JPH10124873A - 信号記録方法および信号記録再生装置 - Google Patents

信号記録方法および信号記録再生装置

Info

Publication number
JPH10124873A
JPH10124873A JP8281109A JP28110996A JPH10124873A JP H10124873 A JPH10124873 A JP H10124873A JP 8281109 A JP8281109 A JP 8281109A JP 28110996 A JP28110996 A JP 28110996A JP H10124873 A JPH10124873 A JP H10124873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
signal
start point
data
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8281109A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Chiaki
進 千秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8281109A priority Critical patent/JPH10124873A/ja
Priority to US08/955,335 priority patent/US6172947B1/en
Publication of JPH10124873A publication Critical patent/JPH10124873A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B20/1217Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/24Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by sensing features on the record carrier other than the transducing track ; sensing signals or marks recorded by another method than the main recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/30Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording
    • G11B27/3027Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording used signal is digitally coded
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/006Overwriting
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B2020/1264Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers wherein the formatting concerns a specific kind of data
    • G11B2020/1265Control data, system data or management information, i.e. data used to access or process user data
    • G11B2020/1287Synchronisation pattern, e.g. VCO fields
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/21Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is of read-only, rewritable, or recordable type
    • G11B2220/215Recordable discs
    • G11B2220/216Rewritable discs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク上でデータの記録が開始される位
置は、プレピットアドレス等により一定箇所に固定され
ており、データの書換(オーバーライト)時に同一箇所
に同一パターンが繰り返し書き込まれるため、繰り返し
加熱を受けて劣化しやすい。この光ディスクのオーバー
ライト耐久性を高める。 【解決手段】 セクタ構造を有する記録データのVFO
部分またはSYNC部分に、記録開始点をシフトさせる
量を示すシフト情報を付加する。記録時に、このシフト
量情報に基づいて記録開始点を変化させて、光ディスク
上の記録開始位置が同一にならないようにする。また、
再生時に記録済データのVFOが誤検出されるのを防ぐ
ために記録済データの不要部分を消去する。これによ
り、オーバーライトの繰り返しに対する耐久性を向上さ
せるとともに、確実な再生クロック抽出および同期が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化型光ディス
ク等の書換可能な記録媒体に対して同期信号を含む記録
データ信号を記録するための信号記録方法、および相変
化型光ディスク等の書換可能な記録媒体に対して記録デ
ータ信号を記録し再生する信号記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データの書換を繰り返し行うことができ
る高密度記録媒体の一つとして相変化型光ディスクが提
案されている。
【0003】このような相変化型光ディスクに対する信
号の記録/再生技術の具体例について説明する。
【0004】まず、図10は、書換可能な記録媒体の一
例である相変化光ディスクに記録される記録データ信号
のセクタフォーマットの概略を示している。
【0005】この図10の記録データ信号は、ディスク
の製造時に予めフォーマット(プリフォーマット)され
