JPS6053200B2 - 遠心ファン - Google Patents

遠心ファン

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JPS6053200B2
JPS6053200B2 JP891879A JP891879A JPS6053200B2 JP S6053200 B2 JPS6053200 B2 JP S6053200B2 JP 891879 A JP891879 A JP 891879A JP 891879 A JP891879 A JP 891879A JP S6053200 B2 JPS6053200 B2 JP S6053200B2
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JP
Japan
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centrifugal fan
dust
suction
blade wheel
swirl
Prior art date
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Expired
Application number
JP891879A
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English (en)
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JPS55101798A (en
Inventor
信行 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は遠心ファン、特に倉皇ガスに用いられる遠
心ファンの改良に係る。
従来の遠心ファンは、これを倉皇ガスの送給に用いる
と、回転羽根が摩耗しやすく、極めて短期間て修理また
は取換えを必要とすることが、しばしはあつた。
第1図および第2図にそのような従来の遠心ファンの構
造の一例を示す。図において、01は回転軸、O2は同
回転軸01に固着された円形の翼車主板、03は同翼車
主板O2の片面に一端が固定された複数の回転羽根、0
4は同複数の回転羽根03の他端を互に連結して固着す
る翼車側板て、これら翼車主板O2、回転羽根03およ
び翼車側板04は一体となつて回転翼車を構成している
。05は同回転翼車の上流で上記回転軸01を囲繞して
設けられた吸込コーン、06は同吸込コーンの保持する
吸込・吐出隔壁、07は吸込ケーシング壁、08は吐出
ケーシング壁、09は吐出スクロール、010は舌部、
012は吐出口てある。
このような遠心ファンにおいて、回転軸01が図中二
重矢印のように、回転すると、空気は矢印のように、吸
込口011から吸込まれ、吸込コーン05内を経て、翼
車主板O2、回転羽根03および翼車側板04から成る
回転翼車を通り、吐出スクロール09に沿つて吐出口0
12に吸出される。
ここで空気中にダストが含まれている場合には、流れ
は第3図に示されるようになる。
すなわち、空気は実線矢印のように吸込コーン05の形
成する流路内をほぼ回転軸01方向に吸込まれ、回転翼
車の入口の所ではぼ半径方向に向きを変える。一方空気
中に含まれるダストは、吸込コーン05の形成する流路
内ては空気に同伴して吸込まれるが、回転翼車の入口て
は、粒子の慣性力のため、半径方向への空気流の転向に
直ちには追従できず、点線矢印のように、翼車主板O2
近傍まで迫害つてから半径方向に転向する。この傾向は
粒子が大きいほど、すなわち粒子の慣性が大きいほど著
しい。したがつて、回転羽根03に流入するダストは、
第4図に示すように、翼車側板04側ては粒径も濃度も
小さいのに対し、翼車主板O2側では粒径も濃度も著し
く大きい。すなすつち、空気が一様に回転羽根に吸込ま
れても、ダストは翼車主板O2側に著しく偏つて入つて
ゆく。 一般に固体粒子による金属の摩耗量は、粒子の
濃度に比例し、かつ粒子が大きいほど大きい。
したがつて、ダストの濃度と粒径の分布が第4図のよう
な場合、回転羽根03と翼車主板O2とのつけ根付近が
著しく摩耗するだろうことは容易に想像てきよう。事実
、第3図の斜線部4の摩耗が最も早くかつ激しいことは
、しばしば経験されている。こうして、回転羽根03の
前縁が第5図aのように損耗するだけでなく、回転羽根
03と翼車主板02の固定つけ根を摩耗させ、翼車自体
の強度にも影響を及ぼすことがある。本発明は、上記し
たような事情に鑑み、含塵ガスを送給する遠心ファンの
寿命を延ばし、信頼性を向上させるために、回転翼車よ
りも上流に回転軸を囲繞する吸込口流路、同吸込口流路
内の上流部に流れを上記回転軸まわりに旋回させる複数
の旋回羽根、同下流部に流れを上記回転軸方向に向ける
複数の旋回除去羽根をそれぞれ備えたことを特徴とする
遠心ファンを提案するものである。
本発明によれば、吸込口流路において生ずる気流の旋回
が気流中のダストを外側に偏らせ、これが遠心ファンの
寿命を延ばし、信頼性を増すのである。次に本発明の実
施例を図面によつて説明する。
第6図ないし第8図において、1は回転軸、2は同回転
軸1に固着された円形の翼車主板、3は同翼車主板2の
片面に1端が固定された複数の回転羽根、4は同複数の
回転羽根3の他端を互に連結して固着する翼車側板で、
これら翼車主板2、回転羽根3および翼車側板4は一体
となつて回転翼車を構成している。5は同回転翼車の上
流で上記回転軸1を囲繞して設けられた吸込コーン、6
は同吸込コーンを保持する吸込・吐出隔壁、7は吸込ケ
ーシング壁、8は吐出ケーシング壁、11は吸込口、1
2は吐出口である。
そして、上記吸込コーン5が形成する吸込口流路13内
の上流部に、流れを回転軸1のまわりに旋回させる複数
の旋回羽根14が、また上記吸込口流路13内の下流部
には、流れを回転軸1の方向に向ける複数の旋回除去羽
根15が、それぞれ設けられている。このような遠心フ
ァンにおいて、回転軸1が回転すると、空気は図中実線
矢印のように、吸込口11から吸込まれ、吸込コーン5
内を経て、翼車主板2、回転羽根3および翼車側板4か
ら成る回転翼車を通り、吐出スクロールに沿つて吐出口
12に吐出されることは、前記した従来の遠心ファンの
場合と同様である。本発明の遠心ファンにおいては、吸
込コーン5が形成する吸込口流路13内の上流部に設け
られた複数の旋回羽根14により、吸込気流に回転軸1
まわりの旋回運動が与えられ、その下流、回転翼車直前
に設けられた複数の旋回除去羽根15で気流は再び軸方
向に戻される。
このような気流の方向の変化は気流中に含まれるダスト
にも与えられる。そこで、気流が旋回羽根14を通る時
