JP3668753B2 - 住宅 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は都市型の住宅に係り、特に、建物本体の出入口、窓等の開口部を開閉する複数種類の開閉扉を設け、所望の開閉扉を適宜選択することにより、住宅の外観の表情を変えることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、大都市圏において住宅を建築する場合、一般に、敷地面積がさほど広くないために、建蔽率の制限いっぱいで建築する場合がある。この場合、住宅は隣接敷地の住宅にかなり近接するとともに、敷地に面した道路にも近接することになる。したがって、このような住宅においては、道路に面した部分以外は、隣接する敷地の住宅等に近接しているために、住宅の前部、すなわち、道路に面した壁部に、バルコニーや比較的大きい窓等の開口部を形成して採光や通風を確保したいという要望がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の住宅において、道路に面している部分の開口部を大きく形成すると、道路を行き来する人から住宅内が丸見えとなりがちで、特に、窓等から内部を覗かれてしまうという問題がある。
また、窓等には、カーテンやその他の置物等が配設される場合が多く、しかも開口部を大きくとると、内部の建具等も見えてしまうので、住宅を道路側から見た外観意匠性が悪いものとなってしまうという問題もある。
さらに、従来の住宅にあっては、住宅の表情が、道路に面した外壁や、この外壁に形成された出入口や窓等の開口部の形状、配置によって決まるが、上述したように、開口部を大きくとると、道路に面した部分の外壁が開口部によって占有されて、住宅の表情として乏しいものとなってしまうという問題もある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、建物本体に出入口、窓等の開口部を大きくとっても、外部から内部の様子を直接覗かれることがなく、また外観意匠性も高く、さらに、住宅としての表情が豊かな住宅を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の住宅は、バルコニーの外側に設けられた外壁の内側に、窓、出入口等として使用される開口部を開閉する複数種類の開閉扉を収納可能に設けてなり、前記開閉扉は前記外壁と平行に水平方向に移動することにより、前記開口部または外壁の内側に選択的に位置して、前記開口部を開閉可能に構成されており、前記複数種類の開閉扉の全てが、前記外壁と平行に水平方向のみに移動することにより同時に外壁の内側に収納され、前記外壁が、前記バルコニーの間口方向両端部から離間して設けられ、前記開閉扉を収納してなる前記外壁の両端部側から、前記開閉扉が出し入れ可能である構成としたものである。
【0006】
請求項2の住宅は、請求項1において、前記開閉扉が収納される外壁より内側にバルコニーを形成し、このバルコニーの開口部を前記開閉扉によって開閉可能に構成したものである。
【0007】
請求項3の住宅は、請求項1または2において、前記複数種類の開閉扉のうち、最も外側に位置する開閉扉を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉で構成したものである。
【0008】
請求項4の住宅は、請求項1から3のいずれかにおいて、前記複数種類の開閉扉を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉と、サッシ、障子、カーテン、板戸のうちの少なくとも1種類の開閉扉とで構成したものである。
【0009】
請求項5の住宅は、請求項1から4のいずれかににおいて、1階部分の開口部を開閉する開閉扉の下縁部を、床面より下方に位置させたものである。
【0010】
【作用】
請求項1記載の住宅にあっては、建物本体に形成された開口部を、複数種類の開閉扉から適宜選択された開閉扉によって閉鎖することによって、開閉扉の種類に応じた、建物としての表情を表現することができるとともに、開閉扉によって建物本体内部が直接見えることがないのでプレイバシー性を確保でき、さらには、内部の建具等が直接見えることがないので、外観意匠性を高めることもできる。また、全ての開閉扉を建物本体の外壁の内側に収納することにより、開口部が完全に開放した状態となり、採光性、通風性を最大限に確保することができる。
【0011】
請求項2記載の住宅にあっては、バルコニーの開口部を開閉扉によって閉鎖することによって、バルコニー領域が外部とは遮断された部屋となり、この部屋をバルコニー以外の目的で使用することができ、また、この部屋と、当該部屋に隣接する部屋とを連通させることにより、新たな広い部屋として使用することができる。
