JP7006502B2 - スライド装置 - Google Patents

スライド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7006502B2
JP7006502B2 JP2018097109A JP2018097109A JP7006502B2 JP 7006502 B2 JP7006502 B2 JP 7006502B2 JP 2018097109 A JP2018097109 A JP 2018097109A JP 2018097109 A JP2018097109 A JP 2018097109A JP 7006502 B2 JP7006502 B2 JP 7006502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
cover
fixed
movable
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018097109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019202573A (ja
Inventor
定夫 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2018097109A priority Critical patent/JP7006502B2/ja
Publication of JP2019202573A publication Critical patent/JP2019202573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7006502B2 publication Critical patent/JP7006502B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本開示は、乗物用シートをスライド可能に支持するスライド装置に関する。
例えば、特許文献1に記載のスライド装置では、ロアレール等の固定レール、当該固定レール内でスライドするアッパレール等の可動レール、並びに固定レールの上方側開口部を覆う前方側カバー及び後方側カバーを備えている。
前方側カバーは、可動レールの前端より前方側に配設されている。後方側カバーは、可動レールの後端より後方側に配設されている。前方側カバー及び後方側カバーは、可動レールのスライド変位と連動してスライド変位する。
特開2014-233996号公報
例えば、可動レールが前方側に大きくスライドして、当該可動レールの前端が固定レールの前端から突出すると、可動レールの軌道部等が露出した状態となる。可動レールの軌道部とは、鋼球等の転動体又はシュー等の滑り部材が接触する部位である。このため、軌道部には、グリース等の潤滑材が塗布されている場合が多い。
したがって、特許文献1に記載のスライド装置では、可動レールが大きくスライドすると、軌道部が露出し、スライド装置以外の部位(例えば、着席者の靴等)に潤滑材が付着してしまう可能性がある。
本開示は、上記点に鑑み、スライド装置以外の部位に潤滑材等が付着してしまうことを抑制可能なスライド装置の一例を開示する。
スライド装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。すなわち、当該構成要件は、乗物に対して固定される固定レール(11)と、シート本体(2)が固定される可動レール(12)であって、少なくとも一部が固定レール(11)内に収納された状態で当該固定レール(11)に対してスライド可能な可動レール(12)と、固定レール(11)の長手方向端部側の外周を覆うとともに、当該長手方向にスライド可能なレールカバー(21、24)であって、可動レール(12)の長手方向端部が当該固定レール(11)の長手方向端部から突出したときに、当該可動レール(12)と共にスライド変位するレールカバー(21、24)とである。
これにより、可動レール(12)が大きくスライドして、例えば、当該可動レール(12)の軌道部が固定レール(11)から露出した場合であっても、潤滑材がスライド装置以外の部位(例えば、着席者の靴等)に付着してしまうことを抑制でき得る。
さらに、当該スライド装置は、例えば、固定レール(11)に固定され、当該固定レール(11)の下部の少なくとも一部を覆う固定カバー(22、25)と、固定カバー(22、25)に設けられ、レールカバー(21、24)に設けられた被案内部(21A、24A)と滑り接触することにより当該レールカバー(21、24)の変位を案内する案内部(22A、25A)であって、固定レール(11)の下端より上方に位置する案内部(22A、25A)とを備えることが望ましい。
これにより、レールカバー(21、24)が変位する際に、例えば、当該レールカバー(21、24)の一部が乗物のフロアに敷かれたカーペットに引っ掛かってしまうことが未然に防止され得る。延いては、レールカバー(21、24)の変位が阻害されてしまうことが抑制され得る。
当該スライド装置は、以下の構成であってもよい。
すなわち、被案内部(21A、24A)の少なくとも一部は、固定レール(11)の側面(11B、11C)と案内部(22A、25A)とにより挟まれた状態で変位可能であることが望ましい。
これにより、レールカバー(21、24)に外力が作用した場合であっても、当該レールカバー(21、24)が確実に案内されるので、レールカバー(21、24)がスライド装置から外れてしまうことが抑制され得る。
固定レール(11)は、当該固定レール(11)の長手方向に沿って延びる開口部(11A)を有し、可動レール(12)は、固定レール(11)の長手方向寸法より短い長手方向寸法を有しており、さらに、開口部(11A)の一部を覆うとともに、レールカバー(21、24)と一体的に変位する開口カバー(23、26A)を備えることが望ましい。
