JPH1122474A - セラミックタービン用スクロール - Google Patents

セラミックタービン用スクロール

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JPH1122474A
JPH1122474A JP18096097A JP18096097A JPH1122474A JP H1122474 A JPH1122474 A JP H1122474A JP 18096097 A JP18096097 A JP 18096097A JP 18096097 A JP18096097 A JP 18096097A JP H1122474 A JPH1122474 A JP H1122474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
foreign matter
slit
cover
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP18096097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Osako
雄志 大迫
Hirotaka Higashimori
弘高 東森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP18096097A priority Critical patent/JPH1122474A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物の流入を防止するセラミックタービン用
スクロールを提供する。 【解決手段】 スクロール15断面形状が外径に向けて
先細り形状とすると共に、スクロール最外径位置にスク
ロール入口部Aからスクロール巻き終部Bまでの円周方
向の全範囲又はその一部にスリット18を形成してガス
と共に流入した異物20を該スリット18から排出して
なり、且つ、スクロール15外周をスクロールカバー1
6で覆い該カバー16内に排出された異物20を回収す
る回収通路及びスクロール15を冷却する冷却ガス19
を流入する冷却通路を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば小型ガスタ
ービン,過給機等に適用されるセラミックタービン用ス
クロールに関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4に従来のセラミックタービ
ン用スクロールの概略を示す。図3はタービンの回転軸
を含む断面図であり、図4はそのIV-IV 断面である。こ
れらの図面に示すように、動翼01を囲むように渦巻き
状流路であるスクロール02が設けられており、流入部
ダクト03から流入ガス04は渦巻き状流路であるスク
ロール02内に流入し、円周方向(紙面に垂直方向)に
旋回しながら、半径方向内側へ流れ込み、ノズル05で
増速する。なお、ノズル05を設けないノズルレスの場
合には、スクロール出口の狭隘部で増速される。ノズル
05を流出したガス04は、動翼入口前縁06を通り、
動翼02に流入し、タービンロータ07を回転させるよ
うにしている。なお、図中符号08はタービンの回転軸
を図示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、セラミックタ
ービンは、一般にタービン動翼が脆性材料であるセラミ
ックス製であるので、衝撃に脆く、ここには図示してい
ないが、スクロール上流に位置する燃焼器からのカーボ
ン等の異物09がガス04と共に動翼01に流入し、動
翼入口前縁06と衝突し、該動翼01が破損する場合が
ある。
【0004】また、上記異物09等の流入を防ぐ目的で
スリット入口に異物除去用のフィルタを設置するという
提案があるが、このフィルタを設けた場合には、圧力損
失が非常に大きくなり、タービン性能を大幅に低下させ
る、という問題がある。
【0005】さらに、上記異物等の流入を防ぐ目的でス
クロール外周部に異物回収孔を形成し、該孔に通じる異
物回収室を設けるという提案(実開平1−105729
号)があるが、この異物回収室を新たに設ける場合に
は、構造が複雑になるという、問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のセラミックスタービンスクロールは、タービン動翼
を囲むスクロールであって、スクロール断面形状が外径
に向けて先細り形状とすると共に、スクロール最外径位
置にスクロール入口部からスクロール巻き終部までの円
周方向の全範囲又はその一部にスリットを形成し、流入
ガスと共に流入した異物を該スリットから排出し、且
つ、スクロール外周をスクロールカバーで覆い該カバー
内に上記異物を回収する回収通路及びスクロールを冷却
する冷却ガスを流入する冷却通路を形成してなることを
特徴とする。
【0007】また、上記冷却通路に流入する冷却ガスの
圧力をスクロール内の圧力よりもやや高圧とするように
してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるセラミック
スタービンスクロールの実施の形態を説明する。
【0009】図1及び図2に本発明の実施の形態にかか
るセラミックタービン用スクロールの概略を示す。図1
はタービンの回転軸を含む断面図であり、図2はそのII
-II 断面である。これらの図面に示すように、本発明の
セラミックスタービンスクロールは、流入ガス11が流
入する流入部ダクト12を有し、タービンロータ13の
動翼14を囲む渦巻き状流路であるスクロール15と、
該スクロール15の外周を囲むスクロールカバー16と
から構成されており、タービンロータ13の回転軸17
を含むスクロールの断面を外径側に向かって幅を徐々に
減少させた先細りの形状としているものである。また、
その頂点となる最外径位置には、図2に示すように、ス
クロール入口部A近傍からスクロール巻き終部B近傍ま
での円周方向のほぼ全範囲にスリット18を形成してな
るものである。なお、上記スリット18は本実施の形態
ではほぼ全範囲に形成しているが、その一部であっても
よく、何ら限定されるものではない。
【0010】また、スクロール15の外側に設けたスク
ロールカバー16の内部にはスクロール15を外側から
冷却する冷却ガス(例えば空気)19の通路を形成する
と共に、流入部ダクト12から該ガス11と共に異物2
0が流入した場合、上記スリット18から該異物20を
回収する回収通路としても機能している。
【0011】上記構成において、スクロール15のガス
流入部のダクトから流入ガス11と共に異物20が流入
した場合、流入ガス11と異物20とはスクロール内部
で旋回を始める。ここで流入ガス11は渦巻状流路で半
径方向内側に流れ込むが、一方の異物20は該ガス11
に比べて比重が大きいので、周方向旋回による遠心力の
ために断面形状が外周側にむかって先細り形状となって
いるスクロール14の最外径位置に集められ、最外径位
置にスクロール入口Aからスクロール巻き終わりBまで
の円周方向に形成されているスリット18からスクロー
ル外側のスクロールカバー16内へ放出され、該スクロ
ールカバー16内の通路に集積される。
【0012】また、スクロール15を覆うスクロールカ
バー16内の冷却空気通路には、スクロール内のガス圧
力よりやや高めに設定した冷却ガス(空気)19を供給
することにより、スクロール15からの流入ガス11の
流出を防ぐことができる。
【0013】このように、本発明では、スクロール最外
径位置にスクロール入口Aからスクロール巻き終わりB
までの円周方向の全範囲又はその一部にスリット18を
形成してなるので、流入ガス11と共に流入した異物2
0を該スリット18を介して外部に排出することとして
いる。その際に、スクロール15のタービンロータ13
の回転軸17を含むスクロール15の断面を外径側に向
かって幅を徐々に減少させた先細りの形状としているの
で、該異物20の外周側への排出が容易となる。
【0014】また、スクロール15を覆うようにスクロ
ールカバー16を設け、該スクロールカバー16の間を
スクロール15から排出される異物20の回収用の空間
とすると共に、該スクロール15を冷却する冷却ガス1
9の通路としているので、該通路が異物20の回収の機
能とスクロール15の冷却の機能とを併用することがで
きる。
【0015】以上により、タービンの性能を低下させる
ことなく、流入ガス11と共にスクロール内に流入した
異物20を回収することができ、ノズル21から異物が
動翼14に流入することが防止され、該異物20による
セラミックタービン動翼14の動翼入口前縁22の破損
を防止することができると共に、スクロールの冷却効率
を高めることが可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、スクロール断面形状が外径に
向けて先細り形状とすると共に、スクロール最外径位置
にスクロール入口からスクロール巻き終までの円周方向
の全範囲又はその一部にスリットを形成してなり、且
つ、スクロール外周をカバーで覆い該カバー内に上記異
物を回収する回収通路及び冷却ガスを流入する冷却通路
を形成してなるので、従来とは異なり、タービンの性能
を低下させることなく、異物を回収することができ、異
物によるセラミックタービン動翼の破損を防止すること
ができると共に、スクロールの冷却効率を高めることが
可能となる。
【0017】この冷却の際、上記冷却ガス19として流
入するガス圧力をスクロール内の圧力よりもやや高圧と
することで、流入ガス11の流出を防ぐことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるセラミックタービ
ン用スクロールの概略を示し、タービンの回転軸を含む
断面図である。
【図2】図1のII-II 断面である。
【図3】従来技術にかかるセラミックタービン用スクロ
ールの概略を示し、タービンの回転軸を含む断面図であ
る。
【図4】図1のIV-IV 断面である。
【符号の説明】
01 動翼 02 スクロール 03 流入部ダクト 04 ガス 05 ノズル 06 動翼入口前縁 07 タービンロータ 08 タービンの回転軸 09 異物 11 流入ガス 12 流入部ダクト 13 タービンロータ 14 動翼 15 スクロール 16 スクロールカバー 17 回転軸 18 スリット 19 冷却ガス 20 異物 21 ノズル 22 動翼入口前縁 A スクロール入口部 B スクロール巻き終部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン動翼を囲むスクロールであっ
    て、 スクロール断面形状が外径に向けて先細り形状とすると
    共に、スクロール最外径位置にスクロール入口部からス
    クロール巻き終部までの円周方向の全範囲又はその一部
    にスリットを形成し、流入ガスと共に流入した異物を該
    スリットから排出し、且つ、スクロール外周をスクロー
    ルカバーで覆い該カバー内に上記異物を回収する回収通
    路及びスクロールを冷却する冷却ガスを流入する冷却通
    路を形成してなることを特徴とするセラミックタービン
    用スクロール。
JP18096097A 1997-07-07 1997-07-07 セラミックタービン用スクロール Pending JPH1122474A (ja)

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JP18096097A Pending JPH1122474A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 セラミックタービン用スクロール

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040120