JP4411246B2 - 窓 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された窓は、引戸をガラス板に重なる側にスライドさせることで、ガラリを通して通気可能に構成されるとともに、引戸がガラリに重なった状態で施錠可能に構成されている。また、ガラリが開閉可能に構成されており、ガラリを閉じることで、このガラリ部分を通して室内へ入射する外光を遮ることができるようになっている。
また、引戸を開閉する際には、網戸も同時に開閉操作しなければならず、通気時の操作性が悪いという問題もある。
さらに、ガラリを閉じることによりガラリ部分の遮光が可能であるものの、ガラス板部分の遮光が不能になっており、この窓の室内側にカーテンやブラインド等の遮光手段を別途設ける必要があり、カーテンボックス等が室内側に突出してしまい、この点でも窓の意匠性が劣化してしまうとともに、取付施工性も悪化してしまう。この際、引戸および網戸がガラス板に重なるようにスライド移動される構成のため、遮光手段を窓枠の見込み内に収めることは不可能である。
また、可動面材を室内側に開放可能に構成したことで、この可動面材を開放するだけで、通気面材および防虫網を介して室内外が連通されて通気や換気を実施することができ、通気の際の開閉操作を容易に実施することができる。
さらに、可動面材を室内側に開放可能、つまり可動面材が嵌め殺し面材に重なることなく開放できるので、嵌め殺し面材の室内側に設けた調光部材と可動面材とが略同一の見込み位置、つまり互いに隣接した窓枠見込み内の位置に配置でき、窓枠の見込み寸法を小さくすることができる。これにより、窓の意匠性をさらに良好にすることができる。
さらに、通気面材を室外側に向かって開放可能に構成したことで、可動面材および通気面材の両方を開放すれば、この開口を介して室内側から嵌め殺し面材の室外面を清掃することができる。これに対して、従来の窓のように引戸の室外側にガラリが設けられていると、嵌め殺し面材(ガラス板)の室外面を室内側から清掃することが不可能であり、清掃作業に多大な手間を要することとなる。
このような構成によれば、可動面材を遮光性材料から形成したことで、調光部材による遮光を合わせて実施すれば、窓全体における遮光が実現でき、外光の入射が遮断できるとともに、室外から室内空間が見られることがなく、居住性やプライバシーを確保することができる。一方、調光部材を透光状態に調節すれば、嵌め殺し面材を通して外光を室内空間に採り入れたり、室内から外部の景色を眺めたりすることができ、快適性を確保することができる。
このような構成によれば、ロールスクリーンを巻き上げることで、固定面材の室内面に光や視線を遮る物がなくなるので、一層快適な採光や眺望を得ることができ、室内の居住性を向上させることができる。
このような構成によれば、上下左右の各枠材に形成した突出片で窓枠の内周面を室内外に仕切ったことで、窓枠と嵌め殺し面材や可動面材との気密ライン(タイトライン)を突出片に沿った位置に四周連続して形成することができ、窓の気密性や水密性を向上させることができる。
さらに、突出片で仕切られた窓枠の室外側に嵌め殺し面材および通気面材を配置し、室内側に調光部材および可動面材を配置することで、嵌め殺し面材、通気面材、調光部材および可動面材の窓枠に対する収まりが良好になり、各部材の取り付け性を良好にして窓の組立性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る窓である多機能窓1を室外側から見た姿図である。図2は、多機能窓1を室内側から見た姿図である。図3および図4は、それぞれ多機能窓1の縦断面図であり、図3は、図1、2に矢視III−III線で示す断面図であり、図4は、図1、2に矢視IV−IV線で示す断面図である。図5は、多機能窓1の横断面図であり、図1、2に矢視V−V線で示す断面図である。図6および図7は、それぞれ多機能窓1の要部を拡大して示す縦断面図である。図8は、多機能窓1の要部を拡大して示す横断面図である。
多機能窓1は、それぞれアルミ形材製の上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠10と、この窓枠10の内部を左右3つに仕切るアルミ形材製の2本の中骨14と、窓枠10および中骨14で仕切られた各部に設けられた嵌め殺し面材としての複層ガラス15、調光部材であるロールスクリーン16、通気面材である格子扉(格子体)17、および可動面材である換気扉18とを備えて構成されている。そして、格子扉17の室内側側面には、防虫網であるネット19(図7、8参照)が取り付けられている。
下枠12は、略水平に形成された上面部12Aと、この上面部12Aの室外側端部から上方(見付け方向内方)に突出した室外突出片12Bと、上面部12Aの見込み方向略中間位置から上方に突出した中間部突出片12Cとを有して形成されている。そして、室外突出片12Bと中間部突出片12Cとの間に複層ガラス15の下端縁を保持する面材保持部12Dが形成されている。