これにより、開口部(11A)が開口カバー(23、26A)により覆われた構成となるので、スライド装置の意匠性が損なわれることが抑制されるとともに、開口部(11A)内に異物は進入してしまうことが抑制され得る。
開口部(11A)の一部を覆うとともに、開口カバー(26A)に対して変位可能な可動カバー(26B)を備え、さらに、可動カバー(26B)には、可動レール(12)の端部が固定レール(11)内に位置した状態で当該端部が開口カバー(26A)から予め決められた寸法以上離間したときに、当該可動レール(12)に係止される係止部(26E)が設けられていることが望ましい。これにより、可動レール(12)が大きくスライドした場合であっても、開口部(11A)が閉塞された状態となり得る。
可動カバー(26B)は、開口部(11A)の延び方向と平行な方向に延びており、可動カバー(26B)の長手方向一端側には、開口カバー(26A)と滑り接触可能な第1接触部(26F)が設けられ、さらに、可動カバー(26B)のうち、少なくとも開口カバー(26A)より長手方向他端側の部位には、可動レール(12)と滑り接触可能な第2接触部(26C)が設けられていることが望ましい。
これにより、可動カバー(26B)は、長手方向一端側及び他端側が支持された構成となり得るので、当該可動カバー(26B)は確実に可動し得る。
案内部(22A、25A)及び被案内部(21A、24A)のうちいずれか一方は、他方が嵌り込んだ状態でスライド可能な溝部により構成されていることが望ましい。
これにより、案内部(22A、25A)が被案内部(21A、24A)から外れてしまうことが抑制される。したがって、レールカバー(21、24)がスライド装置から外れてしまうことが抑制され得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示される一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
第1実施形態に係る乗物用シートを示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置の分解図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置の構造を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置の構造を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置の構造を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置の構造を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置の構造を示す図である。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示されるものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
本実施形態は、車両等の乗物に搭載されるシート(以下、乗物用シートという。)に本開示に係るスライド装置が適用された例である。各図に付された方向を示される矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。
したがって、本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。各図に示された方向は、本実施形態に係る乗物用シートが車両に組み付けられた状態における方向である。
なお、本明細書に係る「着席者」とは、乗物の乗員や乗物用シートを利用する者をいう。したがって、着席者には、現実に着席していない者も含まれる。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
本実施形態は、図1に示される乗物用シート1に本開示に係るスライド装置10を適用したものである。乗物用シート1は、シート本体2及びスライド装置10等を少なくとも備える。シート本体2は、シートクッション3及びシートバック5等を有する。
シートクッション3は着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位である。スライド装置10は、シート本体2をスライド可能に支持するための装置である。
2.スライド装置
2.1 スライド装置の概要
<基本構成>
シート本体2は、2つのスライド装置10により支持される。図2に示されるように、2つのスライド装置10のうち第1のスライド装置10は、シート幅方向一端側に配置される。2つのスライド装置10のうち第2のスライド装置10は、シート幅方向他端側に配置される。
第1のスライド装置10と第2のスライド装置10とは、略左右対称な構成である。以下の説明は、シート幅方向一端側(本実施形態では、右端側)に配置されたスライド装置10に関する説明である。
スライド装置10は、図3に示されるように、固定レール11及び可動レール12等を少なくとも備える。固定レール11は、乗物に対して直接的又は間接的に固定される金属製の部材である。
本実施形態に係る固定レール11の長手方向は、乗物(車両)の前後方向に一致している。当該固定レール11には、図4に示されるように、開口部11Aが設けられている。開口部11Aは、上方に向けて開いているとともに、固定レール11の長手方向に沿って設けられている。
可動レール12はシート本体2が固定される部材である。当該可動レール12は、金属製のレール本体12A、並びに樹脂製の第1エンドキャップ12B及び第2エンドキャップ12C等を有して構成されている。
