JP4100048B2 - 復調装置、復調方法及び記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体にウォブル信号を変調して記録した所定の情報の復調に関するものであり、詳しくは、外乱などの影響を受けたウォブル信号から正しく所定の情報を復調することができる復調装置、復調方法及び記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
円盤状に形成された光記録媒体である光ディスクでは、記録トラックに沿って形成されウォブリンググルーブを有している。
【0003】
ウォブリンググルーブとは、所定の周期で蛇行(ウォブリング)するように形成された案内溝(プリグルーブ)のことであり、プリグルーブを蛇行させることにより、プリグルーブ自体に信号成分を付加したものである。
【0004】
例えば、CD−R(Compact Disc-Recordable)などでは、FM変調された絶対時間情報を含む情報を、上記ウォブリンググルーブによる信号、いわゆるウォブル信号として記録している。このようにして記録された絶対時間情報は、ATIP(Absolute Time In Pregroove)と呼ばれている。
【0005】
CD−Rを装着しデータの記録、データの再生が可能な装置では、CD−Rのデータ記録面のウォブリンググルーブ上にレーザ光を集光させて、その反射光を検出することにより、例えば、22.05kHzを搬送波とするウォブル信号を検出し、このウォブル信号をFM復調することによって絶対時間情報を検出しながら記録又は再生を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、光ディスクには、上述したATIPに代えて、ADIP(Address In Pregroove)と呼ばれ、アドレス情報に基づいて所定の変調をしたウォブル信号を記録する手法も考案されている。
【0007】
このような光ディスクにデータを記録したり、記録したデータを再生する記録再生装置では、アドレス情報を検出し検出したアドレス情報に基づいて、上述したデータの記録、データの再生といった動作を制御することができる。
【0008】
ところで、近年、光ディスクの記録密度を高くするため、隣接するトラック間距離が短くなる傾向がある。そのため、所望のトラックの再生中にいわゆるクロストークといった隣接トラックからの影響を受けてしまうといった問題がある。
【0009】
ウォブル信号からアドレス情報を復調する場合においても、クロストークの影響により、光ディスクから再生したウォブル信号の位相が本来の位相からずれてしまうため、正確なアドレス情報を取得することができないといった問題がある。
【0010】
そこで、本発明は上述したような問題を解決するために案出されたものであり、光ディスクに記録された所定の情報を含んだウォブル信号が、例えば、クロストークといった外乱による影響を受けて検出された場合でも、所定の情報、例えば、アドレス情報を正確に復調することができる復調装置、復調方法及び記録再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る復調装置は、MSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を入力する入力手段と、上記入力手段によって入力された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出手段と、上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成手段と、上記乗算波生成手段によって生成された上記第1の乗算波と、上記入力手段によって入力された上記ウォブル信号とを乗算する乗算手段と、上記乗算手段での乗算結果を所定の積分区間で積分する積分手段と、上記積分手段での積分結果を所定の閾値と比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、上述の目的を達成するために、本発明に係る復調方法は、MSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を入力する入力ステップと、上記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出ステップと、上記周期検出ステップによって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成ステップと、上記乗算波生成ステップによって生成された上記第1の乗算波と、上記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号とを乗算する乗算ステップと、上記乗算ステップでの乗算結果を所定の積分区間で積分する積分ステップと、上記積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較する比較ステップと、上記比較ステップによる比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化ステップとを備えることを特徴とする。
【0013】
