JP2550772B2 - 光学的情報記録媒体円盤の再生装置 - Google Patents

光学的情報記録媒体円盤の再生装置

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JP2550772B2 JP2289816A JP28981690A JP2550772B2 JP 2550772 B2 JP2550772 B2 JP 2550772B2 JP 2289816 A JP2289816 A JP 2289816A JP 28981690 A JP28981690 A JP 28981690A JP 2550772 B2 JP2550772 B2 JP 2550772B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は光学的情報記録媒体円盤(光ディスク)の再
生装置に関する。
【従来の技術】
記録再生の対象にされている情報をディジタルデータ
として情報記録媒体に記録する際には、記録再生の対象
にされている情報によるディジタル信号を各種の変調方
式の内から選定された特定な変調方式によって変調され
た状態のデジタルデータとして記録することが行なわれ
ており、この点は情報記録媒体が光ディスクの場合でも
同様であって、例えばコンパクト・ディスク(CD)とし
て知られている光ディスクにおいては、8データ・ビッ
トを14チャンネル・ビットに拡大するような変調方式
(EFM)を用いて変調して得たデジタルデータが記録再
生されるようになされており、前記のEFMが採用されて
いるCDにおいては、ビット間の最短間隔Tminと対応する
ビット長(パルス長またはパルス幅)3Tの変調信号と、
ビット間の最長間隔Tmaxと対応するビット長11Tの変調
信号との間に設定された9種類のビット長の変調信号に
よるビット列によってデジタルデータが構成されるよう
になされている。 そして、前記したCDによる記録再生方式は、最短のパ
ルス長3Tの変調信号と最長のパルス長11Tの変調信号と
の間に設定された9種類のビット長の変調信号からなる
デジタルデータをピットの配列として光ディスク(CD)
に記録し、また、CDにピットが配列されている状態とし
て記録されている記録情報の再生(読出し)時には、特
定な波長(780nm)を有する再生光(読出し光)を特定
な開口数NA(NA=0.45)の集光レンズ(対物レンズ)に
より集光してCDに投射することによって行なわれるよう
になされていて、前記したCDからの記録情報の再生時に
おいては、集光レンズによって集光(集束)された再生
光のビームウエストの部分がCDの信号面に位置する状
態、すなわち、CDの信号面が集光レンズの合焦面に位置
している状態となされるようにして、CDの信号面に設け
られているピットの配列に再生光を投射し、その状態で
CDの信号面から得られる再生光を光検出器により光電変
換して再生信号を得るようにしている。 前記した再生信号、すなわち、集光レンズの焦点面に
位置するようにおかれているCDの信号面に対して所定の
直径を有する光のスポットが集光されている状態で得ら
れた再生信号は、それを再生信号の振幅の約1/2の信号
レベルの電圧値が比較器基準電圧(閾値電圧)として供
給されている比較器に与えて復調動作を行なうことによ
り、ビット間の最短間隔Tminと対応するビット長(パル
ス長またはパルス幅)3Tの変調信号と、ビット間の最長
間隔Tmaxと対応するビット長11Tの変調信号との間に設
定された9種類のビット長の変調信号によるビット列に
よって構成されているデジタルデータを復調することが
できる。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CDの規格に定められている諸条件を満足す
るような状態で記録されているデジタルデータを忠実に
復調するためには、前述のように特定な波長(780nm)
を有する再生光を特定な開口数NA(NA=0.45)の集光レ
ンズによりCDの信号面に集光し、その集光レンズによっ
て集光された再生光のビームウエストの部分がCDの信号
面に位置する状態、すなわちCDの信号面が集光レンズの
合焦面に位置している状態となされるようにして、前記
のようにCDの信号面に設けられているピットの配列に所
定の直径を有する光のスポットが集光されている状態に
おいて光検出器から得られる再生信号を、その再生信号
の振幅の約1/2の信号レベルの電圧値が比較器基準電圧
(閾値電圧)として供給されている比較器に与えて復調
動作を行なうことが必要とされるから、例えば、再生装
置において使用されている再生光の波長や集光レンズの
開口数がCDの規格に定められている数値よりもずれてい
たり、再生信号を復調する際に用いられる比較器基準電
圧の電圧値が再生信号の振幅の約1/2の電圧値よりも許
容範囲以上にずれていた場合には、CDに記録されていた
ビット間の最短間隔Tminと対応するビット長3Tの変調信
号と、ビット間の最長間隔Tmaxと対応するビット長11T
の変調信号との間に設定された9種類のビット長の変調
信号によるビット列によって構成されているデジタルデ
ータが正しく復調されず、例えばCDに記録されていたビ
ット間の最短間隔Tminと対応するビット長3Tの変調信号
が、ビット長3T以外のビット長の変調信号として復調さ
れてしまうようなことが起こるのである。 それでCDの再生装置では、CDに記録されていた例えば
ビット間の最短間隔Tminと対応するビット長3Tの変調信
号が、ビット長3Tの復調信号として復調される、という
ように、CDに記録されていた変調信号のビット長と同一
のビット長を有する復調信号が復調動作によって得られ
るように、CDの規格に定められている特定な波長(780n
m)を有する再生光を、特定な開口数NA(NA=0.45)の
集光レンズによってCDの信号面に集光させて、CDの信号
面に設けられているピットの配列に所定の直径を有する
光のスポットが集光されている状態で再生信号を得て、
その再生信号の振幅の約1/2の信号レベルの電圧値が比
較器基準電圧(閾値電圧)として供給されている比較器
に再生信号を与えて復調動作が行なわれるようにしてい
る。 さて、光ディスクの信号面に形成されているピットの
配列として情報の記録が行なわれている光ディスクに記
録されている変調信号が再生装置において正しく復調さ
れるためには、CDの場合を例に挙げてこれまでに行なっ
て来た記述からも明らかなように、光ディスクに記録さ
れている情報信号の再生時に使用されるべき再生光のス
ポットの直径がピットの形状寸法と対応して定められて
いる規定値であること、及び、再生信号を復調する際に
用いられる比較器基準電圧(閾値電圧)が、再生信号の
振幅の約1/2の信号レベルの電圧値であること、等が必
要とされるのである。 そのために、記録密度の異なる複数の光ディスクか
ら、それらに記録されている情報信号を正しく再生して
復調できるような光ディスクの再生装置としては、再生
装置の構成中に用いられるべき再生光の光源と、集光レ
ンズとの一方または双方として、それぞれ別構成のも
の、すなわち、異なる波長の光を放射できる再生光の光
源と、異なる開口数を有する集光レンズなどを備えてい
る別構成の再生装置を用意することが必要とされるので
ある。 次に、前記の点がより一層明らかとなるように、具体
的に説明すると次のとおりである。まず、光ディスクの
回転数を一定としたままで記録密度を高くした場合に光
ディスクの信号面に形成されるピットの形状寸法は、一
般的に記録密度が高くなるのにつれて小さくなっている
から、再生光を信号面に照射してピットによる再生光の
回折現象を利用して再生信号を得るようにしている再生
装置においては、再生の対象にされている光ディスクに
おけるピットの巾と対応して所定の関係の直径を有する
再生光のスポットを光ディスクの信号面に照射させるよ
うにしている。 また、光ディスクの信号面に形成されているピットの
配列の態様は、例えば同一の変調方式によって変調され
ているデジタルデータを用いて記録再生が行なわれるよ
