JP2019214931A - 民泊対応集合住宅及び施錠管理方法 - Google Patents

民泊対応集合住宅及び施錠管理方法 Download PDF

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政治 軽部
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Abstract

【課題】民泊サービスに適した民泊対応集合住宅を提供する。【解決手段】第1の住戸2と第2の住戸3との間にコネクティングルーム16を設ける。コネクティングルーム16は、第1の住戸2に対して開閉可能な扉17bと、第2の住戸3に対して開閉可能な扉18bとを有する。また、扉17bを解錠し且つ扉18bを施錠することで第1の住戸2がコネクティングルーム16を利用可能とし、又は、扉17bを施錠し且つ扉18bを解錠することで第2の住戸3がコネクティングルーム16を利用可能とする扉用施錠装置17c、18cを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば民泊サービスを提供するのに適した集合住宅、施錠管理方法、施錠管理システムに関する。
住宅(戸建住宅やマンション等の集合住宅)の全部又は一部を活用して、旅行者等に宿泊場所を提供する「民泊サービス」が、ビジネスとして急速に拡大している。その一方で、公衆衛生の確保、地域住民等とのトラブル防止、旅館業法の遵守等の観点から、民泊サービスについては、関係法令が制定されている。2017年6月には住宅宿泊事業法(平成29年法律第65号)が成立し、同法は2018年6月に施行されている。
この住宅宿泊事業法に基づく民泊サービスを提供するためには、住宅を提供する住宅宿泊事業者が、住宅の所在地を管轄する都道府県知事等に届け出なければならず、実際に民泊サービスを提供する上でも、いくつかの制約が課されている。その制約の一つに営業日数の制限(180日ルール)があり、住宅宿泊事業者は、届け出た住宅ごとに、年間の上限日数(年間180日)を超えて民泊サービスを提供できないものとされている。
このため、例えば二世帯住宅の場合には、当該住宅の所有者が居住していない一世帯分の未利用住戸を民泊サービスに提供し、二世帯住宅の所有者は他の住戸に居住するようなことが行われているが、当該二世帯住宅の所有者としては、その世帯住戸ごとに年間の営業日数の制限を超えて民泊サービスを提供することができない。
民泊サービスは、集合住宅(二世帯住宅、マンション、アパート等)における未利用住戸の活用に効果的であるが、前述のように年間利用日数が制限されていることから、年間を通して民泊サービスを提供したいと考える住戸所有者にとっては大きな制約となり、そのため民泊サービスの普及拡大にとって足枷になるおそれがある。そして、こうした制約を解決することのできる民泊サービスに対応する集合住宅や民泊サービスの新しいビジネスモデルは、本発明者の知る限り皆無である。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。本発明の目的は、民泊サービスに適した民泊対応集合住宅を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明は、以下の特徴を有するものとして構成される。
第1の住戸と、第2の住戸と、前記第1の住戸と前記第2の住戸との間に設ける境界室とを備える民泊対応集合住宅について、前記境界室は、前記第1の住戸に対して開閉可能な鍵付きの第1の扉と、前記第2の住戸に対して開閉可能な鍵付きの第2の扉とを有し、さらに、前記第1の扉を解錠し且つ前記第2の扉を施錠することで前記第1の住戸が前記境界室を利用可能とし、又は、前記第1の扉を施錠し且つ前記第2の扉を解錠することで前記第2の住戸が前記境界室を利用可能とする施錠装置を備えることを特徴とする。
本発明の民泊対応集合住宅は、第1の住戸と第2の住戸の間に境界室を有することを特徴とする。この境界室は、室内に境界空間部を有する。この境界空間部は、収納室としたり、居室としたり多目的で使用することができる。境界室における第1の住戸側には、第1の扉が設けられ、第2の住戸側には第2の扉が設けられる。第1の扉と第2の扉は、各住戸と境界室の室内とを構造的に隔てて、室内空間を分離することができる。したがって、第1の住戸と第2の住戸は、第1の扉を解錠し且つ第2の扉を施錠することで、第1の住戸が境界室を利用することができ、解錠と施錠を逆にすることで、第2の住戸が境界室を利用することが可能となる。
こうした本発明の民泊対応集合住宅によれば、例えば、第1の住戸と第2の住戸の双方の所有者(以下、単に「所有者」という。)が同一人であり、第1の住戸と第2の住戸を民泊サービスに利用したい場合、次のような運用が可能となる。
即ち、所有者が第1の住戸に居住しており、第2の住戸を民泊サービスに使用する際には、第1の扉を解錠し第2の扉を施錠することで、境界室は第1の住戸の居住空間として利用することができる。この場合、第2の住戸は民泊サービスに使用するほか、賃貸物件としても活用することができる。
そして、第2の住戸の民泊サービスの営業日数が関係法令に規定する上限日数に到達した場合には、当該所有者は、第2の住戸に移動し、第1の住戸を営業日数の上限まで民泊サービスに利用すればよい。
