JP2001006290A - 情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

情報再生装置及び情報再生方法

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JP2001006290A
JP2001006290A JP11173478A JP17347899A JP2001006290A JP 2001006290 A JP2001006290 A JP 2001006290A JP 11173478 A JP11173478 A JP 11173478A JP 17347899 A JP17347899 A JP 17347899A JP 2001006290 A JP2001006290 A JP 2001006290A
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Toshihiro Horigome
俊宏 堀籠
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は情報再生装置及び情報再生方法に関
し、例えば光ディスク装置に適用して、搬送波信号を所
望の情報により変調して記録してなる情報記録媒体をア
クセスするにつき、記録密度の低下を有効に回避して、
この種の手法により記録した情報の再生基準を精度良く
検出することができるようにする。 【解決手段】 再生信号SU2に含まれる搬送波信号と
所定の再生用基準信号REFとの位相差が所定位相差に
なるように再生用基準信号REFの位相を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報再生装置及び情
報再生方法に関し、例えば光ディスク装置に適用するこ
とができる。本発明は、搬送波信号を所望の情報により
変調して記録してなる情報記録媒体をアクセスして、再
生信号に含まれるこの搬送波信号と所定の再生用基準信
号との位相差が所定位相差になるように再生用基準信号
の位相を補正することにより、記録密度の低下を有効に
回避して、この種の手法により記録した情報の再生基準
を精度良く検出することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク等の光ディス
クにおいては、所定の基準周期を基準にしてピット又は
マークを順次形成することにより、所望のデータを記録
するようになされている。
【0003】すなわちコンパクトディスの作成工程は、
オーディオ信号をサンプリングして得られるオーディオ
データに誤り訂正符号(ECC:Error Correcting Cod
e)を付加した後、EFM(Eight to Fourteen Modulat
ion)変調して変調信号を生成する。さらにコンパクト
ディスクの作成工程は、この変調信号によりレーザービ
一ムをオンオフ制御してディスク原盤を露光した後、こ
のディスク原盤を現像してマザーディスクを作成し、こ
のマザーディスクを用いてコンパクトディスクを作成す
る。
【0004】これによりコンパクトディスクは、EFM
変調により8ビット列のデータが17ビット列のデータ
に変換された後、シリアルデータ列に変換され、このシ
リアルデータ列の論理レベルに対応して0.3〔μm〕
の長さを単位にしてピット又はスペースが順次形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て記録したデータを再生する場合、コンパクトディスク
プレイヤーにおいては、コンパクトディスクにレーザー
ビームを照射して得られる戻り光を受光することによ
り、ピット列に応じて信号レベルが変化する再生信号を
生成し、この再生信号を2値識別して記録時のシリアル
データに対応する再生データを生成する。
【0006】従ってコンパクトディスクプレイヤーにお
いては、コンパクトディスクに0.3〔μm〕の長さを
単位にして形成されたピット及びスペースの長さを識別
して再生データを生成することになり、0.3〔μm〕
の長さに対応する短い時間間隔により再生信号の信号レ
ベルを2値識別してシリアルデータを再生することにな
る。これによりコンパクトディスクプレイヤーにおいて
は、瞬間的なノイズの混入により再生データにおける論
理レベルが誤って再生される場合がある。
【0007】コンパクトディスクプレイヤーにおいて、
このような再生データにおけるビット誤りは、記録時に
付加された誤り訂正符号により実用上充分な程度に誤り
訂正処理される。因みに、DVD(Digital Video Dis
k)においても、このように短い時間間隔により再生信
号を2値識別して再生データを生成する点においては、
コンパクトディスクプレイヤーと同一である。
【0008】このようなノイズによる再生データのビッ
ト誤りを低減することができれば、その分この種の光デ
ィスクにおける記録密度を向上することができると考え
られる。
【0009】この場合、例えば特願平10−12434
2号により提案した方法により、この種のノイズによる
再生データのビット誤りを低減し、その分記録密度を向
上することができると考えられる。
【0010】すなわちこの種のノイズは、主にディスク
表面のゴミ、埃等により発生すると考えられ、再生信号
の比較的低い周波数帯域に集中して現れる。これにより
特願平10−124342号により提案した方法にあっ
ては、正弦波信号による搬送波信号を記録に供するデー
タにより変調して変調信号を生成し、この変調信号によ
