JP2008013972A - 玄関構造 - Google Patents

玄関構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008013972A
JP2008013972A JP2006184530A JP2006184530A JP2008013972A JP 2008013972 A JP2008013972 A JP 2008013972A JP 2006184530 A JP2006184530 A JP 2006184530A JP 2006184530 A JP2006184530 A JP 2006184530A JP 2008013972 A JP2008013972 A JP 2008013972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
entrance
lattice
vestibule
upper frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006184530A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kimura
文雄 木村
Yoshihide Fujita
吉秀 藤田
Koichi Imura
耕一 伊村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2006184530A priority Critical patent/JP2008013972A/ja
Publication of JP2008013972A publication Critical patent/JP2008013972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】優れた通風性や採光性が得られるとともに、天然素材の風合いを活かして住宅建物の玄関周りの外観にマッチする玄関構造を提供する。
【解決手段】住宅建物1の玄関ドア2のさらに外側に隣接して黒竹31の格子が設けられた格子戸3が設けられ、この格子戸3は、玄関ドア2を含む、扉上枠12および扉横枠11の区画全体を被覆する大きさに形成されて玄関軒裏13から吊り下げられて玄関ドア2が設けられた壁面に沿ってスライド開閉できるようになされた玄関構造である。また、上記玄関構造において、扉上枠12および扉横枠11の区画が透光可能な素材で構成されるとともに、格子戸3は施錠可能となされたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅建物の玄関構造に関するものである。
一般に、住宅建物の玄関は、優れた気密性や防犯性が求められる。そのため、一枚物のドア板の玄関ドアであったり、ドア板にガラス窓が設けらていたとしても、固定された固定窓で、通風可能なものでは無かった。
そこで、従来より、このような玄関に通風機能を持たせるための工夫として、玄関ドアの一側に通風可能な網戸や鉄格子を嵌め込んだ開口を設けることが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開平11−173023号公報 特開2000−204858号公報
しかし、玄関は、デザイン的にいろいろと求められるが、それ以外にも、防火性や防犯性なども必要とされる部位であり、素材やデザインにも制限がある。また、通風などの目的で開放しておきたい部分であるが、開いてしまうとデザインそのものが損なわれるばかりか、防犯性などの面からも不都合を生じる。
また、上記従来の玄関の場合、玄関ドア自体は、依然として防犯性に優れた重厚な印象が強いので、住宅建物全体の雰囲気に玄関ドアが合わないといった不都合を生じることとなる。特に自然の風合いを活かして天然素材を多用したり、窓を多く設けて開放的な雰囲気を高めたような住宅建物の場合、玄関の印象が重厚で重苦しくなってしまう。
そのため、玄関ドアの表面に木調の化粧材を被覆したりすることによって住宅建物の雰囲気に合わせるようなことが行われているが、この場合も玄関ドア自体は、閉塞感が高いので、住宅建物の雰囲気に完全に合うような玄関ドアを提供することが出来ないといった不都合を生じていた。
また、玄関ドアの一側に設けた開口からの通風であるため、通風を行うといっても限られた開口部からの通風となるため、十分な通風性が得られない。また、玄関内において、この玄関ドア横の開口付近には、通風のために常にスペースを保っておかなければならない。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、優れた通風性や採光性が得られるとともに、天然素材の風合いを活かして住宅建物の玄関周りの外観にマッチする玄関構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の玄関構造は、住宅建物の玄関ドアのさらに外側に隣接して竹製または木製の格子が設けられた格子戸が設けられ、この格子戸は、玄関ドアを含む、扉上枠および扉横枠の区画全体を被覆する大きさに形成されて玄関軒裏から吊り下げられて玄関ドアが設けられた壁面に沿ってスライド開閉できるようになされたものである。
また、上記玄関構造において、扉上枠および扉横枠の区画が透光可能な素材で構成されるとともに、格子戸は施錠可能となされたものである。
以上述べたように、本発明によると、格子戸を閉めることによって、玄関ドアを含む、扉上枠および扉横枠の区画全体を被覆して重厚な印象の玄関ドアを隠すとともに、この格子戸に設けられた竹製または木製の格子が、天然素材の風合いを強調して住宅建物の玄関周りの外観にマッチすることとなる。
また、玄関ドアを開けた状態で格子戸を閉めることによって、玄関内部には、格子戸を通して優れた通風性や採光性が得られることとなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は玄関構造の全体構成の概略を示し、図2および図3は、同玄関構造の断面図を示し、図4は同玄関構造に用いる格子戸3を示している。
