JP2897477B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2897477B2
JP2897477B2 JP21987491A JP21987491A JP2897477B2 JP 2897477 B2 JP2897477 B2 JP 2897477B2 JP 21987491 A JP21987491 A JP 21987491A JP 21987491 A JP21987491 A JP 21987491A JP 2897477 B2 JP2897477 B2 JP 2897477B2
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誠一 篠田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯機や暖房機などに
使用され、石油を燃料としてその燃焼量の可変幅を大き
くした燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置は図5に示すよ
うに、燃焼量の可変幅を大きくするためにそれぞれにバ
ーナと気化器を有する2つの燃焼ユニットを並設してい
た。
【0003】以下、その構成を図5を参照しながら説明
する。なお、説明を簡略にするために一方の燃焼ユニッ
トについて説明する。
【0004】図に示すように、23はヒータ24を内蔵
した気化器、25は燃料供給装置26に接続された燃料
供給ノズルで気化器23内に臨ませている。27は気化
器23の上方に一定の距離をおいて設けられた混合室、
28は混合室27の上方に設けられたバーナヘッドで、
炎口部29と2次空気口部30が交互に配置されてい
る。31は炎口部29に臨ませた点火器、32は送風機
で、燃焼用空気は空気室33を介して気化器23内と気
化器23外とに分岐して送られる。気化器23外に送ら
れた燃焼用空気の一部は気化器23と混合室27の間を
通って混合室27内に送られ、一部は混合室27の外を
通ってバーナヘッド28の2次空気口部30に送られる
ようになっている。
【0005】上記構成において、ヒータ14に通電され
て気化器23が所定の温度に達すると燃料供給装置26
と送風機32が運転され、燃料が燃料供給ノズル25よ
り噴出されて気化器23で気化ガスとなる。燃焼用空気
は空気室33を介して送られ、その一部は気化器23内
に送られて気化用空気となり、気化ガスと混合されて混
合気となる。その他は気化器23外に送られ、さらにそ
の一部は気化器23と混合室27の間を通って混合室2
7内に送られて混合気とさらに混合されてバーナヘッド
28の炎口部29より噴出される。残りの空気は混合室
27の外を通ってバーナヘッド28の2次空気口部30
より噴出される。
【0006】炎口部29より噴出された混合気は点火器
31により点火されて燃焼火炎を形成し、2次空気口部
30より噴出される2次空気により燃焼火炎が安定に保
たれるようになっている。
【0007】このように構成され、動作する燃焼ユニッ
トを並設して燃焼装置が形成されている。
【0008】ここで、燃焼量を変える場合、最大の燃焼
量が必要なときは両方の燃焼ユニットの燃焼量を最大に
して燃焼させ、最小の燃焼量に下げるときは一方を停止
し、他方の燃焼量を最小にして燃焼させることにより燃
焼量を変ることができる。この間、両方の燃焼量を下げ
たり、一方を停止して他方を最大と最小の燃焼量の間で
燃焼させたりすることにより中間的に燃焼量を変えるこ
とができる。
【0009】すなわち、最大の燃焼量が必要なときは両
方の燃焼ユニットの燃焼量を最大にして燃焼させ、最小
の燃焼量が必要なときは燃焼ユニットの一方を停止し、
他方の燃焼量を最小にして燃焼させることにより、それ
ぞれの燃焼ユニットの燃焼量の可変幅が例えば1/3と
すると、燃焼装置としての燃焼量の可変幅は1/6とな
るものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の燃焼
ユニットを並設する燃焼装置では、燃焼ユニットごとに
バーナと気化器が設けられているので、燃焼装置の燃焼
量の可変幅を大きくするために燃焼ユニットの数を増や
して並設しようとすると、燃焼装置の構成が複雑で高価
なものになるという問題があった。
【0011】本発明は上記問題を解決し、簡単な構成で
安価に燃焼量の可変幅を大きくすることができる燃焼装
置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一方の側端部に燃料供給口が、上面に炎口
部がそれぞれ設けられた複数の筒状のバーナヘッドと、
前記バーナヘッド間に配設されて上面に2次空気供給孔
が設けられ下面が開放された2次空気ポートとを有する
