JP2005061121A - 集合住宅の住戸の窓構造 - Google Patents

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【課題】引違い移動により開閉可能な面格子が設定されている集合住宅の住戸の窓構造を提供する。
【解決手段】集合住宅の住戸において、専有空間2に隣接するアルコープ3に面する専有空間2の外壁5に人の出入り可能な開口窓の最外側に、引違い移動な開閉可能に2分割して形成される面格子9を備え付けることとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、集合住宅の住戸の窓構造に関する。詳細には、引違い移動により開閉可能な面格子が設定されている集合住宅の住戸の窓構造に関する。
従来、各階に複数の住戸が設定されている集合住宅、すなわち例えば、マンションやアパートの各階層においては、共有廊下からの第三者の侵入を防ぐために建物の躯体開口部の窓には面格子が設けられている。また、このような集合住宅においては、共有廊下を行き来する居住者や来訪者に住戸内が覗かれやすいというプライバシーの問題から、アルコープという付属空間を設けることがある。
実開平4−11898号公報
上述のように集合住宅における面格子は、普通には防犯上の観点からサッシ枠にビス等で固定され、容易には外れないように設置してある。このため、アルコープが建物の躯体開口部の外側に設けられていても、その窓構造に設置された面格子は固定されていて、開けることができない。このため、専有空間とアルコープとの一体的な利用ができず不便である。さらには、面格子が常に閉じた状態では、その外観により集合住宅の居住者に閉鎖的なイメージを与え、日常の生活において十分な開放感を与えることができないことがある。
上述の特許文献1の技術には面格子を開閉可能とする技術が開示されている。しかし、これは単に避難効果を向上させるだけのものであり、当該技術だけでは専有空間とアルコープとの一体的な利用はできないし、日常生活において十分な開放感までも与えるものでもない。また、面格子の一部が固定されているため、生活形態のバリエーションを限定してしまうことになり不快である。
一方、このアルコープは一般に共有廊下から玄関までの直線的な極めて限られた空間に限られたものであり、集合住宅の居住者には十分な開放感を与えることができないという現状があった。
本発明は、上述のような問題を解決するものであって、専有空間とアルコープとの一体的な利用を図り、かつ、集合住宅の生活において、居住者へ開放感を与えることができる集合住宅の住戸の窓構造を提供すること、具体的には、人の出入り可能な移動式の面格子を設けたことを特徴とする集合住宅の住戸の窓構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は次の手段をとる。
先ず、第1の発明に係る集合住宅の住戸の窓構造は、各階に複数の住戸が設定されている集合住宅であって、住戸には専有空間に隣接してアルコープが設けられており、このアルコープに面する専有空間の外壁に人の出入り可能な開口窓が設けられている集合住宅の住戸において、前記開口窓の最外側には面格子が設定されており、この面格子は引違い移動により開閉可能に2分割して形成されており、かつ分割された面格子間には該面格子を閉じた状態で内側から施錠可能な構成となっていることを特徴とする。
ここで、専有空間とは、集合住宅における居住者の所有権の対象となる居住区域をいい、アルコープとは、集合住宅の建築構造において共有廊下と専有空間の間に設けられた付属空間を意味する。
上記第1の発明によれば、住戸の専有空間に隣接するアルコープを設けることにより、野外のリビングとしての感覚で、一層戸建て住宅のような開放感を得ることができる。このアルコープの位置は専有空間の外壁に隣接する全部または一部であってもよい。また、専有空間の外壁に人の出入り可能な開口窓を設けることにより、専有空間からアルコープ内に直接出て、ガーデニング等の趣味を楽しむことができる。この開口窓に設定される面格子は引違い移動により開閉可能に2分割して形成されているため、日常生活において換気目的で面格子を開放状態のままに保つことができるし、面格子の内側(専有空間側)から施錠可能な構成となっているため、外出時には施錠することができ、第三者が専有区間に侵入する恐れもない。開放感を与えるためにも面格子は美観に優れたものが好ましい。
次に、第2の発明に係る集合住宅の住戸の窓構造は、上述した第1の発明において、面格子は開口窓の外枠を形成するサッシに、開閉可能な2分割されたガラス戸と共に一体的に組み込まれていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、集合住宅の住戸で生活する者は、何ら違和感なく、ガラス戸、場合によってはその他の網戸とともに一体的に利用することができる。また、日常生活において開放性、眺望性及び通気性をも確保できる。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、集合住宅の住戸において、専有空間とアルコープとの一体的な利用を図り、かつ、集合住宅の生活において、居住者へ開放感を与えることができる。また、必要な時には施錠により第三者が専有空間内へ侵入を防ぐこともできる。
次に、第2の発明によれば、更に、面格子はガラスと共にサッシに一体的に組み込まれることから、組立て時の取扱いが容易であると言う利点がある。
次に、本発明に係る集合住宅の住戸の窓構造を実施するための実施例を、図に基づいて説明する。この実施例は、集合住宅の住戸がマンションやアパートの1階層の住戸の場合の例である。