シート本体2はレール本体12Aに固定される。図3に示されるように、第1エンドキャップ12Bはレール本体12Aの長手方向一端に装着されている。第2エンドキャップ12Cはレール本体12Aの長手方向他端に装着されている。
可動レール12は、少なくとも一部が開口部11Aから露出した状態で固定レール11に対してスライド可能である。つまり、着席者がスライド装置10を上から目視したとき、図5に示されるように、当該着席者は、可動レール12の少なくとも一部を目視でき得る。
上記の「露出した状態」は、可動レール12の上端が固定レール11の上端から突出した状態に限定されるものでない。つまり、可動レール12の上端が固定レール11の上端より低い場合であっても「可動レール12の少なくとも一部が開口部11Aから露出した状態」に該当し得る。
<スライド機構>
スライド機構は、シート本体2を固定レール11に対して移動させるための機構である。当該スライド機構13は、図6に示されるように、ネジ棒13A及びナット部13B等を有して構成されている。
固定レール11内には、ネジ棒13A及び保持ブラケット13D、13E等が少なくとも収納されている。ネジ棒13Aは、固定レール11の長手方向に沿って延びる雄ねじである。保持ブラケット13D、13Eはネジ棒13Aを保持する部材である。
保持ブラケット13Dは、ネジ棒13Aの延び方向一端側(本実施形態では、シート前端側)を保持する。保持ブラケット13Eは、ネジ棒13Aの延び方向他端側(本実施形態では、シート後端側)を保持する。
ナット部13Bは可動レール12に保持されている。当該ナット部13Bは、ネジ棒13Aと噛み合う雌ねじが形成されたナット13Cを有する。ナット13Cは、電動モータ13F(図2参照)から回転力を受けて回転する。
電動モータ13Fの回転力は、図2に示されるように、回転軸等の伝達部材13Gを介してナット13Cに伝達される。なお、電動モータ13Fは、ブリッジ部13Hに固定されている。
ブリッジ部13Hは、2つのスライド装置10間を渡すようシート幅方向に延びている。ブリッジ部13Hの延び方向一端側は、シート幅方向一端側の可動レール12に固定されている。ブリッジ部13Hの延び方向他端側は、シート幅方向他端側の可動レール12に固定されている。
ネジ棒13Aは、図6に示されるように、2つの保持ブラケット13D、13Eにより回転不可状態で固定レール11に保持されている。このため、ナット13Cが回転すると、「ねじの原理」により可動レール12、つまりシート本体2が固定レール11に対して移動する。
<シャッタ機構>
シャッタ機構20は、図3に示されるように、固定レール11内(特に、ネジ棒13A)及び可動レール12の軌道部Or(図8参照)が視認可能な状態になることを抑制する。可動レール12の軌道部とは、鋼球等の転動体又はシュー等の滑り部材が接触する部位である。
すなわち、ネジ棒13Aは、可動レール12内に位置するので(図6参照)、ネジ棒13Aの一部は可動レール12により覆われた状態となる。しかし、ネジ棒13Aのうち当該一部以外の部位は、開口部11Aを通して露出可能な状態となる。
可動レール12全体が固定レール11内に位置している状態では、可動レール12の軌道部は固定レール11により覆われた状態となる。しかし、可動レール12の長手方向寸法は、固定レール11の長手方向寸法より短い。
このため、可動レール12がスライドして当該可動レール12の前端が固定レール11の前端から突出した場合、及び当該可動レール12の後端が固定レール11の後端から突出した場合には、可動レール12の軌道部等が露出した状態となる。
上記のように、露出する部位は、可動レール12の変位に応じて変化する。シャッタ機構20は、可動レール12の変位に応じて変位する「露出する部位」を覆うための機構である。
シャッタ機構20は、第1シャッタ機構20A及び第2シャッタ機構20B等を有して構成されている。第1シャッタ機構20Aは、固定レール11の長手方向前端側を覆うための機構である。第2シャッタ機構20Bは、固定レール11の長手方向後端側を覆うための機構である。
2.2 シャッタ機構の構成作動
<第1シャッタ機構>
第1シャッタ機構20Aは、図7に示されるように、第1レールカバー21、第1固定カバー22及び第1ネジカバー23等を少なくとも有する。
<第1レールカバー>
第1レールカバー21は、固定レール11の長手方向一端側(本実施形態では、前端側)の外周を覆うとともに、当該長手方向にスライド可能である。具体的には、当該第1レールカバー21は、図8に示されるように、固定レール11の幅方向の側面11B、11C及び上面11Dを覆う樹脂製部材である。
第1レールカバー21は、可動レール12の長手方向前端が固定レール11の長手方向前端から突出した状態(図5参照)では、可動レール12と共にスライド変位する。第1レールカバー21は、可動レール12の長手方向前端が固定レール11内に位置する状態では、固定レール11の長手方向前端側を覆ったまま不動である(図7参照)。
第1レールカバー21は、バネ27(図5)から固定レール11から離間することを妨げる向きの弾性力を受けている。つまり、第1レールカバー21は、常に、バネ27により固定レール11の前端に向けて引っ張られている。
<第1固定カバー>
第1固定カバー22は、図7に示されるように、固定レール11の長手方向前端側に固定された状態で、当該固定レール11の下部の少なくとも一部を覆う部材である。本実施形態に係る第1固定カバー22は、固定レール11と乗物との連結固定部を覆う機能を有する樹脂製の部材である。
図8に示されるように、第1固定カバー22には、少なくとも1つ案内部22Aが設けられている。第1レールカバー21には、少なくとも1つの被案内部21Aが設けられている。本実施形態に係る案内部22A及び被案内部21Aそれぞれは2つ設けられている。