すなわち、この玄関構造は、住宅建物1の玄関ドア2のさらに外側に格子戸3を設けて構成されている。
住宅建物1は、玄関に幅約1100mm、高さ約2150mmの開口部10が形成されており、開口部10の横には、幅約500mm、高さ約2150mmの扉横枠11が区画されている。また、開口部10および扉横枠11の上には、幅約1600mm、高さ約450mmの扉上枠12が区画されている。扉横枠11および扉上枠12には、それぞれ透明の防犯合わせガラスが設けられている。
玄関ドア2は、枠体21の両面に木板22を貼設して構成された、幅約1200mm、高さ約2800mmの木製片引き戸からなる。この玄関ドア2は、開口部10の屋外に接して設けられた戸枠23に沿って横方向にスライド開閉することができるようになされている。また、玄関ドア2は、閉じた状態で、戸枠23に施錠することができるようになされている。
格子戸3は、L字状のアングル材によって組まれた高さ約2700mm、幅約1750mm、厚み約50mmの枠30内に、直径約35mmの天然の黒竹31を、隣接する黒竹31との間隙が約20mmとなるように複数本立設させて縦格子模様を構成するようになされている。この格子戸3は、上辺に釣車32が設けられており、この釣車32が、住宅建物1の玄関軒裏13に固定された2本の箱レール33内を滑動するように、それぞれの箱レール33に取り付けられて引き違い戸を構成するようになされている。この取付状態で、箱レール33は、格子戸3が、上記玄関ドア2に隣接するように位置決めされている。これによって格子戸3は、閉じることで、玄関ドア2、扉横枠11、扉上枠12を全て被覆することができるようになされている。この格子戸3は、閉じた状態で、住宅建物1の開口部10や玄関ドア2戸枠23が設けられた化粧側板14に当接するようになされており、この化粧側板14に施錠することができるようになされている。
このようにして構成される玄関構造によると、格子戸3を閉めることによって、玄関ドア2を含む、扉上枠11および扉横枠12の区画全体を被覆することができ、この格子戸3に設けられた黒竹31の格子が、天然素材を多用した住宅建物1の玄関周りの外観にマッチすることとなる。
この状態で、玄関ドア2が閉まった状態であったとしても、扉横枠11および扉上枠12には、それぞれ透明の防犯合わせガラスを設けているので、格子戸3からこれら扉横枠11および扉上枠12を介して玄関内に採光が得られることとなる。
また、玄関ドア2を開けた状態で格子戸を閉めることによって、玄関内部には、上記した扉横枠11および扉上枠12からの採光に加えて、格子戸3介して開口部10からの優れた通風性や採光性が得られることとなる。この開口部10からの通風性や採光性は、玄関ドア2の開き具合で調整することができる。
玄関ドア2のすぐ外側に玄関ドア2をカバーするような格子戸3を設けて二重構造とし、玄関に要求される防火性や防犯性の基本は内側の玄関ドア2に持たせることで、外側の格子戸3は素材やデザインの自由度が向上する。
また、二重構造を活かし、在宅時には内部の玄関ドア2を開放し、外側の格子戸3を閉じることで、通風を確保しながら、ある程度の防犯性(安心感)とスダレ効果による外からの視線制御が可能となり、外出時には二重の防犯性能を持たせることも可能となる。
特にこの玄関構造は、玄関開口部10を通風の採り入れ口としつつも、防犯性をある程度確保できるので、広い庭や門塀が確保できない都市部の住宅などで有効である。
なお、本実施の形態において、扉横枠11および扉上枠12には、それぞれ透明の防犯合わせガラスを設けているが、少なくとも何れか一方が、透明では無い遮光素材であってもよいし、元々扉横枠11や扉上枠12を設けないものであってもよい。また、透明な素材についても、本実施の形態では防犯合わせガラスを設けているが、ポリカーボネートなどの樹脂素材であってもよいし、ステンドグラスのようなものであってもよいし、着色フィルムなどによって光の透過率が調整された素材であってもよい。
また、本実施の形態において、玄関ドア2は、片引き戸となっているが、一対の引き違い戸であってもよい。また、玄関ドア2には、採光のための固定窓が設けられていないが、この玄関ドア2に採光のための固定窓が設けられていてもよい。
さらに、本実施の形態において、格子戸3は、黒竹31によって縦格子を構成するようになされているが、黒竹31以外の竹、その他各種の木材を用いて構成したものであってもよい。この場合、各素材は、本実施の形態で用いている黒竹31のように幹だけ残して円筒状のまま使用するものであってもよいし、それをさらに切断加工したものを用いてもよい。また、本実施の形態では、縦格子を構成しているが、横格子であってもよいし、縦横組み合わせた格子模様であってもよいし、縦横斜めに組み合わせたひし形の格子模様であってもよい。また、格子戸3の玄関内側の面に虫の侵入を防止するネット(図示省略)などを貼設するものであってもよい。さらに、格子戸3は、玄関ドア2の外側に設けるようになされているが、この玄関ドア2に隣接する外壁やサッシなどの前にも同じ格子戸3を設置することで、外観デザインの統一感を出すとともに、窓の面格子として機能展開させてもよい。
さらに、本実施の形態の玄関構造は、勝手口玄関や店舗の出入口などの用途でも活用が可能である。
住宅建物の玄関に利用できる。
本発明に係る玄関構造の全体構成の概略を示す斜視図である。 本発明に係る玄関構造の全体構成の概略を示す部分省略垂直断面図である。 本発明に係る玄関構造の全体構成の概略を示す水平断面図である。 本発明に係る玄関構造に用いられる格子戸の全体構成の概略を示す正面図である。
符号の説明
1 住宅建物
11 扉横枠
12 扉上枠
13 玄関軒裏
2 玄関ドア
3 格子戸
31 黒竹

