JP7280745B2 - スライド装置用シャッター装置 - Google Patents

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Description

本開示は、可動レールのスライド変位に連動して固定レールの開口部を覆うシャッター装置に関する。
例えば、特許文献1に記載のシャッター装置はスライド装置に適用される。当該シャッター装置は、スライド可能なシャッターを有して構成されている。
特開2019-43251号公報
シャッターは、スライド可能か可動部材であるので、外部からシャッターに加振力が作用すると、当該シャッターが振動し、不快な振動音が発生してしまうおそれがある。
本開示は、上記点に鑑み、外部からシャッターに加振力が作用した場合であっても、当該シャッターが大きく振動してしまうことを抑制可能なシャッター装置の一例を開示する。
乗物に対して固定されるとともに、上方に向けて開いた開口部(11A)が長手方向に沿って設けられた固定レール(11)、及び乗物用シートのシート本体(2)が固定されるとともに、開口部(11A)内をスライド可能な可動レール(12)を有し、シート本体(2)をスライド可能に支持するスライド装置(10)に適用され、可動レール(12)のスライド変位に連動して開口部(11A)の少なくとも一部を覆うシャッター装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、開口部(11A)の延び方向と平行な方向にスライド可能なシャッター(22)と、シャッター(22)に設けられた当接部(22M、22N)であって、シャッター(22)の位置によらず、常に、被当接部(21E)と滑り接触可能な当接部(22M、22N)とを備え、被当接部(21E)と当接部(22M、22N)との接触圧力は、シャッター(22)の位置によらず、常に、0より大きいことである。
これにより、シャッター(22)の位置によらず、常に、被当接部(21E)と当接部(22M、22N)とが圧接した状態となるので、外部からシャッター(22)に加振力が作用した場合であっても、当該シャッター(22)が大きく振動してしまうことが抑制可能となり得る。
なお、当該シャッター装置は、例えば、以下の構成であってもよい。
すなわち、被接部(21E)は、当接部(22M、22N)の接触方向に対して傾斜した傾斜面にて構成されていることが望ましい。これにより、被当接部(21E)及び当接部(22M、22N)において、寸法バラツキが発生した場合であっても、被当接部(21E)と当接部(22M、22N)とが確実に圧接し得る。なお、当接部(22M]、22N)の接触方向は、略鉛直方向と一致していることが望ましい。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
第1実施形態に係る乗物用シートを示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。 第1実施形態に係るスライド装置の一部を示す図である。 第1実施形態に係るシャッター装置を示す図である。 第1実施形態に係る固定ブロックの一部を示す図である。 第1実施形態に係るシャッター装置の構造説明図である。 第1実施形態に係るシャッター装置の構造説明図である。 第1実施形態に係るシャッター装置の構造説明図である。 第1実施形態に係る第1シャッターを示す図である。 第1実施形態に係るシャッター装置の構造説明図である。 第1実施形態に係るシャッター装置の構造説明図である。 第1実施形態に係るシャッター装置を示す図である。 第1実施形態に係るシャッター装置の構造説明図である。 第1実施形態に係るシャッター装置を示す図である。 第2実施形態に係る第1シャッターを示す図である。 第3実施形態に係るシャッター装置の構造説明図である。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
本実施形態は、車両等の乗物に搭載されるシート(以下、乗物用シートという。)に本開示に係るスライド装置及びシャッター装置が適用された例である。各図に付された方向を示す矢印及び斜線等は、各図相互の関係及び部材又は部位の形状等を理解し易くするために記載したものである。
したがって、当該スライド装置及びシャッター装置は、各図に付された方向に限定されるものではない。各図に示された方向は、本実施形態に係る乗物用シートが車両に組み付けられた状態における方向である。斜線が付された図は必ずしも断面図を示すものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示されたスライド装置及びシャッター装置は、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素を備える。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
