JPH0116899Y2 - - Google Patents

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JPH0116899Y2
JPH0116899Y2 JP12255383U JP12255383U JPH0116899Y2 JP H0116899 Y2 JPH0116899 Y2 JP H0116899Y2 JP 12255383 U JP12255383 U JP 12255383U JP 12255383 U JP12255383 U JP 12255383U JP H0116899 Y2 JPH0116899 Y2 JP H0116899Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、温風機等に使用される燃焼装置に関
するものである。
(従来技術) 従来より、このような燃焼装置として、例えば
実開昭58−77214号公報に開示されるように、油
タンクの下方位置において該油タンクに連通する
レベラーとしての油受皿と、前記油タンクの近傍
に配設され、前記油受皿から供給される油をノズ
ルを介して燃焼部に送給する油ポンプを有するオ
イルバーナとを備えたものは知られている。
ところが、上記従来のものでは、油受皿と油ポ
ンプとが連通管を介して連通されているため、該
連通管の通路抵抗等の影響により油受皿から油ポ
ンプへの油の供給量が変動することがあり、その
結果、油ポンプの圧力変動が生じて、燃焼部での
油の燃焼が不安定になるという問題があつた。ま
た、初期給油時等には前記油ポンプのポンプ室内
の油中に気泡が混入することがあるが、この気泡
はノズルを閉塞して失火の要因になる不具合があ
る。さらに、前記連通管の接続部において接続不
良等に起因して油洩れが生じるという問題もあ
る。
(考案の目的) 本考案の目的は、前記のような問題点を一掃す
べく油受皿にオイルバーナの油ポンプを設置して
油受皿から油ポンプへの配管接続を不要にするこ
とにより、油ポンプの圧力を安定化させるととも
に油洩れをなくし、さらに油中に混入した気泡の
エアパージを可能にして失火を防止することにあ
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の構成は、油
タンクの下方位置において該油タンクに連通する
油受皿と、前記油タンクの近傍に配設され、前記
油受皿から供給される油をノズルを介して燃焼部
に送給する油ポンプを有するオイルバーナとを備
えた燃焼装置において、前記油受皿を、オイルバ
ーナの下方位置にまで延出させて油ポンプを囲周
するように形成する一方、該油ポンプのポンプ受
け外周部にポンプ室と油受皿とを連通する連通部
を形成し、さらにポンプ受け底部に前記ノズルに
対応してリリーフ孔を設けたものである。このこ
とにより、油受皿から油が油ポンプのポンプ室に
直接かつ安定して供給されるとともに、該ポンプ
室の油中に混入した気泡がリリーフ孔を介して油
ポンプ外に排出されるようにしたものである。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、油受皿から油ポ
ンプへの油供給が安定して行われるので、油ポン
プの圧力変動が生じるのを防止でき、またポンプ
室の油中に混入した気泡が油ポンプ外に排出され
るため、気泡によるノズル詰りを有効に防止で
き、よつて燃焼の安定化を図ることができる。し
かも、従来の連通管の接続部の如き油洩れ箇所が
全くなく、油洩れ防止上有利であるなど実用上優
れた効果を奏するものである。
(実施例) 以下、本考案の技術的手段の具体例としての実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例に係る燃焼装置を示
し、1はケーシング、2はケーシング1内に配設
された油タンク、3は該油タンク2の下方位置に
配設された油受皿3であつて、該油受皿3は、開
閉弁5を介して油タンク2に連通されていて、油
タンク2から油燃料が油受皿3内に流下しほぼ一
定の液面高さに貯溜維持されるようになつてい
る。4は油量表示用のフロートスイツチである。
6は前記油タンク2の近傍に配設されたオイル
バーナであつて、該オイルバーナ6の構造は第2
図に詳示している。すなわち、オイルバーナ6
は、駆動軸7が上下方向に延びる両軸モータ8を
備えており、該両軸モータ8の下方には該モータ
8により駆動される油ポンプ9が配設されてい
る。該油ポンプ9は、ポンプ受け10内に前記油
受皿3から後述の連通部30を介して油燃料が供
給されるポンプ室11を有しており、ポンプ受け
10は、上端部に前記両軸モータ8のハウジング
8a底部に固定されたフランジ部10aを有する
略円筒形状の上側部材10bと該上側部材10b
の下端部外周に螺着されたキヤツプ状の下側部材
10cとからなる。一方、前記ポンプ室11は、
ポンプ受け10によつて形成されており、かつ中
心に前記駆動軸7を貫通せしめる中心孔12aを
有する仕切板12によつて上下に仕切られて、連
