JP2550035Y2 - 玄関ユニット - Google Patents

玄関ユニット

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JP2550035Y2
JP2550035Y2 JP1991026514U JP2651491U JP2550035Y2 JP 2550035 Y2 JP2550035 Y2 JP 2550035Y2 JP 1991026514 U JP1991026514 U JP 1991026514U JP 2651491 U JP2651491 U JP 2651491U JP 2550035 Y2 JP2550035 Y2 JP 2550035Y2
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JP
Japan
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entrance
arc
shaped
circular space
passage
Prior art date
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JP1991026514U
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English (en)
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JPH04114978U (ja
Inventor
▲収▼ 田中
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Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、門扉と玄関ドアとを円
形空間内に設けてユニット状とし、その円形スペースの
過半を室外に位置させた玄関ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近々マンションも高級志向となりつつあ
るが、現状の商品群では、表面材やモールの着せ替えの
みで、およそ限界の現状である。
【0003】一方、最近のマンションの傾向としては、
パブリックスペースを充実させる反面、各戸のプライバ
シーを確保するといった両面を打ち出している。
【0004】その一つの流行は、玄関前のアルコープと
いった形で演出され、各戸の領域を外壁から一歩前に出
すと共に、来訪者との玄関先の立ち話等に配慮してい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のマンションの玄
関の構造は、極めて簡単で、外観上には殆ど特徴のない
ものであり、且つその玄関先はマンションの通路に面し
ているため、来訪者の立ち話も行いにくい等の欠点があ
った。さらに、玄関先を単に広げて室内を狭くすること
は既存のマンションでは取付設置できない重大な問題も
あるし、建築設計上でも問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、考案者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本考案を、円
形スペースの左右に収納壁部を離間して対設して前後に
通じる出入口通路を形成すると共に、該出入口通路の前
側開口部に弧状門扉を、その後側開口部に弧状玄関ドア
をそれぞれ設け、前記円形スペースの過半を室外共有通
路に、その余部は各室内側にそれぞれ位置させてなる玄
関ユニットとしたことにより、住民のプライバシー確保
ができ、マンションの室内面積をも確保でき、さらに、
外観的に優れたものにでき、上記課題を解決したもので
ある。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図7に基づ
いて説明する。本考案の玄関ユニットは、図1に示すよ
うに、円筒状をなしている。本考案の玄関ユニットは、
主に弧状収納壁部1及び可動体用弧状収納壁部2と弧状
門扉3及び弧状玄関ドア4より構成されている。その弧
状収納壁部1や可動体用弧状収納壁部2を総称して収納
壁部Aと称する。その弧状収納壁部1,可動体用弧状収
納壁部2,弧状門扉3及び弧状玄関ドア4によって円形
スペースSが構成されている。
【0008】左右の弧状収納壁部1と可動体用弧状収納
壁部2とは一定間隔に離間し、前後に通じる出入口通路
Pを形成すると共に、この前側開口部には弧状門扉3
が、その後側開口部には弧状玄関ドア4がそれぞれ設け
られ、弧状門扉3及び弧状玄関ドア4は、それぞれ可動
体用弧状収納壁部2内に可動収容される構造となってい
る(図2乃至図4参照)。即ち、円形スペースSの左右
に収納壁部A,Aを離間して対設して前後に通じる出入
口通路Pが形成されると共に、該出入口通路Pの前側開
口部に弧状門扉3が、その後側開口部に弧状玄関ドア4
をそれぞれ設けられている。
【0009】その前記円形スペースSの過半が室外共有
通路C(単に「通路C」ともいう。)側に、その余部、
即ち、円形スペースSの過半を除いた余の部分は、室内
R側にそれぞれ位置させるように構成されている。具体
的には、円形スペースSの約6割乃至約9割程度が通路
C側に、円形スペースSの約4割乃至約1割が室内R側
にそれぞれ位置するように設けられている。前記弧状収
納壁部1は、円弧状に形成されているものであって、ポ
スト1a,インターホン1b,玄関収納庫1c等が装着
されている。該玄関収納庫1cには傘入れ等を組み込む
こともある。
【0010】また、可動体用弧状収納壁部2は内部が中
空状となっており、内部で弧状門扉3と弧状玄関ドア4
とが接触しないように独立して挿入される。弧状門扉3
は、玄関の外側に位置し、また弧状玄関ドア4は室内と
外部との間に使用される玄関用扉であって、弧状門扉3
及び弧状玄関ドア4は引戸タイプのものであり、弧状レ
ールガイドに沿って弧状門扉3及び弧状玄関ドア4とが
それぞれ独立して移動可能に構成されている。
【0011】弧状門扉3は、具体的には鋼管等を格子状
に組み立てられ、全体として円弧状に屈曲された手摺状
として形成されたものである。その弧状門扉3は、上記
のように、格子状に構成され、内部を確認することがで
きるようにすることが多い。さらに、図の実施例では弧
状門扉3は床面より天井位置までの高さを有するもので
はなく、前側開口部高さの略半分の高さに構成されるも
のであるが、前側開口部全面を覆うことが可能な高さを
有する弧状門扉3であってもよい。該弧状門扉3は、透
明又は半透明状のガラス又は樹脂製のものであったり、
或いは不透明の弧状板体であることもある。
【0012】弧状玄関ドア4は、前述したように、通常
の玄関用扉として使用されるものであるが、前記円弧状
の可動体用弧状収納壁部2内に収まるように、その弧状
玄関ドア4も円弧状に形成されている。弧状収納壁部1
と可動体用弧状収納壁部2とは、前述したように、離間
して対設しているものであるが、その上端にて連結部
5,5にて連結され略円筒状となっている。
【0013】本考案による玄関ユニットは、その弧状収
納壁部1及び可動体用弧状収納壁部2の端部が壁部6,
6に連結されており玄関を構成するものである。即ち、
左右の収容壁部A,Aの端部が壁部6,6に連結されて
玄関を構成する。
【0014】図2,図3,図6の実施例では具体的に
は、玄関ユニットの円形スペースSの約8割程度が通路
C側に、円形スペースSの約2割程度が室内R側にそれ
ぞれ位置させるように構成されている。この場合の円筒
状の玄関ユニットの円筒部分が殆ど壁部6の表面より突
出した状態に構成されている。
【0015】さらに本考案の玄関ユニットの周囲は円筒
状に形成される他に、図7に示すように、内面側は円形
状であっても、外面的には略方形状の壁面として構成さ
れる場合も、弧状収納壁部に含まれる。
【0016】本考案の玄関ユニットは、現場にて施工す
る場合に可動体用弧状収納壁部2内に弧状門扉3及び弧
状玄関ドア4等を工場にて予めセットしておくこともあ
り、現場に搬入するときには、既に半完成状態となるも
のである。
【0017】
【考案の効果】本考案においては、円形スペースSの左
右に収納壁部A,Aを離間して対設して前後に通じる出
入口通路Pを形成すると共に、該出入口通路Pの前側開
口部に弧状門扉3を、その後側開口部に弧状玄関ドア4
をそれぞれ設け、前記円形スぺースSの過半を室外共有
通路Cに、その余部は各室内R側にそれぞれ位置させて
なる玄関ユニットとしたことにより、先ず第1に室内側
の玄関は最小限にして取付ることができ、第2に玄関先
に円形スペースSを確保することにより、玄関先を有効
に使用することができるし、第3に玄関の外観を極めて
良好にすることができるし、第4に高級感覚の備わった
ものでありながら、その施工は比較的簡単にできる等の
効果を奏する。
【0018】これらの効果について詳述すると、本考案
の玄関ユニットでは、室内R側は最小限度にして設置す
ることができる。即ち、室内R側に大きく玄関を取るこ
とは現在使用中のマンションでは到底利用できないばか
りか、計画中のマンションであっても、無駄なスペース
を入れることとなり、有効面積が少なくなることとして
建築設計上でも敬遠されがちであったが、円形スペース
Sの過半を室外共有通路Cに、その余部は各室内R側に
それぞれ位置させてなることで、マンションの室内R側
で、玄関ユニットが占める面積を最小面積として、現存
しているマンションであっても容易に採用されるもので
あるし、また、設計上でも計画しやすいものにできる最
大の利点がある。
【0019】また、本考案では、左右側の収納壁部A,
Aと弧状門扉3及び弧状玄関ドア4にて囲まれる円形ス
ペースSを玄関箇所に設けることができ、その円形スペ
ースSは、室外共有通路Cに多く突出することとなり、
弧状門扉3及び弧状玄関ドア4を開放した状態であって
も左右の収納壁部A,Aが両側を遮蔽することとなり、
マンション住民のプライバシーが守られるものである。
【0020】次に、本考案の玄関ユニットは、円形スペ
ースSを構成し、その形状は円筒状等の極めて優美な外
観を構成し、無味乾燥になりがちな玄関の欠点を解消し
たものである。さらに、その左右側の収納壁部A,Aの
存在にて、来訪者との玄関先の立ち話等でも話声が外部
に漏れにくくなるのみならず、また通路C側で風の強い
ときでもその風を遮断することが可能である。
【0021】次に、本考案の玄関ユニットでは、予め工
場等で収納壁部Aを簡易に円筒状に組み立てることがで
きるようにしておき、弧状門扉3及び弧状玄関ドア4等
を装着した状態にして現場に搬出することができるもの
であるし、このような状態にて現場で施工するときに
は、極めて迅速にマンション等の玄関を施工できる利点
がある。
【0022】また前記収納壁部Aには、ポスト1a,イ
ンターホン1b,玄関収納庫1c,傘入れ等の装着が可
能であり、円形スペースSの有効利用の発展性も存在し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図
【図2】本考案の縦断平面図
【図3】本考案の要部斜視図
【図4】本考案の要部断面図
【図5】弧状収納壁部の実施例の斜視図
【図6】 本考案をマンションの玄関に使用した略示図
【図7】 本考案の別の実施例を示す断面図
【符号の説明】
S…円形スペース P…出入口通路 A…収納壁部 C…室外共有通路 R…室内 3…弧状門扉 4…弧状玄関ドア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形スペースの左右に収納壁部を離間し
    て対設して前後に通じる出入口通路を形成すると共に、
    該出入口通路の前側開口部に弧状門扉を、その後側開口
    部に弧状玄関ドアをそれぞれ設け、前記円形スペースの
    過半を室外共有通路に、その余部は各室内側にそれぞれ
    位置させてなることを特徴とする玄関ユニット。
JP1991026514U 1991-03-28 1991-03-28 玄関ユニット Expired - Lifetime JP2550035Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991026514U JP2550035Y2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 玄関ユニット

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JP1991026514U JP2550035Y2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 玄関ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH04114978U JPH04114978U (ja) 1992-10-12
JP2550035Y2 true JP2550035Y2 (ja) 1997-10-08

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ID=31910965

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097677A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Raito Kikaku Kk 遊技機用の椅子
DE102009023149B3 (de) * 2009-05-28 2010-12-30 Lisbeth Fischbacher Außenwandsystem

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102684A (ja) * 1990-08-17 1992-04-03 Misawa Homes Co Ltd 玄関ユニット

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JPH04102684A (ja) * 1990-08-17 1992-04-03 Misawa Homes Co Ltd 玄関ユニット

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