JP3052500B2 - 石油燃焼装置 - Google Patents
石油燃焼装置Info
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- JP3052500B2 JP3052500B2 JP3300109A JP30010991A JP3052500B2 JP 3052500 B2 JP3052500 B2 JP 3052500B2 JP 3300109 A JP3300109 A JP 3300109A JP 30010991 A JP30010991 A JP 30010991A JP 3052500 B2 JP3052500 B2 JP 3052500B2
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Description
使用される石油を燃料とする燃焼装置に関するものであ
る。
に示す。枠状に形成されたバーナケース11と、バーナ
ケース11に内装されて、上面に炎孔部12が、下面に
吸入口13として開放された逆U字状の複数のバーナヘ
ッド14と、バーナヘッド間に配設された側端部に2次
吸入口16が、上面に2次空気噴出孔15が設けられた
角筒状の2次空気ポート17と、1次空気取入口7、燃
料噴射ノズル1、埋設されたヒータ2を有する気化器4
と、バーナヘッド14の吸入口13と気化器4の下端9
とを連通せしめる有底箱状の混合室10で構成されてい
た。なお1次空気は送風機21により1次空気取入口7
より、2次空気は送風機21により2次吸入口16より
それぞれ供給される。
所定の温度を温度検出器5で検出すると、ノズル1より
燃料が気化器4内に供給され気化ガスとなる。一方燃焼
用空気が送風機21よりノズル1周辺部より気化器4内
に供給され、前記気化ガスと混合され予混合ガスとなっ
て気化器4下端9から混合室10を経由してバーナヘッ
ド14下部の吸入口14に入り炎孔部12により噴出さ
れる。この予混合ガスが炎孔部13近傍に設けられた点
火器18により点火され、送風機21より供給された空
気は2次空気噴出孔16からの2次空気流と混合促進さ
れバーナケース11内の燃焼室で燃焼する。
うな従来の構成では、バーナヘッド14の長手方向の炎
孔部12の燃焼における、炎孔部両側面よりの2次空気
流との混合促進において、次のような問題がある。2次
吸入口16から吸引され、2次空気噴出孔15より送風
される2次空気流の2次空気ポート17の長手方向での
風量・風速分布は、2次吸入口16が枠状のバーナケー
ス11と同一面に位置されている為、このバーナケース
11に沿って下降してきて2次空気ポート17と略直交
方向に前記2次空気ポート17内に吸引される2次空気
は、2次空気ポート17の2次空気吸入口16近傍で急
激に向きを変えて早い流速で流れ込むため、うず領域と
なり、圧力は負圧となり、この部分の2次空気噴出孔1
5からの空気の噴出は全くなくなる。そのためバーナヘ
ッド14の燃焼炎への混合促進へ寄与しないため、バー
ナケース11側の近傍は良好な燃焼をせず部分的に不均
一な燃焼炎となってしまうものである。
は、混合不足による一酸化炭素やススの発生による燃焼
性能の悪化をきたすものである。更にはバーナヘッド1
4近傍の炎孔部12は2次空気が少ない為、1次予混合
ガスのみによる燃焼形成となり、2次空気流による混合
が促進されず、良好な層流燃焼炎が得られず、保炎部が
炎孔部12に近接する状態となり炎孔部12周辺が高温
赤熱し、バーナヘッド14が熱的に劣化する恐れととも
に、燃焼停止時には、未燃灯油ガスが高温部に触れアル
デヒド類等の刺激臭の強い生ガスとなり臭気の発生の問
題となるものである。
もので、燃焼炎への2次空気流による混合促進をバーナ
ヘッド炎孔部の長手方向の全域に渡って均一に送風せし
める事により、均一な燃焼炎で、且つ一酸化炭素、ス
ス、臭気の発生しない良好な燃焼特性を得る事を目的と
する。
に、本発明の石油燃焼装置は枠状に形成されたバーナケ
ースと、前記バーナケースに内装されて、上面に炎孔部
が、下面に吸入口として開放された逆U字状の複数のバ
ーナヘッドと、前記バーナヘッドを挟むよう交互に配設
されてなり、上面に2次空気噴出孔を有し、一方の側端
部を前記バーナヘッドの端部よりも延長して前記バーナ
ケース外に突出せしめ、この側端部に2次吸入口を設け
た複数の角筒状の2次空気ポートと、1次空気取入口、
燃焼噴射ノズル、埋設されたヒータを有する気化器と、
前記バーナヘッドの吸入口と前記気化器の下端とを連通
せしめる有底箱状の混合室と、前記バーナケースとの間
に送風路を形成し前記2次空気ポートの2次空気吸入口
に対して略直交方向に2次空気を供給する送風ケース
と、この送風ケースに接続した送風機とからなるもので
ある。
の近傍の流速が速く、うず領域となり静圧が負圧となる
領域をバーナケースより突出しているため、バーナケー
ス内より設けてなる2次空気噴出孔からの静圧は、安定
した正圧にする事ができるため燃焼炎への2次空気流に
よる混合促進をバーナヘッドの炎孔部の長手方向の全域
に渡って均一に送風せしめる事ができ、均一な燃焼炎
で、一酸化炭素、スス、臭気の発生しない良好な燃焼を
得る事ができるものである。
説明する。
1はノズルでポンプ2にて灯油が圧送され、ヒータ3を
内蔵した気化器4で灯油が霧化される。5は気化器4の
温度検出器で、ヒータ3の通電、非通電をコントロール
する。6は気化器ふたで、上方にノズル1と1次空気取
入口7を有する。この気化器ふた6と気化器4とで気化
室8を形成する。9は気化器4の下端開口部、10は気
化器下端開口部9と連通する有底箱状の混合室、11は
箱状のバーナケースで、内部には上面に、炎孔部12
が、下面に混合室10と連通する吸入口13として開放
された逆U字状の複数のバーナヘッド14を有し、バー
ナヘッド14を挟むように交互に配設され、上面に2次
空気噴出孔15、一方の側端部に2次吸入口16が設け
られ、この2次吸入口16はバーナヘッド14よりも長
手方向に長く、バーナケース11より突出して形成され