うになされている場合であっても光ディスクの記録密度
の高低に応じて異なっており、前記の場合にそれぞれ記
録密度を異にしている光ディスクが互に異なる回転数で
駆動回転されて使用されるようになされている光ディス
クの場合においても、記録密度の高い方の光ディスクに
おけるピットは記録密度の低い方の光ディスクにおける
ピットに比べて巾の狭いピットとなされている、という
ように光ディスクの信号面に形成されているピットの配
列の態様は、光ディスクの記録密度の高低に応じて互に
異なっている。 そして、光ディスクにおけるピットの形状寸法が異な
る場合に、同一の波長の光の同一の直径の光のスポット
でピットの読取りが行なわれた場合には、当然のことな
がらピットの部分における光の回折の状態が全く異なる
ものになるから、光検出器から出力される再生信号は互
に異なるものになることは明らかである。 ところで、ピットの巾とピットの読取りに使用される
光のスポットの直径との関係が変化することによってピ
ットで生じる光の回折の状態が変化するという前記の問
題点を解決するのに、例えば光ディスクの信号面におけ
る再生光の断面積を集束の状態の変化によって変化させ
る、というような手段も考えられるが、前記した解決手
段によって光ディスクの信号面における再生光の断面積
を変化させても、そのようにして光ディスクの信号面に
照射された再生光はビームウエストの部分の断面ではな
いために、光ディスクの信号面における再生光の波面は
乱れているから、このような手段により光ディスクの信
号面における再生光の直径が所定の直径になるようにし
たところで、光ディスクからは正しい再生信号は再生で
きないのであり、したがって、記録密度の異なる複数の
光ディスクから、それらに記録されている情報信号を正
しく再生できるような光ディスクの再生装置としては、
再生装置の構成中に用いられるべき再生光の光源と、集
光レンズとの一方または双方のものをそれぞれ別構成の
ものとすることが必要とされるのである。 しかし、記録密度の異なる複数の光ディスクについ
て、それぞれ異なる構成態様の再生装置を準備しなけれ
ばならないということは望ましいことではないから、記
録密度の異なる複数の光ディスク毎の記録情報の再生に
用いられる再生装置の内で、再生時に合焦状態で光ディ
スクの信号面に投射される再生光のスポットの直径が最
小であるような規格な光ディスクに対して用いられる再
生装置を、その再生装置で再生の対象にされている光デ
ィスクの再生時にも兼用しようとすることが考えられ
た。 ところが、再生光を信号面に照射してピットによる再
生光の回折現象を利用して再生信号を得るようにしてい
る再生装置においては、既述のように再生の対象にされ
ている光ディスクにおけるピットの巾と対応して所定の
関係の直径を有する再生光のスポットを光ディスクの信
号面に照射させない限り、再生信号を復調する際に比較
器基準電圧(閾値電圧)として、再生信号の振幅の約1/
2の信号レベルの電圧値を用いても正しい復調信号が得
られないことは勿論のこと、正しい復調信号を得るため
に再生信号の復調時に必要とされる比較器基準電圧(閾
値電圧)の設定が行なえないという問題点が生じること
もあるので、それの解決策が求められた。 前記の点を説明するために、それぞれ記録密度を異に
している複数の光ディスクの1つが既述したように再生
光として波長が780nmの光を使用するとともに、開口数
が0.45の集光レンズを使用して再生が行なわれるように
なされているCDであり、もう1つの光ディスクがCDより
も記録密度が高く、それの再生光として波長が670nmの
光が使用されるとともに、開口数が0.50の集光レンズが
使用されて再生が行なわれる光ディスクであるとした場
合に、前記のように波長が670nmの再生光と、開口数が
0.50の集光レンズとを使用して構成されている再生装
置、すなわち、CDよりも高い記録密度の光ディスクを再
生するための再生装置によってCDの再生を行なった場合
には、その再生装置からの再生信号は第5図に示すよう
なアイパターンを生じさせるものになる。 ところで、この第5図に示されるような再生信号の場
合に、その再生信号の振幅の約1/2の信号レベルの電圧
値が比較器基準電圧(閾値電圧)として供給されている
比較器に与えて復調動作が行なわれた場合、すなわち、
第5図中のS−S線位置の比較器基準電圧(閾値電圧)
によって復調動作が行なわれた場合には、CDに記録され
ていたビット間の最短間隔Tminと対応するビット長3Tの
変調信号と、ビット間の最長間隔Tmaxと対応するビット
長11Tの変調信号との間に設定された9種類のビット長
の変調信号によるビット列によって構成されているデジ
タルデータが正しく復調されず、この第5図においてCD
に記録されていたビット間の最短間隔Tminと対応するビ
ット長3Tの変調信号と、ビット間の最長間隔Tmaxと対応
するビット長11Tの変調信号との間に設定された9種類
のビット長の変調信号によるビット列によって構成され
ているデジタルデータが正しく復調されうるような比較
器基準電圧(閾値電圧)は、第5図に示されるような再
生信号の場合には第5図中のA−A線位置の電圧である
が、第5図中の再生信号波形からも明らかなように、第
5図中のA−A線位置においては安定な再生信号を得る
ことはできないから、この場合には記録密度の異なる複
数の光ディスク毎の記録情報の再生に用いられる再生装
置の内で、再生時に合焦状態で光ディスクの信号面に投
射される再生光のスポットの直径が最小であるような規
格の光ディスクに対して用いられる再生装置を、その再
生装置で再生の対象にされている光ディスクの再生時に
も兼用することができないということになる。
【課題を解決するための手段】
本発明は第1の再生基準に従って再生されるようにな
されている光学的情報記録媒体円盤よりも記録密度が高
い光学的情報記録媒体円盤の再生時に適用される第2の
再生基準における光学的な再生条件を適用して前記した
記録密度が低い方の光学的情報記録媒体円盤に対する再
生動作を行なって得た再生信号を、前記した第1の再生
基準において定められている比較器基準電圧とは異なる
比較器基準電圧によって2値化する2値化信号の発生手
段と、前記した2値化信号の発生手段から出力された2
値化信号のパルス長を、前記した第1の再生基準に従っ
て再生されるようになされている光学的情報記録媒体円
盤を第1の再生基準に従って再生して得た再生信号が前
記した第1の再生基準において定められている比較器基
準電圧を用いて2値化した場合に得られる2値化信号の
パルス長と同一になるように補正するパルス長補正手段
とを備えてなる光学的情報記録媒体円盤の再生装置と、
第1の再生基準に従って再生されるようになされている
光学的情報記録媒体円盤よりも記録密度が高い光学的情
報記録媒体円盤の再生時に適用される第2の再生基準に
おける光学的な再生条件を適用して前記した記録密度が
低い方の光学的情報記録媒体円盤に対する再生動作を行
なって得た再生信号を、前記した第1の再生基準におい
て定められている比較器基準電圧とは異なる比較器基準
電圧によって2値化する2値化信号の発生手段として、
前記した第1の再生基準に従って再生されるようになさ
れている光学的情報記録媒体円盤を第1の再生基準に従
って再生して得た再生信号が前記した第1の再生基準に
おいて定められている比較器基準電圧を用いて2値化し
た場合に2値化信号の発生手段から得られる正規の2値
化信号のパルス長に比べて、前記した2値化信号の発生
手段から出力される2値化信号のパルス長が、N(ただ
し、Nは1以上の自然数)チャンネルビット長だけ、上
向きパルスで長く下向きパルスでは短いか、または上向
きパルスで短く下向きパルスでは長いようなパルス長を
示す2値化信号を出力しうるような比較器基準電圧を発
生させうるような帰還回路を含んで構成されているもの
を用い、また、前記した2値化信号の発生手段から出力
された2値化信号のパルス長を、前記したN(ただし、
Nは1以上の自然数)チャンネルビット長だけ補正する
パルス長補正手段を備えてなる光学的情報記録媒体円盤
の再生装置、及び第1の再生基準に従って再生されるよ
うになされている光学的情報記録媒体円盤よりも記録密
度が高い光学的情報記録媒体円盤の再生時に適用される
第2の再生基準における光学的な再生条件を適用して前
記した記録密度が低い方の光学的情報記録媒体円盤に対
する再生動作を行なって得た再生信号を2値化信号の発
生手段に与え、前記した2値化信号の発生手段から出力
された2値化信号のパルス長が、前記した第1の再生基
準に従って再生されるようになされている光学的情報記
録媒体円盤を第1の再生基準に従って再生して得た再生
信号が前記した第1の再生基準において定められている
比較器基準電圧を用いて2値化した場合に得られる2値
化信号のパルス長と同一になされるように、2値化信号
の発生手段の出力側から出力された2値化信号をパルス
長補正回路及び帰還回路を介して2値化信号の発生手段
の比較器基準電圧として帰還させるようにしてなる光学
的情報記録媒体円盤の再生装置、ならびに第1の再生基
準に従って再生されるようになされている光学的情報記
録媒体円盤よりも記録密度が高い光学的情報記録媒体円
盤の再生時に適用される第2の再生基準における光学的
な再生条件を適用して前記した記録密度が低い方の光学
的情報記録媒体円盤に対する再生動作を行なって得た再
生信号を、前記した第1の再生基準において定められて
いる比較器基準電圧とは異なる比較器基準電圧によって
2値化する2値化信号の発生手段と、前記した2値化信
号の発生手段から出力された2値化信号のパルス長が、
前記した第1の再生基準に従って再生されるようになさ
れている光学的情報記録媒体円盤を第1の再生基準に従
って再生して得た再生信号が前記した第1の再生基準に
おいて定められている比較器基準電圧を用いて2値化し
た場合に2値化信号の発生手段から得られる正規の2値
化信号のパルス長に比べて、前記した2値化信号の発生
手段から出力される2値化信号のパルス長が、D(ただ
し、Dは正の実数)チャンネルビット長だけずれている
とした場合には、光学的情報記録媒体円盤の再生装置に
備えられているデジタル復調変換テーブルにおける変換
の態様に比べてD(ただし、Dは正の実数)チャンネル
ビット分だけずらされた変換態様となされているデジタ
ル復調変換テーブルを備えさせてなる光学的情報記録媒
体円盤の再生装置とを提供する。
【作用】
第1の再生基準に従って再生されるようになされてい
る光ディスクよりも記録密度が高い光ディスクの再生時
に適用される第2の再生基準における光学的な再生条件
を適用して前記した記録密度が低い方の光ディスクに対
する再生動作を行なって得た再生信号を、前記した第1
の再生基準において定められている比較器基準電圧とは
異なる比較器基準電圧が与えられている比較器で比較し
て2値化信号を発生させる。 前記のようにして発生させた2値化信号のパルス長
は、前記した第1の再生基準に従って再生されるように
なされている光ディスクを第1の再生基準に従って再生
して得た再生信号を前記した第1の再生基準において定
められている比較器基準電圧を用いて2値化した場合の
正規の2値化信号のパルス長とは異なるので、パルス長
補正手段により正規の2値化信号のパルス長となるよう
に補正する。 また、第1の再生基準に従って再生されるようになさ
れている光ディスクよりも記録密度が高い光ディスクの
再生時に適用される第2の再生基準における光学的な再
生条件を適用して前記した記録密度が低い方の光ディス
クに対する再生動作を行なって得た再生信号を比較器に
与えて2値化信号を出力させる場合に、前記した第1の
再生基準に従って再生されるようになされている光ディ
スクを第1の再生基準に従って再生して得た再生信号が
前記した第1の再生基準において定められている比較器
基準電圧を用いて2値化した場合に得られる2値化信号
のパルス長と同一になされるように、比較器の出力側か
ら出力された2値化信号をパルス長補正回路及び帰還回
路を介して比較器の比較器基準電圧として帰還させ、比
較器から正規のパルス長の2値化信号を出力させる。 さらに、第1の再生基準に従って再生されるようにな
されている光ディスクよりも記録密度が高い光ディスク
の再生時に適用される第2の再生基準における光学的な
再生条件を適用して前記した記録密度が低い方の光ディ
スクに対する再生動作を行なって得た再生信号を、前記
した第1の再生基準において定められている比較器基準
電圧とは異なる比較器基準電圧が与えられている比較器
によって2値化して2値化信号を発生させる。 前記のようにして発生された2値化信号のパルス長
が、前記した第1の再生基準に従って再生されるように
なされている光ディスクを第1の再生基準に従って再生
して得た再生信号が前記した第1の再生基準において定
められている比較器基準電圧が供給されている比較器に
よって発生された正規の2値化信号のパルス長に比べ
て、D(ただし、Dは正の実数)チャンネルビット長だ
けずれているとした場合には、光学ディスクの再生装置
に備えられているデジタル復調変換テーブルにおける変
換の態様に比べてD(ただし、Dは正の実数)チャンネ
ルビット分だけずらされた変換態様となされているデジ
タル復調変換テーブルを用いて変換する。
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の光学的情報記録媒
体円盤の再生装置の具体的な内容を詳細に説明する。第
1図及び第3図ならびに第4図はそれぞれ本発明の光学
的情報記録媒体円盤の再生装置のブロック図、第2図は
動作説明用の波形図である。 例えば、変調方式としてEFMが採用されている光ディ
スクにおけるデジタルデータの記録は、最短のパルス長
3Tの変調信号と最長のパルス長11Tの変調信号との間に
設定された9種類のパルス長の変調信号によるピットの
配列によって行なわれており、前記の光ディスクがCDの
場合におけるCDからの記録情報の再生(読出し)は、波
長が780nmの再生光を開口数NAが0.45の集光レンズ(対
物レンズ)を含んで構成されている光学系を用いて行な
い、それによって得られた再生信号を再生信号の振幅の
約1/2の電圧値が比較器基準電圧(閾値電圧)として供
給されている比較器に与えることにより、最短のパルス
長3Tの変調信号と最長のパルス長11Tの変調信号との間
に設定された9種類のパルス長の変調信号によって構成
されているデジタルデータが正しく再現されること、及
び、前記したCDからの記録情報の再生が、CDよりも記録
密度の高い光ディスクからの記録情報の再生に適するよ
うに、光ディスクの信号面に投射される光のスポットの
直径がCDの信号面に投射される光のスポットの直径より
も小さな光のスポットが用いられるようにして構成され
ている再生装置によって再生した場合には、その再生信
号を再生信号の振幅の約1/2の電圧値が比較器基準電圧
(閾値電圧)として供給されている比較器に与えても、
最短のパルス長3Tの変調信号と最長のパルス長11Tの変
調信号との間に設定された9種類のパルス長の変調信号
によって構成されているデジタルデータが正しく再現さ
れないこと等は既述のとおりである。 そして、本発明の光学的情報記録媒体円盤の再生装置
は、前述のようにCDよりも記録密度の高いディスクの再
生に適するように光デイスクの信号面に投射される光の
スポットの直径がCDの信号面に投射される光のスポット
の直径よりも小さな光のスポットが用いられるようにし
て構成されている再生装置によってCDの再生が行なわれ
る場合の前述の例と同様に、再生の対象にされている光
ディスクに対する再生装置での再生動作が、その再生の
対象にされている光ディスクの再生動作に際して適用さ
れるべく定められている正規の光学的な再生条件とは別
の光学的な再生条件によっても再生動作が行なわれうる
ような構成とされている光学的情報記録媒体円盤の再生
装置であって、本発明の光学的情報記録媒体円盤の再生
装置では再生の対象にされている光ディスクを、その再