本実施形態は、図1に示される乗物用シート1に本開示に係るスライド装置10を適用したものである。乗物用シート1は、シート本体2及びスライド装置10等を少なくとも備える。シート本体2は、シートクッション3及びシートバック5等を有する。
シートクッション3は着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位である。スライド装置10は、シート本体2をスライド可能に支持するための装置である。
2.スライド装置
2.1 スライド装置の概要
<基本構成>
シート本体2は、2つのスライド装置10によりスライド可能に支持される。2つのスライド装置10のうち第1のスライド装置10は、シート幅方向一端側(例えば、右端側)に配置される。2つのスライド装置10のうち第2のスライド装置10は、シート幅方向他端側(例えば左端側)に配置される。
第1のスライド装置10の構成と第2のスライド装置10の構成とは、概ね同一の構成である。以下の説明は、シート幅方向一端側に配置された第1のスライド装置10(以下、スライド装置10と略す。)に関する説明である。
スライド装置10は、図2に示されるように、固定レール11、可動レール12、シャッター装置20等を少なくとも備える。固定レール11は、乗物に直接的又は間接的に固定される金属製の部材である。
本実施形態に係る固定レール11の長手方向は、乗物(車両)の前後方向に一致している。当該固定レール11には、図3に示されるように、上方に向けて開いた開口部11Aが当該長手方向に沿って設けられている。
固定レール11内には、ネジ棒131が配置されている。ネジ棒131は、スライド機構13の一部を構成する部材である。当該ネジ棒131は、開口部11A内において、当該開口部11Aに沿うように、開口部11Aの延び方向と平行な方向に延びる雄ネジである。
スライド機構13は、可動レール12を固定レール11に対してスライドさせるための機構である。なお、本実施形態に係る固定レール11の長手方向後端側は、樹脂製のレールカバー11B(図2参照)にて覆われている。
可動レール12はシート本体2が固定される部材である。当該可動レール12は、図2に示されるように、少なくとも一部が開口部11Aから露出した状態で固定レール11に対してスライド可能である。
なお、「可動レール12の少なくとも一部が開口部11Aから露出した状態」とは、着席者がスライド装置10を上から目視したとき、可動レール12の少なくとも一部を目視可能な場合をいう。
つまり、上記の「露出した状態」は、可動レール12の上端が固定レール11の上端から突出した状態に限定されるものでない。このため、可動レール12の上端が固定レール11の上端より低い場合であっても「可動レール12の少なくとも一部が開口部11Aから露出した状態」に該当し得る。
可動レール12は、1本のレール本体121及び2つのエンドキャップ122等を少なくとも有する。レール本体121は、シート本体2が固定される金属製の部材である。各エンドキャップ122は、レール本体121の長手方向一端部及び他端部に装着されている。
各エンドキャップ122は、レール本体121の端部に装着され、当該端部を覆う樹脂製の部材である。なお、図2に示されたエンドキャップ122は、レール本体121の後端に装着されたエンドキャップである。
<スライド機構>
スライド機構13は、シート本体2を固定レール11に対して移動させるための機構である。当該スライド機構13は、ネジ棒131(図3参照)及びギアボックス132(図2参照)等を少なくとも有して構成されている。
ギアボックス132は可動レール12に保持されている(図2参照)。当該ギアボックス132は、ネジ棒131と噛み合う雌ねじが形成されたナット(図示せず。)を有する。ナットの外周面には、螺旋状の歯部が設けられている。
つまり、ナットは、ヘリカル歯車にて構成され、かつ、その内周には、ネジ棒131と噛み合う雌ねじが形成されている。当該ナット(ヘリカル歯車)は、電動モータ(図示せず。)から回転力を受けて回転する。
ネジ棒131は、回転不可状態で固定レール11に保持されている。このため、ナットが回転すると、「ねじの原理」により可動レール12、つまりシート本体2が固定レール11に対して移動する。
<シャッター装置>
シャッター装置20は、図2に示されるように、可動レール12のスライド変位に連動して開口部11Aの少なくとも一部を覆う。具体的には、当該シャッター装置20は、スライド装置10の長手方向後端側に装着されて、開口部11Aから固定レール11内(特に、ネジ棒131)が視認可能な状態になることを抑制する。
2.2 シャッター装置
<シャッター装置の概要>
シャッター装置20は、図4に示されるように、固定ブロック21、第1シャッター22及び第2シャッター23等を少なくとも有して構成されている。固定ブロック21、第1シャッター22及び第2シャッター23は、樹脂製である。
