JPS6335213Y2 - - Google Patents

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JPS6335213Y2
JPS6335213Y2 JP12522883U JP12522883U JPS6335213Y2 JP S6335213 Y2 JPS6335213 Y2 JP S6335213Y2 JP 12522883 U JP12522883 U JP 12522883U JP 12522883 U JP12522883 U JP 12522883U JP S6335213 Y2 JPS6335213 Y2 JP S6335213Y2
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JP12522883U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、温風機等に使用されるオイルバーナ
に関し、詳しくは共振または熱変形により発生す
る異音の防止対策に関する。
(従来技術) 従来より、このようなオイルバーナとして、例
えば実開昭58−77214号公報に開示されるように、
燃焼部において、油ポンプから気化器に供給され
て該気化器で気化した油燃料と、吸気口からフア
ンにより吸入した空気とをミキシングし、この気
体状燃料を電極プラグ等により着火して燃焼させ
るようにしたものは知られている。そして、この
場合、燃焼炎を気化器の上方に配置された保炎板
により所定方向に案内するとともに該保炎板上に
配置された円筒状の燃焼筒内でさらに上方に発達
させることにより適正な燃焼を確保することが行
われている。
そして、前記保炎板の組付けは、例えばその周
縁部を、内部に前記気化器を配設した円筒状の仕
切板の周縁フランジ部と前記燃焼筒の周縁フラン
ジとの間で挾持することにより行われている。
しかるに、このような構造のオイルバーナで
は、前記仕切板の下方に前記フアンを駆動するモ
ータが取付けられているので、前記保炎板の周縁
部、仕切板の周縁フランジ部、および燃焼筒の周
縁フランジ部に該各部材のソリ等によつて浮上つ
た部分が形成されると、この浮上り部分がモータ
の振動に共振してビビリ音が発生するという問題
がある。そこで、前記各部材間にシール材を介装
して該シール材を前記各部材のソリに合せて変形
させることにより浮上り部分をなくしてビビリ音
の発生を抑制することが考えられるが、オイルバ
ーナがこのシール材の分だけコスト的に高いもの
になつてしまうという欠点がある。また、前記の
ように保炎板をその周縁部を挾持して組付けた場
合、保炎板は直接燃焼炎に晒されて高温度になる
ことからオイルバーナの発停による熱変形が大き
く、一方、前記仕切板または燃焼筒は保炎板に較
べて温度が低く熱変形が小さいので、オイルバー
ナの発停毎に保炎板の周縁部と仕切板の周縁フラ
ンジ部との間、または保炎板の周縁部と燃焼筒の
周縁フランジ部との間でキシミ音が発生するとい
う不具合をも有している。
(考案の目的) 本考案の目的は、前記の如き保炎板の、仕切板
と燃焼筒との両フランジ部間に挾持される部分の
構造を改善するという簡単に構成により、保炎板
の周縁部付近でのビビリ音の発生や保炎板の熱変
形によるキシミ音の発生を、効果的にかつ安価に
抑制することにある。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、内部に油燃料を気化する気化器が配設された
円筒状の仕切板と、該仕切板上に配置され炎口か
らの燃焼炎を所定方向に案内する保炎板と、該保
炎板上に配置された円筒状の燃焼筒とを備え、仕
切板の周縁フランジ部と燃焼筒の周縁フランジ部
との間に保炎板の周縁部を挾持したオイルバーナ
において、前記保炎板の周縁部には前記仕切板ま
たは燃焼筒の周縁フランジ部にほぼ点接触する複
数個の突起部が設けられているものである。
このことにより、前記突起部により保炎板の周
縁部、仕切板の周縁フランジ部、および燃焼筒の
周縁フランジ部相互の接触面圧を高めて浮上り部
分をシール材を用いることなく矯正するととも
に、熱変形時、保炎板の周縁部が前記突起部でも
つて仕切板または燃焼筒の各周縁フランジ部に対
して自在に摺動移動し得るようにしたものであ
る。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、保炎板の周縁部
に突起部を設けるという簡単な構成により、保炎
板の周縁部、仕切板の周縁フランジ部、および燃
焼筒の周縁フランジ部を浮上りなく組付けてモー
タの振動によるビビリ音発生の防止を図ることが
できるとともに、該各部材間へのシール材の介装
を不要にしてコストダウン化を図ることができ、
さらに保炎板の熱変形を吸収してキシミ音発生の
防止を図ることができるものである。