縦枠13は、その室外側端部から開放部10B側(見付け方向内方)に突出した室外突出片13Aと、見込み方向略中間位置から開放部10B側に突出した中間部突出片13Bとを有して形成されている。そして、室外突出片13Aと中間部突出片13Bとの間に格子扉17を開閉自在に支持するヒンジ13Cが固定されている。
(1)すなわち、嵌め殺しの複層ガラス15およびロールスクリーン16が窓枠10の非開放部10Aにおける見込み内に設けられ、格子扉17および換気扉18が窓枠10の開放部10Bにおける見込み内に設けられているので、この多機能窓1を建物の開口部3に取り付けるだけで、別途カーテンレールやカーテンボックス、面格子等を取り付ける必要がなく、取り付けの際の施工性を良好にすることができる。さらに、室内側や室外側に別途取り付ける部材が突出することがなく、格子扉17の室内側側面に設けたネット19も室内外に露出することがないので、多機能窓1の意匠性を良好にすることができる。
例えば、前記実施形態において、窓枠10の内部が左右3つに分割されて非開放部10Aと、その両側に隣接した2箇所の開放部10Bとが形成されていたが、これに限らず、窓枠10の内部が左右2つに分割され、ぞれぞれ1つずつの非開放部10Aと開放部10Bとが形成されていてもよい。
また、格子扉17や換気扉18の開閉形式は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、両方ともに開き形式で開閉されてもよく、また縦(横)辷出し形式で開閉されてもよい。さらに、格子扉17や換気扉18が突出し形式や内倒し形式等の適宜な開閉形式で開閉されてもよい。
また、前記実施形態では、可動面材である換気扉18を再生木から非透光性に形成したが、これに限らず、可動面材が透光性を有していてもよい。
また、前記実施形態では、調光部材としてロールスクリーン16を採用したが、これに限らず、開閉ブラインドやカーテン等も採用可能である。
また、前記実施形態では、格子扉17の室内側側面に防虫網であるネット19を取り付けたが、格子扉17や換気扉18と別体でこれらの間に防虫網が設けられていてもよく、この場合には、例えば、中骨14や縦枠13に収納可能なネット等を用いることで、多機能窓1の見込み寸法が増大することなく、防虫網を設置することができる。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠で囲まれた内部が非開放部とこの非開放部の左右少なくとも一方に隣接した開放部とに仕切られた窓枠を備え、
前記非開放部と開放部とは、前記上枠と下枠に渡って架設される中骨で仕切られ、
前記窓枠の非開放部には、透光性を有した嵌め殺し面材と、この嵌め殺し面材よりも室内側にて透光から遮光まで調節可能に構成された調光部材とが、当該窓枠の見込み内に並設され、
前記窓枠の開放部には、室内外方向に通気可能な通気面材と、この通気面材よりも室内側の防虫網と、この防虫網よりも室内側にて室内側に向かって開放可能に前記窓枠に支持されるとともに閉鎖状態で前記中骨に係合可能な可動面材とが、当該窓枠の見込み内に並設され、
前記通気面材が室外側に向かって開放可能に前記縦枠に支持されるとともに前記中骨に対して施錠可能に設けられた格子体であり、前記防虫網が前記格子体の室内側側面に取り付けられている窓。 - 上枠、下枠、および左右の縦枠で囲まれた内部が非開放部とこの非開放部の左右少なくとも一方に隣接した開放部とに仕切られた窓枠を備え、
前記非開放部と開放部とは、前記上枠と下枠に渡って架設される中骨で仕切られ、
前記窓枠の非開放部には、透光性を有した嵌め殺し面材と、この嵌め殺し面材よりも室内側にて透光から遮光まで調節可能に構成された調光部材とが、当該窓枠の見込み内に並設され、
前記窓枠の開放部には、室内外方向に通気可能な通気面材と、この通気面材よりも室内側の防虫網と、この防虫網よりも室内側にて室内側に向かって開放可能に前記窓枠に支持された可動面材とが、当該窓枠の見込み内に並設され、
前記上下左右の各枠材の見込み方向略中間位置には、各枠材の見付け方向内方に突出し、かつ各枠材の長手方向に沿って延びる突出片が四周連続して形成され、前記中骨の見込み方向略中間位置には、前記非開放部側に突出した押縁と前記開放部側に突出した突出片とがそれぞれ設けられ、
前記嵌め殺し面材および前記通気面材が前記突出片および押縁よりも室外側に設けられ、前記調光部材および前記可動面材が前記突出片および押縁よりも室内側に設けられている窓。 - 前記可動面材が遮光性材料から形成されている請求項1または請求項2に記載の窓。
- 前記調光部材が前記嵌め殺し面材の室内面に沿って上下移動自在に前記上枠に取り付けられたロールスクリーンである請求項1から請求項3のいずれかに記載の窓。
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