要素を
示す。 〔作用〕 第1の機械−電気変換器(第6図のP、第7図
の300P)のスライダがチルテイング機構Aに
結合され、該変換器が直接に該機構のチルテイン
グ位置を示す電気信号を発生するので、テルト制
御手段は該電気信号を比較に供するだけでよく、
チルテイング位置情報を生成する必要がなくなる
ので、その分チルト制御手段の処理動作が簡略に
なる。のみならず、チルテイング位置情報の前述
の初期化制御も不要である。 更には、保持手段(第6図の89,91〜9
4,90、第7図の392,391,390)
が、車両主電源がオフの間もチルトリターン位置
情報を保持するので、車両主電源がオフ(エンジ
ン停止)の間制御手段に常時給電する必要はな
く、したがつてその分車両バツテリの電力消費が
なくなる。 なお、本発明の後述する実施例1(第6図)で
は、フイードバツク用のポテンシヨメータPを第
1の機械−電気変換手段とし、電気モータ89、
この電気モータを付勢する駆動回路91〜94お
よびメモリ用の第2の機械−電気変換器(ポテン
シヨメータ90)を保持手段としている。また、
後述する実施例2(第7図)では、回転角を示す
デジタルデータ(コード信号)を発生するアブソ
リユートロータリエンコーダを第1の電気−機械
変換器とし、2次電池392とメモリバツクアツ
プ素子391でなる電池バツクアツプ回路39
1,392と不揮発性メモリ390を保持手段と
している。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。 実施例 1 第1図に、本発明の第1実施例に用いられるチ
ルテイング機構の側面を示し、第2図に、第1図
の機構を第1図の紙面下方から見た部分拡大側面
図を示し、第3図に第2図の−線断面図を示
し、第4図に機構要素の分解斜視図を、第5図に
一部拡大断面図を示す。これらの図面において、
ステアリングホイール10が取付けられたアツパ
ーメインシヤフト11の、ロアーメインシヤフト
(図示してないが、コラムチユーブ12内に回転
自在にベアリング等で係止されている)に対する
角度を調整するチルテイング機構Aは、ダツシユ
ボードを構成するボデイ13の下方に取付けられ
たブレークアウエイブラケツト14と、このブラ
ケツト14上に取付けられた回転原動機Bと、こ
の原動機Bに連結された減速機構Cと、この減速
機構Cの端部の出力軸の回動により揺動駆動され
るアツパーブラケツト15と、前記アツパーメイ
ンシヤフト11の傾斜角を検出するためのフイー
ドバツク用ポテンシヨメータPとから成つてい
る。尚、アタツチメント38はボルト15a,1
5bによりアツパブラケツト15に固定されてい
る。 回転原動機Bは、この実施例では直流モータで
あり、この回転原動機Bの出力シヤフト16(第
3図)の先端にはウオーム17が固定され、この
ウオーム17には減速機構Cのウオームホイール
18が噛み合つている。 減速機構Cは、回転原動機Bの回転数を落しト
ルクを増大させるためのもので、遊星歯車機構を
用いた構成である。その内部構造につき第3図を
参照して説明すると、固定部材であるハウジング
19の中心部には、偏心シヤフト20がその軸心
O1(ギヤセンタ)回りに回転自在に装着され、該
シヤフト20の一端部は前記ウオームホイール1
8内のダンパ部材21を介して該ホイール18と
一体回転するように組付けられている。ダンパ部
材は、ゴム製ダンパ21Aとこれに一体的に組付
けた金属製プレート21Bとから成り、このプレ
ート21Bの内周部が前記シヤフト20に一体回
転可能な如くに連結されている。 前記偏心シヤフト20の形状は第4図の如くで
あり、中心軸部201の軸心O1と偏心軸部20
2の軸心とはeだけ偏心している。また、偏心軸
部202の偏心した側の外周部には溝203が形
成され、該溝203の両側には平面部204が形
成されている。また、前記中心軸部201にも平
面部205が形成されている。 前記偏心軸部202の溝203には弾性部材
(本実施例ではゴム製)22が嵌入されている。
該弾性部材22の断面形状は、前記溝203に一
致させてある。また該部材22の高さhは前記溝
203の深さよりも若干大なる寸法としてある。 また、偏心軸部202の外周には、カラー23
が装着されるわけであるが、この場合カラー23
の貫通孔231の両側平面部232が前記偏心軸
部202の平面部204に滑合する。そして、前
記弾性部材22によりカラー23は第3図におけ
るa矢印方向(すなわち後述の遊星歯車24が内
歯歯車25に噛み合う方向)に押圧される。 前記カラー23および弾性部材22の外周に
は、遊星歯車24が組付けられ、該歯車24の外
周に形成された歯241は2個の内歯歯車25,
26と同時噛合いしている。一方の内歯歯車25
は前記ハウジング19に固定され、他方の従動側
内歯歯車26は、前記歯車25よりも若干異なる
歯数を有し、その外周がハウジング19に滑合さ
れ内周部外側の環状凸部261(第2,3図)が
円板状プレート27に固定されている。このた
め、遊星歯車24の回転により内歯歯車26とプ
レート27の一体物が出力軸として超減速され、
軸心O1回りに回動される。ここで、プレート2
7には、回動ピン28(第2図参照)が固定され
ており、該ピン28の第2図における軸心O1
反対側には凸部(第2図の紙面垂直方向表側に突
出している)29が該プレート27に形成されて
いる。このため、前記の如くにプレート27が出
力側として回動されると、回動ピン28及び凸部
29が一体的に回動する。しかし、この回動距離
は凸部29が回動角αの範囲で動き得る距離であ
る。すなわち、第3図のハウジング19にボルト
30a,30b,30cで固定された固定プレー
ト31には、第2図における紙面垂直方向表側に
突出した突出平面部31aが形成され、この平面
部31aの端面311,312に前記凸部29が
当接しうるように構成されている。尚、上記凸部
29は、第2図の如くピン28の軸心とドライブ
センタO1とを結んだ線上に形成してあるが、必
ずしもかかる構成に限られるものではなく、上記
αの範囲で動きうるように、凸部29、端面3,
11,312をいずれかの方向にずらして設けて
もよい。 前記固定プレート31及びハウジング19は、
ボルト33a,33b,34によりブレークアウ
エイブラケツト14(第1図)に固定されてい
る。該ブラケツト14は第2図に示されていない
が前記突出平面部31aの第2図における紙面垂
直方向表側に配設されている。 第5図は第1図の−線拡大断面図である。
ボルト34及びナツト35、ワツシヤ36,37
により、前記固定部材たるブレークアウエイブラ
ケツト14に対して揺動できるように、揺動アタ
ツチメント38が組付けられている。符号39,
40は介在プレートで、前記ブレークアウエイブ
ラケツト14、アタツチメント38にそれぞれ溶
接固定されている。また41は軸受メタルであ
る。 第2図、第3図に示すフイードバツク用のポテ
ンシヨメータPは、その本体42が上述のハウジ
ング19に固定され、軸部43に固定されたゴム
部材44の外周面が前記アタツチメント38の端
面38aに常時当接し、該アタツチメント38が
揺動したときゴム部材44、軸部43が回転し
て、抵抗値を電圧に変換しアタツチメント38の
揺動角を電圧(アナログ)で検出するようになつ
ている。 次に、上述のチルト機構の動作を説明する。 ステアリングホイール10を第1図の、二点鎖
線10′又は10″で示す姿勢に傾動させるとき
は、回転原動機Bを付勢する。原動機Bが回転す
ると、その回転が出力シヤフト16(第3図)か
らウオーム17−ウオームホイール18−ダンパ
部材21−偏心シヤフト20−カラー23−遊星
歯車24−内歯歯車26−プレート27、ピン2
8と伝達され、該ピン28が軸心O1回りに低速
回動する。このため、該ピン28に係合している
長穴38b(揺動アタツチメント38に形成され
ている)を介してアタツチメント38がボルト3
4の軸心O2(チルトセンタ)回りに揺動する。こ
の揺動は、揺動角αの範囲でなされる。尚、前記
アタツチメント38に長穴38bを設けているの
は、ピン28がギヤセンタO1回りに回動するの
に対し、アタツチメント38はチイルトセンタ
O2回りに回動する点を考慮したことによる。 第6図に、上述のチルテイング機構と結合して
該機構の付勢を行なう、第1実施例の、電動機ド
ライバ(原動機付勢手段)MDRおよびチルト制
御装置CCRの構成を示す。前述の回転原動機B
がモータドライバMDRのリレー接片81cおよ
び82cに接続され、前述のフイードバツク用ポ
テンシヨメータPがチルト制御装置CCRに接続
されている。チルト制御装置CCRには更に、チ
ルトアツプ・ダウンスイツチ70、チルトアウエ
イスイツチ60aおよびチルトリターンスイツチ
60rが接続されている。チルトアウエイ位置で
開となるアウエイリミツトスイツチ50は、第2
図に示すように、アタツチメント38がチルトア
ウエイ位置まで回動するとその下端で開駆動され
る位置に配置されており、この実施例では、モー
タドライバMDRの、アウエイ方向付勢用のリレ
ーコイル81とアウエイ付勢トランジスタ87の
間に接続されている。 チルト制御装置CCRには、メモリ用ポテンシ
ヨメータ90が備わつており、それのスライダを
固定した回転軸が、ポテンシヨメータのスライダ
を回転駆動するに十分な小型直流モータ89に、
図示を省略した簡単な減速機を介して連結されて
いる。モータ89には、トランジスタ91〜94
でなる正、逆転付勢回路(モータドライバ:電気
モータ付勢手段)が接続されており、この回路に
比較器97,98が正、逆転を指示する。回転原
動機Bの正、逆転付勢回路であるモータドライバ
MDRには、比較器99,100が正、逆転を指
示する。 フイードバツク用ポテンシヨメータPの電圧
Vf(ステアリングホイールの傾斜角を示し、チル
トアウエイ側で低レベル、チルトダウン側で高レ
ベル)は、比較器95および96でメモリ用ポテ
ンシヨメータ90の電圧Vmと比較される。Vfと
Vmの値に応じた比較器95,96の出力は次の
第1表に示す通りである。
【表】 比較器95の出力は比較器97および99の正
極性入力端(+)に、また比較器96の出力は比
較器98および100の正極性入力端(+)に印
加される。 比較器97および98の逆極性入力端には、ア
ツプ・ダウンスイツチ70が開のときにはVcc
(+5V)が加わつているが、スイツチ70がアツ
プ側接点70aに閉のときとダウン側接点70b
に閉のときには、Vccを抵抗101aと101b
で分割した+2.5Vが加わる。 以上により、比較器97,98の出力は次の第
2表の通りになる。
【表】 第2表に示す内容から明確であるが、アツプ・
ダウンスイツチ70が開のときには、モータ89
は付勢されず、停止を維持する。しかし、アツ
プ・ダウンスイツチ70がアツプ側70aあるい
はダウン側70bに閉じられると、閉じられてい
る間、メモリ用ポテンシヨメータ90の電圧Vm
がフイードバツク用ポテンシヨメータPの電圧
Vfと等しくなるように、モータ89が正転、又
は逆転付勢される。 単安定マルチバイブレータ(以下単にモノマル
チと称する)83は、通常低レベルL(アース)
を出力しているが、アウエイスイツチ60aが閉
となると、閉となつた瞬間から高レベルHを出力
し、原動機Bでステアリングホイールをダウンリ
ミツト位置からアウエイ位置まで駆動するに要す
る時間Tdaの間、出力Hを維持し、Tdaを経過す
ると、仮にスイツチ60aがまだ閉であつても出
力をLに復帰し、その後は、スイツチ60aが開
から閉になるまで出力Lを維持するものである。
増幅器85は、モノマルチ83の出力がLのとき
にはL(アース)レベルを、またHのときにはH
を出力し、増幅器85の出力がHの間、モータド
ライバMDRのトランジスタ87がオンする。 単安定マルチバイブレータ(モノマルチ)84
は、通常低レベルL(アース)を出力しているが、
リターンスイツチ60rが閉となると、閉となつ
た瞬間からHを出力し、原動機Bでステアリング
ホイールをアウエイ位置からダウンリミツト位置
まで駆動するに要する時間Tdaの間、出力Hを維
持し、Tdaを経過すると、仮にスイツチ60rが
まだ閉であつても出力をLに復帰し、その後は、
スイツチ60rが開から閉になるまで出力Lを維
持するものである。 反転増幅器86は、モノマルチ84の出力がL
のときにはHを、またHのときにはL(アース)
を出力するが、出力端に抵抗86aが接続され
て、この抵抗ともう1つの抵抗86bでVcc(+
5V)を分圧して反転増幅器86の出力を補正し
て比較器99,100の逆極性入力端(−)に入
力するようにしているので、比較器99,100
の逆極性入力端(−)の電圧は、モノマルチ84
の出力がHのときはVcc(+5V)であるが、モノ
マルチ84の出力がLのときには、抵抗86aと
86bでVccを分割した+2.5Vとなる。比較器9
9および100の正極性入力端(+)には、それ
ぞれ比較器95および96の出力(第1表参照)
が印加される。 スイツチ60a,60rの閉に応じたモノマル
チ83,84の出力および増幅器85,86の出
力との関係を次の第3表に示す。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明では、第1の機械−電気変換
器(第6図のP、第7図の300P)のスライダ
がチルテイング機構Aに結合され、該変換器が直
接に該機構のチルテイング位置を示す電気信号を
発生するので、チルト制御手段は該電気信号を比
較に供するだけでよく、チルテイング位置情報を
生成する必要がなくなるので、その分チルト制御
手段の処理動作が簡略になる。のみならず、チル
テイング位置情報の前述の初期化制御も不要であ
る。 更には、保持手段(第6図の89,91〜9
4,90、第7図の392,391,390)
が、車両主電源がオフの間もチルトリターン位置
情報を保持するので、車両主電源がオフ(エンジ
ン停止)の間制御手段に常時給電する必要はな
く、したがつてその分車両バツテリの電力消費が
なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のチルテイング機構
部を示す側面図、第2図はそれの一部を第1図紙
面の裏側から見た部分拡大側面図、第3図は第2
図の−線断面図、第4図はチルテイング機構