また、上述の目的を達成するために、本発明に係る記録再生装置は、ディスク状記録媒体に記録された所定のデータを再生する再生手段と、上記ディスク状記録媒体に所定のデータを記録する記録手段とを備える記録再生装置であって、上記再生手段によって上記ディスク状記録媒体に記録されたMSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を再生し、上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出手段と、上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成手段と、上記乗算波生成手段によって生成された上記第1の乗算波と、上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号とを乗算する乗算手段と、上記乗算手段での乗算結果を所定の積分区間で積分する積分手段と、上記積分手段での積分結果を所定の閾値と比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化手段と、上記2値化手段によって検出されたデジタルデータに基づいて、上記再生手段の再生動作、又は、上記記録手段の記録動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
さらにまた、上述の目的を達成するために、本発明に係る復調方法は、ディスク状記録媒体に記録された所定のデータを再生する再生手段と、上記ディスク状記録媒体に所定のデータを記録する記録手段とを備える記録再生装置の復調方法であって、上記再生手段によって上記ディスク状記録媒体に記録されたMSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を再生し、上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出ステップと、上記周期検出ステップによって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成ステップと、上記乗算波生成ステップによって生成された上記第1の乗算波と、上記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号とを乗算する乗算ステップと、上記乗算ステップでの乗算結果を所定の積分区間で積分する積分ステップと、上記積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較する比較ステップと、上記比較ステップによる比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化ステップと、上記2値化ステップによって検出されたデジタルデータに基づいて、上記再生手段の再生動作、又は、上記記録手段の記録動作を制御する制御ステップとを備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る復調装置、復調方法及び記録再生装置の実施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0016】
本発明は、図1に概略図として示したディスク記録再生装置に適用される。ディスク記録再生装置は、CLV(Constant Linear Velocity)方式の光ディスク1を装着し、装着した光ディスク1にデータを書き込んだり、光ディスク1に記録されたデータを読み出したりする。
【0017】
まず、ディスク記録再生装置について説明する前に、ディスク記録再生装置に装着する光ディスク1について説明をする。
【0018】
光ディスク1には、アドレス情報に基づいてMSK変調されたウォブル信号が記録されている。ディスク記録再生装置は、このアドレス情報に基づいて、データの書き込み、書き込まれたデータの読み出しなどを実行することができる。
【0019】
光ディスク1に変調されたウォブル信号として記録されているアドレス情報は、アドレスデータの位置を示すための同期信号、アドレスデータ、及びアドレスデータのエラー訂正符号からなる。
【0020】
続いて、図2を用い、アドレス情報のデータをMSK変調してアドレス情報を含んだウォブル信号を生成する工程について説明をする。
【0021】
まず、 MSK変調を実行するには、図2(A)に示すような、光ディスク1に記録されるアドレス情報の1ビットのデータ(Data)を、図2(B)に示すプリコードデータ(Pre-code data)にプリエンコードする必要がある。
【0022】
続いて、アドレス情報をのせるキャリア信号を、プリコードデータに基づいてMSK変調する。MSK変調では、プリコードデータの”0”をキャリア信号の1波長分とし、プリコードデータの”1”をキャリア信号の1.5倍の周波数となるように変調することで、図2(C)に示すようなMSKストリーム(MSK stream)、つまりMSK変調されたウォブル信号を得る。図2(C)に示すMSKストリームは、”001010”というプリコードデータを示している。
【0023】
図2(A)に示すアドレス情報のデータは、キャリア信号の1波長を1ウォブル周期とし、これをLとすると2Lの長さを持ったデータである。
【0024】
アドレス情報のうちのアドレスデータの1ビットは、56ウォブル周期毎に挿入される同期信号に続いて記録される。つまり56ウォブル周期毎にアドレスデータの1ビットがウォブル信号として光ディスク1に記録されている。アドレスデータの1ビットは、56ウォブル周期毎に挿入される同期信号間での記録される位置によってデジタルデータとして”1”を示すのか”0”を示すのかが異なってくる。
【0025】
例えば、同期信号に続いて、”001010・・・”のように変調されていたらデジタルデータ”1”に対応し、同じく同期信号に続いて”101000・・・”のように変調されていたらデジタルデータ”0”に対応する。
【0026】
このように、本発明の実施の形態として示すディスク記録再生装置で用いる光ディスク1には、アドレス情報がMSK変調されたウォブル信号として記録されている。
