JP2001256647A - 情報記録装置、情報記録媒体及び情報再生装置 - Google Patents

情報記録装置、情報記録媒体及び情報再生装置

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JP2001256647A
JP2001256647A JP2000077752A JP2000077752A JP2001256647A JP 2001256647 A JP2001256647 A JP 2001256647A JP 2000077752 A JP2000077752 A JP 2000077752A JP 2000077752 A JP2000077752 A JP 2000077752A JP 2001256647 A JP2001256647 A JP 2001256647A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報記録装置、情報記録媒体及び
情報再生装置に関し、例えば光ディスク装置及び光ディ
スクに適用して、簡易な構成により記録容量の低下を防
止して確実に同期補足することができるようにする。 【解決手段】 本発明は、例えば直交する複数系統の搬
送波信号SC1〜SC4を使用して複数系列の変調信号
M1〜M4を生成し、この複数系統の変調信号M1〜M
4を加算した記録信号RSによりグルーブ等を変化させ
て所望のデータDD0〜DD3を記録する場合に、デー
タ転送クロックCK1の再生基準の同期信号SYNCを
記録信号RSに加算して記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録装置、情
報記録媒体及び情報再生装置に関し、例えば光ディスク
装置及び光ディスクに適用することができる。本発明
は、例えば直交する複数系統の搬送波信号を使用して複
数系列の変調信号を生成し、この複数系統の変調信号を
加算した記録信号によりグルーブ等を変化させて所望の
データを記録する場合に、データ転送クロックの再生基
準としての同期信号を記録信号に加算して記録すること
により、簡易な構成により記録容量の低下を防止して確
実に同期捕捉することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク等の光ディス
クにおいては、所定の基準周期を基準にしてピット又は
マークを順次形成することにより、所望のデータを記録
するようになされている。
【0003】すなわちコンパクトディスクの作成工程
は、オーディオ信号をサンプリングして得られるオーデ
ィオデータに誤り訂正符号(ECC:Error Correcting
Code)を付加した後、EFM(Eight to Fourteen Modul
ation )変調して変調信号を生成する。さらにコンパク
トディスクの作成工程は、この変調信号によりレーザー
ビ一ムをオンオフ制御してディスク原盤を露光した後、
このディスク原盤を現像してマザーディスクを作成し、
このマザーディスクを用いてコンパクトディスクを作成
する。
【0004】これによりコンパクトディスクは、EFM
変調により8ビット列のデータが17ビット列のデータ
に変換された後、シリアルデータ列に変換され、このシ
リアルデータ列の論理レベルに対応して0.3〔μm〕
の長さを単位にしてピット又はスペースが順次形成され
る。
【0005】このようにして記録したデータを再生する
場合、コンパクトディスクプレーヤーにおいては、コン
パクトディスクにレーザービームを照射して得られる戻
り光を受光してピット列に応じて信号レベルが変化する
再生信号を生成し、この再生信号を2値識別して記録時
のシリアルデータに対応する再生データを生成する。
【0006】従ってコンパクトディスクプレーヤーにお
いては、コンパクトディスクに0.3〔μm〕の長さを
単位にして形成されたピット及びスペースの長さを識別
して再生データを生成することになり、0.3〔μm〕
の長さに対応する短い時間間隔により再生信号の信号レ
ベルを2値識別してシリアルデータを再生することにな
る。これによりコンパクトディスクプレーヤーにおいて
は、瞬間的なノイズの混入により再生データにおける論
理レベルが誤って再生される場合がある。
【0007】コンパクトディスクプレーヤーにおいて、
このような再生データにおけるビット誤りは、記録時に
付加された誤り訂正符号により実用上十分な程度に誤り
訂正処理される。因みに、DVD(Digital Video Dis
k)においても、このように短い時間間隔により再生信
号を2値識別して再生データを生成する点においては、
コンパクトディスクプレーヤーと同一である。
【0008】このようなノイズによる再生データのビッ
ト誤りを低減することができれば、その分この種の光デ
ィスクにおける記録密度を向上することができると考え
られる。
【0009】このため特開平11−316951号公報
においては、正弦波信号による搬送波信号を記録に供す
るデータにより変調して変調信号を生成し、この変調信
号によりグルーブを変化させて所望のデータを記録する
ことにより、ノイズによる再生データのビット誤りを低
減する方法が提案されるようになされている。
【0010】すなわちこの種のノイズは、主にディスク
表面のゴミ、埃等により起因すると考えられ、再生信号
の比較的低い周波数帯域に集中して現れる。これにより
特開平11−316951号公報に開示の方法において
は、正弦波信号による搬送波信号を記録に供するデータ
により変調して変調信号を生成し、この変調信号により
グルーブを変化させて所望のデータを記録する。また再
生時、このグルーブの変化を検出して再生信号を生成す
ると共に、この再生信号の同期検波結果を記録時の1ビ
ットに対応する期間毎に積分して元のデータを再生し、
これによりノイズの影響を低減して所望のデータを再生
する。
【0011】またこのとき直交する複数系統の搬送波信
号を使用して複数系列の変調信号によりグルーブを変化
させ、これにより記録密度を確保する。この方法によれ
ば、光ディスクにおける信号対雑音比の周波数特性を効
率よく利用して所望のデータを記録再生することがで
き、その結果として光ディスクの情報記録密度を向上す
ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの方法の場
合、再生装置側で同期検波結果を積分することにより、
記録時の1ビットに対応する期間毎に、この積分結果を
リセットすることが必要になり、このタイミングを検出
するために同期信号を伝送することが必要となる。すな
わちこのような直交する複数系統の搬送波信号を使用し
