JPH07279892A - 多翼ファン - Google Patents

多翼ファン

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JPH07279892A
JPH07279892A JP6839794A JP6839794A JPH07279892A JP H07279892 A JPH07279892 A JP H07279892A JP 6839794 A JP6839794 A JP 6839794A JP 6839794 A JP6839794 A JP 6839794A JP H07279892 A JPH07279892 A JP H07279892A
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Tsutomu Kato
務 加藤
Toru Kai
融 甲斐
Kazuo Ogino
和郎 荻野
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主板側のブレード入口部および側板側のブレ
ード入口部において発生する流入時の乱流音およびサー
ジング領域における乱流音を低減することのできる多翼
ファンを提供する。 【構成】 主板102と環状の側板103によってはさ
むように取り付けられた複数のブレード104を備え、
主板から側板に向かいある点まではその入口角及び内径
を順次大きくしている構成をしているもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家電用または設備用の
換気送風機器として使用される多翼ファンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多翼ファンは、図39〜
図42に示すものが一般的であった。以下、その構成に
ついて図を参照しながら説明する。
【0003】図に示すように、シャフト101に連結さ
れた主板102と、環状の側板103とで、断面が主板
102から側板103まで同一である複数のブレード1
04をはさむように取り付け、前記シャフト101に駆
動力を与えてブレード104を回転させ、流体105を
ブレード入口部110へ吸い込みブレード104で昇圧
し、ブレード出口部111からスクロール106を通っ
て吐出口143へ吐出される構成であった。
【0004】また、他の従来例として低騒音化の観点に
立った発明として(特開平2−248693号公報)、
図43および図44に示すように、前記構成の多翼ファ
ンの入口角107および内径108が側板103から主
板102に向かうにしたがって、小さくするものがあっ
た。
【0005】上記構成により、羽根幅Lが羽根径D2に
対して比較的小さい場合に付いては有効な手段である
が、羽根幅が大きい場合には主板側102の入口角10
7が同一の場合は側板103から主板102に至る入口
角107の変化度合いが小さいため、高静圧時に流体1
05が流れやすい側板103側および翼中間部に至るま
で、入口角107の変化度合いが少ないという欠点があ
り、また翼中間部において流れの逆流が生じやすいとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の多翼
ファンでは、吸込口からブレードへの気流の曲がりが吸
込口に近いほど急であるため、これが抵抗となりブレー
ドによる気流の風速は側板側ほど小さくなる。
【0007】しかし、ブレードの各断面で流速が異なる
にもかかわらず同じ断面形状となっているので、羽根の
主板側のブレード入口部において、ブレード後部の渦の
発生が大きかった。
【0008】また、高静圧時には羽根の側板側が流体を
多く流し、主板側ではわずかしか流さないが、主板側で
の隙間が大きい場合スクロール巻き始め点での静圧が高
くなり羽根吸い込み側のほうが低圧になるため逆流状態
となる。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、ブレ
ードの各断面における流れを円滑にし乱流による騒音の
低下を図ると共に、高静圧時に流体がブレードを逆流す
ることを防ぐことを第1の目的とする。
【0010】第2の目的は、低静圧時に流体が主板側を
通過しやすくし、騒音低減することにある。
【0011】第3の目的は、低静圧時に流体が吸込口を
通過する流速を低減し、ブレードを流れる流体を斜流流
れにし騒音低下を図ることにある。
【0012】第4の目的は、ブレードの負圧面の剥離を
減少させることにある。第5の目的は、主吸い込み側と
副吸い込み側の用途にあったブレードを提供することに
ある。
【0013】第6の目的は、ブレードの枚数を増加さ
せ、静圧を増加させたときに互いのブレード入口部が接
近することによる乱流騒音を低減することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の多翼ファンは上
記第1の目的を達成するために第1の手段は、主板と環
状の側板によってはさむように取り付けられた複数のブ
レードの内径側を、前記主板から前記側板に向かってあ
る点まではその入口角を一定にして、前記ある点を境に
前記側板に向かうにしたがってその入口角を順次大きく
し、かつその内径を大きくした構成とする。
【0015】また、第1および第2の目的を達成するた
めに第2の手段は、主板と環状の側板によってはさむよ
うに取り付けられた複数のブレードの内径側を、前記主
板から前記側板に向かうにしたがってある点まではその
入口角を順次小さくし、かつその内径を順次小さくし
て、前記ある点を境に前記側板に向かうにしたがってそ
の入口角を順次大きくし、かつその内径を順次大きくし
た構成とする。
【0016】また、第1および第3の目的を達成するた
めに第3の手段は、主板と環状の側板によってはさむよ
うに取り付けられた複数のブレードの外径側の出口角を
一定に保ち、前記主板から前記側板に向かうにしたがっ
てその外径を大きくした構成とする。
【0017】また、第1および第4の目的を達成するた
めに第4の手段は、主板と環状の側板によってはさむよ
うに取り付けられた複数のブレードの外径側を、前記主
板から前記側板に向かうにしたがってある点まではその
出口角を順次大きくし、かつその外径を小さくして、前
記ある点を境に前記側板に向かうにしたがってその出口
角を順次小さくし、かつ外径を大きくした構成とする。
【0018】また、第1および第4の目的を達成するた
めに第5の手段は、主板と環状の側板によってはさむよ
うに取り付けられた複数のブレードの内径側の入口負圧
面部分に、前記主板から前記側板に向かい一部の範囲に
一定の厚みの肉厚を配した構成とする。
【0019】また、第1および第4の目的を達成するた
めに第6の手段は、主板と環状の側板によってはさむよ
うに取り付けられた複数のブレードの外径側の出口部に
ブレード翼長よりも短い補助翼を取り付けた構成とす
る。
【0020】また、第1および第5の目的を達成するた
めに第7の手段は、主板とその両側の環状の側板によっ
てはさむように取り付けられた2種類の複数のブレード
を設け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側
板に向かってある点まではその入口角を一定にして、前
記ある点を境に前記側板に向かうにしたがってその入口
角を順次大きくし、かつその内径を大きくし、他方のブ
レードの内径側を前記主板から前記側板に向かうにした
がってその入口角を順次大きくし、かつその内径を小さ
くした構成とする。
【0021】また、第1および第5の目的を達成するた
めに第8の手段は、主板とその両側の環状の側板によっ
てはさむように取り付けられた2種類の複数のブレード
を設け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側
板に向かってある点まではその入口角を一定にして、前
記ある点を境に前記側板に向かうにしたがってその入口
角を順次大きくし、かつその内径を大きくし、他方のブ
レードの内径側を前記主板から前記側板に向かうにした
がってある点まではその入口角を順次大きくし、かつそ
の内径を大きくし、前記ある点を境に前記側板に向かう
にしたがってその入口角を一定とし、かつその内径を一
定とした構成とする。
【0022】また、第1および第3および第5の目的を
達成するために第9の手段は、主板とその両側の環状の
側板によってはさむように取り付けられた2種類の複数
のブレードを設け、一方のブレードの内径側は前記主板
から前記側板に向かってある点まではその入口角を一定
にして、前記ある点を境に前記側板に向かうにしたがっ
てその入口角を順次大きくし、かつその内径を大きく
し、他方のブレードの外径側を、出口角を一定に保ち、
前記主板から前記側板に向かうにしたがってその外径を
大きくした構成とする。
【0023】また、第1および第2および第5の目的を
達成するために第10の手段は、主板とその両側の環状
の側板によってはさむように取り付けられた2種類の複
数のブレードを設け、一方のブレードの内径側は前記主
板から前記側板に向かうにしたがって、ある点まではそ
の入口角を順次小さくし、かつその内径を順次小さくし
て、前記ある点を境に前記側板に向かうにしたがってそ
の入口角を順次大きくし、かつその内径を順次大きく
し、他方のブレードの内径側を、前記主板から前記側板
に向かうにしたがってその入口角を順次大きくし、かつ
その内径を大きくした構成とする。
【0024】また、第1および第2および第5の目的を
達成するために第11の手段は、主板とその両側の環状
の側板によってはさむように取り付けられた2種類の複
数のブレードを設け、一方のブレードの内径側は前記主
板から前記側板に向かうにしたがって、ある点まではそ
の入口角を順次小さくし、かつその内径を順次小さくし
て、前記ある点を境に側板に向かうにしたがってその入
口角を順次大きくし、かつその内径を順次大きくし、他
方のブレードの内径側を、前記主板から前記側板に向か
うにしたがってある点まではその入口角を順次大きく
し、かつその内径を大きくし、前記ある点を境に側板に
向かうにしたがいその入口角を一定とし、かつその内径
を一定とした構成とする。
【0025】また、第1および第2および第3の目的お
よび第5の目的を達成するために第12の手段は、主板
とその両側の環状の側板によってはさむように取り付け
られた2種類の複数のブレードを設け、一方のブレード
の内径側は前記主板から前記側板に向かうにしたがっ
て、ある点まではその入口角を順次小さくし、かつその
内径を順次小さくして、前記ある点を境に前記側板に向
かうにしたがってその入口角を順次大きくし、かつその
内径を順次大きくし、他方のブレードの外径側を、出口
角を一定に保ち、前記主板から前記側板に向かうにした
がってその外径を大きくした構成とする。
【0026】また、第1および第2および第6の目的を
達成するために第13の手段は、主板と環状の側板によ
ってはさむように取り付けられた2種類の複数のブレー
ドを設け、一方のブレードの内径側を任意の半径方向か
断面において、前記主板から前記側板に向かいある点ま
ではその入口角を一定にして、前記ある点を境に前記側
板に向かうにしたがってその入口角を順次大きくし、か
つその内径を大きくした主翼ブレードと、他方のブレー
ドを、前記主板から前記側板に向かうにしたがってその
入口角を一定にし、かつ前記主翼ブレード内径よりも大
きく内径が一定である中間翼ブレードの2種類のブレー
ドを交互に配した構成とする。
【0027】また、第1および第2および第6の目的を
達成するために第14の手段は、主板と環状の側板によ
ってはさむように取り付けられた2種類の複数のブレー
ドを設け、一方のブレードの内径側を任意の半径方向か
断面において、前記主板から前記側板に向かいある点ま
ではその入口角を一定にして、前記ある点を境に前記側
板に向かうにしたがってその入口角を順次大きくし、か
つその内径を大きくした主翼ブレードと、前記主板から
前記側板に向かうにしたがってその入口角および内径を
大きくした中間翼ブレードの2種類のブレードを交互に
配した構成とする。
【0028】また、第1および第2および第6の目的を
達成するために第15の手段は、主板と環状の側板によ
ってはさむように取り付けられた2種類の複数のブレー
ドを設け、一方のブレードの内径側を任意の半径方向か
断面において、前記主板から前記側板に向かいある点ま
ではその入口角を一定にして、前記ある点を境に前記側
板に向かうにしたがってその入口角を順次大きくし、か
つその内径を大きくした主翼ブレードと、前記主板から
前記側板に向かうにしたがって、ある点まではその入口
角を順次小さくし、かつその内径を順次小さくして、前
記ある点を境に前記側板に向かうにしたがってその入口
角を順次大きくし、かつその内径を順次大きくした中間
翼ブレードの2種類のブレードを交互に配した構成とす
る。
【0029】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、羽
根幅が羽根径に対して比較的大きい場合にも流体が円滑
に流れ、高静圧時では流体が流れにくい側板側では吸い
込み口への流体逆流を防ぐことができる。
【0030】また、第2の手段の構成により、羽根幅が
羽根径に対して比較的大きい場合にも流体流速が平均化
され、高静圧時では流体が流れにくい側板側では吸い込
み口への流体逆流を防ぐことができると共に、低静圧時
の流体が流れやすくすることができる。
【0031】また、第3の手段の構成により、羽根幅が
羽根径に対して比較的大きい場合にも流体が円滑に流
れ、高静圧時では流体が流れにくい側板側では吸い込み
口への流体逆流を防ぐことができると共に、吸い込み開
口部の面積が拡大され、同一風量では吸い込み部を流れ
る流体速度が減少され、また有効作動羽根幅を増加させ
ることができるため同一風量での回転数を低下させるこ
とができ、騒音値を低下することができる。
【0032】また、第4の手段の構成により、羽根幅が
羽根径に対して比較的大きい場合にも流体が円滑に流
れ、高静圧時では流体が流れにくい側板側では吸い込み
口への流体逆流を防ぐことができると共に、高静圧時に
流体が流れるブレードの転向か角を一定にすることによ
り、流体の剥離を防止することができる。
【0033】また、第5の手段の構成により、羽根幅が
羽根径に対して比較的大きい場合にも流体が円滑に流
れ、高静圧時では流体が流れにくい側板側では吸い込み
口への流体逆流を防ぐことができると共に、高静圧時に
流れる流体がブレード負圧面を流れる時に剥離が起こる
のを、肉厚部により防ぐことができる。
【0034】また、第6の手段の構成により、羽根幅が
羽根径に対して比較的大きい場合にも流体が円滑に流
れ、高静圧時では流体が流れにくい側板側では吸い込み
口への流体逆流を防ぐことができると共に、高静圧時に
流れる流体がブレード負圧面を流れる時に剥離が起こる
のを、ブレード間に設けられた補助翼に流体が沿うよう
に流れ、さらに流体が逆流する減少を翼間の開口部を減
少させることで防止することができる。
【0035】また、第7の手段の構成により、主吸い込
み側の羽根幅が羽根径に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側の羽根幅が羽根径に対して比較的小さい場合
にも流体が円滑に流れ、高静圧時では流体が流れにくい
側板側では吸い込み口への流体逆流を防ぐことができ
る。