【0027】
続いて、ディスク記録再生装置の装置構成について説明をする。ディスク記録再生装置は、スピンドルモータ2と、光学系であるLD(Laser Diode)ユニット3、ビームスプリッター4、対物レンズ5と、ライトプロセッサ6と、OEIC(Optic Electronic Integrated Circuit)7と、RFプロセッサ8と、マトリクス9と、サーボブロック10と、MSK復調基本回路ブロック20と、データマネージャ11と、タイミングジェネレータ12と、CPU(Central Processing Unit )13とを備えている。
【0028】
スピンドルモータ2は、装着された光ディスク1を回転駆動させるモータである。
【0029】
光学系のLDユニット3は、ライトプロセッサ6から供給されるライトパルス信号(Write Pulse)に応じて、所定の波長のレーザ光を出射するレーザダイオードを備えている。
【0030】
光学系のビームスプリッター4は、LDユニット3のレーザダイオードから出射されたレーザ光を透過して対物レンズ5に出射するとともに、光ディスク1のデータ記録面で反射され対物レンズ5を介して出射される反射光を全反射してOEICに出射する。
【0031】
光学系の対物レンズ5は、ビームスプリッター4から出射されたレーザ光を光ディスク1のデータ記録面に集光して出射し、光ディスク1のデータ記録面で反射された反射光を集光してビームスプリッター4に出射する。対物レンズ5は、図示しないが、サーボブロック10から供給される制御信号に応じて当該対物レンズ5を駆動させフォーカス調整及びトラッキング調整を行う2軸アクチュエータに搭載されている。
【0032】
ライトプロセッサ6は、データマネージャ11から供給されるライトデータ/クロック信号(Write data/Clock)を得て、光ディスク1へ書き込みを実施するためにライトパルス信号を生成し、LDユニット3が備えるレーザダイオードのレーザパワーを制御する。
【0033】
OEIC7は、光素子と電子素子を半導体基板上に集積した光・電子集積回路であり、光ディスク1のデータ記録面で反射された反射光を受光し電気信号に変換する図示しないフォトディテクタを備えている。OEIC7は、フォトディテクタで検出された電気信号からサーボ信号(SERVO signal)と、RF(Radio Frequency Signal)信号とを生成し、それぞれマトリクス9、RFプロセッサ8に供給する。
【0034】
RFプロセッサ8は、OEICで生成されたRF信号を2値化し、光ディスク1に記録されたデータとそのクロック信号(Read data/Clock)とを再生する。RFプロセッサ8は、再生されたデータとクロック信号とをデータマネージャ11に供給する。
【0035】
マトリクス9は、OEIC7から供給されたサーボ信号からサーボエラー信号(SERVO error signal)と、ウォブルRF信号(Wobble RF)とを生成し、それぞれサーボブロック10、MSK復調基本回路ブロック20に供給する。ウォブルRF信号は、いわゆるプッシュプル法と呼ばれるプリグルーブの両エッジからの反射光の差信号を検出する方法を用いて生成される。
【0036】
サーボブロック10は、マトリクス9から供給されるサーボエラー信号から、対物レンズ5を駆動する2軸アクチュエータに供給する2軸アクチュエータ制御信号(2-AXIS drive)、スピンドルモータ2に供給するスピンドルモータ制御信号(Spindle drive)を生成する。サーボブロック10の動作はCPU13によって制御される。
【0037】
データマネージャ11は、タイミングジェネレータ12からのタイミング信号(Timing signal)に基づいて、ライトプロセッサ6に供給するデータ、RFプロセッサ8から供給され外部装置に供給するデータの管理をする。
【0038】
タイミングジェネレータ12は、MSK復調基本回路ブロック20から出力されるアドレス情報、クロック信号(Address data/Clock)から、データの書きこみ、データの読み出しに必要なタイミング信号を生成しデータマネージャ11に供給する。
【0039】
CPU13は、サーボブロック10、データマネージャ11、タイミングジェネレータ12を始めとするディスク記録再生装置の各機能を統括的に制御する。
【0040】
MSK復調基本回路ブロック20は、マトリクス9から供給されるウォブルRF信号を復調し、アドレス情報と、クロック信号(Address data/Clock)とを取り出す。
【0041】
続いて、図3を用いてMSK復調基本回路ブロック20について詳細に説明をする。MSK復調基本回路ブロック20は、ウォブル(wobble)周期同期検出部21と、乗算波生成部22と、遅延調整部23と、乗算回路24と、1/2L積分器25と、L積分器26と、レベル検出器27とを備えている。
【0042】
マトリクス9からMSK復調基本回路ブロック20に入力されたウォブルRF信号は、ウォブル周期同期検出部21と、遅延調整部23のそれぞれに供給される。
【0043】
ウォブル周期同期検出部21は、入力されたウォブルRF信号の立ち上がりエッジの間隔が規定した回数、連続していることから入力されたウォブルRF信号の周期を検出する。
【0044】
乗算波生成部22は、ウォブル周期同期検出部21で検出された周期と同期するウォブルRF信号に乗算する乗算波を生成する。乗算波は、正弦波、正弦波の縮退型である矩形波、本発明において用いる特殊波である。特殊波については後で詳細に説明をする。
【0045】
遅延調整部23は、ウォブル周期同期検出部21における処理によって生ずる遅延を調整し、遅延調整をした結果を入力されたウォブルRF信号に反映させて乗算回路24に出力する。