固定ブロック21は、図2に示されるように、固定レール11の長手方向端側(本実施形態では、後端側)の開口部11A内において、当該固定レール11に固定されている。第1シャッター22は、固定ブロック21に摺動可能に装着された部材である。
当該第1シャッター22は、開口部11Aの延び方向と平行な方向に固定ブロック21に対してスライド可能である。なお、第1シャッター22は、前記延び方向に延びる部材であって、固定ブロック21の少なくとも一部を上側から覆うように当該固定ブロック21に装着されている。
第2シャッター23は、第1シャッター22に摺動可能に装着された部材である。当該第2シャッター23は、開口部11Aの延び方向と平行な方向に第1シャッター22に対してスライド可能な部材である。なお、第2シャッター23は、前記延び方向に延びる部材であって、第1シャッター22の少なくとも一部を上側から覆うように当該第1シャッター22に装着されている。
そして、各摺接箇所は、第1シャッター22及び第2シャッター23の位置によらず、常に、第1抵抗値Fr1と第2抵抗値Fr2とが異なる大きさ(本実施形態では、第1抵抗値Fr1>第2抵抗値Fr2)となるように構成されている。
前記第1抵抗値Fr1とは、固定ブロック21と第1シャッター22との摺接箇所で発生するスライド抵抗を含む大きさである。前記第2抵抗値Fr2とは、第1シャッター22と第2シャッター23との摺接箇所で発生するスライド抵抗を含む大きさをいう。
このため、第1シャッター22及び第2シャッター23にスライド方向の力が作用すると、第1シャッター22及び第2シャッター23のうちスライド抵抗が小さいシャッターが他方のシャッターより先にスライドする。
本実施形態では、各摺接箇所は、第1抵抗値Fr1が第2抵抗値Fr2より大きくなるように構成されている。このため、第1シャッター22及び第2シャッター23にスライド方向の力が作用すると、第2シャッター23が第1シャッター22より先にスライドし始める。
<固定ブロックと第1シャッターとの摺接構成>
固定ブロック21には、図5に示されるように、少なくとも1つ(本実施形態では、複数)の摺接部21A、21Bが設けられている。摺接部21A、21Bは、第1シャッター22と滑り接触することにより、摺動抵抗を発生させる部位である。
摺接部21A、21Bは、第1シャッター22の位置によらず、常に第1シャッター22と接触可能な部位に設けられている。本実施形態に係る摺接部21A、21Bは、固定ブロック21の第1シャッター22側(図5では、シート前方側)うち、幅方向(図5では、シート左右方向)一端及び他端それぞれに設けられている。
第1シャッター22は、図4に示されるように、固定ブロック21の上端側を覆うように当該固定ブロック21に摺動可能に装着されている。そして、当該第1シャッター22は、図6に示されるように、屋根部22A、側壁部22C、22D及び支持部22E、22F等を有している。
屋根部22Aは、固定ブロック21の上端側(以下、ガイド部21Cという。)を覆う帯板状の部位である。側壁部22C、22Dそれぞれは、屋根部22Aの幅方向一端及び他端それぞれから下方側に突出する突条であって、屋根部22Aの長手方向と平行な方向に延びる壁状の部位である。
支持部22Eは、側壁部22Cの下端から側壁部22D側に突出するとともに、屋根部22Aの長手方向と平行な方向に延びる突条である。支持部22Fは、側壁部22Dの下端から側壁部22C側に突出するとともに、屋根部22Aの長手方向と平行な方向に延びる突条である。
これにより、ガイド部21Cは、側壁部22Cと側壁部22Dとにより幅方向から挟まれた状態となり、かつ、屋根部22Aと支持部22E、22Fとに上下方向から挟まれた状態となる。なお、本実施形態では、屋根部22A、側壁部22C、22D及び支持部22E、22Fは樹脂製の一体成形品である。
そして、第1抵抗値Fr1は、固定ブロック21と第1シャッター22との嵌め合い箇所、つまり側壁部22C、22D間へのガイド部21Cの嵌め合いにより発生する摺動抵抗(以下、第1摺動抵抗という。)が含まれる。
当該嵌め合いは「中間ばめ」相当である。「中間ばめ」は、「しまりばめ」と「すきまめ」との間の嵌め合いである。なお、「中間ばめ」、「しまりばめ」及び「すきまめ」は、例えば、「JIS B 0401」等に準拠した嵌め合いである。
固定ブロック21及び第1シャッター22のうち少なくとも一方には、他方と直接的又は間接的に摺接可能な摺接材22Gが設けられている。なお、本実施形態に係る摺接材22Gは、第1シャッター22(屋根部22A)の下面に設けられている。つまり、摺接材22Gは、固定ブロック21と直接的又は間接的に滑り接触する。
当該摺接材22Gは、弾性的に変形可能な材質(例えば、フェルト)で構成された帯板状の部材である。摺接材22Gの固定ブロック21側には、当該固定ブロック21と滑り接触可能な被覆層22Hが設けられている。
つまり、本実施形態に係る摺接材22Gは、固定ブロック21と間接的に滑り接触する。なお、被覆層22Hは、少なくともフェルトより撥油性に優れた材質製の部材である。当該被覆層22Hは、少なくとも摺接材22Gに接着固定されている。