【0036】また、第8の手段の構成により、主吸い込
み側の羽根幅が羽根径に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側の羽根幅が羽根径に対して比較的小さい場合
にも流体が円滑に流れ、高静圧時では主板側の流体の剥
離を防ぐことができる。
【0037】また、第9の手段の構成により、主吸い込
み側の羽根幅が羽根径に対して比較的大きいときにも流
体が円滑に流れ、高静圧時では流体が流れにくい側板側
では吸い込み口への流体逆流を防ぐことができ、しかも
副吸い込み側の流量を増加することができモータの冷却
を容易にする。
【0038】また、第10の手段の構成により、主吸い
込み側の羽根幅が羽根径に対して比較的大きく、しかも
副吸い込み側の羽根幅が羽根径に対して比較的小さい場
合にも流体が円滑に流れ、高静圧時では流体が流れにく
い側板側では吸い込み口への流体逆流を防ぐことができ
る。
【0039】また、第11の手段の構成により、主吸い
込み側の羽根幅が羽根径に対して比較的大きく、しかも
副吸い込み側の羽根幅が羽根径に対して比較的小さい場
合にも流体が円滑に流れ、高静圧時では主板側の流体の
剥離を防ぐことができる。
【0040】また、第12の手段の構成により、主吸い
込み側の羽根幅が羽根径に対して比較的大きいときにも
流体が円滑に流れ、高静圧時では流体が流れにくい側板
側では吸い込み口への流体逆流を防ぐことができ、しか
も副吸い込み側の流量を増加することができモータの冷
却を容易にする。
【0041】また、第13の手段の構成により、主翼ブ
レードに隣接するブレードは、前記主翼ブレードの羽根
車よりも大きい内径の中間翼であるためブレード枚数を
増やしてもブレード入口部間の空気の流れは密にならず
ブレード入口部の流入速度を低減でき、静圧を増加させ
た状態でブレード枚数の増加による流体の乱れを防ぐこ
とができる。
【0042】また、第14の手段の構成により、主翼ブ
レードに隣接するブレードは、前記主翼ブレードの羽根
車よりも大きい内径の中間翼であるためブレード枚数を
増やしてもブレード入口部間の空気の流れは密にならず
ブレード入口部の流入速度を低減でき、静圧を増加させ
た状態でブレード枚数の増加による流体の乱れを防ぐこ
とができ、また入口角が高静圧時の主板側での空気の流
入角度に合致し、乱れを防ぐことができる。
【0043】また、第15の手段の構成により、主翼ブ
レードに隣接するブレードは、前記主翼ブレードの羽根
車よりも主板側のみで大きい内径の中間翼であるためブ
レード枚数を増やしてもブレード入口部間の空気の流れ
は密にならずブレード入口部の流入速度を低減でき、低
静圧の状態でブレード枚数の増加による流体の乱れを防
ぐことができ、また高静圧時での側板側での空気の流れ
の逆流を防ぐことができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1〜
図4を参照しながら説明する。なお、従来例と同一箇所
には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0045】図に示すように、主板102がシャフト1
01にナット109により取り付けられ、外縁面に相対
する環状の側板103で複数のブレードA1をはさんで
固定して羽根車2を構成している。
【0046】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられたブレードA
1の断面形状は、横断面における入口角107が、側板
103側ブレード入口角β1−Rから最小内径点でのブ
レード入口角β1−Mになるまで、側板103側から主
板102側に向かうにしたがって順次小さくし、内径1
08は側板103側内径D1−Rから最小内径点での内
径D1−Mへ、しだいに小さくしたものである。
【0047】図1で示すように低静圧時に使用される場
合には、シャフト101から伝えられた駆動力により羽
根車2が回転すると、流体3aが主板102側を主体に
流れ込む。ここで、従来例ではブレード104の最小内
径点が入口となるため、吸い込み面積は最小内径点での
内径の2乗に比例していたが、本発明品は最大内径部の
2乗に比例したものを吸い込み面積とするため、流入速
度のシャフト101の軸方向か成分は低下するため、円
滑に流入される。
【0048】また、図3で示すように高静圧時に使用さ
れる場合には流体3bがブレードA1を通過する場合に
主板102側をあまり通過せず側板103側に近い付近
を通過する傾向かにあるが、流体3bが流れる部分を最
小内径部での入口部110として、かつこの点では周速
が最大内径部よりも小さくなるため流体3bを円滑に流
すことができる。また最小内径部での入口部は高静圧時
の流体3bの流入角に合致した入口角107となってい
るので、ブレード入口部110での流体3bの衝突が小
さい。このためブレードA1の背面での渦が減少し、発
生音も小さくなる。また、主板102側の流体3bが流
れにくい付近では、ブレード入口部110が入口角10
7最小となりブレードA1間の隙間を積めているため、
高静圧の流体3bがブレード出口部111から逆流3c
することを防ぐことができる。
【0049】このためサージング現象を削除することが
でき、逆流3c時の乱流渦を減少させ、発生音を小さく
する。
【0050】ここで、図4に示すように、先の低静圧時
と示した付近はX付近での状態を示し、高静圧時と示し
た付近はY付近での状態を示している。
【0051】なお、最小内径点の位置は羽根幅Lに対し
て主板102から0.4L〜0.8Lの位置に設定する
ことが望ましい。
【0052】また、羽根径D2に対して、羽根幅Lの値
が0.6D2〜0.8D2の範囲内であることがもっと
も効果が高い。
【0053】つぎに本発明の第2実施例について、図5
および図6を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0054】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられたブレードB
4の断面形状は、横断面における入口角107が、側板
103側ブレード入口角β1−Rから最小内径点でのブ
レード入口角β1−Cになるまで、側板103側から主
板102側に向かうにしたがって順次小さくし、最小内
径点でのブレード入口角β1−Cから側板103側ブレ
ード入口角β1−Mになるまで側板103側から主板1
02側に向かうにしたがって順次大きくする。つぎに内
径108は側板103側内径D1−Rから最小内径点で
の内径D1−Cへしだいに小さくし、最小内径点での内
径D1−Cから主板102側内径D1−Mへしだいに大
きくしたものである。
【0055】上記構成により、シャフト101から伝え
られた駆動力により羽根車2が回転すると、高静圧時に
流体3bがブレードB4を通過する場合に主板102側
をあまり通過せず側板103側に近い付近を通過する傾
向かにあるが、流体3bが流れる部分を最小内径部での
入口部として、かつこの点では周方向か速度が最大内径
部よりも小さくなるため流体3bを円滑に流すことがで
きる。また最小内径部での入口部は高静圧時の流体3b
の流入角に合致した入口角107となっているので、入
口部での流体3bの衝突が小さい。このためブレードB
4の背面での渦が減少し、発生音も小さくなる。さらに
低静圧時には流体3aがブレードB4を通過する場合に
側板103側をあまり通過せず主板102側に近い付近
を通過する傾向かにあるが、流体3aが流れる部分を低
回転時での流入角に合致した入口角107となっている
ので、入口部での流体3aの衝突が小さい。このためブ
レードB4の背面での渦が減少し、発生音も小さくな
る。
【0056】つぎに本発明の第3実施例について、図7
