JP3116580B2 - 送風機 - Google Patents

送風機

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JP3116580B2
JP3116580B2 JP04205341A JP20534192A JP3116580B2 JP 3116580 B2 JP3116580 B2 JP 3116580B2 JP 04205341 A JP04205341 A JP 04205341A JP 20534192 A JP20534192 A JP 20534192A JP 3116580 B2 JP3116580 B2 JP 3116580B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、空気調和機用の送風
装置として使用される送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機用送風装置として使
用されている送風機としては、回転軸に枢着されたボス
部と、該ボス部の外周に放射状に付設された多数の羽根
とからなる羽根車を備えた軸流ファン、回転軸に枢着さ
れた主板と、該主板の外周部に軸方向に立設された多数
の羽根とからなる羽根車を備えた遠心ファン、回転軸に
枢着された截頭円錐状ボスと、該截頭円錐状ボスの円錐
面に放射状に付設された多数の羽根とからなる羽根車を
備えた斜流ファン等が良く知られている。
【0003】空気調和機の静音化に対する要求度が近年
ますます大きくなってきており、空気調和機における主
音源である送風機の運転音低減が解決を要する重要な課
題とされている。そのため送風機の羽根車における羽根
形状の最適化による大幅な運転音の低減を図る試みがな
されてきている。このような試みによってある程度の効
果が得られるものの、さらなる静音化が求められるよう
になってきている。
【0004】ところで、送風機の運転音の原因となるも
のとして、羽根の後縁(即ち、吹出側端部)における速度
欠損を伴う空気流の幅(即ち、後流幅)の増大がある。
【0005】即ち、送風機の羽根車を回転させると、図
15に示すように、羽根2′の正圧面2a′および負圧
面2b′に沿って流れる空気流れFに境界層が発達し、
剥離流Eが生ずることとなって、後流幅Dが増大し、空
力性能の低下、運転騒音の増大を招くことになっている
のである。このことは、[日本機械学会論文集(B編)5
3巻492号(昭62ー8) 論文NO.86−0912
A]において発表された「低圧軸流送風機の乱流騒音の流
量特性とその音圧レベル予測」における報告によっても
明らかである。
【0006】そこで、軸流ファンの羽根負圧面に多数の
ディンプルを形成することにより、上記境界層の発達を
抑制することにより、後流幅を減少しようとしたものが
既に提案されている(例えば、特開昭60ー35119
号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公知例
におけるように羽根負圧面にディンプルを形成する理由
は、ディンプル内に空気の二次流れを生じさせることに
よって、境界層の発達を抑制しようとすることにある
が、ディンプルの形状あるいは大きさによっては、境界
層の発達を十分抑制できない場合が生じ、その効果には
限界がある。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、送風機の羽根自体の構造を中空多孔体で構成する
という新規なものとするとともに、羽根中空部を介して
羽根面に沿ってながれる空気流の一部を吸引排出するこ
とにより、羽根後縁における後流幅を可及的に小さくな
し得るようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、図面に示すよう
に、回転軸3に枢着されたボス部4と、該ボス部4の外
周に放射状に付設された多数の羽根5,5・・とからな
る羽根車1を備えた送風機において、前記羽根車1の各
羽根5を、多数の微細孔6,6・・を有する中空体で構
成するとともに、前記各羽根5の表面を流れる空気の一
部を羽根中空部7を介して吸引排出する吸引手段を付設
している。
【0010】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、回転軸3に枢着
された主板20と、該主板20の外周部に軸方向に立設
された多数の羽根5,5・・とからなる羽根車1を備え
た送風機において、前記羽根車1の各羽根5を、多数の
微細孔6,6・・を有する中空体で構成するとともに、
前記各羽根5の表面を流れる空気の一部を羽根中空部7
を介して吸引排出する吸引手段を付設するようにしてい
る。
【0011】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、回転軸3に枢着
された截頭円錐状ボス23と、該截頭円錐状ボス23の
円錐面23aに放射状に付設された多数の羽根5,5・・
とからなる羽根車1を備えた送風機において、前記羽根
車1の各羽根5を、多数の微細孔6,6・・を有する中
空体で構成するとともに、前記各羽根5の表面を流れる
