JP2007097677A - 遊技機用の椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技機用の椅子4は、パチンコ台、パチスロ台またはテレビゲーム機のいずれかである遊技機2が複数設置された遊技場1に設けられる。椅子4は、遊技者が着座するための着座部41と、遊技場1の床11に固定され、着座部41を支持する支柱部材43と、支柱部材43に固定され、着座部41の周辺に配置されて当該着座部41に着座した遊技者の上半身を超える高さに設けられたシールド本体44とを備えている。シールド本体44は、着座部41に着座する遊技者の左右に引出収納自在に配置した左右のシールド板46,47と、この両シールド板46,47を収納するシールド収納体45とを有する。
【選択図】 図1
Description
遊技場では、遊技機用の椅子が各遊技島の各遊技機の前に列設されて、多数の遊技者が所定間隔に着座できるようになっている。
また、煙草の煙の対策としては、遊技者の頭部上方に、吸気ダクトを備えたフード体を配置したゲーム機用の椅子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このように、遊技場は、一般に、遊技機用の椅子が狭い間隔で配設されていることから、隣席からの煙草の煙や、隣席からのスピーカの音等の影響を小さくすることと、周囲の遊技者に気兼ねすることなく気楽に遊技機を操作できる個室的な状態になることが望まれていた。
例えば、シールド本体を不透明体で形成した場合、遊技者は、シールド収納体およびシールド板によって左右および背面方向が覆われていることにより、周囲から遊技者を直接視認できないため、プライバシが守られ、周囲に気兼ねすることなく、リラックスした気持ちで遊技機を操作することができる。
また、椅子に着座した遊技者がその椅子を回転した場合、シールド板は、着座部を囲むように円弧状に形成されているため、シールド板を引き出しても、椅子が周囲の遊技者等に接触することがない。さらに、シールド収納体およびシールド板は、透明な樹脂材料によって形成されていることから、遊技者が遊技機を選択するときに、シールド本体越しに遊技機を目視することができる。
また、隣席からの遊技機の音についても影響を小さくすることができる。さらに、遊技者をシールド板によりシールドすることにより、隣の遊技者からの干渉を少なくすることができ、個室的な状態の空間を提供することができる。
図1は、本発明に係る遊技機用の椅子を示す斜視図である。図2は、本発明に係る遊技機用の椅子を示す側面図である。図3は、本発明に係る遊技機用の椅子を示す分解斜視図である。
図1および図2に示す遊技機2は、例えば、パチンコ台や、パチスロ台や、テレビゲーム機のいずれかであり、遊技場1内に並設された各遊技機2の前方に、椅子4がそれぞれ設置されている。遊技機2の操作器がある前面には、スピーカ3が設置されている。
図2に示すように、遊技場1内において、各遊技機2の前面には、所定間隔を介して、遊技者Mが着座する椅子4が設けられている。また、遊技場1の天井面12には、遊技場1内の空気や煙草の煙等を吸引して排出したり浄化したりする排気口または空気清浄機(以下、単に「排気口13」という)が設置されている。
椅子4は、遊技機2が複数設置された遊技場1に設けられ、遊技機2を操作する遊技者M専用のものである。椅子4は、例えば、各遊技機2の前に所定間隔で設置され、遊技島に沿って一列に配設されている(図1参照)。
椅子4は、遊技者Mが着座するための着座部41と、寄りかかった遊技者Mの背中を支持するための背もたれ42と、遊技場1の床11に固定され、着座部41を支持する支柱部材43と、この支柱部材43に固定され、着座部41の周辺に配置され当該着座部41に着座した遊技者Mの上半身を超える高さに設けられたシールド本体44とを備えている。なお、椅子4には、背もたれ42がなくてもよい。
着座部41の上部は、遊技者Mが長時間着座できるようなクッション性のある材料によって形成され、平面視して略四角形あるいは略円形のものからなり、特にその形状は限定されない。着座部41の下面部には、当該着座部41を支柱部材43に回転自在に軸支するための軸部41aを備えている。
なお、着座部41の構造は、特に限定されず、例えば、軸部41aを支柱部材43に対して上下方向に高さを調整できるものであっても、固定されたものであってもよい。
図3に示すように、支柱部材43は、椅子4に着座部41とシールド本体44とを保持する部材であり、下端部が床11に固定されている。この支柱部材43は、上端部に形成され、軸部41aが軸装される軸装部43aと、前記シールド本体44のシールド収納体45に設けられた固定部45cが固定されるフランジ部43bと、このフランジ部43bの上面に形成され固定部45cの下面に形成された係止部45dが係合する係合部43cとを有している。この支柱部材43の側面には、軸装部43aに挿入された軸部41aを固定または回動自在に係止するためのボルト等からなる固定具B1が締付け自在に螺着されている。
フランジ部43bは、例えば、軸装部43aの開口端に形成されシールド本体44のリング状の固定部45cに合致する鍔状の部材であり、固定部45cを固定するためのボルト等からなる締結部材B2が挿通される貫通孔が複数穿設されている。
図2に示すように、シールド本体44は、遊技機2の前方の椅子4に着座した遊技者Mが煙草を喫煙した場合に、煙草の煙や臭いが椅子4の外周部に広がるのを防止して天井面12の排気口13に向けて流れるようにガイドすると共に、遊技機2のスピーカ3から発散された音が遊技者Mの左右および背面方向に拡散することを防止するように反射したり(図4(b)参照)、遊技者Mの左右および背面を衝立のように覆ってプライバシを守ったりするために使用されるものである。
このシールド本体44は、着座部41に着座する遊技者Mの左右に引出収納自在に配置された左右のシールド板46,47と、この両シールド板46,47を収納するシールド収納体45とを主に備えて構成されている。
なお、シールド収納体45およびシールド板46,47は、少なくともシールド板46,47が着座部41を囲むように形成されていればよく、平面視して、円弧状に形成されているが、その円弧の曲率の大小、また、シールド板46,47が同一円弧上に設置されていなくても着座部41を囲むように形成されていればよい。例えば、シールド収納体45およびシールド板46,47は、平面視して、略直線に近い円弧状になっているものでも構わない。
次に、本発明に係る遊技機用の椅子4の組付手順および作用を、図1〜図4を参照して説明する。
図3に示すように、椅子4を組付けるときは、まず、床11に固定された支柱部材43の係合部43cにシールド本体44の係止部45dを係合させて、フランジ部43bの上に固定部45cを載置する。
次に、締結部材B2で固定部45cとフランジ部43bとを締結して、支柱部材43にシールド本体44を固定する。
このようにして、椅子4には、図1に示すように、シールド収納体45とシールド板46,47が組付けられる。
そして、遊技者Mは、通路側に向いている着座部41に着座して椅子4を遊技機2側に回動させれば、喩え、各椅子4の間隔が狭くとも容易に着座することができる。このとき、シールド収納体45およびシールド板46,47は、平面視して着座部41を囲むように円弧状に形成されていることにより、シールド本体44から外周方向に突出している箇所がないため、周囲の遊技者Mに接触することがない。
逆に、遊技者Mの周囲からの音は、シールド収納体45およびシールド板46,47の外側面によって反射して、聞こえ難くなる。
その結果、隣席からのスピーカ3の音等の影響を小さくすることができる。
このように、シールド収納体45およびシールド板46,47を備えた椅子4は、防音機能も備えているため、コインを機械に入れて音楽を聴くジュークボックスとしても使用可能である。
その結果、煙草の煙や臭いが周囲の遊技者Mの方へ流れことを防止できるので、非喫煙者の洋服に臭いが染み込むことを防止できると共に、遊技場1全体が煙草の煙で煙たくなることや、煙草臭くなることを防止できる。このため、非喫煙者は、煙草の煙を気にせずに遊技機2を操作できるようになる。
また、シールド収納体45は、遊技者Mに遊技場1のイベント等を知らせるためのインフォメーションボード等としても使用することが可能であり、便利である。
本発明の実施形態に係る遊技機用の椅子4として、シールド収納体45およびシールド板46,47が平面視して略円弧状に形成されていて、シールド板46,47をシールド収納体45から引き出したときに、平面視して略C字状になる場合を例に挙げて説明したが、本発明は、次のようなものであってよい。
図5に示すように、椅子5は、シールド本体51のシールド収納体52からシールド板53,54を引き出したときの遊技者Mの左右および背面を覆うようなものであればよい。例えば、椅子5は、平面視して略コ字状のシールド収納体52の両側端部から真っ直ぐ前方の遊技機2側に向けて引き出される平板状のシールド板53,54から形成してもよい。このようにしても遊技者Mの左右および背面を覆うことができる。
そして、椅子4は、背もたれ42とシールド本体44との間隔を広げてリクライニングにして、シールド収納体45およびシールド板46,47で覆い、遊技機2をスクリーンやテレビやディスプレイ機器等の映像画面にすることにより、映像鑑賞用としても使用することが可能である。この場合、シールド本体44にスピーカを設置することにより、さらに音響効果を高めることができる。
2 遊技機
4,5 椅子
11 床
41 着座部
41a 軸部
43 支柱部材
44,51 シールド本体
45,52 シールド収納体
46,47,53,54 シールド板
M 遊技者
Claims (2)
- パチンコ台、パチスロ台またはテレビゲーム機のいずれかである遊技機が複数設置された遊技場に設けられる遊技機用の椅子において、
遊技者が着座するための着座部と、
前記遊技場の床に固定され、前記着座部を支持する支柱部材と、
この支柱部材に固定され、前記着座部の周辺に配置されて当該着座部に着座した遊技者の上半身を超える高さに設けられたシールド本体とを備え、
前記シールド本体は、前記着座部に着座する遊技者の左右に引出収納自在に配置した左右のシールド板と、この両シールド板を収納するシールド収納体とを有することを特徴とする遊技機用の椅子。 - 前記シールド板は、平面視して、着座部を囲むように円弧状に形成され、かつ、前記シールド収納体および前記シールド板は、透明な樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288626A JP2007097677A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 遊技機用の椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005288626A JP2007097677A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 遊技機用の椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007097677A true JP2007097677A (ja) | 2007-04-19 |
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Family Applications (1)
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JP2005288626A Ceased JP2007097677A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 遊技機用の椅子 |
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-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005288626A patent/JP2007097677A/ja not_active Ceased
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