摺接材22Gは、図6に示されるように、圧縮変形した状態で固定ブロック21に間接的に摺接する。このため、本実施形態に係る第1抵抗値Fr1には、摺接材22Gにより発生する摺動抵抗(以下、第2摺動抵抗という。)も含まれる。
つまり、本実施形態では、第1抵抗値Fr1には、第1摺動抵抗及び第2摺動抵抗が少なくとも含まれ、第2摺動抵抗には、ガイド部21Cと支持部22E、22Fとの摺動抵抗、及び被覆層22Hとガイド部21Cとの摺動抵抗が含まれる。
因みに、摺接材22Gが設けられていない場合には、ガイド部21Cと支持部22E、22Fとの嵌め合いは、「すきまばめ」である。つまり、摺接材22Gが設けられていない場合には、第1抵抗値Fr1は、ほぼ第1摺動抵抗となる。
なお、図6に示される緩衝材21Dは、固定ブロック21とネジ棒131用固定ブラケット(図示せず。)との隙間を埋める部材である。当該緩衝材21Dは、フェルト等の弾性変形可能な部材にて構成されている。
<第1シャッターと第2シャッターとの摺接構成>
第2シャッター23は、図7に示されるように、第1シャッター23の上端側を覆うように当該第1シャッター23に摺動可能に装着されている。当該第2シャッター23は、屋根部23A、側壁部23C、23D及び支持部23E、23F等を有している。なお、本実施形態では、屋根部23A、側壁部23C、23D及び支持部23E、23Fは樹脂製の一体成形品である。
屋根部23Aは、第1シャッター22の屋根部22Aを覆う帯板状の部位である。側壁部23C、23Dそれぞれは、屋根部23Aの幅方向一端及び他端それぞれから下方側に突出する突条であって、屋根部23Aの長手方向と平行な方向に延びる壁状の部位である。
支持部23Eは、側壁部23Cの下端から側壁部23D側に突出するとともに、屋根部23Aの長手方向と平行な方向に延びる突条である。支持部23Fは、側壁部23Dの下端から側壁部23C側に突出するとともに、屋根部23Aの長手方向と平行な方向に延びる突条である。
これにより、第1シャッター22は、側壁部23Cと側壁部23Dとにより幅方向から挟まれた状態となり、かつ、屋根部23Aと支持部23E、23Fとに上下方向から挟まれた状態となる。
具体的には、第1シャッター22の屋根部22Aは、第2シャッター23の屋根部23Aと対向し、第1シャッター22の側壁部22C、22Dそれぞれは、第2シャッター23の側壁部23C、23Dそれぞれと対向する。
第1シャッター22の支持部22E、22Fそれぞれは、第2シャッター23の支持部23E、23Fそれぞれと対向する。つまり、第1シャッター22は、第2シャッター23内に摺動可能に嵌め込まれた状態となる。
そして、第1シャッター22と第2シャッター23との嵌め合いは、「すきまばめ」相当の嵌め合いとなっている。具体的には、側壁部22Cと側壁部23Cとの間、又は側壁部22Dと側壁部23Dとの間には、隙間が設けられている。
本実施形態では、第1シャッター23の屋根部23A及び第2シャッター23の屋根部23Aのうち少なくとも一方には、他方と直接的又は間接的に摺接可能な摺接材23Gが設けられている。なお、本実施形態に係る摺接材23Gは、屋根部23Aの下面に設けられている。つまり、摺接材23Gは、屋根部22Aと直接的又は間接的に滑り接触する。
当該摺接材23Gは、弾性的に変形可能な材質(例えば、フェルト)に構成された帯板状の部材である。摺接材23Gの屋根部22A側には、当該屋根部22Aと滑り接触可能な被覆層23Hが設けられている。
つまり、本実施形態に係る摺接材23Gは、屋根部22Aと間接的に滑り接触する。なお、被覆層23Hは、少なくともフェルトより撥油性に優れた材質製の部材である。当該被覆層23Hは、少なくとも摺接材23Gに接着固定されている。
摺接材23Gは、圧縮変形した状態で屋根部22Aに間接的に摺接可能である。このため、摺接材23Gが圧縮変形した状態では、支持部22E、22Fそれぞれと支持部23E、23Fそれぞれとが滑り接触する。
つまり、第2抵抗値Fr2は、主に、支持部22E、22Fそれぞれと支持部23E、23Fそれぞれとの滑り接触で発生するスライド抵抗、及び側壁部22Cと側壁部23Cとの間、又は側壁部22Dと側壁部23Dとの間で発生するスライド抵抗である。
<第1シャッターと第2シャッターとの係止構造>
第1シャッター22のスライド方向一端(本実施形態では、前端)が第2シャッター23のスライド方向一端(本実施形態では、前端)に対して最も離間したとき、つまり第1シャッター22と第2シャッター23との重なり量が最も小さくなったとき(以下、最大離間時という。)には、第1シャッター22と第2シャッター23とは、係止状態となる。
すなわち、図8に示されるように、第1シャッター22及び第2シャッター23それぞれには、係止部22J、23Jが設けられている。本実施形態に係る係止部22Jは、第2シャッター23の屋根部23A側に突出した突起部である(図9参照)。本実施形態に係る係止部23Jは、係止部22Jに引っ掛かる壁状の部位である。