および図8を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0057】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられたブレードC
5の断面形状は、横断面における出口角113が一定で
あり、主板102側外径7(D2−M)から側板103
側外径7(D2−R)になるまで主板102側から側板
103側に向かうにしたがって外径7を順次大きくした
ものである。
【0058】上記構成により、吸い込み開口部の面積が
拡大され、同一風量では吸い込み部を流れる流体3aの
速度が減少され、また有効作動羽根幅を増加させること
ができるため同一風量での回転数を低下させることがで
き、騒音値を低下することができる。
【0059】つぎに本発明の第4実施例について、図9
および図10を参照しながら説明する。なお、従来例と
同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0060】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられたブレードD
6の断面形状は、横断面における出口角113が、側板
103側ブレード出口角β2−Rから中間点でのブレー
ド出口角β2−Cになるまで、側板103側から主板1
02側に向かうにしたがって順次大きくし、中間点での
ブレード出口角β2−Cから主板102側ブレード出口
角β2−Mになるまで側板103側から主板102側に
向かうにしたがって順次小さくする。つぎに外径8は側
板103側外径8(D2−R)から中間点での外径8
(D2−C)へしだいに小さくし、中間点外径8(D2
−C)から主板102側外径8(D2−M)へしだいに
大きくしたものである。
【0061】上記構成により、高静圧時に流体3bが流
れるブレードD6の転向か角を一定にすることにより、
ブレードD6の背面での渦が減少し流体3bの剥離を防
止することができる。
【0062】つぎに本発明の第5実施例について、図1
1および図12を参照しながら説明する。なお、従来例
と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0063】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられたブレードE
9の入口部分の負圧面側に一定の厚みの肉厚10を配し
たものである。
【0064】上記構成により、低静圧時に流れる流体3
aがブレードE9を流れる際に、通常は正圧面側を流れ
るが、流入角度が主板102側では合致しないため負圧
面側へ流体3aが流れるため剥離が起こる。これより肉
厚10を設けることにより容易に負圧面側へ流れ込むこ
とができないため剥離を防ぐことができる。
【0065】つぎに本発明の第6実施例について、図1
3および図14を参照しながら説明する。なお、従来例
と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0066】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられたブレード出
口部111に補助翼11を配したものである。
【0067】上記構成により、高静圧時に流れる流体3
bがブレードF12を流れる際に、通常は正圧面側を流
れるが高圧力となるため負圧面側へ流体3bが流れてし
まい剥離が起こるのを補助翼11を設けることにより整
流させ剥離を防止することができる。さらに流体3bが
逆流3cする減少を翼間の開口部を減少させることで防
止することができる。
【0068】つぎに本発明の第7実施例について、図1
5〜図17を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0069】図に示すように、主板102とその両側の
環状の側板103によってはさむように取り付けられた
一方のブレードG13の横断面における入口角107a
が、側板103側ブレード入口角β1−Raから最小内
径点でのブレード入口角β1−Maになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、内径108aは側板側内径D1−Raから最小内
径点での内径D1−Maへしだいに小さくしたものであ
る。また、他の一方のブレードH14の横断面における
入口角107bが、側板103側ブレード入口角β1−
Rbから主板102側ブレード入口角β1−Mbになる
まで、側板103側から主板102側に向かうにしたが
って順次小さくし、内径108bは側板103側内径D
1−Rbから主板102側内径D1−Mbへしだいに小
さくしたものである。
【0070】上記構成により、主吸い込み側116の羽
根幅Laが羽根径D2に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側117の羽根幅Lbが羽根径D2に対して比
較的小さい場合にも有効である。主吸い込み側116で
は、高静圧時に使用される場合には流体3bがブレード
G13を通過する場合に主板102側をあまり通過せず
側板103側に近い付近を通過する傾向かにあるが、流
体3bが流れる部分を最小内径部での入口部として、か
つこの点では周速が最大内径部よりも小さくなるため流
体3bを円滑に流すことができる。また最小内径部での
入口部は高静圧時の流体3bの流入角に合致した入口角
となっているので、入口部での流体3bの衝突が小さ
い。このためブレードG13の背面での渦が減少し、発
生音も小さくなる。また、主板102側の流体3bが流
れにくい付近では、入口部が入口角107が最小となり
ブレードG13間の隙間を詰めているため高静圧の流体
3aがブレード出口部111から逆流3cすることを防
ぐことができる。
【0071】また、副吸い込み側117では、羽根幅L
bが小さいため流体3がどの使用状態においても主板1
02側及び側板103側の区別をせずに流入されるた
め、主吸い込み側116と同等断面形状では効果が減少
するため、従来より使用されていた特開平2−2486
93号公報で示されるブレード形状を用いその特性を生
かすことができる。
【0072】つぎに本発明の第8実施例について、図1
8〜図20を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0073】図に示すように、主板102とその両側の
環状の側板103によってはさむように取り付けられた
一方のブレードI15の横断面における入口角107a
が、側板103側ブレード入口角β1−Raから最小内
径点でのブレード入口角β1−Maになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、内径108aは側板103側内径D1−Raから
最小内径点での内径D1−Maへしだいに小さくしたも
のである。また、もう一方のブレードJ16の横断面に
おける入口角107bが、側板103側ブレード入口角
β1−Rbから中間内径点までを一定角度とし、中間内
径点において入口角β1−Rbから側板103側ブレー
ド入口角β1−Mbになるまで、側板103側から主板
102側に向かうにしたがって順次小さくし、内径10
8bは側板103側内径D1−Rbから主板102側内
径D1−Mbへしだいに小さくしたものである。
【0074】上記構成により、主吸い込み側116の羽
根幅Laが羽根径D2に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側117の羽根幅Lbが羽根径D2に対して比
較的小さい場合にも有効である。主吸い込み側116で
は、高静圧時に使用される場合には流体3bがブレード