た複数系列の変調信号と共に、同期信号を光ディスクに
記録することが必要になる。
【0013】一般に、光ディスクにおいては、データ間
に間欠的に同期信号を介挿して記録するようになされて
おり、このようにして記録する同期信号においては、記
録の頻度が高いほど、再生装置側において、同期の追随
性能を高めることができる。しかしながら、同期信号の
記録の頻度を高めると、その分データの記録に割り当て
る領域が減少することにより、光ディスクの記録容量が
低下することになる。
【0014】特開平11−316951号公報に開示の
方法にあっても、データの記録を中断して同期信号を記
録したのでは、同期の追随性能を高めようとすると、記
録容量が低下してしまう問題がある。
【0015】このような問題を解決する1つの方法とし
て、低い頻度で記録された専用の同期パターンにより粗
く同期捕捉し、次にデータで変調された信号を復調して
得られる位相情報により、高精度に同期捕捉する方法が
考えられる。
【0016】しかしながらこの方法の場合、光ディスク
の記録容量を高くするとはできるものの、再生装置の構
成が複雑になる問題がある。またこの方法においては、
データにより高精度で同期捕捉するために、同期パター
ンによる粗い同期捕捉でも、ある程度正確にデータを復
号できることが必要であるのに対し、例えば外乱等によ
り、一旦、同期パターンによる同期捕捉の精度が低下す
ると、データを正しく復号することが困難になることに
より、同期精度が著しく低下する恐れがある。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、例えば直交する複数系統の搬送波信号を使用して複
数系列の変調信号を生成し、この複数系統の変調信号を
加算した記録信号によりグルーブ等を変化させて所望の
データを記録する場合に、簡易な構成により記録容量の
低下を防止して確実に同期捕捉することができる情報記
録装置、情報記録媒体及び情報再生装置を提案しようと
するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、情報記録装置に適用し
て、データ転送クロックの再生基準である同期信号を変
調信号に加算して記録信号を生成し、この記録信号によ
り情報記録媒体に記録用ビームを照射し、記録用ビーム
の照射による情報記録面の変化を形成する。
【0019】また請求項9の発明においては、情報記録
媒体に適用して、変調信号に、データ転送クロックの再
生基準である同期信号が加算され記録信号が生成され、
この記録信号に応じた記録用ビームの照射による情報記
録面の変化によりデータが記録されてなるようにする。
【0020】また請求項16の発明においては、情報再
生装置に適用して、変調信号に、データ転送クロックの
再生基準である同期信号が加算され記録信号が生成さ
れ、この記録信号に応じた記録用ビームの照射による情
報記録面の変化によりデータが記録されてなる情報記録
媒体に対して、制御信号に応じて周波数を変化させてク
ロックを生成し、このクロックと再生信号とを位相比較
し、該位相比較結果に基づいて、制御信号を生成するこ
とにより、再生信号に含まれる同期信号にクロックを同
期させる。
【0021】請求項1の構成によれば、データ転送クロ
ックの再生基準である同期信号を変調信号に加算して記
録信号を生成し、この記録信号により情報記録媒体に記
録用ビームを照射し、記録用ビームの照射による情報記
録面の変化を形成することにより、記録信号に同期信号
を多重化して記録することができ、これによりデータの
記録を中断して同期信号を記録する場合のような記録容
量の低下を防止して、簡易な構成により確実に同期捕捉
することができる。
【0022】また請求項9の構成によれば、変調信号
に、データ転送クロックの再生基準である同期信号が加
算され記録信号が生成され、この記録信号に応じた記録
用ビームの照射による情報記録面の変化によりデータが
記録されてなることにより、同期信号においては記録信
号に多重化されて記録され、これによりデータの記録を
中断して同期信号を記録する場合のような記録容量の低
下を防止して、簡易な構成により確実に同期捕捉するこ
とができる。
【0023】また請求項16の構成によれば、記録信号
に多重化されて記録された同期信号を基準にしてクロッ
クを再生でき、これによりデータの記録を中断して同期
信号を記録する場合のような記録容量の低下を防止し
て、簡易な構成により確実に同期捕捉することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0025】(1)実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置を示
すブロック図である。この光ディスク装置1は、ディス
ク原盤2に照射するレーザービームL1の変調により、
情報源3より供給されるディジタル情報DINFOをデ
ィスク原盤2に記録する。
【0026】光ディスクの製造工程では、このようにし
てディジタル情報DINFOを記録したディスク原盤2
を現像した後、電鋳処理することにより、マザーディス
クを作成し、このマザーディスクよりスタンパーを作成
する。さらに光ディスクの製造工程では、このようにし
て作成したスタンパーよりディスク状基板を作成し、こ
のディスク状基板に反射膜、保護膜を形成して光ディス
クを作成する。
【0027】ここで情報源3は、例えばディジタルテー
プレコーダー等により構成され、所定ビット数によるパ
ラレルデータによりディジタルオーディオ信号、ディジ
タルビデオ信号等によるディジタル情報DINFOを出
力する。
【0028】この光ディスク装置1において、ビット数
変換回路4は、このディジタル情報DINFOを4ビッ
トごとに分割し、4ビットのパラレルのディジタル信号
DD0〜DD3を出力する。記録信号生成回路5は、こ
のディジタル信号DD0〜DD3に応じて連続的に信号
レベルが変化する記録信号RSを生成して出力する。
【0029】レーザー光源6は、例えばガスレーザー等
により構成され、レーザービームL0を射出する。光変
調器7は、例えばAOM(Acoustic Optical Modulator)
で構成され、記録信号生成回路5から出力される記録信
号RSに応じてレーザービームを強度変調して出力す
る。
【0030】このようにして記録信号RSにより強度変
調されるレーザービームL1は、図示しないミラーによ
りディスク原盤2に向けて光路が折り曲げられ、対物レ
ンズ8によりディスク原盤2に集光される。これらミラ
ー及び対物レンズ8は、図示しないスレッド機構によ
り、ディスク原盤2の回転に同期してディスク原盤2の
内周側より外周側に順次移動し、これにより光ディスク
