JP2550094Y2 - 多層袋 - Google Patents

多層袋

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JP2550094Y2
JP2550094Y2 JP1991101320U JP10132091U JP2550094Y2 JP 2550094 Y2 JP2550094 Y2 JP 2550094Y2 JP 1991101320 U JP1991101320 U JP 1991101320U JP 10132091 U JP10132091 U JP 10132091U JP 2550094 Y2 JP2550094 Y2 JP 2550094Y2
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line
sealing
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bent
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JP1991101320U
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JPH0620249U (ja
Inventor
三悦郎 東島
Original Assignee
王子製袋株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は多層袋に関し、より詳し
くは、ダブルフォールド式に封緘してなる改良された多
層袋に関する。
【0002】
【従来の技術】口底両端部のうち、少なくとも一方の端
部を直線状に切断した多層袋の直線状に切断した端部を
ダブルフォールド式に封緘した多層袋は実開昭61−1
86541号公報に開示されている。内容物を充填して
封緘して成るダブルフォールド式袋は袋を開いて内容物
を取り出した時に保管・荷役・輸送時等において内容物
が移動して封緘部分に回り込み、残留する。又、その後
の空袋の廃棄にも困難であることがあった。
【0003】実開昭61−186541号公報に開示さ
れている考案を図5に基づいて説明する。図5は前記公
報に記載された考案をその図2にしたがって、その製造
工程A、B及びCに基いて説明するための一端部を直線
状に切断した二層筒状体の封緘部の縦方向断面を示す概
念図であって、図5のA、B及びCにおいて符号1は二
層筒状体、2は外層筒状体、3は内層筒状体、4は直線
状切断線に平行な第一折り曲げ線、5は第二折り曲げ
線、6は閉鎖用フラップ部分、12は外層2の内面と内
層3の外面とを、その1部で貼着する接着剤、13は折
り曲げ部の接着剤を示す。
【0004】図5のAは外層筒状体2の両側折線に沿っ
て第一折り曲げ線4の部分まで切り込みを入れた状態を
示し、図5のBは内層3と上部外層2を、フラップ部分
6を残して第一折り曲げ線4の部分で内側に折り曲げ、
ついで図5のCは第二折り曲げ線5の部分でフラップ部
分も共に内側へ折り曲げた後、フラップ部分6を外側層
の一側に接着剤13により貼着封緘する。
【0005】この形状の袋体は、直線切り筒状体で構成
されているため、製筒工程での作業が容易であり、内層
を二回折り畳んだ状態で封鎖し、又前記のように外層と
内層が予め貼着されているため優れた封緘部強度を有
し、かつ、内容物の漏れを防止することが可能である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
多層袋は保管・荷役・輸送時等において内容物が袋内部
で移動し、封緘部に若干ではあるが回り込み、内容物を
取り出した後でも封緘部内に内容物が残留するという問
題があった。
【0007】本考案は、上記従来技術の問題点である封
緘部内に内容物が残留するのを顕著に激減しうるダブル
フォールド式封緘多層袋を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案のダブルフォールド式封緘多層袋は口底両端部のう
ち、少なくとも一方の端部を直線状に切断した多層筒状
体の直線状に切断した端部の少なくとも最内層を除き、
少なくとも最外層の両側折線に沿って、直線状切断線に
平行な第一折り曲げ線に達する切り込みを設けて閉鎖用
フラップを形成し、該端部の最内層の内側に折り曲げ部
分の幅内の領域にホットメルト接着剤を塗布して、前記
閉鎖用フラップを残して他の部分を第一折り曲げ線に沿
って内側に折り曲げ、さらに前記閉鎖用フラップ部分と
前記折り曲げた部分とを、第二折り曲げ線に沿って折り
曲げて、前記閉鎖用フラップ部分を袋本体に貼着・封緘
してなる。
【0009】又上記の目的を達成する本考案のダブルフ
ォールド式封緘多層袋は口底両端部のうち、少なくとも
一の端部を階段切りにした多層筒状体の階段切りにした
端部の少なくとも最内層を除き、少なくとも最外層の両
側折線に沿って、階段切り切断線と平行な第一折り曲げ
線に達する切り込みを設けて閉鎖用フラップを形成し、
該端部の最内層の内側に折り曲げ部分の幅内の領域にホ
ットメルト接着剤を塗布して、前記閉鎖用フラップを残
して他の部分を第一折り曲げ線に沿って内側に折り曲
げ、さらに前記閉鎖用フラップ部分と前記折り曲げた部
分とを、第二折り曲げ線に沿って折り曲げて、前記閉鎖
用フラップ部分を袋本体に貼着・封緘してなる。
【0010】
【作用】本考案は多層袋の端部をダブルフォールド式に
封緘するに当り、折り曲げ部分の最内層の内側にホット
メルト接着剤を塗布する構成により、封緘部内に内容物
が残留するのを顕著に低減することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案を詳しく説明す
る。図1は、請求項1の考案を、その製造工程に基づい
て説明するための斜視図であって、符号1は二層筒状
体、2は外層筒状体、3は内層筒状体、4は第一折り曲
げ線、5は閉鎖用フラップ6を残して他の部分を第一折
り曲げ線に沿って内側に折り曲げた部分の先端9と一致
する第二折り曲げ線、6は閉鎖用フラップ、7は外層の
両側折線、8は切り込みを示す。また、図2のA、B、
Cは図1のA、B、Cに対応する各々X−X′線におけ
る拡大断面図であって封緘部の製造工程を示す概念図で
ある。
【0012】先ず、図1のA及び図2のAにおいて、底
端部の最内層の内側に第二折り曲げ線5までの折り曲げ
部分の幅内の領域にホットメルト接着剤10を塗布し
て、外側の両側折線7に沿って外層の筒状体2に第一折
り曲げ線4に達する切り込み8を入れ、ついで閉鎖用フ
ラップ部分6を残して他の部分を前記第一折り曲げ線4
に沿って内側に折り曲げ(図1のB、図2のB参照)、
さらに、前記閉鎖用フラップ部分6と前記第一折り曲げ
線4に沿って折り曲げた部分とを、前記折り曲げた部分
の先端9(図2のB参照)すなわち第二折り曲げ線5に
沿って内側へ折り曲げた後、閉鎖用フラップ部分6を袋
本体の内側の外壁上に貼着することにより、請求項1の
考案であるダブルフォールド式封緘多層袋(図1のC、
図2のC)を得ることができる。
【0013】次に、図3及び図4に基づいて請求項2の
考案について説明する。図3及び図4は、請求項2の考
案を、その製造工程に従って説明するための斜視図及び
封緘部の断面図であり、図4のA、B、Cは図3のA、
B、Cに対応する各々X−X′線における拡大断面図で
あって封緘部の製造工程を示す概念図であり、図3及び
図4において図1及び図2と同じ符号は同じ意味を有
し、9は折り曲げた部分の先端を示す。図3及び図4に
おいて、多層筒状体1の一端部が直線状ではなく階段切
りに切断されている点を除いて図1及び図2に示すもの
と同一である。
【0014】先ず、図3のA及び図4のAにおいて、底
端部の最内層の内側に第二折り曲げ線5までの折り曲げ
部分の幅内の領域にホットメルト接着剤10を塗布し
て、外側の両側折線7に沿って外層の筒状体2に第一折
り曲げ線4に達する切り込み8を入れて閉鎖用フラップ
6を形成し、ついで閉鎖用フラップ部分6を残して他の
部分を前記第一折り曲げ線に沿って内側に折り曲げ(図
3のB、図4のB参照)、さらに、前記閉鎖用フラップ
部分6と前記第一折り曲げ線に沿って折り曲げた部分と
を、前記折り曲げた部分の先端9(図4のB参照)に沿
って第二折り曲げ線5に沿って内側へ折り曲げると共
に、閉鎖用フラップ部分6を袋本体の内側外壁上に貼着
することにより、請求項2の考案であるダブルフォール
ド式封緘多層袋(図3のC、図4のC)を得ることがで
きる。
【0015】以上の説明においては襞付き多層袋につい
て説明したが襞のない通常の多層袋においても同様に封
緘し得る。
【0016】
【考案の効果】本考案においては封緘部最内層の内側に
ホットメルト接着剤が塗布されているダブルフォールド
式封緘多層袋であるため、封緘部内に内容物が残留する
のを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線状に切断した端部を封緘した請求項1の考
案である多層袋の製造工程を説明するための図面であっ
て、A、B、Cは斜視図。
【図2】図1のA、B及びCに対応する封緘部分のX−
X′線における断面概念図。
【図3】階段切り端部を封緘した請求項2の考案である
多層袋の製造工程を説明するための図面であって、A、
B、Cは斜視図。
【図4】図3のA、B、Cに対応する封緘部分のX−
X′線における断面概念図。
【図5】従来のダブルフォールド式封緘多層袋の製造工
程を説明するための図面であって、図2のA、B及びC
の断面図に対比されるA、B、Cは断面図。
【符号の説明】
1:二層筒状体、2:外層筒状体、3:内層筒状体、
4:第一折り曲げ線、5:第二折り曲げ線、6:閉鎖用
フラップ、7:外層の両側折り線、8:切り込み、9:
折り曲げた部分の先端、10:ホットメルト接着剤、1
1:封緘用接着剤、12:内層の接着剤、13:封緘用
接着剤