にダストも旋回を始める。そうするとダストは、第6図
中破線矢印で示されるように、遠心力により吸込コーン
5の内壁面に向つて寄つて行く。すなわち吸込口流路1
3内で、外周部にダストが集中し、内側回転軸近傍では
ダスト濃度が希−になる。この旋回運動はその下流の旋
回除去羽根15でほとんど除かれるけれども、ダスト濃
度分布は管路外周側に偏つたままて回転翼車に吸込まれ
ることになる。すなわち、ダストは第6図中破線で示さ
れるように移動し、全体として翼車側板4寄りに流入す
るから、第3図波線のような翼車主板近くのダスト集中
がない。しかも、気流の曲がりのため、翼車側板4と回
転羽根3の付根に集中することもない。したがつて、本
発明の遠心ファンでは、ダストは翼車主板2、翼車側板
4のいずれの極近傍にも集中しないから、回転羽根3と
翼車主板2との取付部および回転羽根3ど翼車側板4と
の取付部のいずれも著しく損傷することはなく、回転羽
根3前縁のみが摩耗するので、回転翼車の強度上極めて
有利である。
又、旋回羽根14による旋回の与え方によつては、吸込
口流路13におけるダストの半径方向分布を、ある程度
任意に調節することができ、回転羽根3に流入するダス
トの分布を比較的均一にすることができる。
そうすると、ダストが第5図aのように回転羽根03前
縁の局所のみを急速に深く摩耗させることなく、同図b
のように前縁全体を比較的一様に浅く摩耗させる。回転
羽根の寿命は摩耗深さhでほぼ定まるから、一様で浅い
摩耗の方が寿命が遥かに長いことはいうまでもない。な
お、一般に旋回流路においては流れの圧力損失が生じや
すいが、旋回羽根および旋回除去羽根の設計を空気力学
的に適合させることにより、圧力損失を最小にとどめる
ことができる。次に第9図は本発明の第2実施例を示す
ものである。
本実施例では、旋回羽根24が回転軸1に垂直でなく傾
斜して取付けられているが、作用効果は前記第1実施例
と同様である。この実施例では又、旋回除去羽根25が
可動となつているので、可動用アクチュエータにより、
容量制御用としても用いることができる。以上詳述した
ように、本発明によれば、含塵ガスの送給に用いられる
遠心ファンの性能をほとんど低下させることなく、回転
翼車の強度上重要な、回転羽根と翼車主板あるいは翼車
側板との取付部の損傷を防止し、しかも回転羽根を比較
的均一に摩耗させて、性能上および強度上の寿命を、従
来の遠心ファンよりも格段に延長させることがてきるか
ら、産業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の遠心ファンの縦断側面図、第2図は第1
図の■−■横断面図、第3図は従来の遠心ファン内部の
空気をダストの流れを示す図、第4図は従来の遠心ファ
ンの回転羽根前縁におけるダスト濃度と粒径の分布を示
す図、第5図は回転羽根の摩耗状況を示す図、第6図は
本発明の一実施例を示す縦断側面図、第7図は第6図の
■−■横断面図。 第8図は回転軸心を軸とし第6図の鎖線■−■線を1母
線とする円柱て切断してこれを展関した端面図、第9図
は本発明の他の実施例を示す縦断側面図である。01,
1・・・回転軸、02,2・・・翼車主板、03,3・
・・回転羽根、04,4・・・翼車側板、05,5・・
・吸込コーン、06,6・・・吸込・吐出隔壁、07,
7・・・吸込ケーシング壁、08,8・・・吐出ケーシ
ング壁、09・・・吐出スクロール、010・・・舌部
、011,11・・・吸込口、012,12・・・吐出
口流路、14,24・・・旋回羽根、15,25・・・
旋回除去羽根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転翼車よりも上流に回転軸を囲繞する吸込口流路
    、同吸込口流路内の上流部に流れを上記回転軸まわりに
    旋回させる複数の旋回羽根、同下流部に流れを上記回転
    軸方向に向ける複数の旋回除去羽根をそれぞれ備えたこ
    とを特徴とする遠心ファン。
JP891879A 1979-01-29 1979-01-29 遠心ファン Expired JPS6053200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP891879A JPS6053200B2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 遠心ファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP891879A JPS6053200B2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 遠心ファン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55101798A JPS55101798A (en) 1980-08-04
JPS6053200B2 true JPS6053200B2 (ja) 1985-11-25

Family

ID=11706029

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP891879A Expired JPS6053200B2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 遠心ファン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6270399U (ja) * 1985-10-22 1987-05-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57103124U (ja) * 1980-12-17 1982-06-25
ITMI20032608A1 (it) * 2003-12-29 2005-06-30 Nuovo Pignone Spa Sistema di palette per compressore centrifugo dotate di meccanismo di regolazione

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JPS6270399U (ja) * 1985-10-22 1987-05-02

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Publication number Publication date
JPS55101798A (en) 1980-08-04

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