JP2553052B2 - 精紡機における篠換方法 - Google Patents
精紡機における篠換方法Info
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- JP2553052B2 JP2553052B2 JP61197316A JP19731686A JP2553052B2 JP 2553052 B2 JP2553052 B2 JP 2553052B2 JP 61197316 A JP61197316 A JP 61197316A JP 19731686 A JP19731686 A JP 19731686A JP 2553052 B2 JP2553052 B2 JP 2553052B2
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- bobbins
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- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H9/00—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
- D01H9/005—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing empty packages or cans and replacing by completed (full) packages or cans at paying-out stations; also combined with piecing of the roving
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は精紡機における篠換方法に関する。より詳し
くは精紡機のクリールの前後一対の紡出中の小玉ボビン
の篠に新たに用意された２個の満ボビンの篠を篠継ぎ
し、篠継ぎされた後の満ボビンを前記紡出中の前後一対
の小玉ボビンと交換する篠換方法に関する。
くは精紡機のクリールの前後一対の紡出中の小玉ボビン
の篠に新たに用意された２個の満ボビンの篠を篠継ぎ
し、篠継ぎされた後の満ボビンを前記紡出中の前後一対
の小玉ボビンと交換する篠換方法に関する。
精紡機のボビンハンガーに吊下げられている篠巻きボ
ビンが空になったり、小玉ボビンになったとき、その篠
巻ボタンを満ボビンに交換し、満ボビンの篠を小玉ボビ
ンの篠に篠継ぎするか、あるいは改めて満ボビンの篠を
精紡機の牽伸部に挿入することが必要である。
ビンが空になったり、小玉ボビンになったとき、その篠
巻ボタンを満ボビンに交換し、満ボビンの篠を小玉ボビ
ンの篠に篠継ぎするか、あるいは改めて満ボビンの篠を
精紡機の牽伸部に挿入することが必要である。
紡績工程の省力化を進めるために、精紡機の篠継・篠
交換工程についても自動化が要請されている。例えば特
開昭61−102428号には前記予備レールを前後２列にし、
精紡機の前後２列のボビンハンガーに吊下されている前
後一対のボビンを２列の予備レール上の満ボビンと精紡
機の機台の一端から他端へ順次篠交換する方法が開示さ
れ、特開昭61−119728号公報には前記予備レールを一列
にする代りに精紡機の機台の長手方向に沿ってボビン１
ピッチおきに前後一対のボビンと予備レール上の満ボビ
ンと交換する方法が開示されている。しかし前記２つの
公報に開示された方法は篠換えを自動的に行うに過ぎず
篠継ぎは従来通り別途人手で行なわなければならない。
交換工程についても自動化が要請されている。例えば特
開昭61−102428号には前記予備レールを前後２列にし、
精紡機の前後２列のボビンハンガーに吊下されている前
後一対のボビンを２列の予備レール上の満ボビンと精紡
機の機台の一端から他端へ順次篠交換する方法が開示さ
れ、特開昭61−119728号公報には前記予備レールを一列
にする代りに精紡機の機台の長手方向に沿ってボビン１
ピッチおきに前後一対のボビンと予備レール上の満ボビ
ンと交換する方法が開示されている。しかし前記２つの
公報に開示された方法は篠換えを自動的に行うに過ぎず
篠継ぎは従来通り別途人手で行なわなければならない。
この篠継ぎ作業をも自動化するべく本発明の出願人
は、昭和60年９月10日に「精紡機における篠換方法」の
名で出願した特開昭62−62928号公報において、機台に
沿って走行する篠交換機によって予備レール上の少なく
とも２個の満ボビンの篠の篠端を口出しして紡出中の少
なくとも前後一対の小玉ボビンの篠継ぎをするとともに
それらの満ボビンと小玉ボビンを交換する方法を提案し
ている。この方法は精紡機における篠交換篠継工程の完
全自動化を達成するのに役立つ優れた方法であるが、同
一の場所で篠継と篠交換作業を直列的に順次行っている
ために篠交換機の構造が複雑となる上に篠継・篠交換の
処理時間が長くなるという問題点を有する。
は、昭和60年９月10日に「精紡機における篠換方法」の
名で出願した特開昭62−62928号公報において、機台に
沿って走行する篠交換機によって予備レール上の少なく
とも２個の満ボビンの篠の篠端を口出しして紡出中の少
なくとも前後一対の小玉ボビンの篠継ぎをするとともに
それらの満ボビンと小玉ボビンを交換する方法を提案し
ている。この方法は精紡機における篠交換篠継工程の完
全自動化を達成するのに役立つ優れた方法であるが、同
一の場所で篠継と篠交換作業を直列的に順次行っている
ために篠交換機の構造が複雑となる上に篠継・篠交換の
処理時間が長くなるという問題点を有する。
そこで本発明は、前後対の小玉ボビンとそれに対応す
る満ボビンとの一連の篠継篠交換作業の処理時間を短か
くでき、しかも極めて簡単な装置で実施することができ
る篠換方法を提供することを目的とする。
る満ボビンとの一連の篠継篠交換作業の処理時間を短か
くでき、しかも極めて簡単な装置で実施することができ
る篠換方法を提供することを目的とする。
本発明の篠換方法にあっては、精紡機のクリールに各
スピンドルに対応する多数のボビンハンガーを機台前方
からみて前列と後列の２列に機台の長手方向へ配設し、
クリールの手前上方に設けた予備レールに多数のボビン
ハンガーを配設し、精紡機のクリールの前後２列のボビ
ンハンガーに吊下されているボビンが小玉ボビンになっ