【0046】
乗算回路24は、乗算波生成部22から入力される乗算波と、遅延調整部23から入力される遅延調整処理をされたウォブルRF信号とを乗算して信号S1を生成し、1/2L積分器25に出力する。
【0047】
乗算回路24の後段では積分器により一定の周期での積分を実行することで、乗算結果である信号S1の正負のレベル差を際立たせる処理を行う。
【0048】
まず、1/2L積分器25は、入力された信号S1を1ウォブル周期Lの1/2周期毎に積分した値をホールドして信号S2を生成し、L積分器26に出力する。
【0049】
続いて、L積分器26は、入力された信号S2を1ウォブル周期L毎に積分した値をホールドして信号S3を生成し、レベル検出器27に出力する。
【0050】
レベル検出器27は、入力された信号S3の値を0を閾値として、積分結果が正ならば復号ビットを”0”とし、負ならば”1”して、アドレス情報の1ビット(以下の説明においては、ADIPビットとも呼ぶ)として出力する。
【0051】
なお、図示しないがL積分器26と、レベル検出部27との間には、2L積分器を備えていてもよい。2L積分器によって、L積分器26から入力された信号S3を1ウォブル周期Lの2倍の2L毎に積分した値をホールドすることで得られる信号のレベル差がより大きな信号を生成するようにしてもよい。
【0052】
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、MSK復調基本回路ブロック20において、MSK変調された理想的なウォブルRF信号から、ADIPビットを復調する動作について説明する。なお、図5のフローチャートにおける各ステップで扱う信号、生成される信号の様子は、図4(a)〜図4(j)を用いて適時、示しながら説明をする。
【0053】
まず、ステップST1において、MSK復調基本回路ブロック20のウォブル周期同期検出部21、及び、遅延調整部23にウォブルRF信号(図4(a))が入力される。
【0054】
ステップST2において、ウォブル周期同期検出部21は、ウォブルRF信号(図4(a))の立ち上がりエッジ(図4(b))の間隔が規定した回数連続することに応じて1ウォブル周期を検出する。
【0055】
ステップST3において、乗算波生成部22は、ステップST2での検出の結果に基づいてウォブルRF信号のウォブル周期に同期したウォブルRF信号に乗算する乗算波(図4(e))を生成する。
【0056】
ステップST4において、乗算回路24は、ステップST3で生成された乗算波(図4(e))と、遅延調整部23で遅延調整処理がなされたウォブルRF信号(図4(f))とを乗算し、信号S1(図4(g))を生成する。
【0057】
ステップST5において、1/2L積分器25は、信号S1(図4(g))を1ウォブル周期Lの1/2毎に積分して信号S2(図4(h))を生成し、L積分器26は、信号S2(図4(h))を1ウォブル周期L毎に積分して信号S3(図4(i))を生成する。
【0058】
ステップST6において、レベル検出器27は、生成された信号S3(図4(i))を閾値0でコンパレートしてADIPビット(図4(j))を生成する。
【0059】
このようにして理想的な図4(a)に示すウォブルRF信号から図4(j)に示すADIPビットが正しく検出される。
【0060】
続いて、MSK復調基本回路ブロック20において、マトリクス9から供給されるウォブルRF信号を復調する際に、乗算波生成部22で生成される乗算波について図6、図7、図8、図10を用いて説明をする。
【0061】
図6、図7、図8、図10は、図4で使用した理想的なウォブルRF信号ではなく、光ディスク1から実際に検出されたウォブルRF信号からADIPビットを復調する際のMSK復調基本回路ブロック20の各機能部における処理結果を示した図である。
【0062】
なお、ウォブルRF信号(図6(b)、図7(b)、図8(b)、図10(b))の振幅レベルは、クロストークによって振幅のレベルが大きく乱されており、乱された振幅の変動によって復調したADIPビットへの影響がないようにカットされている。また、ウォブルRF信号(図6(b)、図7(b)、図8(b)、図10(b))は、遅延調整部23によって、遅延調整処理がなされた後の信号である。
【0063】
まず、図6では、光ディスク1からウォブルRF信号(図6(b))がクロストークなどの外乱がなく正常な信号として検出され、乗算波生成部22で、乗算波として生成した矩形波(図6(a))を乗算回路24で乗算し、乗算結果である信号S1(図6(c))を得る。
【0064】
続いて、1/2L積分器25で信号S1(図6(c))から信号S2(図6(e))を算出し、L積分器26で信号S3(図6(f))が算出される。
【0065】
そして、レベル検出器27で、信号S3(図6(f))から得られるADIPビットの出力タイミングからL検出位相がOKかNGかを判定し(図6(g)、図6(h))、出力タイミングに応じてADIPビット(図6(j))を出力する。
【0066】
なお、図示しない2L積分器で信号S3から2L積分値(図6(i))を算出してから、レベル検出器27でADIPビット(図6(j))を検出するようにしてもよい。
【0067】
図6においては、クロストークなどによる外乱の影響がないため復調されたADIPビットは正しい位置で検出されている。
【0068】
図7では、光ディスク1から検出されウォブルRF信号(図7(b))がクロストークの影響によって外乱を生じた信号として検出されている。ウォブルRF信号(図7(b))のW1として示した箇所において、MSK変調されたウォブルRF信号の周期は、外乱によって1ウォブル周期より長くなっているのが分かる。それに伴い、W1として示した箇所の周囲の周期も乱されて位相がずれてしまっている。