【0012】
請求項3記載の住宅にあっては、複数種類の開閉扉のうち、最も外側に位置する開閉扉を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉で構成し、この化粧扉で窓等の開口部を閉鎖することによって、建物本体内部が外側からは直接見えないのは勿論のこと、前記開口またはスリットによって、通風性、採光性を十分に確保することができ、しかも、前記開口部が化粧壁によって覆われて、スッキリとしたデザインとなり、住宅としての外観意匠性を高めることができる。
【0013】
請求項4記載の住宅にあっては、前記複数種類の開閉扉を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉と、サッシ、障子、カーテン、板戸のうちの少なくとも1種類の開閉扉とで構成し、必要に応じて適宜開閉扉を選択して開口部を開閉することによって、当該開口部において、通風性、防風雨性、採光性、遮光性、防犯性等の機能を適宜確保することができる。
【0014】
請求項5記載の住宅にあっては、1階部分の開口部を開閉する開閉扉の下縁部を、床面より下方に位置させることによって、床面の外縁部にサッシ枠等の部材を設ける必要がないので、床面の外縁部を平らにしてスッキリさせることができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の住宅の実施例を説明する。
図1から図5は第1実施例を示すものであり、これらの図において符号1は建物本体を示す。この建物本体1は、予め、工場等において、芯材を枠組することにより枠体を形成し、該枠体の少なくとも一面に面材を貼設することにより床パネル、壁パネル、天井パネル、屋根パネル等を製造し、建築現場にて、これらのパネルを組み付けていくことにより建築されたものである。
【0016】
前記建物本体1は2階建てのもので、1階部分には、図1に示すように、北東側にキッチン2aを備えたダイニングルーム2が配設され、このダイニングルーム2の南側に隣接して、居間3が配設されている。また、北西側には浴室4、洗面室5、トイレ6等の水回り区画が集中して配設され、この水回り区画の南側には和室7が配設されている。この和室7の南側には、板張りの縁側8が配設されている。前記和室7とダイニングルーム2との間には廊下9と階段10が配設されており、廊下9の南側には玄関11が配設されている。
【0017】
前記玄関11は、建物本体1の前部の外壁12から奥まった部位に玄関扉11aが配置されたもので、玄関扉11a前はエントランス部11bとされている。前記外壁12,12は、図1、図3および図4に示すように、建物本体1の前部において、玄関11を挟む位置に上下に延在して設けられたもので、芯材を枠組することにより枠体を形成し、該枠体の両面に面材を貼設し、さらにこの面材に外壁材を貼付した構成となっている。また、外壁12,12の裏側には、当該外壁12,12と所定間隔を隔てて壁パネル13,13が設けられている。
【0018】
また、前記外壁12,12と、建物本体1の側面側の外壁14,15との間には開口部16,17が形成されている。開口部16は縁側8に通じる開口であり、また、開口部17は居間3に通じる開口である。これら開口部16,17の高さは、それぞれ1階の天井より若干低く設定されている。
前記外壁12の内側、すなわち、外壁12と壁パネル13との間には、それぞれ複数種類の開閉扉20…が収納されている。これら開閉扉20…は、前記開口部16,17を開閉するもので、外壁12と平行に水平方向に移動することにより、開口部16,17または外壁12と壁パネル13との間に選択的に位置して、開口部16,17を開閉するようになっている。なお、開閉扉20…を移動させるには、通常の引き違い扉等と同様に開口部16,17の上部に案内溝を形成するとともに、下部にレール等を敷設して、これら案内溝、レールに沿って開閉扉を移動させることにより行なっている。
【0019】
前記開閉扉20…の種類としては、化粧扉、板戸、サッシ、障子、カーテン等が挙げられ、図4に示すように、化粧扉21が最も外側に位置するように配設され、その内側に順に板戸、サッシ、障子、カーテンが配設されている。
化粧扉21は、図5に示すように、厚さ方向に多数の開口22…が形成された樹脂板で構成されている。前記開口22は、正面視正方形状をなしており、その一辺と深さ(樹脂板の厚さ)とがほぼ等しく、例えば40mm程度に設定されている。樹脂板は、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート等の樹脂等で形成されている。なお、前記開口22は正方形に限ることなく、長方形、三角形、六角形、八角形等の多角形であってもよいし、円形、楕円形等の種々の形状であってもよい。