具体的には、固定レール11の幅方向一方側及び他方側それぞれに案内部22A及び被案内部21Aが1つずつ設けられている。固定レール11の幅方向とは、当該固定レール11の長手方向と直交する水平方向である。
各案内部22Aは、対応する位置に設けられた被案内部21Aと滑り接触することにより第1レールカバー21の変位を案内する。具体的には、各案内部22Aは溝部にて構成されている。当該溝部は固定レール11の長手方向と平行な方向に延びている。
各被案内部21Aは突条に構成されている。当該突条は、対応する案内部22A側に突出した状態で固定レール11の長手方向と平行な方向に延びている。そして、各被案内部21Aは、対応する案内部22Aに嵌り込んだ状態でスライドする。
各被案内部21Aの少なくとも一部は、図7及び図8に示されるように、固定レール11の側面11B、11Cと対応する位置に設けられた案内部22Aとにより挟まれた状態で変位可能である。そして、各案内部22Aは、固定レール11の下端より上方に位置している(図8参照)。
<第1ネジカバー>
第1ネジカバー23は、開口カバーの一例であって、開口部11Aの一部を覆うための部材である。当該第1ネジカバー23は、第1レールカバー21と一体的に変位する。具体的には、第1ネジカバー23の延び方向前端は、第1レールカバー21の前端壁21B(図6参照)に連結されて一体化されている。
なお、本実施形態では、スナップフィット等の弾性係合部材(図示せず。)、又はねじ等の機械的締結具(図示せず。)により、第1ネジカバー23と第1レールカバー21とは一体化されている。
第1ネジカバー23は可動レール12内に収納可能である(図8参照)。可動レール12は、第1ネジカバー23が当該可動レール12内に収納された状態において、当該第1ネジカバー23に対して相対的にスライド可能である。
つまり、可動レール12の長手方向前端が固定レール11内に位置する状態(図7参照)では、第1レールカバー21及び第1ネジカバー23が固定レール11に対して不動状態となる。そして、可動レール12は、当該不動状態の第1レールカバー21及び第1ネジカバー23に対してスライド可能である。
図8に示されるように、可動レール12には、少なくとも1つのカバー案内部12Dが設けられている。本実施形態では、第1ネジカバー23を挟んで幅方向一端側及び他端側それぞれにカバー案内部12Dが設けられている。
各カバー案内部12Dは、第1ネジカバー23に設けられた被カバー案内部23Aと滑り接触する。当該被カバー案内部23Aは、第1ネジカバー23の変位方向と平行な方向に延びる溝部にて構成されている。
各カバー案内部12Dは、対応する部位に設けられた被カバー案内部23Aに嵌り込む突条にて構成されている。当該突条は、第1ネジカバー23に向けて突出した状態で第1ネジカバー23の変位方向と平行な方向に延びている。
なお、本実施形態に係る各カバー案内部12Dは、可動レール12の第1エンドキャップ12Bに設けられている。第1エンドキャップ12Bは、スナップフィット等の弾性係合部材によりレール本体12Aに固定されている。
<第2シャッタ機構>
第2シャッタ機構20Bは、概ね第1シャッタ機構20Aと同様な構成である。すなわち、第2シャッタ機構20Bは、図9に示されるように、第2レールカバー24、第2固定カバー25及び第2ネジカバー26等を少なくとも有する。
<第2レールカバー>
第2レールカバー24は、固定レール11の長手方向他端側(本実施形態では、後端側)の外周を覆うとともに、当該長手方向にスライド可能である。具体的には、当該第2レールカバー24は、第1レールカバー21と同様に、固定レール11の幅方向の側面11B、11C及び上面11Dを覆う樹脂製部材である(図13参照)。
第2レールカバー24は、可動レール12の長手方向後端が固定レール11の長手方向前端から突出した状態(図2参照)では、可動レール12と共にスライド変位する。第2レールカバー24は、可動レール12の長手方向後端が固定レール11内に位置する状態では、固定レール11の長手方向後端側を覆ったまま不動である(図9参照)。
第2レールカバー24は、バネ27(図5)から固定レール11から離間することを妨げる向きの弾性力を受けている。つまり、第2レールカバー24は、常に、バネ27により固定レール11の後退に向けて引っ張られる。
<第2固定カバー>
第2固定カバー25は、図9に示されるように、固定レール11の長手方向後端側に固定された状態で、当該固定レール11の下部の少なくとも一部を覆う部材である。本実施形態に係る第2固定カバー25は、固定レール11と乗物との連結固定部を覆う機能を有する樹脂製の部材である。
図13に示されるように、第2固定カバー25には、少なくとも1つ案内部25Aが設けられている。第2レールカバー24には、少なくとも1つの被案内部24Aが設けられている。本実施形態に係る案内部25A及び被案内部24Aそれぞれは、第1シャッタ機構20Aと同様に2つ設けられている。
各案内部25Aは、対応する位置に設けられた被案内部24Aと滑り接触することにより第2レールカバー24の変位を案内する。具体的には、各案内部25Aは溝部にて構成されている。当該溝部は固定レール11の長手方向と平行な方向に延びている。
各被案内部24Aは突条に構成されている。当該突条は、対応する案内部25A側に突出した状態で固定レール11の長手方向と平行な方向に延びている。そして、各被案内部24Aは、対応する案内部25Aに嵌り込んだ状態でスライドする。
各被案内部21Aの少なくとも一部は、図13に示されるように、固定レール11の側面11B、11Cと対応する位置に設けられた案内部25Aとにより挟まれた状態で変位可能である。そして、各案内部25Aは、固定レール11の下端より上方に位置している。
<第2ネジカバー>
第2ネジカバー26は、図10に示されるように、第1リアネジカバー26A及び第2リアネジカバー26Bを有して構成されている。第1リアネジカバー26Aは、開口カバーの一例であって、開口部11Aの一部を覆うための部材である。