た複数の角筒状の2次空気ポート17が配設されてい
る。18は点火器、19は箱状のバーナケース11との
間に送風路20を形成する送風機21と連結された箱状
の送風ケースである。
気化器4が所定の温度に達し、温度検出器5が検知する
と、ヒータ2の通電を停止すると共に、送風機21から
燃焼用空気が送風され、ノズル1から燃料が噴出され
る。噴出された燃料は、気化器4で気化され気化ガスと
なり、気化室8内で1次空気取入口7からの燃焼用1次
空気と混合されて予混合ガスとなり、気化器4下端開口
部9から混合室10を経由してバーナヘッド14内に送
られ炎孔部12から噴出される。炎孔部12より噴出さ
れた予混合ガスは、点火器18により点火され、2次空
気ポート17の一端の2次吸入口16より供給され2次
空気噴出孔15からの2次空気流と混合し燃焼が促進さ
れ、バーナヘッド14で燃焼炎が形成される。
る2次空気ポート17の一方の側端部をバーナヘッド1
4の端部よりも延長して前記バーナケース11外に突出
せしめこの側端部に2次吸入口16を風路内に設けられ
ている為、2次吸入口16の近傍の流速が速く、うず領
域となり静圧が負圧となる領域は、バーナケース11よ
り突出した部分になって、バーナケース11内に位置す
る2次空気噴出孔15部分の静圧は安定した正圧にで
き、2次空気流が長手方向全域に渡って、負圧領域等の
ない均一な送風を得ることができる。そして燃焼炎と均
一に混合促進し、良好な燃焼炎を形成するため燃焼特性
の良好なものが得ることができるものである。
の突出し形状は、図5に第2実施例を示す様に、一端が
閉塞され、上部2次空気噴出孔15を有する、本発明の
2次空気ポート17においては、流速が速く、うず領域
となり静圧が負圧となるのは上部の空気噴出孔近傍のみ
であり高さ方向の約半分以上の寸法が突出しておれば同
様の均一送風の効果があり、実験の結果でも証明ができ
た。この事はバーナケース11と2次空気ポート17を
溶接等で接合する場合、下部面が同一面となり、溶接の
作業性が良好となるものである。
れば、燃焼炎への混合促進を図る2次空気ポートの一方
の側端部をバーナヘッドの端部より延長してバーナケー
ス外に突出せしめこの側端部に2次吸入口を送風路内に
設けられている為、2次吸入口の近傍の流速が速く、う
ず領域となり圧力が負圧となる領域をバーナケースより
外へ突出しているため、バーナケース内に設けてなる2
次空気噴出孔からの圧力は安定した正圧にする事ができ
2次空気流が長手方向全域に渡って、負圧領域のない均
一な送風を得ることができ、燃焼炎と均一に混合促進が
行われ、一酸化炭素やススの発生のない良好な燃焼を得
る事ができる。
焼炎のバーナヘッドへのへばりつきもなく、バーナヘッ
ドの赤熱が防止でき、熱劣化の防止や、燃焼停止時の未
燃ガスの高温部に触れて発生するアルデヒド類等の刺激
臭の発生も抑えることができるものである。
面図
トの要部斜視図
視図
ド、2次空気ポートの要部斜視図
ドの要部斜視図
Claims (1)
- 【請求項1】枠状に形成されたバーナケースと、前記バ
ーナケースに内装されて、上面に炎孔部が、下面に吸入
口として開放された逆U字状の複数のバーナヘッドと、
前記バーナヘッドを挟むよう交互に配設されてなり、上
面に2次空気噴出孔を有し、一方の側端部を前記バーナ
ヘッドの端部よりも延長して前記バーナケース外に突出
せしめ、この側端部に2次吸入口を設けた複数の角筒状
の2次空気ポートと、1次空気取入口、燃焼噴射ノズ
ル、埋設されたヒータを有する気化器と、前記バーナヘ
ッドの吸入口と前記気化器の下端とを連通せしめる有底
箱状の混合室と、前記バーナケースとの間に送風路を形
成し前記2次空気ポートの2次空気吸入口に対して略直
交方向に2次空気を供給する送風ケースと、この送風ケ
ースに接続した送風機とからなる石油燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300109A JP3052500B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 石油燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300109A JP3052500B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 石油燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133519A JPH05133519A (ja) | 1993-05-28 |
JP3052500B2 true JP3052500B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17880831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3300109A Expired - Lifetime JP3052500B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 石油燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052500B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102393070B (zh) * | 2011-12-04 | 2013-05-15 | 郴州自然人热能设备有限公司 | 节能热风锅炉 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3300109A patent/JP3052500B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05133519A (ja) | 1993-05-28 |
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