JP2003346343A - 復調装置、復調方法及び記録再生装置 - Google Patents

復調装置、復調方法及び記録再生装置

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JP2003346343A
JP2003346343A JP2002154470A JP2002154470A JP2003346343A JP 2003346343 A JP2003346343 A JP 2003346343A JP 2002154470 A JP2002154470 A JP 2002154470A JP 2002154470 A JP2002154470 A JP 2002154470A JP 2003346343 A JP2003346343 A JP 2003346343A
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multiplication
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麻里子 福山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱の影響があるウォブル信号から正確に所
定の情報を復調する。 【解決手段】 MSK(Minimum Shift Keying)変調方
式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル
信号を入力する入力部と、入力されたウォブル信号の無
変調部分の周期を検出する周期検出部21と、検出され
た周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定
の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算
波生成部22と、第1の乗算波と、ウォブル信号とを乗
算する乗算部24と、乗算結果を所定の積分区間で積分
する積分部25,26と、積分結果を所定の閾値と比較
する比較部27と、比較結果に基づいて、積分結果を2
値化し、デジタルデータとして検出する2値化部27と
を備えることで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体にウォブル信号を変調して記録した所定の情報の復調
に関するものであり、詳しくは、外乱などの影響を受け
たウォブル信号から正しく所定の情報を復調することが
できる復調装置、復調方法及び記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円盤状に形成された光記録媒体である光
ディスクでは、記録トラックに沿って形成されウォブリ
ンググルーブを有している。
【0003】ウォブリンググルーブとは、所定の周期で
蛇行(ウォブリング)するように形成された案内溝(プ
リグルーブ)のことであり、プリグルーブを蛇行させる
ことにより、プリグルーブ自体に信号成分を付加したも
のである。
【0004】例えば、CD−R(Compact Disc-Recorda
ble)などでは、FM変調された絶対時間情報を含む情
報を、上記ウォブリンググルーブによる信号、いわゆる
ウォブル信号として記録している。このようにして記録
された絶対時間情報は、ATIP(Absolute Time In P
regroove)と呼ばれている。
【0005】CD−Rを装着しデータの記録、データの
再生が可能な装置では、CD−Rのデータ記録面のウォ
ブリンググルーブ上にレーザ光を集光させて、その反射
光を検出することにより、例えば、22.05kHzを
搬送波とするウォブル信号を検出し、このウォブル信号
をFM復調することによって絶対時間情報を検出しなが
ら記録又は再生を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、光ディスクに
は、上述したATIPに代えて、ADIP(Address In
Pregroove)と呼ばれ、アドレス情報に基づいて所定の
変調をしたウォブル信号を記録する手法も考案されてい
る。
【0007】このような光ディスクにデータを記録した
り、記録したデータを再生する記録再生装置では、アド
レス情報を検出し検出したアドレス情報に基づいて、上
述したデータの記録、データの再生といった動作を制御
することができる。
【0008】ところで、近年、光ディスクの記録密度を
高くするため、隣接するトラック間距離が短くなる傾向
がある。そのため、所望のトラックの再生中にいわゆる
クロストークといった隣接トラックからの影響を受けて
しまうといった問題がある。
【0009】ウォブル信号からアドレス情報を復調する
場合においても、クロストークの影響により、光ディス
クから再生したウォブル信号の位相が本来の位相からず
れてしまうため、正確なアドレス情報を取得することが
できないといった問題がある。
【0010】そこで、本発明は上述したような問題を解
決するために案出されたものであり、光ディスクに記録
された所定の情報を含んだウォブル信号が、例えば、ク
ロストークといった外乱による影響を受けて検出された
場合でも、所定の情報、例えば、アドレス情報を正確に
復調することができる復調装置、復調方法及び記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る復調装置は、MSK(Minimum Shif
t Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付
加されたウォブル信号を入力する入力手段と、上記入力
手段によって入力された上記ウォブル信号の無変調部分
の周期を検出する周期検出手段と、上記周期検出手段に
よって検出された周期と同期し、+1、0、−1の3値
をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の乗算波
を生成する乗算波生成手段と、上記乗算波生成手段によ
って生成された上記第1の乗算波と、上記入力手段によ
って入力された上記ウォブル信号とを乗算する乗算手段
と、上記乗算手段での乗算結果を所定の積分区間で積分
する積分手段と、上記積分手段での積分結果を所定の閾
値と比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果
に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータ
として検出する2値化手段とを備えることを特徴とす
る。
【0012】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る復調方法は、MSK(Minimum Shift Keying)
変調方式による変調によって所定の情報が付加されたウ
ォブル信号を入力する入力ステップと、上記入力ステッ
プによって入力された上記ウォブル信号の無変調部分の
周期を検出する周期検出ステップと、上記周期検出ステ
ップによって検出された周期と同期し、+1、0、−1
の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第1の
乗算波を生成する乗算波生成ステップと、上記乗算波生
成ステップによって生成された上記第1の乗算波と、上
記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号と
を乗算する乗算ステップと、上記乗算ステップでの乗算
結果を所定の積分区間で積分する積分ステップと、上記
積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較する比較
ステップと、上記比較ステップによる比較結果に基づい
て、上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検
出する2値化ステップとを備えることを特徴とする。
【0013】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る記録再生装置は、ディスク状記録媒体に記録さ
れた所定のデータを再生する再生手段と、上記ディスク
状記録媒体に所定のデータを記録する記録手段とを備え
る記録再生装置であって、上記再生手段によって上記デ
ィスク状記録媒体に記録されたMSK(Minimum Shift
Keying)変調方式による変調によって所定の情報が付加
されたウォブル信号を再生し、上記再生手段によって再
生された上記ウォブル信号の無変調部分の周期を検出す
る周期検出手段と、上記周期検出手段によって検出され
た周期と同期し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定
の時間保持して形成される第1の乗算波を生成する乗算
波生成手段と、上記乗算波生成手段によって生成された
上記第1の乗算波と、上記再生手段によって再生された
上記ウォブル信号とを乗算する乗算手段と、上記乗算手
段での乗算結果を所定の積分区間で積分する積分手段
と、上記積分手段での積分結果を所定の閾値と比較する
比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて、
上記積分結果を2値化し、デジタルデータとして検出す
る2値化手段と、上記2値化手段によって検出されたデ
ジタルデータに基づいて、上記再生手段の再生動作、又
は、上記記録手段の記録動作を制御する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0014】さらにまた、上述の目的を達成するため
に、本発明に係る復調方法は、ディスク状記録媒体に記
録された所定のデータを再生する再生手段と、上記ディ
スク状記録媒体に所定のデータを記録する記録手段とを
備える記録再生装置の復調方法であって、上記再生手段
によって上記ディスク状記録媒体に記録されたMSK
(Minimum Shift Keying)変調方式による変調によって
所定の情報が付加されたウォブル信号を再生し、上記再
生手段によって再生された上記ウォブル信号の無変調部
分の周期を検出する周期検出ステップと、上記周期検出
ステップによって検出された周期と同期し、+1、0、
−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成される第
1の乗算波を生成する乗算波生成ステップと、上記乗算
波生成ステップによって生成された上記第1の乗算波
と、上記入力ステップによって入力された上記ウォブル
信号とを乗算する乗算ステップと、上記乗算ステップで
の乗算結果を所定の積分区間で積分する積分ステップ
と、上記積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較
する比較ステップと、上記比較ステップによる比較結果
に基づいて、上記積分結果を2値化し、デジタルデータ
として検出する2値化ステップと、上記2値化ステップ
によって検出されたデジタルデータに基づいて、上記再
生手段の再生動作、又は、上記記録手段の記録動作を制
御する制御ステップとを備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る復調装置、復