前記化粧扉21、板戸、サッシ、障子等の開閉扉20はそれぞれ、数枚の扉片で構成されており、これら扉片を移動させることで、所望の開閉扉20によって開口部15,16を開閉するようになっている。
【0020】
図2は建物本体1の2階部分を示す平面図であり、当該2階部分には、東側と西側にそれぞれ部屋25,26が配設され、これら部屋25,26の南側には、バルコニー27が配設されている。このバルコニー27と、前記部屋25,26との間には、木製の扉28,29,30が設けられている。
前記バルコニー27の前縁部には、落下防止用のフェンス31が設けられ、このフェンス31の前方には、外壁32,32が設けられている。該外壁32,32は前記1階の外壁12,12の延長上に位置するもので、下端部が2階の床パネルに接合され、上端部で屋根を支持するものである。
【0021】
前記外壁32,32の裏側には、当該外壁32,32と所定間隔を隔てて壁パネル33,33が設けられており、外壁32,32と壁パネル33との間には、それぞれ複数種類の開閉扉35…が収納されている。これら開閉扉35…はバルコニー27の開口部を開閉するもので、外壁32と平行に水平方向に移動することにより、バルコニー27の開口部または外壁12と壁パネル13との間に選択的に位置して、バルコニー27の開口部を開閉するようになっている。なお、開閉扉35…を移動させるには、前記1階の開閉扉20…と同様に、案内溝、レールに沿って開閉扉35…を移動させることにより行なっている。
【0022】
前記開閉扉35…の種類としては、前記開閉扉20…と同様に、化粧扉、板戸、サッシ、障子、カーテン等が挙げられ、図4に示すように、化粧扉36が最も外側に位置するように配設され、その内側に順に板戸、サッシ、障子、カーテンが配設されている。なお、化粧扉36は1階の化粧扉21と同様の樹脂板によって形成されている。また、前記化粧扉36、板戸、サッシ、障子等の開閉扉35…はそれぞれ、数枚の扉片で構成されており、これら扉片を移動させることで、所望の開閉扉35によってバルコニー27の開口部を開閉するようになっている。
【0023】
上記構成の住宅によれば、1階部分の開閉扉20…および2階部分の開閉扉35…のうち、最も外側に位置する化粧扉21,36によって、開口部16,17およびバルコニー27の開口部を閉鎖すれば、これら化粧扉21,36によって建物本体1の内部が直接見えることがないので、プライバシー性を確保することができるととともに、内部の建具等が直接見えることなく、建物本体1の前面の大部分を占有する開口部16,17およびバルコニー27の開口部が化粧扉21,36に覆われて、スッキリとしたデザインとなり、住宅としての外観意匠性を高めることができる。また、化粧扉21,36は、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口22が形成された樹脂板で形成されているので、化粧扉21,36によって開口部を閉鎖することにより、通風性、採光性および防犯性を十分に確保することができる。
【0024】
また、化粧扉21(35)、板戸、サッシ、障子、カーテン等で構成される開閉扉20(35)のうち、必要に応じた開閉扉を選択して開口部を閉鎖することによって、建物本体1の前部の表情が豊かなものとなるとともに、該開口部において、通風性、防風雨性、採光性、遮光性、防犯性等の機能を適宜確保することができる。例えば、化粧扉21(35)のみを選択すれば、上述したように、通風性、採光性、防犯性を確保でき、化粧扉21(35)とサッシを選択すれば、採光性、防風雨性、防犯性を確保でき、化粧扉21(35)と障子を選択すれば、採光性、防犯性を確保でき、化粧扉21(35)とカーテンを選択すれば、遮光性、通風性、防犯性を確保でき、化粧扉21(35)と板戸を選択すれば、防風雨性、遮光性、防犯性を確保できる。また、化粧扉21(35)は外壁の内側に収納しておき、板戸、サッシ、障子、カーテンのうちから所望の開閉扉を1種類または2種類以上適宜選択することによって、それぞれの開閉扉が有する各機能を確保することができる。さらに、全ての開閉扉を建物本体の外壁の内側に収納することにより、開口部が完全に開放した状態となり、採光性、通風性を最大限に確保することができる。
【0025】
