JP2534592Y2 - 送風機または圧縮機 - Google Patents
送風機または圧縮機Info
- Publication number
- JP2534592Y2 JP2534592Y2 JP6985192U JP6985192U JP2534592Y2 JP 2534592 Y2 JP2534592 Y2 JP 2534592Y2 JP 6985192 U JP6985192 U JP 6985192U JP 6985192 U JP6985192 U JP 6985192U JP 2534592 Y2 JP2534592 Y2 JP 2534592Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow
- nozzle
- impeller
- circumferential direction
- flow guide
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- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は遠心送風機または遠心圧
縮機に適用される。
縮機に適用される。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の遠心送風機の一例を示す縦
断面図である。従来はフローガイド(20)の内側にイ
ンレットガイドベーン(21)を設け、このインレット
ガイドベーンの取付角を変えることにより羽根車(2
2)に吸込まれる流れに予旋回を与えて、送風機または
圧縮機の流量,圧力を調整していた。
断面図である。従来はフローガイド(20)の内側にイ
ンレットガイドベーン(21)を設け、このインレット
ガイドベーンの取付角を変えることにより羽根車(2
2)に吸込まれる流れに予旋回を与えて、送風機または
圧縮機の流量,圧力を調整していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の遠心送風機
等には次のような解決すべき課題があった。 インレットガイドベーン(21)を流れが通過する
とき圧損が生じ、インレットガイドベーン(21)が無
い場合に比べて効率が最小でも1〜2%低下する。 インレットガイドベーン(21)はベーン(2
3),ボス(24),リンク機構(25)を有し重量が
大きいこと、特に両吸込形の遠心ファンの場合には、こ
れらを両方の軸受の内側に設けるため軸長が長くなり、
羽根車・軸から成る回転部の重量が重くなるだけでな
く、支持構造重量も重くなり、遠心送風機全体の重量が
増加する。
等には次のような解決すべき課題があった。 インレットガイドベーン(21)を流れが通過する
とき圧損が生じ、インレットガイドベーン(21)が無
い場合に比べて効率が最小でも1〜2%低下する。 インレットガイドベーン(21)はベーン(2
3),ボス(24),リンク機構(25)を有し重量が
大きいこと、特に両吸込形の遠心ファンの場合には、こ
れらを両方の軸受の内側に設けるため軸長が長くなり、
羽根車・軸から成る回転部の重量が重くなるだけでな
く、支持構造重量も重くなり、遠心送風機全体の重量が
増加する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記従来の課
題を解決するために、羽根車,スクロールおよびフロー
ガイドを具えた遠心式の送風機または圧縮機において、
上記フローガイドには円周方向に沿って等間隔に複数の
開孔が明けられ、同開孔の外側に上記フローガイドの壁
面に沿って円周方向に回動できるノズルリングが設けら
れるとともに、同ノズルリングは上記開孔と同数のノズ
ル流路が円周方向に沿って等間隔に明けられ、かつ同ノ
ズル流路の方向は上記羽根車の回転軸線を含む平面に対
して傾斜していることを特徴とする送風機または圧縮機
を提案するものである。
題を解決するために、羽根車,スクロールおよびフロー
ガイドを具えた遠心式の送風機または圧縮機において、
上記フローガイドには円周方向に沿って等間隔に複数の
開孔が明けられ、同開孔の外側に上記フローガイドの壁
面に沿って円周方向に回動できるノズルリングが設けら
れるとともに、同ノズルリングは上記開孔と同数のノズ
ル流路が円周方向に沿って等間隔に明けられ、かつ同ノ
ズル流路の方向は上記羽根車の回転軸線を含む平面に対
して傾斜していることを特徴とする送風機または圧縮機
を提案するものである。
【0005】
【作用】本考案においては、吸込流れの中に構造物が無
いので、損失の発生を防止できる。特にインレットガイ
ドベーンを有する両吸込遠心送風機の場合には、軸受位
置に制約が少なくなり軽量化できる。
いので、損失の発生を防止できる。特にインレットガイ
ドベーンを有する両吸込遠心送風機の場合には、軸受位
置に制約が少なくなり軽量化できる。
【0006】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す縦断面図,図
2は図1のII−II断面図である。本実施例では、フロー
ガイド(10)に円周方向に沿って等間隔に複数の開孔
(11)を設け、その外側にフローガイド(10)の壁
面に沿って周方向に回動できるノズルリング(12)を
設けている。このノズルリング(12)には、上記開孔
(11)と同数のノズル流路(13)とノズル壁(1
4)が設けられている。そして、それらノズル流路(1
3)の方向は羽根車(22)の回転軸線を含む平面に対
して傾斜している。このノズル壁(14)の内側はフロ
ーガイド(10)に接しているので、このノズルリング
(12)を回動してノズル流路(13)を図2(b)に
示されるようにフローガイドの開孔(11)に重ねる
と、スクロール(16)内から羽根車(22)入口(1
7)に至る流れ(15)が生じる。そうすると、ノズル
流路(13)の方向が、回転軸線を含む平面に対して傾
斜しているので、羽根車(22)入口(17)の流れに