【0069】
このような、外乱による影響を受けて検出されたウォブルRF信号(図7(b))に、乗算波生成部22で、乗算波として矩形波(図7(a))を生成し乗算回路24、1/2L積分器25、L積分器26で所定の演算を実行すると、レベル検出器27では、信号S3(図7(f))から、L検出位相NG(図7(h))の判定が出力され、検出されたADIPビット(図7(j))も1ウォブル周期Lの3倍である3Lの長さを持つエラーデータとなってしまう。
【0070】
図8は、図7(b)で示した外乱による影響を受けて検出されたウォブルRF信号と同一のウォブルRF信号(図8(b))に、乗算波生成部22で乗算波として生成した第1の特殊波(図8(a))を乗算し、同じように演算した結果である。
【0071】
レベル検出器27では、信号S3(図8(f))からL検出位相OK(図8(g))の判定が出力され、復調されたADIPビット(図8(j))も正常な位置で検出されている。
【0072】
ここで用いた第1の特殊波は、−1と、0と、+1の3値を所定の時間ずつ保ちながら、+1、0、−1、0、+1・・・というように繰り返すことで形成される波形である。
【0073】
ここで、図9(A)及び図9(B)にクロストークなどの外乱による影響を受けていない理想的なウォブルRF信号(実線の波形)と、外乱によって位相ずれをしたウォブルRF信号(破線の波形)とを示し、第1の特殊波による効果を比較する。図9(A)は、位相が左方向にずれた場合を示し、図9(B)は位相が右方向にずれた場合について示している。
【0074】
第1の特殊波は、図9(A)、図9(B)において斜線で示した位相ずれのある部分の影響が反映されないように0の値をとっている。これにより、乗算波である第1の特殊波と、外乱の影響を受けて位相ずれを起したウォブルRF信号との乗算において、斜線部分は0という値をとるため外乱によって生じた位相ずれの影響を抑制することができる。
【0075】
したがって、検出されたADIPビット(図8(j))の検出位置も正しいものとなる。
【0076】
図10は、図7(b)で示した外乱による影響を受けて検出されたウォブルRF信号と同一のウォブルRF信号(図10(b))に、乗算波生成部22で乗算波として生成した第2の特殊波(図10(a))を乗算し、同じように演算した結果である。
【0077】
レベル検出器27では、信号S3(図10(f))からL検出位相OK(図10(g))の判定が出力され、復調されたADIPビット(図10(j))も正常な位置で検出されている。
【0078】
ここで用いた第2の特殊波は、第1の特殊波と同様に−1と、0と、1との3値をとるが、+1、0、−1、0、+1・・・というように3値を所定の時間ずつ保つのではなく、−1の値を保持する箇所において、0から+1、−1、+1を僅かな時間ずつ保持するような波形となる。つまり、第1の特殊波の−1の値の両端が僅かな時間+1を保持するような波形となっている。
【0079】
第2の特殊波においても、第1の特殊波と同様にして、図11(A)及び図11(B)にクロストークなどの外乱による影響を受けていない理想的なウォブルRF信号(実線の波形)と、外乱によって位相ずれをしたウォブRF信号(破線の波形)とを示し第2の特殊波による効果を比較する。図11(A)は位相が左方向にずれた場合を示し、図11(B)は位相が右方向にずれた場合について示している。
【0080】
第2の特殊波は、図11(A)、図(B)において斜線で示した位相ずれのある部分の影響の反映を抑制するために上述したような波形となっている。図11(A)、図11(B)に示すように、第2の特殊波により、復調するADIPビットの検出位置に大きな影響を及ぼすMSK変調された箇所、つまり1ウォブル周期内に1.5倍の波形が存在する箇所の中心近傍での位相ずれの影響を抑制することができる。
【0081】
したがって、検出されたADIPビット(図10(j))の検出位置も正しいものとなる。
【0082】
このようにして、ディスク記録再生装置では、光ディスク1にMSK変調されたウォブル信号として記録されているアドレス情報を取得する際、MSK復調基本回路ブロック20の乗算波生成部22で生成される第1の特殊波又は第2の特殊波を用いることで隣接するトラック間のクロストークによって生ずる位相ずれの影響を抑制することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の復調装置は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗算波を0値をとる波形とすることで、当該復調装置に入力されるウォブル信号が、例えば、クロストークといった外乱による影響を受け、位相ずれが生じた場合でも、位相ずれによる影響が顕著となる箇所での乗算値が0となり、外乱による影響を抑制することができるため所定の情報、例えば、アドレス情報などを正確に復調することを可能とする。
【0084】
以上の説明からも明らかなように、本発明の復調方法は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗算波を0値をとる波形とすることで、当該復調装置に入力されるウォブル信号が、例えば、クロストークといった外乱による影響を受け、位相ずれが生じた場合でも、位相ずれによる影響が顕著となる箇所での乗算値が0となり、外乱による影響を抑制することができるため所定の情報、例えば、アドレス情報などを正確に復調することを可能とする。
【0085】