通部30が開口する油溜室11aと、該油溜室1
1aに前記仕切板12の中心孔12aを介して連
通するロータ室11bとが形成されている。ま
た、該ロータ室11bには前記両軸モータ8の駆
動軸7の下端部が延設されて、該駆動軸7下端部
には油ロータ13が固定されている。よつて、両
軸モータ8の駆動軸7の回転と共に回転する油ロ
ータ13により油を油溜室11aからロータ室1
1bの上方部に吸入せしめて該ロータ室11bの
下方部より吐出送給するように構成されている。
また、前記両軸モータ8の駆動軸7の上端部は
後述の気化器22内の中心部まで延設されている
とともに、該駆動軸7の中芯には油供給通路14
が形成され、該油供給通路14の下端部はノズル
15を介してポンプ室11のロータ室11bに連
通されている。一方、前記駆動軸7の上端部に
は、油供給通路14の上端部と連通する垂直方向
の連通路16を有するボス部材17が、該ボス部
材17と駆動軸7上端部との間に拡散板18を挟
持せしめて連設され、該ボス部材17には前記連
通路16の上端部と連通して半径方向(水平方
向)に開口する複数個(例えば4個)の水平吐出
口19,19,…が穿設されているとともに、前
記ボス部材17の上端部外周には、各水平吐出口
19に対し一定角度偏倚して対向する衝突板部2
0a,20a,…を有する拡散羽根20が装着さ
れている。よつて、油ポンプ9からの油を駆動軸
7の油供給通路14およびボス部材17の連通路
16を介して各水平吐出口19,19,…から水
平方向に吐出し、この吐出された油を拡散板18
および拡散羽根20で拡散しつつ、拡散羽根20
の衝突板部20a,20a,…との衝突により微
粒化せしめて気化器22内に供給するように構成
されている。
一方、21は前記両軸モータ8の駆動軸7の上
部に固定されて駆動される燃焼空気用プレートフ
アンであつて、該プレートフアン21はフアンチ
ヤンバ37内に配設されている。また、22は該
フアンチヤンバ37上(つまりプレートフアン2
1の下流側)に配置された油燃焼を気化する気化
器であつて、該気化器22の外周には気化器22
を加熱して気化を促進する予熱用電気ヒータ23
が配設され、さらに、気化器22の上方には円筒
形状の気化筒24が設けられ、該気化筒24の外
周面には金網で構成した炎口25が形成されてい
る一方、該炎口25の近傍には所定のギヤツプを
隔てて対峙する点火用の電極プラグ26が配設さ
れており、気化器22に供給されて該気化器22
で気化された油燃料と、フアンチヤンバ37の下
面に開設した吸気口38からプレートフアン21
により吸入した空気とをミキシングし、この気体
状燃料を炎口25において電極プラグ26からの
放電アークにより着火して燃焼するように構成さ
れている。
そして、本考案の特徴として、前記油受皿3
は、オイルバーナ6の下方位置にまで延出され該
オイルバーナ6の油ポンプ9全体を囲周するよう
に形成され、かつ該油受皿3の油ポンプ9に対応
する部分には油ポンプ9を上方より挿入せしめる
開口部27が形成されており、該開口部27の周
縁部は、油ポンプ9のポンプ受け10のフランジ
部10aに対しシール材28を介して当接せしめ
た状態でネジ29止めによつて固定されている。
一方、前記ポンプ受け10の上側部材10b外周
部には、第3図に詳示するように、ポンプ室11
(油溜室11a)と油受皿3とを連通する連通部
30,…が形成されているとともに、ポンプ受け
10の下側部材10c底部には前記ノズル15に
対応して小径のリリーフ孔31が穿設されてい
る。
尚、32は燃焼室形成用パネル、33は油受皿
3を固定支持するための支持部材、34は油受皿
3内に油ポンプ9を囲周するように配置された円
筒形状の外装フイルタであつて、該外装フイルタ
34は、上端部が油受皿3の開口部27周縁部に
係止されて支持されている。また、35は油ポン
プ9のポンプ受け10の連通部30に装着された
内装フイルタであり、この内装フイルタ35と前
記外装フイルタ34とで油受皿3から油ポンプ9
のポンプ室11に供給される油燃料を二重に濾過
するようになつている。さらに、36はポンプ室
11内の仕切板12上に設けられた渦防止板で、
ポンプ室11のロータ室11bへの空気の巻き込
みを防止するように渦の発生を抑制するためのも
のである。
したがつて、前記実施例においては、油受皿3
を、オイルバーナ6の下方位置にまで延出させて
油ポンプ9を囲周するように形成するとともに、
該油ポンプ9のポンプ受け10(上側部材10
b)外周部にポンプ室11と油受皿3とを連通す
る連通部30,…を形成したことにより、油受皿
3から油ポンプ9のポンプ室11への油供給は、
従来の連通管を介して油受皿と油ポンプとを連通
する場合のような連通管の通路抵抗等の影響を受
けることなく安定して行われ、該ポンプ室11内
の油面高さは油受皿3内の油面高さと同一でほぼ
一定に維持されることになる。そのため、吸入側
の油圧変動に伴つて油ポンプ9の吐出圧が変動す
るのを防止でき、燃焼部への油燃料の安定供給に
より燃焼の安定化を図ることができる。
また、前記油ポンプ9のポンプ受け10(下側
