JPH05334754A - 光磁気ディスク再生装置 - Google Patents

光磁気ディスク再生装置

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JPH05334754A
JPH05334754A JP13912892A JP13912892A JPH05334754A JP H05334754 A JPH05334754 A JP H05334754A JP 13912892 A JP13912892 A JP 13912892A JP 13912892 A JP13912892 A JP 13912892A JP H05334754 A JPH05334754 A JP H05334754A
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Haruhiko Izumi
晴彦 和泉
Masaharu Moritsugu
政春 森次
Masakazu Taguchi
雅一 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッジ記録方式により情報が記録された光磁
気ディスクの既記録情報を再生する光磁気ディスク再生
装置に関し、データパターンにより再生信号波形に振幅
変化が生じてもデータを正確に検出することを目的とす
る。 【構成】 再生波形からエッジ検出回路33により前縁
及び後縁を検出して前縁パルス及び後縁パルスを作成
し、前縁パルスから位相比較回路40,LPF41,V
CO42で構成されるPLLで同期クロックを抽出す
る。また、位相比較回路43により、後縁パルスと同期
クロックとの位相差を検出し、該位相差に基づいて可変
遅延回路38における遅延量を変化させて後縁パルスの
位相を補正する。そして、合成回路39で前縁パルスと
後縁パルスを合成し、データ弁別回路45で同期クロッ
クを用いてデータ信号を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気ディスク再生装置
に係り、特にエッジ記録方式により情報が記録された光
磁気ディスクの既記録情報を再生する装置に関する。
【0002】光磁気ディスクの記録再生装置は、大容
量、可換性、高信頼性等により、イメージ情報の記録再
生からコンピュータ用のコード記録可能なものまで急速
に普及している。かかる光磁気ディスクは近年、急速に
発展するマルチメディア化の中で、中核となるメモリと
して、更に小型でより一層の大容量化及び転送速度の向
上を図ることが要望されており、そのための一つの手段
としてエッジ記録方式が提案されている。
【0003】
【従来の技術】図7に、エッジ記録再生の原理を説明す
るための図を示す。図7において、記録したいデータが
2値符号列である場合(図7(A))、媒体上へのレー
ザ光の発光パターンが、記録データの値「1」のビット
位置でのみ光強度を反転するように作成される(図7
(B))。この発光パターンに従って記録光ビームを媒
体上に照射して磁化すると、媒体平面上の1本のトラッ
クに、図7(C)に示すような記録マークの記録ピット
(磁区)が形成される。
【0004】この磁区列に、再生光スポットを照射し
て、磁気カー効果を利用して磁化の向きに応じた再生波
形を得る(図7(D))。そして、再生波形の反転から
エッジ位置を検出し、同期クロックに基づいてエッジが
あれば「1」,なければ「0」として再生データを得る
ものである(図7(E))。
【0005】再生波形の反転からエッジ位置を検出する
エッジ検出方式の例としては、再生波形のピークとボト
ムをそれぞれ検出して保持しておいてその中点をスライ
スレベルとして、エッジ位置を検出する方式がある。
【0006】一般に、光磁気ディスクではレーザ光スポ
ット照射加熱による熱磁気記録を行うため、環境温度変
化、媒体感度バラツキにより記録磁区長が変動する。こ
れらの原因によるエッジの位置変動は、変動が小さい範
囲ではデータのパターンに依らず、また、これらの変動
は、変動の仕方が緩やかであり1セクタの記録を行う間
の変動は無視することができる。従って、記録磁区長の
変動が比較的大きい場合には、これらを補正して再生す
る必要がある。
【0007】ここで、図8に、従来の光磁気ディスク再
生装置の構成図を示す。図8において、光磁気ディスク
再生装置11は、端子12から入力される再生波形がエ
ッジ検出回路13に入力されると共に、ピーク・ボトム
中点検出回路14で該再生波形のピーク値とボトム値と
の中点が検出される。
【0008】この検出された中点はLPF(ローパスフ
ィルタ)15を介してサンプルホールド回路16でホー
ルドされ、このホールドされた値をスライスレベル発生
回路17がスライスレベルとしてエッジ検出回路13に
送出する。エッジ検出回路13は、スライスレベルに基
づいて再生波形の前縁と後縁を検出する。
【0009】一方、エッジ検出回路13により、スライ
スレベルで再生波形を2値化した信号を、積分回路18
において積分してデューティ比ずれの検出を行い、サン
プルホールド回路19でホールドする。
【0010】そして、エッジ検出回路13で検出された
前縁の前縁パルスは固定遅延回路20で一定時間遅延さ
れ、後縁の後縁パルスは可変遅延回路21で遅延され
る。可変遅延回路21における遅延量はサンプルホール
ド回路19でホールドされたデューティ比ずれに基づい
て適宜変動する。すなわち、再生波形を積分回路18で
積分して前縁パルスと後縁パルスの位相差を検出し、可
変遅延回路21でその位相差を補正するものである。ま
た、前縁パルスと後縁パルスが合成回路22で合成され
る。
【0011】一方、再生波形の固定遅延回路20を経由
した前縁パルスにより、位相比較回路23,LPF2
4,VCO(電圧制御発振器)25で構成されるPLL
(フェーズ・ロック・ループ回路)で同期クロックが抽
出される。
【0012】そして、合成回路22で合成された合成波
形は、データ弁別回路26で、同期クロックを用いて分
離され、データ信号が再生される。
【0013】すなわち、可変遅延回路21の遅延量をホ
ールドし、その後の再生で、その補正値のままでデータ
弁別が行われるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光磁気ディ
スク媒体がガラス基板の場合には基板の複屈折は殆どな
く、媒体円周方向の複屈折ムラもないが、ポリカーボ基
板では複屈折ムラのために再生波形のエンベロープが変
動する。
【0015】ここで、図9に、光磁気ディスク媒体がポ
リカーボ基板の場合の再生波形を説明するための図を示
す。図9(A)は再生波形のエンベロープであり、図9
(B)はスライスレベルの追従を示したものである。
【0016】図9(A)のように再生波形のエンベロー
プが変動すると、1セクタ再生中のエンベロープ変動が
無視することができなくなる。すなわち、サンプルホー
ルド回路16でホールドしたスライスレベルでパルス検
出すると、エンベロープの変動に伴い前縁パルスと後縁
パルスの位相にずれが生じて同期クロックと位相が合わ
なくなり、正確な再生ができないという問題がある。
【0017】また、スライスレベルをホールドせずに、
エンベロープ変動に追従させると、図9(B)に示すよ
うに、データパターンにより振幅変動があるときに、こ
の振幅変動にもスライスレベル27が追従し、同じ長さ
のデータでもパターンにより長さが変わり(a≠b)、
正確な再生ができないという問題がある。
【0018】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、データパターンにより再生信号波形に振幅変化
が生じてもデータを正確に検出する光磁気ディスク再生
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題は、光磁気ディ
スクの、データがエッジの位置間隔で2値により記録さ
れた磁区列に光ビームを照射して得られる再生波形か
ら、該磁区の前縁及び後縁を検出して前縁パルス及び後
縁パルスを作成し、該前縁パルス及び該後縁パルスから
記録された該データを再生する光磁気ディスク再生装置
において、前記再生波形から作成されるスライスレベル
により、前記前縁及び前記後縁を検出して前記前縁パル
ス及び後縁パルスを作成するエッジ検出手段と、該前縁