以上の説明からも明らかなように、本発明の記録再生装置は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗算波を0値をとる波形とすることで、当該記録再生装置でディスク状記録媒体から再生されるウォブル信号が、例えば、クロストークといった外乱による影響を受け、位相ずれが生じた場合でも、位相ずれによる影響が顕著となる箇所での乗算値が0となり、外乱による影響を抑制することができるため所定の情報、例えば、アドレス情報などを正確に復調することを可能とする。
【0086】
以上の説明からも明らかなように、本発明の復調方法は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗算波を0値をとる波形とすることで、記録再生装置でディスク状記録媒体から再生されるウォブル信号が、例えば、クロストークといった外乱による影響を受け、位相ずれが生じた場合でも、位相ずれによる影響が顕著となる箇所での乗算値が0となり、外乱による影響を抑制することができるため所定の情報、例えば、アドレス情報などを正確に復調することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すディスク記録再生装置の要部構成を説明するための図である。
【図2】同ディスク記録再生装置に装着する光ディスクに記録されたウォブル信号の変調方式であるMSK(Minimum Shift Keying)変調方式について説明するための図である。
【図3】同ディスク記録再生装置が備えるMSK復調基本回路ブロックの要部構成について説明するための図である。
【図4】理想的なウォブルRF信号を復調する場合において、MSK復調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図である。
【図5】同ディスク記録再生装置が備えるMSK復調基本回路ブロックの動作について説明するためのフローチャートである。
【図6】実際に光ディスクから検出したウォブルRF信号に、乗算波として矩形波を乗算させた場合のMSK復調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図である。
【図7】外乱によって影響を受けたウォブルRF信号に、乗算波として矩形波を乗算させた場合のMSK復調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図である。
【図8】外乱によって影響を受けたウォブルRF信号に乗算波として第1の特殊波を乗算させた場合のMSK復調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図である。
【図9】図9(A)は、理想的なウォブルRF信号が左方向に位相ずれした際に第1の特殊波を乗算した際の効果を説明するための図であり、図9(B)は、理想的なウォブルRF信号が右方向に位相ずれした際に第1の特殊波を乗算した際の効果を説明するための図である。
【図10】外乱によって影響を受けたウォブルRF信号に乗算波として第2の特殊波を乗算させた場合のMSK復調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図である。
【図11】図11は、理想的なウォブルRF信号が左方向に位相ずれした際に第2の特殊波を乗算した際の効果を説明するための図であり、図11(B)は、理想的なウォブルRF信号が右方向に位相ずれした際に第2の特殊波を乗算した際の効果を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、20 MSK復調基本回路ブロック、21 ウォブル周期同期検出部、22 乗算波生成部、23 遅延調整部、24 乗算回路、25 1/2L積分器、26 L積分器、27 レベル検出器
Claims (12)
- MSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を入力する入力手段と、
上記入力手段によって入力された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出手段と、
上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成手段と、
上記乗算波生成手段によって生成された上記第1の乗算波と、上記入力手段によって入力された上記ウォブル信号とを乗算する乗算手段と、
上記乗算手段での乗算結果を所定の積分区間で積分する積分手段と、
上記積分手段での積分結果を所定の閾値と比較する比較手段と、
上記比較手段による比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化手段とを備えること
を特徴とする復調装置。 - 上記乗算波生成手段は、上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、上記第1の乗算波において−1の値を所定の時間保持する代わりに、+1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第2の乗算波を生成すること
を特徴とする請求項1記載の復調装置。 - 上記MSK変調方式による変調によって上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、アドレス情報であること
を特徴とする請求項1記載の復調装置。 - MSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を入力する入力ステップと、
上記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出ステップと、
