JP2924147B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JP2924147B2 JP2924147B2 JP25327190A JP25327190A JP2924147B2 JP 2924147 B2 JP2924147 B2 JP 2924147B2 JP 25327190 A JP25327190 A JP 25327190A JP 25327190 A JP25327190 A JP 25327190A JP 2924147 B2 JP2924147 B2 JP 2924147B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油を燃料とする燃焼装置に関する。
従来の技術 従来のこの種の燃焼装置のバーナ部は、第４図に示す
ように構成されていた。
ように構成されていた。
図において、１はヒータで、有底状の気化筒２の周側
部に鋳込まれている。気化筒２の側壁には１次空気管３
とその内側に位置する燃料噴出管４が設けられている。
また、気化筒２の上部外周には受熱部５が設けられ、受
熱部５に沿って炎口６と炎口６の上に炎口キャップ７が
設けられている。８は燃焼火炎である。
部に鋳込まれている。気化筒２の側壁には１次空気管３
とその内側に位置する燃料噴出管４が設けられている。
また、気化筒２の上部外周には受熱部５が設けられ、受
熱部５に沿って炎口６と炎口６の上に炎口キャップ７が
設けられている。８は燃焼火炎である。
ここで、ヒータ１に通電され気化筒２が所定の温度に
達すると、燃焼ファンと燃料供給ポンプ（ともに図示無
し）が運転され、１次空気管３から気化用の１次空気が
送風され、燃料噴出管４からは燃料が供給される。供給
された燃料は加熱された気化筒２の内壁で気化され、１
次空気と混合して気化ガスとなる。気化ガスは気化筒２
を上昇して炎口６から噴出され、点火器（図示無し）に
よって点火され燃焼が開始される。以後燃焼火炎８の熱
を受熱部５が受け、気化筒２にフィードバックさせて気
化を促進し、ヒータ１の通電を停止させ、燃焼を持続さ
せていく。また燃焼火炎８は気化筒２の外周から供給さ
れる２次空気により燃焼が促進され、排ガス特性が向上
される。
達すると、燃焼ファンと燃料供給ポンプ（ともに図示無
し）が運転され、１次空気管３から気化用の１次空気が
送風され、燃料噴出管４からは燃料が供給される。供給
された燃料は加熱された気化筒２の内壁で気化され、１
次空気と混合して気化ガスとなる。気化ガスは気化筒２
を上昇して炎口６から噴出され、点火器（図示無し）に
よって点火され燃焼が開始される。以後燃焼火炎８の熱
を受熱部５が受け、気化筒２にフィードバックさせて気
化を促進し、ヒータ１の通電を停止させ、燃焼を持続さ
せていく。また燃焼火炎８は気化筒２の外周から供給さ
れる２次空気により燃焼が促進され、排ガス特性が向上
される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の構成では、炎口６
に形成される燃焼火炎８内に２次空気が充分供給されな
いので、排ガス特性をより向上させるとともに、火炎長
をより短縮させてコンパクト化を図ることができないと
いう問題があった。また、気化筒２の外周に２次空気の
流れが形成されるので、気化筒２が冷却されやすく、受
熱部５から多量の熱をフィードバックさせる構成が必要
となり、またヒータ１の通電量が増加するという問題を
有していた。
に形成される燃焼火炎８内に２次空気が充分供給されな
いので、排ガス特性をより向上させるとともに、火炎長
をより短縮させてコンパクト化を図ることができないと
いう問題があった。また、気化筒２の外周に２次空気の
流れが形成されるので、気化筒２が冷却されやすく、受
熱部５から多量の熱をフィードバックさせる構成が必要
となり、またヒータ１の通電量が増加するという問題を
有していた。
本発明はかかる従来の問題を解消するもので、燃焼火
炎に対する２次空気の供給を促進させ、排ガス特性を向
上させるとともに燃焼火炎のコンパクト化を図り、かつ
２次空気の送風経路を簡略化し、気化器と混合室の冷却
を防止して電気代を低減することを目的とする。
炎に対する２次空気の供給を促進させ、排ガス特性を向
上させるとともに燃焼火炎のコンパクト化を図り、かつ
２次空気の送風経路を簡略化し、気化器と混合室の冷却
を防止して電気代を低減することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の燃焼装置は、混
合室の上部に設けられた炎口部を２次空気噴出通路筒で
分割し、この２次空気噴出通路筒の一端を２次空気通路
に連通させ、他端を閉止するという構成にしたものであ
る。
合室の上部に設けられた炎口部を２次空気噴出通路筒で
分割し、この２次空気噴出通路筒の一端を２次空気通路
に連通させ、他端を閉止するという構成にしたものであ
る。
作用 本発明は上記した構成によって、燃焼火炎が分割さ
れ、その周囲に２次空気が充分に供給されるので燃焼反
応が促進され、排ガス特性の向上と火炎長の短縮化が図
られるものである。また、２次空気を２次空気噴出通路
筒の一方向から流入させるので、気化器と混合室の周囲
には２次空気通路が構成されることがなく気化器の冷却
が防止されるのである。
れ、その周囲に２次空気が充分に供給されるので燃焼反
応が促進され、排ガス特性の向上と火炎長の短縮化が図
られるものである。また、２次空気を２次空気噴出通路
筒の一方向から流入させるので、気化器と混合室の周囲
には２次空気通路が構成されることがなく気化器の冷却
が防止されるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面の第１図−第３図