ているアドレス領域で区分されたセクタ内に記録される
ものであり、このアドレス領域には、ディスク上の物理
的なアドレスを示すデータが記録されている。データ記
録時には、このアドレス領域に記録されているアドレス
信号を読み取って目的アドレスをアクセスし、目的アド
レスに達したときは、アドレス領域の再生信号に基づく
タイミングに応じて、図10のフォーマットの記録デー
タ信号を記録している。
【0006】この記録データ信号フォーマットにおい
て、先頭にはVFOと呼ばれる所定の連続的な繰り返し
パターンが記録される。VFOは、再生時に位相ロック
ループ(Phase Locked Loop;PLL )回路の発振周波
数を可変して、例えばディスクの回転数が変動した場合
にも、確実にデータ信号を再生できるようにするための
パターンである。このパターンは、通常、位相引込み
(PLL引込み)時にロックさせ易いように、エッジ情
報が多い、すなわち繰返し間隔が短いパターンが用いら
れる。再生装置は、このパターンに対してPLL引込み
を行い、再生クロックを得る。
【0007】VFOに続いて記録されるSYNC(同期
パターン)は、データ領域の同期信号として用いるパタ
ーンであり、データ中には通常現れないパターンが用い
られる。
【0008】SYNCに続いて記録されるDATAは、
ユーザが使用するデータ、および、ECC(エラー訂正
コード)、制御データ、RESYNC(再同期パター
ン)などの付加情報を含むデータである。
【0009】図11は、一般的な信号記録再生装置の記
録系の基本構成の一例を示すブロック図である。
【0010】この記録系の動作は、ディスク上に予め記
録形成されているプレピット(プリフォーマット)アド
レスが正しく検出されると、再生動作を行うための各種
タイミング信号を生成する再生系タイミング発生部11
がID検出信号を出力して記録系タイミング発生部13
を初期化し、この記録系タイミング発生部13が生成す
る各種タイミングにより記録系を制御して、所定の記録
フォーマットに従って記録動作を行うというものであ
る。
【0011】具体的には、記録系タイミング発生部13
は、図示しない制御部,選択回路17およびパラレル/
シリアル変換部18に各種タイミング信号を供給すると
共に、後述するような記録ゲートを生成する。この記録
ゲートは、データを記録する範囲を時間軸上で制限する
ための信号である。
【0012】選択回路17には、インターフェース部1
4を介して図示しない制御部からのデータが供給され、
さらに、SYNCパターン発生部15からのSYNCパ
ターンとVFOパターン発生部16からのVFOパター
ンが供給される。そして、選択回路17は、記録系タイ
ミング発生部13からのタイミング信号に基づいて、こ
れらの信号を選択し、パラレル/シリアル変換部18に
供給する。
【0013】パラレル/シリアル変換部18は、選択回
路17からの出力を記録系タイミング発生器13からの
出力に応じてパラレル/シリアル変換し、図10に示す
フォーマットに従う記録データとして出力する。
【0014】なお、上記の再生系タイミング発生部11
には再生クロックが、記録系タイミング発生部13には
記録クロックが、それぞれ供給されている。
【0015】図12は、従来の信号記録再生装置の再生
系の基本構成の一例を示すブロック図であり、図11に
例示の信号記録再生装置の記録系に対応するものであ
る。なお、図11と共通する部分には同一の指示符号を
付している。
【0016】再生系では、ピット,エンボス等によりデ
ィスク上に予め記録形成されているセクタマークやプレ
ピットアドレスを検出してVFOの位置を予測し、また
は、再生RF信号を検出することによりVFOの位置を
特定し、そのVFO部分の再生RF信号に対してPLL
をかけて位相引込みを行う。再生系タイミング発生部
は、ディスク上に予め記録形成されたプレピットアドレ
ス(ID信号)を検出することにより初期化され、SY
NC位置を予測し、SYNC検出窓信号を発生する。そ
して、そのSYNC検出窓信号中にSYNCが検出され
ると同期が得られたと判断し、再生系を制御する再生系
タイミング発生部を初期化する。データの復調、シリア
ル/パラレル変換、図示しない制御部とのインタフェー
ス等は、この再生系タイミング発生部により制御され
る。
【0017】ここでは、再生RF信号を検出することに
よりVFOの位置を特定し、そのVFO部分の再生RF
信号に対してPLLをかけ、VFOに続いてSYNCを
検出すると、検出したSYNCパターンを用いて同期を
行う構成を示している。
【0018】この再生系の動作は、VFO部に対してP
LLがロックすると、再生RF信号からデータを取り出
し、SYNC検出による同期引込みおよびデータ復調を
行うというものである。再生クロックが抽出された以降
は、その再生クロックを用いてデータの再生等の動作を
行う。
【0019】具体的には、再生動作を開始してから上記
VFO部分の再生RF信号を検出するまでの間は、水晶
振動子等を用いた固定パターン発生部22から供給され
る所定の固定パターンに対してPLLをかけて、目標に
近い周波数で内部クロックを予め発振させておく。
【0020】そして、上記VFO部分の再生RF信号を
検出したら、その再生RF信号に対してPLLをかけて
高速に同期引込みを行う。なお、PLL引込みした後
は、PLL回路のゲインを下げてロックをはずれにくく
することが有効である。
【0021】ディスクから読み出された再生RF信号
は、RF再生部20で増幅やイコライジング等の処理が
施され、RF検出部21と2値化回路23とに供給され
る。
【0022】RF検出部21では、VFO部分のRF再
生信号を検出してフリップフロップ24にリセット入力
として供給する。
【0023】2値化回路23では、RF再生信号を2値
化して選択回路25とデータ取出部27とに供給され
る。
【0024】フリップフロップ24は、上記RF検出部
21から供給される信号をリセット入力とし、記録系タ
イミング発生部13から供給される再生系タイミング信
号をセット入力とするフリップフロップであり、RF検
出部21で再生RF信号が検出されるとセットされる。
フリップフロップ24の出力は、選択回路25に選択信
号として供給される。
【0025】選択回路25には、固定パターン発生部2
