JPH0528108Y2 - - Google Patents

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JPH0528108Y2
JPH0528108Y2 JP1988151679U JP15167988U JPH0528108Y2 JP H0528108 Y2 JPH0528108 Y2 JP H0528108Y2 JP 1988151679 U JP1988151679 U JP 1988151679U JP 15167988 U JP15167988 U JP 15167988U JP H0528108 Y2 JPH0528108 Y2 JP H0528108Y2
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grip
roof side
assist grip
assist
side panel
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ルーフサイドパネルの車室内側に設
けられているアシストグリツプの改良に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車の車室内の座席上方でルーフサ
イドパネルの内側面にはアシストグリツプが装着
されており、悪路走行時や車両旋回時等には助手
席または後部座席に着座した乗員が該アシストグ
リツプを把持できるようになつている。そして、
これまでのアシストグリツプとしてはルーフサイ
ドパネルのインナ側から車室内へ常時突出されて
いるものが一般的であつたが、外観上好ましいも
のではなかつたため、該アシストグリツプ周辺の
見映えの向上に鑑みて、アシストグリツプが使用
されていない時(以下、不要時と言う)にはルー
フサイドパネルの車室内側面に装着されるルーフ
サイドガーニツシユと一体的に即ち、アシストグ
リツプの把持部表面がルーフサイドガーニツシユ
の車室内側面と面一となるような構成が要求され
ている。その一例として、実開昭62−181439号公
報に示されるようなアシストグリツプがある。該
公報に示されているものは、アシストグリツプを
ルーフサイドガーニツシユに穿設された挿入孔に
挿通して、車室内へ出没自在とすると共に、没入
側へ付勢力を与えるスプリングが具備されてお
り、アシストグリツプの使用時にはスプリングの
付勢力に抗してアシストグリツプを車室内側へ引
出し、一方、アシストグリツプの不要時にはスプ
リングの付勢力によつてルーフサイドガーニツシ
ユ側へ移行させて、アシストグリツプの把持表面
がルーフサイドガーニツシユの車室内側面と面一
になるように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上述したような構成にあつては、アシ
ストグリツプ不要時の外観の向上は図れるが、ア
シストグリツプは移動部材であつて、ルーフサイ
ドガーニツシユの挿入孔に挿通されて構成されて
いるために、車体側へ固定されておらず、その使
用時における支持剛性が低く、乗員の把持に対す
る強度が劣つており、乗員から作用する荷重が大
きい時にはアシストグリツプ本来の機能が果たせ
ない場合がある。
更に、上記の構成では、アシストグリツプ使用
時に該アシストグリツプが車室内側へ引出される
ようになつているために、この使用時においてア
シストグリツプ配設位置周辺部における車室内空
間が狭くなつてしまうといつた不具合もあつた。
そこで、本考案は、アシストグリツプの支持剛
性を確保したままで、不要時にはルーフサイドガ
ーニツシユと一体的となつて外観の向上が図れ、
更に、車室内空間を狭くするようなことがないア
シストグリツプを得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本考案が講じた手
段は、アシストグリツプのグリツプが取付けられ
るルーフサイドパネルに凹部を形成して該凹部を
把持部空間と成すと共にグリツプ周辺のルーフサ
イドガーニツシユを後退させることでグリツプを
移動させることなしに該グリツプを車室内に臨ま
せるようにした。具体的には、車両のルーフサイ
ドパネルの車室内側に該ルーフサイドパネルを覆
うルーフサイドガーニツシユが配設されて成る車
室内ルーフ部に設けられたアシストグリツプを対
象としている。そして、上記ルーフサイドパネル
におけるアシストグリツプ配設位置に対応した部
分に、車室外側に向つて凹陥されて成る凹部を形
成し、該凹部周辺部に、グリツプを、該グリツプ
の把持部表面が上記ルーフサイドガーニツシユの
車室内側面と面一になるように横架状態で固定す
る。また、上記ルーフサイドガーニツシユにおけ
る上記グリツプ配設位置の周囲をグリツプカバー
で形成し、アシストグリツプ非使用状態におい
て、グリツプカバーの表面をグリツプの把持部表
面及びルーフサイドガーニツシユの車室内側面と
面一とすると共に、アシストグリツプ使用状態に
おいて、上記ルーフサイドパネルに形成されてい
る凹部が乗員の把持空間と成るようにグリツプカ
バーを上記凹部内へ格納可能とするような構成と
している。
(作用) 上記構成による本考案の作用は、アシストグリ
ツプ非使用時には、グリツプはルーフサイドガー
ニツシユの車室内側面と面一になつているため
に、一体感が増し、外観が向上される。また、グ
リツプは凹部周辺のルーフサイドパネルに固定さ
れているために、その支持剛性が確保されてい
る。更に、アシストグリツプ使用時にはルーフサ
イドガーニツシユの一部であるグリツプカバーが
ルーフサイドパネルの凹部内へ格納され、且つこ
の凹部が乗員の把持空間として利用されるように
なつているために、従来のようにグリツプを車室
内側に突出させた状態で配設したり該グリツプを
車室内側に移動させるようにする必要がないの
で、アシストグリツプ周辺部の車室内空間が大き
く確保される。
(実施例) 次に、本考案における一実施例を図面に沿つて
説明する。
第3図に示すように、本考案に係るアシストグ
リツプ1は、ルーフサイドパネル2の車室内側に
該ルーフサイドパネル2を覆うルーフサイドガー
ニツシユ3が配設されて成る車室内ルーフ部に設
けられたものであつて、車室内の座席上方で車体
前後方向に延びる上記ルーフサイドパネル2の一
部において車室外側に向つて凹陥されて成る凹部
4内に装備されて成り、グリツプ5、グリツプカ
バー6、スプリング7を主要部として構成されて
いる。
以下、各部材について説明する。
グリツプ5は、第1図に示すように金属製の板
材で形成された心材5aに軟質樹脂で成るカバー
材5bが該心材5aを包含して把持部5cが形成
されており、該把持部5cの両側が、上記凹部4
の周辺部に横架された状態でルーフサイドパネル
インナ2aにボルト止めされて成つている(第3
図参照)。また、上記把持部5cにおけるカバー
材5bは車室内側に位置する表面5fが上記ルー
フサイドパネル2の車室内側面2cに装着されて
いる上記ルーフサイドガーニツシユ3の車室内側
面3aと面一な平坦面で形成され、一方、ルーフ
サイドパネル2に対向する裏面5gは乗員が把持
し易いよう凸状に形成されている。
グリツプカバー6は、上記グリツプ5の把持部
5cより車外側でルーフサイドパネル2の凹部4
内に配設され、アシストグリツプ不要時には、そ
の車室内側は位置する表面6aが上記ルーフサイ
ドガーニツシユ3およびグリツプ5の表面5fと
面一に形成されて、ルーフサイドガーニツシユ3
の一部を形成している。また、該表面6aでグリ
ツプ5の把持部5cに対応する面は該把持部5c
の裏面5gの形状に合致するべく車幅方向に延び
る凹溝6bで形成されている。一方、該グリツプ
カバー6のルーフサイドパネル2に対向する裏面
6cには、その上下両端に車体前後方向に延びる
ガイドピン8,8が突設され、該ガイドピン8は
上記凹部4内に位置する上記ルーフサイドガーニ
ツシユ3の前後面で、車幅方向の穿設された案内
溝4a,4aへ挿通されて、該グリツプカバー6
がガイドピン8が案内溝4a内を移動すること
で、ルーフサイドパネル2へ向つて平行移動され
るように構成されている。更に、該裏面6cの一
部にはルーフサイドパネル2との間に介在される
スプリング7の嵌入穴6dが設けられている。ま
た、該嵌入穴6dに近接した位置には車体前後方
向に延びるロツクピン9が突設されており、該ロ
ツクピン9はルーフサイドガーニツシユ3に設け
られたハート型のロツク溝4bに挿入されてい
る。このロツク溝4bは、挿入溝部4cと離脱溝
部4dから成り、両溝間にロツク部4eが形成さ
れた周知のロツク機構である。また、上記スプリ
ング7はルーフサイドパネル2の一部に凹設され
たスプリング座2dと上記グリツプカバー6の嵌
入穴6dとの間に介在されてグリツプカバー6を
車室内方向へ付勢している。尚、第1図の10は
ルーフサイドパネル、2bはルーフサイドパネル
アウタ、11はルーフヘツドライニングであつ
て、上記ルーフサイドパネルアウタ2bは、その
上下端がルーフサイドパネルインナ2aと溶着さ
れて閉断面を構成すると共に、下端にはウエザー
ストリツプ12が装着されている。
次に、上記構成におけるアシストグリツプの使
用時について説明する。
先ず、第1図に示すようなアシストグリツプ不
要時の状態から、使用状態とする際には、グリツ
プカバー6を車体外方即ち、ルーフサイドパネル
2に向つて、スプリング7の付勢力に抗して押込
む。この時、該グリツプカバー6はガイドピン8
の案内溝4a内での移動に伴つてルーフサイドパ
ネル2側へ移行し、ロツクピン9がロツク溝4b
の挿入溝部4cを経た後、グリツプカバー6を放
すと、スプリング7の付勢力によつてロツクピン
9はロツク溝4bのロツク部4eに係止されて、
第2図に示すようにグリツプカバー6が凹部4内
に格納された状態が保持される。即ち、グリツプ
5のみがルーフサイドガーニツシユ3と同一面を
形成したまま残り、乗員の把持が可能となる。ま
た、このグリツプ5を把持する際には、第2図に
仮想線で示すようにルーフサイドパネル2に形成
されている凹部4が乗員の手の挿入空間として利
用されることになる。従つて、アシストグリツプ
使用時においてグリツプ5が車室内側に向つて移
動するような構成ではないために、このアシスト
グリツプ使用時にあつても車室内空間が狭くなる
ようなことはない。
また、このアシストグリツプ使用状態から不要
状態に戻すときには、再び、グリツプカバー6を
ルーフサイドパネル2側へ押込むことによつてロ
ツクピン9はロツク溝4bのロツク部4eから離
脱されて、離脱溝部4dへ案内されることによ
り、グリツプカバー6はスプリング7の付勢力に
よつて第1図の状態に戻される。
このように、本構成によれば、グリツプ5はル
ーフサイドパネル2に取付けられているために、
その支持剛性が確保され、且つ、アシストグリツ
プ1の不要状態ではグリツプカバー6によつてル
ーフサイドガーニツシユ3と外観上一体的に構成
されているために、見映えの向上が図られてお
り、更に、ルーフサイドパネル2に形成されてい
る凹部4が乗員の把持空間として利用されるよう
になつているために、従来のようにグリツプを車
室内側に突出させた状態で配設したり該グリツプ
を車室内側に移動させるようにする必要がないの
で、アシストグリツプ周辺部の車室内空間が大き
く確保される。
(考案の効果) 上述したように、本考案によればアシストグリ
ツプを使用しない時には、グリツプはルーフサイ
ドガーニツシユと面一になつているために、一体
感が増し、外観の向上を図ることができる。ま
た、グリツプは凹部周辺のルーフサイドパネルに
固定されているために、その支持剛性を十分に確
保することができる。更に、アシストグリツプ使
用時にはルーフサイドガーニツシユの一部である
グリツプカバーがルーフサイドパネルの凹部内へ
格納され、且つこの凹部が乗員の把持空間として
利用されるようになつているために、従来のよう
にグリツプを車室内側に突出させた状態で配設し
たり該グリツプを車室内側に移動させるようにす
る必要がないので、アシストグリツプ周辺部の車
室内空間を大きく確保することができる。つま
り、本考案によれば、アシストグリツプの支持剛
性を劣化させることなく、不要時における外観の
向上が図れ、且つ車室内空間を大きく確保できる
アシストグリツプを得ることができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図は第3図の−線に沿つた縦断面図、第2
図はアシストグリツプの使用状態を示す第1図と
同部分の図、第3図はアシストグリツプ周辺の斜
視図である。 1……アシストグリツプ、2……ルーフサイド
パネル、2c,3a……車室内側面、3……ルー
フサイドガーニツシユ、4……凹部、5……グリ
ツプ、5c……把持部、5f……表面、6……グ
リツプカバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両のルーフサイドパネルの車室内側に該ルー
    フサイドパネルを覆うルーフサイドガーニツシユ
    が配設されて成る車室内ルーフ部に設けられたア
    シストグリツプであつて、 上記ルーフサイドパネルにおけるアシストグリ
    ツプ配設位置に対応した部分には車室外側に向つ
    て凹陥されて成る凹部が形成されており、該凹部
    周辺部には、グリツプが、該グリツプの把持部表
    面が上記ルーフサイドガーニツシユの車室内側面
    と面一になるように横架状態で固定されており、 上記ルーフサイドガーニツシユにおける上記グ
    リツプ配設位置の周囲はグリツプカバーで形成さ
    れており、 該グリツプカバーは、アシストグリツプ非使用
    状態において、その表面がグリツプの把持部表面
    及びルーフサイドガーニツシユの車室内側面と面
    一とされていると共に、アシストグリツプ使用状
    態において、上記ルーフサイドパネルに形成され
    ている凹部が乗員の把持空間と成るように上記凹
    部内へ格納可能とされていることを特徴とするア
    シストグリツプ構造。
JP1988151679U 1988-11-21 1988-11-21 Expired - Lifetime JPH0528108Y2 (ja)

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JPH0272138U JPH0272138U (ja) 1990-06-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0263241B2 (ja) * 1983-01-26 1990-12-27 Ozen Co Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0442192Y2 (ja) * 1988-10-31 1992-10-05

Patent Citations (1)

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JPH0263241B2 (ja) * 1983-01-26 1990-12-27 Ozen Co Ltd

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JPH0272138U (ja) 1990-06-01

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