部材10c)底部に両軸モータ8の駆動軸7の油
供給通路14に連通するノズル15に対応してリ
リーフ孔31が設けられているため、初期給油時
等に油ポンプ9のポンプ室11内の油中に気泡が
混入した場合でも、油ポンプ9の作動時には該気
泡は前記リリーフ孔31から油ポンプ9外に排除
される。すなわち、油ロータ13の回転により、
油がポンプ室11の油溜室11aからロータ室1
1bの上方部に吸入されたのち、該ロータ室11
bの下方部より吐出される。この吐出された高圧
の油は上記ロータ室11bに臨むノズル15で調
量されたのち油供給通路14を経て気化器22へ
送給される。その際、上記ロータ室11bの下方
部は油ポンプ9の昇圧作用によつて高圧となつて
おり、特に絞り部であるノズル15の入口側付近
はより高い圧力となつていて、低圧の油受皿3内
とは大きな圧力差が生じている。そのため、上記
ロータ室11b内の油中の気泡は、上記大きな圧
力差により、上記ノズル15と対応位置し該ノズ
ル15よりも口径がオーダー的にはるかに大きい
リリーフ孔31から油受皿3内へ一部油と共に容
易にスムーズに排出される。よつて、前記ノズル
15が気泡によつて閉塞されることなく、失火を
確実に防止できる。しかも、前記リリーフ孔31
によつてポンプ室11のロータ室11bが油受皿
3内に連通開放され、この開放効果により油ポン
プ9の吐出圧変動を吸入することができ、燃焼の
安定化を一層図ることができる。尚、油ポンプ9
自体は油受皿3によつて囲周されているので、リ
リーフ孔31からポンプ室11内の油が洩れて問
題になることがないのは勿論である。
さらに、前述の如く油受皿3と油ポンプ9がと
該油受皿3により油ポンプ9を囲周した状態で連
通されていて、その両者の連通に当り油洩れ箇所
が全くなるなるので、油洩れ防止上有効である。
加えて、前記油受皿3に排出口を設けておくだ
けで、油ポンプ9のポンプ室11内の油または清
掃用の水もポンプ受け10の連通部30,…およ
びリリーフ孔31を介して油受皿3内の油または
清掃用の水と共に排出することが可能となり、構
造の簡略化を図ることができるばかりでなく、排
油・排水作業の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
燃焼装置の全体構造を示す概略側面図、第2図は
オイルバーナの全体構造を示す縦断側面図、第3
図は第2図の要部拡大図である。 2……油タンク、3……油受皿、6……オイル
バーナ、9……油ポンプ、10……ポンプ受け、
11……ポンプ室、15……ノズル、30……連
通部、31……リリーフ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油タンク2の下方位置において該油タンク2に
    連通する油受皿3と、前記油タンク2の近傍に配
    設され、前記油受皿3から供給される油をノズル
    15を介して燃焼部に送給する油ポンプ9を有す
    るオイルバーナ6とを備えた燃焼装置において、
    前記油受皿3は、オイルバーナ6の下方位置にま
    で延出され油ポンプ9を囲周するように形成され
    ており、かつ該油ポンプ9のポンプ受け10外周
    部にはポンプ室11と油受皿3とを連通する連通
    部30,…が形成されており、さらにポンプ受け
    10底部には前記ノズル15に対応してリリーフ
    孔31が設けられていることを特徴とする燃焼装
    置。
JP12255383U 1983-08-05 1983-08-05 燃焼装置 Granted JPS6032670U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12255383U JPS6032670U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 燃焼装置

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JP12255383U JPS6032670U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 燃焼装置

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Publication Number Publication Date
JPS6032670U JPS6032670U (ja) 1985-03-06
JPH0116899Y2 true JPH0116899Y2 (ja) 1989-05-17

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JP12255383U Granted JPS6032670U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 燃焼装置

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