りグルーブを変化させて所望のデータを記録する。また
再生時にあっては、このグルーブの変化を検出して再生
信号を生成すると共に、この再生信号を同期検波して元
のデータを再生し、これによりノイズの影響を低減して
所望のデータを再生する。
【0011】またこのとき直交する複数系統の搬送波信
号を使用して複数系列の変調信号によりグルーブを変化
させ、これにより記録密度を確保する。この方法によれ
ば、光ディスクにおける信号対雑音比の周波数特性を効
率よく利用して所望のデータを記録再生することがで
き、その結果として光ディスクの情報記録密度を向上す
ることができる。
【0012】ところがこの方法の場合、光ディスクに予
め同期信号を周期的に記録し、再生装置ではこの同期信
号を基準にして同期検波するようになされおり、この同
期信号を記録する分、光ディスクの記録密度が低下する
欠点がある。
【0013】因みに、同期信号の記録頻度を低下すれ
ば、その分記録密度を増大させることができるものの、
同期信号の記録頻度を低下すると、その分同期検波の処
理基準の精度が低下することにより、光ディスクに記録
された情報を正しく再生できなくなる恐れがある。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録密度の低下を有効に回避して、この種の手法に
より記録した情報の再生基準を精度良く検出することが
できる情報再生装置及び情報再生方法を提案しようとす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1又は請求項8に係る発明においては、情報再
生装置又は情報再生方法に適用して、所定の再生用基準
信号を発生し、再生信号に含まれる搬送波信号と、再生
用基準信号との間の位相差が所定値になるように再生用
基準信号の位相を補正する。
【0016】請求項1又は請求項8に係る構成によれ
ば、再生信号に含まれる搬送波信号と、再生用基準信号
との間の位相差が所定値になるように再生用基準信号の
位相を補正することにより、同期信号の記録密度を低減
しても精度の高い再生用基準信号を生成することができ
る。従って記録密度の低下を有効に回避して、この種の
手法により記録した情報の再生基準を精度良く検出する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0018】(1)第1の実施の形態の構成 図1は、本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置を
示すブロック図である。この光ディスク装置1は、光デ
ィスク2に記録されたデータを再生する。
【0019】ここで光ディスク2は、図2に示すよう
に、レーザービーム9ガイド溝を担うグルーブが情報記
録面にらせん状に形成され、このグルーブによりトラッ
クが形成される。光ディスク2は、記録に供する第1の
情報I1により搬送波信号である所定周波数F1の正弦
波信号SC1をPSK(Phase Shift Keying)変調して
なる第1の変調信号Q1と、記録に供する第2の情報I
2により搬送波信号である所定周波数F2の正弦波信号
SC2をPSK変調してなる変調信号Q2とを多重化し
て記録信号Rが生成され、この記録信号Rに応じてグル
ーブの幅が変化するようになされている。
【0020】すなわち光ディスク2において、この記録
信号Rは、第1及び第2の情報の繰り返し周期(すなわ
ちビット周期である)をTIとして、次式により表され
るようになされている。
【0021】
【数1】
【0022】なおここで周波数F1は、第1及び第2の
情報I1及びI2の繰り返しの周波数と同一であり、周
波数F2は、周波数F1の2倍の周波数である。また搬
送波信号である正弦波信号SC1(sin(2π・F1
・t))及び正弦波信号SC2(sin(2π・F2・
t))は、第1及び第2の情報I1及びI2のビット境
界において位相が0度となるように設定される。
【0023】これにより光ディスク2においては、記録
信号Rの信号レベルが立ち下がるとグルーブの幅が小さ
くなり、これとは逆に記録信号Rの信号レベルが立ち上
がるとグルーブの幅が増大するように形成され、これに
よりグルーブの幅により第1及び第2の情報I1及びI
2が記録されるようになされている。
【0024】また光ディスク2は、これら情報I1及び
I2によるグルーブに、所定の角間隔毎に同期信号が介
挿されて記録される。ここで同期信号は、情報I1の変
調に使用する周波数F1の正弦波信号SC1が無変調に
より、情報I1及びI2と同様にグルーブの幅の変化に
より記録される。
【0025】光ディスク2は、この同期信号の記録に割
り当てられる領域と、第1及び第2の情報I1及びI2
の記録に割り当てられる領域とが、比率1:25となる
ように設定され、これにより同期信号SYNCが低い出
現確立により記録されるようになされ、その分情報記録
面を情報I1及びI2の記録に割り当てることができる
ようになされている。
【0026】光ディスク装置1において、スピンドルモ
ータ3は、光ディスク2を所定の回転速度により回転駆
動し、底部に保持したFG信号発生回路より、所定の回
転角毎に信号レベルが立ち上がるFG信号FGを出力す
る。スピンドルサーボ回路4は、このFG信号FGの周
波数が所定の周波数になるようにスピンドルモータ3を
駆動し、これにより光ディスク2を所定の回転速度によ
り回転駆動する。
【0027】光ピックアップ5は、光ディスク2にレー
ザービームを照射して得られる戻り光を受光することに
