JP2550506B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、液体燃料を気化させて燃焼させる液体燃
料燃焼装置に関するものである。
[従来の技術] 第5図は従来の液体燃料燃焼装置を示す側面断面図、
第6図はその燃焼筒および風洞の分解斜視図であり、図
において、1は液体燃料を気化させる気化器、2はこの
気化器1内に形成した気化室、3は気化器1と一体に形
成したスロート、4は気化器1に埋設した予熱ヒータ、
5は前記気化室2内に液体燃料を供給する給油管、6は
気化室2内で気化された気化ガスをスロート3に向けて
噴出する噴出ノズル、6aは噴射ノズル6のノズル孔、7
は気化室2と噴射ノズル6間をつなぐ連通パイプ、8は
ニードルパイプ、9は前記ノズル孔6aを開閉するニード
ル、10は電磁弁、12は気化器1の温度検出用サーミス
タ、13はスロート3の入口部に設けた一次空気を取り入
れるための空気取入孔、19は燃焼筒であり、筒体前部19
aと筒体後部19bとに二分割され、その結合体から構成さ
れ、鍔部19cをカシメにより一体的に組み立てられてい
る。
22は気化器1の下方部周囲を囲う気化器カバー20を支
えている気化器取付脚、23は風洞であり、上面板23aと
底面板23bと側面板23cとからなり、内部には前記燃焼筒
19が配置されている。
24は外気を取り入れ熱気を送り出す送風機、25は送風
機24の背部を覆っているファンガード、26はファンガー
ド25に設けられた通気穴、27は気化器1の上部に載置さ
れたバーナーヘッドで、側周面に設けた炎孔部より気化
ガスを噴出して燃焼させる。29は本体ケース、30は本体
ケース29の前面に設けた温風吹出口、31は風洞23の上面
板23aに設置されて異常温度上昇の検出を行うサーモス
タット、32は本体ケース29の背面に設けられた円形状の
外気取入口を示す。
次に、動作について説明する。
予熱ヒータ4に通電して、気化器1を加熱し、気化器
1が気化に必要な温度まで上昇すると、温度検出用サー
ミスタ12の信号にり運転が開始され、給油ポンプ(図示
せず)によって燃料が給油管5を介して気化室2に供給
される。
気化室2内に燃料が給油されると瞬時に気化ガスが生
成され、充分気化ガスが満ちた後、電磁弁10に通電さ
れ、ニードル9を吸引して噴出ノズル6のノズル孔6aが
開かれ、気化ガスが噴出ノズル6のノズル孔6aよりスロ
ート3に向かって噴出する。このとき、気化ガスの噴出
力により決定する一定量の一次空気が空気取入孔13より
同時に吸引され、一定の一次空気比の混合気が生成され
る。この混合気は、バーナーヘッド27の炎孔部より噴出
し、適宜の着火手段により点火され、火炎28が形成され
て燃焼する。
この火炎28により生じた熱気は燃焼筒19の上方より出
たところで送風機24により送られる外部空気と混合して
温風となり、風洞23内を通って本体ケース29の前面の温
風吹出口30から前方に放出される。
[発明が解決しようとする課題] 従来の液体燃料燃焼装置は、以上のように構成されて
いるので、燃焼筒19は円柱形状を成しているため、平行
な対向面を有していることから、燃焼時において火炎28
の振動による微少な音の発生が平行な対向面同志で共振
し、それにより燃焼筒19が共鳴し、高周波騒音が発生し
てしまい、不快であるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになさ
れたもので、燃焼時の火炎の振動による高周波騒音の発
生を防止することのできる液体燃料燃焼装置を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる液体燃料燃焼装置は、バーナーヘッ
ドからの燃焼熱気を上方に導く燃焼筒を筒体前部と筒体
後部とに二分割して形成し、これら筒体前部と筒体後部
を一体的に組み立てて燃焼筒を構成するとともに、前記
筒体後部の一部を筒体前部の一部と間隔を有してラップ
するようにし、このラップ部の内側に燃焼筒内の変化し
た圧力を逃がして吸収するための空気通路を設けたもの
である。
[作用] この発明における液体燃料燃焼装置は、燃焼筒を前後
に二分割し、筒体前後部がラップするラップ部の内側に
空気通路を設けることにより、本体ケース背部に設けら
れた送風機からの送風圧の影響を受けることなく、燃焼
時の火炎の振動による圧力変化が発生したときに前記空
気通路内で圧力の変化分を吸収して燃焼筒の共振を防止
する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示す液体燃料燃焼装置
の側面断面図、第2図は燃焼筒および風洞の分解斜視図
であり、図において、従来例と同一符号は同一または相
当部分であるため、説明を省略する。
33は風洞であり、上面板33aと底面板33bと側面板33c
と天井板33dとからなり、内部には燃焼筒19が設置され
ている。また、上面板33aは天井板33dの上面に配置さ
れ、二重壁構造に形成されるが、ストッパー33eにより
上面板33aの下面と天井板33dとの上面との間に空間部A
が形成される。
さらに、天井板33dの後方端部(送風機側)は外気取
入口32近傍の本体ケース29背面に当接するように斜め下
方に向かって傾斜させることで、前記空間部Aはほぼ密
閉されるように燃焼筒19の上方から空気取入口32の近傍
まで形成されている。
次に、動作について説明する。
予熱ヒータ4への通電から温風吹出口30からの温風の
放出に至る通常の運転動作については、従来例と全く同
一のため、説明を省略し、送風機24の異常停止時の安全
対策についてのみ説明する。
燃焼中に例えば、送風機2の故障やファンガード25か
らの異物の侵入等により送風機24の回転が異常停止した
時には、外気が風洞33内に送られなくなる。一方、サー
モスタット31により風洞33内の異常温度上昇が検知され
るまでは、燃焼筒19で火炎28が形成され、熱気を発生し