図1はマンションの住戸の全体のレイアウトを示す。この図1で見て、住戸は長方形状に配置されており、下側の外部が共有廊下4と成っており、反対側の上側にベランダ20が配置された一般的配置からなっている。共有廊下4に面してアルコープ3、3が配置されている。アルコープ3、3は住戸の門扉22の両側に配置されており、門扉22を入った空間を通じて連続したアルコープの空間領域と成っている。詳細には、図1で見て右側のアルコープ3の面積より、左側のアルコープ3の面積の方が広く設定されている。したがって、図1で見て、両側のアルコープ3、3は玄関扉24を挟んで段差が設けられた格好として配置されている。
図1で見て、アルコープ3、3からの上方の空間領域はいわゆる住戸の専有空間2となっており、普通のマンションの住戸の様に、ダイニングキッチン2a、和室2b、フローリングで形成された各部屋2c、2dから成っている。なお、アルコープ3、3の左右両側に配置されているのは、各住戸毎のメータ類の収納箱26である。
図2は図1の左側のアルコープ3部分を拡大して示す。このアルコープ3に面する専有空間である部屋2cの外壁5に窓構造8が設定されている。この窓構造8は、部屋2cの外壁5に人の出入り可能な開口窓15を設けたものである。従って、後述する図3のごとく、面格子9の高さは少なくとも、通常の大人の身長程度あることが望ましい。なお、右側のアルコープ3に面して設けられる窓構造も同様の構造であり、以下は特に断らない限り、代表して左側の窓構造について説明する。
図3ないし図5は上記窓構造8に設けられる面格子9を示している。図3は全体構成を示し、図4及び図5は1組の面格子を拡大して示し、図4は面格子が閉じられた状態、図5は面格子が開かれた状態を示す。これらの図から分かるように、面格子9は引違い移動により開閉可能に2分割して形成されている。そのため、窓構造8は、レールを兼ねる断面凹型の上下枠10を備え付けており、面格子9が上下枠10を滑ることにより、開閉移動が可能となる。図3に示すように2分割して形成される面格子9は住人に開放感を与えるためにも美観的に優れたものが望ましい。
なお、面格子9は窓構造8の外枠を構成するサッシ15に、ガラス戸13や網戸14と共に一体的に組込んで構成されている。この様に一体的に構成することにより窓構造8を構成するための組付け時の取り扱いを容易とすることができる。
また、図6に良く示されるように、2分割して形成される面格子9の閉鎖時にその重なる部分の中央部11には施錠を可能とする鍵部12が設けられている。鍵部12は通常の扉で用いられるファスナーロック式のものを用いることができる。鍵部12で施錠することにより、面格子9の閉鎖状態を保つことができ、第三者が専有空間である各部屋2a〜2dへ侵入することを防ぐことができる。
マンションの住戸において、居住者がアルコープ3内でガーデニング等の趣味を楽しむ場合にはガラス戸13及び網戸14をサッシ15の一方に移動させた後、面格子9も同一方向に移動させる。このことにより、専有空間である部屋2cとアルコープ3の空間は一体化され、専有空間側からアルコープ内の花木に水をやることができる。また、専有空間側からアルコープ内に直接出て花木の手入れもすることができる。このことにより、マンションの居住者は十分な開放感を得ることができる。
マンションの住戸において、居住者が、外出する場合には、面格子9を閉鎖し、施錠をした後、ガラス戸13を施錠することにより、第三者が専有空間の各部屋2a〜2d内に侵入することを防ぐことができる。
本発明は上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載の範囲でその他種々の形態で実施が出来るものである。
例えば、上記実施例ではアルコープを共有廊下4側の前面に設けられた場合について説明したが、一部のみに設けられている場合でも良い。具体的には、門扉22の左右のいずれか一方のアルコープ3のみの場合であっても良い。
また、窓構造の高さは、上記実施例では大人の身長程度の場合について説明したが、人の出入りが出来る大きさであれば良い。したがって、かがんで出入りできる大きさであっても良い。
本発明に係る実施例の窓構造を有する住戸を示す平面図である。 図1の一部の窓構造を拡大して示す平面図である。 本発明に係る実施例の窓構造を共有廊下側から見た正面図である。 本発明に係る実施例の窓構造に設定された面格子の閉鎖状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施例の窓構造に設定された面格子の開放状態を示す図である。 本発明に係る実施例の窓構造に設定された面格子の鍵部を示す図である。
符号の説明
2 専有空間
3 アルコープ
4 共有廊下
5 外壁
7 玄関
8 窓構造
9 面格子
10 上下枠
11 中央部
12 鍵部
13 ガラス戸
14 網戸
15 サッシ
15 開口窓
16 扉

Claims (2)

  1. 各階に複数の住戸が設定されている集合住宅であって、住戸には専有空間に隣接してアルコープが設けられており、このアルコープに面する専有空間の外壁に人の出入り可能な開口窓が設けられている集合住宅の住戸において、前記開口窓の最外側には面格子が設定されており、この面格子は引違い移動により開閉可能に2分割して形成されており、かつ分割された面格子間には該面格子を閉じた状態で内側から施錠可能な構成となっていることを特徴とする集合住宅の住戸の窓構造。
  2. 請求項1に記載の集合住宅の住戸の窓構造であって、前記面格子は開口窓の外枠を形成するサッシに、開閉移動可能な2分割されたガラス戸と共に一体的に組み込まれていることを特徴とする集合住宅の住戸の窓構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013972A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Sekisui House Ltd 玄関構造

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