装置1は、レーザービームL1による露光位置を順次デ
ィスク原盤2の外周方向に変位させる。
【0031】スピンドルモーター10は、ディスク原盤
2を回転駆動し、底部に保持したFG信号発生回路よ
り、所定の回転角毎に信号レベルが立ち上がるFG信号
FGを出力する。スピンドルサーボ回路11は、ディス
ク原盤2の露光位置に応じてこのFG信号FGの周波数
が所定の周波数になるようにスピンドルモーター10を
駆動し、これによりディスク原盤2を所定の回転数によ
り回転駆動する。
【0032】これによりディスク原盤2は、レーザービ
ームL1の照射軌跡がスパイラル状に形成され、この露
光軌跡よりグルーブが形成される。さらに露光の処理に
おいて、レーザービームL1がディジタル信号DD0〜
DD3に応じて連続的に信号レベルが変化する記録信号
RSにより強度変調されていることにより、情報記録面
の連続的な変化であるグルーブの幅の変化によりディジ
タル情報DINFOが記録されるようになされている。
【0033】図1は、記録信号生成回路5を示すブロッ
ク図である。この記録信号生成回路5において、発振器
13は、周波数f0によるディジタル信号DD0〜DD
3のデータ転送クロックCK1を生成して出力する。か
くするにつきディジタル信号DD0〜DD3は、このデ
ータ転送クロックCK1に同期してこの記録信号生成回
路5に入力されることになる。
【0034】レベル変換回路(LT)14A〜14D
は、このデータ転送クロックCK1を基準にしてディジ
タル信号DD0〜DD3の各ビットをラッチし、TTL
レベルによる各ビットの信号レベルが、0〔V〕を中心
とした所定の負側電圧及び正側電圧の間で変化するよう
に、ディジタル信号DD0〜DD3の信号レベルを変換
して出力する。なおこの実施の形態では、この負側電圧
及び正側電圧がそれぞれ−1〔V〕及び1〔V〕に設定
される。
【0035】副搬送波生成回路15A及び15Bは、例
えばデータ転送クロックCK1を基準にして動作するP
LL(Phase Locked Loop )回路と低域通過フィルタと
で構成され、データ転送クロックCK1がローレベルか
らハイレベルに変化するタイミングをt=0とおいて、
それぞれ次式により表されるデータ転送クロックCK1
の周波数f0の2倍の周波数f1の正弦波信号SC1及
び余弦波信号SC2を生成する。
【0036】
【数1】
【0037】副搬送波生成回路16A及び16Bは、例
えばデータ転送クロックCK1を基準にして動作するP
LL(Phase Locked Loop )回路と低域通過フィルタと
で構成され、データ転送クロックCK1がローレベルか
らハイレベルに変化するタイミングをt=0とおいて、
それぞれ次式により表されるデータ転送クロックCK1
の周波数f0の3倍の周波数f2の正弦波信号SC3及
び余弦波信号SC4を生成して出力する。
【0038】
【数2】
【0039】乗算回路17Aは、レベル変換回路14A
の出力信号と正弦波信号SC1とを乗算することによ
り、ディジタル信号DD0〜DD3の最下位ビットDD
0の振幅変調信号M1を生成して出力する。乗算回路1
7Bは、レベル変換回路14Bの出力信号と余弦波信号
SC2とを乗算することにより、乗算回路17Aによる
振幅変調信号に対して、狭義の直交した関係となるディ
ジタル信号DD0〜DD3の最下位から1ビット目のビ
ットDD1の振幅変調信号M2を生成して出力する。
【0040】乗算回路18Aは、レベル変換回路14C
の出力信号と正弦波信号SC3とを乗算することによ
り、ディジタル信号DD0〜DD3の下位側2ビット目
のビットDD2の振幅変調信号M3を生成して出力す
る。乗算回路18Bは、レベル変換回路14Dの出力信
号と余弦波信号SC4とを乗算することにより、乗算回
路18Aによる振幅変調信号に対して、狭義の直交した
関係となるディジタル信号DD0〜DD3の最上位ビッ
トDD3の振幅変調信号M4を生成して出力する。
【0041】これらにより乗算回路17A〜18Bより
出力される振幅変調信号M1〜M4は、それぞれ次式に
より示されることになる。なおここでA1〜A4は、そ
れぞれビットDD0〜DD3の論理値に対応する値1又
は値−1の定数である。
【0042】
【数3】
【0043】加算回路19は、キャリア周波数f1によ
る直交する関係である乗算回路17A及び17Bの変調
信号M1及びM2を加算し、これにより直交変調による
変調信号MAを出力する。また加算回路20は、キャリ
ア周波数f2による直交する関係である乗算回路18A
及び18Bの変調信号M3及びM4を加算し、これによ
り直交変調による変調信号MBを出力する。
【0044】これらにより変調信号MA及びMBは、そ
れぞれディジタル信号DD0〜DD3のビットDD0、
DD1及びDD2、DD3の論理値に応じて、元の正弦
波信号SC1、SC3に対して、位相が45度、135
度、225度、315度にキーイングされて出力される
ことになり、また振幅も元の正弦波信号SC1、SC3
の21/2 となって出力されることになる。
【0045】同期信号生成回路23は、例えば低域通過
フィルタで構成され、発振器13から出力されるデータ
転送クロックCK1の高調波成分を除去することによ
り、周波数f0の正弦波である同期信号SYNCを生成
する。さらにこのとき同期信号生成回路23は、変調信
号MA及びMBの振幅に比して同期信号SYNCの振幅
が大きくなるように、この同期信号を生成し、これによ
りデータ転送クロックCK1がローレベルからハイレベ
ルに変化するタイミングをt=0とおいて、次式で示す
同期信号SYNCを続く加算回路22に出力する。なお
ここでは、同期信号SYNCの振幅を(3)式との対比
により値10と置く。
【0046】
【数4】
【0047】加算回路22は、これら加算回路19及び
20による加算信号MA及びMB、同期信号SYNCを
加算して出力する。
【0048】信号レベル補正回路24は、光変調器7よ
り出力されるレーザービームL1の光量がこのようにし
て得られる加算回路22の出力信号レベルに比例するよ
うに、加算回路22の出力信号レベルを補正して記録信
号RSを生成する。具体的に、信号レベル補正回路24
は、光変調器7の非線型性を補うように、また加算回路
22の出力信号におけるボトム値でレーザービームL1
がほぼ完全に遮光されるように、所定利得AAにより加
算回路22の出力信号を増幅してオフセット電圧BBを
与える。これにより信号レベル補正回路24は、次式に
より表される記録信号RSを出力する。
【0049】
【数5】
【0050】図3は、このようにして露光したディスク
原盤2より作成される光ディスクを示す斜視図である。