また、バルコニー27の開口部を適宜選択された開閉扉35…によって閉鎖することによって、バルコニー領域が外部とは遮断された部屋となり、この部屋をバルコニー以外の目的で使用することができる。例えば、バルコニー27の開口部をサッシによって閉鎖すれば、バルコニー領域を通常の部屋として使用することができ、また、この部屋と、当該部屋に隣接する部屋25,26とを連通させることにより、新たな広い部屋として使用することができる。
【0026】
図6から図9は本発明の住宅の第2実施例を示すものである。
建物本体1の1階部分には、図6に示すように、北側に、キッチン2a、階段10、洗面所5、浴室4、トイレ6が配設され、南西側には玄関11が配設されている。キッチン2aの南側には、リビング40が配設され、このリビング40の西側に和室41が配設されている。なお、浴室4、トイレ6、玄関11は下屋の下方に配設されている。
【0027】
図7は建物本体1の2階部分を示す平面図であり、当該2階部分には、3つの部屋42,43,44が配設されている。部屋43,44の南側にはバルコニー45が配設されており、このバルコニー45と部屋43,44との間には木製の扉46,47が設けられている。また、バルコニー45の前縁部には落下防止のためのフェンス48が設けられている。
【0028】
前記建物本体1の前面には、図8に示すように、その左右側部に1階から2階まで延びる外壁50,50が設けられている。これら外壁50,50の裏側には、図6および図7に示すように、壁パネル51,51が外壁50,50と所定間隔を隔てて設けられており、これら外壁50,50と壁パネル51,51との間には、1階部分に複数種類の開閉扉52…が、2階部分に複数種類の開閉扉53…が収納されている。これら開閉扉52…および開閉扉53…は、それぞれ、外壁50と平行に水平方向に移動することにより、1階のリビング40の南側の開口部54と、2階のバルコニー45の開口部を開閉するようになっている。なお、開閉扉52および53を移動させるには、前記第1実施例の住宅における開閉扉20…と同様に、案内溝、レール等を使用して行なう。
【0029】
開閉扉52,53の種類としては、前記開閉扉20…と同様に、化粧扉、板戸、サッシ、障子、カーテン等が挙げられ、化粧扉55,56が最も外側に位置するように配設され、その内側に順に板戸、サッシ、障子、カーテンが配設されている。なお、化粧扉55,56は第1実施例の化粧扉21と同様の樹脂板によって形成されている。また、前記化粧扉55,56、板戸、サッシ、障子等の開閉扉55,56はそれぞれ、数枚の扉片で構成されており、これら扉片を移動させることで、所望の開閉扉によって、1階の開口部54、2階のバルコニー45の開口部を開閉するようになっている。
【0030】
また、1階の開閉扉52は、図9に示すように、その上縁部がバルコニー45の床部45aの下面に移動自在に支持され、下縁部が1階の床面57より前方下側に形成された支持台58に移動自在に支持されている。したがって、1階の開閉扉52は、その下縁部が1階の床面57より下方に位置することになる。このように、開閉扉52の下縁部を床面57より下方に位置させ、この開閉扉52によって1階のリビング40の開口部を開閉するように構成すれば、1階の床面57の外縁部にサッシ枠等の部材を設ける必要がないので、床面57の外縁部を平らにしてスッキリさせることができ、リビング40への外側からの出入りがスムーズになるとともに、床面57の外縁部に埃等が溜るこがなく、掃除が楽になるという利点がある。
【0031】
なお、本実施例では、前記第1実施例と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、外壁50,50を建物本体1の前部の左右両側部に設け、これら外壁50,50の裏側に開閉扉52,53を収納可能に構成したので、開閉扉52,53を収納することにより、建物本体1の前面中央部に大きな開口部を得ることができ、より開放感の高い住宅となる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の住宅によれば以下のような優れた効果を奏する。
請求項1の住宅によれば、建物本体に形成された開口部を、複数種類の開閉扉から適宜選択された開閉扉によって閉鎖することによって、開閉扉の種類に応じた、建物としての表情を表現することができる。
また、開閉扉によって開口部を閉鎖することによって、建物本体内部が直接見えることがないのでプレイバシー性を確保できるとともに、内部の建具等が直接見えることがないので、外観意匠性を高めることもできる。
さらに、全ての開閉扉を建物本体の外壁の内側に収納することにより、開口部が完全に開放した状態となり、採光性、通風性を最大限に確保することができる。
【0033】
