JPH0320560Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320560Y2 JPH0320560Y2 JP1986031277U JP3127786U JPH0320560Y2 JP H0320560 Y2 JPH0320560 Y2 JP H0320560Y2 JP 1986031277 U JP1986031277 U JP 1986031277U JP 3127786 U JP3127786 U JP 3127786U JP H0320560 Y2 JPH0320560 Y2 JP H0320560Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- air
- suction port
- air supply
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 12
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は主としてガス燃焼器のバーナに対し燃
焼用空気を供給するシロツコフアンに関する。
焼用空気を供給するシロツコフアンに関する。
(従来の技術)
従来のシロツコフアンは、ケーシングの側面の
吸込口を1個の大径の孔で構成し、該ケーシング
内の羽根車の回転に伴なう該ケーシング内の負圧
作用によつて該吸込口から外部空気を吸込み、こ
れを吐出口から外部へ吐出するのを一般とし、又
該吸込口を複数個の孔で構成したものも実開昭51
−54307号公報に開示されている。
吸込口を1個の大径の孔で構成し、該ケーシング
内の羽根車の回転に伴なう該ケーシング内の負圧
作用によつて該吸込口から外部空気を吸込み、こ
れを吐出口から外部へ吐出するのを一般とし、又
該吸込口を複数個の孔で構成したものも実開昭51
−54307号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする問題)
シロツコフアンにおける吸込口からの外部空気
の吸込みは、上記従来手段による1個の大径の孔
で構成される吸込口の場合、第1図のかつこ内に
示す数字のように負圧度は各箇所において異な
り、常識的にはケーシング内で生ずる渦巻状の送
気通路の上流即ち吐出口から遠く負圧度の高い部
分に向つて外部空気が吸込まれるが、一方大きく
開口した吸込口の吐出口に近い部分からも吸引さ
れ、従つてケーシング内の負圧力の変動は極めて
激しく、このためケーシング内に向つて吸込まれ
る空気流の中心が移動する結果、ケーシング内で
常に乱流を生じて空気の流れが不安定となり、羽
根車の回転バランスを悪くし、且つ送気効率を低
下させる等の欠点を生ずることは避けられなかつ
た。
の吸込みは、上記従来手段による1個の大径の孔
で構成される吸込口の場合、第1図のかつこ内に
示す数字のように負圧度は各箇所において異な
り、常識的にはケーシング内で生ずる渦巻状の送
気通路の上流即ち吐出口から遠く負圧度の高い部
分に向つて外部空気が吸込まれるが、一方大きく
開口した吸込口の吐出口に近い部分からも吸引さ
れ、従つてケーシング内の負圧力の変動は極めて
激しく、このためケーシング内に向つて吸込まれ
る空気流の中心が移動する結果、ケーシング内で
常に乱流を生じて空気の流れが不安定となり、羽
根車の回転バランスを悪くし、且つ送気効率を低
下させる等の欠点を生ずることは避けられなかつ
た。
また、上記複数の孔で吸込口を形成したものは
風量変化に対する風圧変化率を小さくすることを
目的としたものであるが、このものも上述のよう
にケーシング内における負圧力の変動に起因して
外部の空気を吸込む状態は上記前者の場合と変わ
りなくその吸込みにおいてケーシング内に乱流の
生ずることは避けられない。
風量変化に対する風圧変化率を小さくすることを
目的としたものであるが、このものも上述のよう
にケーシング内における負圧力の変動に起因して
外部の空気を吸込む状態は上記前者の場合と変わ
りなくその吸込みにおいてケーシング内に乱流の
生ずることは避けられない。
(課題を解決するための手段)
本考案は上記従来技術の不都合を排し、吸込口
から吸込む外部空気によつてケーシング内に乱流
の生ずることをなくしケーシング内への外部空気
の吸込みをケーシング内における渦巻状の送気通
路の対応させて該送気通路の上流側から順次下流
側の全般に亘り負圧度に応じて外気を吸込ませ、
常にケーシング内の空気流を整流状態として送気
を円滑にしたもので、ケーシング内の羽根車の回
転により該ケーシングの側面の吸込口から内部に
吸込まれた空気を、渦巻状の送気通路を通過させ