第1リアネジカバー26Aは、第2レールカバー24と一体的に変位する。具体的には、第1リアネジカバー26Aの延び方向後端は、第2レールカバー24の前端壁24Bに一体化されている。なお、本実施形態では、第1リアネジカバー26Aと第2レールカバー24とは、樹脂にて一体成形された一体成形品である。
第2リアネジカバー26Bは、可動カバーの一例であって、開口部11Aの一部を覆うとともに、第1リアネジカバー26Aに対して変位可能である。当該第2リアネジカバー26Bは、第2レールカバー24に一体化されていない点を除き、第1ネジカバー23と概ね同様な構成である。
すなわち、第2リアネジカバー26Bは、開口部11Aの延び方向と平行な方向に延びるとともに(図9参照)、可動レール12内に収納可能である(図13参照)。可動レール12は、第2リアネジカバー26Bが当該可動レール12内に収納された状態において、当該第2リアネジカバー26Bに対して相対的にスライド可能である。
可動レール12には、図13に示されるように、少なくとも1つのカバー案内部12Eが設けられている。本実施形態では、第2リアネジカバー26Bを挟んで幅方向一端側及び他端側それぞれにカバー案内部12Eが設けられている。
各カバー案内部12Eは、第2リアネジカバー26Bに設けられた被カバー案内部26Cと滑り接触する。当該被カバー案内部26Cは、第2リアネジカバー26Bの変位方向と平行な方向に延びる溝部にて構成されている。
各カバー案内部12Eは、対応する部位に設けられた被カバー案内部26Cに嵌り込む突条にて構成されている。当該突条は、第2リアネジカバー26Bに向けて突出した状態で第2リアネジカバー26Bの変位方向と平行な方向に延びている。
なお、本実施形態に係る各カバー案内部12Eは、可動レール12の第2エンドキャップ12Cに設けられている。第2エンドキャップ12Cは、スナップフィット等の弾性係合部材によりレール本体12Aに固定されている。
ところで、図11に示される状態以降、つまり図11に示される状態より可動レール12が長手方向前方側に変位した状態においては、第2リアネジカバー26Bは、可動レール12と一体的に変位する。
なお、図11に示される状態とは、可動レール12の端部、つまり第2エンドキャップ12Cが固定レール11内に位置し、かつ、第2エンドキャップ12Cが第1リアネジカバー26Aから予め決められた寸法以上離間した状態である。以下、第2エンドキャップ12Cが当該状態となる位置を係止位置という。
係止位置では、第2リアネジカバー26Bに設けられた係止部26E(図12参照)が第2エンドキャップ12Cに係止された状態となる。本実施形態に係る係止部26Eは、図12に示されるように、溝状に形成された被カバー案内部26Cの延び方向端部が閉塞された部位により構成されている。
そして、第2エンドキャップ12Cが係止位置より後方側に位置する場合には、係止部26Eと第2エンドキャップ12Cとが非係止状態となる。このため、非係止状態では、第2リアネジカバー26Bは、可動レール12と連動して変位しない。
第2エンドキャップ12Cが係止位置に到達すると、突条に構成されたカバー案内部12Eの延び方向端部が係止部26Eに引っ掛かるように係止される。このため、第2エンドキャップ12Cが係止位置より前方側に変位すると、可動レール12と第2リアネジカバー26Bとが一体となって変位する。
なお、各カバー案内部12Eと被カバー案内部26Cと接触部で発生する摩擦力により、第2リアネジカバー26Bが可動レール12と連動して変位する可能性がある。そこで、本実施形態に係る第2リアネジカバー26Bには、係止部(図示せず。)が設けられている。
当該係止部は、第2リアネジカバー26Bが第1リアネジカバー26Aから離間する向きに変位した際に、第2リアネジカバー26B又は第2レールカバー24(本実施形態では、第1リアネジカバー26A)に係止されることにより、当該第2リアネジカバー26Bが第1リアネジカバー26Aから離間すること規制する。
そして、第2リアネジカバー26Bの長手方向一端側には、図13に示されるように、第1リアネジカバー26Aと滑り接触可能な第1接触部26Fが設けられている。本実施形態に係る第1接触部26Fは、第2リアネジカバー26Bの内壁面のうち第1リアネジカバー26Aと対向する部位に構成されている。
さらに、第2リアネジカバー26Bのうち、少なくとも第1リアネジカバー26Aより長手方向他端側、つまり前方側の部位には、可動レール12と滑り接触可能な第2接触部が設けられている。
本実施形態に係る第2接触部は被カバー案内部26Cにより構成されている。具体的には、被カバー案内部26Cがカバー案内部12Eに滑り接触することにより、被カバー案内部26Cが第2接触部として機能する。
2.3 シャッタ機構の作動
<第1シャッタ機構>
可動レール12の前端が固定レール11前端より後方に位置し、かつ、第1ネジカバー23の後端がナット部13Bと接触していない状態では、第1レールカバー21及び第1ネジカバー23は不動状態である。
上記状態から可動レール12が前方側に変位し、第1ネジカバー23の後端がナット部13Bと接触すると(図14参照)、第1レールカバー21及び第1ネジカバー23がナット部13Bにより押圧さるため、第1レールカバー21及び第1ネジカバー23が可動レール12と一体的に前方側に変位する。
可動レール12が後方側に変位すると、第1レールカバー21及び第1ネジカバー23はバネ27の弾性力により、可動レール12の変位に追従するように後方側に変位する。
このとき、第1レールカバー21が予め決められた位置まで後方変位すると、第1レールカバー21とストッパ(図示せず。)と接触するため、第1レールカバー21及び第1ネジカバー23の変位が停止し、第1レールカバー21及び第1ネジカバー23が不動状態となる。
