JP2550172Y2 - シートのスライドレールカバー - Google Patents

シートのスライドレールカバー

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JP2550172Y2
JP2550172Y2 JP1992070462U JP7046292U JP2550172Y2 JP 2550172 Y2 JP2550172 Y2 JP 2550172Y2 JP 1992070462 U JP1992070462 U JP 1992070462U JP 7046292 U JP7046292 U JP 7046292U JP 2550172 Y2 JP2550172 Y2 JP 2550172Y2
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JP
Japan
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cover body
slide rail
rail
seat
cover
Prior art date
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JP1992070462U
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JPH0627296U (ja
Inventor
田 勉 小
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシートのスライドレール
カバーに関し、更に詳細に説明すると、車体側に固定さ
れたロアーレールと、該ロアーレール上で前後方向に摺
動する座席下部に固定されたアッパーレールとからなる
スライドレールの夫々後端部を覆うスライドレールカバ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両等におけるシートスライ
ドレールの後端部を覆い、後席乗員の足の衝突防止等、
安全性を追求したスライドレールカバーが知られてい
る。このスライドールカバーの構造として、実開昭55
−68633号公報、実公昭63−3306号公報、実
開平2−142335号公報等が存在する。
【0003】図5に示す如く、前記実開昭55−686
33号公報に示されるシートスライド装置1は、アッパ
ーレール2及びロアーレール3の夫々後端部2a,3a
を覆うようにレールカバー5が設けられている。このレ
ールカバー5の上端には長孔7が穿設され、アッパーレ
ール2に設けた段付ボルト9がこの長孔7に挿通された
状態で、クッションフレーム11とアッパーレール2と
が螺着されている。
【0004】アッパーレール2が前方に移動する際に段
付ボルト9が前記長孔7に沿って移動可能になされ、ま
たアッパーレール2が後方に移動する際に段付ボルト9
が前記長孔7の端部に係合し、レールカバー5がアッパ
ーレール2と共に、後方に移動し得るようになされてい
る。またレールカバー5の端部5aとクッションフレー
ム11との間にコイルスプリング13が張設され、アッ
パーレール2が後方に移動している状態より前方に移動
した場合に、レールカバー5がコイルスプリング13の
付勢により前方に移動するようになされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、実開昭55
−68633号公報のレールカバー5では、クッション
フレーム11とアッパーレール2とを螺着するための段
付ボルト9が貫通する構造のため、レールカバー5の上
端長手方向に段付ボルトが遊動する長孔7を設ける必要
があり、この長孔7からシートスライド装置1の内部が
露出し、外観上好ましくなかった。
【0006】本考案の目的は、スライドレールカバーを
内側カバー体と、外側カバー体の多重構造とすることに
より、全体の長さを伸縮可能とし、従来レールカバーの
上端長手方向に開口されていた長孔を不要とし、外観が
優れ、然も安全性に優れたシートのスライドレールカバ
ーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、車体側に固定されたロアーレー
ルと、該ロアーレール上で前後方向に摺動する座席下部
に固定されたアッパーレールとからなるスライドレール
の夫々後端部を覆うシートのスライドレールカバーにお
いて、前記スライドレールカバーは内側カバー体と、外
側カバー体とを備え、前記内側カバー体と外側カバー体
はスライドレールの長手方向に摺動自在に嵌合され、前
記アッパーレールの端部及び内側カバー体に第1及び第
2の突出部を夫々設け、前記内側カバー体及び外側カバ
ー体に第1及び第2の長孔を夫々形成し、前記第1及び
第2の突出部を前記第1及び第2の長孔に夫々摺動自在
に嵌合させたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案に依れば、スライドレールカバーが内側
カバー体と、外側カバー体とからなり、前記内側カバー
体と外側カバー体はスライドレールの長手方向に摺動自
在に嵌合され、前記アッパーレールの端部及び内側カバ
ー体に第1及び第2突出部が夫々設けられ、前記内側カ
バー体及び外側カバー体に第1及び第2の長孔が夫々形
成され、前記第1及び第2の突出部が前記第1及び第2
の長孔に夫々摺動自在に嵌合されているので、シートク
ッションを前方に移動させた場合に、即ちアッパーレー
ルが前方に移動した場合には、内側カバー体が外側カバ
ー体より引き出され、伸張された状態でロアーレールの
後端を被覆することができ、シートクッションを後方に
移動させた場合は内側カバー体が外側カバー体の内部に
収納された状態となる。
【0009】
【実施例】以下本考案に係わるシートのスライドレール
カバーを図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図4
は本考案の一実施例の概略を夫々示すもので、シート2
1はシートクッション22及びシートバック23を備
え、シートクッション22の下部には、左,右一対をな
すスライドレール24,24が設けられ、シート21全
体が前後摺動可能に支持されている。
【0010】このスライドレール24,24は図1及び
図4から明らかなように、車室床面側に取付ブラケット
25等を介して固定されるロアーレール26と、ロアー
レール26に前後摺動可能な状態で嵌合されるアッパー
レール27とから構成され、アッパーレール27にシー
トクッション22のシートフレームがボルト28止めさ
れる。またこのアッパーレール27は、周知の通り図示
しないロック機構により所望のスライド調整位置でロッ
クされるようになされている。
【0011】前記スライドレール24,24の後端部を
保護するためのスライドレールカバー31が設けられ、
このスライドレールカバー31は、図2乃至図4から明
らかなように、スライドレール24の後端の長手方向に
摺動自在に嵌合された下部開放された略コ字状の内側カ
バー体32と、該内側カバー体32の外側に嵌合された
下部開放された略コ字状の外側カバー体34からなる。
【0012】アッパーレール27の後端部及び内側カバ
ー体32の後端部に係合用の突出部36及び37が夫々
設けられ、前記内側カバー体32及び外側カバー体34
に長孔38及び39が夫々形成され、前記突出部36及
び37が前記長孔38及び39に夫々嵌合されている。
前記突出部36及び37,長孔38及び39は本実施例
ではスライドレール24及びスライドレールカバー31
の一側部にのみ示されているが、両側部に形成すること
もできる。
【0013】また外側カバー体34の内側の端部にはコ
イルスプリング41の一端41aが連結され、このコイ
ルスプリング41の他端41bがアッパーレール27の
後端部に連結されている。このコイルスプリング41に
より、外側カバー体34がアッパーレール27の後方側
に付勢されている。
【0014】斯る構成において、図2に示す如く、シー
トクッション22を前方に移動したときは、外側カバー
体34の後端がロアーレール26の後端に係止され、ス
ライドレールカバー31の内側カバー体32は外側カバ
ー体12より引き出される。この際、突出部36及び3
7が前記長孔38及び39に沿って前方にスライドす
る。これによりスライドレールカバー31の長さが長く
なった状態となりロアーレール26の露出部分が完全に
被覆される。
【0015】次に、図3で示す如く、シートクッション
22を後方に移動したときは、前述せる状態とは反対
に、コイルスプリング41が収縮し、内側カバー体32
が外側カバー体34内に収納される。これによりスライ
ドレールカバー31の長さが短くなった状態となる。ま
た、アッパーレール27の後端部で前記内側カバー体3
2及び外側カバー体34が後方に押圧され、突出部36
及び37が前記長孔38及び39に沿って後方にスライ
ドし、スライドレールカバー31はアッパーレール27
と共に後方に移動する。
【0016】
【考案の効果】以上が本考案に係るシートのスライドレ
ールカバーの一実施例の構成であるが、斯る構成に依れ
ば、スライドレールカバーが内側カバー体と、外側カバ
ー体とからなり、前記内側カバー体と外側カバー体はス
ライドレールの長手方向に摺動自在に嵌合され、前記ア
ッパーレールの端部及び内側カバー体に第1及び第2の
突出部が夫々設けられ、前記内側カバー体及び外側カバ
ー体に第1及び第2の長孔が夫々形成され、前記第1及
び第2の突出部が前記第1及び第2の長孔に夫々摺動自
在に嵌合されているので、シートクッションを前方に移
動させた場合に、内側カバー体が外側カバー体より引き
出され、伸張された状態でロアーレールの後端を被覆す
ることができ、シートクッションを後方に移動させた場
合は内側カバー体が外側カバー体の内部に収納され、ス
ライドレールカバーが短くなった状態となり、アッパー
レールと共にスライドレールカバーが後方に移動するの
で、従来レールカバーの上端長手方向に開口されていた
長孔を不要とし、外観が優れ、然も安全性に優れたシー
トのスライドレールカバーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるシートのスライドレールカバー
を適用したシートの斜視図。
【図2】本考案に係わるシートのスライドレールカバー
の内側カバー体を引き出した状態の斜視図。
【図3】本考案に係わるシートのスライドレールカバー
の内側カバー体を収納した状態の斜視図。
【図4】本考案に係わるシートのスライドレールカバー
の断面図。
【図5】従来のスライドレールカバーの分解斜視図。
【符号の説明】
21 車両用シート 22 シートクッション 23 シートバック 24 シートスライドレール 25 取付ブラケット 26 ロアーレール 27 アッパーレール 28 ボルト 31 スライドレールカバー 32 内側カバー体 34 外側カバー体 36 突出部 37 突出部 38 長孔 39 長孔 41 コイルスプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されたロアーレールと、該
    ロアーレール上で前後方向に摺動する座席下部に固定さ
    れたアッパーレールとからなるスライドレールの夫々後
    端部を覆うシートのスライドレールカバーにおいて、前
    記スライドレールカバーは内側カバー体と、外側カバー
    体とを備え、前記内側カバー体と外側カバー体はスライ
    ドレールの長手方向に摺動自在に嵌合され、前記アッパ
    ーレールの端部及び内側カバー体に第1及び第2の突出
    部を夫々設け、前記内側カバー体及び外側カバー体に第
    1及び第2の長孔を夫々形成し、前記第1及び第2の突
    出部を前記第1及び第2の長孔に夫々摺動自在に嵌合さ
    せたことを特徴とするシートのスライドレールカバー。
JP1992070462U 1992-09-14 1992-09-14 シートのスライドレールカバー Expired - Lifetime JP2550172Y2 (ja)

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JPH0627296U JPH0627296U (ja) 1994-04-12
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US10919414B2 (en) 2017-08-30 2021-02-16 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Sliding device
JP7006502B2 (ja) * 2018-05-21 2022-01-24 トヨタ紡織株式会社 スライド装置
JP6830085B2 (ja) 2018-11-02 2021-02-17 トヨタ紡織株式会社 スライド装置
KR102471636B1 (ko) * 2021-06-21 2022-11-28 노길호 무세절기용 이송대 끼임 사고 방지를 위한 안전장치

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