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口底両端部のうち、少なくとも一方の端
    部を直線状に切断した多層筒状体の直線状に切断した端
    部の少なくとも最内層を除き、少なくとも最外層の両側
    折線に沿って、直線状切断線に平行な第一折り曲げ線に
    達する切り込みを設けて閉鎖用フラップを形成し、前
    閉鎖用フラップを残して他の部分を第一折り曲げ線に沿
    って内側に折り曲げ、さらに前記閉鎖用フラップ部分と
    前記折り曲げた部分とを、第二折り曲げ線に沿って折り
    曲げて、前記閉鎖用フラップ部分を袋本体に貼着・封緘
    してなるダブルフォールド式封緘多層袋において、少な
    くとも最内層内面の第二折り曲げ線までの折り曲げ部分
    の幅の領域にホットメルト接着剤を塗布して該折り曲げ
    部分を密封したことを特徴とするダブルフォールド式封
    緘多層袋
  2. 【請求項2】 口底両端部のうち、少なくとも一方の端
    部を階段切りにした多層筒状体の階段切りにした端部の
    少なくとも最内層を除き、少なくとも最外層の両側折線
    に沿って、階段切り切断線と平行な第一折り曲げ線に達
    する切り込みを設けて閉鎖用フラップを形成し、前記閉
    鎖用フラップを残して他の部分を第一折り曲げ線に沿っ
    て内側に折り曲げ、さらに前記閉鎖用フラップ部分と前
    記折り曲げた部分とを、第二折り曲げ線に沿って折り曲
    げて、前記閉鎖用フラップ部分を袋本体に貼着・封緘し
    てなるダブルフォールド式封緘多層袋において、少なく
    とも最内層内面の第二折り曲げ線までの折り曲げ部分の
    幅の領域にホットメルト接着剤を塗布して該折り曲げ部
    分を密封したことを特徴とするダブルフォールド式封緘
    多層袋
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JP6404150B2 (ja) * 2015-03-12 2018-10-10 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置の製造方法

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