したがって、本発明の民泊対応集合住宅によれば、第1の住戸と第2の住戸を、それぞれ関係法令に規定する上限日数まで有効活用することができる。現在の営業日数の上限は180日であるから、第1の住戸と第2の住戸を合わせて運用すれば、所有者は360日間、住宅宿泊事業者として民泊サービスを提供することが可能となる。
また、本発明の民泊対応集合住宅によれば、第1の住戸と第2の住戸は隣接しているので、所有者が移動する際の負担も軽減することができる。
さらに、所有者が第2の住戸に移動した際には、第1の扉を施錠し第2の扉を解錠することで、境界室は第2の住戸の居住空間として利用することができる。即ち、第1の住戸又は第2の住戸の何れに居住する場合でも、所有者は、境界室を現在の居住空間として占有することができる。したがって、本発明の民泊対応集合住宅によれば、境界室を所有者の衣類や身の回り品等の収納室として利用することで、所有者の荷物の移動量を減らせるため、第1の住戸と第2の住戸との間の移動が容易になり、その負担を軽減することができる。
前記本発明については、建物のエントランスドア又は前記第1の住戸の玄関ドアの少なくとも何れかの解錠と連動して前記第1の扉を施錠する施錠装置を有するように構成できる。
本発明によれば、例えば民泊サービス利用者が、第1の住戸及び第2の住戸を有する建物のエントランスドア又は滞在する第1の住戸の玄関ドアを解錠すると、施錠装置が第1の扉を施錠する。このため民泊サービス利用者は、第1の扉を解錠することができず、また所有者も解錠できないので、セキュリティ上も安心して滞在し、また居住することができる。
前記本発明については、建物のエントランスドア又は前記第2の住戸の玄関ドアの少なくとも何れかの解錠と連動して前記第2の扉を施錠する施錠装置を有するように構成できる。
本発明によれば、例えば民泊サービス利用者が、第1の住戸及び第2の住戸を有する建物のエントランスドア又は滞在する第2の住戸の玄関ドアを解錠すると、施錠装置が第2の扉を施錠する。このため民泊サービス利用者は、第2の扉を解錠することができず、また所有者も解錠できないので、セキュリティ上も安心して滞在し、また居住することができる。
また、本発明は、民泊対応集合住宅を利用するゲストが使用するゲスト用操作装置と、前記ゲスト用操作装置と通信網を通じて接続可能な施錠管理装置とを用いて行う施錠管理方法であって、前記ゲスト用操作装置が、前記ゲスト用操作装置に備える撮像装置により撮像した前記ゲストの顔画像である認証用画像データを、前記施錠管理装置に送信するステップと、前記施錠管理装置が、前記認証用画像データと前記施錠管理装置の記憶部が保持する前記ゲストの事前登録済み本人画像データとを表示画面に表示するとともに、前記施錠管理装置を操作する管理者が、前記認証用画像データの人物と前記事前登録済み本人画像データの人物とが同一人であると判断して承認操作を行った場合には、前記施錠管理装置が前記第1の扉又は前記第2の扉を解錠するための解錠コードを、前記ゲスト用操作装置に送信するステップとを実行する施錠管理方法を提供する。
さらに、本発明は、民泊対応集合住宅を利用するゲストが使用するゲスト用操作装置と、前記ゲスト用操作装置と通信網を通じて接続可能な施錠管理装置とを用いて行う施錠管理システムであって、前記ゲスト用操作装置は、前記ゲスト用操作装置に備える撮像装置にて撮像した前記ゲストの顔画像を含む画像又は映像でなる認証用画像データを、前記施錠管理装置に送信するものであり、前記施錠管理装置は、前記ゲストの事前登録済み本人画像データを保持する記憶部と、前記認証用画像データと前記事前登録済み本人画像データとを表示する表示画面とを有しており、前記施錠管理装置は、前記認証用画像データの人物と前記事前登録済み本人画像データの人物とが同一人である場合に、前記民泊対応集合住宅の隣接する第1の住戸と第2の住戸の間に位置する境界室における前記第1の住戸に通じる第1の扉又は前記第2の住戸に通じる第2の扉を解錠する解錠コードを前記ゲスト用操作装置に送信するものである施錠管理システムを提供する。
本発明によれば、ゲスト用操作装置の撮像装置により撮像したゲストの顔画像である認証用画像データと、施錠管理装置の記憶部が保持する前記ゲストの事前登録済み本人画像データとを表示部に表示するので、施錠管理装置での本人確認を確実且つ容易に行うことができる。また、施錠管理装置では、その本人確認の結果に基づき第1の扉又は第2の扉を解錠するための解除コードをゲスト用操作装置に送信するので、ゲスト用操作装置を使用するゲストは、解除コードを用いて第1の扉又は第2の扉を解錠することができる。以上のとおり本発明によれば、ゲストに対する鍵の付与を遠隔操作で、即時行うことができる。
前記解錠コードは、前記建物のエントランスドア、前記第1の住宅の玄関ドア又は前記第2の住戸の玄関ドアを解錠するための暗証番号として構成できる。
解錠コードがエントランスドア、玄関ドアを解錠するための暗証番号であるため、ゲストはエントランスドア、玄関ドアの解錠を、例えばテンキー等を使用して容易に行うことができる。また、物理キー(シリンダー錠の金属鍵)が不要であるため、物理キーを紛失するようなことも防ぐことができる。
前記解錠コードは、前記建物のエントランスドア、前記第1の住宅の玄関ドア又は前記第2の住戸の玄関ドアを解錠するための鍵を収容するキーボックスを解錠するための暗証番号として構成できる。