2の出力と上記2値化回路23の出力とが供給されてお
り、フリップフロップ24から供給される選択信号に従
って入力が選択されてPLL回路26に供給される。
【0026】PLL回路26は、選択回路25を介して
供給される2値化されたRF再生信号に対してPLL引
込み動作を行う。そして、PLL回路26の出力が、再
生クロックとなる。
【0027】データ取出部27は、2値化回路23から
供給される2値化されたRF再生信号からSYNCやデ
ータ領域を取り出して、SYNC検出部28および復調
部29に供給する。
【0028】SYNC検出部28では、データ取出部2
7を介して供給されるRF再生信号からSYNCを検出
し、AND回路33に供給する。
【0029】AND回路33は、SYNC検出部28で
検出されたSYNCと記録系タイミング発生部13から
供給されるSYNC検出窓との論理積(AND)を生成
し、再生系タイミング発生部11に供給する。
【0030】再生系タイミング発生部11は、SYNC
が正しく検出されたとき、すなわちSYNC検出窓のな
かにSYNCが検出されたときに、リセットされる。
【0031】復調部29は、データ取出部27から供給
されるRF再生信号を復調し、その復調出力をシリアル
/パラレル変換部31に供給する。
【0032】シリアル/パラレル変換部31では、再生
系タイミング発生部11から供給されるタイミング信号
に従って、復調されたRF再生信号がシリアル/パラレ
ル変換され、インターフェース部32を介して図示しな
い制御部に供給される。
【0033】なお、上記のデータ取出部27,SYNC
検出部28,復調部29,シリアル/パラレル変換部3
1には、PLL回路26からの再生クロックが供給され
ている。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上述した相変化型光デ
ィスクは、記録材料が非晶質(アモルファス)状態と結
晶状態の2つの状態間で可逆的に相変化し、その2つの
状態の光反射率が異なることを利用してデジタルデータ
の記録および再生を行うものである。具体的には、絞り
込まれたレーザ光の照射により記録材料の微小領域を加
熱し、デジタルデータに対応するピットを形成すること
により記録が行われる。このピットは、通常、データが
消去された状態では結晶状態であり、データが記録され
た状態ではアモルファス状態である。記録材料の相変化
は、照射するレーザ光のパワーや照射時間により制御さ
れる。
【0035】このような相変化型光ディスクでは、レー
ザ光加熱を伴うデータの書換(重ね書き:オーバーライ
ト)を繰り返すと、熱ストレス等によりディスクが劣化
して、耐久性が低下したり記録再生特性に悪影響を及ぼ
すことが知られている。特に、位相引込みパターンなど
が記録されたデータの記録開始点は、ディスク上のセク
タ内の同一位置であり、同一パターンの書換が繰り返し
行われるためディスクが劣化しやすかった。
【0036】このような課題を解決するものとしては、
例えば、特公平8−10489号公報に記載されている
ように、データの記録開始点をランダムに変化させるこ
とが提案されている。
【0037】しかし、上記提案されている発明によれ
ば、記録開始点がランダムに変化される記録データは、
単に、記録済データの上に重ね書き(オーバーライト)
されるというものである。このため、記録されたデータ
を再生する際に、そのデータからクロックを抽出して位
相引込みを行おうとすると、記録済データに対して位相
引込みを行ってしまい、確実な同期が得られないことが
ある。
【0038】ここで、従来の信号記録方法において、記
録動作毎に記録開始点を所定の位置からずらして(シフ
トさせて)記録を行う場合について説明する。
【0039】図13は、記録開始点のシフト量を0(シ
フトなし)から14まで変えた場合の記録タイミング
(記録ゲート)を示している。
【0040】記録動作は、この記録ゲートのなかで行わ
れる。図13に示した記録タイミングによれば、記録開
始点のシフト量を変えても記録ゲートの幅(時間)は変
化せず、記録ゲート全体が時間軸上でシフトする。
【0041】このように記録開始点をシフトさせる従来
の信号記録方法においては、過去に記録したデータの記
録開始点のシフト量は分からないために、新たに記録を
行う際のシフト量はランダムに選ばれるのが一般的であ
る。
【0042】図14は、上述した記録開始点をシフトさ
せる記録タイミングを用いる従来の信号記録再生装置の
記録系の基本構成の一例を示している。
【0043】この記録系は、図11に示した従来の信号
記録再生装置とほぼ同じ構成であるが、記録開始点のシ
フト量を決める記録開始点シフトタイミング発生部12
が、再生系タイミング発生部11と記録系タイミング発
生部13の間に設けられている点が異なっている。
【0044】具体的には、再生系タイミング発生部11
は、ディスク上に予め記録形成されているプレピットア
ドレスが正しく検出されると記録系タイミング発生部1
3を初期化するID検出信号を発生し、まず記録開始点
シフトタイミング発生部12に出力する。記録開始点シ
フトタイミング発生部12は、このID信号検出信号
を、記録開始点のシフト量に相当する時間だけ遅延させ
て、記録系タイミング発生部13に供給する。そして、
記録系タイミング発生部13は、各種記録タイミング信
号および記録ゲートを生成する。
【0045】選択回路17には、インターフェース部1
4を介して図示しない制御部からのデータが供給され、
さらに、SYNCパターン発生部15からのSYNCパ
ターンとVFOパターン発生部16からのVFOパター
ンが供給される。そして、選択回路17は、記録系タイ
ミング発生部13からのタイミング信号に基づいて、こ
れらの信号を選択し、パラレル/シリアル変換部18に
供給する。
【0046】パラレル/シリアル変換部18は、選択回
路17からの出力と記録系タイミング発生器13からの
出力とをパラレル/シリアル変換し、図10に示すフォ
ーマットに従う記録データとして出力する。
【0047】これにより、記録ゲート幅は変化させずに
記録ゲート全体が時間軸上でシフトされ、ディスク上で
の記録開始位置がシフトされる。
【0048】図15は、図14に示す記録系により、記
録済データの上に重ね書き(オーバーライト)された従
来のデータの様子を示している。
【0049】前述した、記録開始点シフトを用いない従
来の信号記録方法では、オーバーライト後のディスク上
に記録されるデータは、図10に示すように一つのVF
O部分から始まるデータである。
【0050】しかし、例えば、シフト量=0で記録した
後に、シフト量=4,シフト量=10として順次オーバ
ーライトした場合には、シフト量=0で過去に記録され
たデータのVFO1や、シフト量=4で過去に記録され
たデータのVFO2がディスク上に残っている。このた
め、ディスク上に実際に記録されているデータは、図1
5に示すように複数のVFOパターン、すなわちシフト
量=0で記録されたVFO1の先頭部分,シフト量=4
で記録されたVFO2の先頭部分およびシフト量=10
で記録されたVFO3から始まるデータになってしま
う。
【0051】このように、異なるシフト量でオーバーラ
イトされたデータを再生する場合、VFO部分の位置
は、記録時のシフト量によって図15のv1からv2ま
での範囲をとる可能性がある。このため、このVFO部
分の範囲に対するPLL引込み動作範囲も広げなければ
ならない。同様にSYNCの検出窓もs1からs2まで
広げなければならない。
【0052】ここで再生しようとするデータは、最後に
記録(オーバーライト)されたVFO3,SYNC3お
よびDATA3であるが、再生RF信号を検出してVF
Oの位置を特定し、そのVFO部分のRF再生信号に対
してPLLをかけて再生クロックを抽出する場合には、
PLL回路が、VFO1、VFO2に対して先に引込み
を行ってしまい、さらに、ロックをはずれ難くするため
にPLL回路のゲインを下げてしまうと、本来ロックす
べきVFO3に対して引込み動作を行い難くなってしま
う。
【0053】また、SYNCのパターンには、容易に検
出でき、しかも誤検出されにくいパターンが用いられる
が、VFOパターンやデータ中に誤りが発生して凝似的
にSYNCパターンが出現すると、これが誤検出される
可能性がある。記録開始点のシフトに対応してSYNC
検出窓をs1からs2まで広げることは、この誤検出の
確率を増すために好ましくない。
【0054】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、データの記録開始点がディスク
上の特定の位置に固定されることなく、従って、ディス
クの特定位置のみが劣化することを防ぐことができ、し
かも、再生時に確実に同期を行うことができる書換可能
な光ディスクの信号記録方法および信号記録再生装置を
提供することを目的としている。
【0055】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る信号記録方法は、セクタ構造を有す
る書換可能な記録媒体に同期信号を含む記録データ信号
を記録する信号記録方法において、記録データの記録開
始点をシフトさせると共に、記録開始点までの記録済み
のデータを消去すること、または固定パターンを重ね書
きすることを特徴としている。
【0056】このようにすることにより、データの記録
開始点がディスク上の特定の位置に固定されることがな
くなり、上記特定の位置が劣化しやすくなることを防ぐ
ことができる。
【0057】さらに、上記記録開始点のシフト量を示す
記録開始点シフト情報に基づいて記録開始点をシフトさ
せる際に、不要な記録済データを消去し、または所定の
固定パターンを重ね書き(オーバーライト)することに
より、再生時にRF再生信号からクロックを抽出してそ
のクロックに対して位相引込みを容易かつ確実に行える
ようにすることができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る信号記録方法
および信号記録再生装置の実施の形態について、図面を
参照しながら説明する。
【0059】図1は、本発明に係る信号記録方法におい
て、記録開始点を所定の位置からずらして(シフトさせ
て)記録する場合のタイミングを、シフト量=0,1
0,14の場合を例として示している。
【0060】この方法では、記録時(オーバーライト
時)に記録開始点のシフトを行うと共に、記録済データ
を消去するための消去動作を行う。この図1において、
記録済データの不要部分、すなわち少なくとも記録開始
点までの記録済データを消去している。
【0061】具体的には、レーザ光の照射パワーを制御
するALPC(Automatic Laser Power Control )動作
を行う場合には、ALPC動作の終了後から実際の記録
開始点までの間の記録済データを消去する。また、AL
PC動作を行わない場合には、シフト量=0とする場合
の記録開始点より前から実際の書き出し位置までの間の
記録済データを消去する。すなわち、記録開始点のシフ
ト量が0から14までの範囲で、データ記録に用いない
部分の記録済データを消去する。
【0062】図2は、図1に示すタイミングで記録動作
を行う、本発明に係る信号記録再生装置の記録系の基本
構成の一例を示すブロック図である。
【0063】この記録系の構成は、前記図11に示した
信号記録再生装置の記録系の基本構成に対して、記録系
タイミング発生部13が、記録ゲートを生成する記録系
タイミング発生部13aと記録データを制御する記録系
タイミング発生部13bとに分かれており、記録系タイ
ミング発生部13bの入力側に記録開始点シフトタイミ
ング発生部12が設けられている点が異なっている。
【0064】具体的には、記録系タイミング発生部13
bは、図示しない制御部,選択回路17およびパラレル
/シリアル変換部18に各種タイミング信号を供給する
と共に、後述するような記録ゲートを生成する。この記
録ゲートは、データを記録する範囲を時間軸上で制限す
るための信号である。
【0065】選択回路17には、インターフェース部1
4を介して図示しない制御部からのデータが供給され、
さらに、SYNCパターン発生部15からのSYNCパ
ターンとVFOパターン発生部16からのVFOパター
ンが供給される。そして、選択回路17は、記録系タイ
ミング発生部13からのタイミング信号に基づいて、こ
れらの信号を選択し、パラレル/シリアル変換部18に
供給する。
【0066】パラレル/シリアル変換部18は、選択回
路17からの出力を記録系タイミング発生器13bから
の出力に応じてパラレル/シリアル変換し、前記図10
に示すフォーマットに従う記録データとして出力する。
【0067】なお、上記の再生系タイミング発生部11
には再生クロックが、記録系タイミング発生部13a,
13bには記録クロックが、それぞれ供給されている。
【0068】再生系タイミング発生部11は、ディスク
上に予め記録形成されているプレピットアドレスが正し
く検出されるとID検出信号を発生し、記録ゲートを生
成する記録系タイミング生成部13aに出力してこれを
初期化する。また、再生系タイミング発生部11は、上
記のID検出信号を記録開始点シフトタイミング発生部
12にも出力する。記録開始点シフトタイミング発生部
12は、このID信号検出信号を、記録開始点のシフト
量に相当する時間だけ遅延させて、記録系タイミング発
生部13bに供給する。そして、記録系タイミング発生
部13bは、記録系の各種タイミング信号を生成する。
すなわち、記録ゲートを生成する記録タイミング生成部
13aは記録開始点シフトには無関係であり、記録デー
タを制御する記録タイミング生成部13bだけが、記録
開始点シフトタイミング発生部12により記録開始点シ
フト制御を受ける。
【0069】これにより、記録ゲート幅は変化させずに
記録データ全体が時間軸上でシフトされ、ディスク上で
の記録開始位置がシフトされる。なお、このとき、記録
タイミング発生部13aで生成される記録ゲートは、任
意の記録開始点シフト量を与えられたデータに対して
も、その記録領域をカバーできるゲート幅(時間)を持
つようにされる。
【0070】図3は、図2に示した記録系により記録動
作を行う際の記録ゲートと記録データのタイミングを示
す図である。この図3の例においては、記録媒体上で記
録データの前後の記録済みデータを消去している。
【0071】上述したように、記録データは、一定の幅
(時間)の記録ゲートのなかで記録開始点をシフトされ
て記録される。具体的には、記録開始点シフト量=0の
ときは、記録ゲートの先頭から記録動作が行われ、記録
データが存在しない部分では消去動作が行われる。ま
た、記録開始点シフト量が最大のときは、記録ゲートの
先頭から記録データの先頭までの間で消去動作が行わ
れ、記録データの終わりが記録ゲートの終わりに一致す
るようにされる。
【0072】図4は、図2に示す記録系によりディスク
上に記録されたデータのフォーマットを示す図である。
この図4において、記録データ信号自体は前記図10と
同様に、先頭から、VFO、SYNC、DATAの構成
を有しているが、ディスク上では、この記録データ信号
部分以外の不要部分、すなわち少なくとも記録開始点ま
での記録済データが消去されてている。すなわち、図4
においては、前記図15に示した記録済データの不要部
分の消去を行っていない従来の信号記録方法によるデー
タの様子と異なり、不要な記録済データであるVFO
1、VFO2が存在していない。従って、再生時に、R
F信号を検出してVFOの位置を特定し、そのVFO部
分のRF再生信号に対してPLLをかけ、再生クロック
を抽出する場合に、VFO3に対してPLL引込みを確
実に行うことができる。
【0073】次に、本発明に係る信号記録方法およびそ
れを適用する信号記録再生装置の、第2の好ましい実施
の形態について説明する。
【0074】前述したように、記録開始点シフトを用い
てない従来の信号記録方法では、ディスクに予め記録形
成されているセクタマークやプレピットアドレスからV
FOの位置を予測できる。また、ディスク上のVFOパ
ターンに対してPLL引込みを行う従来の信号記録方法
では、ディスクの欠陥やノイズ等の原因によって、VF
Oパターンに相当する再生RF信号が、記録データのな
かのVFO領域以外の領域から誤検出され、その誤検出
された再生RF信号に対してPLL引込み動作を行って
しまうことがある。
【0075】しかし、VFOの位置がある範囲をとるた
めに、PLLの引込み動作範囲もこれに対応して広くし
なければならない。このことは、欠陥やノイズの影響に
より、本来のVFO領域以外の誤検出データに対してP
LLの引込み動作を行う可能性を増すために好ましくな
い。
【0076】そこで、このような場合には、例えばVF
O領域の先頭部分に記録開始点のシフト量を表す記録開
始点シフト情報を記録しておくことが有効である。
【0077】図5は、この記録開始点シフト情報(no.
of shift)を、記録データのVFO部分に付加する場合
のフォーマットの概略を示している。この図5の例で
は、VFO部分の先頭位置に記録開始点シフト情報(n
o. of shift)を配置している。
【0078】図6は、上記の記録開始点シフト情報(n
o. of shift)をVFO部分に付加した記録データを用
いる信号記録再生装置の記録系の基本構成の一例を示し
ている。
【0079】この記録系の構成は、図2に示した本発明
に係る信号記録再生装置の実施の形態の記録系の基本構
成とほぼ同じであるが、記録開始点シフトタイミング発
生部12からのタイミング信号に基づいて記録開始点シ
フト情報パターンを発生する記録開始点シフト情報パタ
ーン発生部19が設けられ、その発生パターンが選択回
路17に供給されている点が異なっている。
【0080】具体的には、記録時に、記録開始点シフト
情報パターン発生部19は、記録開始点シフトタイミン
グ発生部12からのタイミング信号を受けて、記録開始
点シフト情報パターンを発生し、選択回路17に供給す
る。そして、データ用の記録タイミング発生部13bの
制御に従って、図4に示すフォーマットによりディスク
に記録開始点シフト情報パターンが記録される。
【0081】一方、再生動作の開始時には、再生データ
からクロックが抽出されていないため、おおまかに判断
できる信号(フラグ)により概略のシフト量を記録して
おけば十分である。
【0082】再生RF信号を検出してVFO領域を特定
する場合には、記録開始点シフト情報パターンが正しく
再生されたかどうかを確認し、さらに、再生された記録
開始点シフト情報(no. of shift)と実際に検出された
ディスク上の記録開始点が一致しているかどうかを確認
する。そして、記録開始点シフト情報(no. of
shift)が正しく再生され、再生されたシフト情報
と実際に検出されたディスク上の記録開始点が一致すれ