調方法及び記録再生装置の実施の形態を図面を参照にし
て詳細に説明する。
【0016】本発明は、図1に概略図として示したディ
スク記録再生装置に適用される。ディスク記録再生装置
は、CLV(Constant Linear Velocity)方式の光ディ
スク1を装着し、装着した光ディスク1にデータを書き
込んだり、光ディスク1に記録されたデータを読み出し
たりする。
【0017】まず、ディスク記録再生装置について説明
する前に、ディスク記録再生装置に装着する光ディスク
1について説明をする。
【0018】光ディスク1には、アドレス情報に基づい
てMSK変調されたウォブル信号が記録されている。デ
ィスク記録再生装置は、このアドレス情報に基づいて、
データの書き込み、書き込まれたデータの読み出しなど
を実行することができる。
【0019】光ディスク1に変調されたウォブル信号と
して記録されているアドレス情報は、アドレスデータの
位置を示すための同期信号、アドレスデータ、及びアド
レスデータのエラー訂正符号からなる。
【0020】続いて、図2を用い、アドレス情報のデー
タをMSK変調してアドレス情報を含んだウォブル信号
を生成する工程について説明をする。
【0021】まず、 MSK変調を実行するには、図2
(A)に示すような、光ディスク1に記録されるアドレ
ス情報の1ビットのデータ(Data)を、図2(B)に示
すプリコードデータ(Pre-code data)にプリエンコー
ドする必要がある。
【0022】続いて、アドレス情報をのせるキャリア信
号を、プリコードデータに基づいてMSK変調する。M
SK変調では、プリコードデータの”0”をキャリア信
号の1波長分とし、プリコードデータの”1”をキャリ
ア信号の1.5倍の周波数となるように変調すること
で、図2(C)に示すようなMSKストリーム(MSK st
ream)、つまりMSK変調されたウォブル信号を得る。
図2(C)に示すMSKストリームは、”00101
0”というプリコードデータを示している。
【0023】図2(A)に示すアドレス情報のデータ
は、キャリア信号の1波長を1ウォブル周期とし、これ
をLとすると2Lの長さを持ったデータである。
【0024】アドレス情報のうちのアドレスデータの1
ビットは、56ウォブル周期毎に挿入される同期信号に
続いて記録される。つまり56ウォブル周期毎にアドレ
スデータの1ビットがウォブル信号として光ディスク1
に記録されている。アドレスデータの1ビットは、56
ウォブル周期毎に挿入される同期信号間での記録される
位置によってデジタルデータとして”1”を示すのか”
0”を示すのかが異なってくる。
【0025】例えば、同期信号に続いて、”00101
0・・・”のように変調されていたらデジタルデータ”
1”に対応し、同じく同期信号に続いて”101000
・・・”のように変調されていたらデジタルデータ”
0”に対応する。
【0026】このように、本発明の実施の形態として示
すディスク記録再生装置で用いる光ディスク1には、ア
ドレス情報がMSK変調されたウォブル信号として記録
されている。
【0027】続いて、ディスク記録再生装置の装置構成
について説明をする。ディスク記録再生装置は、スピン
ドルモータ2と、光学系であるLD(Laser Diode)ユ
ニット3、ビームスプリッター4、対物レンズ5と、ラ
イトプロセッサ6と、OEIC(Optic Electronic Int
egrated Circuit)7と、RFプロセッサ8と、マトリ
クス9と、サーボブロック10と、MSK復調基本回路
ブロック20と、データマネージャ11と、タイミング
ジェネレータ12と、CPU(Central Processing Uni
t )13とを備えている。
【0028】スピンドルモータ2は、装着された光ディ
スク1を回転駆動させるモータである。
【0029】光学系のLDユニット3は、ライトプロセ
ッサ6から供給されるライトパルス信号(Write Puls
e)に応じて、所定の波長のレーザ光を出射するレーザ
ダイオードを備えている。
【0030】光学系のビームスプリッター4は、LDユ
ニット3のレーザダイオードから出射されたレーザ光を
透過して対物レンズ5に出射するとともに、光ディスク
1のデータ記録面で反射され対物レンズ5を介して出射
される反射光を全反射してOEICに出射する。
【0031】光学系の対物レンズ5は、ビームスプリッ
ター4から出射されたレーザ光を光ディスク1のデータ
記録面に集光して出射し、光ディスク1のデータ記録面
で反射された反射光を集光してビームスプリッター4に
出射する。対物レンズ5は、図示しないが、サーボブロ
ック10から供給される制御信号に応じて当該対物レン
ズ5を駆動させフォーカス調整及びトラッキング調整を
行う2軸アクチュエータに搭載されている。
【0032】ライトプロセッサ6は、データマネージャ
11から供給されるライトデータ/クロック信号(Writ
e data/Clock)を得て、光ディスク1へ書き込みを実施
するためにライトパルス信号を生成し、LDユニット3
が備えるレーザダイオードのレーザパワーを制御する。
【0033】OEIC7は、光素子と電子素子を半導体
基板上に集積した光・電子集積回路であり、光ディスク
1のデータ記録面で反射された反射光を受光し電気信号
に変換する図示しないフォトディテクタを備えている。
OEIC7は、フォトディテクタで検出された電気信号
からサーボ信号(SERVO signal)と、RF(Radio Freq
uency Signal)信号とを生成し、それぞれマトリクス
9、RFプロセッサ8に供給する。