請求項2記載の住宅によれば、バルコニーの開口部を開閉扉によって閉鎖することによって、バルコニー領域が外部とは遮断された部屋となり、この部屋をバルコニー以外の目的で使用することができる。
また、この開口部が閉鎖されたバルコニーと、当該バルコニーに隣接する部屋とを連通させることにより、新たな広い部屋として使用することができる。
【0034】
請求項3記載の住宅によれば、複数種類の開閉扉のうち、最も外側に位置する開閉扉を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉で構成したので、この化粧扉で窓等の開口部を閉鎖することによって、建物本体内部が外側からは直接見えないのは勿論のこと、前記開口またはスリットによって、通風性、採光性を十分に確保することができ、しかも、前記開口部が化粧壁によって覆われて、スッキリとしたデザインとなり、住宅としての外観意匠性を高めることができる。
【0035】
請求項4記載の住宅によれば、前記複数種類の開閉扉を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉と、サッシ、障子、カーテン、板戸のうちの少なくとも1種類の開閉扉とで構成したので、必要に応じて適宜開閉扉を選択して開口部を開閉することによって、当該開口部において、通風性、防風雨性、採光性、遮光性、防犯性等の機能を適宜確保することができる。
【0036】
請求項5記載の住宅によれば、1階部分の開口部を開閉する開閉扉の下縁部を、1階の床面より下方に位置させたので、当該床面の外縁部にサッシ枠等の部材を設ける必要がない。したがって、床面の外縁部を平らにしてスッキリさせることができ、外側からの出入りがスムーズになるとともに、床面の外縁部に埃等が溜るこがなく、掃除が楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅の第一実施例を示すもので、1階の平面図である。
【図2】同、2階の平面図である。
【図3】同、開閉扉を開放した状態の建物本体を示す正面図である。
【図4】同、開閉扉によって閉鎖した状態の建物本体を示す正面図である。
【図5】第一実施例の住宅の化粧扉の要部を示す斜視図である。
【図6】本発明の住宅の第二実施例を示すもので、1階の平面図である。
【図7】同、2階の平面図である。
【図8】同、開閉扉によって閉鎖した状態の建物本体を示す正面図である。
【図9】同、開閉扉によって閉鎖した状態の建物本体の要部の側断面図である。
【符号の説明】
1 建物本体
12,32,50 外壁
16,17,54 開口部
20,35,52,53 開閉扉
21,36,55,56 化粧扉
27,45 バルコニー
57 1階の床面

Claims (5)

  1. バルコニーの外側に設けられた外壁の内側に、窓、出入口等として使用される開口部を開閉する複数種類の開閉扉を収納可能に設けてなり、
    前記開閉扉は前記外壁と平行に水平方向に移動することにより、前記開口部または外壁の内側に選択的に位置して、前記開口部を開閉可能に構成されており、
    前記複数種類の開閉扉の全てが、前記外壁と平行に水平方向のみに移動することにより同時に外壁の内側に収納され、
    前記外壁が、前記バルコニーの開口方向両端部から離間して設けられ、
    前記開閉扉を収納してなる前記外壁の両端部側から、前記開閉扉が出し入れ可能であることを特徴とする住宅。
  2. 請求項1記載の住宅において、前記開閉扉が収納される外壁より内側にバルコニーが形成され、このバルコニーの開口部が前記開閉扉によって開閉可能に構成されていることを特徴とする住宅。
  3. 請求項1または2記載の住宅において、前記複数種類の開閉扉のうち、最も外側に位置する開閉扉が、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉であることを特徴とする住宅。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の住宅において、前記複数種類の開閉扉が、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された化粧扉と、サッシ、障子、カーテン、板戸のうちの少なくとも1種類の開閉扉とで構成されていることを特徴とする住宅。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の住宅において、1階部分の開口部を開閉する開閉扉の下縁部が、床面より下方に位置していることを特徴とする住宅。
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