JP2008231817A - 住宅の室内構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレに最短距離で直ぐに行ける住宅の室内構造を提供する。
【解決手段】住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレ1が配置され、このトイレ1のトイレ出入口2の幅が車椅子3の通行可能な幅に設定されているので、高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレに最短距離で直ぐに行ける。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmに設定されているので、介護者が被介護者を介護しつつ容易にトイレ1に出入りさせることができる。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmと通常より大きく設定されているので、車椅子のままで容易にトイレ1に出入できる。
【選択図】図1
【解決手段】住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレ1が配置され、このトイレ1のトイレ出入口2の幅が車椅子3の通行可能な幅に設定されているので、高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレに最短距離で直ぐに行ける。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmに設定されているので、介護者が被介護者を介護しつつ容易にトイレ1に出入りさせることができる。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmと通常より大きく設定されているので、車椅子のままで容易にトイレ1に出入できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、高齢者や介護が必要な被介護者に適した住宅の室内構造に関する。
高齢化社会の進行に伴い、最近の住宅には、高齢者に対応した構造が求められることが多くなっており、例えば、住宅内の段差をなくしてバリアフリーとしたり、階段だけでなく廊下にも手摺を設置したり、車椅子が通過できるように廊下幅を調整したりすることが取り入れられている。
また、高齢になるにつれてトイレの使用頻度が高くなるので、住宅にトイレをどのように配置するかが、高齢者や被介護者にとって住宅を選択する際の重要な事項となる。
また、高齢になるにつれてトイレの使用頻度が高くなるので、住宅にトイレをどのように配置するかが、高齢者や被介護者にとって住宅を選択する際の重要な事項となる。
上記事情に鑑み、トイレを含むサニタリースペースを住宅内に配置した例の一つとして特許文献1に記載の住宅が知られている。
この住宅は、1階部分に高齢者等の被介護者のための専用部屋を被介護者室として備える住宅において、浴室、トイレ、洗面脱衣室等からなるサニタリースペースを挟んだ前記被介護者室と反対側に、介護者のための専用部屋を介護者室として設け、かつ前記サニタリースペースに、少なくとも被介護者室及び介護者室の双方向と他の一方向から出入り可能となっていることを特徴としている。
特開2003−138762号公報
この住宅は、1階部分に高齢者等の被介護者のための専用部屋を被介護者室として備える住宅において、浴室、トイレ、洗面脱衣室等からなるサニタリースペースを挟んだ前記被介護者室と反対側に、介護者のための専用部屋を介護者室として設け、かつ前記サニタリースペースに、少なくとも被介護者室及び介護者室の双方向と他の一方向から出入り可能となっていることを特徴としている。
ところで、上記のような住宅では、サニタリースペースに、被介護者室及び介護者室の双方向から出入りできるので、高齢者や介護が必要な被介護者が被介護室に居る場合はトイレに行き易いが、トイレは住宅内において端に配置されているので、高齢者や被介護者が居間やその他の部屋に居たりすると、トイレまでの距離が長くなり、不便を強いられる。特に車椅子等を必要とする高齢者や被介護者にとっては、住宅内のどの位置に居ても、トイレに最短距離で直ぐに行けることが重要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレに最短距離で直ぐに行ける住宅の室内構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレ1が配置され、このトイレ1のトイレ出入口2の幅が70cm〜200cmに設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレ1が配置されているので、高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレに最短距離で直ぐに行ける。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmに設定されているので、介護者が被介護者を介護しつつ容易にトイレ1に出入りさせることができる。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmと通常より大きく設定されているので、車椅子のままで容易にトイレ1に出入できる。