係止部22Jは、第1シャッター22のスライド方向一端(本実施形態では、前端)側に設けられている。係止部23Jは、第2シャッター23のスライド方向他端(本実施形態では、後端)側に設けられている。
このため、第2シャッター23の後端が第1シャッター22の前端より後方側位置し、係止部22J、23Jが非係止状態にあるときは、第1シャッター22をスライド方向一端側又は他端側に向けてスライドさせる力は、第2抵抗値Fr2である。
<スライド方向の定義>
以下、第1シャッター22がスライド方向一端側に向けてスライドすることを「第1シャッター22が前進する」という。第1シャッター22がスライド方向他端側に向けてスライドすることを「第1シャッター22が後進する」という。
同様に、第2シャッター23がスライド方向一端側に向けてスライドすることを「第2シャッター23が前進する」という。第2シャッター23がスライド方向他端側に向けてスライドすることを「第2シャッター23が後進する」という。
同様に、可動レール12がスライド方向一端側に向けてスライドすることを「可動レール12が前進する」という。可動レール12がスライド方向他端側に向けてスライドすることを「可動レール12が後進する」という。
<可動レールと第2シャッターとの連結構造>
図10及び図11に示されるように、第2シャッター23には、可動レール12(本実施形態では、レール本体121)に接触する圧接部23K、23Lが設けられている。圧接部23K、23Lは、可動レール12と摺動可能に接触可能な部位である。
具体的には、圧接部23K、23Lと可動レール12との接触面圧は、例えば、以下の要件を満たす圧力である。すなわち、圧接部23K、23Lで発生する摺動抵抗の大きさを第3抵抗値Fr3としたとき、当該第3抵抗値Fr3は、第1抵抗値Fr1と第2抵抗値Fr2との中間値となるような圧力である。
中間値とは、(a)第1抵抗値Fr1>第3抵抗値Fr3>第2抵抗値Fr2、又は(b)第1抵抗値Fr1<第3抵抗値Fr3<第2抵抗値Fr2を満たす値をいう。なお、本実施形態に係る第3抵抗値Fr3は、(a)の要件を満たす。
第2シャッター23には係止部23M、23Nが設けられている。可動レール12(本実施形態では、エンドキャップ122)には被係止部123、124が設けられている。係止部23M、23N及び被係止部123、124は、可動レール12が前進したときに、互いに引っ掛かって係止状態となる(図10及び図11参照)。
つまり、可動レール12が前進している場合において、係止部23M、23Nが被係止部123、124に係止すると、第2シャッター23は可動レール12に引っ張られて前進する。なお、可動レール12が後進する際には、係止部23M、23Nと被係止部123、124とは係止しない。
<スクレーパ部>
図5に示されるように、本実施形態に係るシャッター装置20にはスクレーパ部14が設けられている。スクレーパ部14は、第1シャッター22のうちネジ棒131に面する部位(本実施形態では、屋根部22Aの下面)に付着したグリースを刮げ取るための部位である。
スクレーパ部14は、摺接材22Gを圧縮変形させた状態で当該摺接材22Gに間接的に滑り接触可能である(図6参照)。スクレーパ部14に近接した部位には、グリース溜部14Aが設けられている。グリース溜部14Aは、スクレーパ部14により刮げ取られたグリースを溜めることが可能な部位である(図5参照)。
当該グリース溜部14Aは、スクレーパ部14の上端より低い位置まで凹んだ凹部により構成されている。なお、本実施形態に係るスクレーパ部14及びグリース溜部14Aは、固定ブロック21に設けられている。
2.3 シャッター装置の作動
<可動レールが後進する場合>
図2に示される状態は、可動レール12が最もスライド方向前方側に位置している状態を示している。当該状態では、第1シャッター22は、固定ブロック21に対して最も前進した位置にあり、かつ、第2シャッター23は、第1シャッター22に対して最も前進した位置にある。
本実施形態では、第1抵抗値Fr1>第3抵抗値Fr3>第2抵抗値Fr2であるので、当該状態から可動レール12が後進し始めると、第1シャッター22は固定ブロック21に対してスライドすることなく、第2シャッター23が可動レール12と共に後進する(図12参照)。
第2シャッター23が後進し、押圧部23P(図10参照)が被押圧部22K(図9参照)に接触すると(図13参照)、第2シャッター23は、第1シャッター22の略全体と重なった状態となる(図14参照)。
なお、押圧部23Pは、第2シャッター23のスライド方向前端側に設けられいる。被押圧部22Kは、第1シャッター22のスライド方向前端側に設けられている。押圧部23Pは、被押圧部22K、つまり第1シャッター22を後進させる向きに押圧可能である。