たとき、精紡機の機台の長手方向に沿って機台の一端側
から他端側に向けて篠交換機を移動させ、その篠交換機
を各前後小玉ボビン対に対応する所定の作業位置に順次
間欠的に停止させ、各作業位置でクリールのボビンハン
ガーに吊下されている前後小玉ボビン対の篠と予備レー
ルのボビンハンガーに吊下されている対応する満ボビン
対の篠との篠継ぎ及び前後小玉ボビン対と満ボビン対の
入れ換えを行う精紡機における篠換方法において、前後
小玉ボビン対とそれらに対応する満ボビン対との一連の
篠換作業を複数の単位篠換作業に区分し、１つの単位篠
換作業は前後小玉ボビン対と対応する満ボビン対を入れ
換えてクリールに満ボビン対を吊下し予備レールに小玉
ボビン対を吊下する作業を含み、他の単位篠換作業は前
記満ボビン対とは別の満ボビン対の篠端を口出しする作
業を含み、各単位篠換作業を行うための複数の作業機構
を篠交換機に、口出し用の作業機構が入れ換え用の作業
機構より進行方向の前側に位置し、かつ機台の長手方向
において相隣合う複数の前後小玉ボビン対に対して、各
作業位置で前記複数の作業機構が互いに重複せず対応す
るように配設し、各作業位置で複数の作業機構が夫々の
単位篠換作業を対応する小玉ボビン対及び対応する満ボ
ビン対に対して同時平行的に行う群篠換作業を行い、機
台の一端側から他端側に向けて篠交換機が各作業位置で
群篠換作業を順次行うことにより、各前後小玉ボビン対
に対する一連の篠換作業を複数の単位篠換作業に分けて
複数開の群篠換作業によって完了することから成る構成
を採ることにより、本発明が合理的に実施出来る。
スピンドルに対応する多数のボビンハンガーを機台前方
からみて前列と後列の２列に機台の長手方向へ配設し、
クリールの手前上方に設けた予備レールに多数のボビン
ハンガーを配設し、精紡機のクリールの前後２列のボビ
ンハンガーに吊下されているボビンが小玉ボビンになっ
たとき、精紡機の機台の長手方向に沿って機台の一端側
から他端側に向けて篠交換機を移動させ、その篠交換機
を各前後小玉ボビン対に対応する所定の作業位置に順次
間欠的に停止させ、各作業位置でクリールのボビンハン
ガーに吊下されている前後小玉ボビン対の篠と予備レー
ルのボビンハンガーに吊下されている対応する満ボビン
対の篠との篠継ぎ及び前後小玉ボビン対と満ボビン対の
入れ換えを行う精紡機における篠換方法において、前後
小玉ボビン対とそれらに対応する満ボビン対との一連の
篠換作業を複数の単位篠換作業に区分し、１つの単位篠
換作業は前後小玉ボビン対と対応する満ボビン対を入れ
換えてクリールに満ボビン対を吊下し予備レールに小玉
ボビン対を吊下する作業を含み、他の単位篠換作業は前
記満ボビン対とは別の満ボビン対の篠端を口出しする作
業を含み、各単位篠換作業を行うための複数の作業機構
を篠交換機に、口出し用の作業機構が入れ換え用の作業
機構より進行方向の前側に位置し、かつ機台の長手方向
において相隣合う複数の前後小玉ボビン対に対して、各
作業位置で前記複数の作業機構が互いに重複せず対応す
るように配設し、各作業位置で複数の作業機構が夫々の
単位篠換作業を対応する小玉ボビン対及び対応する満ボ
ビン対に対して同時平行的に行う群篠換作業を行い、機
台の一端側から他端側に向けて篠交換機が各作業位置で
群篠換作業を順次行うことにより、各前後小玉ボビン対
に対する一連の篠換作業を複数の単位篠換作業に分けて
複数開の群篠換作業によって完了することから成る構成
を採ることにより、本発明が合理的に実施出来る。
以下添付図面に示した数例の実施例に基いて本発明を
詳述する。
詳述する。
第１図に本発明による篠換方法の第１実施例の作業手
順を示す（第１図（１）〜第１図（７））。この実施例
では精紡機のクリールの手前上方に設けた予備レールが
１本であり、且つ篠交換が精紡機の機台の長手方向に沿
ってボビン１本おきに前後一対のボビンを予備レール上
の満ボビンと交換する場合について説明する。尚、この
予備レールのボビンハンガーには精紡機に対応させて満
ボビンが挿着され、且つ最初の一対の小玉ボビンを挿着
するために少なくとも２個の空のボビンハンガーが予備
レールに設けてある。
順を示す（第１図（１）〜第１図（７））。この実施例
では精紡機のクリールの手前上方に設けた予備レールが
１本であり、且つ篠交換が精紡機の機台の長手方向に沿
ってボビン１本おきに前後一対のボビンを予備レール上
の満ボビンと交換する場合について説明する。尚、この
予備レールのボビンハンガーには精紡機に対応させて満
ボビンが挿着され、且つ最初の一対の小玉ボビンを挿着
するために少なくとも２個の空のボビンハンガーが予備
レールに設けてある。
第１図（１）〜第１図（７）の各図において、中段に
篠継作業即ち、予備ハンガー上の満ボビンM1,M2の篠端
が精紡機のクリールのボビンハンガーに吊下されている
前列の小玉ボビンF2、後列の小玉ボビンB2に篠継ぎされ
て再び予備レール上に戻される作業に係る満ボビン、小
玉ボビン、ペッグ、篠継ぎヘッド等の作業手順（関係位
置）を表す略示側面図を示し、下段に篠交換作業即ち中
段の篠継作業で篠継ぎされた満ボビンM3,M4と小玉ボビ
ンF4,B4とが交換される作業に係る満ボビン、小玉ボビ
ン、ペック等の作業手順（関係位置）を表す略示側面図
であり、上段は篠継・篠交換作業における満ボビン、小
玉ボビン、ペッグ、篠継ぎヘッド等の作業手順（関係位
置）を示す略示平面図である。したがって本実施例にお
ける作業手順は同一の満ボビンと小玉ボビンに対しては
中段で示す篠継ぎ作業が行われた後、下段の篠交換作業
が行われることになるが、実際には別の満ボビンと小玉
ボビンに対して図示のように中段の篠継作業と下段の篠
交換作業が略同時に平行して行われる。
篠継作業即ち、予備ハンガー上の満ボビンM1,M2の篠端
が精紡機のクリールのボビンハンガーに吊下されている
前列の小玉ボビンF2、後列の小玉ボビンB2に篠継ぎされ
て再び予備レール上に戻される作業に係る満ボビン、小
玉ボビン、ペッグ、篠継ぎヘッド等の作業手順（関係位
置）を表す略示側面図を示し、下段に篠交換作業即ち中
段の篠継作業で篠継ぎされた満ボビンM3,M4と小玉ボビ
ンF4,B4とが交換される作業に係る満ボビン、小玉ボビ
ン、ペック等の作業手順（関係位置）を表す略示側面図
であり、上段は篠継・篠交換作業における満ボビン、小
玉ボビン、ペッグ、篠継ぎヘッド等の作業手順（関係位