の一部分の分解斜視図、第5図は第1図の−
線拡大断面図である。第6図は、本発明の第1の
実施例のチルト制御装置部を示すブロツク図であ
る。第7図は本発明の第2の実施例のチルト制御
装置部を示すブロツク図である。第8a図、第8
b図、第8c図、第8d図および第8e図は、第
7図に示すマイクロプロセツサ310の制御動作
を示すフローチヤートであり、第8a図はチルト
リターン制御を含むメインフローを示し、第8b
図はチルトアツプ制御を行なうサブフローを示
し、第8c図はチルトダウン制御を行なうサブフ
ローを示し、第8d図はチルトアウエイ制御を行
なうサブフローを示し、第8e図はドア開閉応答
チルトアウエイ・リターン制御を行なうサブフロ
ーを示す。 A:チルテイング機構(チルテイング機構)、
B:原動機(原動機)、C:減速機構、14:ブ
レークアウエイブラケツト、15:アツパブラケ
ツト、19:ハウジング、28:回動ピン、
O1:ギアセンタ、O2:チイルトセンタ、P:フ
イードバツク用ポテンシヨメータ(第1の機械−
電気変換器)、38:アタツチメント、109:
定電圧回路、MDR:モータドライバ(原動機付
勢手段)、70:アツプ・ダウンスイツチ(アツ
プ・ダウンスイツチ手段)、60a:アウエイス
イツチ(アウエイ・リターンスイツチ手段)、6
0r:リターンスイツチ(アウエイ・リターンス
イツチ手段)、90:メモリ用ポテンシヨメータ
(第2の機械−電気変換器)、89:電気モータ
(電気モータ)、91〜94:トランジスタ(駆動
回路)、(89,91〜94,90:保持手段)、
CCR:チルト制御装置(チルト制御手段)、5
0:アウエイリミツトスイツチ、300p:アブ
ソリユートロータリエンコーダ(第1の機械−電
気変換器)、390:不揮性半導体読み書きメモ
リ(不揮性半導体メモリ)、391:メモリバツ
クアツプ素子、392:2次電池、(391,3
92:電池バツクアツプ回路;390,391,
392:保持手段)、PSS:キースイツチ(アウ
エイ・リターンスイツチ手段)、DDS:ドライバ
ドア開閉検出スイツチ(アウエイ・リターンスイ
ツチ)、MIS:モードスイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原動機を含みステアリングホイールをチルテ
    イング駆動するチルテイング機構; 前記チルテイング機構に結合されたスライダを
    有しチルテイング位置を示す電気信号を発生する
    第1の機械−電気変換器; 原動機の付勢を行なう原動機付勢手段; チルトアツプおよびチルトダウンを指示するア
    ツプ・ダウンスイツチ手段; チルトアウエイおよびチルトリターンを指示す
    るアウエイ・リターンスイツチ手段;および 車両主電源がオフの間もチルトリターン位置情
    報を保持する保持手段; 前記アツプ・ダウンスイツチ手段の信号に応答
    して原動機付勢手段にチルトアツプ・ダウンの原
    動機付勢を指示し、このチルトアツプ・ダウンの
    遅くとも終了時には前記保持手段に、第1の機械
    −電気変換器の電気信号に基づくチルテイング位
    置情報を設定し、前記アウエイ・リターンスイツ
    チ手段の信号に応答して原動機付勢手段にチルト
    アウエイ・リターンの原動機付勢を指示し、チル
    トリターンのとき、第1の機械−電気変換器の電
    気信号が前記保持手段のチルテイング位置情報と
    合致するとチルトリターンの停止を指示する、チ
    ルト制御手段; を備える、ステアリングチルテイング装置。 2 第1の機械−電気変換器はポテンシヨメータ
    である前記特許請求の範囲第1項記載の、ステア
    リングチルテイング装置。 3 保持手段は、電気モータ、この電気モータを
    付勢する駆動回路、および、該電気モータで駆動
    されるスライダを有しスライダの位置を示す電気
    信号を発生する第2の機械−電気変換器、でなる
    前記特許請求の範囲第1項又は第2項記載の、ス
    テアリングチルテイング装置。 4 第1の機械−電気変換器はアブソリユートロ
    ータリエンコーダである前記特許請求の範囲第1
    項記載の、ステアリングチルテイング装置。 5 保持手段は、不揮発性半導体メモリおよびそ
    れの記憶保持をバツクアツプする電池バツクアツ
    プ回路でなる、前記特許請求の範囲第1項又は第
    4項記載の、ステアリングチルテイング装置。
JP58153833A 1983-08-23 1983-08-23 ステアリングチルティング装置 Granted JPS60157962A (ja)

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