【0034】RFプロセッサ8は、OEICで生成され
たRF信号を2値化し、光ディスク1に記録されたデー
タとそのクロック信号(Read data/Clock)とを再生す
る。RFプロセッサ8は、再生されたデータとクロック
信号とをデータマネージャ11に供給する。
【0035】マトリクス9は、OEIC7から供給され
たサーボ信号からサーボエラー信号(SERVO error sign
al)と、ウォブルRF信号(Wobble RF)とを生成し、
それぞれサーボブロック10、MSK復調基本回路ブロ
ック20に供給する。ウォブルRF信号は、いわゆるプ
ッシュプル法と呼ばれるプリグルーブの両エッジからの
反射光の差信号を検出する方法を用いて生成される。
【0036】サーボブロック10は、マトリクス9から
供給されるサーボエラー信号から、対物レンズ5を駆動
する2軸アクチュエータに供給する2軸アクチュエータ
制御信号(2-AXIS drive)、スピンドルモータ2に供給
するスピンドルモータ制御信号(Spindle drive)を生
成する。サーボブロック10の動作はCPU13によっ
て制御される。
【0037】データマネージャ11は、タイミングジェ
ネレータ12からのタイミング信号(Timing signal)
に基づいて、ライトプロセッサ6に供給するデータ、R
Fプロセッサ8から供給され外部装置に供給するデータ
の管理をする。
【0038】タイミングジェネレータ12は、MSK復
調基本回路ブロック20から出力されるアドレス情報、
クロック信号(Address data/Clock)から、データの書
きこみ、データの読み出しに必要なタイミング信号を生
成しデータマネージャ11に供給する。
【0039】CPU13は、サーボブロック10、デー
タマネージャ11、タイミングジェネレータ12を始め
とするディスク記録再生装置の各機能を統括的に制御す
る。
【0040】MSK復調基本回路ブロック20は、マト
リクス9から供給されるウォブルRF信号を復調し、ア
ドレス情報と、クロック信号(Address data/Clock)と
を取り出す。
【0041】続いて、図3を用いてMSK復調基本回路
ブロック20について詳細に説明をする。MSK復調基
本回路ブロック20は、ウォブル(wobble)周期同期検
出部21と、乗算波生成部22と、遅延調整部23と、
乗算回路24と、1/2L積分器25と、L積分器26
と、レベル検出器27とを備えている。
【0042】マトリクス9からMSK復調基本回路ブロ
ック20に入力されたウォブルRF信号は、ウォブル周
期同期検出部21と、遅延調整部23のそれぞれに供給
される。
【0043】ウォブル周期同期検出部21は、入力され
たウォブルRF信号の立ち上がりエッジの間隔が規定し
た回数、連続していることから入力されたウォブルRF
信号の周期を検出する。
【0044】乗算波生成部22は、ウォブル周期同期検
出部21で検出された周期と同期するウォブルRF信号
に乗算する乗算波を生成する。乗算波は、正弦波、正弦
波の縮退型である矩形波、本発明において用いる特殊波
である。特殊波については後で詳細に説明をする。
【0045】遅延調整部23は、ウォブル周期同期検出
部21における処理によって生ずる遅延を調整し、遅延
調整をした結果を入力されたウォブルRF信号に反映さ
せて乗算回路24に出力する。
【0046】乗算回路24は、乗算波生成部22から入
力される乗算波と、遅延調整部23から入力される遅延
調整処理をされたウォブルRF信号とを乗算して信号S
1を生成し、1/2L積分器25に出力する。
【0047】乗算回路24の後段では積分器により一定
の周期での積分を実行することで、乗算結果である信号
S1の正負のレベル差を際立たせる処理を行う。
【0048】まず、1/2L積分器25は、入力された
信号S1を1ウォブル周期Lの1/2周期毎に積分した
値をホールドして信号S2を生成し、L積分器26に出
力する。
【0049】続いて、L積分器26は、入力された信号
S2を1ウォブル周期L毎に積分した値をホールドして
信号S3を生成し、レベル検出器27に出力する。
【0050】レベル検出器27は、入力された信号S3
の値を0を閾値として、積分結果が正ならば復号ビット
を”0”とし、負ならば”1”して、アドレス情報の1
ビット(以下の説明においては、ADIPビットとも呼
ぶ)として出力する。
【0051】なお、図示しないがL積分器26と、レベ
ル検出部27との間には、2L積分器を備えていてもよ
い。2L積分器によって、L積分器26から入力された
信号S3を1ウォブル周期Lの2倍の2L毎に積分した
値をホールドすることで得られる信号のレベル差がより
大きな信号を生成するようにしてもよい。
【0052】続いて、図5に示すフローチャートを用い
て、MSK復調基本回路ブロック20において、MSK
変調された理想的なウォブルRF信号から、ADIPビ
ットを復調する動作について説明する。なお、図5のフ
ローチャートにおける各ステップで扱う信号、生成され
る信号の様子は、図4(a)〜図4(j)を用いて適
時、示しながら説明をする。
【0053】まず、ステップST1において、MSK復
調基本回路ブロック20のウォブル周期同期検出部2
1、及び、遅延調整部23にウォブルRF信号(図4
(a))が入力される。
【0054】ステップST2において、ウォブル周期同
期検出部21は、ウォブルRF信号(図4(a))の立
ち上がりエッジ(図4(b))の間隔が規定した回数連
続することに応じて1ウォブル周期を検出する。
【0055】ステップST3において、乗算波生成部2
2は、ステップST2での検出の結果に基づいてウォブ