置）を示す略示平面図である。したがって本実施例にお
ける作業手順は同一の満ボビンと小玉ボビンに対しては
中段で示す篠継ぎ作業が行われた後、下段の篠交換作業
が行われることになるが、実際には別の満ボビンと小玉
ボビンに対して図示のように中段の篠継作業と下段の篠
交換作業が略同時に平行して行われる。
本実施例による篠換方法を実施するに際して、精紡機
のクリールの前列・後列のボビンハンガーには満ボビン
と中玉ボビンが交互に且つ前後に一対になるように配置
されて紡出され、紡出が進んだ後に第１図（１）に示す
ように前後一対の篠巻ボビンF2,B2が小玉ボビンとな
る。その際第１図（１）の中段に示すように、小玉ボビ
ンF2,B2からの篠r1,r2はロービングガイド３を経て精紡
機の牽伸部１の上流のトランペット２に供給されて紡出
される。図中10は篠交換機であり、4a,4bは満ボビンM1,
M2を移動させる際に夫々を支承するペッグであり、5a,5
bは篠継ぎされた満ボビンM3,M4を小玉ボビンF2,B2と交
換するために小玉ボビンF2,B2および満ボビンM3,M4を移
動させる際に夫々を支承するペッグである。これらペッ
グ4a,4bおよびペッグ5a,5bはそれぞれ篠交換機内で互い
に独自に又は関連的に作動する篠継ぎ用作動機構又は篠
換用作動機構に支承されて上下、前後、左右動および回
転が可能となっている。６は満ボビンM1,M2の篠端を紡
出中の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2に篠継ぎする篠継ヘッ
ドであり、7a,7bは満ボビンM1,M2から篠端を引出す吸引
ノズルである。篠交換を行うに際しては篠掛けプレート
が用いられるが、図面を簡単にするためにその移動軌跡
（第１図（５）の下段参照）のみを示して省略する。な
お前記ペッグ、篠継ヘッド等の構造の一例は本出願人と
同一の出願人により昭和60年８月31日に「精紡機におけ
る篠交換方法」の名で出願された特開昭62−53426号公
報に詳述されているので本明細書においては以下その作
動のみを説明する。
のクリールの前列・後列のボビンハンガーには満ボビン
と中玉ボビンが交互に且つ前後に一対になるように配置
されて紡出され、紡出が進んだ後に第１図（１）に示す
ように前後一対の篠巻ボビンF2,B2が小玉ボビンとな
る。その際第１図（１）の中段に示すように、小玉ボビ
ンF2,B2からの篠r1,r2はロービングガイド３を経て精紡
機の牽伸部１の上流のトランペット２に供給されて紡出
される。図中10は篠交換機であり、4a,4bは満ボビンM1,
M2を移動させる際に夫々を支承するペッグであり、5a,5
bは篠継ぎされた満ボビンM3,M4を小玉ボビンF2,B2と交
換するために小玉ボビンF2,B2および満ボビンM3,M4を移
動させる際に夫々を支承するペッグである。これらペッ
グ4a,4bおよびペッグ5a,5bはそれぞれ篠交換機内で互い
に独自に又は関連的に作動する篠継ぎ用作動機構又は篠
換用作動機構に支承されて上下、前後、左右動および回
転が可能となっている。６は満ボビンM1,M2の篠端を紡
出中の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2に篠継ぎする篠継ヘッ
ドであり、7a,7bは満ボビンM1,M2から篠端を引出す吸引
ノズルである。篠交換を行うに際しては篠掛けプレート
が用いられるが、図面を簡単にするためにその移動軌跡
（第１図（５）の下段参照）のみを示して省略する。な
お前記ペッグ、篠継ヘッド等の構造の一例は本出願人と
同一の出願人により昭和60年８月31日に「精紡機におけ
る篠交換方法」の名で出願された特開昭62−53426号公
報に詳述されているので本明細書においては以下その作
動のみを説明する。
前後一対の小玉ボビンF2,B2は残存する篠が少なくな
り、篠継・篠交換を必要とする状態となっており、篠交
換機10は第１図（１）上段に示すように、篠継ぎヘッド
６が小玉ボビンF2,B2に対する位置に停止する。この状
態になったときに第１図（２）の上段および中段に示す
ようにペッグ4a,4bが斜め前方方向に上昇して予備レー
ルのボビンハンガーに吊下されている満ボビンM1,M2を
外して下降し元の位置に戻る。この際満ボビンM1,M2は
後述の篠端の引出しを容易にするために満ボビンM1,M2
間の距離が拡げられるようにペッグ4a,4bが移動すると
よい。その際吸引ノズル7a,7bが満ボビンM1,M2から篠端
を吸引して引出し、このときペッグ4a,4bがペッグを支
承する機構内の回転手段によって回転させられることに
よって満ボビンM1,M2を篠の巻戻しの方向に回転させ
る。次に満ボビンM1,M2とそれぞれの吸引ノズル7a、7b
間に延びている篠を篠継ヘッド６（図中においては図面
を簡略にするため２つの篠継ヘッドを１体として６で示
すが、実際にはそれぞれの篠に対応して篠継ヘッドが配
置されて作動する）が把持し、次いで篠継ヘッド６の下
流の篠を切断して篠端を形成させた上で、第１図（３）
の上段および中段で矢印で示すように時計方向に揺動さ
せつつ、その篠端をトランペット２の上方に導き、紡出
中の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2に満篠の篠端が重ね合さ
れると満篠の把持を解放して篠継ぎが行われ（第１図
（４）の上段および中段）、篠継ぎ部分より上流の紡出
中の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2は篠継ヘッドに把持され
て切断される。次いで第１図（５）の上段および中段に
示すように篠継ヘッド６は反時計方向に揺動して元の位
置に戻る。篠継ヘッド６の移動に際しては篠が切れない
ように満ボビンM1,M2は巻戻し方向に回転されたり、篠
にゆるみが生じないように巻取り方向に回転される。次
に篠継ぎされた満ボビンM1,M2を予備レールのボビンハ
ンガーに吊下させるためにペッグ4a,4bは斜め前方方向
で上昇しながら相互の間隔を狭めて満ボビンM1,M2を予
備レールのボビンハンガーに装着し（第１図（６）の上
段、中段）、其後ペッグ4a,4bは下降して元の位置に収
納される（第１図（７）の上段、中段）。
り、篠継・篠交換を必要とする状態となっており、篠交
換機10は第１図（１）上段に示すように、篠継ぎヘッド
６が小玉ボビンF2,B2に対する位置に停止する。この状