<第2シャッタ機構>
可動レール12の後端が固定レール11後端より前方に位置し、かつ、第2ネジカバー26の前端、つまり第2リアネジカバー26Bの前端がナット部13Bと接触していない状態では、第2レールカバー24及び第2ネジカバー26は不動状態である。
上記状態から可動レール12が後方側に変位し、第2リアネジカバー26Bの前端がナット部13Bと接触すると、第2リアネジカバー26Bが後方側に押圧されるため、第2レールカバー24及び第2ネジカバー26が可動レール12と一体的に後方側に変位する。
可動レール12が前方側に変位すると、第2レールカバー24及び第2ネジカバー26はバネ27の弾性力により、可動レール12の変位に追従するように前方後方側に変位する。
このとき、第2レールカバー24が予め決められた位置まで後方変位すると、第2レールカバー24とストッパ(図示せず。)と接触するため、第2レールカバー24及び第1リアネジカバー26Aの変位が停止し、第2レールカバー24及び第1リアネジカバー26Aが不動状態となる。
可動レール12が更に前方側に変位し、当該可動レール12の後端、つまり第2エンドキャップ12Cが係止位置に到達すると、当該第2エンドキャップ12Cが係止部26Eに係止される。このため、可動レール12が更に前方側に変位すると、可動レール12と第2リアネジカバー26Bとが一体となって変位する。
3.本実施形態に係るスライド装置の特徴
スライド装置10は、固定レール11の長手方向端部側の外周を覆うとともに、可動レール12の長手方向端部が固定レール11の長手方向端部から突出したときに、可動レール12と共にスライド変位する第1レールカバー21及び第2レールカバー24を備える。
これにより、可動レール12が大きくスライドして、例えば、可動レール12の軌道部Orが固定レール11から露出した場合であっても、潤滑材がスライド装置以外の部位(例えば、着席者の靴等)に付着してしまうことを抑制でき得る。
さらに、第1固定カバー22及び第2固定カバー25それぞれには、第1レールカバー21及び第2レールカバー24それぞれに設けられた被案内部21A、24Aと滑り接触する案内部22A、25Aが設けられ、かつ当該案内部22A、25Aは、固定レール11の下端より上方に位置している。
これにより、第1レールカバー21及び第2レールカバー24が変位する際に、例えば、第1レールカバー21又は第2レールカバー24の一部が乗物のフロアに敷かれたカーペットに引っ掛かってしまうことが未然に防止され得る。延いては、第1レールカバー21及び第2レールカバー24の変位が阻害されてしまうことが抑制され得る。
各被案内部21A、24Aの少なくとも一部は、固定レール11の側面11B、11Cと案内部22A、25Aとにより挟まれた状態で変位可能である。これにより、第1レールカバー21及び第2レールカバー24に外力が作用した場合であっても、第1レールカバー21及び第2レールカバー24が確実に案内されるので、第1レールカバー21及び第2レールカバー24がスライド装置から外れてしまうことが抑制され得る。
第1レールカバー21と一体的に変位する第1ネジカバー23、及び第2レールカバー24と一体的に変位する第2ネジカバー26を備える。これにより、開口部11Aが第1ネジカバー23及び第2ネジカバー26により覆われた構成となるので、スライド装置10の意匠性が損なわれることが抑制されるとともに、開口部11A内に異物は進入してしまうことが抑制され得る。
第2ネジカバー26は第1リアネジカバー26A及び第2リアネジカバー26Bにより構成され、かつ、第2リアネジカバー26Bには係止部26Eが設けられている。これにより、可動レール12が大きく前方側にスライドした場合であっても、開口部11Aが閉塞された状態となり得る。
すなわち、仮に第2ネジカバー26が1つの部材で構成されている場合、当該1つの部材の長手方向寸法は長くならざるを得ない。当該1つの部材の長手方向寸法が長くなると、開口部11Aに、当該1つの部材で構成された第2ネジカバー26を配置することが困難となる可能性がある。
しかし、本実施形態では、第2ネジカバー26が、複数の部材(第1リアネジカバー26A及び第2リアネジカバー26B)にて構成され、かつ、第2リアネジカバー26Bが第1リアネジカバー26Aに対して変位可能であるので、第2ネジカバー26を容易に開口部11Aに配置することが可能となり得る。
第2リアネジカバー26Bの長手方向一端側には、第1リアネジカバー26Aと滑り接触可能な第1接触部26Fが設けられ、かつ、第2リアネジカバー26Bのうち、少なくとも第1リアネジカバー26Aより長手方向他端側の部位には、可動レール12と滑り接触可能な第2接触部(本実施形態では、被カバー案内部26C)が設けられている。
これにより、第2リアネジカバー26Bは、長手方向一端側及び他端側が支持された構成となり得るので、第2リアネジカバー26Bは確実に可動し得る。
案内部22A、25Aは、被案内部21A、24Aが嵌り込んだ状態でスライド可能な溝部により構成されている。
これにより、案内部22A、25Aが被案内部21A、24Aから外れてしまうことが抑制される。したがって、第1レールカバー21及び第2レールカバー24がスライド装置から外れてしまうことが抑制され得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、各被案内部21A、24Aの少なくとも一部は、固定レール11の側面11B、11Cと案内部22A、25Aとにより挟まれた状態で変位可能であった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、各被案内部21A、24Aの少なくとも一部が固定レール11の側面11B、11Cと案内部22A、25Aとにより挟まれていない構成であってもよい。