そして、図14に示される状態から可動レール12が更に後進すると、第1シャッター22及び第2シャッター23は、図14に示される位置で停止し、可動レール12のみが後進する。これは、第1抵抗値Fr1が第3抵抗値Fr3より大きいためである。
可動レール12のみが更に後進すると、ギアボックス132を支持するブラケット(図示せず。)が第2シャッター23の前端に接触するため、第2シャッター23が当該ブラケットにより後進の向きに押圧される。
これに伴って、第1シャッター22は、被押圧部22Kを介して後進する向きの力を受けるため、第1シャッター22、第2シャッター23及び可動レール12は、一体的となって後進する。
なお、レールカバー11Bには、第1シャッター22及び第2シャッター23が最も後進した位置にあるとき、それらシャッター22、23を下方側から支持するための支持部11C(図2参照)が設けられている。
<可動レールが前進する場合>
例えば、第1シャッター22が最も後進した位置にある場合から可動レール12が前進し始めると、第1抵抗値Fr1>第3抵抗値Fr3>第2抵抗値Fr2であるので、第1シャッター22は固定ブロック21に対してスライドすることなく、第2シャッター23が可動レール12と共に前進する(図12参照)。
さらに、第2シャッター23が前進すると、第2シャッター23の係止部23M、23Nと可動レール12の被係止部123、124とが互いに引っ掛かって係止状態となる(図10及び図11参照)。
係止部23M、23Nと被係止部123、124とが係止状態となると、第1シャッター22及び第2シャッター23それぞれの係止部22J、23Jが係止状態となる(図8参照)。このため、当該状態のまま可動レール12が更に前進すると、第1シャッター22が固定ブロック21に対して前進する。
3.本実施形態に係る乗物用シート(特に、シャッター装置)の特徴
3.1 シャッター装置の作動に関して
上述のように、第2抵抗値Fr2が第1抵抗値Fr1より小さいシャッター装置20では、シート本体2、つまり可動レール12がスライドすると、第2シャッター23が第1シャッター22に対して優先的にスライドし始める。
したがって、当該シャッター装置20が第1のスライド装置10及び第2のスライド装置10それぞれに装着されていれば、各シャッター装置20は、恰も互いに同期するように作動し得る。
第1抵抗値Fr1には、固定ブロック21と第1シャッター22との嵌め合い箇所にて発生する摺動抵抗が少なくとも含まれ、かつ、当該嵌め合いは、中間ばめ相当である。これにより、シャッター装置20を提供する者(以下、提供者という。)は、第1抵抗値Fr1と第2抵抗値Fr2とが異なる大きさとなるシャッター装置20を容易に提供することが可能となり得る。
第1抵抗値Fr1には、摺接材22Gが圧縮変形した状態で他方に直接的又は間接的に摺接する際に発生する摺動抵抗が少なくとも含まれる。これにより、提供者は、第1抵抗値Fr1と第2抵抗値Fr2とが異なる大きさとなるシャッター装置20を容易に提供することが可能となり得る。
第1シャッター22に設けられた摺接材22Gは、圧縮変形した状態で固定ブロック21に接触する。これにより、第1シャッター22が加振力等に影響を受けて振動してしまうことが抑制され得る。
第2シャッター23に設けられた摺接材23Gは、圧縮変形した状態で第1シャッター22に接触する。これにより、第1シャッター22及び第2シャッター23が加振力等に影響を受けて振動してしまうことが抑制され得る。
3.2 グリース除去に関して
本実施形態に係るシャッター装置20は、第1シャッター22のうちネジ棒131に面する部位に付着したグリースを刮げ取るためのスクレーパ部14を備える。これにより、第1シャッター22に付着したグリースがスクレーパ部14により刮げ取られ得る。したがって、第1シャッター22に過度なグリースが付着してしまうことが抑制され得る。
スクレーパ部14により刮げ取られたグリースを溜めることが可能なグリース溜部14Aが設けられている。これにより、刮げ取られたグリースが飛散してしまうことが抑制される。
スクレーパ部14は、摺接材22Gを圧縮変形させた状態で当該摺接材22Gに直接的又は間接的に滑り接触可能である。これにより、第1シャッター22に付着したグリースが確実に刮げ取られる得る。
摺接22Gのスクレーパ部14側には、当該スクレーパ部14と滑り接触する膜状の被覆層22Hが設けられている。当該被覆層22Hは、少なくともフェルトより撥油性に優れた材質製である。これにより、グリースが摺接材22Gに浸透してしまうことが抑制される。したがって、第1シャッター22に付着したグリースが確実に刮げ取られる得る。
(第2実施形態)
上述の実施形態に係るシャッター装置20では、固定ブロック21に第1シャッター22に付着したグリースを刮げ取るためのスクレーパ部14が設けられていた。
これに対して、本実施形態に係るシャッター装置20は、スクレーパ部14に加え、図15に示されるように、第2シャッター23(摺接材23Gを含む。)に付着したグリースを刮げ取る第2のスクレーパ部14Bが設けられている。