旋回流を与えることができる。またノズル壁(14)を
図2(a)に示されるようにフローガイドの開孔(1
1)に重ねると、開孔が閉鎖される。またノズル流路
(13)は図1に示されるように軸方向への傾斜を持っ
ているので、旋回しながら羽根車(22)に向う流れを
生じさせることができる。
2は図1のII−II断面図である。本実施例では、フロー
ガイド(10)に円周方向に沿って等間隔に複数の開孔
(11)を設け、その外側にフローガイド(10)の壁
面に沿って周方向に回動できるノズルリング(12)を
設けている。このノズルリング(12)には、上記開孔
(11)と同数のノズル流路(13)とノズル壁(1
4)が設けられている。そして、それらノズル流路(1
3)の方向は羽根車(22)の回転軸線を含む平面に対
して傾斜している。このノズル壁(14)の内側はフロ
ーガイド(10)に接しているので、このノズルリング
(12)を回動してノズル流路(13)を図2(b)に
示されるようにフローガイドの開孔(11)に重ねる
と、スクロール(16)内から羽根車(22)入口(1
7)に至る流れ(15)が生じる。そうすると、ノズル
流路(13)の方向が、回転軸線を含む平面に対して傾
斜しているので、羽根車(22)入口(17)の流れに
旋回流を与えることができる。またノズル壁(14)を
図2(a)に示されるようにフローガイドの開孔(1
1)に重ねると、開孔が閉鎖される。またノズル流路
(13)は図1に示されるように軸方向への傾斜を持っ
ているので、旋回しながら羽根車(22)に向う流れを
生じさせることができる。
【0007】従来のインレットガイドベーン(21)に
代わる予旋回発生装置として、送風機や圧縮機の吐出圧
または別の圧力源からの空気またはガスをフローガイド
の円周方向に噴出し羽根車入口の流れに予旋回を生じさ
せるアイデアは、従来より考案されていたが、本実施例
は、遠心送風機または遠心圧縮機のスクロールとフロー
ガイドの差圧を利用して、フローガイド内側の吸込流れ
に予旋回を与える構造としたものである。
代わる予旋回発生装置として、送風機や圧縮機の吐出圧
または別の圧力源からの空気またはガスをフローガイド
の円周方向に噴出し羽根車入口の流れに予旋回を生じさ
せるアイデアは、従来より考案されていたが、本実施例
は、遠心送風機または遠心圧縮機のスクロールとフロー
ガイドの差圧を利用して、フローガイド内側の吸込流れ
に予旋回を与える構造としたものである。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、インレットガイドベー
ンを用いることなく、遠心送風機,遠心圧縮機の吸込流
れに予旋回を与えることができる。そして、開孔面積の
調整によりその予旋回流の強さを調整できる。
ンを用いることなく、遠心送風機,遠心圧縮機の吸込流
れに予旋回を与えることができる。そして、開孔面積の
調整によりその予旋回流の強さを調整できる。
【図1】図1は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】図2は図1のII−II断面図である。
【図3】図3は従来の遠心送風機の一例を示す縦断面図
である。
である。
(10) フローガイド (11) 開孔 (12) ノズルリング (13) ノズル流路 (14) ノズル壁 (16) スクロール (22) 羽根車
Claims (1)
- 【請求項1】 羽根車,スクロールおよびフローガイド
を具えた遠心式の送風機または圧縮機において、上記フ
ローガイドには円周方向に沿って等間隔に複数の開孔が
明けられ、同開孔の外側に上記フローガイドの壁面に沿
って円周方向に回動できるノズルリングが設けられると
ともに、同ノズルリングには上記開孔と同数のノズル流
路が円周方向に沿って等間隔に明けられ、かつ同ノズル
流路の方向は上記羽根車の回転軸線を含む平面に対して
傾斜していることを特徴とする送風機または圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6985192U JP2534592Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 送風機または圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6985192U JP2534592Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 送風機または圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634198U JPH0634198U (ja) | 1994-05-06 |
JP2534592Y2 true JP2534592Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=13414734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6985192U Expired - Fee Related JP2534592Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 送風機または圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534592Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP6985192U patent/JP2534592Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0634198U (ja) | 1994-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961126 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |