JPS6335212Y2 - - Google Patents

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JPS6335212Y2
JPS6335212Y2 JP12522583U JP12522583U JPS6335212Y2 JP S6335212 Y2 JPS6335212 Y2 JP S6335212Y2 JP 12522583 U JP12522583 U JP 12522583U JP 12522583 U JP12522583 U JP 12522583U JP S6335212 Y2 JPS6335212 Y2 JP S6335212Y2
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oil
pump
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JP12522583U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、温風機等に使用されるオイルバーナ
に関し、特に空気吸入用フアンと油ポンプとが1
つのモータによつて駆動されるものに関する。
(従来技術) 従来より、この種のオイルバーナとして、例え
ば実開昭58−77211号公報等に開示されるように、
上下方向に延びる駆動軸を有する駆動モータと、
該駆動モータの下方に配置され該モータにより駆
動される送油用油ポンプと、前記駆動モータの駆
動軸の上部に固定されて駆動される空気吸入用フ
アンとを備えていて、前記油ポンプにより油燃料
を燃焼部に供給するとともに、前記フアンにより
空気を吸気口から吸入して燃焼部に送給するよう
にしたものは知られている。
ところが、前記従来のオイルバーナにおいて
は、駆動モータの全駆動トルクにおけるフアンの
負荷トルクの占める割合が大きいため、該フアン
の負荷トルクが吸気口から吸入される空気の流れ
状態や温度等の外的要因によつて変化した場合に
は、その影響を強く受けて駆動モータの回転数が
大きく変動し、この結果、燃焼部での燃空比(油
重量と空気重量との比率)が変化し、燃焼が空気
不足によりイエロー状態になるなど不安定になる
という問題があつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、駆動モータの全駆動トルクに
おけるフアンの負荷トルクの占める割合を小さく
すべく逆に油ポンプの負荷トルクを大きくするこ
とにより、フアンの負荷トルクが外的要因により
変化した場合でも駆動モータの回転数が変動する
のを可及的に抑制し得るようにするものである。
(考案の構成) 前記目的を達成するため、本考案の構成は、空
気吸入用フアンと油ポンプとが1つのモータによ
つて駆動されるオイルバーナにおいて、前記油ポ
ンプにおける油ロータおよび該油ロータに対応す
るポンプ室内面それぞれに、負荷トルクが大きく
設定されるブレーキ用羽根を設けたものである。
このことにより、前記モータの全駆動トルクにお
ける空気吸入用フアンの負荷トルクの占める割合
を相対的に小さくするようにしたものである。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、モータの全駆動
トルクにおける空気吸入用フアンの負荷トルクの
占める割合が小さくなることによつて、該フアン
の負荷トルクの変化に伴うモータの回転数の変動
を有効に抑制することができるので、燃空比を適
切な所定値にほぼ一定に維持でき、よつて燃焼の
安定化を図ることができるものである。
(実施例) 以下、本考案の技術的手段の具体例としての実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る温風機用のオイルバーナ
ーAを示し、このオイルバーナAは、油タンク
(図示せず)に接続されたレベラーとしての油受
皿B上に設置されている。前記オイルバーナA
は、駆動軸1が上下方向に延びる両軸モータ2を
備えており、該両軸モータ2の下方には該モータ
2により駆動される油ポンプ3が、油受皿Bの上
面に形成した開口部bより油受皿B内に挿入され
た状態で配設されている。
前記油ポンプ3は、第2図に詳示するように、
そのポンプ受け4内に油受皿Bから後述の連通部
6を介して油燃料が供給されるポンプ室5を有し
ている。すなわち、該ポンプ受け4は、上端部に
前記両軸モータ2のハウジング2a底部に固定さ
れたフランジ部4aを有する略円筒形状の上端部
材4bと該上側部材4bの下端部外周に螺着され
たキヤツプ状の下側部材4cとからなり、上側部
材4bの外周部にはポンプ室5と油受皿Bとを連
通する連通部6,…が形成されている。一方、前
記ポンプ室5は、ポンプ受け4によつて形成され
ており、かつ中心に前記駆動軸1を貫通せしめる
中心孔7aを有する仕切板7によつて上下に仕切
られて、連通部6が開口する油溜室5aと、該油
溜室5aに前記仕切板7の中心孔7aを介して連
通するロータ室5bとが形成されている。また、
該ロータ室5bには前記両軸モータ2の駆動軸1
の下端部が延設されて、該駆動軸1下端部には油
ロータ8が固定されている。よつて、両軸モータ
2の駆動軸1の回転と共に回転する油モータ8に
より油を油溜室5aらロータ室5bの上方部に吸
入せしめて該ロータ室5bの下方部より吐出送給
するように構成されている。
また、前記両軸モータ2の駆動軸1の上端部は
後述の気化器19内の中心部まで延設されている
とともに、該駆動軸1の中芯には油供給通路9が
形成され、該油供給通路9の下端部はノズル10
を介してポンプ室5のロータ室5bに連通されて
いる。一方、前記駆動軸1の上端部には、油供給
通路9の上端部と連通する垂直方向の連通路11
を有するボス部材12が、該ボス部材12と駆動
軸1上端部との間に拡散板13を挟持せしめて連
設され、該ボス部材12には前記連通路11の上
端部と連通して半径方向(水平方向)に開口する
複数個(例えば4個)の水平吐出口14,14,
…が穿設されているとともに、前記ボス部材12
の上端部外周には、各水平吐出口14に対し一定
角偏倚して対向する衝突板部15a,15a,…
を有する拡散羽根15が装着されている。よつ
て、油ポンプ3からの油を駆動軸1の油供給通路
9およびボス部材12の連通路11を介して各水
平吐出口14,14,…から水平方向に吐出し、
この吐出された油を拡散板13および拡散羽根1
5で拡散しつつ、拡散羽根15の衝突板部15
a,15a,…との衝突により微粒化せしめて気
化器19内に供給するように構成されている。
一方、16は前記両軸モータ2の駆動軸1の上
部に固定されて駆動される燃焼空気吸入用のプレ
ートフアンであつて、該プレートフアン16はフ
アンチヤンバ17内に配設されている。該フアン
チヤンバ17は、その底板17aに下方に突出す
る複数個(例えば4個)の脚部17b,17b,
…が形成されていて、該各脚部17bを両軸モー
タ2のハウジング2a上面に当接固定することに
より底板17aが両軸モータ2のハウジング2a
上面から脚部17bの突出高さ分だけ離れた状態
で設置されているとともに、該底部17aには駆
動軸1を中心にして吸気口18が形成されてい
る。また、19は前記フアンチヤンバ17上(つ
まりプレートフアン1の下流側)に配置された油
燃料を気化する気化器であつて、該気化器19の
外周には気化器19を加熱して気化を促進する予
熱用電気ヒータ20が配設され、さらに、気化器
19の上方には円筒形状の気化筒21が設けら
れ、該気化筒21の外周面には金網で構成した炎
口22が形成されている一方、該炎口22の近傍
には所定のギヤツプを隔てて対峙する点火用の電
極プラグ23が配設されており、気化器19に供
給されて該気化器19で気化された油燃料と、吸
気口18からプレートフアン16により吸入した
空気とをミキシングし、この気体状燃料を炎口2
2において電極プラグ23からの放電アークによ
り着火して燃焼するように構成されている。
尚、第1図中、24は油受皿B内に油ポンプ3
を囲周するように配置された円筒形状の外装フイ
ルタであつて、該外装フイルタ24は、上端部が
油受皿Bの開口部b周縁部に係止されて支持され
ている。25は油ポンプ3のポンプ受け4の連通
部6に装着された内装フイルタであり、この内装
フイルタ25と前記外装フイルタ24とで油受皿
Bから油ポンプ3のポンプ室5に供給される油燃
料を二重に濾過するようになつている。また、2
6はポンプ室5内の仕切板7上に設けられた渦防
止板で、ポンプ室5のロータ室5bへの空気の巻
き込みを防止するように渦の発生を抑制するため
のものである。
そして、本考案の特徴として、前記油ポンプ3
の油ロータ8上面には、第3図に詳示するように
油ロータ8の回転方向トレーリング側に湾曲しつ
つ半径方向に延びる複数個(図では6個)の起圧
用羽根27,27,…が円周方向に等間隔に一体
成形されている一方、油ロータ8下面には、第4
図に詳述するように半径方向に直線状に延びる複
数個(図では6個)のブレーキ用羽根28,2
8,…が円周方向に等間隔に一体成形されてい
る。また、前記油ロータ8に対応するポンプ室5
のロータ室5b内面(ポンプ受け4の下側部材4
b)には、第5図にも示すようにロータ室5b中
心に向つて突出する複数個(図では6個)のブレ
ーキ用羽根29,29,…が円周方向に等間隔に
一体成形されており、このブレーキ羽根29,2
9,…と前記油ロータ8下面のブレーキ用羽根2
8,28,…とは油ポンプ3の負荷トルクが従来
の油ポンプに比べ大きく設定されるようにしてい
る。
次に、前記実施例の作用効果について説明する
に、油ポンプ3の作動時には、油ロータ8上面に
起圧用羽根27,27,…によつて惹起された渦
流は、先ず、ポンプ室5のロータ室5b内面側に
流れ、該ロータ室5b内面のブレーキ用羽根2
8,28,…に当つて垂直流に変換される。この
垂直流は、油ロータ8下面のブレーキ用羽根2
9,29,…によつて再び渦流に変換された後、
ロータ室5bの下方部より両軸モータ2の駆動軸
1の油供給通路9を介して燃焼部に送給される。
このように、油ポンプ3は、液体の質量保存の
法則に2度逆らつて仕事をなさなければならず、
両軸モータ2に対する油ポンプ3の負荷トルクは
著しく増大することになる。このことは、両軸モ
ータ2の全駆動トルクの増大を招く反面、その全
駆動トルクにおける燃焼空気吸入用プレートフア
ン16の負荷トルクの占める割合が相対的に小さ
くなることを意味する。
ここで、前記実施例のオイルバーナA(以下本
実施例という)において両軸モータ2の全駆動ト
ルクにおけるプレートフアン16の負荷トルクの
占める割合と、ブレーキ用羽根のない油ポンプを
使用した従来のオイルバーナ(以下従来例とい
う)において両軸モータの全駆動トルクにおける
プレートフアンの負荷トルクの占める割合とを比
較すると、従来例の場合には両軸モータの全駆動
トルク(35g・cm)の56%もある(残り44%が油
ポンプの負荷トルクの占める割合となる)のに対
し、本実施例の場合には両軸モータ2の全駆動ト
ルク(150g・cm)の13%に減少する(残り87%
が油ポンプ3の負荷トルクの占める割合となる)。
したがつて、このように、本実施例において
は、両軸モータ2の全駆動トルクにおけるプレー
トフアン16の負荷トルクの占める割合が極めて
小さいものであるため、吸気口18から吸入され
る空気の流れ状態や温度等の外的要因によつてプ
レートフアン16の負荷トルクが変化したときで
も、両軸モータ2の回軸数がその影響を受けて変
動することはほとんどなく、この結果、燃焼部で
の燃空比を適正な範囲内にほぼ一定に維持するこ
とができ、燃焼の安定化を図ることができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の実施例をも包含するものであ
る。例えば、前記実施例では、油受皿B内にオイ
ルバーナAの油ポンプ3が設置されていて、油受
皿Bから油燃料が直接該油ポンプ3のポンプ室5
に供給されるものに適用した場合について述べた
が、油受皿と油ポンプとが別々の位置に設置され
ていて、油受皿から油燃料が連通管等を介して油
ポンプのポンプ室に供給されるものについても同
様に適用できるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
オイルバーナの全体構造を示す縦断側面図、第2
図は第1図の要部拡大図、第3図は油ポンプの油
ロータを上方から見た平面図、第4図は油ポンプ
の油ロータを下方から見た平面図、第5図はポン
プ受けの下側部材を上方から見た平面図である。 2……両軸モータ、3……油ポンプ、5……ポ
ンプ室、8……油ロータ、16……プレートフア
ン、28,29……ブレーキ用羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気吸入用フアン16と油ポンプ3とが1つの
    モータ2によつて駆動されるオイルバーナにおい
    て、前記油ポンプ3は、その油ロータ8および該
    油ロータ8に対応するポンプ室5内面それぞれ
    に、負荷トルクが大きく設定されるブレーキ用羽
    根28,28,…、29,29,…を有している
    ことを特徴とするオイルバーナ。
JP12522583U 1983-08-11 1983-08-11 オイルバ−ナ Granted JPS6032671U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12522583U JPS6032671U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 オイルバ−ナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP12522583U JPS6032671U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 オイルバ−ナ

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Publication Number Publication Date
JPS6032671U JPS6032671U (ja) 1985-03-06
JPS6335212Y2 true JPS6335212Y2 (ja) 1988-09-19

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JP12522583U Granted JPS6032671U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 オイルバ−ナ

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