上述の実施形態では、第1固定カバー22及び第2固定カバー25それぞれには、被案内部21A、24Aと滑り接触する案内部22A、25Aが設けられ、かつ当該案内部22A、25Aは、固定レール11の下端より上方に位置していた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、(1)第1固定カバー22及び第2固定カバー25のうちいずれか一方に案内部が設けられた構成、又は(2)案内部22A、25Aが固定レール11の下端近傍に設けられた構成であってもよい。
上述の実施形態では、第1レールカバー21と一体的に変位する第1ネジカバー23、及び第2レールカバー24と一体的に変位する第2ネジカバー26を備えていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、第1ネジカバー23及び第2ネジカバー26のうち少なくとも一方のネジカバーが廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態では、第2ネジカバー26は第1リアネジカバー26A及び第2リアネジカバー26Bにより構成され、かつ、第2リアネジカバー26Bには係止部26Eが設けられていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、(1)第2ネジカバー26が第1リアネジカバー26A又は第2リアネジカバー26Bのみを有する構成、又は(2)係止部26Eが設けられていない構成であってもよい。
上述の実施形態に係る第2リアネジカバー26Bには、第1接触部26F及び第2接触部(被カバー案内部26C)が設けられていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、(1)第1接触部及び第2接触部少なくとも一方の接触部が廃止された構成、又は(2)被カバー案内部26C以外の部位にて第2接触部が構成されていてもよい。
上述の実施形態では、案内部22A、25Aは、被案内部21A、24Aが嵌り込んだ状態でスライド可能な溝部により構成されていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、(1)被案内部21A、24Aが溝部により構成され、かつ、当該溝部に案内部22A、25Aが嵌り込んだ状態でスライドする構成、又は(2)単純な面接触にて被案内部21A、24Aが案内部22A、25Aに滑り接触する構成であってもよい。
上述の実施形態では、第1シャッタ機構20Aと第2シャッタ機構20Bとは異なる構成であった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、第1シャッタ機構20A及び第2シャッタ機構20Bが、第1シャッタ機構20A及び第2シャッタ機構20Bのうちいずれか一方のシャッタ機構と同一構成であってもよい。
上述の実施形態では、車両に本開示に係る乗物用シートを適用した。しかし、本明細書に開示された発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場や家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態に示された発明の構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… 乗物用シート 2… シート本体 3… シートクッション
5… シートバック 10… スライド装置 11… 固定レール
12… 可動レール 12A… レール本体 12B… 第1エンドキャップ
12C… 第2エンドキャップ 12D… カバー案内部
12E… カバー案内部 13… スライド機構 20… シャッタ機構
21… 第1レールカバー 21A… 被案内部 22… 第1固定カバー
22A… 案内部 23… 第1ネジカバー 23A… 被カバー案内部
24… 第2レールカバー 24A… 被案内部 25… 第2固定カバー
25A… 案内部 26… 第2ネジカバー 26A… 第1リアネジカバー
26B… 第2リアネジカバー 26C… 被カバー案内部 26E… 係止部

Claims (5)

  1. 乗物用シートのシート本体をスライド可能に支持するスライド装置において、
    乗物に対して固定される固定レールと、
    前記シート本体が固定される可動レールであって、少なくとも一部が前記固定レール内に収納された状態で当該固定レールに対してスライド可能な可動レールと、
    前記固定レールの長手方向端部側の外周を覆うとともに、当該長手方向にスライド可能なレールカバーであって、前記可動レールの長手方向端部が当該固定レールの長手方向端部から突出したときに、当該可動レールと共にスライド変位するレールカバーと、
    前記固定レールに固定され、当該固定レールの下部の少なくとも一部を覆う固定カバーと、
    前記固定カバーに設けられ、前記レールカバーに設けられた被案内部と滑り接触することにより当該レールカバーの変位を案内する案内部であって、前記固定レールの下端より上方に位置する案内部と
    を備え
    前記被案内部の少なくとも一部は、前記固定レールの側面と前記案内部とにより挟まれた状態で変位可能であるスライド装置。
  2. 前記固定レールは、当該固定レールの長手方向に沿って延びる開口部を有し、前記可動レールは、前記固定レールの長手方向寸法より短い長手方向寸法を有しており、
    さらに、前記開口部の一部を覆うとともに、前記レールカバーと一体的に変位する開口カバーを備える請求項1に記載のスライド装置。
  3. 前記開口部の一部を覆うとともに、前記開口カバーに対して変位可能な可動カバーを備え、