(実施例) 以下、本考案の技術的手段の具体例としての実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る温風機用のオイルバーナ
Aを示し、このオイルバーナAは、油タンク(図
示せず)に接続されたレベラーとしての油受皿B
上に設置されている。前記オイルバーナAは、駆
動軸1が上下方向に延びる両軸モータ2を備えて
おり、該両軸モータ2の下方には該モータ2によ
り駆動される油ポンプ3が、油受皿Bの上面に形
成した開口部bより油受皿B内に挿入された状態
で配設されている。
前記油ポンプ3は、そのポンプ受け4内に油受
皿Bから後述の連通部6を介して油燃料が供給さ
れるポンプ室5を有している。すなわち、該ポン
プ受け4は、上端部に前記両軸モータ2のハウジ
ング2a底部に固定されたフランジ部4aを有す
る略円筒形状の上側部材4bと該上側部材4bの
下端部外周に螺着されたキヤツプ状の下側部材4
cとからなり、上側部材4bの外周部にはポンプ
室5と油受皿Bとを連通する連通部6,…が形成
されている。一方、前記ポンプ室5は、ポンプ受
け4によつて形成されており、かつ中心に前記駆
動軸1を貫通せしめる中心孔7aを有する仕切板
7によつて上下に仕切られて、連通部6が開口す
る油溜室5aと、該油溜室5aに前記仕切板7の
中心孔7aを介して連通するロータ室5bとが形
成されている。また、該ロータ室5bには前記両
軸モータ2の駆動軸1の下端部が延設されて、該
駆動軸1下端部には油ロータ8が固定されてい
る。よつて、両軸モータ2の駆動軸1の回転と共
に回転する油ロータ8により油を油溜室5aから
ロータ室5bの上方部に吸入せしめて該ロータ室
5bの下方部より吐出送給するように構成されて
いる。
また、前記両軸モータ2の駆動軸1の上端部は
後述の気化器19内の中心部まで延設されている
とともに、該駆動軸1の中芯には油供給通路9が
形成され、該油供給通路9の下端部はノズル10
を介してポンプ室5のロータ室5bに連通されて
いる。一方、前記駆動軸1の上端部には、油供給
通路9の上端部と連通する垂直方向の連通路11
を有するボス部材12が、該ボス部材12と駆動
軸1上端部との間に拡散板13を挾持せしめて連
設され、該ボス部材12には前記連通路11の上
端部と連通して半径方向(水平方向)に開口する
複数個(例えば4個)の水平吐出口14,14,
…が穿設されているとともに、前記ボス部材12
の上端部外周には、各水平吐出口14に対し一定
角度偏倚して対向する衝突板部15a,15a,
…を有する拡散羽根15が装着されている。よつ
て、油ポンプ3からの油を駆動軸1の油供給通路
9およびボス部材12の連通路11を介して各水
平吐出口14,14,…から水平方向に吐出し、
この吐出された油を拡散板13および拡散羽根1
5で拡散しつつ、拡散羽根15の衝突板部15
a,15a,…との衝突により微粒化せしめて気
化器内に供給するように構成されている。
一方、16は前記両軸モータ2の駆動軸1の上
部に固定されて駆動される燃焼空気用プレートフ
アンであつて、該プレートフアン16はフアンチ
ヤンバ17内に配設されている。該フアンチヤン
バ17は、その底板17aに下方に突出する複数
個(例えば4個)の脚部17b,17b,…が形
成されていて、該各脚部17bを両軸モータ2の
ハウジング2a上面に当接固定することにより底
板17aが両軸モータ2のハウジング2a上面か
ら脚部17bの突出高さ分だけ離れた状態で設置
されているとともに、該底部17aには駆動軸1
を中心にして吸気口18が形成されている。ま
た、19は前記フアンチヤンバ17上(つまりプ
レートフアン16の下流側)に配置された油燃料
を気化する気化器であつて、該気化器19の外周
には気化器19を加熱して気化を促進する予熱用
電気ヒータ20が配設され、さらに気化器19の
上方には円筒形状の気化筒21が設けられ、該気
化筒21の外周面には金網で構成した炎口22が
形成されている。一方、該炎口22の近傍には所
定のギヤツプを隔てて対峙する点火用の電極プラ
グ23が配設されており、気化器19に供給され
て該気化器19で気化された油燃料と、吸気口1
8からプレートフアン16により吸入した空気と
をミキシングし、この気体状燃料を炎口22にお
いて電極プラグ23からの放電アークにより着火
して燃焼するように構成されている。
また、前記気化器19は前記フアンチヤンバ1
7上に取付けられた円筒状の仕切板27の内部に
配設されており、該仕切板27はその上端外周部
に周縁フランジ部27aが形成されている。該仕
切板27上には、第2図および第3図に示すよう
な保炎板28が取付けられている。該保炎板28
は、凹部に開口部を有する円板状の支持板部28
aと該支持板部28aの開口部から上方に立上る
円筒状のガイド板部28bとからなり、前記支持
板部28aの周縁部28cにて前記仕切板27に
取付けられており、前記炎口22上に形成された
燃焼炎をガイド板部28bの内壁によつて所定方