解錠コードが、物理キーを収容するキーボックスを解錠するための暗証番号であるため、テンキー入力等により開閉するスマートキーを設置しておらず、物理キーを使用する建物や住戸であっても、ゲストに対する鍵の付与を遠隔操作で、即時行うことができる。
前記ゲスト用操作装置は、前記建物のエントランスドア、前記第1の住戸の玄関又は前記第2の住戸の玄関に設置した外部インターフォン装置として構成できる。
ゲスト用操作装置が、外部インターフォン装置であるため、ゲストが所有するスマートフォンで使用する専用アプリを用意しなくても、ゲストに対する鍵の付与を遠隔操作で、即時行うことができる。
前記施錠管理装置は、前記管理者が所持する通信端末、前記第1の住戸の室内に設置した室内インターフォン装置、前記第2の住戸の室内に設置した室内インターフォン装置、又はコールセンターに備える操作装置の少なくとも何れかとして構成できる。
施錠管理装置は、管理者が所持する通信端末、第1の住戸及び第2の住戸に設置した室内インターフォン装置、コールセンターに備えるオペレータ用端末の何れかとして構成できるので、様々な形態でゲストに対する鍵の付与を遠隔操作で、即時行える。例えば、管理者が所持する通信端末が、ホストが所有する通信端末としてのスマートフォンである場合には、ホストは第1の住戸、第2の住戸の室内又は外出先にいても、スマートフォンで鍵の付与を行うことができる。また、ホストが第1の住戸又は第2の住戸の室内にいる場合には、室内インターフォン装置を使って鍵の付与を行うことができる。さらに、ホストが鍵の付与に対応できない場合又は鍵の付与を行わない場合には、コールセンターのオペレータ用端末が鍵の付与を行うことができる。
前記施錠装置は、前記民泊対応集合住宅のエントランスに設置したエントランス用電子錠に入力した解錠コードが有効であるときに、前記第1の住戸の前記第1の扉又は第2の住戸の前記第2の扉を施錠するように構成できる。
施錠装置が、エントランス用電子錠に入力した解錠コードの有効性を、例えば滞在期間等に基づいて判定し、有効であるときには、滞在先となる第1の住戸の第1の扉又は第2の住戸の第2の扉を自動で施錠する。このため、第1の住戸又は第2の住戸のホストが、ゲストの来訪前に自ら滞在先の住戸の扉を事前に施錠する手間を省くことができる。
前記施錠装置は、前記解錠コードの有効期間が経過したときに、施錠している前記第1の扉又は前記第2の扉を解錠するように構成できる。
本発明によれば、解錠コードの有効期間、即ちゲストの滞在期間が経過すると施錠している前記第1の扉又は前記第2の扉を自動で解錠するため、第1の住戸又は第2の住戸のホストが自ら解錠する手間を省くことができる。
本発明によれば、民泊サービスに適した民泊対応集合住宅を提供することができる。
一実施形態による民泊対応集合住宅の間取図。 一実施形態による居室空間自動切換システムの構成図。 一実施形態による管理者端末、施錠管理端末、受付端末、利用者端末のハードウェア構成を示す説明図。 図3の制御部のハードウェア構成を示す説明図。 一実施形態による利用者情報データテーブルを示す説明図。 一実施形態による物件情報データテーブルを示す説明図。 一実施形態による外部インターフォン装置を示す説明図。 一実施形態によるオペレータ用端末を示す説明図。 一実施形態による室内インターフォン装置を示す説明図。 一実施形態によるキーボックスを示す説明図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下では、民泊対応集合住宅1の実施形態について説明する。本明細書、特許請求の範囲に記載されている「第1」「第2」という用語は、発明の異なる構成要素を区別するために用いるものであり、特定の順序や優劣を示すために用いるものではない。また、理解を容易にするため、各図について本発明と関係のない住戸の構造については簡略化して示す。
民泊対応集合住宅1の構成の説明
図1は、民泊対応集合住宅1の間取構造を模式的に示す平面図である。民泊対応集合住宅1は、第1の住戸2と、第2の住戸3とを、「境界壁」としての主区画壁4を境に隣接して配置したものである。なお、本実施形態では、第1の住戸2と第2の住戸3を有するマンションを集合住宅として説明する。
第1の住戸2と第2の住戸3の室内構造は、本実施形態では主区画壁4を中心として対称に形成されている。第1の住戸2と第2の住戸3は、主区画壁4の一端側では共用廊下5に面しており、主区画壁4の他端側ではバルコニー6に面している。主区画壁4は、後述する「境界室」としてのコネクティングルーム16の部分を除いて、共用廊下5とバルコニー6との間に伸長するように形成されている。
第1の住戸2と第2の住戸3は、区分所有される別々の住戸であり、それぞれ玄関ドア7、ホール8、居室9であるLDK10と洋室11、台所12、浴室13、洗面所14、トイレ15等が配置されている。民泊対応の住宅に必要な設備要件は、台所12、浴室13、トイレ15、洗面設備(洗面所14)と関係法令で規定されているため、第1の住戸2と第2の住戸3は、それぞれが設備要件を充足している。したがって、第1の住戸2と第2の住戸3は、それぞれ民泊サービスを提供する「住宅」として届け出て利用することができる。