Claims (2)

  1. 住宅建物の玄関ドアのさらに外側に隣接して竹製または木製の格子が設けられた格子戸が設けられ、この格子戸は、玄関ドアを含む、扉上枠および扉横枠の区画全体を被覆する大きさに形成されて玄関軒裏から吊り下げられて玄関ドアが設けられた壁面に沿ってスライド開閉できるようになされたことを特徴とする玄関構造。
  2. 扉上枠および扉横枠の区画が透光可能な素材で構成されるとともに、格子戸は施錠可能となされた請求項1記載の玄関構造。
JP2006184530A 2006-07-04 2006-07-04 玄関構造 Pending JP2008013972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006184530A JP2008013972A (ja) 2006-07-04 2006-07-04 玄関構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006184530A JP2008013972A (ja) 2006-07-04 2006-07-04 玄関構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008013972A true JP2008013972A (ja) 2008-01-24

Family

ID=39071254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006184530A Pending JP2008013972A (ja) 2006-07-04 2006-07-04 玄関構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008013972A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011074708A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Bunka Shutter Co Ltd 自動扉の障害物感知構造
JP2014012961A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Sankyotateyama Inc 面格子体及び開口部装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0398814U (ja) * 1990-01-26 1991-10-15
JPH07238694A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Aakitekutsu & Assoc:Kk 住宅における居室玄関構造
JP2002054355A (ja) * 2000-08-07 2002-02-20 Sekisui House Ltd 共同玄関構造
JP2002070447A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Koji Ito 防犯障子付き引違い窓
JP2004060272A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Mitsukura Kihan Kk 目隠し部材
JP2005016205A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Kaneo Shimoyama 補助扉およびこれを備えた玄関構造
JP2005061121A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Icco Corporous Kk 集合住宅の住戸の窓構造
JP2005200864A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Shikoku Chem Corp 玄関前柵
JP2006124919A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Naoyuki Hiyama 一体型防犯用サッシ枠

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0398814U (ja) * 1990-01-26 1991-10-15
JPH07238694A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Aakitekutsu & Assoc:Kk 住宅における居室玄関構造
JP2002054355A (ja) * 2000-08-07 2002-02-20 Sekisui House Ltd 共同玄関構造
JP2002070447A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Koji Ito 防犯障子付き引違い窓
JP2004060272A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Mitsukura Kihan Kk 目隠し部材
JP2005016205A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Kaneo Shimoyama 補助扉およびこれを備えた玄関構造
JP2005061121A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Icco Corporous Kk 集合住宅の住戸の窓構造
JP2005200864A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Shikoku Chem Corp 玄関前柵
JP2006124919A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Naoyuki Hiyama 一体型防犯用サッシ枠

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011074708A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Bunka Shutter Co Ltd 自動扉の障害物感知構造
JP2014012961A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Sankyotateyama Inc 面格子体及び開口部装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100175336A1 (en) Pet door panel storm window
KR101149684B1 (ko) 한옥용 문의 이중 개폐장치
KR20150113604A (ko) 공압출을 이용한 복합소재 창호
US20140230335A1 (en) Screen Window for Garage Door
US9605479B2 (en) Screen window for garage door
CN203835154U (zh) 一种安全、密封、易清洁的文化窗
JP2008013972A (ja) 玄関構造
JP4411246B2 (ja)
JP2010121311A (ja) 建物の窓用サイドバイザー
CN205370297U (zh) 一种多功能平开门结构
CN203462975U (zh) 一种纱门一体化平开门
KR101318730B1 (ko) 복합 여닫이 창호
CN206397379U (zh) 一种防弹隐扇门窗
JP2844320B2 (ja) 引違い窓の窓枠
JPH10331526A (ja) 引違い窓
KR20160004239U (ko) 글라스창호 및 한지창호를 구비한 복합 창호
JP2002054355A (ja) 共同玄関構造
KR102242071B1 (ko) 시스템 이중 창호
JPS6040779Y2 (ja) 出窓
KR20050109209A (ko) 커튼월 방식의 발코니 전용창호
JPS6013995Y2 (ja) 両引き戸付、密閉、換気調整自在ドア−
JP2005307581A (ja) 擦り上げ障子戸
JP2006037456A (ja) 装飾窓サッシ
JP2007239198A (ja) 網戸
CN204511167U (zh) 一种新型窗纱一体平开门窗

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110