JP2553065Y2 - 車両用シートの取付構造 - Google Patents
車両用シートの取付構造Info
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- JP2553065Y2 JP2553065Y2 JP1991024887U JP2488791U JP2553065Y2 JP 2553065 Y2 JP2553065 Y2 JP 2553065Y2 JP 1991024887 U JP1991024887 U JP 1991024887U JP 2488791 U JP2488791 U JP 2488791U JP 2553065 Y2 JP2553065 Y2 JP 2553065Y2
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- Japan
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- seat
- bracket
- lower member
- mounting structure
- vehicle
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用シートの取付構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックなどに設けられる車両用
シートは、乗員が着座するシートクッションを差込み式
により、また乗員の背部を受けるシートバックをボルト
又はスクリュにて固定することにより車体側に取付けら
れている。
シートは、乗員が着座するシートクッションを差込み式
により、また乗員の背部を受けるシートバックをボルト
又はスクリュにて固定することにより車体側に取付けら
れている。
【0003】このため、図6に示すようなトラックの運
転室後壁を構成するキャブバックパネル51の下部に
は、ロアメンバ52が車巾方向に沿って固着されてい
る。このロアメンバ52の左右両側には、図7〜図9に
示す如く車体前方へ向って突出する屈曲部53が形成さ
れており、該屈曲部53には差込み口54および溶接ナ
ット55が車巾方向に間隔を置いて設けられている。し
かして、差込み口54には、シートクッション56の取
付具57が差し込まれ、溶接ナット55にはシートバッ
ク58の取付具59がビス60によって締付け固定さ
れ、もってシートクッション56の後部およびシートバ
ック58の下部がロアメンバ52に取付けられるように
なっている。
転室後壁を構成するキャブバックパネル51の下部に
は、ロアメンバ52が車巾方向に沿って固着されてい
る。このロアメンバ52の左右両側には、図7〜図9に
示す如く車体前方へ向って突出する屈曲部53が形成さ
れており、該屈曲部53には差込み口54および溶接ナ
ット55が車巾方向に間隔を置いて設けられている。し
かして、差込み口54には、シートクッション56の取
付具57が差し込まれ、溶接ナット55にはシートバッ
ク58の取付具59がビス60によって締付け固定さ
れ、もってシートクッション56の後部およびシートバ
ック58の下部がロアメンバ52に取付けられるように
なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の取付構造にあっては、ロアメンバ52のみでシート
クッション56およびシートバック58の固定を行って
いるので、ロアメンバ52に屈曲部53を設ける必要が
あり,この屈曲部53の存在によってキャブバックパネ
ル51とロアメンバ52との間にスキマSが形成され、
図7の矢印に示す如く騒音が室内に入り込みやすくなっ
ている。また、シートクッション56の取付具57の差
込み位置とシートバック58の取付具59の取付け位置
とが車巾方向に対して離れているので、キャブバックパ
ネル51とロアメンバ52とを接合するスポット溶接の
不能範囲Lが広がるという不具合を有していた。それに
加えて、シートクッション56のシート面を平坦にでき
ない上、シートバック58の取付具59のビス止めに多
くの作業時間が掛かるため、シール性および作業性に問
題があった。
来の取付構造にあっては、ロアメンバ52のみでシート
クッション56およびシートバック58の固定を行って
いるので、ロアメンバ52に屈曲部53を設ける必要が
あり,この屈曲部53の存在によってキャブバックパネ
ル51とロアメンバ52との間にスキマSが形成され、
図7の矢印に示す如く騒音が室内に入り込みやすくなっ
ている。また、シートクッション56の取付具57の差
込み位置とシートバック58の取付具59の取付け位置
とが車巾方向に対して離れているので、キャブバックパ
ネル51とロアメンバ52とを接合するスポット溶接の
不能範囲Lが広がるという不具合を有していた。それに
加えて、シートクッション56のシート面を平坦にでき
ない上、シートバック58の取付具59のビス止めに多
くの作業時間が掛かるため、シール性および作業性に問
題があった。
【0005】そこで、キャブバックパネル51とロアメ
ンバ52との間のスキマSをなくすため、図6および図
10に示すようなシートブラケット61がロアメンバ5
2の左右両側に配設されている。シートブラケット61
には、上記したと同様の差込み口54および溶接ナット