第2のスクレーパ部14Bは第1シャッター22に設けられている。そして、当該第2のスクレーパ部14Bも、スクレーパ部14と同様に、摺接材23Gを圧縮変形させた状態で当該摺接材23Gに間接的に滑り接触することにより、第2シャッター23のうちネジ棒131に面する部位に付着したグリースを刮げ取る。
なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されている。このため、本実施形態では、重複する説明は省略されている。
(第3実施形態)
本実施形態に係るシャッター装置20では、図16に示されるように、第1シャッター22に当接部22M、22Nが設けられている。当接部22M、22Nは、被当接部21Eと滑り接触可能な部位であって、第1シャッター22の位置によらず、少なくとも一部が常に被当接部21Eと接触している。
そして、被当接部21E及び当接部22M、22Nは、被当接部21Eと当接部22M、22Nとの接触圧力は、第1シャッター22の位置によらず、常に、0より大きくなるように構成されている。
本実施形態に係る被接部21Eは、固定ブロック21に設けられている。そして、当該被接部21Eは、当接部22M、22Nの接触方向(本実施形態では、鉛直方向)に対して傾斜した傾斜面にて構成されている。
これにより、本実施形態に係るシャッター装置20では、第1シャッター22の位置によらず、常に、被当接部21Eと当接部22M、22Nとが圧接した状態となる。これにより、本実施形態では、外部から第1シャッター22に加振力が作用した場合であっても、当該第1シャッター22が大きく振動してしまうことが抑制可能となり得る。
本実施形態に係る当接部22M、22Nそれぞれは、支持部22E、22Fそれぞれの延出方向先端から被接部21E側(本実施形態では、下方側)に延びる延出部に設けられている。つまり、本実施形態に係る当接部22M、22Nは、第1シャッター22との一体成形部である。
なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されている。このため、本実施形態では、重複する説明は省略されている。因みに、図16では、摺接材22Gが廃止されている。しかし、本実施形態では、摺接材22Gが設けられた構成であってもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第2抵抗値Fr2が第1抵抗値Fr1より小さいシャッター装置20であった。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、第2抵抗値Fr2が第1抵抗値Fr1より大きいシャッター装置、又は第2抵抗値Fr2と第1抵抗値Fr1とが同一であるシャッター装置であってもよい。
なお、第2抵抗値Fr2が第1抵抗値Fr1より大きいシャッター装置20では、可動レール12がスライドすると、第1シャッター22が第2シャッター23より先にスライドし始める。
上述の実施形態では、可動レール12が後進する場合において、ギアボックス132を支持するブラケットが第2シャッター23の前端に接触することにより、第1シャッター22、第2シャッター23及び可動レール12は、一体的となって後進した。
しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、当該ブラケットに代えて、第2シャッター23の前端を後進の向きに押圧する押圧部が可動レール12に設けられた構成であってもよい。
上述の実施形態では、固定ブロック21と第1シャッター22との嵌め合いは「中間ばめ」相当であった。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、固定ブロック21と第1シャッター22との嵌め合いが「すきまばめ」相当であって、摺接材22Gにて必要なスライド抵抗を発生させる構成であってもよい。
上述の実施形態では、摺接材22G及び摺接材23Gが設けられたシャッター装置20であった。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、摺接材22G及び摺接材23Gのうち少なくとも一方が廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態では、(a)第1抵抗値Fr1>第3抵抗値Fr3>第2抵抗値Fr2、又は(b)第1抵抗値Fr1<第3抵抗値Fr3<第2抵抗値Fr2を満たすシャッター装置20であった。
しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、第3抵抗値Fr3>第1抵抗値Fr1>第2抵抗値Fr2、又は第1抵抗値Fr1<第2抵抗値Fr2<第3抵抗値Fr3を満たすシャッター装置20であってもよい。
上述の実施形態では、スクレーパ部14及びグリース溜部14Aが設けられたシャッター装置20であった。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、スクレーパ部14及びグリース溜部14Aのうち少なくとも一方が廃止されたシャッター装置であってもよい。
上述の実施形態では、摺接材22G及び摺接材23Gの表面に被覆層22H、23Hが設けられた構成であった。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、被覆層22H、23Hのうち少なくとも一方が廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態に係る被覆層22H、23Hは、少なくともフェルトより撥油性に優れた材質製であった。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、車両に本開示に係る乗物用シートを適用した。しかし、本明細書に開示された発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場や家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された開示の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… 乗物用シート 2… シート本体 3… シートクッション
5… シートバック 10… スライド装置 11… 固定レール
11A… 開口部 11B… レールカバー 12… 可動レール
13… スライド機構 14… スクレーパ部 20… シャッター装置
21… 固定ブロック 22… 第1シャッター 23… 第2シャッター

Claims (3)

  1. 乗物に対して固定されるとともに、上方に向けて開いた開口部が長手方向に沿って設けられた固定レール、及び乗物用シートのシート本体が固定されるとともに、前記開口部内をスライド可能な可動レールを有し、前記シート本体をスライド可能に支持するスライド装置に適用され、
    当該スライド装置に装着された際に、前記可動レールのスライド変位に連動して前記開口部の少なくとも一部を覆うシャッター装置において、
    前記開口部内において前記固定レールに固定された固定ブロックと、
    前記固定ブロックの少なくとも一部を覆うように前記固定ブロックに装着されたシャッターであって、前記開口部の延び方向と平行な方向にスライド可能なシャッターと、
    前記固定ブロックに設けられた被当接部と、
    前記シャッターに設けられた当接部であって、前記シャッターの位置によらず、常に、前記被当接部と滑り接触可能な当接部とを備え、
    前記被当接部は、前記当接部の接触方向に対して傾斜した傾斜面と、前記傾斜面の一端から折り返して他端側へ延びる対向面と、により構成された溝であって、前記傾斜面が、前記溝の底側ほど前記対向面との間隔が狭くなるように傾斜しており、
    前記当接部は、断面略L字状の突条であって、前記傾斜面及び前記対向面に挟まれた状態において前記被当接部と滑り接触可能であり、
    前記被当接部と前記当接部との接触圧力は、前記シャッターの位置によらず、常に、0より大きいスライド装置用シャッター装置。
  2. 前記当接部の接触方向は、略鉛直方向と一致している請求項に記載のスライド装置用シャッター装置。
  3. 乗物用シートのシート本体をスライド可能に支持するスライド装置において、
    乗物に対して固定され、上方に向けて開いた開口部が長手方向に沿って設けられた固定レールと
    前記シート本体が固定され、前記開口部内をスライド可能な可動レールと、
    前記可動レールのスライド変位に連動して前記開口部の少なくとも一部を覆うシャッター装置とを備え、
    前記シャッター装置は、
    前記開口部内において前記固定レールに固定された固定ブロック、
    前記固定ブロックの少なくとも一部を覆うように前記固定ブロックに装着されたシャッターであって、前記開口部の延び方向と平行な方向にスライド可能なシャッター、
    前記固定ブロックに設けられた被当接部、及び
    前記シャッターに設けられた当接部であって、前記シャッターの位置によらず、常に、前記被当接部と滑り接触可能な当接部を有し、
    前記被当接部は、前記当接部の接触方向に対して傾斜した傾斜面と、前記傾斜面の一端から折り返して他端側へ延びる対向面と、により構成された溝であって、前記傾斜面が、前記溝の底側ほど前記対向面との間隔が狭くなるように傾斜しており、
    前記当接部は、断面略L字状の突条であって、前記傾斜面及び前記対向面に挟まれた状態において前記被当接部と滑り接触可能であり、
    前記被当接部と前記当接部との接触圧力は、前記シャッターの位置によらず、常に、0より大きいスライド装置。
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