空気の一部を羽根中空部7を介して吸引排出する吸引手
段を付設するようにしている。
【0012】請求項4の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項1記
載の送風機において、前記微細孔6,6・・を、各羽根
5の外周側にのみ形成するようにしている。
【0013】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項1あ
るいは4記載の送風機において、前記回転軸3に、羽根
中空部7と連通する中空部10を形成するとともに、前
記吸引手段を、静止部に設置され且つ前記回転軸中空部
10に接続された吸引ポンプ13とするようにしてい
る。
【0014】請求項6の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項1あ
るいは4記載の送風機において、前記吸引手段を、前記
回転軸5外周に形成された排出孔15,15・・を挟ん
で軸方向に微少間隔をもって外装固定された複数枚のプ
レート16,16・・で構成するようにしている。
【0015】請求項7の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項2記
載の送風機において、前記吸引手段を、前記主板20に
形成され、前記羽根中空部7と連通し、さらに外周側が
開放されている環状の中空部22とするようにしてい
る。
【0016】請求項8の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項3記
載の送風機において、前記吸引手段を、前記截頭円錐状
ボス23の円錐面23aを構成する部分に形成され、前
記羽根中空部7と連通し、さらに外周側が開放されてい
る環状の中空部25とするようにしている。
【0017】請求項9の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項1、
2、3、4、5、6、7あるいは8記載の送風機におい
て、前記羽根5,5・・の吸込方向と平行な端部にシュ
ラウド17を一体に形成するとともに、該シュラウド1
7を、多数の微細孔6,6・・を有する中空体で構成し
且つシュラウド中空部18と羽根中空部7とを連通せし
めるようにしている。
【0018】請求項10の発明では、上記課題を解決す
るための手段として、図面に示すように、前記請求項
1、2、3、4、5、6、7、8あるいは9記載の送風
機において、前記各羽根5の後縁端に羽根中空部7と連
通する開口部を形成するようにしている。
【0019】
【作用】請求項1、2あるいは3の発明では、上記手段
によって次のような作用が得られる。
【0020】即ち、羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部は、吸引手段の吸引
力によって微細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸
引された後外部へ排出されることとなり、各羽根5の表
面での境界層の発達が効果的に抑制されることとなる。
従って、各羽根5の後縁における後流幅Dが可及的に小
さく抑えられることとなるのである。
【0021】請求項4の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0022】即ち、羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部(特に、羽根面に沿
って流れる空気流の速度が大きく、運転音に大きな影響
を及ぼす羽根5外周部の空気流の一部)は、吸引手段の
吸引力によって微細孔6,6・・を通って羽根中空部7
へ吸引された後外部へ排出されることとなる。
【0023】請求項5の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0024】即ち、羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部は、吸引ポンプ13
の吸引力によって微細孔6,6・・を通って羽根中空部
7へ吸引された後回転軸中空部10を介して外部へ排出
されることとなる。
【0025】請求項6の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0026】即ち、羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部は、回転軸5と共回
りするプレート16,16・・間に生ずる粘性吸引力に
よって微細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引さ
れた後回転軸中空部10および排出孔15,15・・を
介して外部へ排出されることとなる。
【0027】請求項7の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0028】即ち、羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部は、主板20に形成