第1の住戸2の洋室11と第2の住戸3の洋室11は、洋室壁11aによって台所12とLDK10に対して仕切られている。洋室11の開口には、引き戸が設置されており、この引き戸によってLDK10との間で出入することができる。
第1の住戸2の洋室11と第2の住戸3の洋室11との間には、主区画壁4を貫通して跨ぐように「境界室」としてのコネクティングルーム16が配置されている。コネクティングルーム16は、洋室11の内側に設けた小部屋とされている。コネクティングルーム16の室内は、多目的室16aとなっている。多目的室16aは、衣類や身の回り品を収容するクローゼット、書斎、家財道具の収納室等として使用することができるが、その具体的な用途は、第1の住戸2と第2の住戸3を所有する所有者(ホスト)の使い方によって決まる。その使い方についてはさらに後述する。
主区画壁4よりも第1の住戸2側には、コネクティングルーム16を形成する第1の仕切構造部17が設けられている。また、主区画壁4よりも第2の住戸3側には、コネクティングルーム16を形成する第2の仕切構造部18が設けられている。第1の仕切構造部17と第2の仕切構造部18は、それぞれ、床から天井に至る区画壁17a、18aと、区画壁17a、18aの開口に設けた開き戸でなる扉17b、18bとで構成されている。区画壁17a、18aと扉17b、18bは、何れも板状であり、耐火、防音、防振仕様のものである。ここで扉17bは本発明の「第1の扉」を構成し、扉18bは本発明の「第2の扉」を構成している。そして、第1の住戸2と第2の住戸3は、扉17bを解錠し且つ扉18bを施錠することで、第1の住戸2がコネクティングルーム16に連通し、これを利用することができる。これとは反対に、扉17bを施錠し且つ扉18bを解錠することで、第2の住戸3がコネクティングルーム16に連通し、これを利用することができる。
このように扉17b、18bは、第1の住戸2又は第2の住戸3の何れかがコネクティングルーム16を占有するかを区画する機能を有する。こうした区画機能を実現するために、扉17b、18bには「施錠装置」としての扉用施錠装置17c、18cが設置されている。この扉用施錠装置17c、18cは、例えばシリンダー錠又は電子錠にて構成することが可能であり、第1の住戸2と第2の住戸3の所有者(ホスト)は、物理キーや暗証番号(例えば電子錠に入力操作する解除番号等)等を使って、これを開閉することができる(但し、ゲストの滞在期間中を除く。)。
扉用施錠装置17c、18cを使ったコネクティングルーム16の活用方法
次に、扉用施錠装置17c、18cを使ったコネクティングルーム16の活用方法について説明する。
民泊サービス利用者(ゲスト)に第2の住戸3を提供する際には、所有者(ホスト)が第2の住戸3の扉用施錠装置18cを施錠する一方で、第1の住戸2の扉用施錠装置17cを解錠しておく。これにより所有者は、第1の住戸2に居住し、コネクティングルーム16を自ら使用する居室として占有することができる。前述のようにコネクティングルーム16には、所有者の衣類や身の回り品等を収納しておくことができる。
他方、第2の住戸3に滞在する民泊サービス利用者は、扉18bの存在に気づいたとしても、施錠されているためコネクティングルーム16には入れない。したがって、所有者と民泊サービス利用者は、ともにセキュリティ面での不安を抱えることなく、お互いに安心して滞在することができる。
そして、例えば年間営業日数を超える等の理由により、所有者が第2の住戸3に居住し、第1の住戸2を民泊サービスに提供する場合には、所有者は、第1の住戸2から第2の住戸3に移動する。この際に、所有者は、第2の住戸3の扉用施錠装置18cを解錠する一方で、第1の住戸2の扉用施錠装置17cを施錠する。これにより所有者は、第2の住戸3に居住することになっても、コネクティングルーム16を移動前と同様に自ら使用する居室として占有することができる。つまりコネクティングルーム16に収納した自己の所有物を移動させる必要はない。そのため所有者は、最低限の所有物を移動させるだけで、楽に住戸を入れ替わることができ、移動のための負担を大きく軽減することができる。
他方、第1の住戸2に滞在する民泊サービス利用者は、扉17bの存在に気づいたとしても、施錠されているためコネクティングルーム16には入れない。したがって、所有者と民泊サービス利用者は、どちらの住戸を利用しても、ともにセキュリティ面での不安を抱えることなく、お互いに安心して滞在することができる。
民泊対応集合住宅1の施錠管理システム及び施錠管理方法の説明
前記実施形態では、「施錠装置」である扉用施錠装置17c、18cとしてシリンダー錠を利用する例を説明した。この場合、扉17b、18bの施錠及び解錠は、所有者が行うことになるが、民泊サービス利用者が既に滞在しているにも拘わらず事前に施錠をしていなかったり、所有者が施錠をしないまま外出し、不在中に民泊サービス利用者が住戸に入ってしまうことも想定される。したがって、所有者が人為的に施錠及び解錠するのでは、そうした問題が生じるおそれが出てくる。そこで、本実施形態では扉用施錠装置17c、18cとしてシリンダー錠を利用するのではなく、そのような施錠及び解錠を自動で行うスマートキー等の電気錠を利用する民泊対応集合住宅1の施錠管理システム20と施錠管理方法について説明する。
民泊対応集合住宅1の施錠管理システム20は、図2で示すように、管理装置30を備えている。施錠管理システム20は、このほかに受付装置40を備えることができる。利用者端末50は、民泊サービス利用者(以下「ゲスト」という。)が使用する通信端末であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等で構成される。管理装置30と受付装置40は、有線又は無線の通信網Nを介して相互に直接接続してデータの送受信が可能である。利用者端末50は、例えば受付装置40が提供するホームページにアクセスして、民泊物件を検索したり、民泊サービスを申し込んだり、当該サービスを利用するための諸手続等を行うことができる。
管理装置30は、例えば住宅宿泊事業法における住宅宿泊管理業者が使用し管理する端末であり、住宅宿泊事業者である所有者(以下「ホスト」という。)の委託を受けて、第1の住戸2と第2の住戸3を管理するために用いられる。管理装置30には、オペレータ用端末30aが接続されている。オペレータ用端末30aは、例えばコールセンターに設置されており、オペレータが「管理者」として操作する。管理装置30とオペレータ用端末30aは、本発明における「施錠管理装置」を構成する。
受付装置40は、例えば住宅宿泊事業法における住宅宿泊仲介業者が使用する端末であり、利用者端末50からの民泊サービスの申込みの受付等を行うものである。
ここで、管理装置30、オペレータ用端末30a、受付装置40、利用者端末50は、図3で示すように、制御部70と、制御部70に接続され、制御部70から出力される情報を表示する液晶表示装置等の表示画面である表示部71と、制御部70に対して情報を入力するキーボード等による入力操作部72と、ハードディスク装置等の外部記憶装置でなる外部記憶部73とを有している。こうしたハードウェア構成は、管理装置30、オペレータ用端末30a、受付装置40について共通しており、管理装置30、受付装置40は例えばサーバ装置により構成することができる。また、オペレータ用端末30aは、例えばパーソナルコンピュータにより構成できる。なお、以下の説明では、管理装置30、オペレータ用端末30a、受付装置40、利用者端末50に備える各ハードウェアについて共通の符号を使用して説明する。
図4は、前述の制御部70のハードウェア構成の一例を示す図である。この図に示されるように、制御部70は、主に半導体装置とそれらを接続する配線とからなり、CPU(Central Processing Unit)70aと、RAM(Random Access Memory)である揮発性記憶部70bと、ROM(Read Only Memory)である不揮発性記憶部70cと、ファイヤーウォールやスイッチ等のアクセス中継部やネットワークに接続される通信インターフェース70dと、外部接続機器と接続するための外部接続機器インターフェース70eとを有している。外部接続機器インターフェース70eは、表示部71に接続する表示インターフェース70e1と、入力操作部72に接続する入力インターフェース70e2と、外部記憶部73に接続するメモリインターフェース70e3とを有する。なお、制御部70の構成はこれに限られるものではない。
制御部70のCPU70aは、外部記憶部73に格納したプログラムやデータを揮発性記憶部70bに一時記憶させるとともに、それを実行することにより、管理装置30、受付装置40、利用者端末50として機能するコンピュータ装置の全体の動作を制御する。
管理装置30の外部記憶部73は、HDD等の記憶装置にて構成されており、そこには制御部70により実行される管理装置用プログラムPが格納されている。また、図5で示す利用者情報データテーブルPD1も格納されている。利用者情報データテーブルPD1には、利用者ID、利用者に関する本人情報(氏名、住所、「事前登録済み本人画像データ」としての画像データ(例えばパスポート等の写真付き身分証明書の写真)等)、利用情報(建物情報、住戸情報、滞在期間)、発行済み解錠コード(例えば暗証番号)等の情報が記録されている。このうち少なくとも利用者に関する本人情報、利用情報は、受付装置40から送信されて取得した情報とすることができる。
また、管理装置30の外部記憶部73には、図6で示す物件情報データテーブルPD2も格納されている。物件情報データテーブルPD2には、物件ID、建物情報、住戸情報、所有者情報、関連物件情報(隣接する他の住戸)、現在稼働状況(ステータス)、予約情報、年間営業日数、過去稼働記録等が記録されている。年間営業日数は、制御部70が各予約情報に含まれる滞在期間を積算したものである。その他の情報は、管理装置30を使用する管理者において入力した情報となっている。
これらの情報は、利用者端末50が受付装置40に入力したデータを、受付装置40から取得することで利用者情報データテーブルPD1に記録されている。即ち、利用者端末50が受付装置40に本人情報や利用情報を入力し、その内容が確定することで、受付装置40は利用者IDを割り当てる。受付装置40は、利用者IDに本人情報と利用情報等を関連付けてこれらのデータを取得して、管理装置30に送信する。そして管理装置30はこれを受信して、利用者情報データテーブルPD1に蓄積する。
建物Mのエントランスドア80には、エントランス用電子錠80aと、「ゲスト用操作装置」としての外部インターフォン装置80bとが設けられている。エントランス用電子錠80aは、建物Mのエントランスドア80を開閉する鍵装置であり、第1の住戸2、第3の住戸に対応する正しい解錠コードを受け付けることで解錠し、エントランスドア80を開く。外部インターフォン装置80bは、ゲストが操作することで、管理装置30との間で解錠コードの発行を行ったり、第1の住戸2又は第2の住戸3を呼び出したりするための装置である。エントランス用電子錠80aと、外部インターフォン装置80bは、何れも管理装置30及びオペレータ用端末30aと通信網Nを介して接続可能である。
外部インターフォン装置80bは、例えば図7で示すように、チェックインボタン80b1、室内呼出ボタン80b2、自像表示画面80b3、他像表示画面80b4、「撮像装置」としてのカメラ80b5、スピーカー80b6、マイク80b7を備えている。チェックインボタン80b1は、管理装置30に接続されているオペレータ用端末30aのオペレータの呼び出しを行うためのボタンである。室内呼出ボタン80b2は、第1の住戸2,第2の住戸3に設置されている室内インターフォン装置を呼び出すためのボタンである。自像表示画面80b3は、カメラ80b5が撮影するゲスト自身を表示する画面である。他像表示画面80b4は、オペレータ用端末30aを操作するオペレータを表示する画面である。カメラ80b5は、ゲストを撮影するためのものであり、撮影データはリアルタイムでオペレータ用端末30aに送信される。スピーカー80b6は、オペレータ用端末30aを操作するオペレータの音声を出力する。マイク80b7は、ゲストの音声を取得する。
外部インターフォン装置80bからの呼び出しを受けるオペレータ用端末30aは、例えば図8で示すように、自像表示画面30a1、他像表示画面30a2、承認ボタン30a3、否認ボタン30a4が表示画面30a5に表示され、またオペレータを撮像するカメラ30a6と、オペレータが使用するヘッドセット30a7とを備えている。
施錠管理システム20を用いる施錠管理方法
第1の住戸2に滞在予約をしているゲストが、外部インターフォン装置80bのチェックインボタン80b1を押すと、オペレータ用端末30aが呼び出される。外部インターフォン装置80bがオペレータ用端末30aと接続されると、外部インターフォン装置80bはオペレータ用端末30aにカメラ80b5で撮影されているゲストの顔画像(顔映像)を認証用画像データとして送信するステップを実行する。オペレータ用端末30aの他像表示画面30a2には、カメラ80b5で撮影されているゲストの顔画像(顔映像)が表示される。また、自像表示画面30a1には、カメラ30a6で撮影されているオペレータ自身の映像やオペレータ用端末30aでの操作情報が表示される。
他方、外部インターフォン装置80bの自像表示画面80b3には、カメラ80b5で撮影されているゲスト自身の映像が表示され、他像表示画面80b4には、カメラ30a6で撮影されているオペレータの映像が表示される。
この状態で、ゲストとオペレータは、スピーカー80b6、マイク80b7、ヘッドセット30a7によって対話をすることができ、オペレータは本人確認を行うための必要な質問等を行うことができる。
オペレータは、ゲストとの対話を通じて得た氏名等から、管理装置30の利用者情報データテーブルPD1に格納されている本人情報と利用情報を検索する。本人情報には「事前登録済み本人画像データ」としての画像データが含まれており、例えば自像表示画面30a1にその画像データが表示される。オペレータは、その画像データと他像表示画面30a2に表示されている「認証用画像データ」としてのゲストの顔画像又は顔映像とを比較して、本人確認を行う。
本人確認の結果、ゲストが予約者本人と同一人であることが確認された場合、オペレータは承認ボタン30a3を押す。この承認操作により、管理装置30は、エントランス用電子錠80aと玄関用施錠装置7aを解錠するための解錠コードを外部インターフォン装置80bに送出するステップを実行する。解錠コードは、物件情報データテーブルPD2に格納されている。エントランス用電子錠80aと玄関用施錠装置7a(7b)には、予め管理装置30を通じて物件情報データテーブルPD2に格納されている解錠コードと滞在期間(解錠コードの有効期限)が、鍵情報として設定されている。その解錠コードの設定操作及び解錠コードの変更操作は、オペレータ用端末30aによって行うことができる。
他方、ゲストが予約者本人であることを確認できない場合、オペレータは否認ボタン30a4を押す。これによりオペレータ用端末30aと外部インターフォン装置80bとの通信を終了することができる。
解錠コードが送信された外部インターフォン装置80bでは、他像表示画面80b4に解錠コードが表示される。解錠コードは、例えば6桁の数字でなる暗証番号であり、ゲストが、建物Mのエントランスドア80に設置されている例えばテンキーでなるエントランス用電子錠80aに、住戸情報(号室)と解錠コードを入力することで、エントランスドア80を開くことができ、建物Mに入ることができる。但し、解錠コードは、利用者情報データテーブルPD1に記録する滞在期間においてのみ有効であり、それ滞在期間以外の期間では無効として扱われる。即ち、解錠コードが入力されると、エントランス用電子錠80aは、住戸情報(号室)と解錠コードに関連付けられた滞在期間の有効性を判定し、有効であれば自動ドアを開き、無効であれば自動ドアを閉じたままとする。
ここで管理装置30は、エントランス用電子錠80aだけでなく、各住戸(第1の住戸2、第2の住戸3等)の玄関用施錠装置7a、7bにも有線又は無線で接続されており、玄関用施錠装置7a、7bには、滞在期間に有効となるように解錠コードが設定されている。
建物Mに入ったゲストは、滞在先の住戸の玄関ドア7で、電気錠でなる玄関用施錠装置7aに解錠コードを入力する。すると玄関用施錠装置7aは、それが有効な解錠コードであるかを判定し、有効である場合には玄関用施錠装置7aを解錠する。玄関用施錠装置7aと扉用施錠装置17cとは連動しており、玄関用施錠装置7aの解錠と連動して、滞在先の住戸(ここでは第1の住戸2)の扉用施錠装置17cも同時に自動で施錠される。既に施錠されている場合には施錠状態を維持する。扉用施錠装置17cの施錠状態は、滞在期間中はそのまま維持される。こうすることで、第1の住戸2の所有者自身が、ゲストが来る前に扉用施錠装置17cを施錠しておく手間を省くことができ、施錠し忘れていても問題がない。以上のようにしてゲストは、滞在先の住戸を利用することができる。
変形例の説明
前記実施形態では、管理装置30に接続されるオペレータ用端末30aとしてコールセンターのオペレータが使用するパーソナルコンピュータを例示したが、例えば図9で示すような、例えば第1の住戸2と第2の住戸3の室内に設置する室内インターフォン装置30bとして構成することができる。室内インターフォン装置30bは、主にホストが使用するものであり、管理装置30bと通信網Nを介して通信可能であり、管理装置30とともに本発明の「施錠管理装置」を構成する。室内インターフォン装置30bは、オペレータ用端末30aと比較すると、ヘッドセット30a7に代えてスピーカー30a8とマイク30a9を備える点が相違する。こうした室内インターフォン装置30bは、固定設置型のものでも携帯型のものでもよい。また、室内インターフォン装置30bに代えて、ソフトウェアにより室内インターフォン装置30bと同様の機能を実行することのできるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の通信端末(ホスト通信端末)で構成することもできる。このホスト通信端末は、主にホストが使用するものであり、管理装置30bと通信網Nを介して通信可能であり、管理装置30とともに本発明の「施錠管理装置」を構成する。ホスト通信端末によれば、ホストが外出先でも解錠コードの送信を行うことができて便利である。さらに、施錠管理システム20は、オペレータ用端末30aと、室内インターフォン装置30bと、ホスト通信端末とを備えるようにしてもよい。これによれば、ホストが鍵の付与に対応できない場合又は鍵の付与を行わない場合には、コールセンターに備えるオペレータ用端末30aが鍵の付与を行うことができる。
前記実施形態では、解錠コードが、エントランス用電子錠80a、玄関用施錠装置7a、7bを解錠するための暗証番号である例を示したが、例えば解錠コードは、建物のエントランス用電子錠80a、玄関用施錠装置7a、7bを解錠するための鍵を収容するキーボックスを解錠するための暗証番号であるように構成することもできる。ここでキーボックスに収容される鍵は、カードキーやシリンダー錠の金属キー等の有形の物理キーとすることができる。図10は、そうしたキーボックス90の一例である。キーボックス90は、テンキー入力部90a、物理キーを返却する返却口90b、物理キーの取出口となる扉90cとを備えている。キーボックス90は、外部インターフォン装置80bと通信可能に接続されており、他像表示画面80b4に表示される解錠コードをテンキー入力部90aにより入力することで、扉90cを開くことができる。キーボックス90は、オペレータ用端末30aによって解錠コードを設定することができる。
前記実施形態では、民泊対応集合住宅1としてマンションへの適用例を例示したが、二世帯住宅やアパートでもよい。民泊対応集合住宅1を構成するマンション、戸建住宅、二世帯住宅、アパート等の建物は、新築はもちろんのことリフォーム物件でもよい。マンション、戸建住宅については、例えば、台所、浴室、トイレ、洗面設備を共用として、複数の居室(第1の住戸2に対応する居室と第2の住戸3に対応する居室)に分けて、それらの居室の間にコネクティングルーム16を設けるようにしてもよい。また、戸建住宅を複数の住戸を有するように改築・改装してもよい。
前記実施形態で示す第1の住戸2と第2の住戸3の間取りは例示であり、コネクティングルーム16があれば、その他の間取りと仕様は問わない。但し、民泊サービスを提供可能するための前述の設備要件は充足する必要がある。前記実施形態のコネクティングルーム16は、第1の住戸2と第2の住戸3の洋室11に部分的に入り込む形態のものを例示したが、洋室11に入り込まない形態としてもよい。例えば、第1の住戸2と第2の住戸3との間に部屋が設けられており、そこをコネクティングルーム16としてもよい。より具体的な一例としては第1の住戸2と第2の住戸3とが主区画壁4を介して隣接しておらず直角に配置されており、それらに面する角部屋をコネクティングルーム16としてもよい。また、前記実施形態ではコネクティングルーム16を1つとする例を示したが、複数としてもよい。さらに、前記実施形態では、第1の住戸と第2の住戸3に跨がるようにコネクティングルーム16を設ける例を示したが、第1の住戸2又は第2の住戸3の何れか一方に設けてもよい。