続ける。これにより、燃焼筒19から上昇する熱気が風洞
33の天井板33dの付近に集中してしまう。しかし、熱気
は外気取入口32付近まで延びた天井板33dの下面に沿っ
て移動し、外気取入口32からファンガード25の通気穴26
から外部へ放出される。
また、熱気により天井板32dが加熱され、天井板33dは
高温となるが、風洞33の上面板33aと天井板33dとの間の
ほぼ密閉された空間部Aにより、熱気の上面板33aの到
達を遮断し、風洞33からの熱伝導による本体ケース29の
温度上昇は極力抑えられ、過熱を防止する。
なお、上記実施例では、空間部Aを一層設けたものを
示したが、複数の層を形成してもよい。
第3図は本発明の一実施例を示す燃焼筒19の構成図で
あり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は
(a)図のA−A線断面図を示す。
第3図において、19a,19b,19cは従来例と同一または
相当部分を示すため、説明は省略する。19dは筒体前部1
9aの一部と間隔を有して重なり合うようにした筒体後部
19bのラップ部であり、このラップ部の内側に空気が通
過する空気通路19eを設けている。
次に、燃焼時における燃焼筒19の共鳴防止作用につい
て説明する。
燃焼中には燃焼筒19内で形成される火炎28が振動する
と、この火炎28の振動により燃焼筒19内の圧力が変化す
るため、微小な音が発生し、さらにこれが燃焼筒19の壁
面間の距離と微小な音の波長モードが合うと共鳴し、高
周波騒音となるが、本実施例ではラップ部19dの内側に
設けた空気通路19eによりこの圧力の変化分が吸収さ
れ、燃焼筒19外に放出されるので、圧力変化による燃焼
筒19の共鳴がなくなり、燃焼筒19の共鳴による高周波騒
音の発生が防止できる。
また、上記空気通路19eは筒体後部19bのラップ部19d
で覆われ、出口部分が前方に向かって開口しているた
め、本体ケース29の背面に設けられた送風機24による送
風圧の影響を受けることがない。
第4図は同じく燃焼時における高周波騒音の発生を防
止するようにした本発明の他の実施例を示す燃焼筒19の
構成図であり、(a)は斜視図、(b)は突出板の外観
図を示す。
図において、19a,19bは従来例と同一のため説明を省
略する。
19fは燃焼筒19の内壁に設けた突出板であり、燃焼筒1
9内でほぼ三角柱状に内側へ突出するようにしている。
次に、燃焼中における燃焼筒19の共鳴防止作用につい
て説明する。
燃焼中には火炎28の振動により燃焼筒19内の圧力が変
化すると、突出板19fにより燃焼筒19内での圧力変化が
分散され、燃焼筒19全体の共鳴モードが変わり、共鳴し
にくくなって一層高周波騒音の発生が防止される。
なお、上記実施例では突出板19fを一箇所のみ設けた
ものを示したが、複数箇所に設けてもよいものもあり、
より効果が期待できる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、二部品の分割体よ
りなる燃焼筒のラップ部の内側に設けた空気通路によ
り、燃焼中の火炎の振動による圧力変化を吸収するよう
にしたので、本体ケース背面に設けられた送風機からの
送風圧が加わることもなく、燃焼筒内の圧力変化を良好
に吸収でき、燃焼筒が火炎の振動によって共鳴せず、高
周波騒音の発生しない、静かで快適な燃焼装置が得られ
るという効果がある。
さらに、燃焼筒の内面に突出板を設けて燃焼中の火炎
の振動による圧力変化を分散するようにすれば、燃焼筒
の共鳴モードが変わり、高周波騒音の発生しない、より
静かで快適な燃焼装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による液体燃料燃焼装置を
示す側面断面図、第2図はその燃焼筒および風洞の分解
斜視図、第3図(a),(b),(c)はこの発明の一
実施例を示す燃焼筒のそれぞれ側面図,正面図、(a)
のA−A線断面図、第4図(a),(b)はこの発明の
別の実施例を示す燃焼筒と突出板の斜視図、第5図は従
来の液体燃料燃焼装置を示す側面断面図、第6図はその
燃焼筒および風洞の分解斜視図である。 図において、19は燃焼筒、19aは筒体前部、19bは筒体後
部、19dはラップ部、19eは空気通路、19fは突出板、24
は送風機、33は風洞、Aは空間部である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 信広 群馬県新田郡尾島町大字岩松800番地 三菱電機株式会社群馬製作所内 (72)発明者 和田 好文 群馬県新田郡尾島町大字岩松800番地 三菱電機エンジニアリング株式会社東京 事業所群馬支所内 (56)参考文献 実開 昭63−201956(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナーヘッドからの燃焼熱気を上方に導
    く燃焼筒を筒体前部と筒体後部とに二分割して形成し、
    これら筒体前部と筒体後部を一体に組み立てて燃焼筒を
    構成するとともに、前記筒体後部の一部を筒体前部の一
    部とラップさせ、このラップ部の内側に燃焼筒内の変化
    した圧力を逃がして吸収するための空気通路を設けたこ
    とを特徴とする液体燃料燃焼装置。
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JPS5830490A (ja) * 1981-08-14 1983-02-22 Hitachi Ltd 圧縮機の台数制御装置
JPS629059U (ja) * 1985-06-28 1987-01-20
JPS63201956U (ja) * 1987-06-18 1988-12-27
JPH089570Y2 (ja) * 1988-08-30 1996-03-21 三洋電機株式会社 石油燃焼器

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