ディスク原盤2においては、正弦波信号、余弦波信号を
搬送波信号にしてなる記録信号RSによりレーザービー
ムL1の光量が変調されて露光されることにより、レー
ザービームL1の光量に応じた幅による連続した露光軌
跡が情報記録面の変化としてディジタル情報DINFO
の記録により形成される。これにより光ディスク30
は、この露光軌跡に対応するグルーブがらせん状に形成
され、このグルーブの幅が記録信号RSに応じて変化す
るように形成される。これにより光ディスク30は、レ
ーザービームL1の照射による情報記録面の連続的な変
化がグルーブにより形成されてディジタル情報DINF
Oが記録されることになる。
【0051】図4は、この光ディスク30を再生する光
ディスク装置を示すブロック図である。光ディスク装置
31において、スピンドルモーター32は、光ディスク
30を回転駆動し、底部に保持したFG信号発生回路よ
り、所定の回転角毎に信号レベルが立ち上がるFG信号
FG2を出力する。スピンドルサーボ回路33は、光デ
ィスク30に対する光ピックアップ34によるレーザー
ビーム照射位置に応じてこのFG信号FG2の周波数が
所定の周波数になるようにスピンドルモーター32を駆
動し、これにより光ディスク30を所定の回転数により
回転駆動する。
【0052】光ピックアップ34は、コンパクトディス
クプレーヤー等に適用されるいわゆる3ビーム方式の光
ピックアップであり、半導体レーザーのレーザービーム
から回折格子により−1次、0次、+1次の回折光を生
成し、対物レンズによりこれらの回折光を光ディスク3
0に集光する。光ピックアップ34は、これらの回折光
の戻り光を所定の受光素子により受光し、その受光結果
を電流電圧変換処理してマトリックス演算することによ
り、グルーブの中心であるトラックセンターに対するト
ラッキングエラー量に応じて信号レベルが変化するトラ
ッキングエラー信号TE、フォーカスエラー量に応じて
信号レベルが変化するフォーカスエラー信号FE、グル
ーブの幅に応じて信号レベルが変化する再生信号SUを
出力する。
【0053】2軸サーボ回路35は、光ピックアップ3
4から出力されるトラッキングエラー信号TE、フォー
カスエラー信号FEにより光ピックアップ34の対物レ
ンズを可動し、これによりトラッキング制御、フォーカ
ス制御の処理を実行する。
【0054】再生信号補正回路36は、光ピックアップ
34から出力される再生信号SUから直流成分を除去す
ることにより、信号レベル補正回路24で付加したバイ
アス電圧に対応する成分を除去した後、所定の利得によ
り増幅し、これにより(3)〜(5)式との対比により
次式で表される再生信号GRFを出力する。なおここで
ASは、振幅を表す定数である。
【0055】
【数6】
【0056】同期信号再生回路37は、このようにして
得られる再生信号GRFからデータ転送クロックCK1
を再生して出力し、データ再生回路38は、このデータ
転送クロックCK1を基準にした再生信号GRFの信号
処理によりディジタル情報DINFOを再生して出力す
る。
【0057】図5は、同期信号再生回路37を示すブロ
ック図である。同期信号再生回路37は、PLL(Phas
e Locked Loop )回路により構成される。すなわち同期
信号再生回路37において、電圧制御型発振回路(VC
O:Voltage Controlled Oscillator )40は、制御電
圧VCに応じて周波数を可変してデータ転送クロックC
K1を生成して出力し、位相検出回路41は、再生信号
GRF中に含まれる同期信号と、データ転送クロックC
K1との位相差を検出し、検出結果を位相差信号PEと
して出力する。ループフィルタ42は、位相差信号PE
を帯域制限すると共に所定利得により増幅して制御電圧
VCを生成し、この制御電圧VCを電圧制御型発振回路
40に出力する。これにより同期信号再生回路37は、
再生信号GRF中に含まれる同期信号にデータ転送クロ
ックCK1が同期するようにフィードバックループを構
成してデータ転送クロックCK1を再生する。
【0058】このため位相検出回路41において、正弦
波信号生成回路45は、データ転送クロックCK1を帯
域制限することにより、データ転送クロックCK1が再
生信号GRFの同期信号に同期していることを前提とし
て、データ転送クロックCK1の信号レベルが立ち上が
るタイミングを時点t=0とおいて、次式による表され
る正弦波信号CC1を生成する。
【0059】
【数7】
【0060】同様に余弦波信号生成回路46は、データ
転送クロックCK1に対して1/4位相だけ位相ずれし
てなる矩形波信号を帯域制限することにより、データ転
送クロックCK1が再生信号GRFの同期信号に同期し
ていることを前提として、データ転送クロックCK1の
信号レベルが立ち上がるタイミングを時点t=0とおい
て、次式による表される余弦波信号CC2を生成する。
【0061】
【数8】
【0062】乗算回路47及び48は、それぞれ正弦波
信号CC1及び余弦波信号CC2を再生信号GRFと乗
算し、積分回路49及び50は、乗算回路47及び48
の乗算結果を積分して出力する。これにより乗算回路4
7及び積分回路49、乗算回路48及び積分回路59
は、それぞれ同期検波回路を構成し、それぞれ再生信号
GRFに含まれてなる正弦波信号CC1、余弦波信号C
C2と同相成分を検出して出力する。なお積分回路49
及び50は、データ転送クロックCK1の周期でリセッ
トされ、これにより積分値が所定値以上に増大しないよ
うになされている。
【0063】すなわち正弦波信号CC1と再生信号GR
F中に含まれる同期信号成分との位相差をΔθとおく
と、位相差Δθに対応する時間誤差Δtは、次式で表さ
れる。
【0064】
【数9】
【0065】ここで、データ転送クロックCK1の信号
レベルが立ち上がるタイミングを時点t=0とおくと、
積分回路49による積分結果PSは、次式により表され
る。
【0066】
【数10】
【0067】ここで周波数f1、f2は、データ転送ク
ロックCK1が再生信号GRFの同期信号に同期してい
る場合には、データ転送クロックCK1の周波数f0の
整数倍であることにより、積分区間中において定数A1
〜A4が一定であり、かつ積分区間がデータ転送クロッ
クCK1の整数倍周期の場合、(10)式における右辺
第1項〜第4項の積分結果は値0となる。またノイズ等
により積分区間中で定数A1〜A4が変化した場合で
も、(10)式の右辺第1項〜第4項の積分結果は、右
辺、第5項の積分結果に比較して実用上十分に小さな値
として観察される。これにより(10)式は、次式のよ
うに近似することができる。但し、T0は、積分による
一定の定数である。
【0068】