より、グルーブの中心であるトラックセンターを基準に
したトラッキングエラー量に応じて信号レベルが変化す
るトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー量に
応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号F
E、グルーブの幅に応じて信号レベルが変化する再生信
号SU1を生成する。なお光ピックアップ5は、いわゆ
る3スポット法によりトラッキングエラー信号TEを生
成する。
【0028】サーボ回路6は、トラッキングエラー信号
TE及びフォーカスエラー信号FEに基づいて光ピック
アップ5の対物レンズを可動し、これによりトラッキン
グ制御及びフォーカス制御する。
【0029】信号レベル補正回路7は、光ピックアップ
5より出力される再生信号SU1を所定利得で増幅し、
また再生信号SU1の直流レベルが0レベルとなるよう
に直流レベルを補正し、これにより再生信号SU1の信
号レベルを補正して再生信号SU2を出力する。
【0030】同期信号再生回路8は、情報I1の変調に
供した正弦波信号SC1の周波数に中心周波数が設定さ
れた狭帯域のバンドパスフィルタにより構成され、信号
レベル補正回路7より出力される再生信号SU2から同
期信号SYNCである正弦波信号SC1を検出し、情報
再生回路9に出力する。
【0031】情報再生回路9は、同期信号再生回路8か
ら供給される同期信号SYNCを基準にして、信号レベ
ル補正回路7より出力される再生信号SU2を処理する
ことにより、第1及び第2の情報I1及び情報I2を再
生して出力する。
【0032】すなわち情報再生回路9において、基準信
号発生回路10は、同期信号再生回路8から供給される
同期信号SYNCを基準にして、また復調回路11より
出力される復調信号DEM1と復号回路12で復号され
る第1の情報I1とを基準にして、再生信号SU2に含
まれる搬送波信号SC1の位相が0度のタイミングで信
号レベルが立ち上がり、180度のタイミングで信号レ
ベルが立ち下がる矩形波状の再生用基準信号REFを生
成する。なおここで搬送波信号SC1においては、繰り
返し周期が第1及び第2の情報I1、I2のビット周期
TIに対応していることにより、この再生用基準信号R
EFにおいては、その立ち上がりエッジが再生信号SU
2により伝送される情報I1及びI2のビット境界をも
示すことになる。
【0033】復調回路11は、基準信号発生回路10か
ら出力される再生用基準信号REFを基準にして、信号
レベル補正回路7から出力される再生信号SU2を処理
することにより、この再生信号SU2からPSK変調さ
れた情報I1及びI2の信号成分を復調し、復調信号D
EM1、DEM2として出力する。なおここでこの復調
信号DEM1、DEM2にあっては、再生用基準信号R
EFの位相が情報I1の搬送波信号の位相と一致してい
ることを前提として、情報I1及びI2の各ビット値に
対応する値を周期T1により繰り返した信号である。
【0034】復号回路12は、0レベルを基準にして復
調回路11から供給される復調信号DEM1,DEM2
を2値識別することにより第1及び第2の情報I1及び
I2を再生する。
【0035】図3は、基準信号発生回路10及び復調回
路11を詳細に示すブロック図である。すなわち復調回
路11において、搬送波再生回路13は、例えばPL
L、再生用基準信号REFを帯域制限するフィルタ等に
より構成され、図4に示すように、再生用基準信号RE
F(図4(A))と同一周波数(周波数F1)の正弦波
信号S1及び余弦波信号C1(図4(C)及(E))を
生成して出力する。このとき搬送波再生回路13は、再
生用基準信号REFの立ち上がりエッジで位相が0度と
なるように正弦波信号S1を生成し、また正弦波信号S
1に対して90度遅れ位相となるように余弦波信号C1
を生成する。
【0036】積分回路14は、正弦波信号S1を再生信
号SU2(図4(B))と乗算して乗算信号を生成し、
この乗算信号を再生用基準信号REFの周期で積分す
る。これにより積分回路14においては、正弦波信号S
1を基準にして再生信号SU2を同期検波し、同期検波
結果である積分結果INT1(図4(D))を出力す
る。また積分回路14は、余弦波信号C1を再生信号S
U2と乗算して乗算信号を生成し、この乗算信号を再生
用基準信号REFの周期で積分する。これにより積分回
路14においては、余弦波信号C1を基準にして再生信
号SU2を同期検波し、同期検波結果である積分結果I
NT2(図4(F))を出力する。
【0037】位相検出回路15は、積分回路14におい
て、積分結果INT1及びINT2をリセットする直前
のタイミングでこれら積分結果INT1及びINT2を
取り込み、これら積分結果INT1及びINT2より次
式の関係式により表される復調信号DEM1を生成する
(図4(G))。位相検出回路15は、この計算を再生
用基準信号REFの周期で繰り返し、計算結果をサンプ
ルホールドして出力する。
【0038】
【数2】
【0039】ここで(1)式について上述した正弦波信
号SC1と再生用基準信号REFより生成した正弦波信
号S1との間で位相が完全に一致している場合、再生用
基準信号REFの1周期による積分結果INT1におい
ては、第1の情報I1の論理レベルに応じて正側及び負
側に所定値を取ることになり、またこれと直交する余弦
波信号C1による積分結果INT2においては、再生用
基準信号REFの1周期により0レベルに収束すること
になる。
【0040】これに対して正弦波信号SC1と再生用基