向(上方)に案内するように構成されている。該
保炎板28上には、円筒状の燃焼筒29がその下
端外周部に形成された周縁フランジ部29aにて
前記保炎板28に取付けられている。よつて、保
炎板28はその周縁部28cを仕切板27の周縁
フランジ部27aと燃焼筒29の周縁フランジ部
29aとの間に挾持されることにより固定保持さ
れるようになされている。
そして、本考案の特徴として、前記保炎板28
の周縁部28c下面には第4図に示すように前記
仕切板27の周縁フランジ部27aにほぼ点接触
する複数個(例えば12個)の突起部30…が設け
られている。
尚、第1図中、24は油受皿B内に油ポンプ3
を囲周するように配置された円筒形状の外装フイ
ルタであつて、該外装フイルタ24は、上端部が
油受皿Bの開口部b周縁部に係止されて支持され
ている。25は油ポンプ3のポンプ受け4の連通
部6に装着された内装フイルタであり、この内装
フイルタ25と前記外装フイルタ24とで油受皿
Bから油ポンプ3のポンプ室5に供給される油燃
料を二重に濾過するようになつている。また、2
6はポンプ室5内の仕切板7上に設けられた渦防
止板で、ポンプ室5のロータ室5bへの空気の巻
き込みを防止するように渦の発生を抑制するため
のものである。
したがつて、上記実施例によれば、保炎板28
は突起部30にて仕切板27の周縁フランジ部2
7aにほぼ点接触しているので、保炎板周縁部2
8c、仕切板周縁フランジ部27a、および燃焼
筒周縁フランジ部29a相互の接触面圧が高めら
れることから該各周縁部分28c,27a,29
aのソリを矯正することができる。このことによ
り、該各周縁部分28c,27a,29aに浮上
り部分は形成されないため、前記両軸モータ2の
振動に対しても共振することはなくビビリ音は発
生しない。しかも、シール材を用いるのではなく
保炎板28の周縁部28cに複数個の突起部30
…を設けるという簡単な構成であるのでコスト的
に安く有利である。
また、保炎板周縁部28cと仕切板周縁フラン
ジ部27aとの間の摺動抵抗が微少なものになる
ので、オイルバーナの発停により保炎板28が大
きく熱変形してもその周縁部28cは仕切板周縁
フランジ部27aに対して容易に摺動移動するこ
とができ、キシミ音は発生しない。
尚、上記実施例では突起部30を保炎板28の
周縁部28c下面に設けるようにしたが、保炎板
28の周縁部28c上面に設けて燃焼筒29の周
縁フランジ部29aにほぼ点接触させるようにし
てもよく、上記実施例と同様の作用効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
オイルバーナの全体構造を示す縦断面図、第2図
は保炎板を上方から見た図、第3図は第2図の
−線断面図、第4図は第1図の要部拡大図であ
る。 19……気化器、22……炎口、27……仕切
板、27a……周縁フランジ部、28……保炎
板、28c……周縁部、29……燃焼筒、29a
……周縁フランジ部、30……突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に油燃料を気化する気化器19が配設され
    た円筒状の仕切板27と、該仕切板27上に配置
    され炎口22からの燃焼炎を所定方向に案内する
    保炎板28と、該保炎板28上に配置された円筒
    状の燃焼筒29とを備え、仕切板27の周縁フラ
    ンジ部27aと燃焼筒29の周縁フランジ部29
    aとの間に保炎板28の周縁部28cを挾持した
    オイルバーナにおいて、前記保炎板28の周縁部
    28cには前記仕切板27または燃焼筒29の周
    縁フランジ部29aにほぼ点接触する複数個の突
    起部30…が設けられていることを特徴とするオ
    イルバーナ。
JP12522883U 1983-08-11 1983-08-11 オイルバ−ナ Granted JPS6032621U (ja)

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JP12522883U JPS6032621U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 オイルバ−ナ

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JP12522883U JPS6032621U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 オイルバ−ナ

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JPS6032621U JPS6032621U (ja) 1985-03-06
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