生の対象にされている光ディスクの再生動作に際して適
用されるべく定められている正規の光学的な再生条件と
は別の光学的な再生条件によって再生しても、正しいデ
ジタル信号が復調されるように再生信号に信号処理が行
なわれるようになされている。 本発明の光学的情報記録媒体円盤の再生装置の一実施
例の一部の構成を示している第1図において、1は光学
的情報記録媒体円盤(光ディスク)から図示されていな
い光学ヘッドによって読出された再生信号の入力端子で
あり、以下の実施例の説明において、前記した再生信号
の入力端子1に供給されている光ディスクの再生信号
は、既述したEFMを用いて変調して得たデジタルデータ
を記録している光ディスク、例えばCDからの再生信号で
あるとされており、かつ、前記した入力端子1に供給さ
れているCDの再生信号は、CDよりも記録密度の高いディ
スクからの再生時における正規のスポット径の光、すな
わち、本来CDの信号面に投射される光のスポットの直径
よりも小さなスポット径の光をCDの信号面に投射させる
ようにしてある光学ヘッドによって再生された再生信
号、例えばアイパターンが第5図に示されるような信号
であるとされている。 前記のように光学ヘッドから入力端子1に供給された
再生信号は、比較器2の非反転入力端子に供給されてお
り、比較器2において比較器基準電圧と比較されること
によって出力された比較器からの出力信号Sa{第2図の
(a)参照}は可変遅延素子4とアンド回路3とに供給
されている。 第1図に例示されている実施例において、比較器2の
反転入力端子に供給されている比較器基準電圧は設置電
位であるから、第1図中に示されている入力端子1に供
給されている再生信号が、第5図によりアイパターンが
表わされるようなEFM信号である場合には、比較器2で
は第5図中のS−Sによって示されている接地電位と第
5図示の再生信号とが比較されて、比較器2の出力側に
出力信号Saが出力される。 ところで光学ヘッドに設けられている集光レンズの焦
点面に位置するようにおかれているCDの信号面に対して
CDの規格で定められている所定の直径を有する光のスポ
ットが集光された状態で得られた再生信号が、再生信号
の振幅の約1/2の信号レベル(第5図中のS−Sの信号
レベル)の電圧値が比較器基準電圧(閾値電圧)として
供給されている比較器2に与えられた場合に、その正規
の再生信号と対応して比較器2から出力される出力信号
Saは、ビット間の最短間隔Tminと対応するビット長(パ
ルス長またはパルス幅)3Tの変調信号と、ビット間の最
長時間Tmaxと対応するビット長11Tの変調信号との間に
設定された9種類のビット長の変調信号による正しいビ
ット例の信号となされるのであるが、第1図示の比較器
2に供給されている再生信号はそれのアイパターンが第
5図によって例示されているような信号であるために、
その再生信号の振幅の約1/2の信号レベル(第5図中の
S−Sの信号レベル)の接地電圧が比較器基準電圧とし
て供給されている比較器2から出力される信号Saは、ビ
ット間の最短間隔Tminと対応するビット長(パルス長ま
たはパルス幅)3Tの変調信号は、第5図中でS1→S2の期
間と対応する上向きパルスとして現われ、また、前記し
たビット長3Tに続いて存在しているものとして例示され
ているビット間の最短間隔Tminと対応するビット長(パ
ルス長またはパルス幅)3Tバーの変調信号は、第5図中
でS2→S3の期間と対応する下向きパルスとして現われて
いる。 すなわち、第5図に示されている再生信号は、CDに記
録されていた信号が例えば3Tのパルス長の変調信号と、
3Tバーのパルス長の変調信号とが時間軸上で連続してい
る状態の信号の場合に、前記した3Tのパルス長の変調信
号と、3Tバーのパルス長の変調信号との連続信号が、再
生信号における振幅の約1/2の信号レベル(第5図中の
S−S)付近での長さが、それぞれ第5図中でS1→S2の
期間(4.2T)とS2→S3の期間(1.8T)として示されるよ
うな再生信号として現われるよう場合のものであり、パ
ルス長が4T〜11Tの変調信号についても前記したパルス
長が3Tの変調信号の場合と同様に、再生信号における振
幅の約1/2の信号レベル(第5図中のS−S)付近での
長さがもともとのパルス長4T〜11Tとは異なる時間長に
変化している状態のものとして現われることはいうまで
もない。 それで、アイパターンが第5図に示されるような再生
信号が第1図中の比較器2に供給された場合には、比較
器2からは信号Saは第2図の(a)に例示されているよ
うにパルス長が4.2Tの上向きパルスと、パルス長が1.8T
の下向きパルスとが出力されることになる。 なお、前述のようにCDよりも記録密度の高いディスク
の再生に適するように光ディスクの信号面に投射される
光のスポットの直径がCDの信号面に投射される光のスポ
ットの直径よりも小さな光のスポットが用いられるよう
にして構成されている再生装置によってCDの再生が行な
われる場合に得られる再生信号の態様は、再生の対象に
されている光ディスクの再生動作に際して適用される光
学的な再生条件が異なるのに応じて変化することはいう
までもなく、第5図に例示されている再生信号の状態は
単に一例を示しているのに過ぎない。 また、第5図によりアイパターンが示されるような再
生信号が供給される比較器2に、第5図中のA−Aで示
されている信号レベルの比較器基準電圧を供給した場合
には、比較器2の出力側に出力される出力信号Saは、ビ
ット間の最短間隔Tminと対応するビット長(パルス長ま
たはパルス幅)3Tの変調信号は、第5図中でA1→A2の期
間と対応する上向きパルスとして現われ、また、前記し
たビット長3Tに続いて存在しているものとして例示され
ているビット間の最短間隔Tminと対応するビット長(パ
ルス長またはパルス幅)3Tバーの変調信号は、第5図中
でA2→A3の期間と対応する下向きパルスとして現われて
おり、前記のそれぞれの期間A1→A2及びA2→A3は3Tであ
るから、アイパターンが第5図によって示されるような
再生信号の場合に、第1図中の比較器2に第5図中のA
−Aで示されている信号レベルの比較器基準電圧を供給
して比較動作を行なったとすれば、比較器2からはパル
ス長が3T,3Tバーの正規の信号として出力されるが、第
5図中のA−Aで示されている信号レベルの比較器基準
電圧における比較器2における前記した比較動作は、再
生信号の信号レベルの僅かな変動によっても正規の信号
が得られなくなるような不安定なものであるから、前記
した第5図中のA−Aで示されている信号レベルの比較
器基準電圧を用いて行なわれる比較器2の比較動作によ
って復調信号を得るようにすることは不適当である。 さて、比較器基準電圧として接地電位が供給されてい
る第1図中の比較器2に対して、アイパターンが第5図
に示されるような再生信号が供給されて、比較器2から
出力された第2図の(a)に例示されているようにパル
ス長が4.2Tの上向きパルスと、パルス長が1.8Tの下向き
パルスとによって示される出力信号Saは、CDに記録され
ていたパルス長が3Tの変調信号とパルス長が3Tバーの変
調信号とが、それぞれパルス長が変換された状態で比較
器2から出力された信号である。 そしてCDに記録されていた信号が、本来のパルス長、
例えば3T,3Tバーのパルス長の変調信号とは異なる信
号、例えばパルス長が4.2Tの上向きパルスと、パルス長
が1.8Tの下向きパルスの信号に変換された状態の信号と
して出力されている比較器2からの出力信号Saが、既述
のように可変遅延素子4とアンド回路3とを含んで構成
されているパルス長補正回路に供給されると、第2図の
波形図によって説明されているような前記の可変遅延素
子4とアンド回路3との動作によって、CDにもともと記
録されていたと説明されている3T,3Tバーのパネル長の
変調信号と同じパルス長3T,3Tバーを示す復調信号がア
ンド回路3から出力端子7に出力される。 すなわちCDにもともと記録されていたと説明されてい
る3T,3Tバーのパルス長の変調信号が、第2図の(a)
に例示されているようなパルス長が4.2Tの上向きパルス
と、パルス長が1.8Tの下向きパルスとに変換された状態
の信号Saとして比較器2から出力されて、可変遅延素子
4とアンド回路3とに供給されると、前記した可変遅延
素子4では、それに供給された信号Saに所定の時間遅延
τを与えた状態の信号Sb{第2図の(b)参照}を出力
してアンド回路3に供給し、アンド回路3では比較回路
2から供給されている第2図の(a)に示されているよ
うな比較器2の出力信号Saと、前記した比較器2の出力
信号Saが所定の時間τだけ遅延された状態の信号Sbとの
論理積に対応する出力信号Scを出力する。 ここで、前記した可変遅延素子4における遅延時間τ
は、例えばCDに記録されていたパルス長が3T,3Tバーの
変調信号が、比較器2からパルス長が4.2T,1.8Tバーの
復調信号として得られるような場合、すなわちアイパタ
ーンが第5図によって示されるような再生信号を、第5
図中のS−Sによって示されるような比較器基準電圧が
供給されている比較器2に供給したときに比較器2から
出力される出力信号Saの場合には、1.2Tの遅延時間に設
定すればよい。 一般に、CDに記録されていた変調信号のパルス長がn
T,nTバーであったときに、比較器2からの出力信号Saの
パルス長n′T,n″Tは、nT+nT=n′T,n″Tのような
関係によって示されるものになるが、可変遅延素子4に
よって前記の信号Saに与える時間遅延τは、τ=n′T
−nTまたはτ=nT+n″Tによって求められる、という
ようにパルス長補正回路の可変遅延素子4における時間
遅延τの時間値の設定は、比較器2からの出力信号Saの
パルス長と、その出力信号と対応している変調信号のパ
ルス長との差によって決定できる。 既述したところから明らかなように、前記した比較器
2からの出力信号Saのパルス長は、比較器2に設定され
る比較器基準電圧を変化することによって変化する。そ
して、比較器2に設定する比較器基準電圧としては、比
較器2から常に安定な状態で出力信号Saが発生できるよ
うな状態の比較器基準電圧が選定されるのである。 前記したアンド回路3では比較器2からの出力信号Sa
と可変遅延素子4からの出力信号Sbとの論理積出力信号
Sc、すなわち、第2図の(c)に示すようなすなわちパ
ルス長3T,3Tバーであるような出力信号Scを出力して前
記のように出力端子7に送出するとともに、低域通過濾
波器5とに与える。前記した低域通過濾波器5では前記
した出力信号Scの低域信号成分をアナログ・デジタル変
換器6に供給する。 前記したアナログ・デジタル変換器6では、それに供
給された信号をデジタル信号に変換して可変遅延素子4
に遅延制御信号として供給する。可変遅延素子4は前記
した遅延制御信号によって遅延時間が変化された状態の
出力信号Sbをアンド回路3に供給する。可変遅延素子4
がアナログ型のものの場合には前記したアナログ・デジ
タル変換器6が不要とされることはいうまでもない。 前記した可変遅延素子4は、CDにおける内周と外周と
の間の長い期間等において変調信号のパルス長が僅かに
変化しているような場合などに、前記のパルス長の変化
と対応して遅延素子の遅延時間を変化させて、CDの内外
周間における復調信号の変化が防止できるようにするた
めのものである。 前記のように第1図に示す本発明の光学的情報記録媒
体円盤の再生装置では、CDよりも記録密度の高いディス
クの再生に適するように光ディスクの信号面に投射され
る光のスポットの直径がCDの信号面に投射される光のス
ポットの直径よりも小さな光のスポットを用いてCDを再
生して得られる再生信号についても良好な復調信号が得
られるように信号処理を行なうというように、再生の対
象にされている光ディスクを、その再生の対象にされて
いる光ディスクの再生動作に際して適用されるべく定め
られている正規の光学的な再生条件とは別は光学的な再
生条件によって再生されることにより発生させた再生信
号を特殊な信号処理により正しいデジタル信号を復調で
きるようにしているのである。 次に第3図に示す本発明の光学的情報記録媒体円盤の
再生装置について説明する。第3図において、1は光学
的情報媒体円盤(光ディスク)から図示されていない光
学ヘッドによって読出された再生信号の入力端子であ
り、この再生信号の入力端子1に供給されている光ディ
スクの再生信号は、既述した第1図示の回路配置の場合
と同様にEFMを用いて変調して得たデジタルデータを記
録している光ディスク、例えばCDからの再生信号である
とされており、かつ、前記した入力端子1に供給されて
いるCDの再生信号は、CDよりも記録密度の高いディスク
からの再生時における正規のスポット径の光、すなわ
ち、本来CDの信号面に投射される光のスポットの直径よ
りも小さなスポット径の光をCDの信号面に投射させるよ
うにしてある光学ヘッドによって再生された再生信号、
例えばアイパターンが第5図に示されるような信号であ
るとされている。 図示されていない光学ヘッドから入力端子1に供給さ
れた再生信号は、比較器2の非反転入力端子に供給され
ている。また、前記した比較器2の反転入力端子には差
動増幅器13の出力信号が比較器基準電圧として供給され
ており、比較器2からの比較出力信号は、最短上向きパ
ルス抽出回路8と最短下向きパルス抽出回路10と、アン
ド回路3及び遅延素子18とに供給されている。 前記した最短上向きパルス抽出回路8は、前記した比
較器2から出力された比較出力信号における上向きパル
スの内で最もパルス長の短いパルスを抽出してパルス幅
−電圧変換回路9に供給し、また、前記した最短下向き
パルス抽出回路10は前記した比較器2から出力された比
較出力信号における下向きパルスの内で最もパルス長の
短いパルスを抽出してパルス幅−電圧変換回路11に供給
する。 前記したパルス幅−電圧変換回路9,11では、それらに
供給された最短パルス長のパルスのパルス長と対応する
電圧を発生して、パルス幅−電圧変換回路9からの出力
電圧は差動増幅器13に供給し、また、パルス幅−電圧変
換回路11からの出力電圧は係数回路12でK倍してから差
動増幅器13に供給する。そして、差動増幅器13からの出
力信号は比較器2の反転入力端子に対して既述のように
比較器基準電圧として供給される。 今、第3図に示されている入力端子1から比較器2の
非反転入力端子に供給されている再生信号としては、そ
れのアイパターンが第5図によって例示されているよう
な信号、すなわち、CDに記録されていた信号が例えばT3
のパルス長の変調信号と、3Tバーのパルス長の変調信号
とが時間軸上で連続している状態の信号の場合に、前記
した3Tのパルス長の変調信号と、3Tバーのパルス長の変
調信号との連続信号が、再生信号における振幅の約1/2
の信号レベル(第5図中のS−S)付近での長さが、そ
れぞれ第5図中でS1→S2の期間(4.2T)とS2→S3の期間
(1.8T)として示されるような再生信号として現われる
よう場合のものであるとして第3図に示されている回路
配置の構成,動作についての具体的な説明を行なう。 第3図の回路配置が動作を開始した時点において、第
3図中の比較器2における反転入力端子に差動増幅器13
から供給される比較器基準電圧は不定であるが、比較器
2においてはその時に差動増幅器13から供給される比較
器基準電圧によって第5図中に示されている再生信号に
対する比較結果として得られる比較出力信号を、最短上
向きパルス抽出回路8と最短下向きパルス抽出回路10
と、パルス長補正回路のアンド回路3及び遅延素子18と
に供給する。 比較器2から前記した比較出力信号が供給された最短
上向きパルス抽出回路8と最短下向きパルス抽出回路10
とにおいては、それに供給された比較出力信号中から最
た上向きパルスと、最短下向きパルスとを抽出して、そ
れぞれパルス幅−電圧変換回路9,11回路に供給する。 ところで、前記した最短上向きパルス抽出回路8や最
短下向きパルス抽出回路10などは、例えばそれぞれ予め
定められた時間中にそれらに供給された比較出力信号に