パルス又は該後縁パルスより同期クロックを抽出するク
ロック抽出手段と、該前縁パルス又は該後縁パルスと該
同期クロックとの位相差を検出し、該位相差に基づいて
該前縁パルス又は該後縁パルスの位相を補正する補正手
段と、該補正手段における補正後に、該前縁パルスと該
後縁パルスとを合成し、該同期クロックによりデータ信
号を弁別して前記データを再生する再生手段とにより構
成することで解決される。
【0020】
【作用】上述のように、前縁パルス又は後縁パルスより
抽出した同期クロックと、同期クロック抽出に関与しな
い前縁パルス又は後縁パルスとの位相差を検出する。そ
して、この位相差に基づいて、該位相差を有する前縁パ
ルス又は後縁パルスの位相を制御して補正する。
【0021】これにより、前縁パルス又は後縁パルス
が、他方の前縁パルス又は後縁パルスより抽出した同期
クロックと同期することから、エンベロープ変動が生じ
ても位相差が吸収されることとなり、データ信号を正確
に再生することが可能となる。
【0022】
【実施例】図1に、本発明の第1の実施例の構成図を示
す。図1において、光磁気ディスク再生装置31は、端
子32からの再生波形が、エッジ検出回路33に入力さ
れると共に、ピーク・ボトム中点検出回路34でピーク
値とボトム値の中点の値が検出され、LPF35を介し
てスライスレベル発生回路36により、該中点の値に基
づいてスライスレベルがエッジ検出回路33に送出され
る。これらによりエッジ検出手段が構成される。
【0023】エッジ検出回路33は、スライスレベルに
基づいて再生波形の前縁パルスと後縁パルスを検出す
る。前縁パルスは固定遅延回路37を介して、また、後
縁パルスは可変遅延回路38を介して合成回路39に入
力される。
【0024】また、固定遅延回路37で遅延された前縁
パルスから、位相比較回路40,LPF41,VCO4
2で構成されるクロック抽出手段であるPLLにより、
同期クロックが抽出される。 一方、可変遅延回路38
で遅延された後縁パルスと同期クロックとから位相比較
回路43が位相ずれ量を検出し、この位置ずれ量に基づ
いてLPF44を介して可変遅延回路38の遅延量をフ
ィードバック制御する。これらにより補正手段が構成さ
れる。
【0025】そして、再生手段として、合成回路39で
合成された前縁パルスと後縁パルスの合成信号は、デー
タ弁別回路45で同期クロックを用いて分離され、デー
タ信号が再生される構成である。
【0026】そこで、図2に、図1の動作タイムチャー
トを示し、データ検出について説明する。この場合、ピ
ーク・ボトム中点検出回路34,LPF35,スライス
レベル発生回路36により、再生波形から作成されるス
ライスレベルは、エンベロープ変動に追従する程度の帯
域を持たせてパルスを検出する。
【0027】図2において、光磁気ディスクの1トラッ
クに記録されている記録ピットから、光学ヘッドが記録
マークを読み取り(図2(A))、記録マークにおける
再生波形が検出される(図2(B))。この再生波形か
ら、ピーク・ボトム中点検出回路34,LPF35,ス
ライスレベル発生回路36により、スライスレベルSL
が設定される(図2(B))。
【0028】エッジ検出回路33は、スライスレベルS
Lを基準に前縁と後縁を検出し、前縁パルスと後縁パル
スを作成する。前縁パルスは固定遅延回路37に一定時
間t 0 遅延され(図2(C))、これをもとに、位相比
較回路40,LPF41,VCO42のPLLが同期ク
ロックを抽出する(図2(D))。
【0029】一方、後縁パルスは、可変遅延回路38で
時間d1 だけ遅延され(図2(E))、同期クロックの
位相差xを位相比較回路43で検出される。この位相差
xによりLPF44を介して可変遅延回路38の遅延時
間をd1 からd2 に変化させることにより、同期クロッ
クに同期した、すなわち前縁パルスに同期した後縁パル
スが得られる(図2(F))。
【0030】そして、図2(C)の前縁パルスと図2
(F)の後縁パルスを合成回路39で合成し(図2
(G))、データ弁別回路45で同期クロックに基づい
てデータ信号(図2(H))を得るものである。
【0031】このように、後縁パルスを、同期クロック