ルRF信号のウォブル周期に同期したウォブルRF信号
に乗算する乗算波(図4(e))を生成する。
【0056】ステップST4において、乗算回路24
は、ステップST3で生成された乗算波(図4(e))
と、遅延調整部23で遅延調整処理がなされたウォブル
RF信号(図4(f))とを乗算し、信号S1(図4
(g))を生成する。
【0057】ステップST5において、1/2L積分器
25は、信号S1(図4(g))を1ウォブル周期Lの
1/2毎に積分して信号S2(図4(h))を生成し、
L積分器26は、信号S2(図4(h))を1ウォブル
周期L毎に積分して信号S3(図4(i))を生成す
る。
【0058】ステップST6において、レベル検出器2
7は、生成された信号S3(図4(i))を閾値0でコ
ンパレートしてADIPビット(図4(j))を生成す
る。
【0059】このようにして理想的な図4(a)に示す
ウォブルRF信号から図4(j)に示すADIPビット
が正しく検出される。
【0060】続いて、MSK復調基本回路ブロック20
において、マトリクス9から供給されるウォブルRF信
号を復調する際に、乗算波生成部22で生成される乗算
波について図6、図7、図8、図10を用いて説明をす
る。
【0061】図6、図7、図8、図10は、図4で使用
した理想的なウォブルRF信号ではなく、光ディスク1
から実際に検出されたウォブルRF信号からADIPビ
ットを復調する際のMSK復調基本回路ブロック20の
各機能部における処理結果を示した図である。
【0062】なお、ウォブルRF信号(図6(b)、図
7(b)、図8(b)、図10(b))の振幅レベル
は、クロストークによって振幅のレベルが大きく乱され
ており、乱された振幅の変動によって復調したADIP
ビットへの影響がないようにカットされている。また、
ウォブルRF信号(図6(b)、図7(b)、図8
(b)、図10(b))は、遅延調整部23によって、
遅延調整処理がなされた後の信号である。
【0063】まず、図6では、光ディスク1からウォブ
ルRF信号(図6(b))がクロストークなどの外乱が
なく正常な信号として検出され、乗算波生成部22で、
乗算波として生成した矩形波(図6(a))を乗算回路
24で乗算し、乗算結果である信号S1(図6(c))
を得る。
【0064】続いて、1/2L積分器25で信号S1
(図6(c))から信号S2(図6(e))を算出し、
L積分器26で信号S3(図6(f))が算出される。
【0065】そして、レベル検出器27で、信号S3
(図6(f))から得られるADIPビットの出力タイ
ミングからL検出位相がOKかNGかを判定し(図6
(g)、図6(h))、出力タイミングに応じてADI
Pビット(図6(j))を出力する。
【0066】なお、図示しない2L積分器で信号S3か
ら2L積分値(図6(i))を算出してから、レベル検
出器27でADIPビット(図6(j))を検出するよ
うにしてもよい。
【0067】図6においては、クロストークなどによる
外乱の影響がないため復調されたADIPビットは正し
い位置で検出されている。
【0068】図7では、光ディスク1から検出されウォ
ブルRF信号(図7(b))がクロストークの影響によ
って外乱を生じた信号として検出されている。ウォブル
RF信号(図7(b))のW1として示した箇所におい
て、MSK変調されたウォブルRF信号の周期は、外乱
によって1ウォブル周期より長くなっているのが分か
る。それに伴い、W1として示した箇所の周囲の周期も
乱されて位相がずれてしまっている。
【0069】このような、外乱による影響を受けて検出
されたウォブルRF信号(図7(b))に、乗算波生成
部22で、乗算波として矩形波(図7(a))を生成し
乗算回路24、1/2L積分器25、L積分器26で所
定の演算を実行すると、レベル検出器27では、信号S
3(図7(f))から、L検出位相NG(図7(h))
の判定が出力され、検出されたADIPビット(図7
(j))も1ウォブル周期Lの3倍である3Lの長さを
持つエラーデータとなってしまう。
【0070】図8は、図7(b)で示した外乱による影
響を受けて検出されたウォブルRF信号と同一のウォブ
ルRF信号(図8(b))に、乗算波生成部22で乗算
波として生成した第1の特殊波(図8(a))を乗算
し、同じように演算した結果である。
【0071】レベル検出器27では、信号S3(図8
(f))からL検出位相OK(図8(g))の判定が出
力され、復調されたADIPビット(図8(j))も正
常な位置で検出されている。
【0072】ここで用いた第1の特殊波は、−1と、0
と、+1の3値を所定の時間ずつ保ちながら、+1、
0、−1、0、+1・・・というように繰り返すことで
形成される波形である。
【0073】ここで、図9(A)及び図9(B)にクロ
ストークなどの外乱による影響を受けていない理想的な
ウォブルRF信号(実線の波形)と、外乱によって位相
ずれをしたウォブルRF信号(破線の波形)とを示し、
第1の特殊波による効果を比較する。図9(A)は、位
相が左方向にずれた場合を示し、図9(B)は位相が右
方向にずれた場合について示している。
【0074】第1の特殊波は、図9(A)、図9(B)
において斜線で示した位相ずれのある部分の影響が反映
されないように0の値をとっている。これにより、乗算
波である第1の特殊波と、外乱の影響を受けて位相ずれ
を起したウォブルRF信号との乗算において、斜線部分
は0という値をとるため外乱によって生じた位相ずれの
影響を抑制することができる。
【0075】したがって、検出されたADIPビット
(図8(j))の検出位置も正しいものとなる。