1組のバーナ部を複数組並設して形成した燃焼部と、前
記複数組のバーナ部のそれぞれに気化燃料を供給する複
数の気化室を有し、前記各気化室に前記複数組のバーナ
部の各燃料供給口が熱電的に接続されて連通するヒータ
内蔵の1つの気化器と、前記複数の気化室のそれぞれに
燃料を供給する複数の燃料供給ノズルと、前記複数の気
化室のそれぞれに1次空気を供給する複数の1次空気供
給口と、前記1次空気供給口と前記2次空気ポートとに
燃焼用空気を供給する送風手段とを備えた構成としたも
のである。
【0013】
【作用】本発明は上記したように、複数の気化室を有す
る1つの気化器の各気化室に複数組のバーナ部の各燃料
供給口を熱伝的に接続して連通させたことにより、複数
並設されたバーナ部と1つの気化器で燃焼装置を形成す
ることができるので、その構成を簡単なものとすること
ができる。また、燃料供給口を気化室に熱伝的に接続し
たことにより、燃焼炎により温度上昇したバーナヘッド
の熱を気化室にフィードバックさせるので、気化室の外
壁に設けられた燃焼炎の熱を吸収するフィンの体積を小
さくすることができ、ヒータによる気化室の加熱時間を
短縮することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
4を参照しながら説明する。
【0015】図4に示すように、バーナヘッド1は一方
の側端部に燃料供給口2が開口された角筒状に形成さ
れ、その上面に炎口3が列設されている。2次空気ポー
ト4は下面が開口した逆u字状に形成され、その上面に
2次空気供給孔5が列設されている。このバーナヘッド
1と2次空気供給ポート4は図3に示すように交互に複
数個横列されて1組のバーナ部6および7を形成し、こ
のバーナ部6および7を複数個並設して燃焼部8が形成
されている。燃焼部8はその側面と後面に密接するケー
ス9で囲まれ、燃焼部8の上方に燃焼室10が形成され
ている。
【0016】気化室11はその内部に後述する複数の独
立の気化室12、13が形設されてあり、気化室12、
13後面のそれぞれの開口14、15にはバーナ部6、
7の燃料供給口2が熱伝的に接続されてバーナヘッド1
と気化室12、13とが連通されている。併せて、気化
器11はケース9の前面のフランジ16に止着されてい
る。17は気化器11の後面に立設されて燃焼室10に
臨む受熱フィンである。
【0017】図1および図2に示すように、気化器11
はその内部に立設された隔壁18で複数の気化室12、
13に仕切られその前面は気化器蓋19で覆われてい
る。これにより気化室12、13は独立の気化室となっ
てバーナヘッド12、13にそれぞれ連通している。2
0は気化器11の後面に内蔵されたヒータである。
【0018】燃料供給ポンプ21、22に接続された複
数の燃料供給ノズル23、24は気化室蓋19を貫通し
てそれぞれ気化室12、13内に臨んでいる。そして燃
料供給ノズル23、24の周囲12は1次空気供給口2
5、26が設けられている。
【0019】27は外ケースで、ケース9と気化器11
との間に送風路30、31を形成し、送風路30、31
は燃焼用空気を供給する送風手段である送風機32に接
続されている。送風路30は1次空気の流路で、1次空
気供給口25、26から気化室12、13内に1次空気
を供給し、送風路31は2次空気の流路で、2次空気ポ
ート4の開口から2次空気供給孔5に2次空気を供給す
るものである。
【0020】なお、33は気化器11の温度を検出する
温度検出器、34は予混合ガスに点火する点火器であ
る。
【0021】上記構成において、ヒータ20に通電され
て気化器11が所定の温度に達し、その温度を温度検出
器34が検出するとヒータ20の通電が停止され、送風
機32から燃焼用空気が、燃料供給ノズル25、26か
ら灯油等の燃料が供給される。
【0022】燃料供給ノズル25、26から供給された
燃料は気化室12、12内で気化されて気化ガスとな
り、1次空気供給口25、26から供給された1次空気
と混合されて予混合ガスとなってバーナ部6、7の燃料
供給口2からバーナヘッド1内に送られ、炎口3から燃
焼室10内に噴出される。
【0023】この過程で、加熱された加熱器11の熱は
熱伝的に接続されたバーナ部6、7に、また、加熱器1
1に止着されているケース9を介してバーナ部6、7に
伝熱されるので、炎口3は温度上昇されている。
【0024】この状態で点火器34により予混合ガスに
点火すると、燃焼火炎は炎口3に横列している2次空気
ポート4の2次空気孔5から供給される2次空気により
安定した燃焼状態となる。
【0025】上記構成において、燃焼火炎は気化器11
の後面に立設されて燃焼室10に臨むフィン16を加熱
する。加熱されたフィン16はその熱を気化器11にフ