なお、トイレ出入口2の幅を70cm〜200cmに設定したのは、70cm未満では出入口幅が狭すぎて介護者が被介護者を介護し難く、また、200cmを越えると、不必要に出入口幅が大きくなりすぎてしまうからである。また、出入口幅が大きくなりすぎるとこのトイレ出入口を開閉するための戸を大きくする必要もあり、この戸を開閉するのに高齢者や被介護者にとって負担になるからでもある。
なお、トイレ出入口2の幅を70cm〜200cmに設定したのは、70cm未満では出入口幅が狭すぎて介護者が被介護者を介護し難く、また、200cmを越えると、不必要に出入口幅が大きくなりすぎてしまうからである。また、出入口幅が大きくなりすぎるとこのトイレ出入口を開閉するための戸を大きくする必要もあり、この戸を開閉するのに高齢者や被介護者にとって負担になるからでもある。
請求項2に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項1に記載の住宅の室内構造において、
前記トイレ出入口2,22が対向して2つ配置されていることを特徴とする。
前記トイレ出入口2,22が対向して2つ配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、トイレ出入口2,22が2つ配置されているので、トイレへ1の出入が2方向から行え、さらにトイレ1に最短距離で直ぐに行ける。また、高齢者や被介護者が一方の出入口2(22)からトイレ1に入った際に、他方の出入口22(2)から介護者が容易に介護できる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の住宅の室内構造において、
前記トイレ1に隣接して洗面室10が配置され、この洗面室10に隣接して浴室11が配置され、
前記トイレ出入口前の通路6の延長上に、前記洗面室10の出入口10aと、前記浴室11の出入口11aとが一直線上に配置されていることを特徴とする。
前記トイレ1に隣接して洗面室10が配置され、この洗面室10に隣接して浴室11が配置され、
前記トイレ出入口前の通路6の延長上に、前記洗面室10の出入口10aと、前記浴室11の出入口11aとが一直線上に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、トイレ1から出て直ぐに洗面室10で手洗い等を行え、また、トイレ出入口前の通路6から一直線で洗面室10、浴室11まで行けるので、車椅子を必要とする高齢者や被介護者にとって非常に使い勝手がよくなる。
また、洗面室10の出入口10aと浴室11の出入口11aとの双方を開放しておくことによって、風の抜けがよくなり、洗面室や浴室を快適に保つことができる。
また、洗面室10の出入口10aと浴室11の出入口11aとの双方を開放しておくことによって、風の抜けがよくなり、洗面室や浴室を快適に保つことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の住宅の室内構造において、
玄関12に隣接してキッチン17が配置され、このキッチン17に隣接して居室4が配置され、
前記玄関12とキッチン17との境界にある出入口18と、前記キッチン17と居室4との境界にある出入口19とが一直線上に配置されていることを特徴とする。
玄関12に隣接してキッチン17が配置され、このキッチン17に隣接して居室4が配置され、
前記玄関12とキッチン17との境界にある出入口18と、前記キッチン17と居室4との境界にある出入口19とが一直線上に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、玄関12と居室4との間を一直線で行き来でき、車椅子を必要とする高齢者や被介護者にとって非常に使い勝手がよくなる。
また、車椅子のままでキッチン17で作業をしていても、直ぐに玄関12や居室4に出入できる。
また、車椅子のままでキッチン17で作業をしていても、直ぐに玄関12や居室4に出入できる。
請求項5に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項4に記載の住宅の室内構造において、
前記キッチン17に隣接して前記トイレ1が配置され、このキッチン17とトイレ1との境界に前記トイレ出入口22が配置されていることを特徴とする。