態になったときに第１図（２）の上段および中段に示す
ようにペッグ4a,4bが斜め前方方向に上昇して予備レー
ルのボビンハンガーに吊下されている満ボビンM1,M2を
外して下降し元の位置に戻る。この際満ボビンM1,M2は
後述の篠端の引出しを容易にするために満ボビンM1,M2
間の距離が拡げられるようにペッグ4a,4bが移動すると
よい。その際吸引ノズル7a,7bが満ボビンM1,M2から篠端
を吸引して引出し、このときペッグ4a,4bがペッグを支
承する機構内の回転手段によって回転させられることに
よって満ボビンM1,M2を篠の巻戻しの方向に回転させ
る。次に満ボビンM1,M2とそれぞれの吸引ノズル7a、7b
間に延びている篠を篠継ヘッド６（図中においては図面
を簡略にするため２つの篠継ヘッドを１体として６で示
すが、実際にはそれぞれの篠に対応して篠継ヘッドが配
置されて作動する）が把持し、次いで篠継ヘッド６の下
流の篠を切断して篠端を形成させた上で、第１図（３）
の上段および中段で矢印で示すように時計方向に揺動さ
せつつ、その篠端をトランペット２の上方に導き、紡出
中の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2に満篠の篠端が重ね合さ
れると満篠の把持を解放して篠継ぎが行われ（第１図
（４）の上段および中段）、篠継ぎ部分より上流の紡出
中の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2は篠継ヘッドに把持され
て切断される。次いで第１図（５）の上段および中段に
示すように篠継ヘッド６は反時計方向に揺動して元の位
置に戻る。篠継ヘッド６の移動に際しては篠が切れない
ように満ボビンM1,M2は巻戻し方向に回転されたり、篠
にゆるみが生じないように巻取り方向に回転される。次
に篠継ぎされた満ボビンM1,M2を予備レールのボビンハ
ンガーに吊下させるためにペッグ4a,4bは斜め前方方向
で上昇しながら相互の間隔を狭めて満ボビンM1,M2を予
備レールのボビンハンガーに装着し（第１図（６）の上
段、中段）、其後ペッグ4a,4bは下降して元の位置に収
納される（第１図（７）の上段、中段）。
次に前述のようにすでに篠継ぎされた満ボビンと小玉
ボビンとの篠交換の作業手順を第１図（１）〜第１図
（７）の上段と下段の各図面を参照して以下説明する。
ボビンとの篠交換の作業手順を第１図（１）〜第１図
（７）の上段と下段の各図面を参照して以下説明する。
尚この実施例の篠交換用の１対のペッグ5a,5bは第１
図（１）上段の図示のように交換する小玉ボビンに対応
する前方の位置に収納されている。そのペッグ5a,5bは
前後進するペッグユニットに設けられていて、ペッグユ
ニットの前後進の途中でペッグの間隔が変り前進端では
クリールの前後のボビンハンガーの間隔となり予備レー
ルの下方位置（第１図（２）（５）の上段、下段位置）
では予備レールのボビンハンガーの間隔となる。そして
ペッグユニットを90゜回転して僅かにペッグユニットを
前進させると予備レールの空のボビンハンガー（前の満
ボビンが外された後の空のボビンハンガー）の直下位置
に対応し、そのペッグユニットを180゜回転すると前記
の篠継作業で篠継ぎされて予備レールに吊下されている
満ボビンの直下位置に対応し、更にペッグユニットを90
゜回転させると予備レールの下方位置に戻るようになっ
ている。その装置は別途出願中につき詳細な説明は省略
する。
図（１）上段の図示のように交換する小玉ボビンに対応
する前方の位置に収納されている。そのペッグ5a,5bは
前後進するペッグユニットに設けられていて、ペッグユ
ニットの前後進の途中でペッグの間隔が変り前進端では
クリールの前後のボビンハンガーの間隔となり予備レー
ルの下方位置（第１図（２）（５）の上段、下段位置）
では予備レールのボビンハンガーの間隔となる。そして
ペッグユニットを90゜回転して僅かにペッグユニットを
前進させると予備レールの空のボビンハンガー（前の満
ボビンが外された後の空のボビンハンガー）の直下位置
に対応し、そのペッグユニットを180゜回転すると前記
の篠継作業で篠継ぎされて予備レールに吊下されている
満ボビンの直下位置に対応し、更にペッグユニットを90
゜回転させると予備レールの下方位置に戻るようになっ
ている。その装置は別途出願中につき詳細な説明は省略
する。
第１図（１）下段に示すように、篠継ぎされてその篠
がトランペット２に達している満ボビンM3,M4は予備レ
ールのボビンハンガーに装着されている。次にペッグ5
a,5bは小玉ボビンF4,B4を精紡機のクリールのボビンハ
ンガーから外すために第１図（２）の上段、下段に矢印
で示すように、精紡機の機台に向けて前進し、上昇して
小玉ボビンF4,B4の下端に係合し小玉ボビンを外した後
下降し其後後退する。その際小玉ボビンF4,B4から垂下
っている残篠を巻取るためにペッグ5a,5bを支承する機
構内の回転手段によってペッグ5a,5bは回転させられ
る。次にペッグ5a,5b上の小玉ボビンF4,B4を予備レール
上の空のボビンハンガーの直下位置に対応させるために
ペッグユニットを90゜回転させる（第１図（３）上段、
下段）。其後ペッグ5a,5bは上昇して小玉ボビンF4,B4を
予備レールの空のボビンハンガーに装着する（第１図
（４）上段、下段）。次にペッグユニットを180゜回転
させて予備レールの満ボビンM3,M4の直下位置にペッグ5
a,5bを対応させた後上昇、下昇を行うことによって予備
レールのボビンハンガーから満ボビンM3,M4を外す。次
にペッグ5a,5bのペッグユニットを90゜回転させて小玉
ボビンを外したクリールの前後一対のボビンハンガーの
前方にボビン5a,5bが対向（垂直同一面）する（第１図
（５）の上段、下段）。なお、その際満ボビンM3,M4か
らの篠のゆるみを無くすためにペッグ5a,5bは満ボビンM
3,M4を巻取り方向で回転し、一方満ボビンM3,M4からの
篠を、ロービングガイド３に掛けるために篠掛けプレー
トが第１図（５）の下段に矢印で示すように往復運動す
る。その際満ボビンM3,M4からの篠の非常なる張力をさ
けるためにペッグ5a,5bは巻き戻す。次に第１図（６）
の上段、下段に示すようにペッグユニットを前進させ、
満ボビンM3,M4を支承するペッグ5a,5bは精紡機のクリー
ルの前後のボビンハンガーの直下位置に対応するまで前