ィードバックして気化室12、13に供給された燃料を
気化させる。
【0026】他方、燃焼によって温度上昇しているバー
ナ部6、7は気化器11に熱伝的に接続されているの
で、バーナ部6、7からも気化器11への熱のフィード
バックがある。
【0027】これにより、気化器11はフィン16とバ
ーナ部6とで燃料を気化するに必要な熱が供給されるこ
ととなるので、フィン16を小さなもの、すなわち体積
を小さくすることができる。このフィン16の体積が小
さくなれば気化器11の体積も小さくなるので気化器1
1の熱容量が小さくなり、ヒータ20により気化器11
を所定の温度に上昇させるに要する加熱時間を短縮する
ことができる。
【0028】さらに、隔壁18で仕切られた複数の気化
室12、13を有する1つの気化器11の各気化室1
2、13にはバーナ部6、7の燃料供給口2が熱伝的に
接続されているので、並設された複数のバーナ部6、7
と1つの気化器11とで燃焼装置を形成することがで
き、その構成を簡単なものとすることができる。
【0029】また、燃焼量を変える場合も、従来例に示
したものと同様に、バーナ部6、7の両方或は一方の燃
焼量を変えることにより最大燃焼量から最小燃焼量まで
の燃焼量の可変幅を広くすることができる。
【0030】また、バーナ部6、7が気化器11に熱伝
的に接続されているので、気化室12、13から炎口3
に至る経路が短かくなり、予混合ガスの搬送通路として
の予混合室を不要とすることができ、装置のコンパクト
化と低圧損化を図ることができるとともに、燃焼開始時
や短時間燃焼後の消火時に発生する予混合ガスの通路内
での通路露による油溜りと、それに伴う白煙や臭気の発
生をなくすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、複数の気化室を有する1つの気化
器の各気化室に複数組のバーナ部の各燃焼供給口を熱伝
的に接続して連通させたことにより、複数並設されたバ
ーナ部と1つの気化器とで燃焼装置を形成することがで
きるので、その構成が簡単で安価なものとなり、さら
に、燃焼量の可変幅を大きくすることができる。
【0032】また、燃料供給口を気化器に熱伝的に接続
したことにより、燃焼炎により温度上昇したバーナヘッ
ドの熱を気化室にフィードバックさせるので、フィンの
体積を小さくして気化室の熱容量を小さくすることがで
き、ヒータによる気化室の加熱時間を短縮することがで
きる。
【0033】このように本発明によれば簡単な構成で安
価に燃焼量可変幅を大きくすることができる燃焼装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の燃焼装置の側断面図
【図2】同平面断面図
【図3】同要部の斜視図
【図4】(a)はバーナヘッドの斜視図 (b)は2次空気ポートの斜視図
【図5】従来例の燃焼装置の正面断面図
【符号の説明】
1 バーナヘッド 2 燃焼供給口 3 炎口 4 2次空気ポート 5 2次空気供給孔 6、7 バーナ部 8 燃焼部 11 気化器 12、13 気化室 20 ヒータ 23、24 燃料供給ノズル 25、26 一次空気供給口 32 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 勇幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−155106(JP,A) 特開 平1−174809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 11/10 F23D 11/40 F23D 11/44 F23K 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の側端部に燃料供給口が、上面に炎口
    部がそれぞれ設けられた複数の筒状のバーナヘッドと、
    前記バーナヘッド間に配設されて上面に2次空気供給孔
    が設けられ下面が開放された2次空気ポートとを有する
    1組のバーナ部を複数組並設して形成した燃焼部と、前
    記複数組のバーナ部のそれぞれに気化燃料を供給する複
    数の気化室を有し、前記各気化室に前記複数組のバーナ
    部の各燃料供給口が熱伝的に接続され連通するヒータ内
    蔵の1つの気化器と、前記複数の気化室のそれぞれに燃
    料を供給する複数の燃料供給ノズルと、前記複数の気化
    室のそれぞれに1次空気を供給する複数の1次空気供給
    口と、前記1次空気供給口と前記2次空気ポートとに燃
    焼用空気を供給する送風手段とを備えてなる燃焼装置。
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