された中空部22に生ずる粘性吸引力によって微細孔
6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引された後主板中
空部22を介して外部へ排出されることとなる。
【0029】請求項8の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0030】即ち、羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部は、截頭円錐状ボス
23の円錐面23aを構成する部分に形成された中空部
25に生ずる粘性吸引力によって微細孔6,6・・を通
って羽根中空部7へ吸引された後主板中空部25を介し
て外部へ排出されることとなる。
【0031】請求項9の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0032】即ち、羽根5,5・・の端部に一体形成さ
れたシュラウド17の表面を流れる空気流Fの一部は、
吸引手段(例えば、吸引ポンプ13等)の吸引力によって
微細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引された後
外部へ排出されることとなり、シュラウド17の吸込側
に生ずる境界層の発達が効果的に抑制されることとなる
のである。
【0033】請求項10の発明では、上記手段によって
次のような作用が得られる。
【0034】即ち、羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部は、吸引手段(例え
ば、吸引ポンプ13等)の吸引力によって各羽根5の後
縁端に形成された開口部26を介して羽根中空部7へ吸
引された後外部へ排出されることとなり、各羽根5の後
縁における後流幅Dをより一層小さくすることができる
のである。
【0035】
【発明の効果】請求項1、2あるいは3の発明によれ
ば、羽根車1の回転により、各羽根5の表面に沿って流
れる空気流Fの一部を、吸引手段の吸引力によって微細
孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引した後外部へ
排出し得るようにして、羽根5の表面での境界層の発達
を効果的に抑制し得るようにしたので、羽根5の後縁に
おける後流幅Dが可及的に小さく抑えられることとな
り、送風機の運転騒音の低減および空力性能の大幅な向
上を図ることができるという優れた効果がある。
【0036】請求項4の発明によれば、請求項1の送風
機において、羽根車1の回転により、各羽根5の表面に
沿って流れる空気流Fの一部(特に、羽根面に沿って流
れる空気流の速度が大きく、運転音に大きな影響を及ぼ
す羽根外周部の空気流の一部)を、吸引手段の吸引力に
よって微細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引し
た後外部へ排出し得るようにしたので、より効果的な部
分のみに微細孔6,6・・を形成すればよくなり、羽根
5の強度低下が防止できるという優れた効果がある。
【0037】請求項5の発明によれば、請求項1あるい
は4記載の送風機において、羽根車1の回転により、各
羽根5の表面に沿って流れる空気流Fの一部を、吸引ポ
ンプ13の吸引力によって微細孔6,6・・を通って羽
根中空部7へ吸引した後回転軸中空部10を介して外部
へ排出し得るようにしたので、羽根5および回転軸3の
構造に工夫を凝らすとともに、吸引ポンプ13を付設す
るという極めて簡易な手段の追加により、羽根5の後縁
における後流幅Dを可及的に小さくできるという優れた
効果がある。
【0038】請求項6の発明によれば、請求項1あるい
は4記載の送風機において、羽根車1の回転により、各
羽根5の表面に沿って流れる空気流Fの一部を、回転軸
3と共回りするプレート16,16・・間に生ずる粘性
吸引力によって微細孔6,6・・を通って羽根中空部7
へ吸引した後回転軸中空部10および排出孔15,15
・・を介して外部へ排出し得るようにしたので、羽根5
および回転軸3の構造に工夫を凝らすとともに、回転軸
3にプレート16,16・・を外装固定するという極め
て簡易な手段の追加により、羽根5の後縁における後流
幅Dを可及的に小さくできるという優れた効果がある。
【0039】請求項7の発明によれば、請求項2記載の
送風機において、羽根車1の回転により、各羽根5の表
面に沿って流れる空気流Fの一部を、主板20に形成さ
れた中空部22に生ずる粘性吸引力によって微細孔6,
6・・を通って羽根中空部7へ吸引した後主板中空部2
2を介して外部へ排出し得るようにしたので、主板20
の構造に工夫を凝らすという極めて簡易な手段の追加に
より、羽根5の後縁における後流幅Dを可及的に小さく
できるという優れた効果がある。
【0040】請求項8の発明によれば、請求項3記載の
送風機において、羽根車1の回転により、各羽根5の表
面に沿って流れる空気流Fの一部を、截頭円錐状ボス2
3の円錐面23aを構成する部分に形成された中空部2
5に生ずる粘性吸引力によって微細孔6,6・・を通っ
て羽根中空部7へ吸引した後中空部25を介して外部へ
排出し得るようにしたので、截頭円錐状ボス23の構造
に工夫を凝らすという極めて簡易な手段の追加により、
羽根5の後縁における後流幅Dを可及的に小さくできる
という優れた効果がある。
【0041】請求項9の発明によれば、請求項1、2、
3、4、5、6、7あるいは8記載の送風機において、
羽根5,5・・の端部に一体形成されたシュラウド17
の表面を流れる空気流Fの1部を、吸引手段(例えば、
吸引ポンプ13等)の吸引力によって微細孔6,6・・を
通って羽根中空部7へ吸引した後外部へ排出し得るよう
にしたので、シュラウド17の吸込側に生ずる境界層の
発達が効果的に抑制されることとなり、送風機の運転騒
音の低減および空力性能の大幅な向上を図ることができ
るという優れた効果がある。
【0042】請求項10の発明によれば、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8あるいは9記載の送風機に
おいて、羽根車1の回転により、各羽根5の表面に沿っ
て流れる空気流Fの一部を、吸引手段(例えば、吸引ポ
ンプ13等)の吸引力によって羽根5の後縁端に形成さ
れた開口部26を介して羽根中空部7へ吸引した後外部
へ排出し得るようにしたので、羽根5の後縁における後
流幅Dをより一層小さくすることができることとなり、
送風機の運転騒音の低減および空力性能の大幅な向上を
図ることができるという優れた効果がある。
【0043】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0044】実施例1 図1および図2には、本願発明の実施例1にかかる送風
機が示されている。本実施例は、請求項1、4および5
の発明に対応するものである。
【0045】本実施例の送風機は、空気調和機用の送風
装置として使用されているものであり、図1に示すよう
に、モータ2に連結された回転軸3に枢着されたボス部
4と、該ボス部4の外周に放射状に付設された複数枚
(例えば、4枚)の羽根5,5・・とからなる羽根車1を
備えた軸流ファンとされている。
【0046】前記各羽根5は、本実施例の場合、合成樹
脂製(あるいは金属板製)の中空体とされており、その外
周側のみに多数の微細孔6,6・・が形成されている。
該微細孔6,6・・は、空気の流通を許容する程度の大
きさとされており、例えば発泡多孔質体における粒子間
隙間でもよい。
【0047】また、前記ボス部4には、羽根中空部7,
7・・と連通する連通室8が形成される一方、前記回転
軸3には、連通室8の底壁および回転軸3に形成された
貫通孔9を介して連通せしめられる中空部10が形成さ
れている。
【0048】さらに、前記回転軸3の中空部10は、該
回転軸3に対して継手11を介して接続された接続パイ
プ12に連通されており、該接続パイプ12は吸引手段
として作用する吸引ポンプ13に接続されている。該吸
引ポンプ13は、例えばダイヤフラムポンプのように運
転音の小さいものとされており、適宜静止部に設置され
ている。符号14は回転軸3に形成された連通孔であ
る。
【0049】上記のように構成された送風機は次のよう
に作用する。
【0050】モータ2の回転駆動による羽根車1の回転
により、空気流F(図2参照)が各羽根7の前縁から後縁
へと流れるが、その時各羽根5の表面に沿って流れる空
気流Fの一部(特に、羽根面に沿って空気流の速度の速
度が大きく、運転音に大きな影響を及ぼす羽根外周部の
空気流の一部)が、吸引ポンプ13の吸引力によって微
細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引された後、
連通室8、回転軸中空部10および接続パイプ12を介
して外部へ排出されることとなる。矢印Mは羽根5の回
転方向を示している。
【0051】従って、羽根5の表面での境界層の発達が
効果的に抑制されることとなり、羽根5の後縁における
後流幅D(図2参照)が可及的に小さく抑えられる。その
結果、送風機の運転騒音の低減および空力性能の大幅な
向上を図ることができるのである。前記後流幅Dの縮小
による乱流騒音の低減は、[日本機械学会論文集(B編)
53巻492号(昭62ー8) 論文NO.86−091
2A]において発表された「低圧軸流送風機の乱流騒音の
流量特性とその音圧レベル予測」における報告によって
も明らかである。
【0052】なお、本実施例の場合、微細孔6,6・・
をより効果的な部分である羽根1の外周側にのみ形成す
るようにしているため、羽根5の強度の低下を防止する
こともできる。
【0053】実施例2 図3には、本願発明の実施例2にかかる送風機が示され
ている。本実施例は、請求項1および5の発明に対応す
るものである。
【0054】本実施例の場合、実施例1の送風機におけ
る各羽根5を硬質合成樹脂製(あるいは金属製)の多孔質
中空体で構成するようにしている。つまり、微細孔6,
6・・が各羽根5の全面に形成されることとなっている
のである。このように構成すると、羽根5の全面におい
て空気流の一部の羽根中空部7への吸引が行えるため、
境界層の発達がより効果的に抑制できる。なお、羽根5
