JPH045759Y2 - - Google Patents

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JPH045759Y2
JPH045759Y2 JP1986096443U JP9644386U JPH045759Y2 JP H045759 Y2 JPH045759 Y2 JP H045759Y2 JP 1986096443 U JP1986096443 U JP 1986096443U JP 9644386 U JP9644386 U JP 9644386U JP H045759 Y2 JPH045759 Y2 JP H045759Y2
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JP
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duct
impeller
centrifugal blower
flow
inlet guide
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JP1986096443U
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JPS6371497U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は遠心送風機の振動および騒音の防止に
関する。
〔従来の技術〕
従来のインレツトガイドベーンを有する遠心送
風機の構造を第3図に示す。
図より明らかなように、羽根車50の上流側に
は吸込みケーシング20が取り付けてあり、イン
レツトガイドベーン10は、軸11によつてこの
吸込みケーシング20とセンターコーン30の間
に回動可能に支持されている。遠心送風機は通常
一定回転数で運転されるため、流量および圧力の
制御は、軸11を回動することによつてインレツ
トガイドベーン10の角度を変え、空間部40で
の流れの方向と圧力を変えることによつて行なわ
れており、インレツトガイドベーン10を絞るこ
とによつて空間部40の圧力を下げ、流れの方向
を羽根車50の回転方向へ向けることによつて、
高い効率を維持しながら吐出流量、吐出圧力を調
整している。なお、51は翼である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところがインレツトガイドベーンを絞つて吐出
流量を減らすと、空間部内には強い旋回をもつた
流れが発生するため流れが全体的に外周側へと片
寄り、中心部に逆流等を伴う不安定な流れの領域
が生じ、この領域の流れが羽根車内へ吸込まれる
場合には、翼に対して大きな入射角をもつて流れ
込むため、羽根車内に剥離が生じ、流れは不安定
なものとなり、このような逆流や剥離を伴う流れ
が圧力変動を引き起こしケーシングの振動や騒音
の原因となつていた。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、インレツトガイドベーンを支持する
センタコーンの軸方向に貫通して筒状のダクトを
設け、このダクトの羽根車側端部を閉塞し、該端
部のダクト周方向に上記羽根車の回転方向へ旋回
気流を与える複数の開口部を設けた遠心送風機を
提案するものである。
〔作用〕
上記のような構成を有する本願考案の遠心送風
機によれば、上流からダクト内を通過してきた流
体が、外周面に設けてある開口部から空間部内に
流出するとき旋回力が与えられるので、空間部の
中心部に生じる逆流等による不安定流領域は消滅
し、またそれによつて羽根車翼に対しても小さな
入射角で流体が流入することになるので翼間流路
での剥離も消滅することになる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面にもとづいて具体的に説明
する。第1図は本考案の1実施例に係わる遠心送
風機の縦断面図で、符号10〜51は従来例と同
一部分を示し詳細説明は省略する。
本実施例による遠心送風機は、図面より明らか
なように、センタコーン30の軸方向に貫通孔を
設け、この貫通孔に羽根車50に向つてダクト6
0を装着している。このダクト60は羽根車50
側端部が閉ざされており、外周面には気流に旋回
を与える開口部62が複数個所設けられている。
さらに、この開口部62は第2図に示すように流
出する気流に旋回を与えるために案内板61が取
付けられた形状となつている。
このような構成を有する遠心送風機において、
インレツトガイドベーン10を軸11周りに回動
させ、流路を絞ることによつて、流量を少なく
し、流れに旋回を与えると、空間部40の圧力が
低下し不安定領域が発生するが、ダクト60の開
口部62から案内板61によつて旋回を与えられ
た気流が空間部に流入するため不安定領域は消滅
させられる。なお、本実施例においては、開口部
62から流出する気流に旋回を与えるために案内
板61を設けたかたちとなつているが、何らこの
形状に限られるものではなく、案内羽根であろう
が案内流路であろうが羽根車50の回転方向に旋
回を与えるものであれば十分であることは言うま
でもない。
〔考案の効果〕
以上具体的に示したように、本考案の遠心送風
機によれば、遠心送風機内の空間部に生じる不安
定流領域は消滅され、また翼に対する気流の入射
角を適切にし流れの剥離も消滅されるので流路内
での圧力変動が小さくなり、振動や騒音が防止さ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例に係わる遠心送風機
の縦断面図、第2図は第1図の−断面図、第
3図は従来の遠心送風機の縦断面図である。 10……インレツトガイドベーン、50……羽
根車、60……ダクト、62……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インレツトガイドベーンを支持するセンタコー
    ンの軸方向に貫通して筒状のダクトを設け、この
    ダクトの羽根車側端部を閉塞し、該端部のダクト
    周方向に上記羽根車の回転方向へ旋回気流を与え
    る複数の開口部を設けたことを特徴とする遠心送
    風機。
JP1986096443U 1986-06-24 1986-06-24 Expired JPH045759Y2 (ja)

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JP1986096443U JPH045759Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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Publication Number Publication Date
JPS6371497U JPS6371497U (ja) 1988-05-13
JPH045759Y2 true JPH045759Y2 (ja) 1992-02-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146647U (ja) * 1974-10-02 1976-04-06
JPS51147008A (en) * 1975-06-13 1976-12-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Discharge pressure fluctuation proof fin system for centrifugal fan

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52106609U (ja) * 1976-01-08 1977-08-13

Patent Citations (2)

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JPS6371497U (ja) 1988-05-13

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