JP2000160847A - 二世帯住宅 - Google Patents

二世帯住宅

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JP2000160847A
JP2000160847A JP10336298A JP33629898A JP2000160847A JP 2000160847 A JP2000160847 A JP 2000160847A JP 10336298 A JP10336298 A JP 10336298A JP 33629898 A JP33629898 A JP 33629898A JP 2000160847 A JP2000160847 A JP 2000160847A
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JP
Japan
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floor
room
door
family
household
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JP10336298A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Yuda
義隆 湯田
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両世帯相互間のコミュニケーションが可能で
親世帯に孤立感を与えることなく、かつ、両世帯相互間
において一定のプライバシーを守ることが可能な二世帯
住宅を提供すること。 【解決手段】 中央の世帯分離隔壁W1により、親世帯
と子供世帯の二世帯住居に分離された二世帯住宅であっ
て、両世帯住居の中央に両世帯住居側からそれぞれドア
4aと、引き込み戸16bを介して行き来可能な両世帯
共通の和室が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二世帯同居仕様の二
世帯住宅に関し、特に、親世帯と子供世帯におけるプラ
イバシーの確保と、コミュニケーションの確保との両立
を図る二世帯住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、親世帯と、その子供世帯とが同
居するための二世帯住宅において、両世帯間相互のプラ
イバシーを確保するためには、両世帯にそれぞれ独立し
た玄関を設け、両世帯の住居スペース相互間に世帯分離
隔壁を設ける構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、両世帯の住居スペース相互間を世帯分離隔壁で
完全に仕切ると、居住空間内における両世帯のコミュニ
ケーションが全く図れなくなり、親世帯に孤立感を与え
るという問題点があった。そこで、世帯分離隔壁に両世
帯相互間で行き来可能な通路を形成することによって、
居住空間内における両世帯のコミュニケーションが可能
となるが、本来の目的である両世帯間相互のプライバシ
ー確保ができなくなる。本発明は、かかる従来の問題点
を解決するためになされたものであって、その目的とす
るところは、両世帯相互間のコミュニケーションが可能
で親世帯に孤立間を与えることなく、かつ、両世帯相互
間において一定のプライバシーを守ることが可能な二世
帯住宅を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本発明請求項1記載の建物では、中央の世
帯分離隔壁により、二世帯住居に分離された二世帯住宅
であって、前記両世帯住居の中央に両世帯住居側からそ
れぞれ開閉戸を介して行き来可能な両世帯共通の部屋が
配置されている構成とした。このように構成することに
より、両世帯共通の部屋を介して両世帯相互間のコミュ
ニケーションが可能で親世帯に孤立間を与えることな
く、かつ、両世帯共通の部屋を介してのみ行き来が可能
であるため、両世帯相互間において一定のプライバシー
を守ることが可能となる。
【0005】請求項2記載の二世帯住宅では、一階と二
階を有し、少なくとも二階は中央の世帯分離隔壁によ
り、二世帯住居に完全に分離された二世帯住宅であっ
て、前記二階には両世帯住居のいずれからも開閉戸を介
して行き来可能なルーフバルコニーが配置されている構
成とした。このように構成することにより、屋内におけ
る両世帯相互間のプライバシーが完全に守られると共
に、ルーフバルコニーを介して間接的ではあるが、両世
帯相互間のコミュニケーションが可能であるから、親世
帯に孤立感を与えることもない。
【0006】請求項3記載の二世帯住宅では、二世帯住
宅の両住居のうち、子供世帯の上階に子供室が設けら
れ、該子供室の入口側に面して多目的ホールが配置され
ている構成とした。このように、子供世帯の上階にその
子供の居住スペースが分離されることで、お互いのプラ
イバシーを確保しつつ、多目的ホールにおいて親子のコ
ミュニケーションを図ることが可能となる。請求項4記
載の二世帯住宅では、前記子供室の一側壁側には、床高
式のベッドが設けられ、該ベッドの床下空間を壁面で仕
切ることにより収納部が形成されている構成とした。こ
のように構成することにより、限られた室内に余剰スペ
ースを広く確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。この発明の実施の形態の二
世帯住宅は、3階建てであり、図1は本発明の実施の形
態にかかる二世帯住宅の1階平面図、図2は同二世帯住
宅の2階平面図、図3は同二世帯住宅の3階平面図、図
4は同二世帯住宅における三階子供部屋のベッド部分を
示す斜視図、図5は同二世帯住宅の南側正面図、図6は
同二世帯住宅の北側背面図、図7は同二世帯住宅の東側
側面図、図8は同二世帯住宅の西側側面図、図9は同二
世帯住宅の南東側からの斜視図である。
【0008】本発明の実施の形態の二世帯住宅は、各階
の平面図(図1〜図3)に示すように、東西方向に長い
略長方形状に形成され、その略中央部に図面上下方向
(北−南方向)に配置された世帯分離隔壁W1、W2に
よって、1階と2階は、図1および図2に示すように、
隔壁で左右方向(西−東方向)に仕切られ、西側が親世
帯用住居で東側が子供世帯用住居の二世帯住宅仕様とな
っている。そして、3階は、図3に示すように、図面右
側(東側)が子供世帯用住居で、左側(西側)は屋上バ
ルコニーBが配置されている。
【0009】以下、二世帯住宅の一階部分を図1に基づ
いて説明する。まず、一階部分の東側に配置された子供
世帯用住居について説明すると、二世帯住宅における子
供世帯用住居一階の北側には、東側から順に二階に通じ
る玄関1、階段2、および、トイレ3が配置されてい
る。前記玄関1は、二世帯住宅の東方向に開口する玄関
ポーチ1aの奥に玄関ドア1bを介して土間1cが設け
られ、該土間1cの奥に玄関ホール1dが設けられてい
る。そして、前記階段2は南側が上り口となっていて、
該階段2とトイレ3の南側には、前記玄関ホール1dに
通じる廊下4が設けられている。なお、土間1cの北側
側壁には玄関クローゼット1eが配置されている。
【0010】また、子供世帯用住居一階の南側には、ダ
イニングキッチン5とリビングルーム6が配置されてい
る。そして、前記ダイニングキッチン5は、キッチンル
ーム5aが北側に配置され、南側に配置されたダイニン
グルーム5bとリビングルーム6aとの間が連通されて
いて自由に行き来が可能となっている。また、前記リビ
ングルーム6はその北側が前記廊下4とドア6aを介し
て連通されていて、廊下4側からのみ出入りが可能とな
っている。なお、前記ドア6aを挟んでリビングルーム
6の北西側には3階まで連続した配電室7が設けられ、
北東側にはクローゼット6bが設けられている。また、
リビングルーム6の南外壁面には、引き違い窓6cが設
けられ、ダイニングキッチン5の南外壁面には、はめ殺
し窓5cが設けられている。また、ダイニングキッチン
5の東外壁面には、勝手口5dが設けられている。
【0011】前記ダイニングキッチン5と玄関1との間
には応接室8が配置されていて、この応接室8は、前記
玄関土間1cとスライドドア8aを介して開閉自在に連
通され、玄関土間cからのみ出入り可能となっている。
【0012】また、子供世帯用住居一階の略中央部に
は、玄関土間1c、リビングルーム6、および、応接室
8からそれぞれ利用可能に区画された収納部9が形成さ
れている。
【0013】次に、一階部分の西側に配置された親世帯
用住居について説明すると、二世帯住宅における親世帯
用住居一階の北側には、西側から順に玄関10、およ
び、二階に通じる階段11が配置されている。前記玄関
10は、二世帯住宅の西方向に開口する玄関ポーチ10
aの奥に玄関ドア10bを介して土間10cが設けら
れ、該土間10cの奥に玄関ホール10dが設けられて
いる。そして、前記階段11はその上り口が西側となる
ように配置されている。
【0014】親世帯用住居一階の西側には、北側から順
に、前記玄関10、トイレ12、キッチンルーム13、
および、茶の間14が配置されている。そして、前記ト
イレ12の前には、前記玄関ホール10dと逆L字状に
連なる通路15が設けられている。前記キッチンルーム
13は、その東側に設けられたドア13aを介して前記
通路15側と行き来可能であり、また、キッチンルーム
13と茶の間14との間は、東側で連通されていて、自
由に行き来可能となっている。また、前記キッチンルー
ム13の西外壁面に勝手口13bが設けられ、茶の間1
4の西外壁面には両開き窓14aが、また、南外壁面に
は、引き違いガラス戸14bがそれぞれ設けられてい
る。
【0015】親世帯用住居一階の東側には、北側から順
に、前記階段11、および、親子共通の和室16が形成
されている。この親子共通の和室16の南外壁面は、前
記茶の間14の南外壁面およびリビングルーム6の南外
壁面より、北側に窪んだ位置に形成されていて、和室1
6の南側に3つの壁面で囲まれた中庭17が形成されて
いる。そして、該中庭17に面する和室16、茶の間1
4、および、リビングルーム6の各外壁面には、それぞ
れ引き違いガラス戸16a、14c、6dが設けられて
いる。
【0016】また、前記和室16の西側には、3枚仕立
ての引き込み戸16bが設けられることにより、和室1
6と前記キッチンルーム13および茶の間14との間の
行き来を可能にすると共に、和室16の東側の隔壁W1
には、前記子供世帯用住居における廊下4に通じるドア
4aが設けられ、このドア4aを介して、子供世帯用住
居側から和室16またはその逆方向の行き来が可能とな
っている。なお、和室16の東側には、押入れ16cと
床の間16dが配置されている。
【0017】即ち、この二世帯住宅の一階は、子供世帯
用住居と親世帯用住居との間が中央の隔壁W1により東
西に一応仕切られることで、お互いのプライバシーが守
られる一方で、子供世帯用住居と親世帯用住居の中間に
いずれからも行き来可能な親子共通の和室16が設けら
れることで、互いのコミュニケーションが図れるように
なっている。なお、子供世帯用住居と親世帯用住居との
間は、親子共通の和室16を介してのみ間接的に行き来
が可能であるため、親世帯に孤立間を与えることなし
に、お互いのプライバシーも守ることができるような構
成となっている。
【0018】次に、二世帯住宅の二階部分を図2に基づ
いて説明する。まず、二階部分の東側に配置された子供
世帯用住居について説明すると、二世帯住宅における子
供世帯用住居二階の北側には、一階からの階段2の西側
にトイレ20が配置され、また、東側には浴室21、洗
濯室22が順に配置されていて、これらの南側には東西
方向全長に亙る廊下23が設けられ、この廊下23の東
側つき当たりには南側に張り出した洗面所24が設けら
れている。そして、前記洗濯室22と洗面所24の東側
には、ルーフバルコニー25が設けられ、洗濯室22と
洗面所24の東外壁面には、それぞれルーフバルコニー
25への出入りが可能な引き違いガラス戸22aが設け
られている。
【0019】子供世帯用住居二階の南側には、中央部に
収納部26を配し、西側に倉庫27が設けられ、東側に
主寝室28が設けられている。前記倉庫27と廊下23
との間は前記配電室7で仕切られ、主寝室28と廊下2
3との間は主寝室28側から利用可能な押入れ29aと
廊下23側から利用な可能なクローゼット29bとで構
成される収納部29で仕切られており、この収納部29
と配電室7との間に廊下23と倉庫27および主寝室2
8とをつなぐ通路23aが形成されていて、この通路2
3aにおける収納部26とのつき当たり部の両側面に主
寝室28への出入りを可能とするドア28aと、倉庫2
7への出入りを可能とするドア27aがそれぞれ独立し
て設けられている。そして、倉庫27と主寝室28の南
側は、収納部26の西側端部位置においてドア27bに
より開閉可能に仕切られていて、倉庫27へは主寝室2
8の南側と通路23a側の2個所から出入り可能となっ
ている。また、主寝室28の南側には、引き違い窓28
bが設けられ、南東側コーナー部には、採光のための断
面L字状のはめ殺し窓28cが設けられ。また、主寝室
28北側の押入れ29a東側には洗面カウンター28d
が設けられている。
【0020】なお、前記廊下23には、収納部29の西
側端部位置にドア23bが設けられ、浴室21と洗濯室
22と洗面所24がこのドア23bにより仕切られた状
態となっている。
【0021】前記倉庫27の西側には、親世帯用住居二
階側に食い込む形で和室30が設けられている。そし
て、前記廊下23の西側つき当たりにはトイレ20と和
室30に通じる通路がT字状に形成されていて、このT
字状通路23cの南側つき当たりに設けられたスライド
ドア30aを介して子供世帯用住居二階から和室30へ
の出入りが可能となっている。なお、この和室30の西
側には、和室30側から利用可能な押入れ30bと、後
述のルーフバルコニー31側から利用が可能な物入れ3
0cが設けられている。
【0022】次に、二階部分の西側に配置された親世帯
用住居について説明すると、一階と二階をつなぐ階段1
1部分の南側には、納戸32が設けられ、該納戸32と
階段11部分の西側には、ホール33が設けられてい
る。そして、このホール33を介して階段11部分と対
面する西側には、トイレ34と浴室35が順に設けら
れ、また、このホール33を介して納戸32と対面する
西側には、洗面所36が設けられている。なお、前記洗
面所36、トイレ34、および、納戸32は、ホール3
3側からそれぞれ出入り可能であり、浴室35は洗面所
36内から出入り可能となっている。また、前記ホール
33の北側端部には、トイレ用洗面所37が設けられ、
南側端部の西側には、クローゼット38が設けられてい
る。
【0023】また、親世帯用住居二階の南側には、和室
39が設けられ、前記ホール33の南側つき当たりに設
けられたドア39aにより、和室39への出入りが可能
となっている。なお、この和室39の北側には、押入れ
39bとクローゼット39cが設けられ、また、西側と
南側には引き違い窓39d、39eがそれぞれ設けられ
ている。
【0024】また、前記和室の南外壁面は、一階と同様
に、和室39の南外壁面、および、倉庫27と主寝室2
8の南外壁面より、北側に窪んだ位置に形成されてい
て、和室30の南側に3つの壁面で囲まれた部分とさら
に南側と倉庫27と主寝室28の中間部位置まで延長さ
れたルーフバルコニー31が形成されている。そして、
このルーフバルコニー31に面した親世帯側の和室39
と、子供世帯側の和室30および主寝室28の外壁面に
は、それぞれルーフバルコニー31への出入りが可能な
引き違いガラス戸39f、30d、28eが設けられて
いる。
【0025】即ち、この二世帯住宅の二階は、子供世帯
用住居と親世帯用住居との間が中央の隔壁W2により東
西に完全に仕切られることで、お互いのプライバシーが
守られる一方で、子供世帯用住居と親世帯用住居の中間
にいずれからも行き来可能なルーフバルコニー31が設
けられることで、このルーフバルコニー31を介してで
はあるが、一応互いにアクセスが可能となっている。
【0026】次に、二世帯住宅の三階部分を図3に基づ
いて説明する。まず、三階部分の東側に配置された子供
世帯用住居について説明すると、二階と三階をつなぐ階
段40部分の東側は、二階からの吹き抜けとなってい
て、三階からは利用できないデッドスペースとなってい
る。そして、階段40の南側には、前記配電室7をコ字
状に囲む状態で多目的ホール41が設けられ、配電室7
の西側には多目的ホール41から利用可能な納戸4aが
設けられている。また、多目的ホール41の南側には、
ルーフバルコニー42が設けられ、引き違いガラス戸4
1bを介して多目的ホール41からの出入りが可能とな
っている。また、多目的ホール41の西側外壁面には、
屋上バルコニーBへの出入り口となるドア41cが設け
られている。
【0027】また、子供世帯用住居三階の東側には、図
4に示すように、仕切り壁43により北−南方向に仕切
られた2つの子供室44、45が設けられている。そし
て、両子供室44、45は、多目的ホール41の北側端
部と南側端部にそれぞれ設けられたドア44a、45a
により、それぞれ出入り可能となっている。また、両子
供室44、45には、仕切り壁43に沿って作り付けの
床高式ベッド44b、45bがそれぞれ設けられ、床高
式ベッド44b、45bの床下空間は、その全体が壁面
で仕切られた物入れ44c、45cに形成されていて、
該物入れ44c、45cの入口は引き戸44d、45d
によって開閉自在となっている。そして、床高式ベッド
44b、45bの東側端部には、梯子44e、45eが
設けられ、該梯子44e、45e部分を除く床高式ベッ
ド44b、45bの縁部には、落下防止用の柵45fが
設けられている。また、床高式ベッド44b、45bの
西側には、それぞれクローゼット44g、45gが設け
られている。即ち、この両子供室44、45は、ベッド
を床高式にしてその床下空間全体を物入れ44c、45
cとすることで、室内の上部空間を有効利用し、限られ
た室内に余剰スペースを広く確保することができる構造
となっている。
【0028】また、前記北側の子供室44の東側には、
ルーフバルコニー46が設けられ、引き違いガラス戸4
6aを介して出入りが可能となっている。一方、前記南
側の子供室45の南側外壁面には、引き違い窓45hが
設けられ、南東側コーナー部には、採光のための断面L
字状のはめ殺し窓45iが設けられ、さらに、東側外壁
面には、引き違い窓45jが設けられている。
【0029】即ち、この二世帯住宅の三階は、2つの独
立した子供室44、45に面して、多目的ホール41が
設けられることで、子供世帯とその子供との居住スペー
スが二階と三階に分離され、お互いのプライバシーを確
保しつつ、親子のコミュニケーションも取ることができ
るようになっている。
【0030】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態の二世帯住宅にあっては、以下に列挙する効果が得
られる。即ち、この二世帯住宅の一階部分は、子供世帯
用住居と親世帯用住居との間が中央の隔壁W1により東
西に一応仕切られることで、お互いのプライバシーが守
られる一方で、子供世帯用住居と親世帯用住居の中間に
いずれからも行き来可能な親子共通の和室16が設けら
れることで、互いのコミュニケーションを図ることで
き、また、子供世帯用住居と親世帯用住居との間は、親
子共通の和室16を介してのみ間接的に行き来が可能で
あるため、親世帯に孤立間を与えることなしに、お互い
のプライバシーも守ることができる。
【0031】また、この二世帯住宅の二階は、子供世帯
用住居と親世帯用住居との間が中央の隔壁W2により東
西に完全に仕切られることで、お互いのプライバシーが
守られる一方で、子供世帯用住居と親世帯用住居の中間
にいずれからも行き来可能なルーフバルコニー31が設
けられることで、このルーフバルコニー31を介してで
はあるが、一応互いにアクセスが可能であり、お互いの
プライバシーを確保しつつ、親世帯に孤立間を与えるこ
ともない。
【0032】また、この二世帯住宅の三階は、2つの独
立した子供室44、45に面して、多目的ホール41が
設けられることで、子供世帯とその子供との居住スペー
スが二階と三階に分離され、お互いのプライバシーを確
保しつつ、親子のコミュニケーションも取ることができ
る。また、三階の両子供室44、45は、ベッドを床高
式にしてその床下空間全体を物入れ44c、45cとす
ることで、室内の上部空間を有効利用することができる
ため、限られた室内に余剰スペースを広く確保すること
ができるようになる。
【0033】以上本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、子供室を三階
に設けたが二階に設けてもよい。また、両世帯共通の部
屋を有する居住空間を一階に設定したが、その他の階に
設定することもできる。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載の二世帯住宅にあっては、中央の世帯分離隔壁に
より、二世帯住居に分離された二世帯住宅であって、前
記両世帯住居の中央に両世帯住居側からそれぞれ開閉戸
を介して行き来可能な両世帯共通の部屋が配置されてい
る構成としたことで、両世帯共通の部屋を介して両世帯
相互間のコミュニケーションが可能となって親世帯に孤
立間を与えることがなく、かつ、両世帯共通の部屋を介
してのみ行き来が可能であるため、両世帯相互間におい
て一定のプライバシーを守ることができるようになると
いう効果が得られる。
【0035】請求項2記載の二世帯住宅にあっては、一
階と二階を有し、少なくとも二階は中央の世帯分離隔壁
により、二世帯住居に完全に分離された二世帯住宅であ
って、前記二階には両世帯住居のいずれからも開閉戸を
介して行き来可能なルーフバルコニーが配置されている
構成としたことで、屋内における両世帯相互間のプライ
バシーが完全に守られると共に、ルーフバルコニーを介
して間接的ではあるが、両世帯相互間のコミュニケーシ
ョンが可能であるから、親世帯に孤立感を与えることも
なくなるという効果が得られる。
【0036】請求項3記載の二世帯住宅にあっては、前
記請求項1または2において、二世帯住宅の両住居のう
ち、子供世帯の上階に子供室が設けられ、該子供室の入
口側に面して多目的ホールが配置されている構成とした
ことで、子供世帯の上階にその子供の居住スペースが分
離されることで、お互いのプライバシーを確保しつつ、
多目的ホールにおいて親子のコミュニケーションを図る
ことが可能になるという効果が得られる。
【0037】請求項4記載の二世帯住宅では、前記子供
室の一側壁側には、床高式のベッドが設けられ、該ベッ
ドの床下空間を壁面で仕切ることにより収納部が形成さ
れている構成としたことで、限られた室内に余剰スペー
スを広く確保することができるようになるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる二世帯住宅の1階
平面図である。
【図2】同二世帯住宅の2階平面図である。
【図3】同二世帯住宅の3階平面図である。
【図4】同二世帯住宅における三階子供部屋のベッド部
分を示す斜視図である。
【図5】同二世帯住宅の南側正面図である。
【図6】同二世帯住宅の北側背面図である。
【図7】同二世帯住宅の東側側面図である。
【図8】同二世帯住宅の西側側面図である。
【図9】同二世帯住宅の南東側からの斜視図である。
【符号の説明】
B 屋上バルコニー W1 世帯分離隔壁 W2 世帯分離隔壁 1 玄関 1a 玄関ポーチ 1b 玄関ドア 1c 玄関土間 1d 玄関ホール 1e クローゼット 2 階段 3 トイレ 4 廊下 5 ダイニングキッチン 5a キッチンルーム 5b ダイニングルーム 5c はめ殺し窓 5d 勝手口 6 リビングルーム 6a ドア 6b クローゼット 6c 引き違い窓 7 配電室 8 応接室 8a スライドドア 9 収納部 10 玄関 10a 玄関ポーチ 10b 玄関ドア 10c 玄関土間 10d 玄関ホール 11 階段 12 トイレ 13 キッチンルーム 13a ドア 13b 勝手口 14 茶の間 14a 両開き窓 14b ガラス戸 14c ガラス戸 15 通路 16 和室 16a ガラス戸 16b 引き込み戸 16c ガラス戸 16d 床の間 17 中庭 20 トイレ 21 浴室 22 洗濯室 22a ガラス戸 23 廊下 23a 通路 23b ドア 23c 通路 24 洗面所 25 ルーフバルコニー 26 収納部 27 倉庫 27a ドア 27b ドア 28 主寝室 28a ドア 28b 引き違い窓 28c はめ殺し窓 28d 洗面カウンター 28e 引き違いガラス戸 29 収納部 29a 押入れ 29b クローゼット 30 和室 30a スライドドア 30b 押入れ 30c 物入れ 30d 引き違いガラス戸 31 ルーフバルコニー 32 納戸 33 ホール 34 トイレ 35 浴室 36 洗面所 37 トイレ用洗面所 38 クローゼット 39 和室 39a ドア 39b 押入れ 39c クローゼット 39d 引き違い窓 39e 引き違い窓 39f 引き違いガラス戸 40 階段 41 多目的ホール 41a 納戸 41b 引き違いガラス戸 41c ドア 42 ルーフバルコニー 43 仕切り壁 44 子供室 44a ドア 44b 床高式ベッド 44c 物入れ 44d 引き戸 44e 梯子 44g クローゼット 45 子供室 45a ドア 45b 床高式ベッド 45c 物入れ 45d 引き戸 45e 梯子 45f 柵 45g クローゼット 45h 引き違い窓 45i はめ殺し窓 46 ルーフバルコニー 46a 引き違いガラス戸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央の世帯分離隔壁により、二世帯住居
    に分離された二世帯住宅であって、 前記両世帯住居の中央に両世帯住居側からそれぞれ開閉
    戸を介して行き来可能な両世帯共通の部屋が配置されて
    いることを特徴とする二世帯住宅。
  2. 【請求項2】 一階と二階を有し、少なくとも二階は中
    央の世帯分離隔壁により、二世帯住居に完全に分離され
    た二世帯住宅であって、 前記二階には両世帯住居のいずれからも開閉戸を介して
    行き来可能なルーフバルコニーが配置されていることを
    特徴とする二世帯住宅。
  3. 【請求項3】 二世帯住宅の両住居のうち、子供世帯の
    上階に子供室が設けられ、 該子供室の入口側に面して多目的ホールが配置されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の二世帯住
    宅。
  4. 【請求項4】 前記子供室の一側壁側には、床高式のベ
    ッドが設けられ、該ベッドの床下空間を壁面で仕切るこ
    とにより収納部が形成されていることを特徴とする請求
    項3記載の二世帯住宅。
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