の強度が実施例1のものに比べて若干低下するおそれが
あるが、運転上問題となるほどではない。その他の構成
および作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説
明を省略する。
【0055】実施例3 図4には、本願発明の実施例3にかかる送風機が示され
ている。本実施例は、請求項1、4および6の発明に対
応するものである。
【0056】本実施例の場合、実施例1の送風機におけ
る吸引ポンプに代えて、回転軸3の外周に形成された排
出孔15,15を挟んで軸方向に微少間隔をもって外装
固定された円盤状のプレート16,16,16を吸引手段
として作用させるようにしている。その他の構成は実施
例1と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0057】上記のように構成すると、モータ2の回転
駆動による羽根車1の回転により、各羽根5の表面に沿
って流れる空気流Fの一部(特に、境界層の発達し易い
羽根7外周部の空気流の一部)が、回転軸3と共回りす
るプレート16,16間に生ずる粘性吸引力によって微
細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引された後、
連通室8、貫通孔9、回転軸中空部10および排出1
5,15を介して外部へ排出されることとなる。その他
の作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説明を
省略する。
【0058】実施例4 図5には、本願発明の実施例4にかかる送風機が示され
ている。本実施例は、請求項1および6の発明に対応す
るものである。
【0059】本実施例の場合、実施例3の送風機におけ
る各羽根5を硬質合成樹脂製(あるいは金属製)の多孔質
中空体で構成するようにしている。つまり、微細孔6,
6・・が各羽根5の全面に形成されることとなっている
のである。このように構成すると、羽根5の全面におい
て空気流の一部の羽根中空部7への吸引が行えるため、
境界層の発達がより効果的に抑制できる。なお、羽根5
の強度が実施例3のものに比べて若干低下するおそれが
あるが、運転上問題となるほどではない。その他の構成
および作用効果は実施例3と同様なので重複を避けて説
明を省略する。
【0060】実施例5 図6には、本願発明の実施例5にかかる送風機が示され
ている。本実施例は、請求項1、4、5および8の発明
に対応するものである。
【0061】本実施例の場合、実施例1の送風機におけ
る羽根5,5・・の外周端(即ち、吸込方向と平行な端
部)には、シュラウド17が一体に形成されている。該
シュラウド17は、羽根車1の外周側に別体構成のシュ
ラウドを設けた場合に生ずる隙間流れを阻止するための
ものである。そして、本実施例のシュラウド17は、多
数の微細孔6,6・・を有する中空体(例えば、硬質合成
樹脂製多孔質中空体あるいは金属製多孔質中空体)によ
って構成されており、シュラウド中空部18は、羽根中
空部7と連通孔19を介して連通せしめられることとな
っている。その他の構成は実施例1と同様なので重複を
避けて説明を省略する。
【0062】上記のように構成したことにより、羽根
5,5・・端部に一体形成されたシュラウド17の表面
を流れる空気流Fの一部が、吸引ポンプ13の吸引力に
よって微細孔6,6・・を通ってシュラウド中空部18
へ吸引された後、連通孔19を介して羽根中空部7へ吸
引され、その後実施例1と同様にして外部へ排出される
こととなる。従って、シュラウド17の吸込側に生ずる
境界層の発達が効果的に抑制されることとなり、送風機
の運転騒音の低減および空力性能の大幅な向上を図るこ
とができるのである。その他の作用効果は実施例1と同
様なので重複を避けて説明を省略する。
【0063】実施例6 図7には、本願発明の実施例7にかかる送風機が示され
ている。本実施例は、請求項1、5および8の発明に対
応するものである。
【0064】本実施例の場合、実施例5の送風機におけ
る各羽根5を硬質合成樹脂製(あるいは金属製)の多孔質
中空体で構成するようにしている。つまり、微細孔6,
6・・が各羽根5の全面に形成されることとなっている
のである。このように構成すると、羽根5の全面におい
て空気流の一部の羽根中空部7への吸引が行えるため、
境界層の発達がより効果的に抑制できる。なお、羽根5
の強度が実施例5のものに比べて若干低下するおそれが
あるが、運転上問題となるほどではない。その他の構成
および作用効果は実施例5と同様なので重複を避けて説
明を省略する。
【0065】実施例7 図8には、本願発明の実施例7にかかる送風機が示され
ている。本実施例は、請求項1、4、6および8の発明
に対応するものである。
【0066】本実施例の場合、実施例3の送風機におけ
る羽根5,5・・の外周端(即ち、吸込方向と平行な端
部)には、シュラウド17が一体に形成されている。該
シュラウド17は、羽根車1の外周側に別体構成のシュ
ラウドを設けた場合に生ずる隙間流れを阻止するための
ものである。そして、本実施例のシュラウド17は、多
数の微細孔6,6・・を有する中空体(例えば、硬質合成