を用いて説明する。
を用いて説明する。
第１図、第２図および第３図において、９は有底筒状
の混合室で、上部に炎口部10のための開口部11と混合気
入口12が連設されている。混合気入口12の上部には、筒
状の気化器13の下部に設けられた混合気出口14が密着さ
れて設けられている。15は気化器13の側壁の一部を炎口
部10の上方に突出させて設けられた受熱部で、この受熱
部15の内側には傾斜された気化面16が形成されている。
そして気化面16部にはヒータ17が鋳込まれている。気化
器15の側壁の一部には、１次空気入口18が設けられ、こ
の１次空気入口18の内側に燃料ノズル19が挿入されてい
る。燃料ノズル19の先端は気化面16に向けて設けられて
いる。炎口部10は多孔状の平板で構成され、複数個の２
次空気噴出通路筒20により分割されている。炎口部10と
２次空気噴出通路筒20は、その上端が同一平面上に構成
されるように各々の側面を接合させて設けられている。
２次空気噴出通路筒20の上端面には複数個の２次空気噴
出孔21が設けられている。２次空気噴出通路筒20は、気
化器13の反対方向の端部を２次空気通路22に連通され、
気化器13側には閉止部23が設けられている。図中の24は
炎口部10上に形成される燃焼火炎である。
の混合室で、上部に炎口部10のための開口部11と混合気
入口12が連設されている。混合気入口12の上部には、筒
状の気化器13の下部に設けられた混合気出口14が密着さ
れて設けられている。15は気化器13の側壁の一部を炎口
部10の上方に突出させて設けられた受熱部で、この受熱
部15の内側には傾斜された気化面16が形成されている。
そして気化面16部にはヒータ17が鋳込まれている。気化
器15の側壁の一部には、１次空気入口18が設けられ、こ
の１次空気入口18の内側に燃料ノズル19が挿入されてい
る。燃料ノズル19の先端は気化面16に向けて設けられて
いる。炎口部10は多孔状の平板で構成され、複数個の２
次空気噴出通路筒20により分割されている。炎口部10と
２次空気噴出通路筒20は、その上端が同一平面上に構成
されるように各々の側面を接合させて設けられている。
２次空気噴出通路筒20の上端面には複数個の２次空気噴
出孔21が設けられている。２次空気噴出通路筒20は、気
化器13の反対方向の端部を２次空気通路22に連通され、
気化器13側には閉止部23が設けられている。図中の24は
炎口部10上に形成される燃焼火炎である。
上記構成において、ヒータ17に通電され気化器13が所
定の温度に達すると、燃焼ファンと燃料供給ポンプ（と
もに図示無し）が運転され、１次空気入口18から１次空
気が送風され、燃料ノズル19からは燃料が噴出される。
噴出された燃料は、気化面16の傾斜を１次空気によって
吹き上げられながら拡散し気化が促進される。気化面16
で気化された燃料は、１次空気と混合されて気化ガスと
なり、気化器13の混合気出口14から混合室９の混合気入
口12を通り混合室９内に流入される。気化ガスは、混合
室９の開口部11から炎口部10に送られ、炎口部10から噴
出され、点火器（図示無し）により点火され、炎口部10
に燃焼火炎24が形成され、燃焼が開始される。この燃焼
火炎24の熱を気化器13の受熱部15が受け、気化器13全体
にフィードバックさせる。気化面16は受熱部15の内側の
位置に設けられているので、気化器13の各部の中で最も
速く、多量の熱がフィードバックされ、気化が促進され
る。ヒータ17は、通電をオン、オフされながら気化器13
の温度を一定に保ち、燃焼を持続させていく。一方、２
次空気は１次空気とは別系統（図示なし）の２次空気通
路22から２次空気噴出通路筒20に送風され、２次空気噴
出孔21から燃焼火炎24と並行に噴出される。
定の温度に達すると、燃焼ファンと燃料供給ポンプ（と
もに図示無し）が運転され、１次空気入口18から１次空
気が送風され、燃料ノズル19からは燃料が噴出される。
噴出された燃料は、気化面16の傾斜を１次空気によって
吹き上げられながら拡散し気化が促進される。気化面16
で気化された燃料は、１次空気と混合されて気化ガスと
なり、気化器13の混合気出口14から混合室９の混合気入
口12を通り混合室９内に流入される。気化ガスは、混合
室９の開口部11から炎口部10に送られ、炎口部10から噴
出され、点火器（図示無し）により点火され、炎口部10
に燃焼火炎24が形成され、燃焼が開始される。この燃焼
火炎24の熱を気化器13の受熱部15が受け、気化器13全体
にフィードバックさせる。気化面16は受熱部15の内側の
位置に設けられているので、気化器13の各部の中で最も
速く、多量の熱がフィードバックされ、気化が促進され
る。ヒータ17は、通電をオン、オフされながら気化器13
の温度を一定に保ち、燃焼を持続させていく。一方、２
次空気は１次空気とは別系統（図示なし）の２次空気通
路22から２次空気噴出通路筒20に送風され、２次空気噴
出孔21から燃焼火炎24と並行に噴出される。
その結果、細分割された燃焼火炎24の周囲に２次空気
が充分に供給されるので、燃焼反応が促進され、COやす
すの発生を防止して排ガス特性を向上させ、また火炎長
を短縮させて熱交換器下方の燃焼室をコンパクトに構成
できる。また、２次空気を２次空気通路22を介して気化
器13の反対側の一方向から流入させるので、気化器13や
混合室９の周囲に２次空気通路22が構成されることがな
く、気化器13と混合室９の２次空気による冷却を防止し
てヒータ17の通電による電気代を低減できる。また、混
合室９の周囲の冷却が防止されるので、気化ガスの結露
が防止され、臭気や白煙の発生を抑制できる。また、２
次空気噴出通路筒20の一方向に２次空気通路22を設けた
ので、構造が簡単でコンパクトになり、燃焼装置の小型