I15を通過する場合に主板102側をあまり通過せず
側板103側に近い付近を通過する傾向かにあるが、流
体3bが流れる部分を最小内径部での入口部として、か
つこの点では周速が最大内径部よりも小さくなるため流
体を円滑に流すことができる。また最小内径部でのブレ
ード入口部110は高静圧時の流体3bの流入角に合致
した入口角107aとなっているので、ブレード入口部
110での流体3bの衝突が小さい。このためブレード
I15の背面での渦が減少し、発生音も小さくなる。ま
た、主板102側の流体3bが流れにくい付近では、ブ
レード入口部110が入口角107aが最小となりブレ
ードI15間の隙間を詰めているため、高静圧の流体3
bがブレード出口部111から逆流3cすることを防ぐ
ことができる。
【0075】また、副吸い込み側117では、羽根幅L
bが小さいため流体3が主板102側及び側板103側
の区別をほとんどせずに流入されるため、主吸い込み側
116と同等断面形状では効果が減少するため、上記断
面を用いることにより開放時の風量を増加させることが
でき、また圧力時にもブレード入口部110での渦の発
生を防止することができる。
【0076】つぎに本発明の第9実施例について、図2
1〜図23を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0077】図に示すように、主板102とその両側の
環状の側板103によってはさむように取り付けられた
一方のブレードK17の横断面における入口角107a
が、側板103側ブレード入口角β1−Raから最小内
径点でのブレード入口角β1−Maになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、内径108aは側板103側内径D1−Raから
最小内径点での内径D1−Maへしだいに小さくしたも
のである。また、他の一方のブレードL18の横断面に
おける出口角113bが一定であり、側板103側外径
D2−Rbから主板102側外径D2−Mbになるまで
側板103側から主板102側に向かうにしたがって順
次大きくしたものである。
【0078】上記構成により、主吸い込み側116の羽
根幅Laが羽根径D2に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側117の羽根幅Lbが羽根径D2に対して比
較的小さい場合にも有効である。主吸い込み側116で
は、高静圧時に使用される場合には流体3bがブレード
K17を通過する場合に主板102側をあまり通過せず
側板103側に近い付近を通過する傾向かにあるが、流
体3bが流れる部分を最小内径部でのブレード入口部1
10として、かつこの点では周速が最大内径部よりも小
さくなるため流体3bを円滑に流すことができる。また
最小内径部でのブレード入口部110は高静圧時の流体
3bの流入角に合致した入口角107aとなっているの
で、ブレード入口部110での流体3bの衝突が小さ
い。このためブレードK17背面での渦が減少し、発生
音も小さくなる。また、主板102側の流体3bが流れ
にくい付近では、ブレード入口部110が入口角107
aが最小となりブレードK17間の隙間を詰めているた
め、高静圧の流体3bがブレード出口部111から逆流
3cすることを防ぐことができる。
【0079】また、副吸い込み側117では、羽根幅L
bが小さいため流体3が主板102側及び側板103側
の区別をほとんどせずに流入されるため、主吸い込み側
116と同等断面形状では効果が減少するため、上記断
面を用いることにより開放時の風量を増加させることが
でき、モータ118の冷却能力を増大することができ
る。
【0080】つぎに本発明の第10実施例について、図
24〜図26を参照しながら説明する。なお、従来例と
同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0081】図に示すように、主板102とその両側の
環状の側板103によってはさむように取り付けられた
一方のブレードM19の横断面における入口角107a
が、側板側ブレード入口角β1−Raから最小内径点で
のブレード入口角β1−Caになるまで、側板103側
から主板102側に向かうにしたがって順次小さくし、
最小内径点でのブレード入口角β1−Caから主板10
2側ブレード入口角β1−Maになるまで側板103側
から主板102側に向かうにしたがって順次大きくす
る。つぎに内径108aは側板103側内径D1−Ra
から最小内径点での内径D1−Caへしだいに小さく
し、最小内径点での内径D1−Caから主板102側内
径D1−Maへしだいに大きくしたものである。また、
他の一方のブレードN20の横断面における入口角10
7bが、側板103側ブレード入口角β1−Rbから主
板102側ブレード入口角β1−Mbになるまで、側板
103側から主板102側に向かうにしたがって順次小
さくし、内径108bは側板103側内径D1−Rbか
ら主板102側内径D1−Mbへ、しだいに小さくした
ものである。
【0082】上記構成により、主吸い込み側116の羽
根幅Laが羽根径D2に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側117の羽根幅Lbが羽根径D2に対して比
較的小さい場合にも有効である。主吸い込み側116で
は、高静圧時に使用される場合には流体3bがブレード
M19を通過する場合に主板102側をあまり通過せず
側板103側に近い付近を通過する傾向かにあるが、流
体3bが流れる部分を最小内径部でのブレード入口部1
10として、かつこの点では周速が最大内径部よりも小
さくなるため流体3bを円滑に流すことができる。また
最小内径部でのブレード入口部110は高静圧時の流体
3bの流入角に合致した入口角107となっているの
で、ブレード入口部110での流体3bの衝突が小さ
い。このためブレードM19の背面での渦が減少し、発
生音も小さくなる。さらに低静圧時には流体3aがブレ
ードM19を通過する場合に側板103側をあまり通過
せず主板102側に近い付近を通過する傾向かにある
が、流体3aが流れる部分を低回転時での流体流入角に
合致した入口角107aとなっているので、ブレード入
口部110での流体3aの衝突が小さい。このためブレ
ードM19の背面での渦が減少し、発生音も小さくな
る。
【0083】また、副吸い込み側117では、羽根幅L
bが小さいため流体3が主板102側及び側板103側
の区別をほとんどせずに流入されるため、主吸い込み側
116と同等断面形状では効果が減少するため、従来よ
り使用されていた特開平1−70910号公報で示され
るブレードN20の形状を用いその特性を生かすことが
できる。
【0084】つぎに本発明の第11実施例について、図
27〜図29を参照しながら説明する。なお、従来例と
同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0085】図に示すように、主板102とその両側の
環状の側板103によってはさむように取り付けられた
一方のブレードP21の横断面における入口角107a
が、側板103側ブレード入口角β1−Raから最小内
径点でのブレード入口角β1−Caになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、最小内径点でのブレード入口角β1−Caから主
板側ブレード入口角β1−Maになるまで側板103側
から主板102側に向かうにしたがって順次大きくす
る。つぎに内径108aは側板103側内径D1−Ra
から最小内径点での内径D1−Caへしだいに小さく
し、最小内径点での内径D1−Caから主板102側内