進した後、上昇して満ボビンM3,M4を精紡機のクリール
の前後一対のボビンハンガーに装着する。其後ペッグ5
a,5bは下降すると共に後退して篠交換機中の元の位置に
戻る（第１図（７））。かくして一連の篠継・篠交換作
業は終了し、以後この作業が精紡機の一端から他端に向
けて続けられる。
がトランペット２に達している満ボビンM3,M4は予備レ
ールのボビンハンガーに装着されている。次にペッグ5
a,5bは小玉ボビンF4,B4を精紡機のクリールのボビンハ
ンガーから外すために第１図（２）の上段、下段に矢印
で示すように、精紡機の機台に向けて前進し、上昇して
小玉ボビンF4,B4の下端に係合し小玉ボビンを外した後
下降し其後後退する。その際小玉ボビンF4,B4から垂下
っている残篠を巻取るためにペッグ5a,5bを支承する機
構内の回転手段によってペッグ5a,5bは回転させられ
る。次にペッグ5a,5b上の小玉ボビンF4,B4を予備レール
上の空のボビンハンガーの直下位置に対応させるために
ペッグユニットを90゜回転させる（第１図（３）上段、
下段）。其後ペッグ5a,5bは上昇して小玉ボビンF4,B4を
予備レールの空のボビンハンガーに装着する（第１図
（４）上段、下段）。次にペッグユニットを180゜回転
させて予備レールの満ボビンM3,M4の直下位置にペッグ5
a,5bを対応させた後上昇、下昇を行うことによって予備
レールのボビンハンガーから満ボビンM3,M4を外す。次
にペッグ5a,5bのペッグユニットを90゜回転させて小玉
ボビンを外したクリールの前後一対のボビンハンガーの
前方にボビン5a,5bが対向（垂直同一面）する（第１図
（５）の上段、下段）。なお、その際満ボビンM3,M4か
らの篠のゆるみを無くすためにペッグ5a,5bは満ボビンM
3,M4を巻取り方向で回転し、一方満ボビンM3,M4からの
篠を、ロービングガイド３に掛けるために篠掛けプレー
トが第１図（５）の下段に矢印で示すように往復運動す
る。その際満ボビンM3,M4からの篠の非常なる張力をさ
けるためにペッグ5a,5bは巻き戻す。次に第１図（６）
の上段、下段に示すようにペッグユニットを前進させ、
満ボビンM3,M4を支承するペッグ5a,5bは精紡機のクリー
ルの前後のボビンハンガーの直下位置に対応するまで前
進した後、上昇して満ボビンM3,M4を精紡機のクリール
の前後一対のボビンハンガーに装着する。其後ペッグ5
a,5bは下降すると共に後退して篠交換機中の元の位置に
戻る（第１図（７））。かくして一連の篠継・篠交換作
業は終了し、以後この作業が精紡機の一端から他端に向
けて続けられる。
本発明による篠換方法の第２実施例を第２図に示す。
第２図においては第１実施例の作業手順を示す第１図
（１）の図面のみを示し、其後の作業手順は第１図
（２）〜第１図（７）と実質的に同一であるので省略す
る。すなわち第２図（１）の上段は、篠継・篠交換作業
における満ボビン、小玉ボビン、ペッグ、篠継ぎヘッド
等の関係位置を示し、第２図（１）の中段は予備レール
上に千鳥状態に配置されている満ボビンM1,M2が篠継ぎ
される直前の状態にある際の前記各部材の関係位置を表
わす略示側面図であり、第２図（１）の下段は既に篠継
ぎされている満ボビンM3,M4が予備ハンガー上に千鳥状
態に配置され、その状態から小玉ボビンF4,B4と交換さ
れる直前での前記各部材の関係位置を表す略示側面図で
ある。
第２図においては第１実施例の作業手順を示す第１図
（１）の図面のみを示し、其後の作業手順は第１図
（２）〜第１図（７）と実質的に同一であるので省略す
る。すなわち第２図（１）の上段は、篠継・篠交換作業
における満ボビン、小玉ボビン、ペッグ、篠継ぎヘッド
等の関係位置を示し、第２図（１）の中段は予備レール
上に千鳥状態に配置されている満ボビンM1,M2が篠継ぎ
される直前の状態にある際の前記各部材の関係位置を表
わす略示側面図であり、第２図（１）の下段は既に篠継
ぎされている満ボビンM3,M4が予備ハンガー上に千鳥状
態に配置され、その状態から小玉ボビンF4,B4と交換さ
れる直前での前記各部材の関係位置を表す略示側面図で
ある。
第２実施例は満ボビンが予備レール上に千鳥状態で配
置されており、その為、満ボビンの篠径を、精紡機クリ
ール長手方向のボビンハンガーピッチより大きくするこ
とができる利点がある。篠継・篠交換の作業手順は第１
実施例と実質的に同一なので詳細な説明は省略する。
置されており、その為、満ボビンの篠径を、精紡機クリ
ール長手方向のボビンハンガーピッチより大きくするこ
とができる利点がある。篠継・篠交換の作業手順は第１
実施例と実質的に同一なので詳細な説明は省略する。
第３図に本発明による篠換方法の第３実施例の作業手
順を示す（第３図（１）〜第３図（７））。第３実施例
においては交換されることになる満ボビンM1,M2,M3,M4
は精紡機の機台に沿って２列に配置されており、それに
よって精紡機のクリール上のボビンハンガーに吊下され
た篠巻ボビンが小玉ボビンになった時に、精紡機の機台
の１端から他端へ（第３図の上段の平面図では下方から
上方へ）順次前後一対づつ篠継・篠交換が可能な篠換方
法である。以下順を追って説明する。
順を示す（第３図（１）〜第３図（７））。第３実施例
においては交換されることになる満ボビンM1,M2,M3,M4
は精紡機の機台に沿って２列に配置されており、それに
よって精紡機のクリール上のボビンハンガーに吊下され
た篠巻ボビンが小玉ボビンになった時に、精紡機の機台
の１端から他端へ（第３図の上段の平面図では下方から
上方へ）順次前後一対づつ篠継・篠交換が可能な篠換方
法である。以下順を追って説明する。
第３図（１）〜第３図（７）の各図における上段、中
段および下段の関係は第１実施例を示す第１図（１）〜
第１図（７）と同様であり、すなわち中段に篠継ぎの作
業手順、下段にすでに篠継ぎされた満ボビンと小玉ボビ
ンとの篠交換の作業手順をそれぞれ略示側面図で示し、
上段は両者の作業手順を平面図で示す。
段および下段の関係は第１実施例を示す第１図（１）〜
第１図（７）と同様であり、すなわち中段に篠継ぎの作
業手順、下段にすでに篠継ぎされた満ボビンと小玉ボビ
ンとの篠交換の作業手順をそれぞれ略示側面図で示し、
上段は両者の作業手順を平面図で示す。
第３実施例による篠換方法を実施するに際しては、精
紡機のクリールのボビンハンガー全部に同一の径の篠巻
ボビン、通常は満ボビンが吊下されて紡出が開始され
る。第３図（１）の中段は紡出が進んで精紡機のクリー
ル上のボビンハンガーに吊下されている満ボビンが小玉
ボビンF1,B1になった状態を示す。この状態において小
玉ボビンF1,B1からの篠r1,r2はロービングガイド３を経
て精紡機の牽伸部１の上流のトランペット２に供給され
て紡出されている。図中10は篠交換機、4a,4bは満ボビ
ンM1,M2を移動させる際に夫々を支承するペッグであ
り、5a,5bはすでに篠継ぎされた満ボビンM3,M4を小玉ボ
ビンF2,B2と交換するために小玉ボビンF2,B2および満ボ
ビンM3,M4を移動される際に夫々を支承するペッグであ
る。
紡機のクリールのボビンハンガー全部に同一の径の篠巻
ボビン、通常は満ボビンが吊下されて紡出が開始され
る。第３図（１）の中段は紡出が進んで精紡機のクリー
ル上のボビンハンガーに吊下されている満ボビンが小玉
ボビンF1,B1になった状態を示す。この状態において小
玉ボビンF1,B1からの篠r1,r2はロービングガイド３を経
て精紡機の牽伸部１の上流のトランペット２に供給され
て紡出されている。図中10は篠交換機、4a,4bは満ボビ
ンM1,M2を移動させる際に夫々を支承するペッグであ
り、5a,5bはすでに篠継ぎされた満ボビンM3,M4を小玉ボ
ビンF2,B2と交換するために小玉ボビンF2,B2および満ボ
ビンM3,M4を移動される際に夫々を支承するペッグであ
る。
このペッグ5a,5bは第１実施例と同様にペッグユニッ
トの前後進の移動中にペッグの間隔が変る。ペッグユニ
ットの後進端では予備レールの前後２列の空のボビンハ
ンガーの直下位置に対応し、そのペッグユニットを左右
に揺動させて、予備レールの満ボビンの直下位置に対応
し元の位置へ戻るようになっている。６は篠継ヘッドで
あり、7a,7bは吸引ノズルである。前記ペッグ4a,4b;5a,
5b、篠継ヘッド６、吸引ノズル7a,7bについては第１実
施例の場合と同一であり、且つ前述の特開昭62−53426
号公報に詳述されているので本明細書においては以下そ
の作動のみを説明する。
トの前後進の移動中にペッグの間隔が変る。ペッグユニ
ットの後進端では予備レールの前後２列の空のボビンハ
ンガーの直下位置に対応し、そのペッグユニットを左右
に揺動させて、予備レールの満ボビンの直下位置に対応
し元の位置へ戻るようになっている。６は篠継ヘッドで
あり、7a,7bは吸引ノズルである。前記ペッグ4a,4b;5a,
5b、篠継ヘッド６、吸引ノズル7a,7bについては第１実
施例の場合と同一であり、且つ前述の特開昭62−53426
号公報に詳述されているので本明細書においては以下そ
の作動のみを説明する。
第３実施例によって篠継ぎを行なうに際して第３図
（２）中段に示すように、篠継ヘッド６が小玉ボビン
F2,B2に対応する位置に停止する。この状態においてペ
ッグ4a,4bが相互の間隔をせばめて上昇して予備レール
上のボビンハンガーに吊下されている満ボビンM1,M2を
外し、其後下降して、元の位置に戻る。したがって元の
位置に戻った状態では満ボビンM1,M2の間隔が拡げられ
て後述の篠端の引出しが容易になる。吸引ノズル7a,7b
が第３図（２）の中段に矢印で示すように移動して満ボ
ビンM1,M2から篠端を吸引して引出し、同時にペッグ4a,
4bがペッグを支承する機構内の回転手段によって回転さ
せられることによって満ボビンM1,M2を篠の巻戻し方向
に回転させる。次に満ボビンM1,M2とそれぞれの吸引ノ
ズル7a,7b間に延びている篠を篠継ヘッド６が把持し、
次いで篠継ヘッド６の下流の篠を切断して篠端を形成さ
せた上で、第３図（３）の上段および中段に矢印で示す
ように篠継ぎヘッドを時計方向に揺動させつつ、その篠
端をトランペット２の上方に導き、紡出中の小玉ボビン
F2,B2の篠r1,r2にその篠端が重ね合わされて前記の如く
に篠継ぎが行われ（第３図（４）の上段および中段）、
篠継ぎ部分より上流の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2は切断
される。次いで第３図（５）の上段および中段に示すよ
うに、篠継ヘッド６は反時計方向に揺動して元の位置に
戻る。篠継ヘッド６の移動に際しては篠が切れないよう
に満ボビンM1,M2は巻戻し方向に回転されたり、篠のゆ
るみが大きくなりすぎないように巻取り方向に回転され
る。次に篠継ぎされた満ボビンM1,M2を予備レールのボ
ビンハンガーに吊下させるためにペッグ4a,4bは相互の
間隔の縮少と上昇運動を行って満ボビンM1,M2を予備レ
ールのボビンハンガーに装着し（第３図（６）の上段、
中段）、其後ペッグ4a,4bは下降して元の位置に収容さ
れる（第１図（７）の上段、中段）。
（２）中段に示すように、篠継ヘッド６が小玉ボビン
F2,B2に対応する位置に停止する。この状態においてペ
ッグ4a,4bが相互の間隔をせばめて上昇して予備レール
上のボビンハンガーに吊下されている満ボビンM1,M2を
外し、其後下降して、元の位置に戻る。したがって元の
位置に戻った状態では満ボビンM1,M2の間隔が拡げられ
て後述の篠端の引出しが容易になる。吸引ノズル7a,7b
が第３図（２）の中段に矢印で示すように移動して満ボ
ビンM1,M2から篠端を吸引して引出し、同時にペッグ4a,
4bがペッグを支承する機構内の回転手段によって回転さ
せられることによって満ボビンM1,M2を篠の巻戻し方向
に回転させる。次に満ボビンM1,M2とそれぞれの吸引ノ
ズル7a,7b間に延びている篠を篠継ヘッド６が把持し、
次いで篠継ヘッド６の下流の篠を切断して篠端を形成さ
せた上で、第３図（３）の上段および中段に矢印で示す
ように篠継ぎヘッドを時計方向に揺動させつつ、その篠
端をトランペット２の上方に導き、紡出中の小玉ボビン
F2,B2の篠r1,r2にその篠端が重ね合わされて前記の如く
に篠継ぎが行われ（第３図（４）の上段および中段）、
篠継ぎ部分より上流の小玉ボビンF2,B2の篠r1,r2は切断
される。次いで第３図（５）の上段および中段に示すよ
うに、篠継ヘッド６は反時計方向に揺動して元の位置に
戻る。篠継ヘッド６の移動に際しては篠が切れないよう
に満ボビンM1,M2は巻戻し方向に回転されたり、篠のゆ
るみが大きくなりすぎないように巻取り方向に回転され
る。次に篠継ぎされた満ボビンM1,M2を予備レールのボ