おける上向きまたは下向きの順次のパルスのパルス長
を、1Tよりも周期の短いパルスをクロックパルスとして
用いて計測して、その時間中に現われたパルス中の内で
最もパルス長の短いパルスを抽出できるようなものとし
て構成されている。 入力端子1から比較器2に供給されている再生信号
が、前記のようにアイパターンが第5図に示されている
ような再生信号の場合には、その再生信号によって比較
器2から出力される上向きパルスのパルス長は、比較器
2の反転端子に供給される比較器基準電圧の電圧値がど
うであっても、下向きパルスのパルス長よりも常に長い
状態のものになることは、再生信号のアイパターンを示
している第5図からも容易に理解できる。 そして、第5図に示されている再生信号について、第
5図中のA−A線の比較器基準電圧が比較器2の反転入
力端子に供給された場合には、既述のように3T,3Tバー
の復調信号が比較器2から比較出力信号として出力さ
れ、また、第5図中のS−S線の比較器基準電圧が比較
器2の反転入力端子に供給された場合には、既述のよう
に4.2T,1.8Tバーの復調信号が比較器2から比較出力信
号として出力される、というように、比較器2の反転入
力端子に供給する比較器基準電圧の電圧値を変化させる
と、比較器2から出力される比較出力信号におけるパル
ス長は変化する。 そこで比較器2から出力される比較出力信号における
上向きパルスのパルス長と下向きパルスのパルス長と
が、比較器2から出力される正規の比較出力信号におけ
る上向きパルスと下向きパルスとのパルス長(設例にお
けるパルス長は3T)に比べて、チャンネルビットのN倍
(ただし、Nは1以上の自然数)の時間長だけ異なって
いる状態の比較出力信号が比較器2から出力されるよう
に、比較器2の反転入力端子に供給する比較基準電圧値
が定められるならば、比較器2からは常に前記した上向
きパルスのパルス長と下向きパルスのパルス長とが、比
較器2から出力される正規の比較出力信号における上向
きパルスと下向きパルスとのパルス長(設例におけるパ
ルス長は3T)に比べて、チャンネルビットのN倍(ただ
し、Nは1以上の自然数)の時間長だけ異なっている状
態の比較出力信号が出力できるので、後続しているパル
ス長補正回路における遅延素子18として前記したチャン
ネルビットN倍(ただし、Nは1以上の自然数)の遅延
時間を信号に与えるものが使用でき、したがって、第1
図について説明した実施例のように、パルス長補正回路
中の可変遅延素子4として例えば1.2Tのように端数の付
いた遅延時間を有するものが使用される場合に比べて構
成が簡単になる。 さて、第3図に示す回路配置においては、比較器2に
おける反転入力端子に対して供給される比較器基準電圧
は、比較器2の出力側と比較器2における反転入力端子
との間に構成されている負帰還路を含んで構成されてい
る一巡の負帰還回路によって与えられるようになされて
いるから、前記のように比較器2から出力される比較出
力信号における上向きパルスのパルス長と下向きパルス
のパルス長とが、比較器2から出力される正規の比較出
力信号における上向きパルスと下向きパルスとのパルス
長(設例におけるパルス長は3T)に比べて、チャンネル
ビットのN倍(ただし、Nは1以上の自然数)の時間長
だけ異なっている状態の比較出力信号が比較器2から出
力されるような比較基準電圧値が、前記した比較器2の
出力側と比較器2における反転入力端子との間に構成さ
れている負帰還路を含んで構成されている一巡の負帰還
回路によって与えられるようにするためには、まず、第
5図に示されている再生信号について、比較器2から出
力される比較出力信号における上向きパルスのパルス長
と下向きパルスのパルス長とが安定に得られるような比
較器基準電圧の範囲を定め、その範囲内において所定の
パルス長の最短の上向きパルスのパルス長(または所定
のパルス長の最短の下向きパルス長)を定める。 例えば、比較器2に供給される再生信号が既述のよう
にアイパターンが第5図に示されるような信号であった
とした場合に、第5図中に示されている再生信号の状態
を見て、比較器2から出力される出力比較信号における
最短の上向きパルスのパルス長が4Tであるような状態が
比較器2から安定な復調信号が得られる状態であったと
したときは、前記した比較器2の出力側と比較器2にお
ける反転入力端子との間に構成されている負帰還路の差
動増幅器13から比較器2の反転入力端子に供給される比
較器基準電圧によって、比較器2から出力される出力比
較信号における最短の上向きパルスのパルス長が常に4T
の状態になされるように前記した負帰還路中に設けられ
ている係数回路12の係数値Kを設定すればよい。 前記の例の場合に係数回路12に設定されるべき係数値
Kは、 K=(最短の上向パルスのパルス長4T)÷(最短の下向
パルスのパルス長2T)=2となる。 そして、前記した比較器2から出力される4Tのパルス
長の上向きパルスと2Tバーのパルス長の下向きパルスと
を、3Tのパルス長の上向きパルスと3Tバーのパルス長の
下向きパルスとに補正するためのパルス長補正回路は、
1Tの遅延素子18とアンド回路3とによって構成でき、こ
の1Tの遅延素子18とアンド回路3とによって構成されて
いるパルス長補正回路によって、前記した比較器2から
出力される出力比較信号におけるパルス長が4Tの最短の
上向きパルスと、パルス長が2Tバーの最短の下向きパル
スとからなる安定な復調信号が、正規の3Tのパルス長の
復調信号と3Tバーのパルス長の復調信号とに良好にパル
ス長が補正(変換)されることは、第2図示の波形図を
参照して第1図中に示されているパルス長補正回路の動
作について既述したところから容易に判かる。なお、パ
ルス長が3T以外の信号についても良好な出力信号が得ら
れることは勿論である。 次に、第4図に示す本発明の光学的情報記録媒体円盤
の再生装置について説明する。第4図において、1は光
学的情報記録媒体円盤(光ディスク)から図示されてい
ない光学ヘッドによって読出された再生信号の入力端子
であり、この再生信号の入力端子1に供給されている光
ディスクの再生信号は、既述した第1図及び第3図等の
回路配置の場合と同様にEFMを用いて変調して得たデジ
タルデータを記録している光ディスク、例えばCDからの
再生信号であるとされており、かつ、前記した入力端子
1に供給されているCDの再生信号は、CDよりも記録密度
の高いディスクからの再生時における正規のスポット径
の光、すなわち、本来CDの信号面に投射される光のスポ
ットの直径よりも小さなスポット径の光をCDの信号面に
投射させるようにしてある光学ヘッドによって再生され
た再生信号、例えばアイパターンが第5図に示されるよ
うな信号であるとされている。 図示されていない光学ヘッドから入力端子1に供給さ
れた再生信号は、コンデンサ15によって直流分がカット
された状態で比較器2の非反転入力端子に供給されてお
り、また、前記した比較器2の非反転入力端子には入力
端子14に供給されている所定の一定電圧が抵抗16を介し
て与えられている。前記した入力端子14に供給されてい
る所定の一定電圧は、比較器2から出力される2値化信
号が0ボルトのローレベルと、5ボルトのハイレベルと
からなるものであれれば2.5ボルト一定の直流電圧であ
る。また、前記した比較器2の反転入力端子には低域通
過濾波器5からの出力信号が供給されている。 前記した比較器2から出力された比較出力信号Saはア
ンド回路3と遅延素子18とに供給されており、また前記
した遅延素子18からの出力信号Sbはアンド回路3に供給
されている。アンド回路3からの出力信号Scは出力端子
7に送出されるとともに前記したて低域通過濾波器5に
供給されており、低域通過濾波器5では前記のアンド回
路3の出力信号Scの低域信号成分を比較器2の反転入力
端子に供給している。 第4図に示されている入力端子1からコンデンサ15を
介して比較器2の非反転入力端子に供給されている再生
信号は、それのアイパターンが第5図によって例示され
ているような信号、すなわち、CDに記録されていた信号