径D1−Maへしだいに大きくしたものである。また、
他の一方のブレードQ22の横断面における入口角10
7bが、側板103側ブレード入口角β1−Rbから中
間内径点までを一定角度とし、中間内径点において入口
角β1−Rbから主板102側ブレード入口角β1−M
bになるまで、側板103側から主板102側に向かう
にしたがって順次小さくし、内径108bは側板103
側内径D1−Rbから主板102側内径D1−Mbへし
だいに小さくしたものである。
【0086】上記構成により、主吸い込み側116の羽
根幅Laが羽根径D2に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側117の羽根幅Lbが羽根径D2に対して比
較的小さい場合にも有効である。主吸い込み側116で
は、高静圧時に使用される場合には流体3bがブレード
P21を通過する場合に主板102側をあまり通過せず
側板103側に近い付近を通過する傾向かにあるが、流
体3bが流れる部分を最小内径部でのブレード入口部1
10として、かつこの点では周速が最大内径部よりも小
さくなるため流体3bを円滑に流すことができる。また
最小内径部でのブレード入口部110は高静圧時の流体
3bの流入角に合致した入口角107となっているの
で、ブレード入口部110での流体3bの衝突が小さ
い。このためブレードP21の背面での渦が減少し、発
生音も小さくなる。
【0087】さらに低静圧時には流体3aがブレードP
21を通過する場合に側板103側をあまり通過せず主
板102側に近い付近を通過する傾向かにあるが、流体
3aが流れる部分を低回転時での流体流入角に合致した
入口角107となっているので、ブレード入口部110
での流体3aの衝突が小さい。このためブレードP21
の背面での渦が減少し、発生音も小さくなる。
【0088】また、副吸い込み側117では、羽根幅L
bが小さいため流体3が主板102側及び側板103側
の区別をほとんどせずに流入されるため、主吸い込み側
116と同等断面形状では効果が減少するため、上記断
面を用いることにより開放時の風量を増加させることが
でき、また圧力時にもブレード入口部110での渦の発
生を防止することができる。
【0089】つぎに本発明の第12実施例について、図
30〜図32を参照しながら説明する。なお、従来例と
同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0090】図に示すように、主板102とその両側の
環状の側板103によってはさむように取り付けられた
一方のブレードR23の横断面における入口角107a
が、側板103側ブレード入口角β1−Raから最小内
径点でのブレード入口角β1−Caになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、最小内径点でのブレード入口角β1−Caから主
板102側ブレード入口角β1−Maになるまで側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次大き
くする。つぎに内径108aは側板103側内径D1−
Raから最小内径点での内径D1−Caへしだいに小さ
くし、最小内径点での内径D1−Caから主板102側
内径D1−Maへしだいに大きくしたものである。ま
た、もう一方のブレードS24の横断面における出口角
113bが一定であり、側板103側外径D2−Rbか
ら主板102側外径D2−Mbになるまで側板103側
から主板102側に向かうにしたがって外径を順次大き
くしたものである。
【0091】上記構成により、主吸い込み側116の羽
根幅Laが羽根径D2に対して比較的大きく、しかも副
吸い込み側117の羽根幅Lbが羽根径D2に対して比
較的小さい場合にも有効である。主吸い込み側116で
は、高静圧時に使用される場合には流体3bがブレード
R23を通過する場合に主板102側をあまり通過せず
側板103側に近い付近を通過する傾向かにあるが、流
体3bが流れる部分を最小内径部でのブレード入口部1
10として、かつこの点では周速が最大内径部よりも小
さくなるため流体3bを円滑に流すことができる。また
最小内径部でのブレード入口部110は高静圧時の流体
3bの流入角に合致した入口角107となっているの
で、ブレード入口部110での流体3bの衝突が小さ
い。このためブレードR23の背面での渦が減少し、発
生音も小さくなる。さらに低静圧時には流体3aがブレ
ードR23を通過する場合に側板103側をあまり通過
せず主板102側に近い付近を通過する傾向かにある
が、流体3aが流れる部分を低回転時での流体3aの流
入角に合致した入口角107aとなっているので、ブレ
ード入口部110での流体3aの衝突が小さい。このた
めブレードR23の背面での渦が減少し、発生音も小さ
くなる。
【0092】また、副吸い込み側117では、羽根幅L
bが小さいため流体3が主板102側及び側板103側
の区別をほとんどせずに流入されるため、主吸い込み側
116と同等断面形状では効果が減少するため、上記断
面を用いることにより開放時の風量を増加させることが
でき、モータ118の冷却能力を増大することができ
る。
【0093】つぎに本発明の第13実施例について、図
33および図34を参照しながら説明する。なお、従来
例と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0094】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられた主翼ブレー
ド25の断面形状は、横断面における入口角107c
が、側板103側ブレード入口角β1−Rcから最小内
径点でのブレード入口角β1−Mcになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、内径108cは側板103側内径D1−Rcから
最小内径点での内径D1−Mcへ、しだいに小さくした
ものである。また、中間翼ブレード26の断面形状は、
横断面における入口角107dが、主板102から側板
103にいたって一定であり、内径108dも主翼ブレ
ード25の側板103側内径D1−Rcと同等または大
きい内径D1−Mdが、主板102から側板103にい
たって一定である。
【0095】上記構成により、主翼ブレード25に隣接
する中間翼ブレード26は、前記主翼ブレード25の羽
根車2よりも大きい内径D1−Mdの中間翼であるため
中間翼ブレード26の枚数を増やしてもブレード入口部
110間の空気の流れは密にならずブレード入口部11
0の流入速度を低減でき、静圧を増加させた状態で中間
翼ブレード26の枚数の増加による流体3bの乱れを防
ぐことができる。
【0096】つぎに本発明の第14実施例について、図
35および図36を参照しながら説明する。なお、従来
例と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0097】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられた主翼ブレー
ド25の断面形状は、横断面における入口角107c
が、側板103側ブレード入口角β1−Rcから最小内
径点でのブレード入口角β1−Mcになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、内径108cは側板103側内径D1−Rcから
最小内径点での内径D1−Mcへ、しだいに小さくした
ものである。また、中間翼ブレード26の断面形状は、
横断面における入口角107dが、側板103側ブレー
ド入口角β1−Rdから主板102側ブレード入口角β
1−Mdになるまで、側板103側から主板102側に
向かうにしたがって順次小さくし、側板103側内径D
1−Rdから、内径D1−Rcと同等または大きく、内
径D1−Mcよりも小さい主板102側内径D1−Md
になるまで、側板103から主板102に向かうにした
がって順次大きくなる。
【0098】上記構成により、主翼ブレード27に隣接
する中間翼ブレード28は、前記主翼ブレード27の羽
根車2よりも大きい内径D1−Mdの中間翼であるため
中間翼ブレード28の枚数を増やしてもブレード入口部
110間の空気の流れは密にならずブレード入口部11
0の流入速度を低減でき、静圧を増加させた状態で中間
翼ブレード28の枚数の増加による流体3bの乱れを防
ぐことができ、また中間翼ブレード28の入口角107
dが高静圧時の主板102側での空気の流入角度に合致
し、乱れを防ぐことができる。
【0099】つぎに本発明の第15実施例について、図
37および図38を参照しながら説明する。なお、従来
例と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0100】図に示すように、主板102と環状の側板
103によってはさむように取り付けられた主翼ブレー
ド29の断面形状は、横断面における入口角107c
が、側板103側ブレード入口角β1−Rcから最小内
径点でのブレード入口角β1−Ccになるまで、側板1
03側から主板102側に向かうにしたがって順次小さ
くし、内径108cは側板103側内径D1−Rから最
小内径点での内径D1−Cへ、しだいに小さくしたもの
である。
【0101】また中間翼ブレード30の断面形状は、横
断面における入口角107dが、側板103側ブレード
入口角β1−Rdから最小内径点でのブレード入口角β
1−Cdになるまで、側板103側から主板102側に
向かうにしたがって順次小さくし、最小内径点でのブレ
ード入口角β1−Cdから側板103側ブレード入口角
β1−Mdになるまで側板103側から主板102側に
向かうにしたがって順次大きくする。また内径108d
は側板103側内径D1−Rdから最小内径点での内径
D1−Cdへしだいに小さくし、最小内径点での内径D
1−Cdから主板102側内径D1−Mdへしだいに大
きくしたものである。
【0102】上記構成により、主翼ブレード29に隣接
する中間翼ブレード30は、前記主翼ブレード29の羽
根車2よりも主板102側のみで大きい内径108dの
中間翼であるため中間翼ブレード30の枚数を増やして
もブレード入口部110間の空気の流れは密にならずブ
レード入口部110の流入速度を低減でき、低静圧の状
態で中間翼ブレード30の枚数の増加による流体3aの
乱れを防ぐことができ、また高静圧時での側板103側
での空気の流れの逆流3cを防ぐことができる。
【0103】
【発明の効果】以上のように実施例から明らかなよう
に、本発明によれば羽根車の側板から主板側までの吸込
風量を円滑に流すことと、ブレード入口部での衝突力を
小さくし、ブレード背面側での渦の発生を抑え、また主
板側での逆流を防ぐものであるから、送風量を低減する
ことなく低騒音を図るものである。
【0104】また、風量を変えることなく低静圧時に流
体が主板側を通過しやすくし、低騒音を図るものであ
る。
【0105】また、外径を傾斜させることで、低静圧時
に流体が吸込口を通過する流速を低減し、ブレードを流
れる流体を斜流流れにし騒音低下を図るものである。
【0106】また、ブレード背面側に肉厚を配すること
で羽根負圧面側の剥離を減少させるものである。
【0107】また、主吸い込み側及び副吸い込み側のブ
レード断面形状を変更することによる相乗効果を図るも
のである。
【0108】また、主翼ブレードと補助翼ブレードを併
置することにより、高静圧化を実現すると共に、入口部
間での渦発生を防止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の多翼ファンの低静圧時側
断面図
【図2】同要部(図1)のA−A断面図
【図3】同高静圧時側断面図
【図4】同特性図
【図5】同第2実施例の多翼ファンの側断面図
【図6】同要部断面図
【図7】同第3実施例の多翼ファンの側断面図
【図8】同要部(図7)のC−C断面図
【図9】同第4実施例の多翼ファンの側断面図
【図10】同要部(図9)のD−D断面図
【図11】同第5実施例の多翼ファンの側断面図
【図12】同要部(図11)のE−E断面図
【図13】同第6実施例の多翼ファンの側断面図
【図14】同要部(図13)のF−F断面図
【図15】同第7実施例の多翼ファンの側断面図
【図16】同要部(図15)のG−G断面図
【図17】同要部(図15)のH−H断面図
【図18】同第8実施例の多翼ファンの側断面図
【図19】同要部(図18)のI−I断面図
【図20】同要部(図18)のJ−J断面図
【図21】同第9実施例の多翼ファンの側断面図
【図22】同要部(図21)のK−K断面図
【図23】同要部(図21)のL−L断面図
【図24】同第10実施例の多翼ファンの側断面図
【図25】同要部(図24)のM−M断面図
【図26】同要部(図24)のN−N断面図
【図27】同第11実施例の多翼ファンの側断面図
【図28】同要部(図27)のO−O断面図
【図29】同要部(図27)のP−P断面図
【図30】同第12実施例の多翼ファンの側断面図
【図31】同要部(図30)のQ−Q断面図
【図32】同要部(図30)のR−R断面図
【図33】同第13実施例の多翼ファンの側断面図
【図34】同要部断面図
【図35】同第14実施例の多翼ファンの側断面図
【図36】同要部断面図
【図37】同第15実施例の多翼ファンの側断面図
【図38】同要部断面図
【図39】従来の多翼ファンの正面図
【図40】同内外比小側断面図
【図41】同内外比大側断面図
【図42】同要部断面図
【図43】他の従来の多翼ファンの正面図
【図44】同側断面図
【符号の説明】
1 ブレードA 4 ブレードB 5 ブレードC 6 ブレードD 7 外径 8 外径 9 ブレードE 10 肉厚 11 補助翼 12 ブレードF 13 ブレードG 14 ブレードH 15 ブレードI 16 ブレードJ 17 ブレードK 18 ブレードL 19 ブレードM 20 ブレードN 21 ブレードP 22 ブレードQ 23 ブレードR 24 ブレードS 25 主翼ブレード 26 中間翼ブレード 27 主翼ブレード 28 中間翼ブレード 29 主翼ブレード 30 中間翼ブレード 102 主板 103 側板 104 ブレード 107 入口角 107a 入口角 107b 入口角 107c 入口角 107d 入口角 108 内径 108a 内径 108b 内径 108c 内径 108d 内径 113 出口角

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主板と環状の側板によってはさむように
    取り付けられた複数のブレードの内径側を、前記主板か
    ら前記側板に向かってある点まではその入口角を一定に
    して、前記ある点を境に前記側板に向かうにしたがって
    その入口角を順次大きくし、かつその内径を大きくする
    多翼ファン。
  2. 【請求項2】 主板と環状の側板によってはさむように
    取り付けられた複数のブレードの内径側を、前記主板か
    ら前記側板に向かうにしたがってある点まではその入口
    角を順次小さくし、かつその内径を順次小さくして、前
    記ある点を境に前記側板に向かうにしたがってその入口
    角を順次大きくし、かつその内径を順次大きくする多翼
    ファン。
  3. 【請求項3】 主板と環状の側板によってはさむように
    取り付けられた複数のブレードの外径側の出口角を一定
    に保ち、前記主板から前記側板に向かうにしたがってそ
    の外径を大きくする請求項2記載の多翼ファン。
  4. 【請求項4】 主板と環状の側板によってはさむように
    取り付けられた複数のブレードの外径側を、前記主板か
    ら前記側板に向かうにしたがってある点まではその出口
    角を順次大きくし、かつその外径を小さくして、前記あ
    る点を境に前記側板に向かうにしたがってその出口角を
    順次小さくし、かつ外径を大きくする請求項2または3
    記載の多翼ファン。
  5. 【請求項5】 主板と環状の側板によってはさむように
    取り付けられた複数のブレードの内径側の入口負圧面部
    分に、前記主板から前記側板に向かい一部の範囲に一定
    の厚みの肉厚を配した請求項1記載の多翼ファン。
  6. 【請求項6】 主板と環状の側板によってはさむように
    取り付けられた複数のブレードの外径側の出口部にブレ
    ード翼長よりも短い補助翼を取り付けた請求項1記載の
    多翼ファン。
  7. 【請求項7】 主板とその両側の環状の側板によっては
    さむように取り付けられた2種類の複数のブレードを設
    け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側板に
    向かってある点まではその入口角を一定にして、前記あ
    る点を境に前記側板に向かうにしたがってその入口角を
    順次大きくし、かつその内径を大きくし、他方のブレー
    ドの内径側を前記主板から前記側板に向かうにしたがっ
    てその入口角を順次大きくし、かつその内径を小さくす
    る多翼ファン。
  8. 【請求項8】 主板とその両側の環状の側板によっては
    さむように取り付けられた2種類の複数のブレードを設
    け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側板に
    向かってある点まではその入口角を一定にして、前記あ
    る点を境に前記側板に向かうにしたがってその入口角を
    順次大きくし、かつその内径を大きくし、他方のブレー
    ドの内径側を前記主板から前記側板に向かうにしたがっ
    てある点まではその入口角を順次大きくし、かつその内
    径を大きくし、前記ある点を境に前記側板に向かうにし
    たがってその入口角を一定とし、かつその内径を一定と
    する請求項7記載の多翼ファン。
  9. 【請求項9】 主板とその両側の環状の側板によっては
    さむように取り付けられた2種類の複数のブレードを設
    け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側板に
    向かってある点まではその入口角を一定にして、前記あ
    る点を境に前記側板に向かうにしたがってその入口角を
    順次大きくし、かつその内径を大きくし、他方のブレー
    ドの外径側を、出口角を一定に保ち、前記主板から前記
    側板に向かうにしたがってその外径を大きくする請求項
    7記載の多翼ファン。
  10. 【請求項10】 主板とその両側の環状の側板によって
    はさむように取り付けられた2種類の複数のブレードを
    設け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側板
    に向かうにしたがって、ある点まではその入口角を順次
    小さくし、かつその内径を順次小さくして、前記ある点
    を境に前記側板に向かうにしたがってその入口角を順次
    大きくし、かつその内径を順次大きくし、他方のブレー
    ドの内径側を、前記主板から前記側板に向かうにしたが
    ってその入口角を順次大きくし、かつその内径を大きく
    する請求項2または7記載の多翼ファン。
  11. 【請求項11】 主板とその両側の環状の側板によって
    はさむように取り付けられた2種類の複数のブレードを
    設け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側板
    に向かうにしたがって、ある点まではその入口角を順次
    小さくし、かつその内径を順次小さくして、前記ある点
    を境に側板に向かうにしたがってその入口角を順次大き
    くし、かつその内径を順次大きくし、他方のブレードの
    内径側を、前記主板から前記側板に向かうにしたがって
    ある点まではその入口角を順次大きくし、かつその内径
    を大きくし、前記ある点を境に側板に向かうにしたがい
    その入口角を一定とし、かつその内径を一定とする請求
    項2または7記載の多翼ファン。
  12. 【請求項12】 主板とその両側の環状の側板によって
    はさむように取り付けられた2種類の複数のブレードを
    設け、一方のブレードの内径側は前記主板から前記側板
    に向かうにしたがって、ある点まではその入口角を順次
    小さくし、かつその内径を順次小さくして、前記ある点
    を境に前記側板に向かうにしたがってその入口角を順次
    大きくし、かつその内径を順次大きくし、他方のブレー
    ドの外径側を、出口角を一定に保ち、前記主板から前記
    側板に向かうにしたがってその外径を大きくする請求項
    2または7記載の多翼ファン。
  13. 【請求項13】 主板と環状の側板によってはさむよう
    に取り付けられた2種類の複数のブレードを設け、一方
    のブレードの内径側を任意の半径方向か断面において、
    前記主板から前記側板に向かいある点まではその入口角
    を一定にして、前記ある点を境に前記側板に向かうにし
    たがってその入口角を順次大きくし、かつその内径を大
    きくした主翼ブレードと、他方のブレードを、前記主板
    から前記側板に向かうにしたがってその入口角を一定に
    し、かつ前記主翼ブレード内径よりも大きく内径が一定
    である中間翼ブレードの2種類のブレードを交互に配し
    てなる多翼ファン。
  14. 【請求項14】 主板と環状の側板によってはさむよう
    に取り付けられた2種類の複数のブレードを設け、一方
    のブレードの内径側を任意の半径方向か断面において、
    前記主板から前記側板に向かいある点まではその入口角
    を一定にして、前記ある点を境に前記側板に向かうにし
    たがってその入口角を順次大きくし、かつその内径を大
    きくした主翼ブレードと、前記主板から前記側板に向か
    うにしたがってその入口角および内径を大きくした中間
    翼ブレードの2種類のブレードを交互に配してなる請求
    項13記載の多翼ファン。
  15. 【請求項15】 主板と環状の側板によってはさむよう
    に取り付けられた2種類の複数のブレードを設け、一方
    のブレードの内径側を任意の半径方向か断面において、
    前記主板から前記側板に向かいある点まではその入口角
    を一定にして、前記ある点を境に前記側板に向かうにし
    たがってその入口角を順次大きくし、かつその内径を大
    きくした主翼ブレードと、前記主板から前記側板に向か
    うにしたがって、ある点まではその入口角を順次小さく
    し、かつその内径を順次小さくして、前記ある点を境に
    前記側板に向かうにしたがってその入口角を順次大きく
    し、かつその内径を順次大きくした中間翼ブレードの2
    種類のブレードを交互に配してなる請求項2または13
    記載の多翼ファン。
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