ば、検出されたVFO領域は所望のデータのものである
と判断される。この検出されたVFOパターンに対して
PLL引込み動作が行われる。
【0083】図7は、図6に示した記録系に対応する再
生系の基本構成の一例を示すブロック図である。
【0084】この再生系は、図12に示した従来の再生
系のRF検出部21の代わりに、記録開始点シフト情報
検出回路35と、再生されたシフト情報と実際に検出さ
れたディスク上の記録開始点が一致するかどうかを判断
する一致判断回路36とが設けられている。
【0085】具体的にこの再生系は、再生動作を開始し
てから上記VFO部分のRF再生信号を検出するまでの
間は、水晶振動子等を用いた固定パターン発生部22か
ら供給される所定の固定パターンに対してPLLをかけ
て、目標に近い周波数で内部クロックを予め発振させて
おく。
【0086】そして、上記VFO部分のRF再生信号を
検出したら、そのRF再生信号に対してPLLをかけて
高速に同期引込みを行う。なお、PLL引込みした後
は、PLL回路のゲインを下げてロックをはずれにくく
することが有効である。
【0087】ディスクから読み出されたRF再生信号
は、RF再生部20で増幅やイコライジング等の処理が
施され、記録開始点シフト情報検出回路35と2値化回
路23とに供給される。
【0088】記録開始点シフト情報検出回路35は、デ
ィスクから再生されたRF信号の中から、記録開始点シ
フト情報(no. of shift)が付加されたV
FO部分のRF再生信号を検出して、一致判断回路36
に供給する。
【0089】一致判断回路36は、上記検出された記録
開始点シフト情報(no. of shift)が表すシフト量と、
再生系タイミング発生部11から供給される再生タイミ
ング信号、すなわち実際に検出される記録開始点とが一
致するか否かを判断する。そして、その判断結果をフリ
ップフロップ24にリセット入力として供給する。
【0090】2値化回路23では、RF再生信号を2値
化して選択回路25とデータ取出部27とに供給され
る。
【0091】フリップフロップ24は、上記一致判断回
路36から供給される信号をリセット入力とし、記録系
タイミング発生部13から供給される再生系タイミング
信号をセット入力とするフリップフロップであり、フリ
ップフロップ24の出力は、選択回路25に選択信号と
して供給される。
【0092】選択回路25には、固定パターン発生部2
2の出力と上記2値化回路23の出力とが供給されてお
り、フリップフロップ24から供給される選択信号に従
って入力が選択されてPLL回路26に供給される。
【0093】PLL回路26は、選択回路25を介して
供給される2値化されたRF再生信号に対してPLL引
込み動作を行う。そして、PLL回路26の出力が、再
生クロックとなる。
【0094】データ取出部27は、2値化回路23から
供給される2値化されたRF再生信号からSYNCやデ
ータ領域を取り出して、SYNC検出部28および復調
部29に供給する。
【0095】SYNC検出部28では、データ取出部2
7を介して供給されるRF再生信号からSYNCを検出
し、AND回路33に供給する。
【0096】AND回路33は、SYNC検出部28で
検出されたSYNCと記録系タイミング発生部13から
供給されるSYNC検出窓との論理積(AND)を生成
し、再生系タイミング発生部11に供給する。
【0097】再生系タイミング発生部11は、SYNC
が正しく検出されたとき、すなわちSYNC検出窓のな
かにSYNCが検出されたときに、リセットされる。
【0098】復調部29は、データ取出部27から供給
されるRF再生信号を復調し、その復調出力をシリアル
/パラレル変換部31に供給する。
【0099】シリアル/パラレル変換部31では、再生
系タイミング発生部11から供給されるタイミング信号
に従って、復調されたRF再生信号がシリアル/パラレ
ル変換され、インターフェース部32を介して図示しな
い制御部に供給される。
【0100】なお、上記のデータ取出部27,SYNC
検出部28,復調部29,シリアル/パラレル変換部3
1には、PLL回路26からの再生クロックが供給され
ている。
【0101】この図7に示す再生系においては、上述し
たように、記録開始点シフト情報検出回路35は、ディ
スクから再生されたRF信号の中から、記録開始点シフ
ト情報(no. of shift)が付加されたVFO部分のRF
再生信号を検出して、一致判断回路36に供給してお
り、一致判断回路36は、上記検出された記録開始点シ
フト情報(no. of shift)が表すシフト量と、再生系タ
イミング発生部11から供給される再生タイミング信
号、すなわち実際に検出される記録開始点とが一致する
かどうかを判断する。そして、その判断結果をフリップ
フロップ24にリセット入力として供給する。
【0102】上記VFO部分のRF再生信号を検出する
までの間は、水晶振動子等を用いた内部発生の固定パタ
ーンに対してPLLをかけて、目標に近い周波数でクロ
ックを予め発振させており、検出された記録開始点シフ
ト情報(no. of shift)が表すシフト量と実際に検出さ
れる記録開始点とが一致すると、フリップフロップ24
からの出力に基づいて選択回路25が、RF再生信号に
対してPLLをかけて高速に同期引込みを行うようにク
ロックを選択する。なお、PLL引込みした後は、PL
L回路のゲインを下げてロックをはずれにくくすること
は有効である。再生系では、これ以降、この抽出された
再生クロックを用いてデータ処理を行う。
【0103】次に、本発明に係る信号記録方法およびそ
れが適用された信号記録再生装置の第3の好ましい実施
の形態について説明する。
【0104】前述したように、SYNCパターンには、
容易に検出でき、しかも誤検出されにくいユニークパタ
ーンが用いられるが、VFOパターンやデータ中に誤り
が発生して凝似的にSYNCパターンが出現すると、こ
れが誤検出される可能性がある。記録開始点のシフトに
対応してSYNC検出窓をs1からs2まで広げること
は、この誤検出の確率を増すために好ましくない。
【0105】そこで、このような場合には、例えばSY
NCに続けて記録開始点シフト情報(no. of shift)を
記録しておくことが有効である。
【0106】図8は、この記録開始点シフト情報(no.
of shift)をSYNCに続けて付加する場合のフォーマ
ットの概略を示している。
【0107】ここで、記録開始点シフト情報(no. of s
hift)により記録するシフト量は、SYNCを検出して
再生クロック抽出を行った動作以降であるため、データ
に対するのと同様の変調方式で正確なシフト量を記録し
ておけばよい。
【0108】上記の記録開始点シフト情報(no. of shi
ft)をVFO部分に付加した記録データを用いる信号記
録再生装置の記録系としては、図6に示した基本構成を
用いることができる。しかし、上述のように、記録開始
点シフト情報の生成方法が異なっており、データ用記録
系タイミング発生部13bにより、所定のフォーマット
に従って記録される。
【0109】図9は、上記の記録開始点シフト情報(n
o. of shift)をVFO部分に付加した記録データを用
いる信号記録再生装置の再生系の基本構成の一例を示す
ブロック図である。
【0110】この再生系は、図7に示した本発明に係る
再生系のAND回路33とデータ用再生系タイミング発
生部11との間に、記録系タイミング発生部13から供
給されるタイミング信号に基づいて、再生されたSYN
Cと実際に検出された再生クロックが一致するかどうか
を判断する一致判断回路36と、SYNCを検出すると
一致判断回路36の出力により初期化されるAND回路
39とが設けられている点が異なる。
【0111】具体的には、SYNC検出部28でデータ
取出部27を介して供給されるRF再生信号からSYN
Cを検出し、AND回路33に供給する。
【0112】AND回路33では、検出されたSYNC
と記録系タイミング発生部13から供給されるSYNC
検出窓との論理積(AND)を生成し、AND回路39
に一方の入力として供給する。
【0113】一致判断回路36は、記録系タイミング発
生部13から供給されるタイミング信号、すなわち記録
された本来のタイミングを有するクロックと、データか
ら抽出された再生クロックとが一致するかどうかを判断
する。そして、その判断結果をAND回路39にもう一
方の入力として供給する。
【0114】AND回路39は、検出されたSYNCと
記録系タイミング発生部13から供給されるSYNC検
出窓との論理積と、記録タイミング信号とデータの復調
出力との論理積との論理積を生成し、再生系タイミング
発生部11に供給する。
【0115】そして、再生系タイミング発生部11は、
この論理積により、すなわちSYNCが正しい位置に検
出され、かつ、データから抽出される再生クロックが正
確であるときにリセットされる。
【0116】これにより、記録開始点シフト量に相当す
る分だけSYNC検出窓信号の幅(時間)を広くして
も、同期検出を確実に行うことができる。
【0117】なお、上記の各実施の形態では、本発明を
相変化型光ディスクに適用する場合を例として説明した
が、本発明の適用は相変化型光ディスクに限られるもの
ではなく、繰り返し加熱を伴う書換可能な記録媒体に広
く適用可能なものであり、特にレーザ加熱により消去書
換を行う光磁気ディスクにも好適なものである。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号記録
方法によれば、記録開始点をシフトさせる量を表す記録
開始点シフト情報に基づいて、ディスク上のデータ記録
開始点を記録済データの記録開始点とは異なるように制
御するため、レーザ加熱に対するディスクの耐久性を向
上させることができる。また、その際、記録済データの
不要部分を消去し、または固定パターンをオーバーライ
トすることにより、同期信号を確実に検出することがで
き、高速にPLL引込みを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録開始点を所定の位置からシフトさせて記録
を行う、本発明に係る信号記録方法の実施の形態の記録
タイミングを示す図である。
【図2】記録開始点をシフトさせて記録を行う、本発明
に係る信号記録再生装置の実施の形態の記録系の基本構
成の一例を示すブロック図である。
【図3】図2の信号記録再生装置の記録系における記録
ゲートと記録データのタイミングを示す図である。
【図4】本発明に係る信号記録方法の実施の形態によ
り、ディスク上に記録されたデータの様子を示す図であ
る。
【図5】記録開始点シフト情報(no. of shift)を記録
データのVFO部分に付加するデータフォーマットの概
略を示す図である。
【図6】図5のフォーマットにより記録されたデータを
記録する記録系の基本構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の記録系に対応する再生系の基本構成の一
例を示すブロック図である。
【図8】記録開始点シフト情報(no. of shift)をSY
NCに続けて付加するデータフォーマットの概略を示す
図である。
【図9】図8のフォーマットにより記録されたデータを
再生する信号記録再生装置の再生系の基本構成の一例を
示すブロック図である。
【図10】光ディスクに記録されるデータの従来のセク
タフォーマットの概略を示す図である。
【図11】従来の信号記録再生装置の記録系の基本構成
の一例を示すブロック図である。
【図12】従来の信号記録再生装置の再生系の基本構成
の一例を示すブロック図である。
【図13】記録開始点のシフト量を0から14まで変え
た場合の記録タイミングを示す図である。
【図14】記録開始点をシフトさせて記録を行う従来の
信号記録再生装置の記録系の基本構成の一例を示す図で
ある。
【図15】記録済データにオーバーライトされた従来の
データの様子を示す図である。
【符号の説明】
11 再生系タイミング発生部、 12 記録開始点シ
フトタイミング発生部、 13a 記録ゲート用タイミ
ング発生部、 13b 記録データ用タイミング発生
部、 14 インターフェース部、 15 SYNCパ
ターン発生部、16 VFOパターン発生部、 17
選択回路、 18 パラレル/シリアル変換部、 19
記録開始点シフト情報(no. of shift)パターン発生

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セクタ構造を有する書換可能な記録媒体
    に同期信号を含む記録データ信号を記録する信号記録方
    法において、 記録データ信号の記録開始点をシフトさせると共に、記
    録媒体上の記録開始点までの記録済データ信号を消去す
    ることを特徴とする信号記録方法。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体上で、記録データ信号の前
    後の記録済データ信号を消去することを特徴とする請求
    項1記載の信号記録方法。
  3. 【請求項3】 上記記録開始点のシフト量を示す記録開
    始点シフト情報を、上記記録データ信号の所定領域に記
    録することを特徴とする請求項1記載の信号記録方法。
  4. 【請求項4】 上記記録開始点シフト情報は、上記記録
    データ信号のVFO領域に記録されることを特徴とする
    請求項3記載の信号記録方法。
  5. 【請求項5】 上記記録開始点シフト情報は、上記記録
    データ信号の同期用パターンに続いて記録されることを
    特徴とする請求項3記載の信号記録方法。
  6. 【請求項6】 セクタ構造を有する書換可能な記録媒体
    に記録データ信号を記録する信号記録方法において、 記録データ信号の記録開始点をシフトさせると共に、記
    録開始点までの記録済データ信号上に固定パターンを重
    ね書きすることを特徴とする信号記録方法。
  7. 【請求項7】 上記記録開始点のシフト量を示す記録開
    始点シフト情報を、上記データ信号の所定領域に記録す
    ることを特徴とする請求項6記載の信号記録方法。
  8. 【請求項8】 セクタ構造を有する書換可能な記録媒体
    に同期信号を含む記録データ信号を記録し再生する信号
    記録再生装置において、 記録データ信号の記録開始点をシフトさせる記録開始点
    シフト手段と、 この記録開始点シフト手段による記録開始点シフト情報
    を上記記録データ信号と共に上記記録媒体に記録する記
    録手段と、 記録媒体に記録された記録データ信号を再生する再生手
    段と、 この再生手段からの再生信号より上記記録開始点シフト
    情報を検出する検出手段と、 この検出された上記記録開始点シフト情報に基づいて上
    記再生手段からの再生信号の同期をとる同期ロック手段
    とを有することを特徴とする信号記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記記録開始点シフト情報は、 上記データ信号のVFO領域、または、データ領域の同