が例えば3Tのパルス長の変調信号と、3Tバーのパルス長
の変調信号とが時間軸上で連続している状態の信号の場
合に、前記した3Tのパルス長の変調信号と、3Tバーのパ
ルス長の変調信号との連続信号が、再生信号における振
幅の約1/2の信号レベル(第5図中のS−S)付近での
長さが、それぞれ第5図中でS1→S2の期間(4.2T)とS2
→S3の期間(1.8T)として示されるような再生信号とし
て現われるよう場合のものであるとして第4図に示され
ている回路配置の構成,動作についての具体的な説明を
行なう。 第4図の回路配置が動作を開始した時点において、第
4図中の比較器2における反転入力端子に低域通過濾過
器5から供給される比較器基準電圧は不定であるが、比
較器2においてはその時に低域通過濾波器5から供給さ
れる比較器基準電圧によって第5図中に示されている再
生信号に対する比較結果として得られる比較出力信号Sa
をアンド回路3と遅延素子18とによって構成されている
パルス長補正回路に供給する。 前記したアンド回路3では前記した比較器2から出力
された比較出力信号Saと遅延素子18から出力された信号
Sbとの論理積の信号Scを出力する。前記した遅延素子18
の遅延時間は第3図について既述した実施例の場合と同
様にして定められるようにしてもよい。 この第4図に例示されている実施例は、パルス長補正
回路におけるアンド回路3から出力端子7に出力される
出力信号Scの直流分が比較器2における反転入力端子に
比較基準電圧として供給されるようになされている。 それで、前記したパルス長補正回路における遅延素子
18に設定された遅延時間が例えば1Tのように設定された
場合には、比較器2→遅延素子18とアンド回路3とによ
って構成されているパルス長補正回路→低域通過濾波器
5→比較器2の経路からなる一巡の回路の動作によっ
て、前記した比較器2から出力される出力比較信号は、
常に、最短の上向きパルスのパルス長が4Tで、また、最
短の下向きパルスのパルス長が2Tとなるようなものとな
るように前記した比較器2の反転入力端子に供給される
比較器基準電圧値が自動的に制御されるのである。 そして、前記した比較器2から出力される4Tのパルス
長の上向きパルスと2Tバーのパルス長の下向きパルスと
は、1Tの遅延素子18とアンド回路3とによって構成され
ているパルス長補正回路によって、良好に3Tのパルス長
の上向きパルスと3Tバーのパルス長の下向きパルスとに
補正されて出力端子7に送出される。なお、パルス長が
3T以外の信号についても良好な出力信号が得られること
は勿論である。 第1図及び第3図ならびに第4図に示されている回路
配置は、それぞれ負帰還回路を含んで構成されている
が、負帰還回路の利得特性、位相特性などの設計は公知
であるから、その説明は省略する。 これまでに第1図及び第3図ならびに第4図等を参照
して説明して来た本発明の光学的情報記録媒体円盤の再
生装置の各実施例においては、その何れの実施例におい
ても比較器2から出力された正規なパルス長ではないパ
ルス長からなる復調信号を、パルス長補正回路によって
正規のパルス長を有する復調信号に補正(変換)するよ
うにしていたが、本発明の光学的情報記録媒体円盤の再
生装置は、例えばCDよりも記録密度が高い光ディスクの
再生時に適用される再生基準における光学的な再生条件
を適用してCDに対する再生動作を行なって得た再生信号
を、CDの再生時に適用されている比較器基準電圧とは異
なる比較器基準電圧が供給されている比較器によって2
値化して出力された比較出力信号のパルス長が、CDをそ
れの再生基準に従って再生して得た再生信号が前記した
第1の再生基準において定められている比較器基準電圧
を用いて2値化した場合に比較聞から出力される比較出
力信号における信号のパルス長に比べて、D(ただし、
Dは正の実数)チャンネルビット長だけずれているとし
た場合には、CDの再生装置に備えられているデジタル復
調変換テーブルにおける変換の態様に比べてD(ただ
し、Dは正の実数)チャンネルビット分だけずらされた
変換態様となされているデジタル復調変換テーブルを備
えた構成のものとして実施することもできるのである。 そして、本発明の光学的情報記録媒体円盤の再生装置
が、前記のような構成態様のものとして構成された場合
には、第1図及び第3図ならびに第4図について既述し
た光学的情報記録媒体円盤の再生装置に設けられていた
パルス長補正回路を用いることなく、比較器2から出力
された比較出力信号から得られるデータを直接にデジタ
ル復調変換テーブルに与えてデジタル復調変換テーブル
から最終的な復調デジタルデータを得ることができる。 すなわち、第1図及び第3図ならびに第4図等を参照
して説明されている本発明の光学的情報記録媒体円盤の
再生装置の各実施例においては、比較器2から出力され
た正規なパルス長ではないパルスからなる復調信号をパ
ルス長補正回路によって正規のパルス長を有する復調信
号に補正(変換)した後に、それをデジタル復調変換テ
ーブルに与えてデジタル復調変換テーブルから最終的な
復調デジタルデータを得るようにしていたが、前記のよ
うな構成の本発明の実施例によれば、第1図及び第3図
ならびに第4図に示した本発明の光学的情報記録媒体円
盤の再生装置の各実施例において用いられていたパルス
補正回路の機能をも、従来からCD再生装置において最終
的なデジタル信号の復調時に用いられているデジタル復
調変換テーブルに備えさせた構成のものとされているこ
とにより、比較器2から出力された正規なパルス長では
ないパルス長からなる復調信号から直接に最終的な復調
デジタルデータを発生させることができるので光学的情
報記録媒体円盤の再生装置の構成を簡単化できる。
【発明の効果】
以上、詳細に説明したところから明らかなように本発
明の光学的情報記録媒体円盤の再生装置は、第1の再生
基準に従って再生されるようになされている光ディスク
よりも記録密度が高い光ディスクの再生時に適用される
第2の再生基準における光学的な再生条件を適用して前
記した記録密度が低い方の光ディスクに対する再生動作
を行なって得た再生信号を、前記した第1の再生基準に
おいて定められている比較器基準電圧とは異なる比較器
基準電圧が与えられている比較器で比較して2値化信号
を発生させ、前記のようにして発生させた2値化信号の
パルス長は、前記した第1の再生基準に従って再生され
るようになされている光ディスクを第1の再生基準に従
って再生して得た再生信号を前記した第1の再生基準に
おいて定められている比較器基準電圧を用いて2値化し
た場合の正規の2値化信号のパルス長とは異なるので、
パルス長補正手段により正規の2値化信号のパルス長と
なるように補正して所望の信号を得たり、また、第1の
再生基準に従って再生されるようになされている光ディ
スクよりも記録密度が高い光ディスクの再生時に適用さ
れる第2の再生基準における光学的な再生条件を適用し
て前記した記録密度が低い方の光ディスクに対する再生
動作を行なって得た再生信号を比較器に与えて2値化信
号を出力させる場合に、前記した第1の再生基準に従っ
て再生されるようになされている光ディスクを第1の再
生基準に従って再生して得た再生信号が前記した第1の
再生基準において定められている比較器基準電圧を用い
て2値化した場合に得られる2値化信号のパルス長と同
一になされるように、比較器の出力側から出力された2
値化信号をパルス長補正回路及び帰還回路を介して比較
器の比較器基準電圧として帰還させて、比較器から正規
のパルス長の2値化信号を出力させるようにしたり、第
1の再生基準に従って再生されるようになされている光
ディスクよりも記録密度が高い光ディスクの再生時に適
用される第2の再生基準における光学的な再生条件を適
用して前記した記録密度が低い方の光ディスクに対する
再生動作を行なって得た再生信号を、前記した第1の再
生基準において定められている比較器基準電圧とは異な
る比較器基準電圧が与えられている比較器にによって2
値化して2値化信号を発生させ、前記のようにして発生