上記周期検出ステップによって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成ステップと、
上記乗算波生成ステップによって生成された上記第1の乗算波と、上記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号とを乗算する乗算ステップと、
上記乗算ステップでの乗算結果を所定の積分区間で積分する積分ステップと、
上記積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較する比較ステップと、
上記比較ステップによる比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化ステップとを備えること
を特徴とする復調方法。 - 上記乗算波生成ステップは、上記周期検出ステップによって検出された周期と同期し、上記第1の乗算波において−1の値を所定の時間保持する代わりに、+1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第2の乗算波を生成すること
を特徴とする請求項4記載の復調方法。 - 上記MSK変調方式による変調によって上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、アドレス情報であること
を特徴とする請求項4記載の復調方法。 - ディスク状記録媒体に記録された所定のデータを再生する再生手段と、上記ディスク状記録媒体に所定のデータを記録する記録手段とを備える記録再生装置であって、
上記再生手段によって上記ディスク状記録媒体に記録されたMSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を再生し、
上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出手段と、
上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成手段と、
上記乗算波生成手段によって生成された上記第1の乗算波と、上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号とを乗算する乗算手段と、
上記乗算手段での乗算結果を所定の積分区間で積分する積分手段と、
上記積分手段での積分結果を所定の閾値と比較する比較手段と、
上記比較手段による比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化手段と、
上記2値化手段によって検出されたデジタルデータに基づいて、上記再生手段の再生動作、又は、上記記録手段の記録動作を制御する制御手段とを備えること
を特徴とする記録再生装置。 - 上記乗算波生成手段は、上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、上記第1の乗算波において−1の値を所定の時間保持する代わりに、+1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第2の乗算波を生成すること
を特徴とする請求項7記載の記録再生装置。 - 上記MSK変調方式による変調によって上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、アドレス情報であること
を特徴とする請求項7記載の記録再生装置。 - ディスク状記録媒体に記録された所定のデータを再生する再生手段と、上記ディスク状記録媒体に所定のデータを記録する記録手段とを備える記録再生装置の復調方法であって、
上記再生手段によって上記ディスク状記録媒体に記録されたMSK(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を再生し、
上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出する周期検出ステップと、
上記周期検出ステップによって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成ステップと、
上記乗算波生成ステップによって生成された上記第1の乗算波と、上記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号とを乗算する乗算ステップと、
上記乗算ステップでの乗算結果を所定の積分区間で積分する積分ステップと、
上記積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較する比較ステップと、
上記比較ステップによる比較結果に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化ステップと、
上記2値化ステップによって検出されたデジタルデータに基づいて、上記再生手段の再生動作、又は、上記記録手段の記録動作を制御する制御ステップとを備えること
を特徴とする復調方法。 - 上記乗算波生成ステップは、上記周期検出ステップによって検出された周期と同期し、上記第1の乗算波において−1の値を所定の時間保持する代わりに、+1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第2の乗算波を生成すること
を特徴とする請求項10記載の復調方法。 - 上記MSK変調方式による変調によって上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、アドレス情報であること
を特徴とする請求項10記載の復調方法。
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