【数11】
【0069】これにより積分回路49の積分結果PSに
おいては、再生信号GRFに含まれる正弦波信号CC1
と同相の信号レベルを検出することになる。これに対し
て積分回路50の積分結果PCは、同様に、次式により
表される。
【0070】
【数12】
【0071】これにより正弦波信号CC1の場合と同様
に、(12)式は、次式に示すように近似でき、これに
より積分回路50の積分結果PCにおいては、再生信号
GRFに含まれる余弦波信号CC2と同相の信号レベル
を検出することになる。
【0072】
【数13】
【0073】位相比較回路51は、積分結果PS、PC
から逆正接を求め、位相差信号PEとして出力する。す
なわち位相差信号PEは、次式により表される。
【0074】
【数14】
【0075】これにより位相差信号PEは、再生信号G
RF中に含まれる同期信号と、データ転送クロックCK
1との位相差を示すことになる。これにより同期信号再
生回路37は、この位相差信号PEが0レベルになるよ
うにフィードバックループを形成して、再生信号GRF
中に含まれる同期信号にデータ転送クロックCK1を同
期させるようになされている。
【0076】図6は、データ再生回路38を示すブロッ
ク図である。副搬送波生成回路60A及び60Bは、例
えばPLL(Phase Locked Loop )回路で構成され、デ
ータ転送クロックCK1を基準にして、データ転送クロ
ックCK1の信号レベルが立ち上がるタイミングを時点
t=0とおいて、次式により表される周波数f1の正弦
波信号SW1及び余弦波信号SW2をそれぞれ生成して
出力する。
【0077】
【数15】
【0078】乗算回路61A及び61Bは、それぞれ正
弦波信号SW1及び余弦波信号SW2と再生信号GRF
と乗算する。積分回路62A及び62Bは、データ転送
クロックCK1によりリセットされて、乗算回路61A
及び61Bの乗算結果を積分して出力する。これにより
乗算回路61A及び積分回路62A、乗算回路61B及
び積分回路62Bは、それぞれ同期検波回路を構成し、
それぞれ再生信号GRFに含まれてなる正弦波信号SW
1、余弦波信号SW2と同相成分を検出して出力する。
これにより積分回路62A及び62Bは、それぞれ次式
により表される積分結果dem1及びdem2を出力す
る。
【0079】
【数16】
【0080】
【数17】
【0081】かくするにつきA1及びA2は、それぞれ
ディジタル信号DD0〜DD4のビットDD0、DD1
の論理値に対応する値1又は値−1の定数であることか
ら、積分結果dem1及びdem2においては、これら
下位側2ビットの論理値を示すことが判る。
【0082】レベル変換回路(LT)64A及び64B
は、それぞれ積分結果dem1及びdem2の信号レベ
ルをTTLレベルに変換して出力する。
【0083】副搬送波生成回路65A及び65Bは、例
えばPLL回路で構成され、データ転送クロックCK1
を基準にして、データ転送クロックCK1の信号レベル
が立ち上がるタイミングを時点t=0とおいて、次式に
より表される周波数f1の正弦波信号SW3及び余弦波
信号SW4をそれぞれ生成して出力する。
【0084】
【数18】
【0085】乗算回路66A及び66Bは、それぞれ正
弦波信号SW3及び余弦波信号SW4と再生信号GRF
と乗算する。積分回路67A及び67Bは、データ転送
クロックCK1によりリセットされて、乗算回路66A
及び66Bの乗算結果を積分して出力する。これにより
乗算回路66A及び積分回路67A、乗算回路66B及
び積分回路67Bは、それぞれ同期検波回路を構成し、
それぞれ再生信号GRFに含まれてなる正弦波信号SW
3、余弦波信号SW4と同相成分を検出して出力する。
これにより積分回路67A及び67Bは、それぞれ次式
により表される積分結果dem3及びdem4を出力す
る。
【0086】
【数19】
【0087】
【数20】
【0088】レベル変換回路(LT)68A及び68B
は、それぞれ積分結果dem3及びdem4の信号レベ
ルをTTLレベルに変換して出力する。
【0089】ビット数変換回路69は、レベル変換回路
64A〜68Bの出力信号をデータ転送クロックCK1
を基準にして順次ラッチして4ビットパラレルのデータ
を再生する。さらにビット数変換回路69は、光ディス
ク装置1におけるビット数変換回路69とは逆に、この
4ビットパラレルのデータを元の配列に戻し、これによ
りディジタル情報DINFOを再生して出力する。
【0090】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、情報源3より出力されるディジタ
ル情報DINFOは(図2)、ビット数変換回路4にお
いて4ビットパラレルのディジタル信号DD0〜DD3
に変換される。このディジタル信号DD0〜DD3は
(図1)、データ転送クロックCK1に同期したタイミ
ングにより順次続く記録信号生成回路5に入力され、こ
こでレベル変換回路14A〜14Dによりそれぞれ0レ
ベルを基準にして信号レベルが変化するように信号レベ
ルが補正される。
【0091】記録信号生成回路5においては、データ転
送クロックCK1を基準にして、このデータ転送クロッ
クCK1の周波数f0の2倍及び3倍の周波数f1及び
f2であって、データ転送クロックCK1に対して所定
の位相関係に保持された正弦波信号SC1及びSC3、
余弦波信号SC2及びSC4が生成され、乗算回路17
A〜17Dにおいて、これらの正弦波信号及び余弦波信
号SC1〜SC4にそれぞれレベル変換回路14A〜1
4Dの出力信号が乗算される。
【0092】これにより記録信号生成回路5において
は、周波数f1、f2の正弦波信号及び余弦波信号SC
1〜SC4による4つの搬送波をそれぞれ搬送波として
使用して、ディジタル信号DD0〜DD3の各ビット列
により各搬送波をキーイングし、ディジタル信号DD0
〜DD3の各ビット列による振幅変調信号M1〜M4が
生成される。
【0093】記録信号生成回路5においては、それぞれ
加算回路19及び20において、同一キャリア周波数に
係る変調信号M1及びM2、M3及びM4が加算され、
これによりベクトル合成に係る直交振幅変調信号MA及
びMBが生成される。さらにこれら変調信号MA及びM
Bが加算回路22で加算されて多重化に係る変調信号が
生成され、ボトム値が0レベルとなって信号レベルが変
化するように、また光変調器7の非線型性を補うよう
に、この変調信号の信号レベルが信号レベル補正回路2
4により補正されて記録信号RSが生成される。
【0094】このとき記録信号生成回路5は、データ転
送クロックCK1と一定の位相関係に保持され(すなわ
ちデータ転送クロックCK1を介して正弦波信号及び余
弦波信号SC1〜SC4と一定の位相関係に保持さ
れ)、かつデータ転送クロックCK1と同一周波数f0
による正弦波信号が同期信号生成回路23で生成され、
この正弦波信号が同期信号SYNCとして加算回路22
により変調信号に重畳される。これにより光ディスク装
置1では、連続した信号レベルの変化による記録信号R
Sに、正弦波信号による同期信号SYNCが多重化され
る。
【0095】さらにこのとき同期信号SYNCは、他の
変調信号M1〜M4に比して大きな振幅により変調信号
に加算される。これにより記録信号RSにおいては、他
の変調信号M1〜M4による信号波形の変化に対して、
この同期信号SYNCによる信号波形の変化が大きく観
察されるように生成される。
【0096】光ディスク装置1では、このようにして生
成された記録信号RSを基準にした光変調器7の動作に
より、レーザー光源6から出射されるレーザービームL
0が強度変調され、その結果得られるレーザービームL
1が回転するディスク原盤2に集光される。これにより
光ディスク装置1では、露光軌跡の連続する幅の変化と
して同期信号SYNCを重畳してなるディジタル情報D
INFOがディスク原盤2に記録される。
【0097】このようにして生成されたディスク原盤2
においては、現像処理の後、電鋳処理等を経てマザーデ
ィスクが作成され、このマザーディスクを用いた一連の
処理によりディスク基板が量産される。このようにして
生成されるディスク基板においては、ディスク原盤2に
おける露光軌跡に溝が形成され、この溝の形成されてな
る側に反射膜、保護膜等を作成して光ディスク30(図
3)が量産される。かくするにつき光ディスク30にお
いては、この溝によりレーザービームのガイド溝である
グルーブが形成され、このグルーブの幅が記録信号RS
に応じて変化するように形成される。
【0098】これにより光ディスク30においては、デ
ータの記録を中断して同期信号を記録する場合のような
記録容量の低下を防止して確実に同期捕捉することが可
能となる。
【0099】すなわち光ディスク30は、光ディスク装
置31(図4)において、レーザービームを照射して得
られる戻り光の受光結果よりグルーブの幅に応じて信号
レベルが変化する再生信号SUが検出され、この再生信
号SUの再生信号補正回路36における信号レベルの補
正により記録時における加算回路22の出力信号(図
1)と同等の再生信号GRFが検出される。
【0100】光ディスク装置31では、この再生信号G
RFが同期信号再生回路37に入力され、ここで電圧制
御型発振回路40(図5)より出力されるデータ転送ク
ロックCK1を基準にして正弦波信号CC1、余弦波信
号CC2が生成され、再生信号GRFと正弦波信号CC
1、余弦波信号CC2がそれぞれ乗算されて乗算結果が
積分回路49、50により積分され、これにより再生信
号GRFに含まれる正弦波信号CC1、余弦波信号CC
2と同相分の信号レベルが検出される。光ディスク装置
31では、このようにして検出される信号レベルより位
相比較回路51で再生信号GRFに含まれる同期信号S
YNCに対するデータ転送クロックCK1の位相差が検
出され、ループフィルタ42を介してこの位相差が0と
なるように、すなわち再生信号GRFに含まれる同期信
号SYNCにデータ転送クロックCK1が同期するよう
に、電圧制御型発振回路40におけるデータ転送クロッ
クCK1の周波数が補正される。これにより光ディスク
装置31では、PLL回路構成の同期信号再生回路37
により、光ディスク30に連続して記録された同期信号
SYNCにより同期捕捉することができ、簡易な構成に
より確実に同期捕捉することができる。
【0101】さらにこのときこの同期信号SYNCの周
波数f0を基本の周波数に設定して、データ転送用の正
弦波信号及び余弦波信号の周波数f1、f2を基本周波
数f0の整数倍である2倍及び3倍に設定したことによ
り、同期信号SYNCにデータ転送クロックCK1が同
期した場合に、これらデータ転送による変調信号によっ
ては、積分回路49、50における積分結果には何ら影
響を与えないようにすることができる。これによりこの
実施の形態では、変調信号に同期信号を多重化して記録
しても、確実に同期捕捉することができる。
【0102】また他の変調信号に比して同期信号SYN
Cの振幅を大きなものとしたことにより、このようにし
てPLL回路構成により同期捕捉する際に、高いSN比
により位相差信号PEを得ることができ、これによって
も簡易かつ確実に同期捕捉することができる。
【0103】光ディスク装置31では、このようにして
生成されたデータ転送クロックCK1を基準にして、デ
ィジタル情報DINFOが再生される。すなわち光ディ
スク装置31では(図6)、このデータ転送クロックC
K1より、記録時に生成した正弦波信号SC1、SC
3、余弦波信号SC2、SC4と同等の正弦波信号SW
1、SW3、余弦波信号SW2、SW4が副搬送波生成
回路60A、60B、65A、65Bで生成され、これ
ら正弦波信号SW1、SW3、余弦波信号SW2、SW
4と再生信号GRFとの乗算結果が乗算回路61A、6
1B、66A、66Bで生成される。
【0104】これら乗算回路61A、61B、66A、
66Bの乗算結果は、それぞれ積分回路62A、62
B、67A、67Bによりデータ転送クロックCK1の
周期で積分され、これによりディジタル信号DD0〜D
D3の各ビットDD0〜DD3の論理値に応じて信号レ
ベルが変化する積分結果dem1〜dem4が検出され
る。さらにこの積分結果dem1〜dem4がレベル変
換回路64A〜68BによりTTLレベルに変換された
後、ビット数変換回路69でラッチされて元のディジタ
ル信号DD0〜DD3が再生され、このディジタル信号
DD0〜DD3のビット配列が補正されて元のディジタ
ル情報DINFOが再生される。
【0105】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、直交する複数系統の搬送波信号を
使用して複数系列の変調信号を生成し、この複数系統の
変調信号を加算した記録信号によりグルーブの幅を連続
的に変化させて所望のデータを記録する際に、データ転
送クロックの再生基準である同期信号を記録信号に加算
して記録することにより、簡易な構成により記録容量の
低下を防止して確実に同期捕捉することができる。
【0106】このとき同期信号を基準にして、この同期
信号の周波数の整数倍の周波数による正弦波信号、余弦
波信号により変調信号を生成したことにより、このよう
な変調信号による影響を回避して確実に同期信号により
同期捕捉することができる。
【0107】また変調信号の振幅に比して同期信号の振
