JP3057202U - 粉体包装袋 - Google Patents
粉体包装袋Info
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- JP3057202U JP3057202U JP1998007777U JP777798U JP3057202U JP 3057202 U JP3057202 U JP 3057202U JP 1998007777 U JP1998007777 U JP 1998007777U JP 777798 U JP777798 U JP 777798U JP 3057202 U JP3057202 U JP 3057202U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内容物を充填した後、筒状弁をヒートシール
する以前に、コンベア上に転倒させたとき、発生する粉
体の吹出しを抑制した「ソールバッグ」型粉体包装袋を
提供する。 【解決手段】 筒状弁の袋内に突出する部分の先端を1
層とし、その他の部分を2層の紙で構成する。
する以前に、コンベア上に転倒させたとき、発生する粉
体の吹出しを抑制した「ソールバッグ」型粉体包装袋を
提供する。 【解決手段】 筒状弁の袋内に突出する部分の先端を1
層とし、その他の部分を2層の紙で構成する。
Description
【0001】
本考案は粉体包装袋に関し、より詳しくは、充填後の荷扱によって、内容物で ある粉体の弁からの吹出しを少なく抑えるため、改良された粉体包装袋に関する 。
【0002】
従来、小麦粉などの粉体を例えば25kg単位で包装する重包装袋として、両 側部にひだを有する筒状体の胴貼部に筒状弁を差込んで固定し、上下両端部を折 曲げて貼着閉鎖した2〜3層の紙袋(日本工業規格JIS−Z1532,B−3 「ひだ付L型バルブ両折りばり袋」、通称「ソールバッグ」)がかなり用いられ てきた。その筒状弁は内容物充填時にノズル膨張管のエア圧に耐えるよう90g /m2のクラフト伸長紙(5種1号)1層で構成され、更に輸送及び荷扱い中、 該弁から内容物が洩れるのを防ぐため、筒状の内面の一部にホットメルト接着剤 (8)を塗布し、内容物を充填した後、外部から加熱押圧して弁の内面の対向面 同志をヒートシールして封緘していた。(図4参照)
【0003】
しかしながら、内容物の充填が終わると、弁をヒートシールするため、袋が転 倒され、コンベア上に平らに寝かされる。この転倒の衝撃で1袋当り25〜30 gの粉体が袋内の残留空気と共に、未だヒートシールされていない筒状弁から吹 出し、その量は概ね内容量の0.1%に相当する。 本考案はかかる事情に鑑みなされたもので、その課題は内容物の充填後、筒状 弁をヒートシールして封緘する以前に発生する粉体の吹出しをできる限り抑制す るよう改良されたソールバッグ型の粉体包装袋を提供することにある。
【0004】
前記課題を解決するため、本考案の粉体包装袋は、筒状体の胴貼部に筒状弁を 差込んで固定し、上下端部を折曲げて、貼着閉鎖した粉体包装袋において、前記 筒状弁の袋内に突出する部分の先端部を一層とし、その他の部分を2層の紙で構 成したことを特徴とする。
【0005】 また、前記筒状弁は、その周囲方向の寸法が同一で、長さ方向の寸法が長い内 層紙と、それより短い外層紙で形成されたものでも、あるいは外層と内層の長さ を合計した長さの1枚の紙片を、その長さ方向の一端縁から外層又は内層の長さ だけ離れた折曲げ線から折曲げた二つ折り紙片から形成してもよい。
【0006】 更に、前記筒状弁の内面をヒートシールして封緘するため、その一部にホット メルト接着剤を塗布してもよく、また袋本体を高通気性クラフト紙で構成すると より効果的である。
【0007】 本考案の粉体包装袋はそれを構成する筒状体をひだ付筒状体とし、上端部を、 階段状に切断し、その突出部を筒状体の反対側の壁面に折曲げて貼着して閉鎖し 、下端部を直線状に切断し、前記上端部とは反対側の壁上に2回折りして、簡易 開封用引き裂き紐を具えたテープを貼着して閉鎖した袋体としてもよい。
【0008】
以下、図面を参照して本考案の実施の一形態について詳細に説明するが、本考 案はこれらに限定されるものではない。 図1は本考案の実施の一形態である粉体包装袋の斜視図、図2は図1の袋体の 筒状弁の構造を説明するための斜視図で、(A),(B),(C)はそれぞれ、 その製作の各段階における状態を示す。図3は本考案の実施の別の形態の筒状弁 の構造を説明するための斜視図で、(A),(B),(C)はそれぞれ、その製 作の各段階における状態を示す。
【0009】 図中の符号1は筒状体または袋本体、1aはひだ部、2aは筒状体(または袋 本体)の上端部、2bは下端部、2a′は上端部の折曲げ部、2b′は下端部を 閉鎖するテープ、3は胴貼部、4は筒状弁、4aは接着剤、5は外層または外層 紙、5aは接着剤、6は内層または内層紙、6aは内層の突出部、7は引き裂き 紐、f,f′は折線、(o)は袋外、(i)は袋内に向う方向を意味する。
【0010】 図1の袋体は筒状体1の胴貼部3に筒状弁4を差込んで、貼着固定し、階段状 に切断した上端部2aの突出部を折曲げ、その折曲げ部2a′を筒状体1の背面 壁上に貼着して、上端部2aを閉鎖し、直線状に切断した下端部2bを筒状体1 の正面壁上に2回折りして、その上に簡易開封用引き裂き紐7を具えた閉鎖用テ ープ2b′を貼着して閉鎖した通称「ソールバッグ」である。
【0011】 本考案の特徴は筒状弁4の構造にある。図2の(A)に示すように、2枚の紙 片、すなわち外層紙5と内層紙6は筒状弁の周囲方向の寸法W(以下、「幅」と いう)が同一で、それと直角の方向の寸法(以下、「長さ」という)は外層紙5 が短く(L1)、内層紙が長く(L2)設定されている。なお、この場合、外層 紙5は80g/m2、内層紙6は50g/m2のレギュラークラフト紙である。
【0012】 図2の(A)及び(B)に示すように、外層紙5と内層紙6は重ね合せられ、 線状に塗布された接着剤5aで貼り合され、折線fに沿って折畳まれて、裏面に 塗布された(点線で示す)接着剤4aで接着すると筒状弁4が形成される。
【0013】 このように形成された筒状弁4をレギュラークラフト紙84g/m22層で構 成される袋本体1の胴貼部3に貼着固定したとき、その袋内(i)への突出部6 aは50g/m2のレギュラークラフト紙1層で構成されているので、極めて柔 軟で、そのため、衝撃を受けたとき、この部分が不還弁効果を発揮して、粉体の 吹出しを抑制する。一方、その他の部分は80g/m2と50g/m2の2層で あり、内容物充填時にノズル膨張管のエア圧に耐えるのに充分な強度を有してい る。
【0014】 前記した本考案の袋と従来の粉体包装袋にそれぞれ25kgの小麦粉を充填し た直後、コンベア上で転倒させて、粉もれを測定したところ、前者が10袋分の 合計が191gであるのに対して、後者では271gであった。 また、袋本体の原紙を同じ84gの高通気性クラフト紙に変えた本考案の袋で は粉もれは10袋分で僅か161gであった。
【0015】 次に図3を参照して、本考案の実施の別の形態について説明する。この筒状弁 は、図3の(A)に示すように、幅をWとし、長さを外層の長さL1と内層の長 さL2を合計したL1+L2とする1枚の紙片から作られる。その長さ方向一方 の辺から外層5の長さL1または内層6の長さL2だけ離れた位置に幅方向に伸 びる二つ折り線f′を設け、該折線に沿って二つ折りすると外層部分5と内層部 分6は重ね合せられる。なお二つ折りされた二つの部分5と6は外層となる部分 5に線状に塗布された接着剤5aで貼り合される。
【0016】 次に図3の(B)に示すように、折線fに沿って折畳み、裏面に塗布された( 点線で示す)接着剤4aで接着すると図3の(C)に示す筒状弁4が形成される 。例えば、50g/m2のレギュラークラフト紙の紙片を用いて該筒状弁を形成 すると袋内に突出する内層6の先端部6aは50g/m2のレギュラークラフト 紙で構成され、その他の部分は50g/m2×2層で構成され、この筒状弁を取 付けた粉体包装袋は前記した本考案の実施の一形態と同様の不還弁効果が得られ る。
【0017】
以上詳述したように、本考案によれば、内容物の充填後、コンベア上で転倒 させたとき、粉体の吹出しの少ないソールバッグ型粉体包装袋を提供することが できる。
【図1】本考案の実施の一形態である粉体包装袋の斜視
図である。
図である。
【図2】図1の袋体の筒状弁の構造を説明するための斜
視図で、(A),(B),(C)はその製作の各段階に
おける状態を示す。
視図で、(A),(B),(C)はその製作の各段階に
おける状態を示す。
【図3】本考案の実施の別の形態の筒状弁の構造を説明
するための斜視図で、(A),(B),(C)はその製
作の各段階における状態を示す。
するための斜視図で、(A),(B),(C)はその製
作の各段階における状態を示す。
【図4】従来の粉体包装袋の筒状弁の斜視図である。
1:筒状体または袋本体、1a:ひだ部、2a:筒状体
の上端部、2b:筒状体の下端部、2a′:上端部の折
曲げ部、2b′:下端部を閉鎖するテープ、3:胴貼
部、4:筒状弁、4a:接着剤、5:外層または外層
紙、5a:接着剤、6:内層または内層紙、6a:内層
の突出部、7:引き裂き紐、8:ホットメルト接着剤、
f,f′:折線、(o):袋外に向う方向、(i):袋
内に向う方向。
の上端部、2b:筒状体の下端部、2a′:上端部の折
曲げ部、2b′:下端部を閉鎖するテープ、3:胴貼
部、4:筒状弁、4a:接着剤、5:外層または外層
紙、5a:接着剤、6:内層または内層紙、6a:内層
の突出部、7:引き裂き紐、8:ホットメルト接着剤、
f,f′:折線、(o):袋外に向う方向、(i):袋
内に向う方向。
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状体の胴貼部に筒状弁を差込んで固定
し、上下端部を折曲げて、貼着閉鎖した粉体包装袋にお
いて、前記筒状弁の袋内に突出する部分の先端部を一層
とし、その他の部分を2層の紙で構成したことを特徴と
する粉体包装袋。 - 【請求項2】 前記筒状弁が、その周囲方向の寸法が同
一で、長さ方向の寸法が長い内層紙と、それより短い外
層紙とから形成されている請求項1記載の粉体包装袋。 - 【請求項3】 前記筒状弁が、外層と内層の長さを合計
した長さの1枚の紙片をその長さ方向の一端縁から外層
又は内層の長さだけ離れた折曲げ線で折曲げられた二つ
折り紙片から形成されている請求項1記載の粉体包装
袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007777U JP3057202U (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 粉体包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007777U JP3057202U (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 粉体包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057202U true JP3057202U (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=43191138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998007777U Expired - Lifetime JP3057202U (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 粉体包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057202U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102372109A (zh) * | 2010-08-25 | 2012-03-14 | 李颖 | 一种环保型纸质阀口包装袋 |
-
1998
- 1998-09-01 JP JP1998007777U patent/JP3057202U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102372109A (zh) * | 2010-08-25 | 2012-03-14 | 李颖 | 一种环保型纸质阀口包装袋 |
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