    さらに、前記可動カバーには、前記可動レールの端部が前記固定レール内に位置した状態で当該端部が前記開口カバーから予め決められた寸法以上離間したときに、当該可動レールに係止される係止部が設けられている請求項に記載のスライド装置。
  4. 前記可動カバーは、前記開口部の延び方向と平行な方向に延びており、
    前記可動カバーの長手方向一端側には、前記開口カバーと滑り接触可能な第1接触部が設けられ、
    さらに、前記可動カバーのうち、少なくとも前記開口カバーより長手方向他端側の部位には、前記可動レールと滑り接触可能な第2接触部が設けられている請求項に記載のスライド装置。
  5. 前記案内部及び前記被案内部のうちいずれか一方は、他方が嵌り込んだ状態でスライド可能な溝部により構成されている請求項1ないしのいずれか1項に記載のスライド装置。
JP2018097109A 2018-05-21 2018-05-21 スライド装置 Active JP7006502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097109A JP7006502B2 (ja) 2018-05-21 2018-05-21 スライド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097109A JP7006502B2 (ja) 2018-05-21 2018-05-21 スライド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019202573A JP2019202573A (ja) 2019-11-28
JP7006502B2 true JP7006502B2 (ja) 2022-01-24

Family

ID=68726004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018097109A Active JP7006502B2 (ja) 2018-05-21 2018-05-21 スライド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7006502B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009040324A (ja) 2007-08-10 2009-02-26 Toyota Motor Corp 車両用シートスライド構造
JP2014233996A (ja) 2013-05-31 2014-12-15 アイシン精機株式会社 シートスライド装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534436Y2 (ja) * 1988-10-28 1993-08-31
US5209447A (en) * 1991-11-15 1993-05-11 Tachi-S Co., Ltd. Cover structure for slide rail in seat adjuster
JP2550172Y2 (ja) * 1992-09-14 1997-10-08 池田物産株式会社 シートのスライドレールカバー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009040324A (ja) 2007-08-10 2009-02-26 Toyota Motor Corp 車両用シートスライド構造
JP2014233996A (ja) 2013-05-31 2014-12-15 アイシン精機株式会社 シートスライド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019202573A (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10919414B2 (en) Sliding device
US10513203B2 (en) Sliding device
KR101664690B1 (ko) 자동차 시트 쿠션 익스텐션장치
KR102271593B1 (ko) 이동 안내 장치 및 홈 차폐 유닛
JP6112352B2 (ja) シートスライド装置
US20120223564A1 (en) Armrest Mounting Assembly and Misalignment Indicator
US10384567B2 (en) Vehicle seat
WO2018076223A1 (en) Headrest assembly and seat for motor vehicle
US8727442B2 (en) In-line recliner return mechanism
JP7006502B2 (ja) スライド装置
JP6795476B2 (ja) スライド装置
US8684465B2 (en) Longitudinally displaceable headrest
US11325505B2 (en) Sliding device
CN111332171B (zh) 具有调节功能的车辆座椅
JP5918833B1 (ja) 座席回転装置
JP2021100855A (ja) 車両シートのスライド装置
JP2010215072A (ja) スライド機構
KR101709162B1 (ko) 자동차용 암레스트 슬라이딩 레일
JP7151626B2 (ja) スライド装置用シャッター装置
JP2018161924A (ja) 床下収納装置
JP7280745B2 (ja) スライド装置用シャッター装置
JP7056522B2 (ja) 乗物用シート
JP6709200B2 (ja) スライド装置
JP6160511B2 (ja) スライドレール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211220