幅を大きくしたことによっても、再生側において高いS
N比により同期捕捉することができ、これによっても簡
易な構成で確実に同期捕捉することができる。
【0108】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、2組の直交する正弦
波信号、余弦波信号により変調信号を生成して加算する
ことにより記録信号を生成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、種々の数による複数組の基準信
号により振幅変調信号を生成して記録する場合、さらに
は単に正弦波信号だけ、余弦波信号だけを振幅変調して
記録する場合等に適用して、上述の実施の形態と同様の
効果を得ることができる。
【0109】また上述の実施の形態においては、直交す
る正弦波信号、余弦波信号により変調信号を生成して記
録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
各系統におけるデータ再生に十分なSN比を確保できる
場合、このような直交する関係の適用を排除することも
できる。
【0110】また上述の実施の形態においては、直交す
る正弦波信号、余弦波信号を振幅変調して変調信号を生
成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
周波数変調により変調信号を生成して多重化する場合等
にも広く適用することができる。
【0111】また上述の実施の形態においては、グルー
ブの幅の変化により所望のデータを記録する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、グルーブの蛇行、
グルーブ壁面の蛇行、グルーブの深さの変化により記録
する場合、さらにはグルーブとは逆の形状である細長い
連続する突起(突条)を形成し、この突条の蛇行、壁面
の蛇行、高さの変化により記録する場合等に広く適用す
ることができる。
【0112】また上述の実施の形態においては、情報記
録面の連続した変化としてグルーブの幅の変化により所
望のデータを記録する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、例えば光磁気ディスクに適用して、情報
記録面の連続した変化として所定の極性に磁化された領
域の幅の変化、蛇行等により所望のデータを記録する場
合にも広く適用することができる。
【0113】また上述の実施の形態においては、情報記
録面の連続した変化としてグルーブにより所望のデータ
を記録する場合にについて述べたが、本発明はこれに限
らず、上述の記録信号をPWM(Pulse Width Modulati
on)等により変調して記録信号を2値信号に変換し、こ
の記録信号によりレーザービームをオンオフ制御するこ
とによりピット列により所望のデータを記録する場合、
さらにはマーク列により所望のデータを記録する場合に
も広く適用することができる。
【0114】また上述の実施の形態においては、レーザ
ービームの照射により所望のデータを記録する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、レーザービーム
に代えて電子線ビームにより所望のデータを記録する場
合にも広く適用することができる。
【0115】また上述の実施の形態においては、ディス
ク形状の情報記録媒体である光ディスクに所望のデータ
を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、カード形状の情報記録媒体に所望のデータを記録す
る場合等、種々の形状による情報記録媒体に所望のデー
タを記録する場合に広く適用することができる。
【0116】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、例えば直
交する複数系統の搬送波信号を使用して複数系列の変調
信号を生成し、この複数系統の変調信号を加算した記録
信号によりグルーブ等を変化させて所望のデータを記録
する場合に、データ転送クロックの再生基準の同期信号
を記録信号に加算して記録することにより、簡易な構成
により記録容量の低下を防止して確実に同期捕捉するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置に適
用される記録信号生成回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置を示
すブロック図である。
【図3】図2の光ディスク装置による光ディスクを示す
斜視図である。
【図4】図3の光ディスクを再生する光ディスク装置を
示すブロック図である。
【図5】図4の光ディスク装置の同期信号再生回路を示
すブロック図である。
【図6】図4の光ディスク装置のデータ再生回路を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1、31……光ディスク装置、2……ディスク原盤、3
……情報源、5……記録信号生成回路、7……光変調
器、30……光ディスク、37……同期信号再生回路、
38……データ再生回路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のデータ転送クロックに同期したデー
    タにより所定周波数の搬送波信号を変調して変調信号を
    生成する変調手段と、 前記データ転送クロックの再生基準である同期信号を前
    記変調信号に加算して記録信号を生成する記録信号生成
    手段と、 前記記録信号により情報記録媒体に記録用ビームを照射
    し、前記記録用ビームの照射による情報記録面の変化を
    形成するビーム照射手段とを備えることを特徴とする情
    報記録装置。
  2. 【請求項2】前記変調手段は、 所定の基準信号の周波数に対して整数倍の周波数による
    複数の正弦波信号及び又は余弦波信号により前記搬送波
    信号を生成し、 前記複数の正弦波信号及び又は余弦波信号をそれぞれ対
    応する前記データ転送クロックに同期したビット列によ
    り変調して複数の副変調信号を生成し、 前記複数の副変調信号を加算して前記変調信号を生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】前記同期信号が、 前記複数の正弦波信号及び又は余弦波信号の周波数より
    低い周波数であり、かつ前記基準信号の周波数の整数倍
    の周波数による正弦波信号であることを特徴とする請求