【0076】図10は、図7(b)で示した外乱による
影響を受けて検出されたウォブルRF信号と同一のウォ
ブルRF信号(図10(b))に、乗算波生成部22で
乗算波として生成した第2の特殊波(図10(a))を
乗算し、同じように演算した結果である。
【0077】レベル検出器27では、信号S3(図10
(f))からL検出位相OK(図10(g))の判定が
出力され、復調されたADIPビット(図10(j))
も正常な位置で検出されている。
【0078】ここで用いた第2の特殊波は、第1の特殊
波と同様に−1と、0と、1との3値をとるが、+1、
0、−1、0、+1・・・というように3値を所定の時
間ずつ保つのではなく、−1の値を保持する箇所におい
て、0から+1、−1、+1を僅かな時間ずつ保持する
ような波形となる。つまり、第1の特殊波の−1の値の
両端が僅かな時間+1を保持するような波形となってい
る。
【0079】第2の特殊波においても、第1の特殊波と
同様にして、図11(A)及び図11(B)にクロスト
ークなどの外乱による影響を受けていない理想的なウォ
ブルRF信号(実線の波形)と、外乱によって位相ずれ
をしたウォブRF信号(破線の波形)とを示し第2の特
殊波による効果を比較する。図11(A)は位相が左方
向にずれた場合を示し、図11(B)は位相が右方向に
ずれた場合について示している。
【0080】第2の特殊波は、図11(A)、図(B)
において斜線で示した位相ずれのある部分の影響の反映
を抑制するために上述したような波形となっている。図
11(A)、図11(B)に示すように、第2の特殊波
により、復調するADIPビットの検出位置に大きな影
響を及ぼすMSK変調された箇所、つまり1ウォブル周
期内に1.5倍の波形が存在する箇所の中心近傍での位
相ずれの影響を抑制することができる。
【0081】したがって、検出されたADIPビット
(図10(j))の検出位置も正しいものとなる。
【0082】このようにして、ディスク記録再生装置で
は、光ディスク1にMSK変調されたウォブル信号とし
て記録されているアドレス情報を取得する際、MSK復
調基本回路ブロック20の乗算波生成部22で生成され
る第1の特殊波又は第2の特殊波を用いることで隣接す
るトラック間のクロストークによって生ずる位相ずれの
影響を抑制することができる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の復調装置は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗算
波を0値をとる波形とすることで、当該復調装置に入力
されるウォブル信号が、例えば、クロストークといった
外乱による影響を受け、位相ずれが生じた場合でも、位
相ずれによる影響が顕著となる箇所での乗算値が0とな
り、外乱による影響を抑制することができるため所定の
情報、例えば、アドレス情報などを正確に復調すること
を可能とする。
【0084】以上の説明からも明らかなように、本発明
の復調方法は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗算波
を0値をとる波形とすることで、当該復調装置に入力さ
れるウォブル信号が、例えば、クロストークといった外
乱による影響を受け、位相ずれが生じた場合でも、位相
ずれによる影響が顕著となる箇所での乗算値が0とな
り、外乱による影響を抑制することができるため所定の
情報、例えば、アドレス情報などを正確に復調すること
を可能とする。
【0085】以上の説明からも明らかなように、本発明
の記録再生装置は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗
算波を0値をとる波形とすることで、当該記録再生装置
でディスク状記録媒体から再生されるウォブル信号が、
例えば、クロストークといった外乱による影響を受け、
位相ずれが生じた場合でも、位相ずれによる影響が顕著
となる箇所での乗算値が0となり、外乱による影響を抑
制することができるため所定の情報、例えば、アドレス
情報などを正確に復調することを可能とする。
【0086】以上の説明からも明らかなように、本発明
の復調方法は、ウォブル信号に乗算させる第1の乗算波
を0値をとる波形とすることで、記録再生装置でディス
ク状記録媒体から再生されるウォブル信号が、例えば、
クロストークといった外乱による影響を受け、位相ずれ
が生じた場合でも、位相ずれによる影響が顕著となる箇
所での乗算値が0となり、外乱による影響を抑制するこ
とができるため所定の情報、例えば、アドレス情報など
を正確に復調することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すディスク記録再
生装置の要部構成を説明するための図である。
【図2】同ディスク記録再生装置に装着する光ディスク
に記録されたウォブル信号の変調方式であるMSK(Mi
nimum Shift Keying)変調方式について説明するための
図である。
【図3】同ディスク記録再生装置が備えるMSK復調基
本回路ブロックの要部構成について説明するための図で
ある。
【図4】理想的なウォブルRF信号を復調する場合にお
いて、MSK復調基本回路ブロックの各機能部での演算
結果を示した図である。
【図5】同ディスク記録再生装置が備えるMSK復調基
本回路ブロックの動作について説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】実際に光ディスクから検出したウォブルRF信
号に、乗算波として矩形波を乗算させた場合のMSK復
調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図
である。
【図7】外乱によって影響を受けたウォブルRF信号
に、乗算波として矩形波を乗算させた場合のMSK復調
基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図で
ある。
【図8】外乱によって影響を受けたウォブルRF信号に
乗算波として第1の特殊波を乗算させた場合のMSK復
調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した図
である。
【図9】図9(A)は、理想的なウォブルRF信号が左
方向に位相ずれした際に第1の特殊波を乗算した際の効
果を説明するための図であり、図9(B)は、理想的な
ウォブルRF信号が右方向に位相ずれした際に第1の特
殊波を乗算した際の効果を説明するための図である。
【図10】外乱によって影響を受けたウォブルRF信号
に乗算波として第2の特殊波を乗算させた場合のMSK
復調基本回路ブロックの各機能部での演算結果を示した
図である。
【図11】図11は、理想的なウォブルRF信号が左方
向に位相ずれした際に第2の特殊波を乗算した際の効果
を説明するための図であり、図11(B)は、理想的な
ウォブルRF信号が右方向に位相ずれした際に第2の特
殊波を乗算した際の効果を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、20 MSK復調基本回路ブロック、
21 ウォブル周期同期検出部、22 乗算波生成部、
23 遅延調整部、24 乗算回路、25 1/2L積
分器、26 L積分器、27 レベル検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC04 GL02 GL50 GM02 5D090 AA01 BB04 CC04 DD03 FF07 FF42 FF45 GG23 GG40

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MSK(Minimum Shift Keying)変調方
    式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル
    信号を入力する入力手段と、 上記入力手段によって入力された上記ウォブル信号の無
    変調部分の周期を検出する周期検出手段と、 上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、+
    1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成
    される第1の乗算波を生成する乗算波生成手段と、 上記乗算波生成手段によって生成された上記第1の乗算
    波と、上記入力手段によって入力された上記ウォブル信
    号とを乗算する乗算手段と、 上記乗算手段での乗算結果を所定の積分区間で積分する
    積分手段と、 上記積分手段での積分結果を所定の閾値と比較する比較
    手段と、 上記比較手段による比較結果に基づいて、上記積分結果
    を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化手段
    とを備えることを特徴とする復調装置。
  2. 【請求項2】 上記乗算波生成手段は、上記周期検出手
    段によって検出された周期と同期し、上記第1の乗算波
    において−1の値を所定の時間保持する代わりに、+
    1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持して形成
    される第2の乗算波を生成することを特徴とする請求項
    1記載の復調装置。
  3. 【請求項3】 上記MSK変調方式による変調によって
    上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、アド
    レス情報であることを特徴とする請求項1記載の復調装
    置。
  4. 【請求項4】 MSK(Minimum Shift Keying)変調方
    式による変調によって所定の情報が付加されたウォブル
    信号を入力する入力ステップと、 上記入力ステップによって入力された上記ウォブル信号
    の無変調部分の周期を検出する周期検出ステップと、 上記周期検出ステップによって検出された周期と同期
    し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持し
    て形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成ステッ
    プと、 上記乗算波生成ステップによって生成された上記第1の
    乗算波と、上記入力ステップによって入力された上記ウ
    ォブル信号とを乗算する乗算ステップと、 上記乗算ステップでの乗算結果を所定の積分区間で積分
    する積分ステップと、 上記積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較する
    比較ステップと、 上記比較ステップによる比較結果に基づいて、上記積分
    結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化
    ステップとを備えることを特徴とする復調方法。
  5. 【請求項5】 上記乗算波生成ステップは、上記周期検