樹脂製多孔質中空体あるいは金属製多孔質中空体)によ
って構成されており、シュラウド中空部18は、羽根中
空部7と連通孔19を介して連通せしめられることとな
っている。その他の構成は実施例3と同様なので重複を
避けて説明を省略する。
【0067】上記のように構成したことにより、羽根
5,5・・端部に一体形成されたシュラウド17の表面
を流れる空気流Fの一部が、回転軸3と共回りするプレ
ート16,16,16の粘性吸引力によって微細孔6,6
・・を通ってシュラウド中空部18へ吸引された後、連
通孔19を介して羽根中空部7へ吸引され、その後実施
例3と同様にして外部へ排出されることとなる。従っ
て、シュラウド17の吸込側に生ずる境界層の発達が効
果的に抑制されることとなり、送風機の運転騒音の低減
および空力性能の大幅な向上を図ることができるのであ
る。その他の作用効果は実施例3と同様なので重複を避
けて説明を省略する。
【0068】実施例8 図9には、本願発明の実施例8にかかる送風機が示され
ている。本実施例は、請求項1、6および8の発明に対
応するものである。
【0069】本実施例の場合、実施例7の送風機におけ
る各羽根5を硬質合成樹脂製(あるいは金属製)の多孔質
中空体で構成するようにしている。つまり、微細孔6,
6・・が各羽根5の全面に形成されることとなっている
のである。このように構成すると、羽根5の全面におい
て空気流の一部の羽根中空部7への吸引が行えるため、
境界層の発達がより効果的に抑制できる。なお、羽根5
の強度が実施例7のものに比べて若干低下するおそれが
あるが、運転上問題となるほどではない。その他の構成
および作用効果は実施例7と同様なので重複を避けて説
明を省略する。
【0070】実施例9 図10には、本願発明の実施例9にかかる送風機が示さ
れている。本実施例は、請求項2および7の発明に対応
するものである。
【0071】本実施例の送風機は、モータ2に連結され
た回転軸3に主板20と、該主板20の外周部に軸方向
に立設された多数の羽根5,5・・とからなる羽根車1
を備えた遠心ファンとされており、該羽根5,5・・の
端部(即ち、吸込方向と平行な端部)には、羽根車1の軸
方向端に生ずる隙間流れを阻止するためのシュラウド1
7が一体に形成されている。
【0072】前記各羽根5は、多数の微細孔6,6・・
を有する中空体(例えば、硬質合成樹脂製多孔質中空体
あるいは金属製多孔質中空体)により構成されている。
【0073】そして、前記主板20の外周部には、羽根
中空部7と連通孔21を介して連通され且つ外周側が開
放された環状の中空部22が形成されている。該中空部
22は、羽根車1の回転に伴って粘性吸引力を生ずるこ
ととなっており、吸引手段として作用することとなって
いる。
【0074】上記のように構成したことにより、モータ
2の回転駆動による羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部が、主板20に形成
された環状の中空部22に生ずる粘性吸引力によって微
細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引された後、
主板中空部22を介して外部へ排出されることとなる。
従って、羽根5の表面での境界層の発達が効果的に抑制
されることとなり、羽根5の後縁における後流幅D(図
2参照)が可及的に小さく抑えられる。その結果、送風
機の運転騒音の低減および空力性能の大幅な向上を図る
ことができるのである。
【0075】実施例10 図11には、本願発明の実施例10にかかる送風機が示
されている。本実施例は、請求項2、7および9の発明
に対応するものである。
【0076】本実施例の場合、実施例9の送風機におけ
るシュラウド17を、多数の微細孔6,6・・を有する
中空体(例えば、硬質合成樹脂製多孔質中空体あるいは
金属製多孔質中空体)によって構成し、シュラウド中空
部18を、羽根中空部7と連通孔19を介して連通せし
めるようにしている。その他の構成は実施例9と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
【0077】上記のように構成したことにより、羽根
5,5・・端部に一体形成されたシュラウド17の表面
を流れる空気流Fの一部が、主板20に形成された環状
の中空部22に生ずる粘性吸引力によって微細孔6,6
・・を通ってシュラウド中空部18へ吸引された後、連
通孔19を介して羽根中空部7へ吸引され、その後実施
例9と同様にして外部へ排出されることとなる。従っ
て、シュラウド17の吸込側に生ずる境界層の発達が効
果的に抑制されることとなり、送風機の運転騒音の低減
および空力性能の大幅な向上を図ることができるのであ
る。その他の作用効果は実施例9と同様なので重複を避
けて説明を省略する。
【0078】実施例11 図12には、本願発明の実施例11にかかる送風機が示
されている。本実施例は、請求項3および8の発明に対
応するものである。
【0079】本実施例の送風機は、モータ2に連結され
た回転軸3に枢着された截頭円錐状ボス23と、該截頭
円錐状ボス23のの円錐面23aに放射状に付設された