て末端の吐出口から該ケーシングの外部へ吐出さ
せるものにおいて、該吸込口を、該送気通路に沿
つて該吐出口から遠い上流側から下流側に向つて
漸次開口面積を小さくした複数個の吸気用小孔を
配設して形成したことを特徴とする。
から吸込む外部空気によつてケーシング内に乱流
の生ずることをなくしケーシング内への外部空気
の吸込みをケーシング内における渦巻状の送気通
路の対応させて該送気通路の上流側から順次下流
側の全般に亘り負圧度に応じて外気を吸込ませ、
常にケーシング内の空気流を整流状態として送気
を円滑にしたもので、ケーシング内の羽根車の回
転により該ケーシングの側面の吸込口から内部に
吸込まれた空気を、渦巻状の送気通路を通過させ
て末端の吐出口から該ケーシングの外部へ吐出さ
せるものにおいて、該吸込口を、該送気通路に沿
つて該吐出口から遠い上流側から下流側に向つて
漸次開口面積を小さくした複数個の吸気用小孔を
配設して形成したことを特徴とする。
(作用)
本考案は上記構成によるもので、これによれ
ば、ケーシングの側面の吸込口では、吐出口から
遠く負圧度の高くなり勝ちな上流側においては開
口面積の大きい孔から多量の外部空気が吸込ま
れ、負圧度の低くなり勝ちな下流側においては開
口面積の小さい孔から少量の外部空気が吸込まれ
て、ケーシング内の負圧状態に対応した吸込作用
が行われるから吸込み空気によつてケーシング内
に乱流を生ずることなく常に整流状態で送気させ
得る。
ば、ケーシングの側面の吸込口では、吐出口から
遠く負圧度の高くなり勝ちな上流側においては開
口面積の大きい孔から多量の外部空気が吸込ま
れ、負圧度の低くなり勝ちな下流側においては開
口面積の小さい孔から少量の外部空気が吸込まれ
て、ケーシング内の負圧状態に対応した吸込作用
が行われるから吸込み空気によつてケーシング内
に乱流を生ずることなく常に整流状態で送気させ
得る。
(実施例)
次いで本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
図面において、1はケーシング2内に羽根車3
を備え、外部に該羽根車3の駆動用モータ4を装
備したシロツコフアンで、該羽根車3の回転によ
りケーシング2内を負圧化して該ケーシング2の
側面の吸込口5から外部空気を該ケーシング2内
に吸込み、これを渦巻状の送気通路を通過させて
末端の吐出口6から該ケーシング2の外部へ吐出
するようにした。
を備え、外部に該羽根車3の駆動用モータ4を装
備したシロツコフアンで、該羽根車3の回転によ
りケーシング2内を負圧化して該ケーシング2の
側面の吸込口5から外部空気を該ケーシング2内
に吸込み、これを渦巻状の送気通路を通過させて
末端の吐出口6から該ケーシング2の外部へ吐出
するようにした。
本考案においては上記の吸込口5を多数の吸気
用小孔7を開口して構成し、且つ該小孔7はケー
シング2内で羽根車3の回転によるケーシング2
内の吸込口5を1個の大径の孔で構成させた時の
第1図でかつこ内に示す負圧状態に対応させるべ
く、ケーシング2内に形成される渦巻状の送気通
路における吐出口6から遠く負圧度の高くなり勝
ちな上流側から負圧度の低くなり勝ちな下流側に
行くにしたがつて、上流側では比較的大口径即ち
開口面積の大きい孔7aとし、下流側では比較的
小口径即ち開口面積の小さい孔7bに形成した。
用小孔7を開口して構成し、且つ該小孔7はケー
シング2内で羽根車3の回転によるケーシング2
内の吸込口5を1個の大径の孔で構成させた時の
第1図でかつこ内に示す負圧状態に対応させるべ
く、ケーシング2内に形成される渦巻状の送気通
路における吐出口6から遠く負圧度の高くなり勝
ちな上流側から負圧度の低くなり勝ちな下流側に
行くにしたがつて、上流側では比較的大口径即ち
開口面積の大きい孔7aとし、下流側では比較的
小口径即ち開口面積の小さい孔7bに形成した。
図示例では吐出口6から遠い上流側から下流側
に亘る送気通路を4区間に区分し、上流側から下
流側に向つて順次区分毎に小孔7の口径を小さく
し、各区分内には複数の同径孔を配設した場合を
示す。
に亘る送気通路を4区間に区分し、上流側から下
流側に向つて順次区分毎に小孔7の口径を小さく
し、各区分内には複数の同径孔を配設した場合を
示す。
尚、該小孔7の配設は上記区分毎に孔の口径を
段階的に小さくすることなく、多数の孔を上流側
から下流側に向つて順次徐々に小口径とした孔と
して、これを連続的に配設することは任意であ
り、又該小孔7は図示の円形孔に限ることなく四
角その他の形状としても良い。
段階的に小さくすることなく、多数の孔を上流側
から下流側に向つて順次徐々に小口径とした孔と