前記キッチン17に隣接して前記トイレ1が配置され、このキッチン17とトイレ1との境界に前記トイレ出入口22が配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、キッチン17から直ぐにトイレ1に出入できるので、車椅子を必要とする高齢者や被介護者がキッチン17で作業していても、直ぐにトイレ1に出入できる。
請求項6に記載の発明は、例えば図3に示すように、請求項1または2に記載の住宅の室内構造において、
玄関40と被介護者用の部屋33との間に廊下42が配置され、この廊下42の途中に面して前記トイレ出入口32が配置されていることを特徴とする。
玄関40と被介護者用の部屋33との間に廊下42が配置され、この廊下42の途中に面して前記トイレ出入口32が配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、玄関40と被介護者用の部屋33との間に配置された廊下42の途中に面してトイレ出入口32が配置されているので、被介護者は外出先から帰宅した際に直ぐにトイレ31に行くことができ、また、外出する直前にトイレ31に直ぐに行くことができる。
本発明によれば、住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレが配置され、このトイレ出入口の幅が車椅子の通行可能な幅に設定されているので、高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレに最短距離で直ぐに行ける。また、トイレ出入口の幅が70cm〜200cmに設定されているので、介護者が被介護者を介護しつつ容易にトイレに出入りさせることができる。また、トイレ出入口の幅が70cm〜200cmと通常より大きく設定されているので、車椅子のままで容易にトイレに出入できる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る住宅の室内構造を備えた住宅の一例を示す平面図である。この住宅は多数の住戸を備えた共同住宅の中の一つの住宅であり、単身者向けのものである。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る住宅の室内構造を備えた住宅の一例を示す平面図である。この住宅は多数の住戸を備えた共同住宅の中の一つの住宅であり、単身者向けのものである。
この住宅の平面視におけるほぼ中央部には、トイレ1が配置されている。このトイレ1を画成する壁のうち、東側の壁1aには、トイレ1に出入するためのトイレ出入口2が形成されており、このトイレ出入口2の幅は70cm〜200cmに設定されている。このようにすれば車椅子3も通行可能となる。トイレ出入口2は引戸2aによって開閉されるようになっており、引戸2aを開位置にすると、トイレ出入口2が全開口するようになっている。
前記トイレ1の南側には、居間4が配置されており、この居室4の幅は住宅の東西の幅と等しくなっている。居間4は単身者用であるので寝室としても使用され、この居間4の南側にバルコニー5が配置されている。バルコニー5の左右端部(東西端部)には、開閉式の扉6,6が設けられており、該扉6,6は隣の住宅のバルコニーとの界壁となっている。このように界壁が扉6,6となっているので、力のあまりない高齢者や被介護者でも緊急の際に、扉6,6を開けて隣の住宅のバルコニーに入って助けを求めることができる。
前記トイレ出入口2の前には、通路6が配置されており、この通路6は居間4に繋がっている。なお、通路6東側には収納所7が通路6に沿って配置されている。この収納所7の戸は引違い式の戸7aになっており、戸7aを開閉する際にこの戸7aが車椅子3の通行を妨げないようになっている。
前記トイレ2の北側に隣接して洗面室10が配置されており、この洗面室10の北側に隣接して浴室11が配置されている。また、洗面室10の東西の幅は、トイレ2と通路6と収納所7を合わせた幅と等しくなっている。
前記トイレ2の北側に隣接して洗面室10が配置されており、この洗面室10の北側に隣接して浴室11が配置されている。また、洗面室10の東西の幅は、トイレ2と通路6と収納所7を合わせた幅と等しくなっている。
通路6から洗面室10に出入するための出入口10aの幅は、車椅子3が通行可能となるように車椅子3の幅より十分大きく設定されており、該出入口10aを開閉する戸は、引戸10bとなっている。そして引戸10bを開位置にすると、出入口10aが全開口するようになっている。また、洗面室10の東側の壁に寄せて洗面台10cが設けられており、西側の壁に寄せて、洗濯機置場10dや棚10eが設けられている。これら洗面台10c、洗濯機置場10d、棚10eは、通路6の延長上には配置されておらず、これによって通路6を通ってきた車椅子3は、洗面室10内を前記浴室11に向けてスムーズに移動できる。
