JP2811993B2 - 石油燃焼装置 - Google Patents

石油燃焼装置

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JP2811993B2
JP2811993B2 JP3098794A JP9879491A JP2811993B2 JP 2811993 B2 JP2811993 B2 JP 2811993B2 JP 3098794 A JP3098794 A JP 3098794A JP 9879491 A JP9879491 A JP 9879491A JP 2811993 B2 JP2811993 B2 JP 2811993B2
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誠一 篠田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油を燃料とする給湯
機器や暖房機器に用いるもので、気化ガス供給路内で気
化ガスが再結露することのない石油燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の石油燃焼装置の構成を図
5および図6を参照しながら説明する。
【0003】図に示すように、枠状のケース31には炎
口32が設けられた面状のバーナヘッド33が配設さ
れ、一側面34は気化器35の側面に止着されている。
気化器35の一方の面には一次空気取入口36と一次空
気取入口36に臨む燃料噴射ノズル37が配設れ、他方
の面にはヒータ38が埋設されている。そして、下面に
は気化ガスを混合室41に送る気化ガス供給口40が設
けられている。バーナヘッド33と気化ガス供給口40
は混合室41を形成するカバー42で下方から覆われ、
気化室43で気化された気化ガスが、気化ガス供給口4
0、混合室41を経てバーナヘッド33に送られるよう
になっている。44は燃料噴射ノズル37へ燃料を圧送
するポンプ、45は一次空気取入口へ一次空気を送る送
風機、46は気化器35の温度を検出してヒータ38を
制御する温度検出器、47は点火器である。
【0004】上記構成において、ヒータ38に通電さ
れ、気化器35の温度が所定の温度に到達したことを温
度検出器46が検出すると、燃料が燃料噴射ノズル37
から気化室43に噴射され気化ガスとなる。同時に送風
機45も運転され、一次空気が一次空気取入口36から
気化室43に送られる。これにより、気化ガスは一次空
気と混合されて予混合ガスとなり、気化ガス供給口40
を通って混合室41に入り、気流分布が均一化されてバ
ーナヘッド33の炎口32から噴出される。そして、点
火器47で点火されて燃焼する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の石油燃焼装置では、予混合ガスをバーナヘッド33に
均一に気流分布させるために混合室41の平面積や容積
を大きくとる必要があった。従って、予混合ガスの気化
室43からバーナヘッド33に流れる距離は長いものと
なっていた。
【0006】また、気化器35の予熱中にバーナヘッド
33と混合室41も加熱されるように、バーナヘッド3
3と混合室41は熱伝的に気化器35に止着されている
が、前記したようにその平面積や容積が大きいために、
気化器35の予熱が完了した時点では十分な温度、例え
ば150℃以上にならないものであった。
【0007】この状態で燃焼が開始されるのであるが、
バーナヘッド33と混合室41の温度は予混合ガスが再
結露する上限の温度である約150℃以下にしか上昇し
ておらず、また、予混合ガスの流れる距離が長いのでバ
ーナヘッド33と混合室41の壁面に接した予混合ガス
は再結露し、燃料が未燃分として混合室41内に溜るこ
ととなる。
【0008】このように未燃燃料が混合室41に溜る
と、気化器35の予熱中に混合室41に伝わる熱や、短
時間燃焼させて消火したときにバーナヘッド33から放
射される輻射熱によって混合室41は温度上昇し、未燃
燃料が蒸発して天然ガスとなって排出されたり、白煙の
発生となったり、刺激臭の発生となったりして、石油燃
焼装置としては不具合なものになるという問題があっ
た。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、予混
合ガスの再結露をなくした石油燃焼装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、バーナケースと、前記バーナケースに内装
されて、一方の側端部に吸入口が、上面に炎口部がそれ
ぞれ設けられた複数の筒状のバーナヘッドと、前記バー
ナヘッド間に配設されて、上面に2次空気噴出口が設け
られ、下面が開放部とされた逆u字状の2次空気ポート
と、一次空気取入口と前記一次空気取入口に臨む燃料噴
射ノズルと埋設されたヒータと一次空気及び燃料噴射ノ
ズルからの噴射燃料が衝突する平面状態の気化面のある
気化室とを有する気化器と、一次空気および二次空気を
供給する送風機とを備え、前記気化器は側面に前記各バ
ーナヘッドを接続する複数の開放部を設けると共に、
記バーナヘッドはその吸入口を前記気化器側面の開放部
に個々に直接接続して熱伝的に結合することにより前記
気化室に直接連通させ、かつ前記気化室の一次空気取入
口と前記送風機との間には前記一次空気の送風路を、前
記二次空気ポートの開放部と前記送風機との間には前記
二次空気の送風路をそれぞれ配設してなるものである。
【0011】
【作用】本発明は上記したように、バーナヘッドはその
吸入口を気化器側面の開放部に個々に直接接続して熱伝
的に結合することにより前記気化室に直接連通させ、か
つ気化室の一次空気取入口と送風機との間には一次空気
の送風路を、二次空気ポートの開放部と送風機との間に
は二次空気の送風路をそれぞれ配設して構成したことに
より混合室が不要となり、気化器の予熱中に加熱される
部材はバーナヘッドのみになるのでバーナヘッドの温度
上昇速度を速くすることができる。また、気化器からバ
ーナヘッドに直接予混合ガスを供給するので予混合ガス
の温度降下をなくすることがきる。
【0012】これにより、予混合ガスのバーナヘッド内
での結露をなくすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
4を参照しながら説明する。
【0014】図に示すように、枠状に形成されたケース
1には角筒状の複数のバーナヘッド2、2、…が間隔を
有して内装されている。バーナヘッド2には一方の側端
部に予混合ガスを吸入する吸入口3が、上面には炎口部
4がそれぞれ設けられている。バーナヘッド2、2、…
の間には逆u字状に形成された二次空気ポンプ5、5、
…が配設されている。二次空気ポート5には上面に二次
空気噴出口6が設けられ、下面は無底で開放部5aとな
っている。
【0015】気化器7には一方の側面の上部に一次空気
を取入れる一次空気取入口8が設けられ、一次空気取入
口8から燃料噴射ノズル9が気化室10に臨んでいる。
また、他方の側面の下部にバーナヘッド2の吸入口3が
個々に熱伝的に接続止着される複数の開放部11、1
1、…が設けられ、その上方にヒータ12が埋設されて
いる。さらに、その外面には燃焼炎13の熱を吸収して
気化器7を加熱するフィン14が形設されている。ま
た、気化器7のフランジ7aには枠状のケース1がその
フランジ1aで熱伝的に止着されている。15は燃料噴
射ポンプ9に燃料を供給するポンプである。
【0016】送風機16は、気化器7の一次空気取入口
8に一次空気を、二次空気ポート5の開放部5aに二次
空気をそれぞれ供給するものである。
【0017】箱状に形成された外ケース17は枠状のケ
ース1と気化器7を内包してその間に密閉空間を形成
し、密閉空間は送風機16から供給される一次空気およ
び二次空気の送風路となっている。
【0018】この一次空気の送風路18は気化器7の一
方の側面と外ケース17の側面との間に形成されて、送
風機16と気化器7の一次空気取入口8とを連通してい
る。また、二次空気の送風路19は二次空気ポート5の
開放部5aと外ケース17の底面との間に形成されて、
送風機16と二次空気ポート5の開放部5aとを連通し
ている。
【0019】この一次空気の送風路18と二次空気の送
風路19とにより、送風機16から供給される空気は一
次空気と二次空気に分岐される。
【0020】なお、20は気化器7の温度を検出してヒ
ータ12を制御する温度検出器、21は点火器である。
【0021】上記構成において、ヒータ12に通電さ
れ、気化器7の温度が所定の温度に到達したことを温度
検出器20が検出すると、燃料が燃料噴射ノズル9から
気化室10に噴射されて気化ガスとなる。同時に送風機
16も運転され、一次空気が一次空気送風路18を経て
一次空気取入口8から気化室10に送られる。これによ
り、気化ガスは一次空気と混合されて予混合ガスとな
り、気化器7の開口部11、11、…に接続されている
バーナヘッド2の吸入口3からバーナヘッド2へ直接供
給される。そして、予混合ガスはバーナヘッド2の炎口
部4から噴出され、点火器21で点火されて燃焼する。
この燃焼において、送風機16からは二次空気が二次空
気の送風路19を経て二次空気ポート5の下面の開放部
5aに送られ、二次空気噴出口6から噴出されて予混合
ガスを二次燃焼させる。
【0022】この動作において、ヒータ12による気化
器7の予熱中にバーナヘッド2も加熱されるのである
が、気化器7とバーナヘッド2とは開口部11と吸入口
3で熱的に接続止着されており、かつ、従来例で示した
混合室が設けられていないので、気化器7からの熱はバ
ーナヘッド2のみに加わり、これによりバーナヘッド2
の温度上昇は速くなり、気化器7の予熱完了時には予混
合ガスが再結露する上限の温度である約150℃以上に
加熱されるので、予混合ガスのバーナヘッド2内での再
結露をなくすることができる。
【0023】また、予混合ガスは気化室10から直接バ
ーナヘッド2に供給されるので、予混合ガスの流れる距
離は短かくなり、予混合ガスの温度降下をなくすること
ができ、バーナヘッド内での予混合ガスの再結露を防ぐ
ことができる。
【0024】さらに、予混合ガスを気化室10から直接
バーナヘッド2に供給するために送風機16からの送風
を一次空気の送風路18と二次空気の送風路19とに分
岐したので、従来例に示した混合室を不要にすることが
でき、これにより気化器7の予熱中に混合室が消費する
熱量が不要となるとともに、予混合ガスの流れる距離を
短かくすることができ、バーナヘッド2内での予混合ガ
スの再結露を防ぐことができる。
【0025】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、バーナヘッドの吸入口を気化器の
側面から気化室に連通させるとともに熱伝的に接続し、
気化室の一次空気取入口と送風機の間には一次空気の送
風路を、二次空気ポートの開放下面と送風機の間には二
次空気の送風路をそれぞれ配設して構成したことにより
混合室が不要となり、気化器の予熱中に加熱される部材
はバーナヘッドのみなるのでバーナヘッドの温度上昇速
度を速くすることができる。また、気化器からバーナヘ
ッドに直接予混合ガスを供給するので予混合ガスの温度
降下をなくすることがきる。
【0026】特に前記バーナヘッドは複数に分けてその
それぞれを気化器側面に設けた複数の開放部に個々に直
接接続することによって熱伝的に結合しているので、各
バーナヘッドはそのそれぞれが個々に気化器から熱伝導
を受け、しかもそのそれぞれが吸気口の全周から熱伝導
を受けるので、バーナヘッドの温度上昇は極めて早くな
ると共にバーナヘッド全体をより高い温度に維持するこ
とができる。これにより、予混合ガスのバーナヘッド内
での結露を無くすることができるので、未燃燃料が蒸発
して天然ガスとなって排出されたり、白煙が発生した
り、刺激臭が発生したりすることのない石油燃焼装置を
提供することができる。また複数のバーナヘッドは気化
器側面の開放部に個々に直接接続しているので、各バー
ナヘッドは気化器によって一体化されるようになり、バ
ーナケースへの組み込み等が容易になって組み立て性が
向上するという利点もある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の石油燃焼装置の側断面図
【図2】同平面図
【図3】同要部の分解斜視図
【図4】同バーナヘッドと二次空気ポートの構成を示す
斜視図
【図5】従来例の石油燃焼装置の側断面図
【図6】同平面図
【符号の説明】
1 バーナケース 2 バーナヘッド 3 吸入口 4 炎口部 5 二次空気ポート 5a 開放部 6 二次空気噴出口 7 気化器 8 一次空気取入口 9 燃料噴射ノズル 12 ヒータ 16 送風機 18 一次空気の送風路 19 二次空気の送風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 勇幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−251709(JP,A) 特開 昭64−38506(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 11/10 F23D 11/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナケースと、前記バーナケースに内装
    されて、一方の側端部に吸入口が、上面に炎口部がそれ
    ぞれ設けられた複数の筒状のバーナヘッドと、前記バー
    ナヘッド間に配設されて、上面に2次空気噴出口が設け
    られ、下面が開放部とされた逆u字状の2次空気ポート
    と、一次空気取入口と前記一次空気取入口に臨む燃料噴
    射ノズルと埋設されたヒータと一次空気及び燃料噴射ノ
    ズルからの噴射燃料が衝突する平面状態の気化面のある
    気化室とを有する気化器と、一次空気および二次空気を
    供給する送風機とを備え、前記気化器は側面に前記各バ
    ーナヘッドを接続する複数の開放部を設けると共に、
    記バーナヘッドはその吸入口を前記気化器側面の開放部
    に個々に直接接続して熱伝的に結合することにより前記
    気化室に直接連通させ、かつ前記気化室の一次空気取入
    口と前記送風機との間には前記一次空気の送風路を、前
    記二次空気ポートの開放部と前記送風機との間には前記
    二次空気の送風路をそれぞれ配設してなる石油燃焼装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0739852B2 (ja) * 1987-04-09 1995-05-01 松下電器産業株式会社 気化装置
JPS6438506A (en) * 1987-07-31 1989-02-08 Kawasaki Steel Co Combustion apparatus

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