と同期させることで、再生波形の振幅変化によるエンベ
ロープ変動によりスライスレベルが変動しても位相差を
吸収することができる。すなわち、複屈折ムラのある光
磁気ディスク媒体に対しても正確にエッジを検出し、正
確にデータを再生することができる。
【0032】次に、図3に、本発明の第2の実施例の構
成図を示す。なお、図1と同一回路には同一の符号を付
す。図3における光磁気ディスク再生装置51は、端子
32からの再生波形が、前縁検出手段及び後縁検出手段
である前縁検出回路52及び後縁検出回路53に入力さ
れると共に、ピーク・ボトム中点検出回路34でピーク
値とボトム値の中点の値が検出され、LPF35を介し
てスライスレベル発生回路36aにより、該中点の値に
基づいて作成されたスライスレベルSL1 が前縁検出回
路52に送出される。
【0033】また、この中点の値は、切換部Sを介し
て、LPF44に入力され、さらにスライスレベル発生
回路36bにより作成されたスライスレベルSL2 が後
縁検出回路53に送出される。
【0034】前縁検出回路52が、スライスレベルSL
1 に基づいて再生波形の前縁パルスを検出して前縁パル
スを作成し、後縁検出回路53がスライスレベルSL2
に基づいて再生波形の後縁パルスを検出する。前縁パル
ス及び後縁パルスは合成回路39に入力される。なお、
合成回路39の前段にそれぞれ遅延回路を介在させても
よい。
【0035】また、前縁パルスから、位相比較回路4
0,LPF41,VCO42で構成されるクロック抽出
手段であるPLLにより、同期クロックが抽出される。
【0036】一方、後縁パルスと同期クロックとから補
正手段として位相比較回路43が位相ずれ量を検出す
る。この位置ずれ量に基づいて、切換えられる切換部S
からLPF44を介してスライスレベル発生回路36b
のスライスレベルSL2 をフィードバック制御して、後
縁検出回路53に送出する。
【0037】そして、再生手段として合成回路39で合
成された前縁パルスと後縁パルスの合成信号は、データ
弁別回路45で同期クロックを用いて分離され、データ
信号が再生される構成である。
【0038】そこで、図4に、図3の動作タイムチャー
トを示し、データ検出について説明する。この場合、前
縁パルスは、エンベロープ変動に追従する程度の帯域を
持たせて検出される。
【0039】図4において、図2(A)と同様に、図4
(A)の記録マークにおける再生波形が検出される(図
4(B))。この再生波形から、ピーク・ボトム中点検
出回路34で中点の値が検出され、この中点の値に基づ
いて、スライスレベル発生回路36aでスライスレベル
SL1 を作成し、スライスレベル発生回路36bでスラ
イスレベルSL2 を作成する(図4(B))。この場
合、切換部Sは接点S1に接続されている。
【0040】前縁検出回路52は、スライスレベルSL
1 を基準に前縁を検出して前縁パルスを作成し(図4
(C))、後縁検出回路53はスライスレベルSL2
基準に後縁を検出して後縁パルスを作成する(図4
(E))。そして、前縁パルスから位相比較回路40,
LPF41,VCO42のPLLにより同期クロックが
抽出される(図4(D))。
【0041】一方、後縁検出回路53で検出された後縁
パルスは、位相比較回路43で同期クロックとの位相差
yが検出される(図4(E))。そこで、切換部Sを接
点S 2 に切換え、位相差yに基づく信号をLPF44を
介してスライスレベル発生回路36bに送出する。スラ
イスレベル発生回路36bは位相差yに基づいてスライ
スレベルSL2 を変化させて後縁パルスを同期クロック
に同期させる(図4(F))。
【0042】そして、図4(C)の前縁パルスと図4
(F)の後縁パルスを合成回路39で合成し(図4
(G))、データ弁別回路45で同期クロックに基づい
てデータ信号(図4(H))を得るものである。
【0043】このように、後縁パルスを、後縁検出段階
で同期クロック(前縁パルス)と同期させて位相差を吸
収していることから、複屈折ムラのある光磁気ディスク
媒体に対しても正確にエッジを検出し、正確にデータを
再生することができる。
【0044】次に、図5に、本発明の第3の実施例の構