ビンハンガーに吊下させるためにペッグ4a,4bは相互の
間隔の縮少と上昇運動を行って満ボビンM1,M2を予備レ
ールのボビンハンガーに装着し（第３図（６）の上段、
中段）、其後ペッグ4a,4bは下降して元の位置に収容さ
れる（第１図（７）の上段、中段）。
次に前述のように篠継ぎされた満ボビンと小玉ボビン
との篠交換の作業手段を第３図（１）〜第３図（７）の
上段と下段の各図面を参照して説明する。
との篠交換の作業手段を第３図（１）〜第３図（７）の
上段と下段の各図面を参照して説明する。
第３図（１）の下段に示すように、すでに篠継ぎされ
てその篠がトランペット２に達している満ボビンM3,M4
は前後２列になって予備レールのボビンハンガーに装着
されている。次にペッグ5a,5bは小玉ボビンF4,B4を精紡
機のクリールのボビンハンガーから外すために、第３図
（２）の下段に矢印で示すように、精紡機の機台に向け
て前進し、上昇して小玉ボビンF4,B4の下端に係合し小
玉ボビンを外した後下降し其後後退する。その際小玉ボ
ビンF4,B4から垂下っている残篠を巻取るためにペッグ5
a,5bを支承する機構内の回転手段によってペッグ5a,5b
は回転させられる。其後ペッグ5a,5bは鉛直方向に上昇
して小玉ボビンF4,B4を予備レール上の直上の前後一対
のボビンハンガーに装着する（第３図（３）下段）。ペ
ッグ5a,5bは小玉ボビンF4,B4から外れるために僅かに下
降した後、予備レール上で直前に小玉ボビンF4,B4が装
着された前後一対のボビンハンガーに隣接し、且つ既に
篠継ぎされた満ボビンM3,M4が吊下されている前後一対
のボビンハンガーの下方の位置に第３図（４）上段に矢
印で示すように移動する。その後でペッグ5a,5bは上昇
して満ボビンM3,M4を予備レールのボビンハンガーがら
外して下降し元の位置に戻る。この状態ではペッグ5a,5
b上の満ボビンM3,M4は先に小玉ボビンF2,B2が外された
精紡機のクリール上の前後一対のボビンハンガーの位置
より精紡機長手方向にボビンハンガー１ピッチ分だけず
れているので、その位置を元の位置に戻すためにペッグ
5a,5bは第３図（５）上段に矢印で示すように移動す
る。なお、満ボビンM3,M4の移動に際しては、満ボビンM
3,M4からの篠のゆるみを無くすためにペッグ5a,5bは満
ボビンM3,M4を巻取り方向で回転し、一方満ボビンM3,M4
からの篠をロービングガイド３に掛けるために篠掛けプ
レートが第３図（５）の下段に矢印で示すように往復動
するこのとき篠切れしないように満ボビンを巻戻し方向
に回転して篠をゆるめる。次に第３図（６）の上段、下
段に示すように満ボビンM3,M4を支承するペッグ5a,5bは
相互の間隔を精紡機のクリールの前後のボビンハンガー
の間隔に対応するように拡げながら前進し、その上で上
昇して満ボビンM3,M4を精紡機のクリールの前後一対の
ボビンハンガーに装着する。其後ペッグ5a,5bは下降す
ると共に後退して篠交換機中の元の位置に戻る（第１図
（７））。
てその篠がトランペット２に達している満ボビンM3,M4
は前後２列になって予備レールのボビンハンガーに装着
されている。次にペッグ5a,5bは小玉ボビンF4,B4を精紡
機のクリールのボビンハンガーから外すために、第３図
（２）の下段に矢印で示すように、精紡機の機台に向け
て前進し、上昇して小玉ボビンF4,B4の下端に係合し小
玉ボビンを外した後下降し其後後退する。その際小玉ボ
ビンF4,B4から垂下っている残篠を巻取るためにペッグ5
a,5bを支承する機構内の回転手段によってペッグ5a,5b
は回転させられる。其後ペッグ5a,5bは鉛直方向に上昇
して小玉ボビンF4,B4を予備レール上の直上の前後一対
のボビンハンガーに装着する（第３図（３）下段）。ペ
ッグ5a,5bは小玉ボビンF4,B4から外れるために僅かに下
降した後、予備レール上で直前に小玉ボビンF4,B4が装
着された前後一対のボビンハンガーに隣接し、且つ既に
篠継ぎされた満ボビンM3,M4が吊下されている前後一対
のボビンハンガーの下方の位置に第３図（４）上段に矢
印で示すように移動する。その後でペッグ5a,5bは上昇
して満ボビンM3,M4を予備レールのボビンハンガーがら
外して下降し元の位置に戻る。この状態ではペッグ5a,5
b上の満ボビンM3,M4は先に小玉ボビンF2,B2が外された
精紡機のクリール上の前後一対のボビンハンガーの位置
より精紡機長手方向にボビンハンガー１ピッチ分だけず
れているので、その位置を元の位置に戻すためにペッグ
5a,5bは第３図（５）上段に矢印で示すように移動す
る。なお、満ボビンM3,M4の移動に際しては、満ボビンM
3,M4からの篠のゆるみを無くすためにペッグ5a,5bは満
ボビンM3,M4を巻取り方向で回転し、一方満ボビンM3,M4
からの篠をロービングガイド３に掛けるために篠掛けプ
レートが第３図（５）の下段に矢印で示すように往復動
するこのとき篠切れしないように満ボビンを巻戻し方向
に回転して篠をゆるめる。次に第３図（６）の上段、下
段に示すように満ボビンM3,M4を支承するペッグ5a,5bは
相互の間隔を精紡機のクリールの前後のボビンハンガー
の間隔に対応するように拡げながら前進し、その上で上
昇して満ボビンM3,M4を精紡機のクリールの前後一対の
ボビンハンガーに装着する。其後ペッグ5a,5bは下降す
ると共に後退して篠交換機中の元の位置に戻る（第１図
（７））。
かくして一連の篠継・篠交換作業は終了し、以後この
作業が精紡機の一端から他端に向けて続けられる。ただ
し、どの実施例においても、一番初めは篠継ぎ作業の
み、最終は篠交換作業のみを行うことは云うまでもな
い。前述の第１実施例においては精紡機のクリール上の
前後一対のボビンハンガーの一対おきにこの作業が行わ
れて機台片側の半分の小玉ボビンが満ボビンに交換され
るが、第３実施例では機台片側の全部の小玉ボビンが満
ボビンに交換される。
作業が精紡機の一端から他端に向けて続けられる。ただ
し、どの実施例においても、一番初めは篠継ぎ作業の
み、最終は篠交換作業のみを行うことは云うまでもな
い。前述の第１実施例においては精紡機のクリール上の
前後一対のボビンハンガーの一対おきにこの作業が行わ
れて機台片側の半分の小玉ボビンが満ボビンに交換され
るが、第３実施例では機台片側の全部の小玉ボビンが満
ボビンに交換される。
以上のように中段の篠継作業と下段の篠交換作業が同