    項2に記載の情報記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録用ビームは、 レーザービームであることを特徴とする請求項1に記載
    の情報記録装置。
  5. 【請求項5】前記記録用ビームは、 電子線ビームであることを特徴とする請求項1に記載の
    情報記録装置。
  6. 【請求項6】前記同期信号は、 前記データ転送クロックに同期した正弦波信号であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  7. 【請求項7】前記同期信号は、 前記搬送波信号に同期した正弦波信号であることを特徴
    とする請求項1に記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】前記同期信号は、 前記搬送波信号による変調信号の振幅に比して振幅が大
    きく設定されたことを特徴とする請求項1に記載の情報
    記録装置。
  9. 【請求項9】所定のデータ転送クロックに同期したデー
    タにより所定周波数の搬送波信号を変調して変調信号が
    生成され、 前記変調信号に、前記データ転送クロックの再生基準で
    ある同期信号が加算されて記録信号が生成され、 前記記録信号に応じた記録用ビームの照射による情報記
    録面の変化により前記データが記録されたことを特徴と
    する情報記録媒体。
  10. 【請求項10】前記変調信号は、 所定の基準信号の周波数に対して整数倍の周波数による
    複数の正弦波信号及び又は余弦波信号により前記搬送波
    信号が生成され、 前記複数の正弦波信号及び又は余弦波信号をそれぞれ対
    応する前記データ転送クロックに同期したビット列によ
    り変調して複数の副変調信号が生成され、前記複数の副
    変調信号を加算して生成されたことを特徴とする請求項
    9に記載の情報記録媒体。
  11. 【請求項11】前記同期信号が、 前記複数の正弦波信号及び又は余弦波信号の周波数より
    低い周波数であり、かつ前記基準信号の周波数の整数倍
    の周波数による正弦波信号であることを特徴とする請求
    項10に記載の情報記録媒体。
  12. 【請求項12】前記情報記録面の変化が、 レーザービームを照射して得られる反射光の変化又は回
    折光の変化により検出可能とされたことを特徴とする請
    求項9に記載の情報記録媒体。
  13. 【請求項13】前記同期信号は、 前記データ転送クロックに同期した正弦波信号であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の情報記録媒体。
  14. 【請求項14】前記同期信号は、 前記搬送波信号に同期した正弦波信号であることを特徴
    とする請求項9に記載の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】前記同期信号は、 前記搬送波信号による変調信号の振幅に比して振幅が大
    きく設定されたことを特徴とする請求項9に記載の情報
    記録媒体。
  16. 【請求項16】情報記録媒体に再生用ビームを照射して
    前記情報記録媒体に記録されたデータを再生する情報再
    生装置において、 前記情報記録媒体は、 所定のデータ転送クロックに同期した前記データにより
    所定周波数の搬送波信号を変調して変調信号が生成さ
    れ、 前記変調信号に、前記データ転送クロックの再生基準で
    ある同期信号が加算されて記録信号が生成され、 前記記録信号に応じた記録用ビームの照射による情報記
    録面の変化により前記データが記録され、 前記情報再生装置は、 前記再生用ビームの照射により前記情報記録面の変化に
    応じて信号レベルが変化する再生信号を検出する再生信
    号検出手段と、 所定の制御信号に応じて周波数を変化させてクロックを
    生成するクロック生成手段と、 前記クロックと前記再生信号とを位相比較し、該位相比
    較結果に基づいて、前記制御信号を生成することによ
    り、前記再生信号に含まれる前記同期信号に前記クロッ
    クを同期させる制御信号生成手段と、 前記クロックを基準にして前記再生信号を処理して前記
    データを再生するデータ再生手段とを備えることを特徴
    とする情報再生装置。
  17. 【請求項17】前記制御信号生成手段は、 前記クロックに同期した正弦波信号を生成する正弦波信
    号生成手段と、 前記正弦波信号に対して90度位相の異なる余弦波信号
    を生成する余弦波信号生成手段と、 前記正弦波信号を前記再生信号と乗算して正弦波による
    乗算結果を出力する正弦波の乗算手段と、 前記余弦波信号を前記再生信号と乗算して余弦波による
    乗算結果を出力する余弦波の乗算手段と、 前記クロックを基準にして前記正弦波による乗算結果を
    積分して正弦波による積分結果を出力する正弦波の積分
    手段と、 前記クロックを基準にして前記余弦波による乗算結果を
    積分して余弦波による積分結果を出力する余弦波の積分
    手段と、 前記正弦波及び余弦波による積分結果を比較する比較手
    段とを備え、 前記比較手段の比較結果により前記制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報再生装置。
  18. 【請求項18】前記データ再生手段は、 前記クロックを基準にして所定周波数の復調用基準信号
    を生成する基準信号生成手段と、 前記復調用基準信号と前記再生信号とを乗算して乗算信
    号を出力する乗算手段と、 前記クロックを基準にして前記乗算信号を積分して積分
    結果を出力する積分手段と、 前記クロックを基準にして前記積分結果を順次識別して
    前記データを再生する識別手段とを有することを特徴と
    する請求項16に記載の情報再生装置。
  19. 【請求項19】前記基準信号生成手段は、 周波数の異なる正弦波信号及び又は余弦波信号により前
    記復調用基準信号を生成し、 前記乗算手段は、 前記正弦波信号及び又は余弦波信号にそれぞれ前記再生
    信号を乗算して複数の乗算信号を生成し、 前記積分手段は、 前記複数の乗算信号をそれぞれ積分して複数の積分結果
    を得、 前記識別手段は、 前記複数の積分結果をそれぞれ識別して複数系統のビッ
    ト列を得、前記複数系統のビット列により前記データを
    再生することを特徴とする請求項19に記載の情報再生
    装置。
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