前記実施形態では、扉17b、18bを開き戸で構成する例を示したが、引き戸やその他の形態の扉で構成してもよい。引き戸にした場合には、開口を大きく取れるので、多目的室16aへの出入が容易であり、大きな荷物でも楽に収納できる利点がある。
前記実施形態では、玄関用施錠装置7a、7bに対する有効な解錠コードの入力時に扉用施錠装置17c、18cを施錠する例を示したが、エントランス用電子錠80a又は玄関用施錠装置7a、7bの何れかに対する有効な解錠コードの入力による解錠と連動して、扉用施錠装置17c、18cを施錠するようにしてもよい。
1 民泊対応集合住宅
2 第1の住戸
3 第2の住戸
4 主区画壁
5 共用廊下
6 バルコニー
7 玄関
8 ホール
9 居室
10 LDK
11 洋室
12 台所
13 浴室
14 洗面所
15 トイレ
16 コネクティングルーム(境界室)
16a 多目的室
17 第1の仕切構造部
17a 区画壁
17b 扉(第1の扉)
17c 扉用施錠装置(施錠装置)
18 第2の仕切構造部
18a 区画壁
18b 扉(第2の扉)
18c 扉用施錠装置(施錠装置)
20 施錠管理システム
30 管理装置(施錠管理装置)
30a オペレータ用端末(施錠管理装置)
30a1 自像表示画面
30a2 他像表示画面
30a3 承認ボタン
30a4 否認ボタン
30a5 表示画面
30a6 カメラ
30a7 ヘッドセット
30a8 スピーカー
30a9 マイク
30b 室内インターフォン装置(施錠管理装置)
40 受付装置
50 利用者端末
70 制御部
71 表示部
72 入力操作部
73 外部記憶部
80 エントランス
80a エントランス用電子錠
80b 外部インターフォン装置(ゲスト用操作装置)
80b1 チェックインボタン
80b2 室内呼出ボタン
80b3 自像表示画面
80b4 他像表示画面
80b5 カメラ(撮像装置)
80b6 スピーカー
80b7 マイク
90 キーボックス
90a テンキー入力部
90b 返却口
90c 扉
M 建物
N 通信網

Claims (7)

  1. 第1の住戸と、第2の住戸と、前記第1の住戸と前記第2の住戸との間に設ける境界室とを備える民泊対応集合住宅において、
    前記境界室は、
    前記第1の住戸に対して開閉可能な鍵付きの第1の扉と、
    前記第2の住戸に対して開閉可能な鍵付きの第2の扉とを有し、
    さらに、前記第1の扉を解錠し且つ前記第2の扉を施錠することで前記第1の住戸が前記境界室を利用可能とし、又は、前記第1の扉を施錠し且つ前記第2の扉を解錠することで前記第2の住戸が前記境界室を利用可能とする施錠装置を備えることを特徴とする民泊対応集合住宅。
  2. 前記施錠装置は、建物のエントランスドア又は前記第1の住戸の玄関ドアの少なくとも何れかの解錠と連動して前記第1の扉を施錠し、又は、前記建物の前記エントランスドア又は前記第2の住戸の玄関ドアの少なくとも何れかの解錠と連動して前記第2の扉を施錠する
    請求項1記載の民泊対応集合住宅。
  3. 請求項1記載の民泊対応集合住宅を利用するゲストが使用するゲスト用操作装置と、前記ゲスト用操作装置と通信網を通じて接続可能な施錠管理装置とを用いて行う施錠管理方法であって、
    前記ゲスト用操作装置が、前記ゲスト用操作装置に備える撮像装置により撮像した前記ゲストの顔画像である認証用画像データを、前記施錠管理装置に送信するステップと、
    前記施錠管理装置が、前記認証用画像データと前記施錠管理装置の記憶部が保持する前記ゲストの事前登録済み本人画像データとを表示画面に表示するとともに、前記施錠管理装置を操作する管理者が、前記認証用画像データの人物と前記事前登録済み本人画像データの人物とが同一人であると判断して承認操作を行った場合には、前記施錠管理装置が前記第1の扉又は前記第2の扉を解錠するための解錠コードを、前記ゲスト用操作装置に送信するステップとを実行する
    施錠管理方法。
  4. 前記解錠コードが、前記建物のエントランスドア、前記第1の住戸の玄関ドア、又は前記第2の住戸の玄関ドアを解錠するための暗証番号である
    請求項3記載の施錠管理方法。
  5. 前記解錠コードが、前記建物のエントランスドア、前記第1の住戸の玄関ドア、又は前記第2の住戸の玄関ドアを解錠するための鍵を収容するキーボックスを解錠するための暗証番号である
    請求項3記載の施錠管理方法。
  6. 前記ゲスト用操作装置が、前記建物のエントランスドア、前記第1の住戸の玄関、又は前記第2の住戸の玄関に設置した外部インターフォン装置である
    請求項3〜請求項5何れか1項記載の施錠管理方法。
  7. 前記施錠管理装置が、前記管理者が所持する通信端末、前記第1の住戸の室内に設置した室内インターフォン装置、前記第2の住戸の室内に設置した室内インターフォン装置、又はコールセンターに備えるオペレータ用端末の少なくとも何れかを含む
    請求項3〜請求項6何れか1項記載の施錠管理方法。
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