洗面室10から浴室11に出入するための出入口11aの幅は、車椅子3が通行可能となるように車椅子3の幅より十分大きく設定されており、該出入口11aを開閉する戸は、3連の引戸11bとなっている。そして引戸11bを開位置にすると、出入口11aが前記出入口10aとほぼ同幅で開口するようになっている。
また、前記トイレ出入口前の通路6の延長上に、洗面室10の出入口10aと、浴室11の出入口11aとが一直線上に配置されている。
また、前記トイレ出入口前の通路6の延長上に、洗面室10の出入口10aと、浴室11の出入口11aとが一直線上に配置されている。
また、前記浴室11の西側には玄関12が配置されており、この玄関12と浴室11との間には収納所13が配置されている。玄関12の玄関土間12aと玄関ホール12bとは段差がなく、玄関土間12aには、西側の壁に寄せてベンチ14が設置されている。このベンチ14に腰掛けて靴の着脱を行う。また、ベンチ14の横には靴箱15が設けられている。また、玄関戸16は引戸となっており、引戸16を開位置にすると、玄関出入口が全開口するようになっている。
玄関ホール12bの南側に隣接して、キッチン17が配置されており、このキッチン17の南側に隣接して前記居間(居室)4が配置されている。また、キッチン17の東側に隣接して前記トイレ1と洗面室10が配置されている。
玄関ホール12bとキッチン17との境界にある出入口18と、キッチン17と居間4との境界にある出入口19と、玄関出入口とは一直線上に配置されている。出入口18を開閉する戸18aは引戸であり、該引戸18aを開位置にすると、出入口18が全開口するようになっている。出入口19を開閉する戸19aも引戸であり、該引戸19aを開位置にすると、出入口19が全開口するようになっている。
また、キッチン17には、西側の壁に寄せて収納所17a、調理台17b、冷蔵庫置場17cが設けられている。これら収納所17a、調理台17b、冷蔵庫置場17cは、出入口18と出入口19との間には配置されておらず、これによって玄関12を通ってきた車椅子3は、キッチン17内を居間4に向けてスムーズに移動できる。
玄関ホール12bとキッチン17との境界にある出入口18と、キッチン17と居間4との境界にある出入口19と、玄関出入口とは一直線上に配置されている。出入口18を開閉する戸18aは引戸であり、該引戸18aを開位置にすると、出入口18が全開口するようになっている。出入口19を開閉する戸19aも引戸であり、該引戸19aを開位置にすると、出入口19が全開口するようになっている。
また、キッチン17には、西側の壁に寄せて収納所17a、調理台17b、冷蔵庫置場17cが設けられている。これら収納所17a、調理台17b、冷蔵庫置場17cは、出入口18と出入口19との間には配置されておらず、これによって玄関12を通ってきた車椅子3は、キッチン17内を居間4に向けてスムーズに移動できる。
本実施の形態によれば、住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレ1が配置されているので、高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレ1に最短距離で直ぐに行ける。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmに設定されているので、介護者が被介護者を介護しつつ容易にトイレ1に出入りさせることができる。また、トイレ出入口2の幅が70cm〜200cmと通常より大きく設定されているので、車椅子3のままで容易にトイレ1に出入できる。
また、トイレ出入口前の通路6の延長上に、洗面室10の出入口10aと、浴室11の出入口11aとが一直線上に配置されているので、トイレ1から出て直ぐに洗面室10で手洗い等を行え、また、トイレ出入口前の通路6から一直線で洗面室10、浴室11まで行けるので、車椅子を必要とする高齢者や被介護者にとって非常に使い勝手がよくなる。
また、洗面室10の出入口10aと浴室11の出入口11aとの双方を開放しておくことによって、風の抜けがよくなり、洗面室10や浴室11を快適に保つことができる。
また、トイレ出入口前の通路6の延長上に、洗面室10の出入口10aと、浴室11の出入口11aとが一直線上に配置されているので、トイレ1から出て直ぐに洗面室10で手洗い等を行え、また、トイレ出入口前の通路6から一直線で洗面室10、浴室11まで行けるので、車椅子を必要とする高齢者や被介護者にとって非常に使い勝手がよくなる。
また、洗面室10の出入口10aと浴室11の出入口11aとの双方を開放しておくことによって、風の抜けがよくなり、洗面室10や浴室11を快適に保つことができる。
さらに、玄関ホール12bとキッチン17との境界にある出入口18と、キッチン17と居間4との境界にある出入口19とが一直線上に配置されているので、玄関ホール12bと居間4との間を一直線で行き来でき、車椅子を必要とする高齢者や被介護者にとって非常に使い勝手がよくなる。
また、車椅子のままでキッチン17で作業をしていても、直ぐに玄関ホール12bや居間4に出入できる。
また、車椅子のままでキッチン17で作業をしていても、直ぐに玄関ホール12bや居間4に出入できる。
なお、本実施の形態では、トイレ出入口2をトイレ1を画成する壁のうち、東側の壁1aに1つ設けたが、図2に示すように、西側の壁1bにもう1つトイレ出入口22を対向して形成してもよい。このトイレ出入口22は、キッチン17とトイレ1との境界に設けられたものである。
このうように、トイレ出入口2,22が2つ配置されているので、トイレ1への出入が2方向から行え、さらにトイレ1に最短距離で直ぐに行ける。また、高齢者や被介護者が一方の出入口2(22)からトイレ1に入った際に、他方の出入口22(2)から介護者が容易に介護できる。
また、キッチン17とトイレ1との境界にトイレ出入口22が配置されているので、キッチン17から直ぐにトイレ1に出入できる。したがって、車椅子を必要とする高齢者や被介護者がキッチン17で作業していても、直ぐにトイレ1に出入できる。
このうように、トイレ出入口2,22が2つ配置されているので、トイレ1への出入が2方向から行え、さらにトイレ1に最短距離で直ぐに行ける。また、高齢者や被介護者が一方の出入口2(22)からトイレ1に入った際に、他方の出入口22(2)から介護者が容易に介護できる。
また、キッチン17とトイレ1との境界にトイレ出入口22が配置されているので、キッチン17から直ぐにトイレ1に出入できる。したがって、車椅子を必要とする高齢者や被介護者がキッチン17で作業していても、直ぐにトイレ1に出入できる。
(第2の実施の形態)
図3は本発明に係る住宅の室内構造を備えた住宅の他の例を示す平面図である。この住宅は多数の住戸を備えた共同住宅の中の一つの住宅であり、夫婦向けのものである。
図3は本発明に係る住宅の室内構造を備えた住宅の他の例を示す平面図である。この住宅は多数の住戸を備えた共同住宅の中の一つの住宅であり、夫婦向けのものである。
この住宅の平面視におけるほぼ中央部には、トイレ31が配置されている。このトイレ31を画成する壁のうち、南側の壁31aには、トイレ31に出入するためのトイレ出入口32が形成されており、このトイレ出入口32の幅は70cm〜200cmに設定されている。このようにすれば車椅子3も通行可能となる。トイレ出入口32は引戸32aによって開閉されるようになっており、引戸32aを開位置にすると、トイレ出入口32が全開口するようになっている。
トイレ31の東側に隣接して被介護者用の部屋33が配置されており、この部屋33の南側に隣接して居間34が配置されている。居間34と部屋33との間にある出入口35は3連の引戸36によって開閉されるようになっている。居間34の南側に隣接してバルコニー35が設けられている。
また、トイレ31の北側に隣接して浴室36が配置されており、この浴室36の東側に隣接し、かつ、前記部屋33の北側に隣接して洗面室37が配置されている。洗面室37と部屋33との間にある出入口38は引戸38aによって開閉されるようになっている。また、洗面室37と浴室36との間にある出入口39は引戸39aによって開閉されるようになっている。出入口38,39は平面視において直角に配置されており、これによって、部屋33から出入口38,39を通って直ぐに浴室36に出入できるようになっている。また、出入口38,39の幅は車椅子3の幅より十分に大きく設定されている。
前記浴室36の西側に隣接して、玄関40が配置されており、この玄関40の玄関土間40aと玄関ホール40bとは段差がなく、玄関土間40aには、西側の壁に寄せてベンチ41が設置されている。
また、玄関ホール40bと被介護者用の部屋33との間には廊下42が配置されている。この廊下42は平面視においてL字型をなすものであり、その角部には、廊下42の南側でかつ居間34の北側に設けられたキッチン43への出入口44が配置されている。この出入口44は引戸44aによって開閉されるようになっている。また、部屋33への出入口45は引戸45aによって開閉されるようになっている。
さらに、廊下42の途中で角部を曲がった位置には、前記トイレ出入口32が配置されている。
また、玄関ホール40bと被介護者用の部屋33との間には廊下42が配置されている。この廊下42は平面視においてL字型をなすものであり、その角部には、廊下42の南側でかつ居間34の北側に設けられたキッチン43への出入口44が配置されている。この出入口44は引戸44aによって開閉されるようになっている。また、部屋33への出入口45は引戸45aによって開閉されるようになっている。
さらに、廊下42の途中で角部を曲がった位置には、前記トイレ出入口32が配置されている。