して、これを連続的に配設することは任意であ
り、又該小孔7は図示の円形孔に限ることなく四
角その他の形状としても良い。
(考案の効果)
本考案によるときは、吸込口を多数の小孔で構
成し、且つ該小孔群をケーシング内における渦巻
状の送気通路の上流側から下流側に向つて開口面
積を順次小さくし、上流側での外部空気吸込量を
多量とし、下流側では小量としてケーシング内の
負圧度に対応させたので、ケーシング内で乱流を
生ずることなく常に空気の流れを整流状態とし、
従つて羽根車の回転バランスが良く、送気に乱れ
がなく、送気を円滑にする効果を有する。
成し、且つ該小孔群をケーシング内における渦巻
状の送気通路の上流側から下流側に向つて開口面
積を順次小さくし、上流側での外部空気吸込量を
多量とし、下流側では小量としてケーシング内の
負圧度に対応させたので、ケーシング内で乱流を
生ずることなく常に空気の流れを整流状態とし、
従つて羽根車の回転バランスが良く、送気に乱れ
がなく、送気を円滑にする効果を有する。
図面は本考案の実施の1例を示すもので、第1
図は正面図、第2図はその截断側面図である。 1……シロツコフアン、2……ケーシング、3
……羽根車、4……吸込口、6……吐出口、7…
…小孔、7a……大口径小孔、7b……小口径小
孔。
図は正面図、第2図はその截断側面図である。 1……シロツコフアン、2……ケーシング、3
……羽根車、4……吸込口、6……吐出口、7…
…小孔、7a……大口径小孔、7b……小口径小
孔。
Claims (1)
- ケーシング内の羽根車の回転により該ケーシン
グの側面の吸込口から内部に吸込まれた空気を、
渦巻状の送気通路を通過させて末端の吐出口から
該ケーシングの外部へ吐出させるものにおいて、
該吸込口を、該送気通路に沿つて該吐出口から遠
い上流側から下流側に向つて漸次開口面積を小さ
くした複数個の吸気用小孔を配設して形成したこ
とを特徴とするシロツコフアン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986031277U JPH0320560Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986031277U JPH0320560Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62143097U JPS62143097U (ja) | 1987-09-09 |
JPH0320560Y2 true JPH0320560Y2 (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=30836864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986031277U Expired JPH0320560Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0320560Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014128931A1 (ja) * | 2013-02-22 | 2017-02-02 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5027406U (ja) * | 1973-07-04 | 1975-03-29 | ||
JPS5524398Y2 (ja) * | 1974-10-23 | 1980-06-11 |
-
1986
- 1986-03-06 JP JP1986031277U patent/JPH0320560Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014128931A1 (ja) * | 2013-02-22 | 2017-02-02 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機 |
US10167877B2 (en) | 2013-02-22 | 2019-01-01 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Centrifugal compressor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62143097U (ja) | 1987-09-09 |
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