準信号REFより生成した正弦波信号S1との間で位相
がずれている場合、位相ずれの分だけ積分結果INT1
においては、所定値より変化し、また積分結果INT2
においても0レベルより変化した信号レベルとなる。こ
れにより(2)式における復調信号DEM1において
は、記録時における正弦波信号SC1と再生用基準信号
REFより生成した正弦波信号S1との位相差に応じた
値を示すことになる。
【0041】すなわち(1)式について上述した正弦波
信号SC1と再生用基準信号REFより生成した正弦波
信号S1との位相が完全に一致している場合、(2)式
の演算結果においては、第1の情報I1の論理値に応じ
て、+90度又は−90度の値をとることになる。
【0042】これにより位相検出回路15は、積分回路
14から供給される2系統の積分結果INT1及びIN
T2に基づいて、再生用基準信号REFの位相を基準に
して再生信号SU2に含まれる周波数F1の成分の位相
を検出し、その検出結果を復調信号DEM1として出力
する。またこの場合この位相検出回路15で検出される
+90度又は−90度の値は、情報I1の論理値を示す
ことになる。これにより位相検出回路15は、併せて、
情報I1に対応する変調信号の復調結果を出力するよう
になされている。
【0043】搬送波再生回路16は、搬送波再生回路1
3と同様にして、再生用基準信号REFの周波数F1の
2倍の周波数である周波数F2により正弦波信号S2及
び余弦波信号C2(図4(H)及(J))を生成して出
力する。このとき搬送波再生回路16は、再生用基準信
号REFの立ち上がりエッジで位相が0度となるように
正弦波信号S2を生成し、また正弦波信号S2に対して
90度遅れ位相となるように余弦波信号C2を生成す
る。
【0044】積分回路17は、正弦波信号S2を再生信
号SU2と乗算して乗算信号を生成し、この乗算信号を
再生用基準信号REFの周期で積分する。これにより積
分回路17においては、正弦波信号S2を基準にして再
生信号SU2を同期検波し、同期検波結果である積分結
果INT3(図4(I))を出力する。また積分回路1
7は、余弦波信号C2を再生信号SU2と乗算して乗算
信号を生成し、この乗算信号を再生用基準信号REFの
周期で積分する。これにより積分回路17においては、
余弦波信号C2を基準にして再生信号SU2を同期検波
し、同期検波結果である積分結果INT4(図4
(K))を出力する。
【0045】位相検出回路18は、積分回路17におい
て、積分結果INT3及びINT4をリセットする直前
のタイミングでこれら積分結果INT3及びINT4を
取り込み、これら積分結果INT3及びINT4より次
式の関係式により表される復調信号DEM2を生成する
(図4(L))。位相検出回路18は、この計算を再生
用基準信号REFの周期で繰り返し、計算結果をサンプ
ルホールドして出力する。
【0046】
【数3】
【0047】これにより位相検出回路18は、積分回路
17から供給される2系統の積分結果INT3及びIN
T4に基づいて、再生用基準信号REFの位相を基準に
して再生信号SU2に含まれる周波数F2の成分の位相
を検出し、その検出結果を復調信号DEM2として出力
し、また情報I2に対応する変調信号の復調結果を出力
する。
【0048】これらにより復調回路11においては、再
生用基準信号REFの位相が(1)式について上述した
正弦波信号SC1の位相に同期していることを前提とし
て、0レベルを基準にした2値識別によりそれぞれ第1
及び第2の情報I1及びI2を復号可能に復調信号DE
M1及びDEM2を出力する。
【0049】基準信号発生回路10においては、このよ
うな第1及び第2の情報I1及びI2の正しい復号の前
提である再生用基準信号REFの位相が(1)式につい
て上述した正弦波信号SC1の位相と同期するように、
同期パターンSYNC、復号信号DEM1、復号された
第1の情報I1を基準にして再生用基準信号RFEを生
成して出力する。
【0050】すなわち基準信号発生回路10において、
PLL(Phase Locked Loop )回路20は、同期信号再
生回路8より出力される同期信号SYNCを基準にして
動作することにより、この同期信号SYNCを基準にし
て、再生信号SU2に含まれる正弦波信号SC1が0レ
ベルを横切るタイミングで信号レベルが切り換わり、か
つその立ち上がりエッジが第1及び第2の情報のビット
境界を示してなる矩形波状の基準信号REF−Aを生成
して出力する。
【0051】減算回路21は、復号回路12より出力さ
れる第1の情報I1から理想位相PHを生成する。ここ
で理想位相PHは、第1の情報の論理値に対応する変調
信号の理想的な位相であり、第1の情報の論理レベルが
論理1及び−1の場合、それぞれ90度及び−90度で
ある。減算回路21は、このようして生成される理想位
相PHから位相検出回路15より出力される復調信号D
EM1を減算し、これにより理想位相PHを基準にして
復調結果DEM1の位相差を検出して出力する。
【0052】ここで復調結果DEM1においては、上述
したように再生信号SU2に含まれる正弦波信号SC1
に対して再生用基準信号REFの位相が変化することに
より、この理想位相PHを基準にした復調結果DEM1
の位相差にあっては、再生信号SU2に含まれる正弦波
信号SC1に対する再生用基準信号REFの位相差を示
すことになる。これにより減算回路21は、再生信号S
U2に含まれる正弦波信号SC1に対する再生用基準信
号REFの位相差を検出して出力する。
【0053】発振回路22は、周期TIの矩形波信号で
ある再生用基準信号REF−Bを発生し、減算回路21
で検出される位相差が0となるように、この再生用基準
信号REF−Bの位相を調整して出力する。
【0054】選択回路23は、起動時、PLL回路20
より出力される再生用基準信号REF−Aを選択して出
力する。ここでこの基準信号REF−Aにあっては、光
ディスク2において出現頻度の低い同期信号SYNCを
基準にして生成されることにより、起動時、迅速に再生
信号SU2の正弦波信号SC1に同期するものの、位相
同期の精度は低いものとなる。従って基準信号発生回路
10においては、正弦波信号SC1に対する基準信号R
EF−Aの位相差の分だけ復調信号DEM1、DEM2
にオフセットが発生することになる。
【0055】すなわちこの場合に、例えば基準信号RE
F−Aと再生信号SU2との間にTE秒の位相ずれがあ
ると、復調回路11における正弦波信号S1及び余弦波
信号C1と補正再生信号SU2との間の位相差は、TE
×F1×360度となり、復調信号DEM1にも同様の
オフセットが生じる。
【0056】また情報I2に係る正弦波信号S2及び余
弦波信号C2にあっては、情報I1に係る正弦波信号S
1及び余弦波信号C1の2倍の、補正再生信号SU2と
の間でTE×F2×360度の位相差が発生し、また復
調信号DEM2にも同様のオフセットが生じる。これら
によりこの状態では、第1の情報I1はほぼ正しく復号
されるものの、第2の情報I2にあっては、第1の情報
I1に比して低い精度により復号されることになる。
【0057】選択回路23は、これにより第1の情報I
1がほぼ正しく復号されるようになると、PLL回路2
0より出力される基準信号REF−Aに代えて、発振回
路22より出力される基準信号REF−Bを選択して再
生用基準信号REFを出力する。なおこの選択回路23
における切り換えのタイミングは、タイマーによる時間
計測を基準にして設定する場合、また情報I1について
の復号結果の誤り訂正処理結果を基準にして設定する場
合等が考えられる。
【0058】これにより選択回路23は、同期信号SY
NCを基準にして、再生信号SU2の正弦波信号SC1
に対して再生用基準信号REF−Aの位相が大まかに同
期すると、再生信号SU2を処理して得られる位相差に
基づいて生成される発振回路22による基準信号REF
−Bにより同期の精度を向上するようになされている。
【0059】すなわち再生信号SU2における情報I1
の搬送波信号SC1においては、同期信号SYNCに比
して、出現頻度が25倍に設定されていることにより、
その分、再生信号SU2を処理して得られる位相差に基
づいた発振回路22による基準信号REF−Bにおいて
は、同期信号SYNCを基準にして生成される基準信号
REF−Aに比して精度を向上することができる。
【0060】すなわち選択回路23の接点を切り換えた
後においては、大まかに搬送波信号SC1に位相同期す
るように制御されていた発振回路22による基準信号R
EF−Bが、フイードバックループにより位相ずれが小
さくなるように制御され、これにより実用上充分な位相
差により第1及び第2の情報I1及びI2を復号するこ
とが可能となる。
【0061】(2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、光ディスク装置1においては(図
1及び図2)、光ディスク2にレーザービームを照射し
て得られる戻り光より光ディスク2に形成されたグルー
ブの幅に応じて信号レベルが変化する再生信号SU1が
検出され、この再生信号SU1の信号レベルが信号レベ
ル補正回路7により補正された後、同期信号再生回路8
で同期信号SYNCが検出される。
【0062】光ディスク装置1では、基準信号発生回路
10において、光ディスク2に記録された記録信号Rに
おける最も周波数の低い搬送波信号SC1に同期した基
準信号REFが生成される。さらに搬送波再生回路13
及び16において(図3)、この基準信号REFを基準
にして記録信号Rの生成に使用した搬送波信号SC1及
びSC2にほぼ位相の同期した正弦波信号S1及びS2
と、余弦波信号C1及びC2とが生成され、続く積分回
路14及び17において、これらの各信号S1、SC
1、S2、C2と再生信号SU2とが乗算された後、そ
れぞれビット周期で積分され、これにより直交する1組
の再生用基準信号による同期検波結果INT1〜INT
4が検出される。さらにこの同期検波結果INT1〜I
NT4が位相検出回路15、18により基準信号REF
を基準にした位相量に変換され、その変換結果である復
調信号DEM1、DEM2が続く復号回路12により2
値識別されて光ディスク2に記録されたデータが生成さ
れる。
【0063】このとき光ディスク装置1では、基準信号
発生回路10の減算回路21において、搬送波の周波数
が低い側である再生結果I1より、復調信号DEM1に
対応する理想的な理想位相PHが検出され、またこの理
想位相PHから実際の復調信号DEM1が減算され、こ
れにより搬送波信号SC1に対する基準信号REFの位
相差が検出される。さらにこの位相差により発振回路2
2で生成される基準信号REF−Bの位相が補正され
る。
【0064】光ディスク装置1では、同期信号再生回路
8において、再生信号SU2に含まれる同期信号SYN
Cが検出され、この同期信号SYNCを基準にしたPL
L回路20における処理により基準信号REF−Aが生
成されると共に、この基準信号REF−Aが選択回路2
3を介して搬送波再生回路13及び16に基準信号RE
Fとして出力される。光ディスク装置1では、この状態
で、減算回路21で検出される位相差により発振回路2
2で生成される基準信号REF−Bの位相が一定の範囲
で再生信号SU2の搬送波信号SC1と位相同期するよ
うになると、PLL回路20からの基準信号REF−A
に代えて、発振回路22による基準信号REF−Bが搬
送波再生回路13及び16に基準信号REFとして出力
される。
【0065】これにより光ディスク装置1では、光ディ
スク2に少ない出現回数により記録された同期信号SY
NCを基準にして再生信号SU2の処理基準である再生
用基準信号REF−Aを生成し、これにより再生信号S
U2の処理結果に基づいて再生信号SU2に含まれる搬
送波信号SC1に対して基準信号REF−Bの位相を調
整できるようにする。
【0066】さらに少ない出現回数である同期信号SY
NCに比して、再生信号SU2の処理結果により再生用
基準信号REFの精度を向上できるようになると、同期
信号SYNCを基準にした再生用基準信号REFの生成
から再生結果を基準にした再生用基準信号REFの生成
に動作を切り換える。
【0067】これにより光ディスク装置1では、再生信
号SU2に含まれる正弦波信号と、再生用基準信号RE
Fとの間の位相差を検出し、この位相差が所定の値とな
るように再生用基準信号REFの位相を補正し、同期信
号SYNCの記録密度を低減しても精度の高い再生用基
準信号REFを生成することができ、記録密度の低下を
有効に回避して、この種の手法により記録した情報の再
生基準を精度良く検出することが可能となる。
【0068】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、再生信号SU2に含まれる搬送波
信号SC1と、再生用基準信号REFとの間の位相差が
所定値になるように再生用基準信号REFの位相を補正
することにより、記録密度の低下を有効に回避して、こ
の種の手法により記録した情報の再生基準を精度良く検
出することができる。
【0069】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、減算回路において、
復号結果より生成した理想位相を基準にして位相差を検
出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
実用上充分な精度を確保することができる場合、位相検
出回路で検出される復調信号を基準にして再生用基準信
号REFの位相を補正してもよい。
【0070】また上述の実施の形態においては、直交す
る正弦波信号S1と余弦波信号C1との同期検波結果I
NT1及びINT2を(2)式の演算処理により処理し
て位相差を検出する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えばAGC回路等の配置により再生信号
SU2の信号レベルの変動を実用上充分に抑圧できる場
合、正弦波信号S1の同期検波結果INT1又は余弦波
信号C1の同期検波結果INT2においては、それぞれ
搬送波信号と再生用基準信号REFとの位相差を表して
いることにより、これら正弦波信号S1の同期検波結果
INT1又は余弦波信号C1のINT2を用いて再生用
基準信号REFの位相を補正するようにしてもよい。
【0071】また上述の実施の形態においては、周波数
の異なる正弦波信号を搬送波信号として使用する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、同一周波数で
あっても直交する関係である正弦波信号と余弦波信号と
を搬送波信号に選定するようにしてもよい。
【0072】また上述の実施の形態においては、PSK
変調信号を多重化して光ディスクに記録する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、各搬送波の変調方
法は必要に応じて種々の手法を適用することができ、例
えばQSK(Quadriphase Phase Shift Keying)等を適
用してもよい。
【0073】また上述の実施の形態においては、正弦波
信号を搬送波信号として使用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、搬送波信号にあっては必要
に応じて種々の信号を広く適用することができ、例えば
M系列などにより直交性が保たれた複数の信号を搬送波
として使用することもできる。
【0074】また上述の実施の形態においては、グルー
ブの幅の変化により記録された情報を再生する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、同様の記録信号
によりグルーブの深さの変化により記録された情報、グ
ルーブ壁面の蛇行により記録された情報を再生する場
合、さらには同様の記録信号により相変化型の光ディス
クに記録された情報、光磁気ディスクに記録された情報
を再生する場合にも広く適用することができる。
【0075】また上述の実施の形態においては、レーザ
ービームの照射によりデータが記録されてなる光ディス
クをアクセスする場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、レーザービームに代えて電子線ビームの照射
により所望のデータが記録されてなる光ディスクをアク
セスする場合にも広く適用することができる。
【0076】また上述の実施の形態においては、再生専
用の光ディスク装置に本発明を適用する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、光磁気ディスク、相変
化ディスクなどに代表される書き換え可能型の光ディス
ク装置に本発明を適用することもできる。
【0077】また上述の実施の形態においては、光ディ
スクである記録媒体より所望の情報を再生する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばカード状
の記録媒体より同様に記録された情報を再生する場合等
にも広く適用することができる。
【0078】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、搬送波信
号を所望の情報により変調して記録してなる情報記録媒
体をアクセスして、再生信号に含まれるこの搬送波信号
と所定の再生用基準信号との位相差が所定位相差になる
ように再生用基準信号の位相を補正することにより、記
録密度の低下を有効に回避してこの種の手法により記録
した情報の再生基準を精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置を示
すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置に適用される光ディスク
を示す斜視図である。
【図3】図1の光ディスク装置の基準信号発生回路、復
調回路を示すブロック図である。
【図4】図3の復調回路の動作の説明に供する信号波形
図である。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……光ディスク、8……同期
信号再生回路、9……情報再生回路、10……基準信号
発生回路、11……復調回路、12……復号回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月14日(1999.7.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に再生用レーザービームを照射し
    て前記記録媒体をアクセスする情報再生装置において、 前記記録媒体は、 所定の記録信号に応じた記録用ビームの照射により、前
    記記録用ビームの走査軌跡に沿って延長する領域の連続
    した変化が前記記録信号の信号波形に対応するように形
    成されて所定の情報が記録され、 前記記録信号は、 前記情報により複数の搬送波信号を変調して得られる複
    数の変調信号を多重化して生成され、 前記情報再生装置は、 前記再生用レーザービームの照射により前記記録信号に
    対応する再生信号を生成する再生信号生成手段と、 所定の再生用基準信号を発生し、前記再生信号に含まれ
    る少なくとも1つの前記搬送波信号と、前記再生用基準
    信号との間の位相差が所定値になるように前記再生用基
    準信号の位相を補正する基準信号発生手段とを備え、 前記再生用基準信号を基準にして前記再生信号より前記
    情報を復号することを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】前記基準信号発生手段は、 前記再生用基準信号を基準にして、前記再生信号を信号
    処理して前記情報に対応する信号成分を検出する信号検
    出手段と、 前記信号検出手段の検出結果に基づいて、前記位相差を
    検出する信号処理手段とを有し、 前記情報再生装置は、 前記信号検出手段の検出結果を識別して前記情報を再生
    することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】前記基準信号発生手段は、 前記再生用基準信号を基準にして、前記再生信号を信号
    処理して前記情報に対応する信号成分を検出する信号検
    出手段を有し、 前記情報再生装置は、 前記信号検出手段の検出結果を識別して前記情報を復号
    する復号手段を有し、前記基準信号発生手段は、 前記信号検出手段の検出結果及び前記復号手段の復号結
    果に基づいて、前記位相差を検出することを特徴とする
    請求項1に記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】前記再生用基準信号発生手段は、 前記再生用基準信号と前記再生信号とを乗算して乗算結
    果を出力する乗算手段と、 前記基準信号を基準にして前記情報のビット周期で、前
    記乗算結果を積分して積分結果を出力する積分手段とを
    有し、 前記積分結果に基づいて、前記位相差を検出することを
    特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  5. 【請求項5】前記再生用基準信号は、 所定周波数の正弦波信号及び又は余弦波信号であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】前記基準信号発生手段は、 前記再生信号より前記搬送波信号を抽出するバンドパス
    フィルタと、 前記再生用基準信号に代えて、前記バンドパスフィルタ
    の出力信号により前記位相差を検出して前記再生用基準
    信号の位相を補正した後、前記再生用基準信号により前
    記位相差を検出して前記再生用基準信号の位相を補正す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  7. 【請求項7】前記光記録媒体は、 前記情報のビット周期に対して前記1つの搬送波信号が
    所定の関係に維持され、 前記基準生成手段は、 所定の基準信号を生成し、前記情報のビット周期に対す
    る前記搬送波信号の関係に従って、前記基準信号より前
    記再生用基準信号を生成することを特徴とする請求項1
    に記載の情報再生装置。
  8. 【請求項8】前記複数の搬送波信号は、 直交する関係に設定されてなることを特徴とする請求項
    1に記載の情報再生装置。
  9. 【請求項9】記録媒体に再生用レーザービームを照射し
    て前記記録媒体をアクセスする情報再生装置において、 前記記録媒体は、 所定の記録信号に応じた記録用ビームの照射により所定
    の情報と、前記情報の再生基準である時間情報が記録さ
    れ、 前記記録信号は、 少なくとも前記情報により所定の搬送波信号を変調して
    得られる変調信号を有し、 前記情報再生装置は、 前記再生用レーザービームの照射により前記記録信号に
    対応する再生信号を所定の基準信号により処理して前記
    情報を再生し、 前記時間情報を基準にして前記基準信号を生成し、前記
    情報の処理結果により前記基準信号の位相を補正するこ
    とを特徴とする情報再生装置。
  10. 【請求項10】記録媒体に再生用レーザービームを照射
    して前記記録媒体をアクセスする情報再生方法におい
    て、 前記記録媒体は、 所定の記録信号に応じた記録用ビームの照射により、前
    記記録用ビームの走査軌跡に沿って延長する領域の連続
    した変化が前記記録信号の信号波形に対応するように形
    成されて所定の情報が記録され、 前記記録信号は、 前記情報により複数の搬送波信号を変調して得られる複
    数の変調信号を多重化して生成され、 前記情報再生方法は、 再生用レーザービームの照射により前記記録信号に対応
    する再生信号を生成する再生信号生成処理と、 所定の再生用基準信号を発生し、前記再生信号に含まれ
    る少なくとも1つの前記搬送波信号と、前記再生用基準
    信号との間の位相差が所定値になるように前記再生用基
    準信号の位相を補正する基準信号発生処理とを有し、 前記再生用基準信号を基準にして前記再生信号より前記
    情報を復号することを特徴とする情報再生方法。
  11. 【請求項11】前記基準信号発生処理は、 前記再生用基準信号を基準にして、前記再生信号を信号
    処理して前記情報に対応する信号成分を検出し、 該検出結果に基づいて前記位相差を検出し、 前記情報再生方法は、 前記信号成分の検出結果を識別して前記情報を再生する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報再生方法。
  12. 【請求項12】前記基準信号発生処理は、 前記再生用基準信号を基準にして、前記再生信号を信号
    処理して前記情報に対応する信号成分を検出し、 前記情報再生方法は、 前記信号成分の検出結果を識別して前記情報を復号し、 前記基準信号発生処理は、 前記信号成分の検出結果及び前記復号結果に基づいて、
    前記位相差を検出することを特徴とする請求項10に記
    載の情報再生方法。
  13. 【請求項13】前記基準信号発生処理は、 前記再生用基準信号と前記再生信号とを乗算して乗算結
    果を得、 前記基準信号を基準にして前記情報のビット周期で、前
    記乗算結果を積分し、 該積分結果に基づいて、前記位相差を検出することを特
    徴とする請求項10に記載の情報再生方法。
  14. 【請求項14】前記再生用基準信号は、 所定周波数の正弦波信号及び又は余弦波信号であること
    を特徴とする請求項10に記載の情報再生方法。
  15. 【請求項15】前記基準信号発生処理は、 バンドパスフィルタにより前記再生信号より前記搬送波
    信号を抽出し、前記再生用基準信号に代えて該抽出した
    搬送波信号により前記位相差を検出して前記再生用基準
    信号の位相を補正した後、前記再生用基準信号により前
    記位相差を検出して前記再生用基準信号の位相を補正す
    ることを特徴とする請求項10に記載の情報再生方法。
  16. 【請求項16】前記光ディスクは、 前記情報のビット周期に対して前記1つの搬送波信号が
    所定の関係に維持され、 前記情報再生方法は、 所定の基準信号生成し、前記情報のビット周期に対する
    前記搬送波信号の関係に従って、前記基準信号より前記
    再生用基準信号を生成することを特徴とする請求項10
    に記載の情報再生方法。
  17. 【請求項17】前記複数の搬送波信号は、 直交する関係に設定されてなることを特徴とする請求項
    10に記載の情報再生方法。
  18. 【請求項18】記録媒体に再生用レーザービームを照射
    して前記記録媒体をアクセスする情報再生方法におい
    て、 前記記録媒体は、 所定の記録信号に応じた記録用ビームの照射により所定
    の情報が記録され、 前記記録信号は、 少なくとも前記情報により所定の搬送波信号を変調して
    得られる変調信号を有し、 前記情報再生方法は、 再生用レーザービームの照射により前記記録信号に対応
    する再生信号を所定の基準信号により処理して前記情報
    を再生し、 前記同期信号を基準にして前記基準信号を生成し、前記
    情報の処理結果により前記基準信号の位相を補正するこ
    とを特徴とする情報再生装置。
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