キッチン43と居間34との間にある出入口46と、前記出入口44と、玄関40とは一直線上に配置されており、これによって、玄関40から居間34まで一直線で行き来できる。
本実施の形態によれば、住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレ31が配置されているので、高齢者や被介護者が住宅内のどの位置に居ても、トイレ31に最短距離で直ぐに行ける。また、トイレ出入口32の幅が70cm〜200cmに設定されているので、介護者が被介護者を介護しつつ容易にトイレ31に出入りさせることができる。また、トイレ出入口32の幅が70cm〜200cmと通常より大きく設定されているので、車椅子3のままで容易にトイレ1に出入できる。
また、玄関40と被介護者用の部屋33との間に廊下42が配置され、この廊下42の途中に面してトイレ出入口32が配置されているので、被介護者は外出先から帰宅した際に直ぐにトイレ31に行くことができ、また、外出する直前にもトイレ31に直ぐに行くことができる。
さらに、廊下42の角部にキッチン43への出入口44が配置されており、角部を曲がったところにトイレ出入口32が配置されているので、トイレ出入口32からトイレ31に出入する際に、玄関2からキッチン43や居間34への廊下42の通行を邪魔することがない。
また、玄関40と被介護者用の部屋33との間に廊下42が配置され、この廊下42の途中に面してトイレ出入口32が配置されているので、被介護者は外出先から帰宅した際に直ぐにトイレ31に行くことができ、また、外出する直前にもトイレ31に直ぐに行くことができる。
さらに、廊下42の角部にキッチン43への出入口44が配置されており、角部を曲がったところにトイレ出入口32が配置されているので、トイレ出入口32からトイレ31に出入する際に、玄関2からキッチン43や居間34への廊下42の通行を邪魔することがない。
1,31 トイレ
2,22,32 トイレ出入口
3 車椅子
4 居間(居室)
6 通路
10 洗面室
10a 出入口
11 浴室
11a 出入口
12,40 玄関
17 キッチン
18,19 出入口
33 被介護者用の部屋
42 廊下
2,22,32 トイレ出入口
3 車椅子
4 居間(居室)
6 通路
10 洗面室
10a 出入口
11 浴室
11a 出入口
12,40 玄関
17 キッチン
18,19 出入口
33 被介護者用の部屋
42 廊下
Claims (6)
- 住宅の平面視におけるほぼ中央部にトイレが配置され、
このトイレのトイレ出入口の幅が70cm〜200cmに設定されていることを特徴とする住宅の室内構造。 - 請求項1に記載の住宅の室内構造において、
前記トイレ出入口が対向して2つ配置されていることを特徴とする住宅の室内構造。 - 請求項1または2に記載の住宅の室内構造において、
前記トイレに隣接して洗面室が配置され、この洗面室に隣接して浴室が配置され、
前記トイレ出入口前の通路の延長上に、前記洗面室の出入口と、前記浴室の出入口とが一直線上に配置されていることを特徴とする住宅の室内構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の住宅の室内構造において、
玄関に隣接してキッチンが配置され、このキッチンに隣接して居室が配置され、
前記玄関とキッチンとの境界にある出入口と、前記キッチンと居室との境界にある出入口とが一直線上に配置されていることを特徴とする住宅の室内構造。 - 請求項4に記載の住宅の室内構造において、
前記キッチンに隣接して前記トイレが配置され、このキッチンとトイレとの境界に前記トイレ出入口が配置されていることを特徴とする住宅の室内構造。 - 請求項1または2に記載の住宅の室内構造において、
玄関と被介護者用の部屋との間に廊下が配置され、この廊下の途中に面して前記トイレ出入口が配置されていることを特徴とする住宅の室内構造。
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JP2015001066A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | トヨタホーム株式会社 | 住宅 |
JP2016023509A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-02-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 住宅 |
-
2007
- 2007-03-22 JP JP2007074431A patent/JP2008231817A/ja active Pending
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