    期用パターンに続いて記録されることを特徴とする請求
    項8記載の信号記録再生装置。
JP8281109A 1996-10-23 1996-10-23 信号記録方法および信号記録再生装置 Withdrawn JPH10124873A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8281109A JPH10124873A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 信号記録方法および信号記録再生装置
US08/955,335 US6172947B1 (en) 1996-10-23 1997-10-21 Method and apparatus for time shifted signal recording and reproduction

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8281109A JPH10124873A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 信号記録方法および信号記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10124873A true JPH10124873A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17634486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8281109A Withdrawn JPH10124873A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 信号記録方法および信号記録再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6172947B1 (ja)
JP (1) JPH10124873A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1209679A3 (en) * 2000-11-10 2002-06-05 Pioneer Corporation Recording apparatus and method for optical recording medium
JP2007172748A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Canon Inc 再生装置、記録装置、再生方法、及び記録方法
JP4817280B2 (ja) * 1999-11-04 2011-11-16 トムソン ライセンシング 書き換え可能なディスクのプリセスト・レコーディング

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3425376B2 (ja) * 1998-09-30 2003-07-14 株式会社リコー 光情報記録媒体、情報記録方法及びその装置
JP3679643B2 (ja) * 1999-02-26 2005-08-03 三洋電機株式会社 ディスク記録装置
JP2000251405A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Sanyo Electric Co Ltd ディスク記録装置
JP4031915B2 (ja) * 2001-05-30 2008-01-09 富士通株式会社 再生方法及び記憶装置
KR100546313B1 (ko) * 2003-02-05 2006-01-26 삼성전자주식회사 광기록기기를 위한 위치정보 어드레스 동기 검출 장치 및방법
JP4200077B2 (ja) * 2003-10-21 2008-12-24 パイオニア株式会社 情報記録装置、情報記録方法、及び情報記録プログラム
JP2005190583A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Toshiba Corp 光ディスク装置、情報記録方法及び情報記録媒体
KR100584598B1 (ko) * 2004-05-17 2006-05-30 삼성전자주식회사 재기록 가능 기록 매체, 기록/재생 방법, 기록/재생 장치및 싱크 검출 장치
JP2005339678A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Ricoh Co Ltd 情報記録方法、情報再生方法、情報記録装置及び情報再生装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2600373B2 (ja) * 1989-05-11 1997-04-16 松下電器産業株式会社 光ディスク記録再生装置
CA2020243C (en) * 1989-06-30 1994-12-13 Eiji Ohno Optical information recording method and recording apparatus
JP3715327B2 (ja) * 1991-05-25 2005-11-09 ソニー株式会社 ディジタルオーディオ信号再生装置
US5517471A (en) * 1992-01-06 1996-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for verifying recording data and for determining recording error using a detected light amount
US5703867A (en) * 1995-07-21 1997-12-30 Hitachi, Ltd. Optical recording medium having a dummy area at leading and/or trailing positions of recording area

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4817280B2 (ja) * 1999-11-04 2011-11-16 トムソン ライセンシング 書き換え可能なディスクのプリセスト・レコーディング
EP1209679A3 (en) * 2000-11-10 2002-06-05 Pioneer Corporation Recording apparatus and method for optical recording medium
JP2007172748A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Canon Inc 再生装置、記録装置、再生方法、及び記録方法
JP4484813B2 (ja) * 2005-12-22 2010-06-16 キヤノン株式会社 再生装置、記録装置、再生方法、及び記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6172947B1 (en) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6522608B1 (en) Information recording apparatus for writable recording media
US8020076B2 (en) Information recording/reproducing apparatus, and information recording medium
JP2845915B2 (ja) 情報再生方法および情報再生装置
JPH10124873A (ja) 信号記録方法および信号記録再生装置
JP3519309B2 (ja) 光ディスク、光再生装置及び光記録装置
JP3503764B2 (ja) 光磁気記録方法及び光磁気記録装置
JP2594914B2 (ja) 光デイスク装置
JP2000298955A (ja) 情報記録装置および情報記録方法
JPH06131824A (ja) 情報再生装置及び情報記録再生装置
JPH05334754A (ja) 光磁気ディスク再生装置
JPH08263845A (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH0652634A (ja) クロック信号生成装置
JP2000298946A (ja) 情報記録装置および情報記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106