55が車巾方向に間隔を置いて設けられている。したが
って、上記ロアメンバ52のみでシートクッション56
およびシートバック58の固定を行ったのと同様、スポ
ット溶接の不能範囲Lが広がるという不具合を有する
上、シートブラケット61が大型化し、コスト高および
重量増大を招来していた。なお、シートブラケット61
を2個に分割形成すると、部品点数およびスポット溶接
用治具が増加すると共に、単位時間内の作業量が増え、
作業能率が低下するという欠点がある。
ンバ52との間のスキマSをなくすため、図6および図
10に示すようなシートブラケット61がロアメンバ5
2の左右両側に配設されている。シートブラケット61
には、上記したと同様の差込み口54および溶接ナット
55が車巾方向に間隔を置いて設けられている。したが
って、上記ロアメンバ52のみでシートクッション56
およびシートバック58の固定を行ったのと同様、スポ
ット溶接の不能範囲Lが広がるという不具合を有する
上、シートブラケット61が大型化し、コスト高および
重量増大を招来していた。なお、シートブラケット61
を2個に分割形成すると、部品点数およびスポット溶接
用治具が増加すると共に、単位時間内の作業量が増え、
作業能率が低下するという欠点がある。
【0006】本考案はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、シートブラケットを小型化
してスポット溶接可能範囲を広げ、キャブバックパネル
とロアメンバとの間のスキマをなくすことが可能な車両
用シートの取付構造を提供することにある。
ものであって、その目的は、シートブラケットを小型化
してスポット溶接可能範囲を広げ、キャブバックパネル
とロアメンバとの間のスキマをなくすことが可能な車両
用シートの取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本考案においては、キャブバック
パネルの下部にロアメンバが車巾方向に沿って固着され
た車両用シートの取付構造において、前記ロアメンバの
左右両側にスポット溶接にて取付けられるシートブラケ
ットが設けられ、これらシートブラケットは、中間部が
左右両側部より中央部に向かうに従って突出する階段状
に形成され、かつ上部側よりも下部側の方が突出した形
状に形成されており、前記シートブラケットの中央下部
にはシートクッションの取付具を差し込むための差込み
口が設けられ、前記シートブラケットの中央上部にはシ
ートバックの取付具を差し込むための差込み口が設けら
れており、これら差込み口に前記シートクッションおよ
びシートバックを水平および垂直方向から差し込むこと
によって、前記シートクッションの後部およびシートバ
ックの下部が前記シートブラケットを介して前記ロアメ
ンバに取付けられている。
題を解決するために、本考案においては、キャブバック
パネルの下部にロアメンバが車巾方向に沿って固着され
た車両用シートの取付構造において、前記ロアメンバの
左右両側にスポット溶接にて取付けられるシートブラケ
ットが設けられ、これらシートブラケットは、中間部が
左右両側部より中央部に向かうに従って突出する階段状
に形成され、かつ上部側よりも下部側の方が突出した形
状に形成されており、前記シートブラケットの中央下部
にはシートクッションの取付具を差し込むための差込み
口が設けられ、前記シートブラケットの中央上部にはシ
ートバックの取付具を差し込むための差込み口が設けら
れており、これら差込み口に前記シートクッションおよ
びシートバックを水平および垂直方向から差し込むこと
によって、前記シートクッションの後部およびシートバ
ックの下部が前記シートブラケットを介して前記ロアメ
ンバに取付けられている。
【0008】
【作用】本考案に係る車両用シートの取付構造では、前
記ロアメンバの左右両側にスポット溶接にて取付けられ
るシートブラケットが設けられ、これらシートブラケッ
トは、中間部が左右両側部より中央部に向かうに従って
突出する階段状に形成され、かつ上部側よりも下部側の
方が突出した形状に形成されており、前記シートブラケ
ットの中央下部にはシートクッションの取付具を差し込
むための差込み口が設けられ、前記シートブラケットの
中央上部にはシートバックの取付具を差し込むための差
込み口が設けられており、これら差込み口に前記シート
クッションおよびシートバックを水平および垂直方向か
ら差し込むことによって、前記シートクッションの後部
およびシートバックの下部が前記シートブラケットを介
して前記ロアメンバに取付けられているため、小型のシ
ートブラケットの使用によってキャブバックパネルとロ
アメンバとのスポット溶接可能範囲が従来の取付構造に
比べて広がり、かつキャブバックパネルとロアメンバと
の間のスキマが少なくなるとともに、シートクッション
およびシートバックの取付作業が容易となる。
記ロアメンバの左右両側にスポット溶接にて取付けられ
るシートブラケットが設けられ、これらシートブラケッ
トは、中間部が左右両側部より中央部に向かうに従って
突出する階段状に形成され、かつ上部側よりも下部側の
方が突出した形状に形成されており、前記シートブラケ
ットの中央下部にはシートクッションの取付具を差し込
むための差込み口が設けられ、前記シートブラケットの
中央上部にはシートバックの取付具を差し込むための差
込み口が設けられており、これら差込み口に前記シート
クッションおよびシートバックを水平および垂直方向か
ら差し込むことによって、前記シートクッションの後部
およびシートバックの下部が前記シートブラケットを介
して前記ロアメンバに取付けられているため、小型のシ
ートブラケットの使用によってキャブバックパネルとロ
アメンバとのスポット溶接可能範囲が従来の取付構造に
比べて広がり、かつキャブバックパネルとロアメンバと
の間のスキマが少なくなるとともに、シートクッション
およびシートバックの取付作業が容易となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0010】図1〜図5は本考案に係る車両用シートの
取付構造の一実施例を示している。図において、1はト
ラックの運転室内に配設される車両用シート、2はトラ
ックの運転室後壁を構成するキャブバックパネルであ
る。
取付構造の一実施例を示している。図において、1はト
ラックの運転室内に配設される車両用シート、2はトラ
ックの運転室後壁を構成するキャブバックパネルであ
る。
【0011】上記車両用シート1は、図示しない車体フ
ロアに設置されるシートクッション3と、該シートクッ
ション3の後端部に立設されるシートバック4とから構
成されている。シートクッション3の前部には、左右一
対の固定ブラケット5が設けられており、これら固定ブ
ラケット5をビス止めすることによりシートクッション
3の前部が車体フロア(図示せず)に固定されるように
なっている。そして、シートクッション3の後部には、
後述するシートブラケットに差し込むための取付具たる
左右一対のシートライザ6が設けられており、これらシ
ートライザ6の先端はU字状に形成されている。
ロアに設置されるシートクッション3と、該シートクッ
ション3の後端部に立設されるシートバック4とから構
成されている。シートクッション3の前部には、左右一
対の固定ブラケット5が設けられており、これら固定ブ
ラケット5をビス止めすることによりシートクッション
3の前部が車体フロア(図示せず)に固定されるように
なっている。そして、シートクッション3の後部には、
後述するシートブラケットに差し込むための取付具たる
左右一対のシートライザ6が設けられており、これらシ
ートライザ6の先端はU字状に形成されている。
【0012】また、シートバック4の上部には、左右一
対の固定ブラケット7が設けられており、これら固定ブ
ラケット7をビス止めすることによりシートバック4の
上部がキャブバックパネル2に固定されるようになって
いる。そして、シートバック4の背面下部には、後述す
るシートブラケットに差し込むための取付具たる左右一
対のフレームパイプ8が設けられており、これらフレー
ムパイプ8の先端はU字状に形成されている。
対の固定ブラケット7が設けられており、これら固定ブ
ラケット7をビス止めすることによりシートバック4の
上部がキャブバックパネル2に固定されるようになって
いる。そして、シートバック4の背面下部には、後述す
るシートブラケットに差し込むための取付具たる左右一
対のフレームパイプ8が設けられており、これらフレー
ムパイプ8の先端はU字状に形成されている。
【0013】一方、上記キャブバックパネル2の下部に
は、車巾方向に沿って配設されるロアメンバ9がスポッ
ト溶接によって固着されており、このロアメンバ9の左
右両側には、図2,図4および図5に示す如く、スポッ
ト溶接によって取付けられたシートブラケット10が設
けられている。
は、車巾方向に沿って配設されるロアメンバ9がスポッ
ト溶接によって固着されており、このロアメンバ9の左
右両側には、図2,図4および図5に示す如く、スポッ
ト溶接によって取付けられたシートブラケット10が設
けられている。
【0014】シートブラケット10の巾方向の中間部
は、左右両側部10aより中央部10bに向かうに従っ
て突出する階段状に形成され、しかも上部側よりも下部
側の方が突出した形状に形成されている。しかして、シ
ートブラケット10の中央下部にはシートライザ6の先
端を差し込むための差込み口11が設けられ、その中央
上部にはフレームパイプ8の先端を差し込むための差込
み口12が設けられている。このため、シートブラケッ
ト10がロアメンバ9に固着された状態で、キャブバッ
クパネル2とシートブラケット10との間にはシートラ
イザ6およびフレームパイプ8を収納する収納スペース
13が形成されることになる。
は、左右両側部10aより中央部10bに向かうに従っ
て突出する階段状に形成され、しかも上部側よりも下部
側の方が突出した形状に形成されている。しかして、シ
ートブラケット10の中央下部にはシートライザ6の先
端を差し込むための差込み口11が設けられ、その中央
上部にはフレームパイプ8の先端を差し込むための差込
み口12が設けられている。このため、シートブラケッ
ト10がロアメンバ9に固着された状態で、キャブバッ
クパネル2とシートブラケット10との間にはシートラ
イザ6およびフレームパイプ8を収納する収納スペース
13が形成されることになる。
【0015】すなわち、上記シートブラケット10にお
けるシートライザ6およびフレームパイプ8の差込み口
11,12は、シートクッション3およびシートバック
4の差込み位置が車巾方向に対して同一位置もしくはそ
れに近い位置となるように設けられており、シートライ
ザ6の差込み口11は水平方向に臨み、フレームパイプ
8の差込み口12は垂直方向に臨んでいる。
けるシートライザ6およびフレームパイプ8の差込み口
11,12は、シートクッション3およびシートバック
4の差込み位置が車巾方向に対して同一位置もしくはそ
れに近い位置となるように設けられており、シートライ
ザ6の差込み口11は水平方向に臨み、フレームパイプ
8の差込み口12は垂直方向に臨んでいる。
【0016】本実施例の車両用シート1を車体側に取付
けるには、まずシートクッション3のシートライザ6を
車体前方から車体後方へ水平方向にシートブラケット1
0の差込み口11に差し込むと共に、シートバック4の
フレームパイプ8を車体上方から車体下方へ垂直方向に
シートブラケット10の差込み口12に差し込み、シー
トライザ6およびフレームパイプ8を収納スペース13
内に配置する。しかして、シートクッション3の後部お
よびシートバック4の下部は、図1に示す如くシートブ
ラケット10を介してロアメンバ9に取付けられる。そ
ののち、固定ブラケット5,7をそれぞれビス止めする
と、シートクッション3の前部およびシートバック4の
上部は、それぞれ車体フロア(図示せず)又はキャブバ
ックパネル2に固定され、車両用シート1は車体側に取
付けられる。
けるには、まずシートクッション3のシートライザ6を
車体前方から車体後方へ水平方向にシートブラケット1
0の差込み口11に差し込むと共に、シートバック4の
フレームパイプ8を車体上方から車体下方へ垂直方向に
シートブラケット10の差込み口12に差し込み、シー
トライザ6およびフレームパイプ8を収納スペース13
内に配置する。しかして、シートクッション3の後部お
よびシートバック4の下部は、図1に示す如くシートブ
ラケット10を介してロアメンバ9に取付けられる。そ
ののち、固定ブラケット5,7をそれぞれビス止めする
と、シートクッション3の前部およびシートバック4の
上部は、それぞれ車体フロア(図示せず)又はキャブバ
ックパネル2に固定され、車両用シート1は車体側に取
付けられる。
【0017】以上、本考案の一実施例につき述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0018】
【0019】
【考案の効果】上述の如く、本考案に係る車両用シート
の取付構造は、キャブバックパネルの下部にロアメンバ
が車巾方向に沿って固着されたものであって、前記ロア
メンバの左右両側にスポット溶接にて取付けられるシー
トブラケットが設けられ、これらシートブラケットは、
中間部が左右両側部より中央部に向かうに従って突出す
る階段状に形成され、かつ上部側よりも下部側の方が突
出した形状に形成されており、前記シートブラケットの
中央下部にはシートクッションの取付具を差し込むため
の差込み口が設けられ、前記シートブラケットの中央上
部にはシートバックの取付具を差し込むための差込み口
が設けられており、これら差込み口に前記シートクッシ
ョンおよびシートバックを水平および垂直方向から差し
込むことによって、前記シートクッションの後部および
シートバックの下部が前記シートブラケットを介して前
記ロアメンバに取付けられているので、次の効果を得る
ことができる。 すなわち、本考案の取付構造によれば、
小型のシートブラケットの使用によってキャブバックパ
ネルとロアメンバとのスポット溶接可能範囲が従来の取
付構造に比べて広がり、かつキャブバックパネルとロア
メンバとの間のスキマが少なくなるので、これらキャブ
バックパネルとロアメンバとの結合強度を高めることが
できるとともに、室内への騒音の侵入を抑制できる。ま
た、シートクッションの後部の差込み作業を容易に行う
ことができる上、シートバック4の下部の差込み作業
は、シートクッションの後部の差込み口より車両前後方
向で後部側へずれているので、シートクッションに影響
されることなく、差込み作業を容易に行うことができ
る。しかも、シートブラケットの差込み口は、近接して
設けられているので、シートブラケットを小型化でき、
コストダウンおよび重量軽減を図ることが可能となる。
の取付構造は、キャブバックパネルの下部にロアメンバ
が車巾方向に沿って固着されたものであって、前記ロア
メンバの左右両側にスポット溶接にて取付けられるシー
トブラケットが設けられ、これらシートブラケットは、
中間部が左右両側部より中央部に向かうに従って突出す
る階段状に形成され、かつ上部側よりも下部側の方が突
出した形状に形成されており、前記シートブラケットの
中央下部にはシートクッションの取付具を差し込むため
の差込み口が設けられ、前記シートブラケットの中央上
部にはシートバックの取付具を差し込むための差込み口
が設けられており、これら差込み口に前記シートクッシ
ョンおよびシートバックを水平および垂直方向から差し
込むことによって、前記シートクッションの後部および
シートバックの下部が前記シートブラケットを介して前
記ロアメンバに取付けられているので、次の効果を得る
ことができる。 すなわち、本考案の取付構造によれば、
小型のシートブラケットの使用によってキャブバックパ
ネルとロアメンバとのスポット溶接可能範囲が従来の取
付構造に比べて広がり、かつキャブバックパネルとロア
メンバとの間のスキマが少なくなるので、これらキャブ
バックパネルとロアメンバとの結合強度を高めることが
できるとともに、室内への騒音の侵入を抑制できる。ま
た、シートクッションの後部の差込み作業を容易に行う
ことができる上、シートバック4の下部の差込み作業
は、シートクッションの後部の差込み口より車両前後方
向で後部側へずれているので、シートクッションに影響
されることなく、差込み作業を容易に行うことができ
る。しかも、シートブラケットの差込み口は、近接して
設けられているので、シートブラケットを小型化でき、
コストダウンおよび重量軽減を図ることが可能となる。
【0020】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用シートの取付構
造に使用されるシートブラケットを示す断面図である。
造に使用されるシートブラケットを示す断面図である。
【図2】上記シートブラケットを示す斜視図である。
【図3】取付ける前の状態にある車両用シートを示す斜
視図である。
視図である。
【図4】上記シートブラケットおよびロアメンバを示す
正面図である。
正面図である。
【図5】上記シートブラケットおよびロアメンバを示す
平面図である。
平面図である。
【図6】キャブバックパネルを概念的に示す正面図であ
る。
る。
【図7】従来の取付構造を適用したロアメンバを示す概
念図である。
念図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】従来のキャブバックパネルおよびロアメンバを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図10】従来のシートブラケットを示す斜視図であ
る。
る。
1 車両用シート 2 キャブバックパネル 3 シートクッション 4 シートバック 6 シートライザ 8 フレームパイプ 9 ロアメンバ 10 シートブラケット10a シートブラケットの側部 10b シートブラケットの中央部 11 シートライザの差込み口 12 フレームパイプの差込み口
Claims (1)
- 【請求項1】 キャブバックパネルの下部にロアメンバ
が車巾方向に沿って固着された車両用シートの取付構造
において、前記ロアメンバの左右両側にスポット溶接に
て取付けられるシートブラケットが設けられ、これらシ
ートブラケットは、中間部が左右両側部より中央部に向
かうに従って突出する階段状に形成され、かつ上部側よ
りも下部側の方が突出した形状に形成されており、前記
シートブラケットの中央下部にはシートクッションの取
付具を差し込むための差込み口が設けられ、前記シート
ブラケットの中央上部にはシートバックの取付具を差し
込むための差込み口が設けられており、これら差込み口
に前記シートクッションおよびシートバックを水平およ
び垂直方向から差し込むことによって、前記シートクッ
ションの後部およびシートバックの下部が前記シートブ
ラケットを介して前記ロアメンバに取付けられたことを
特徴とする車両用シートの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024887U JP2553065Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 車両用シートの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024887U JP2553065Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 車両用シートの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113228U JPH04113228U (ja) | 1992-10-02 |
JP2553065Y2 true JP2553065Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=31909742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991024887U Expired - Lifetime JP2553065Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 車両用シートの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553065Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5233836B2 (ja) * | 1972-08-16 | 1977-08-31 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP1991024887U patent/JP2553065Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04113228U (ja) | 1992-10-02 |
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