時に平行的に行われるが、作業手順のタイミングは図示
の中段下段のように対応させる必要のないことは云うま
でもない。本発明は篠継作業と篠交換作業を別の場所で
略平行的に行うことによって目的を達し実施例はその一
例に過ぎない。例えば上記実施例では篠継ぎ時間内に篠
交換を行えば良いので構造の簡易化と篠交換機の小型化
を図るために一組のペッグ5a,5bで篠交換を行っている
が、既知の特開昭61−102428号、特開昭61−119728号の
ように小玉ボビン用と満ボビン用、２組のペッグで行っ
ても良い。
時に平行的に行われるが、作業手順のタイミングは図示
の中段下段のように対応させる必要のないことは云うま
でもない。本発明は篠継作業と篠交換作業を別の場所で
略平行的に行うことによって目的を達し実施例はその一
例に過ぎない。例えば上記実施例では篠継ぎ時間内に篠
交換を行えば良いので構造の簡易化と篠交換機の小型化
を図るために一組のペッグ5a,5bで篠交換を行っている
が、既知の特開昭61−102428号、特開昭61−119728号の
ように小玉ボビン用と満ボビン用、２組のペッグで行っ
ても良い。
又篠継ぎの際に一方の満ボビンの篠端が他方の満ボビ
ンに絡みつくのを防止し、篠端の口出しを確実にするた
めに予備レールから取り出した満ボビンの間隔を広げて
篠端の口出しを行っているが（第１図第３図の（２）上
段の工程）予備レールに吊下されている満ボビン間の間
隙によってはこの工程は省略しても良い。
ンに絡みつくのを防止し、篠端の口出しを確実にするた
めに予備レールから取り出した満ボビンの間隔を広げて
篠端の口出しを行っているが（第１図第３図の（２）上
段の工程）予備レールに吊下されている満ボビン間の間
隙によってはこの工程は省略しても良い。
以上のように本発明は精紡機における一連の篠交換篠
継作業を複数の単位篠換作業に区分してこれらの単位篠
換作業を略同時に平行的に行うので、一連の篠換作業時
間を大幅に短縮でき、ロング精紡機であっても管巻時間
内（玉揚と玉揚との間の時間）に篠交換作業を完了する
ことができる。そして篠継作業を自動的に行うためには
満ボビンの篠端を口出しする篠端口出装置、その篠端を
紡出中の小玉ボビンに継ぐ篠継装置、継いだ満ボビンの
篠をロービングガイドに掛ける篠掛装置等の各装置を篠
交換機に組込まなければならないが、複数の単位篠換作
業を別の場所で行うことによってこれらの各篠装置の組
込みを容易にでき、それら装置の構造を簡略化すること
ができる。
継作業を複数の単位篠換作業に区分してこれらの単位篠
換作業を略同時に平行的に行うので、一連の篠換作業時
間を大幅に短縮でき、ロング精紡機であっても管巻時間
内（玉揚と玉揚との間の時間）に篠交換作業を完了する
ことができる。そして篠継作業を自動的に行うためには
満ボビンの篠端を口出しする篠端口出装置、その篠端を
紡出中の小玉ボビンに継ぐ篠継装置、継いだ満ボビンの
篠をロービングガイドに掛ける篠掛装置等の各装置を篠
交換機に組込まなければならないが、複数の単位篠換作
業を別の場所で行うことによってこれらの各篠装置の組
込みを容易にでき、それら装置の構造を簡略化すること
ができる。
第１図〜第３図は本発明による篠換方法の各実施例を示
す図である。 M1,M2,M3,M4……満ボビン、 F1,F2,F3,F4……前列のボビン、 B1,B2,B3,B4……後列のボビン、 １……牽伸部、２……トランペット、 ３……ロービングガイド、 4a,4b……篠継ぎ用ペッグ、 5a,5b……篠交換用ペッグ、 ６……篠継ヘッド、 7a,7b……吸引ノズル、 10……篠交換機。
す図である。 M1,M2,M3,M4……満ボビン、 F1,F2,F3,F4……前列のボビン、 B1,B2,B3,B4……後列のボビン、 １……牽伸部、２……トランペット、 ３……ロービングガイド、 4a,4b……篠継ぎ用ペッグ、 5a,5b……篠交換用ペッグ、 ６……篠継ヘッド、 7a,7b……吸引ノズル、 10……篠交換機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−102428（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−119728（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】精紡機のクリールに各スピンドルに対応す
る多数のボビンハンガーを機台前方からみて前列と後列
の２列に機台の長手方向へ配設し、クリールの手前上方
に設けた予備レールに多数のボビンハンガーを配設し、
精紡機のクリールの前後２列のボビンハンガーに吊下さ
れているボビンが小玉ボビンになったとき、精紡機の機
台の長手方向に沿って機台の一端側から他端側に向けて
篠交換機を移動させ、その篠交換機を各前後小玉ボビン
対に対応する所定の作業位置に順次間欠的に停止させ、
各作業位置でクリールのボビンハンガーに吊下されてい
る前後小玉ボビン対の篠と予備レールのボビンハンガー
に吊下されている対応する満ボビン対の篠との篠継ぎ及
び前後小玉ボビン対と満ボビン対の入れ換えを行う精紡
機における篠換方法において、前後小玉ボビン対とそれ
らに対応する満ボビン対との一連の篠換作業を複数の単
位篠換作業に区分し、１つの単位篠換作業は前後小玉ボ
ビン対と対応する満ボビン対を入れ換えてクリールに満
ボビン対を吊下し予備レールに小玉ボビン対を吊下する
作業を含み、他の単位篠換作業は前記満ボビン対とは別
の満ボビン対の篠端を口出しする作業を含み、各単位篠
換作業を行うための複数の作業機構を篠交換機に、口出
し用の作業機構が入れ換え用の作業機構より進行方向の
前側に位置し、かつ機台の長手方向において相隣合う複
数の前後小玉ボビン対に対して、各作業位置で前記複数
の作業機構が互いに重複せず対応するように配設し、各
作業位置で複数の作業機構が夫々の単位篠換作業を対応
する小玉ボビン対及び対応する満ボビン対に対して同時
平行的に行う群篠換作業を行い、機台の一端側から他端
側に向けて篠交換機が各作業位置で群篠換作業を順次行
うことにより、各前後小玉ボビン対に対する一連の篠換
作業を複数の単位篠換作業に分けて複数回の群篠換作業
によって完了することを特徴とする精紡機における篠換
方法。
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