成図を示す。なお、図1と同一回路には同一の符号を付
し、説明を省略する。図5における光磁気ディスク再生
装置61は、エッジ検出回路13により2値化された2
値化パルスを積分回路62で積分して検出したデューテ
ィ比ずれ量を、サンプルホールド回路63でホールド
し、この値を基準に図1における可変遅延回路38の可
変量を、設定するものである。
【0045】そして、位相比較回路40,LPF41,
VCO42で構成されるクロック抽出手段であるPLL
で抽出された同期クロックをホールド部であるサンプル
ホールド回路64でホールドして固定させ、位相比較回
路40による前縁パルスと同期クロックとの位相差を、
切換部Sを介してLPF35に入力させ、スライスレベ
ル発生回路36で生成したスライスレベルSL0 をエッ
ジ検出回路33に入力させるものである。
【0046】そこで、図6に、図5の動作タイムチャー
トを示し、説明する。図6において、図2(A)と同様
に、図6(A)の記録マークにおける再生波形が検出さ
れる(図6(B))。この再生波形から、ピーク・ボト
ム中点検出回路34,LPF35,スライスレベル36
によりスライスレベルSL11が設定される(図6
(B))。なお、切換部Sは、接点S1 に接続されてい
る。
【0047】エッジ検出回路33は、スライスレベルS
11を基準に前縁と後縁を検出して前縁パルス及び後縁
パルスを作成する。前縁パルスは固定遅延回路37に一
定時間t0 遅延され(図6(C))、これをもとに、位
相比較回路40,LPF41,VCO42のPLLが同
期クロックを抽出する(図6(E))。この同期クロッ
クは、サンプルホールド回路64によりVCO42の制
御電圧をホールドすることで固定される。
【0048】一方、後縁パルスは、積分回路62で、ま
ず最初の補正量が設定されてサンプルホールド回路63
でホールドした該補正量で、可変遅延回路38でd1
け遅延される(図6(D))。
【0049】同期クロックは、サンプルホールド回路6
4により固定されていることから、位相比較回路40に
より該同期クロックと前縁パルスとの位相差zが検出さ
れる。この場合、切換部Sを接点S2 に接続すると、位
相差zに基づいて、スライスレベル発生回路36がスラ
イスレベルSL12に変化させる。
【0050】これにより、前縁パルスが同期クロックに
同期し(図6(F))、これに伴って後縁パルスも同期
クロックに同期する(図6(G))。
【0051】そして、図6(F)の前縁パルスと図6
(G)の後縁パルスを合成回路39で合成し(図6
(H))、データ弁別回路45で同期クロックに基づい
てデータ信号(図6(I))を得るものである。
【0052】このように、前縁パルスを、同期クロック
と同期させることで、後縁パルスも同期クロックと同期
し、再生波形の振幅変化によるエンベロープ変動により
スライスレベルが変動しても位相差を吸収することがで
きる。すなわち、複屈折ムラのある光磁気ディスク媒体
に対しても正確にエッジを検出し、正確にデータを再生
することができる。
【0053】
【発明の効果】上述のように、前縁パルス又は後縁パル
スより抽出した同期クロックと、同期クロック抽出に関
与しない前縁パルス又は後縁パルスとの位相差を検出
し、該位相差に基づいて、該位相差を有する前縁パルス
又は後縁パルスの位相を変化させて補正することによ
り、エンベロープ変動が生じても位相差が吸収されるこ
ととなり、データ信号を正確に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】図1の動作タイムチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図4】図3の動作タイムチャートである。
【図5】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図6】図5の動作タイムチャートである。
【図7】エッジ記録再生の原理を説明するための図であ
る。
【図8】従来の光磁気ディスク再生装置の構成図であ
る。
【図9】光磁気ディスク媒体がポリカーボ基板の場合の
再生波形を説明するための図である。
【符号の説明】