された2値化信号のパルス長が、前記した第1の再生基
準に従って再生されるようになされている光ディスクを
第1の再生基準に従って再生して得た再生信号が前記し
た第1の再生基準において定められている比較器基準電
圧が供給されている比較器によって発生された正規の2
値化信号のパルス長に比べて、D(ただし、Dは正の実
数)チャンネルビット長だけずれているとした場合に
は、光ディスクの再生装置に備えられているデジタル復
調変換テーブルにおける変換の態様に比べてD(ただ
し、Dは正の実数)チャンネルビット分だけずらされた
変換態様となされているデジタル復調変換テーブルを用
いて変換するようにしたりして、良好な復調信号が容易
に得られるようにしたものであるから、従来、記録密度
の異なる複数の光ディスクから、それらに記録されてい
る情報信号を正しく再生して復調できるような光ディス
クの再生装置として、再生装置の構成中に用いられるべ
き再生光の光源と、集光レンズとの一方または双方とし
て、それぞれ別構成のもの、すなわち、異なる波長の光
を放射できる再生光の光源と、異なる開口数を有する集
光レンズなどを備えている別構成の再生装置を用意する
ことが必要とされていたのを、そのようなことをせず
に、記録密度の異なる複数の光ディスク毎の記録情報の
再生に用いられる再生装置の内で、再生時に合焦状態で
光ディスクの信号面に投射される再生光のスポットの直
径が最小であるような規格の光ディスクに対しても用い
られる再生装置を、その再生装置で再生の対象にされて
いる光ディスクの再生時にも容易に兼用することができ
るようにしたものであり、本発明によれば既述した従来
の問題点はすべて良好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図ならびに第4図はそれぞれ本発明の光
学的情報記録媒体円盤の再生装置のブロック図、第2図
は動作説明用の波形図、第5図は動作説明用の波形図で
ある。 1,14……入力端子、2……比較器、3……アンド回路、
4……可変遅延素子、5……低域通過濾波器、6……ア
ナログ・デジタル変換器、7……出力端子、9……最短
上向きパルス抽出回路、9,11……パルス幅−電圧変換回
路、10……最短下向きパルス抽出回路、12……係数回
路、13……差動増幅器、15……コンデンサ、16……抵
抗、18……遅延素子、

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の再生基準に従って再生されるように
    なされている光学的情報記録媒体円盤よりも記録密度が
    高い光学的情報記録媒体円盤の再生時に適用される第2
    の再生基準における光学的な再生条件を適用して前記し
    た記録密度が低い方の光学的情報記録媒体円盤に対する
    再生動作を行なって得た再生信号を、前記した第1の再
    生基準において定められている比較器基準電圧とは異な
    る比較器基準電圧によって2値化する2値化信号の発生
    手段と、前記した2値化信号の発生手段から出力された
    2値化信号のパルス長を、前記した第1の再生基準に従
    って再生されるようになされている光学的情報記録媒体
    円盤を第1の再生基準に従って再生して得た再生信号が
    前記した第1の再生基準において定められている比較器
    基準電圧を用いて2値化した場合に得られる2値化信号
    のパルス長と同一になるように補正するパルス長補正手
    段とを備えてなる光学的情報記録媒体円盤の再生装置
  2. 【請求項2】第1の再生基準に従って再生されるように
    なされている光学的情報記録媒体円盤よりも記録密度が
    高い光学的情報記録媒体円盤の再生時に適用される第2
    の再生基準における光学的な再生条件を適用して前記し
    た記録密度が低い方の光学的情報記録媒体円盤に対する
    再生動作を行なって得た再生信号を、前記した第1の再
    生基準において定められている比較器基準電圧とは異な
    る比較器基準電圧によって2値化する2値化信号の発生
    手段として、前記した第1の再生基準に従って再生され
    るようになされている光学的情報記録媒体円盤を第1の
    再生基準に従って再生して得た再生信号が前記した第1
    の再生基準において定められている比較器基準電圧を用
    いて2値化した場合に2値化信号の発生手段から得られ
    る正規の2値化信号のパルス長に比べて、前記した2値
    化信号の発生手段から出力される2値化信号のパルス長
    が、N(ただし、Nは1以上の自然数)チャンネルビッ
    ト長だけ、上向きパルスで長く下向きパルスでは短い
    か、または上向きパルスで短く下向きパルスでは長いよ
    うなパルス長を示す2値化信号を出力しうるような比較
    器基準電圧を発生させうるような帰還回路を含んで構成
    されているものを用い、また、前記した2値化信号の発
    生手段から出力された2値化信号のパルス長を、前記し
    たN(ただし、Nは1以上の自然数)チャンネルビット
    長だけ補正するパルス長補正手段を備えてなる光学的情
    報記録媒体円盤の再生装置
  3. 【請求項3】第1の再生基準に従って再生されるように
    なされている光学的情報記録媒体円盤よりも記録密度が
    高い光学的情報記録媒体円盤の再生時に適用される第2
    の再生基準における光学的な再生条件を適用して前記し
    た記録密度が低い方の光学的情報記録媒体円盤に対する
    再生動作を行なって得た再生信号を2値化信号の発生手
    段に与え、前記した2値化信号の発生手段から出力され
    た2値化信号のパルス長が、前記した第1の再生基準に
    従って再生されるようになされている光学的情報記録媒
    体円盤を第1の再生基準に従って再生して得た再生信号
    が前記した第1の再生基準において定められている比較
    器基準電圧を用いて2値化した場合に得られる2値化信
    号のパルス長と同一になされるように、2値化信号の発
    生手段の出力側から出力された2値化信号をパルス長補
    正回路及び帰還回路を介して2値化信号の発生手段の比
    較器基準電圧として帰還させるようにしてなる光学的情
    報記録媒体円盤の再生装置
  4. 【請求項4】第1の再生基準に従って再生されるように
    なされている光学的情報記録媒体円盤よりも記録密度が
    高い光学的情報記録媒体円盤の再生時に適用される第2
    の再生基準における光学的な再生条件を適用して前記し
    た記録密度が低い方の光学的情報記録媒体円盤に対する
    再生動作を行なって得た再生信号を、前記した第1の再
    生基準において定められている比較器基準電圧とは異な
    る比較器基準電圧によって2値化する2値化信号の発生
    手段と、前記した2値化信号の発生手段から出力された
    2値化信号のパルス長が、前記した第1の再生基準に従
    って再生されるようになされている光学的情報記録媒体
    円盤を第1の再生基準に従って再生して得た再生信号が
    前記した第1の再生基準において定められている比較器
    基準電圧を用いて2値化した場合に2値化信号の発生手
    段から得られる正規の2値化信号のパルス長に比べて、
    前記した2値化信号の発生手段から出力される2値化信
    号のパルス長が、D(ただし、Dは正の実数)チャンネ
    ルビット長だけずれているとした場合には、光学的情報
    記録媒体円盤の再生装置に備えられているデジタル復調
    変換テーブルにおける変換の態様に比べてD(ただし、
    Dは正の実数)チャンネルビット分だけずらされた変換
    態様となされているデジタル復調変換テーブルを備えさ
    せてなる光学的情報記録媒体円盤の再生装置
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