多数の羽根5,5・・とからなる羽根車1を備えた斜流
ファンとされている。
【0080】前記各羽根5は、多数の微細孔6,6・・
を有する中空体(例えば、硬質合成樹脂製多孔質中空体
あるいは金属製多孔質中空体)により構成されている。
【0081】そして、前記截頭円錐状ボス23において
円錐面23aを構成する部分には、羽根中空部7と連通
孔24を介して連通され且つ外周側が開放された環状の
中空部25が形成されている。該中空部25は、羽根車
1の回転に共なって粘性吸引力を生ずることとなってお
り、吸引手段として作用することとなっている。
【0082】上記のように構成したことにより、モータ
2の回転駆動による羽根車1の回転により、各羽根5の
表面に沿って流れる空気流Fの一部が、截頭円錐状ボス
23に形成された環状の中空部25に生ずる粘性吸引力
によって微細孔6,6・・を通って羽根中空部7へ吸引
された後、前記ボス中空部22を介して外部へ排出され
ることとなる。従って、羽根5の表面での境界層の発達
が効果的に抑制されることとなり、羽根5の後縁におけ
る後流幅D(図2参照)が可及的に小さく抑えられる。そ
の結果、送風機の運転騒音の低減および空力性能の大幅
な向上を図ることができるのである。
【0083】実施例12 図13には、本願発明の実施例12にかかる本願発明の
送風機が示されている。本実施例は、請求項3、8およ
び9の発明に対応するものである。
【0084】本実施例の場合、実施例11の送風機にお
ける羽根5,5・・の端部(即ち、吸込方向と平行な端
部)には、羽根車1の外周側に生ずる隙間流れを阻止す
るためのシュラウド17が一体に形成されている。そし
て、本実施例のシュラウド17は、多数の微細孔6,6
・・を有する中空体(例えば、硬質合成樹脂製多孔質中
空体あるいは金属製多孔質中空体)によって構成されて
おり、シュラウド中空部18は、羽根中空部7と連通孔
19を介して連通せしめられることとなっている。その
他の構成は実施例11と同様なので重複を避けて説明を
省略する。
【0085】上記のように構成したことにより、羽根
5,5・・端部に一体形成されたシュラウド17の表面
を流れる空気流Fの一部が、截頭円錐状ボス23に形成
された中空部25において生ずる粘性吸引力によって微
細孔6,6・・を通ってシュラウド中空部18へ吸引さ
れた後、連通孔19を介して羽根中空部7へ吸引され、
その後実施例11と同様にして外部へ排出されることと
なる。従って、シュラウド17の吸込側に生ずる境界層
の発達が効果的に抑制されることとなり、送風機の運転
騒音の低減および空力性能の大幅な向上を図ることがで
きるのである。その他の作用効果は実施例11と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
【0086】実施例13 図14には、本願発明の実施例13にかかる送風機の羽
根構造が示されている。本実施例は、請求項1〜10の
発明に対応するものである。
【0087】本実施例の場合、羽根車1における各羽根
5の後縁端に、羽根中空部7と連通する開口部26を形
成している。このように構成したことにより、羽根車1
の回転により、各羽根5の表面に沿って流れる空気流F
の一部が、吸引手段(例えば、吸引ポンプ13等)の吸引
力によって羽根5の後縁端に形成された開口部26を介
して羽根中空部7へ吸引されることとなり、各羽根5の
後縁における後流幅Dをより一層小さくすることができ
る。その結果、送風機の運転騒音の低減および空力性能
の大幅な向上を図ることができるのである。
【0088】なお、上記各実施例では、微細孔を羽根の
正圧面および負圧面に形成するようにしているが、境界
層の発達が著しい負圧面にのみ微細孔を形成するように
してもよい。また、一体成形されたシュラウドについて
も、上記実施例では微細孔を全面に形成するようにして
いるが、特に運転音に大きな影響を及ぼす内周面にのみ
形成するようにしてもよい。
【0089】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる送風機における羽
根断面を示す断面図である。
【図3】本願発明の実施例2にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図4】本願発明の実施例3にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図5】本願発明の実施例4にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図6】本願発明の実施例5にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図7】本願発明の実施例6にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図8】本願発明の実施例7にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図9】本願発明の実施例8にかかる送風機の一部を断
面とした側面図である。
【図10】本願発明の実施例9にかかる送風機の一部を
断面とした側面図である。
【図11】本願発明の実施例10にかかる送風機の一部
を断面とした側面図である。
【図12】本願発明の実施例11にかかる送風機の一部
を断面とした側面図である。
【図13】本願発明の実施例12にかかる送風機の一部
を断面とした側面図である。
【図14】本願発明の実施例13にかかる送風機におけ
る羽根断面構造を示す断面図である。
【図15】従来の送風機における羽根断面構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1は羽根車、2はモータ、3は回転軸、4はボス部、5
は羽根、6は微細孔、7は羽根中空部、10は回転軸中
空部、13は吸引ポンプ、15は排出孔、16はプレー
ト、17はシュラウド、18はシュラウド中空部、20
は主板、22は主板中空部、23は截頭円錐状ボス、2
3aは円錐面、25は中空部、26は開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/28 F04D 29/30 F04D 29/32 F04D 29/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(3)に枢着されたボス部(4)と、
    該ボス部(4)の外周に放射状に付設された多数の羽根
    (5),(5)・・とからなる羽根車(1)を備えた送風機で
    あって、前記羽根車(1)の各羽根(5)を、多数の微細孔
    (6),(6)・・を有する中空体で構成するとともに、前
    記各羽根(5)の表面を流れる空気の一部を羽根中空部
    (7)を介して吸引排出する吸引手段を付設したことを特
    徴とする送風機。
  2. 【請求項2】 回転軸(3)に枢着された主板(20)と、
    該主板(20)の外周部に軸方向に立設された多数の羽根
    (5),(5)・・とからなる羽根車(1)を備えた送風機で
    あって、前記羽根車(1)の各羽根(5)を、多数の微細孔
    (6),(6)・・を有する中空体で構成するとともに、前
    記各羽根(5)の表面を流れる空気の一部を羽根中空部
    (7)を介して吸引排出する吸引手段を付設したことを特
    徴とする送風機。
  3. 【請求項3】 回転軸(3)に枢着された截頭円錐状ボス
    (23)と、該截頭円錐状ボス(23)の円錐面(23a)に
    放射状に付設された多数の羽根(5),(5)・・とからな
    る羽根車(1)を備えた送風機であって、前記羽根車(1)
    の各羽根(5)を、多数の微細孔(6),(6)・・を有する
    中空体で構成するとともに、前記各羽根(5)の表面を流
    れる空気の一部を羽根中空部(7)を介して吸引排出する
    吸引手段を付設したことを特徴とする送風機。
  4. 【請求項4】 前記微細孔(6),(6)・・を各羽根(5)
    の外周側にのみ形成したことを特徴とする前記請求項1
    記載の送風機。
  5. 【請求項5】前記回転軸(3)には、羽根中空部(7)と連
    通する中空部(10)を形成するとともに、前記吸引手段
    を、静止部に設置され且つ前記回転軸中空部(10)に接
    続された吸引ポンプ(13)としていることを特徴とする
    前記請求項1あるいは4記載の送風機。
  6. 【請求項6】 前記吸引手段を、前記回転軸(3)外周に
    形成された排出孔(15),(15)・・を挟んで軸方向に
    微少間隔をもって外装固定された複数枚のプレート(1
    6),(16)・・で構成したことを特徴とする前記請求項
    1あるいは4記載の送風機。
  7. 【請求項7】 前記吸引手段を、前記主板(20)に形成
    され、前記羽根中空部(7)と連通し、さらに外周側が開
    放されている環状の中空部(22)としていることを特徴
    とする前記請求項2記載の送風機。
  8. 【請求項8】 前記吸引手段を、前記截頭円錐状ボス
    (23)の円錐面(23a)を構成する部分に形成され、前
    記羽根中空部(7)と連通し、さらに外周側が開放されて
    いる環状の中空部(25)としていることを特徴とする前
    記請求項3記載の送風機。
  9. 【請求項9】 前記羽根(5),(5)・・の吸込方向と平
    行な端部にシュラウド(17)を一体に形成するととも
    に、該シュラウド(17)を、多数の微細孔(6),(6)・
    ・を有する中空体で構成し且つシュラウド中空部(18)
    と羽根中空部(7)とを連通せしめたことを特徴とする前
    記請求項1、2、3、4、5、6、7あるいは8記載の
    送風機。
  10. 【請求項10】 前記各羽根(5)の後縁端に羽根中空部
    (7)と連通する開口部(26)を形成したことを特徴とす
    る前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8あるいは
    9記載の送風機。
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