31,51,61 光磁気ディスク再生装置 32 端子 33 エッジ検出回路 34 ピーク・ボトム中点検出回路 35,41,44 LPF 36 スライスレベル発生回路 37 固定遅延回路 38 可変遅延回路 39 合成回路 40,43 位相比較回路 42 VCO 45 データ弁別回路 52 前縁検出回路 53 後縁検出回路 62 積分回路 63,64 サンプルホールド回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの、データがエッジの位
    置間隔で2値により記録された磁区列に光ビームを照射
    して得られる再生波形から、該磁区の前縁及び後縁を検
    出して前縁パルス及び後縁パルスを作成し、該前縁パル
    ス及び該後縁パルスから記録された該データを再生する
    光磁気ディスク再生装置において、 前記再生波形から作成されるスライスレベルにより、前
    記前縁及び前記後縁を検出して前記前縁パルス及び前記
    後縁パルスを作成するエッジ検出手段(33〜36)
    と、 該前縁パルス又は該後縁パルスより同期クロックを抽出
    するクロック抽出手段(40〜42)と、 該前縁パルス又は該後縁パルスと該同期クロックとの位
    相差を検出し、該位相差に基づいて該前縁パルス又は該
    後縁パルスの位相を補正する補正手段(38,43,4
    4)と、 該補正手段(38,43,44)における補正後に、該
    前縁パルスと該後縁パルスとを合成し、該同期クロック
    によりデータ信号を弁別して前記データを再生する再生
    手段(39,45)と、 を有することを特徴とする光磁気ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記クロック抽出手段(40〜42)
    に、前記同期クロックを固定するホールド部(64)を
    設け、 前記補正手段において、前記位相差に基づいて前記スラ
    イスレベルを変化させて補正することを特徴とする請求
    項1記載の光磁気ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】光磁気ディスクの、データがエッジの位置
    間隔で2値により記録された磁区列に光ビームを照射し
    て得られる再生波形から、該磁区の前縁及び後縁を検出
    して前縁パルス及び後縁パルスを作成し、該前縁パルス
    及び該後縁パルスから記録された該データを再生する光
    磁気ディスク再生装置において、 前記再生波形から作成される前縁スライスレベルを作成
    して前記前縁を検出して前縁パルスを作成する前縁エッ
    ジ検出手段(34,35,36a,52)と、 前記再生波形から作成される後縁スライスレベルを作成
    して前記前縁を検出して後縁パルスを作成する後縁エッ
    ジ検出手段(34,44,36b,53)と、 該前縁パルス又は該後縁パルスより同期クロックを抽出
    するクロック抽出手段(40〜42)と、 該前縁パルス又は該後縁パルスと該同期クロックとの位
    相差を検出し、該位相差に基づいて該前縁スライスレベ
    ル又は該後縁スライスレベルを変化させ、該前縁パルス
    又は該後縁パルスの位相を補正する補正手段(43)
    と、 該補正手段(43)における補正後に、該前縁パルスと
    該後縁パルスとを合成し、該同期クロックによりデータ
    信号を弁別して前記データを再生する再生手段(39,
    45)と、 を有することを特徴とする光磁気ディスク再生装置。
JP4139128A 1992-05-29 1992-05-29 光ディスク装置 Expired - Fee Related JP2899477B2 (ja)

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KR100694039B1 (ko) * 2000-07-20 2007-03-12 삼성전자주식회사 지터 검출 장치 및 그를 이용한 위상 동기 루프

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