軽量化を図ることができる。また、２次空気噴出孔21か
ら噴出された２次空気は燃焼火炎24と並行に流れるの
で、燃焼火炎24の乱れが少なく燃焼騒音を低減できるも
のである。
が充分に供給されるので、燃焼反応が促進され、COやす
すの発生を防止して排ガス特性を向上させ、また火炎長
を短縮させて熱交換器下方の燃焼室をコンパクトに構成
できる。また、２次空気を２次空気通路22を介して気化
器13の反対側の一方向から流入させるので、気化器13や
混合室９の周囲に２次空気通路22が構成されることがな
く、気化器13と混合室９の２次空気による冷却を防止し
てヒータ17の通電による電気代を低減できる。また、混
合室９の周囲の冷却が防止されるので、気化ガスの結露
が防止され、臭気や白煙の発生を抑制できる。また、２
次空気噴出通路筒20の一方向に２次空気通路22を設けた
ので、構造が簡単でコンパクトになり、燃焼装置の小型
軽量化を図ることができる。また、２次空気噴出孔21か
ら噴出された２次空気は燃焼火炎24と並行に流れるの
で、燃焼火炎24の乱れが少なく燃焼騒音を低減できるも
のである。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明の液体
燃料燃焼装置によれば、次の効果が得られる。
燃料燃焼装置によれば、次の効果が得られる。
（１） 炎口部を複数個の２次空気噴出通路筒により分
割させたので、細分割された燃焼火炎の周囲に２次空気
が充分に供給され、排ガス特性の向上と燃焼火炎のコン
パクト化を図ることができる。
割させたので、細分割された燃焼火炎の周囲に２次空気
が充分に供給され、排ガス特性の向上と燃焼火炎のコン
パクト化を図ることができる。
（２） ２次空気噴出通路筒の一端を２次空気通路に連
通させ、他端に閉止部を設けたので、気化器と混合室の
冷却を防止し、ヒータにかかる電気代を低減でき、また
２次空気通路の構成が簡略化され、燃焼装置の小型軽量
化を図ることができる。
通させ、他端に閉止部を設けたので、気化器と混合室の
冷却を防止し、ヒータにかかる電気代を低減でき、また
２次空気通路の構成が簡略化され、燃焼装置の小型軽量
化を図ることができる。
第１図は本発明の一実施例の燃焼装置の要部断面図、第
２図は同平面図、第３図（ａ）は同炎口部の断面図、第
３図（ｂ）は同炎口部の一部断面斜視図、第４図は従来
の燃焼装置の部分断面図である。 ９……混合室、10……炎口部、13……気化器、20……２
次空気噴出通路筒、21……２次空気噴出孔、22……２次
空気通路、23……閉止部。
２図は同平面図、第３図（ａ）は同炎口部の断面図、第
３図（ｂ）は同炎口部の一部断面斜視図、第４図は従来
の燃焼装置の部分断面図である。 ９……混合室、10……炎口部、13……気化器、20……２
次空気噴出通路筒、21……２次空気噴出孔、22……２次
空気通路、23……閉止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−59841（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−210709（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−128516（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−165335（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−10060（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F23D 11/10 F23D 11/40 F23D 11/44
Claims (1)
- 【請求項１】有底筒状の混合室と、この混合室の上部に
設けられた炎口部と、この炎口部と連設され前記混合室
の上部に設けられた筒状の気化器とを備え、前記炎口部
を複数個の２次空気噴出通路筒で分割し、２次空気噴出
通路筒の一端を２次空気通路に連通し、他端に閉止部を
設けて、前記２次空気噴出通路筒の上面に複数個の２次
空気噴出孔を設けてなる燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25327190A JP2924147B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25327190A JP2924147B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04131603A JPH04131603A (ja) | 1992-05-06 |
| JP2924147B2 true JP2924147B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17248962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25327190A Expired - Fee Related JP2924147B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2924147B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP25327190A patent/JP2924147B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04131603A (ja) | 1992-05-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |