JP5016369B2 - ジョイントカバー - Google Patents

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Description

本発明は、車両のステアリング装置のステアリングシャフト側とステアリングギヤボックス側とをジョイント部材で接続する接続部分を覆うジョイントカバーに関する。
従来、車両のエンジンルームと車室を仕切るトーボード(車体)には、エンジンルーム側のステアリングギヤボックスと車室側のステアリングホイールを接続するステアリングシャフトを挿通するための挿通孔が形成されている。そして、その挿通孔には、エンジンルームのダスト、泥水、騒音等が車室内に入り込むのを防止するため、ジョイントカバーが設置されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来のステアリング装置におけるジョイントカバーの設置状態を示す要部分解斜視図である。図8は、従来のジョイントカバーを裏面側から見た状態を示す斜視図である。図9は、図8のZ−Z線における従来のジョイントカバーを固定部材によって車体に設置するときに状態を示す図であり、(a)は設置するときの状態を示す要部概略拡大断面図、(b)は設置後の状態を示す要部概略拡大断面図である。
図7に示すように、前記ジョイントカバー100は、ステアリングシャフト200側とステアリングギヤボックス300側を接続するジョイント部材400を車室側から覆うカバー部材でもあり、ゴムや軟質の合成樹脂によって形成されている。一般に従来のジョイントカバー100は、車体500側のトーボード510に溶接されたスタッドボルト等のボルト600と、図8に示すジョイントカバー100の車体面(裏面)120から突設した弾性係止片110との2つの固定手段とによって固定されている。
図8に示すように、ジョイントカバー100の車体500側の車体面120には、ボルト600(図7参照)に差し込ます固定孔130が穿設されている。固定孔130の周辺には、その固定孔130をボルト600に通し易く導いてジョイントカバー100の移動を規制させるための正面視してU字形のボルトガイド140が突設されている。
ジョイントカバー100において、ボルトガイド140は、図9(a)、(b)に示すように、車体500側の車体面120にのみ形成されると共に、ボルト600がしっかりとジョイントカバー100が係止されるように形成されている。そのボルトガイド140は、ボルト600が進入されて来る方向に対しオープンな形状に形成されて、ジョイントカバー100を下側から上方向(図9の矢印の方向)に移動させたときに、ボルトガイド140のガイド形状により、固定孔130がボルト600に入り込まれるように形成されている。
特開2005−119551号公報(図7)
しかしながら、図7〜図9に示すような従来のジョイントカバー100では、図9(a)、(b)に示すように、ボルトガイド140が車体500側の車体面(裏面)120にのみ形成されているので、ボルト600をジョイントカバー100で被せるようにして、ボルト600の先端に固定孔130を嵌め込もうとした場合に、作業者側の車室面(表面)150側から車体面120のボルトガイド140が視認できなくなると共に、ボルト600がジョイントカバー100に隠れて視認できなくなる。
このため、従来のジョイントカバー100は、ボルトガイド140が形成されていても、ジョイントカバー100を車体500に取り付けるときに、作業者にボルトガイド140の位置が正確に判らないので、ボルトガイド140をボルト600の先端が固定孔に嵌合されるように作業者の感で移動させて取り付けていた。その結果、ジョイントカバー100を移動させてボルトガイド140をボルト600の先端に容易に嵌合させることができず、作業性が悪いという問題点があった。
この問題点を解消するためには、例えば、ボルトガイド140の位置が認識できるようにするために、ジョイントカバー100の適宜な位置に矢印等の目印となる刻印151を形成する手段が考えられる。
しかしながら、この場合は、ジョイントカバー100の車室面150側に刻印151を形成することにより、ジョイントカバー100の厚みtが均一でなくなるため、強度が低下してしまい、安易に刻印151を形成することはできないという問題点があった。
そこで、本発明は、前記課題を解消すべく発明されたものであり、固定孔にボルトが嵌合し易く、ジョイントカバーの肉厚を一定に保ち強度を確保することができるジョイントカバーを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、請求項1に記載のジョイントカバーは、ステアリングシャフト側とステアリングギヤボックス側とを接続するジョイント部材を覆うと共に、車体に固定部材によって固定されるジョイントカバーにおいて、前記車体から突出した前記固定部材に嵌合される固定孔と、前記車体に固定する車体面側の前記固定孔の周辺に配置されたガイドと、を備え、前記ガイドは、前記車体面から膨らんだ状態に形成された凸状部と、この凸状部の車室面側の位置に当該車室面から窪んだ状態に形成された凹状部と、前記凸状部に前記固定孔が形成された裏側底面と、前記車体面と前記裏側底面とをつなぐ傾斜面と、を有し前記車体面の所定の位置から前記裏側底面を経て前記車体面の表面上を直線的に見たとき、前記所定の点から前記固定孔までの間にのみ、所定方向に前記傾斜面が存在することを特徴とする。
請求項1に記載のジョイントカバーの発明によれば、ジョイントカバーは、ボルト等の固定部材が装着される車体面側に形成されたボルトガイドの凸状部の車室面側(作業者側)に、凸状部の位置に合わせて凹状部が設置されるので、作業者がガイドと固定部材とを視認できなくても、凹状部がガイドの凸状部が設置されてある位置を示す目印となるため、固定孔に固定部材が嵌合し易くなり、取付作業の作業性が向上される。
さらに、ジョイントカバーは、凸状部と凹状部とが形成されたことによって、肉厚が一定になるので、ジョイントカバーを樹脂成形した際に、ガイドの周辺にヒケが発生することを防止ができるため、ジョイントカバーの強度を確保することができる。
請求項2に記載のジョイントカバーの発明は、請求項1に記載のジョイントカバーであって、前記裏側底面の周囲の一部に該裏側底面よりも高く形成された周壁を有していることを特徴とする。
請求項2に記載のジョイントカバーの発明によれば、周壁は、固定孔にボルトを嵌合させる際に、周壁内の裏側底面がボルトの先端に接触する位置にあるときに、ジョイントカバーの移動可能な範囲をこの周壁内に規制させて、周壁内にある固定孔がボルトに嵌合し易くなるようにするための囲いの役目をする。
請求項3に記載のジョイントカバーの発明は、請求項2に記載のジョイントカバーであって、前記周壁は、前記裏側底面に対して垂直に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のジョイントカバーの発明によれば、周壁は、裏側底面に対して垂直に形成されていることによって、固定孔の周囲に形成された土手状の塀の機能を果たす。
請求項4に記載のジョイントカバーの発明は、請求項2に記載のジョイントカバーであって、前記ガイド部において、前記周壁のない部分は、前記周壁よりも低く形成された凸部を有していることを特徴とする。
請求項4に記載のジョイントカバーの発明によれば、周壁のない部分は、周壁よりも低く形成された凸部を有していることによって、凸部が、固定孔11にボルト600を嵌合させる際に、裏側底面34内にボルト600の先端が入り込むときの入口となる箇所とすることができる。
請求項5に記載のジョイントカバーの発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のジョイントカバーであって、前記ステアリングシャフトを通す開口部と、前記ステアリングシャフトを前記開口部に挿通可能にさせる切込と、を備え、前記開口部に対する前記切込の方向と、前記凸状部に対する前記傾斜面に方向とが、同一方向であることを特徴とする。
請求項5に記載のジョイントカバーの発明によれば、ジョイントカバーは、ステアリングシャフトを通す開口部と、ステアリングシャフトを開口部に挿通可能にさせる切込と、を備え、開口部に対する切込の方向と、凸状部に対する傾斜面に方向とが、同一方向であることによって、切込が、この切込を左右方向に広げることによって、ステアリングシャフトおよびジョイント部材等をジョイントカバーの側面から筒部内に挿通可能にする。
請求項6に記載のジョイントカバーの発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のジョイントカバーであって、前記車室面側には、前記ジョイント部材を覆う筒部の周辺部位に、車室内方向に突出して形成され、前記ジョイントカバーを前記固定部材に嵌合させる際に、押圧する押圧部が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載のジョイントカバーの発明によれば、ジョイントカバーの車室面側には、ジョイント部材を覆う筒部の周辺部位に、車室内方向に突出した押圧部が形成されたことによって、ジョイントカバーを車体から突出している固定部材に嵌合させる際に、その押圧部を手で押圧しながらジョイントカバーを車体に取り付けることができるため、取付作業が行い易くなる。その押圧部は、突出して車室内方向に突出して略山形状に形成されていることによって、凹み難く、変形し難く形成されて、指で押圧するための箇所として適している。
本発明に係るジョイントカバーの発明によれば、固定孔に固定部材が嵌合し易く、ジョイントカバーの肉厚を一定に保ち強度を確保することができるジョイントカバーを提供できる。
以下、図1〜図7を参照して本発明の実施形態に係るジョイントカバーを説明する。
なお、前記図7で説明した従来のものと同じ部材については、同じ符号と付して説明する。ジョイントカバー1を説明する前に、図3(a)および図7を参照して、ジョイントカバー1が取り付けられる車体500およびステアリング装置700について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るジョイントカバーを車室面側から見た状態を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るジョイントカバーの車室面側から見た状態を示す斜視図である。図3は、図4のY−Y線におけるジョイントカバーを固定部材によって車体に設置するときの状態を示す図であり、(a)は設置するときの状態を示す要部概略拡大断面図、(b)は設置後の状態を示す要部概略拡大断面図である。図4は、本発明の実施形態に係るジョイントカバーを車体面側から見た状態を示す斜視図である。図5は、本発明の実施形態に係るジョイントカバーの車体面側から見た状態を示す斜視図である。図6は、図1のX−X線拡大断面図である。
≪車体の構成≫
図3(a)、(b)に示すように、車体500は、乗員が乗車する車室と、エンジン等が収納されるエンジンルームとを備えて、車室とエンジンとをトーボード(隔壁)510で仕切っている。
図7に示すように、トーボード510には、挿通孔511が穿設されており、その挿通孔511にステアリング装置700のピニオン軸310が車室側からエンジンルーム側に挿通されて配置されている。トーボード510には、スタッドボルト等のボルト(固定部材)600が溶接されて、エンジンルーム側から車室側に向けて突出した状態に固定されている。エンジンルーム側からトーボード510の挿通孔511を挿通して車室側に突出したピニオン軸310と、ステアリングシャフト200とが車室側でジョイント部材400によって接続されて、その接続部分と挿通孔511とがジョイントカバー1(図1参照)で覆い被せられている。そのジョイントカバー1は、ボルト600のねじ部に固定孔11(図3(b)参照)を押し込むことによって固定される。
≪ステアリング装置の構成≫
図7に示すように、ステアリング装置700は、例えば、運転者がステアリングホイール(図示せず)を回転操作した際に、そのステアリングホイールの回転をステアリングシャフト200と、ステアリングギヤボックス300のラックアンドピニオン機構(図示せず)を介在して、ステアリングシャフト200の回転がラック軸(図示せず)の軸方向(左右の直線方向)の変位に変換されて、車輪を転舵するように構成されている。
ジョイント部材400の上側には、上端が車室側のステアリングホイールに連結されたステアリングシャフト200に接続され、ジョイント部材400の下側には、エンジンルーム側のステアリングギヤボックス300からトーボード510の挿通孔511を挿通して車室側に突出したピニオン軸310に接続されている。
そのステアリングシャフト200側とステアリングギヤボックス300側のピニオン軸310とを屈曲可能な状態に接続するジョイント部材400が設置される連結部位には、その連結部位を車室側から覆うジョイントカバー1(図1参照)が設置されている。
≪ジョイントカバーの構成≫
図1に示すように、ジョイントカバー1は、ゴムや合成樹脂等の軟質な弾性部材によって略半分円筒形状に形成された保護部材であり、図3(a)、(b)に示すように、車体500にボルト(固定部材)600によって固定される。ジョイントカバー1は、ステアリングギヤボックス300の上端に設けられたゴム製のグロメット(図示せず)がこのジョイント1内に装着されることによって、後記するC字状開口部19の内縁面に当接することで、エンジンルーム内のダスト、泥水、騒音等が車室内側に入り込むのを防止している。
図1に示すように、そのジョイントカバー1には、それぞれ後記する固定孔11と、筒部15と、C字状開口部19と、切込16と、鍔部14と、押圧部17と、車室面12側に形成されたボルトガイド(ガイドG)2と、車体面13(図4参照)側に形成されたボルトガイド(ガイドG)3(図4参照)と、弾性係止片18,18(図4参照)とが形成されている。
図3(a)、(b)に示すように、固定孔11は、車体500から突出したボルト600に嵌合される孔である。ジョイントカバー1は、この固定孔11をボルト600に押し込むことで車体500に固定される
筒部15は、ジョイント部材400を覆う部分であり、円筒部材を中心線に対して斜めに切断したような形状に形成されている。
C字状開口部19は、前記筒部15の開口端であって、その筒部15に覆われたジョイント部材400からステアリングシャフト200がステアリングホイール(図示せず)に向けて車室側に挿通されるようになっている。C字状開口部19および筒部15には、エンジンルーム側の部位に、縦方向に向けて切込16が形成されている。
図1に示すように、切込16は、この切込16を左右方向(矢印D,E方向)に広げることによって、ステアリングシャフト200およびジョイント部材400等をジョイントカバー1の側面から筒部15内に挿通可能にするためのスリットである。この切込16は、C字状開口部19および筒部15が平面視してC字状になるように切断された切り口である。
図1に示すように、鍔部14は、前記筒部15の周辺に略フランジ状に形成された部分であり、全体が略均一な肉厚T(図3(a)参照)の平板形状に形成されている。この鍔部14には、例えば、複数の箇所(2箇所)にガイドGが上方向に向けて形成されている。鍔部14は、ボルトガイド3内の固定孔11にボルト600(図3(b)参照)がしっかりと係止するように比較的厚肉の状態に形成されている。この鍔部14には、複数箇所に形成された表裏対になっているボルトガイド(ガイドG)2,3と、トーボード510(図3(a)参照)に穿設された係合孔(図示せず)に係止する弾性係止片18,18とが形成されている。
図1に示すように、押圧部17は、ジョイントカバー1をトーボード510(図3(a)参照)から突出しているボルト(固定部材)600に嵌合させる際に、その押圧部17を手で押圧しながらジョイントカバー1を車体500に取り付けるために形成された部分である。この押圧部17は、ジョイント部材400(図7参照)を覆う筒部15の周辺部位に、図6に示すように、車室面12側から車室内方向に略山状に突出して形成されている。
≪ボルトガイド(ガイド)の構成≫
図3(a)、(b)に示すように、ボルトガイド(ガイドG)2,3は、作業者がジョイントカバー1に穿設された固定孔11をボルト600のねじ部の先端に嵌合させる際に、固定孔11がボルト600に嵌合し易くなるように、ジョイントカバー1の固定孔11をボルト600のある方向に案内するためのものである。ジョイントカバー1において、ボルトガイド(ガイドG)2,3は、ジョイントカバー1の車室面12側の凹状部21と、その反対側の同じ位置の車体面13側の凸状部31とで形成されて、裏表凹凸形状に、対の状態に形成されていることにより、全体が均一な肉厚Tで形成されている。ボルトガイド(ガイドG)2,3は、ジョイントカバー1の少なくとも2箇所(2箇所以上の位置)に同じ方向に向けて形成され、断面視して凹凸形状に形成されている。
図3(a)に示すように、車体面13の凸状部31によって形成された裏面側のボルトガイド(ガイドG)3は、ジョイントカバー1の車体面13を、ボルト600の先端に直接接触させて固定孔11をボルト600に向かって滑動して嵌合するように導くための直接的なガイドである。
これに対して、車室面12の凹状部21によって形成された表面側のボルトガイド(ガイドG)2は、固定孔11をボルト600に嵌合させる際に、作業者から視認できない車体面13側のボルトガイド3が設置されてある位置および形状を車室面12側から判るように形成した間接的なガイドである。つまり、車室面12側のボルトガイド2は、ボルトガイド3および固定孔11をボルト600に向かって移動させて固定孔11をボルト600に嵌合させる際に、ジョイントカバー1を移動させる方向が作業者に判るように、車体面13側のボルトガイド3に合致させて形成した目印である。
以下、ボルトガイド2,3の各部についてさらに詳細に説明する。
≪車室面側のボルトガイドの構成≫
図2および図3に示すように、車室面12側(表側)に形成されたボルトガイド2には、裏面側(車体面13(図5参照)側)に形成された凸状のボルトガイド3(図5参照)と略対称に、車室面12から凹んだ形状に形成されている。ボルトガイド2は、作業者がこのボルトガイド2を見て、この反対の車体面13(図5参照)側に形成されたボルトガイド3(図5参照)の位置および形状が判るように形成されている。図2に示すように、このボルトガイド2は、凹状部21と、下り傾斜面22と、内壁23と、表側底面24と、凹部25とが形成されている。
<凹状部の構成>
図2および図3(a)に示すように、凹状部21は、ジョイントカバー1の凸状部31の反対の車室面12側の位置に、ボルトガイド2全体を形成する部分であり、図2に示すように、全体がジョイントカバー1の車室面12から窪んだ状態に形成されて、平面視してU字状に形成されている。
<下り傾斜面の構成>
図3(a)に示すように、下り傾斜面22は、車室面12側の上り傾斜面32を均一な肉厚Tで形成したことによって形成された部分である。この下り傾斜面22は、作業者が車室面12側からジョイントカバー1を見たときに、その反対側の位置に上り傾斜面32があることが判るように形成されている。図2に示すように、下り傾斜面22は、車室面12から表側底面24に向けて下がるように傾斜して形成されている。
<内壁の構成>
図3(a)に示すように、内壁23は、車室面12から突出して凸状部31を均一な肉厚Tで形成したことによって形成された部分であって、図2に示すように、平面視してU字形状に形成されている。内壁23は、作業者が車室面12側からジョイントカバー1を見たときに、その反対側の位置に周壁33(図5参照)があることが判るように形成されている。
<表側底面の構成>
図3(a)に示すように、表側底面24は、車室面12側の裏側底面34を均一な肉厚Tで形成したことによって形成された部分である。この表側底面24は、作業者が車室面12側からジョイントカバー1を見たときに、その反対側の位置に裏側底面34があることが判るように形成されている。平面視してU字状に形成された表側底面24(図2参照)の奥寄りの中央には、ボルト600が圧入される固定孔11が形成されている。
<凹部の構成>
図3(a)に示すように、凹部25は、車室面12側の同じ位置に凸部36を均一な肉厚Tで形成したことによって溝状に形成された部分である。この凹部25は、作業者が車室面12側からジョイントカバー1を見たときに、その反対側の位置に凸部35があることが判るように形成されている。
≪車体面側のボルトガイドの構成≫
図5に示すように、車体面13側(裏面側)に形成されたボルトガイド3には、ボルト600(図3(a)参照)が差し込まれる前記固定孔11の周囲を囲むように、全体がジョイントカバー1の車体面13から膨らんだ状態に凸状部31が形成されている。そのボルトガイド3は、作業者がボルト600(図3(a)参照)の先端に固定孔11を嵌合させる際に、嵌合させ易くするために、ボルト600(図3(a)参照)の先端が周壁33内の裏側底面34に当接する範囲内を移動するように抑制させるためのガイドである。このボルトガイド3は、凹状部21と、周壁33と、裏側底面34と、固定孔11と、凸部35と、上り傾斜面32と、を有している。
<凸状部の構成>
図5に示すように、凸状部31は、ジョイントカバー1の車体面13から膨らんだ状態に形成されたボルトガイド3の全体を形成する部分であり、図3(a)に示すように、車室面12側(裏面側)に形成されたボルトガイド2とは対称的な形状となっている。その凸状部31は、ジョイントカバー1の肉厚Tが均一であるため、表面が断面視して凹状部21と表裏の関係に形成されている。
<周壁の構成>
図5に示すように、周壁33は、固定孔11の周囲に形成された土手状の塀であり、平面視してU字状に形成されている。この周壁33は、固定孔11にボルト600を嵌合させる際に、周壁33内の裏側底面34がボルト600の先端に接触する位置にあるときに、ジョイントカバー1の移動可能な範囲をこの周壁33内に規制させて、周壁33内にある固定孔11がボルト600に嵌合し易くなるようにするための囲いである。
<裏側底面の構成>
図5に示すように、裏側底面34は、周壁33内にその周壁33および凸部35より低く形成された内底面であり、中央に固定孔11が穿設されている。この裏側底面34は、図3(a)に示すように、固定孔11にボルト600を嵌合させる際に、裏側底面34がボルト600の先端に接触した状態を保ってジョイントカバー1を滑動させれば、ジョイントカバー1の移動範囲をU字状の裏側底面34内に規制されるようになっている。
<固定孔の構成>
固定孔11は、ボルト600が押し込まれて圧入される孔であり、裏側底面34の略中央部に形成されている。固定孔11は、例えば、内縁に3つの切欠部(図5参照)が形成されて、ボルト600が圧入された際に、僅かに弾性変形するようになっている。なお、固定孔11の形状は、押し込まれるボルト(固定部材)600の形状に合わせて適宜に変更してもよい。
<凸部の構成>
図3(a)に示すように、凸部35は、固定孔11にボルト600を嵌合させる際に、上り傾斜面32に当接していたボルト600の先端がこの凸部35を越えて裏側底面34と接触するときに、作業者にクリック感を付与して、ボルト600の先端が周壁33内に入り込んだことを触感的に判るようにするために形成されている。凸部35は、固定孔11にボルト600を嵌合させる際に、裏側底面34内にボルト600の先端が入り込むときの入口となる箇所であり、その周壁33の高さより低く形成されている。また、この凸部35の車室面12側には、凹部25が形成されて、この部分も肉厚Tが他の部分と同じに形成されている。
<上り傾斜面の構成>
図3(a)に示すように、上り傾斜面32は、車体面13から凸部35に向かって上り坂状に傾斜して形成された部分あり、ジョイントカバー1の車体面13をボルト600の先端に当接させて周壁33と当接させるように移動させた際に、ボルト600の先端がこの上り傾斜面32と接触することで、接触部分が平らな面から膨らんだ斜面に変化するため、触感的に周壁33(ボルトガイド3)内への入口が判るように形成されている。
≪ジョイントカバーの作用≫
次に、図1〜図7を参照しながら本発明の実施形態に係るジョイントカバーの作用を取り付け順に説明する。
ジョイントカバー1をトーボード510に固定する場合は、まず、図1に示すように、切り込み16を左右方向(矢印D,E方向)に広げて、その切り込み16からステアリングシャフト200(図7参照)を通して、筒部15でジョイント部材400(図7参照)を覆うようにして、トーボード510の表面から車室内側に突出したボルト600に車体面13を図3(a)に示すように当接させる。
図3(a)に示すように、このとき、作業者は、車室面12の下り傾斜面22や凹状部21を目印として、上り傾斜面32の付近の車体面13にボルト600の先端を当接させる。作業者から見えるボルトガイド2は、車体面13側のボルトガイド2がボルトガイド3と同じ位置に同じU字形に形成されているので、車体面13側のボルトガイド3が見えなくても把握でき、ジョイントカバー1を移動すべき方向が判るようになっている。そのジョイントカバー1をボルト600に当接した状態を維持しながら、ジョイントカバー1を下側から上方向(矢印A方向)に移動させると、ボルトガイド3の周壁33のU字状のガイド形状により、上り傾斜面32、凸部35、裏側底面34がボルト600の先端に順次に当接するようにジョイントカバー1が案内されて移動し、固定孔11に容易にボルト600の先端が嵌合される。
次に、筒部15の周辺部位に設けられた押圧部17を押圧して、固定孔11をボルト600に圧入させる。この場合、ジョイントカバー1をボルト600に嵌合させる際に、突出して凹み難く、変形し難く形成された押圧部17を手で押圧しながらジョイントカバー1を車体500に取り付けることができるため、取付作業が行い易い。
さらに、ジョイントカバー1は、ボルト600が装着される車体面13側に形成されたボルトガイド3の凸状部31の車室面12側(作業者側)に、凸状部31の位置に合わせて凹状部21が設置されるため、作業者が車体面13側のボルトガイド3を視認できなくても、固定孔11にボルト600が容易に嵌合できるため、取付作業の作業性が向上される。
また、図3(a)に示すように、ジョイントカバー1は、車体面13から膨らんだ状態に形成された凸状部31が形成されていても、この凸状部31の車室面12側の同位置に車室面12から窪んだ状態に形成された凹状部21が形成されているため、ジョイントカバー1のボルトガイド2,3の肉厚Tが均一に形成されている。
このため、ボルトガイド2,3が形成された部分の肉厚Tを一定にさせて形成することができるので、ジョイントカバー1を樹脂成形した際に、ボルトガイド2,3の周辺にヒケが発生することを防止ができるため、ジョイントカバー1の強度を確保することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、ボルト600が固定孔11に圧入される場合を説明したが、ボルト600は、スタッドボルト等のボルトに限定されるものではない。ボルト600は、例えば、押し込んで止める部材や、弾性係止片のような係止させる部材等であってもよい。
また、ボルトガイド2,3は、互いに凹凸関係に形成して肉厚Tを一定にしたものであれば、適宜に変更してもよく、特に、その形状は限定されない。例えば、ボルトガイド2,3は、前記実施形態で説明した凹状部21と凸状部31とを互いに車体面13と車室面12とに入れ換えて逆の面に形成しても構わない。つまり、目印の機能を果たしていた車室面12側のボルトガイド2は、車体面13に形成すれば、U字形状の内壁23によって前記したボルトガイド3と同じガイド機能を果たす。
また、ボルトガイド2,3は、U字状のものに限定されるものではなく、ボルト600が周壁33内に入り込む入口がある形状のものであればよく、その形状は特に限定されない。例えば、V字形状や凹形状等の形のものでもよい。
本発明の実施形態に係るジョイントカバーを車室面側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るジョイントカバーの車室面側から見た状態を示す斜視図である。 図4のY−Y線におけるジョイントカバーを固定部材によって車体に設置するときの状態を示す図であり、(a)は設置するときの状態を示す要部概略拡大断面図、(b)は設置後の状態を示す要部概略拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るジョイントカバーを車体面側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るジョイントカバーの車体面側から見た状態を示す斜視図である。 図1のX−X線拡大断面図である。 従来のステアリング装置におけるジョイントカバーの設置状態を示す要部分解斜視図である 従来のジョイントカバーを裏面側から見た状態を示す斜視図である。 図8のZ−Z線における従来のジョイントカバーを固定部材によって車体に設置するときに状態を示す図であり、(a)は設置するときの状態を示す要部概略拡大断面図、(b)は設置後の状態を示す要部概略拡大断面図である。
符号の説明
1 ジョイントカバー
2,3 ボルトガイド(ガイド)
11 固定孔
12 車室面
13 車体面
15 筒部
17 押圧部
21 凹状部
31 凸状部
200 ステアリングシャフト
300 ステアリングギヤボックス
400 ジョイント部材
500 車体
600 ボルト(固定部材)
700 ステアリング装置
G ガイド

Claims (6)

  1. ステアリングシャフト側とステアリングギヤボックス側とを接続するジョイント部材を覆うと共に、車体に固定部材によって固定されるジョイントカバーにおいて、
    前記車体から突出した前記固定部材に嵌合される固定孔と、
    前記車体に固定する車体面側の前記固定孔の周辺に配置されたガイドと、を備え、
    前記ガイドは、前記車体面から膨らんだ状態に形成された凸状部と、
    この凸状部の車室面側の位置に当該車室面から窪んだ状態に形成された凹状部と、
    前記凸状部に前記固定孔が形成された裏側底面と、
    前記車体面と前記裏側底面とをつなぐ傾斜面と、を有
    前記車体面の所定の位置から前記裏側底面を経て前記車体面の表面上を直線的に見たとき、前記所定の位置から前記固定孔までの間にのみ、所定方向に前記傾斜面が存在することを特徴とするジョイントカバー。
  2. 前記裏側底面の周囲の一部に該裏側底面よりも高く形成された周壁を有していることを特徴とする請求項1に記載のジョイントカバー。
  3. 前記周壁は、前記裏側底面に対して垂直に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のジョイントカバー。
  4. 前記ガイド部において、前記周壁のない部分は、前記周壁よりも低く形成された凸部を有していることを特徴とする請求項2に記載のジョイントカバー。
  5. 前記ステアリングシャフトを通す開口部と、
    前記ステアリングシャフトを前記開口部に挿通可能にさせる切込と、を備え、
    前記開口部に対する前記切込の方向と、前記凸状部に対する前記傾斜面に方向とが、同一方向であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のジョイントカバー。
  6. 前記車室面側には、前記ジョイント部材を覆う筒部の周辺部位に、車室内方向に突出して形成され、前記ジョイントカバーを前記固定部材に嵌合させる際に、押圧する押圧部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のジョイントカバー。
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