    出ステップによって検出された周期と同期し、上記第1
    の乗算波において−1の値を所定の時間保持する代わり
    に、+1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持し
    て形成される第2の乗算波を生成することを特徴とする
    請求項4記載の復調方法。
  6. 【請求項6】 上記MSK変調方式による変調によって
    上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、アド
    レス情報であることを特徴とする請求項4記載の復調方
    法。
  7. 【請求項7】 ディスク状記録媒体に記録された所定の
    データを再生する再生手段と、上記ディスク状記録媒体
    に所定のデータを記録する記録手段とを備える記録再生
    装置であって、 上記再生手段によって上記ディスク状記録媒体に記録さ
    れたMSK(MinimumShift Keying)変調方式による変
    調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を再生
    し、 上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号の無
    変調部分の周期を検出する周期検出手段と、 上記周期検出手段によって検出された周期と同期し、+
    1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持して形成
    される第1の乗算波を生成する乗算波生成手段と、 上記乗算波生成手段によって生成された上記第1の乗算
    波と、上記再生手段によって再生された上記ウォブル信
    号とを乗算する乗算手段と、 上記乗算手段での乗算結果を所定の積分区間で積分する
    積分手段と、 上記積分手段での積分結果を所定の閾値と比較する比較
    手段と、 上記比較手段による比較結果に基づいて、上記積分結果
    を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化手段
    と、 上記2値化手段によって検出されたデジタルデータに基
    づいて、上記再生手段の再生動作、又は、上記記録手段
    の記録動作を制御する制御手段とを備えることを特徴と
    する記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記乗算波生成手段は、上記周期検出手
    段によって検出された周期と同期し、上記第1の乗算波
    において−1の値を所定の時間保持する代わりに、+
    1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持して形成
    される第2の乗算波を生成することを特徴とする請求項
    7記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記MSK変調方式による変調によって
    上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、アド
    レス情報であることを特徴とする請求項7記載の記録再
    生装置。
  10. 【請求項10】 ディスク状記録媒体に記録された所定
    のデータを再生する再生手段と、上記ディスク状記録媒
    体に所定のデータを記録する記録手段とを備える記録再
    生装置の復調方法であって、 上記再生手段によって上記ディスク状記録媒体に記録さ
    れたMSK(MinimumShift Keying)変調方式による変
    調によって所定の情報が付加されたウォブル信号を再生
    し、 上記再生手段によって再生された上記ウォブル信号の無
    変調部分の周期を検出する周期検出ステップと、 上記周期検出ステップによって検出された周期と同期
    し、+1、0、−1の3値をそれぞれ所定の時間保持し
    て形成される第1の乗算波を生成する乗算波生成ステッ
    プと、 上記乗算波生成ステップによって生成された上記第1の
    乗算波と、上記入力ステップによって入力された上記ウ
    ォブル信号とを乗算する乗算ステップと、 上記乗算ステップでの乗算結果を所定の積分区間で積分
    する積分ステップと、 上記積分ステップでの積分結果を所定の閾値と比較する
    比較ステップと、 上記比較ステップによる比較結果に基づいて、上記積分
    結果を2値化し、デジタルデータとして検出する2値化
    ステップと、 上記2値化ステップによって検出されたデジタルデータ
    に基づいて、上記再生手段の再生動作、又は、上記記録
    手段の記録動作を制御する制御ステップとを備えること
    を特徴とする復調方法。
  11. 【請求項11】 上記乗算波生成ステップは、上記周期
    検出ステップによって検出された周期と同期し、上記第
    1の乗算波において−1の値を所定の時間保持する代わ
    りに、+1、−1、+1の値をそれぞれ所定の時間保持
    して形成される第2の乗算波を生成することを特徴とす
    る請求項10記載の復調方法。
  12. 【請求項12】 上記MSK変調方式による変調によっ
    て上記ウォブル信号に付加される上記所定の情報は、ア
    ドレス情報であることを特徴とする請求項10記載の復
    調方法。
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