JP2549816Y2 - ラジアルプランジャポンプ - Google Patents

ラジアルプランジャポンプ

Info

Publication number
JP2549816Y2
JP2549816Y2 JP185691U JP185691U JP2549816Y2 JP 2549816 Y2 JP2549816 Y2 JP 2549816Y2 JP 185691 U JP185691 U JP 185691U JP 185691 U JP185691 U JP 185691U JP 2549816 Y2 JP2549816 Y2 JP 2549816Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
chamber
suction
cylinder
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP185691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04103264U (ja
Inventor
謙氏 八木
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP185691U priority Critical patent/JP2549816Y2/ja
Publication of JPH04103264U publication Critical patent/JPH04103264U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549816Y2 publication Critical patent/JP2549816Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車のパワーステア
リング装置やサスペンション装置等の圧力供給源として
使用されるラジアルプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラジアルプランジャポン
プは、図2に示すように、シリンダ11に収容した有底
筒状のプランジャ13を回転するカム8で往復動させ、
プランジャ13の胴部16に形成した吸入孔17から作
動液をプランジャ室(ポンプ室)内に導入し、この作動
液を加圧して吐出路へ吐出するようになっている(例え
ば特開昭58−15769号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例にあっては、プランジャ13が上死点で吐出
行程を終了した後、プランジャ13の吸入孔17が吸入
室9に開口する(即ち吸入行程へ移行する)までの間、
プランジャ室18内に外部から作動液が供給されないた
め、プランジャ室18内の液体がキャビテーションを生
ずる。そして、吸入孔17が吸入室9に開口し、プラン
ジャ室18内に液体が導入されてキャビテーションが消
滅する際に、大きなサージ圧(衝撃)を生じ、振動や騒
音を生じさせるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来技術の
問題点を解決するために案出されたものであり、シリン
ダに収容した有底筒状のプランジャをカムで往復動さ
せ、プランジャの胴部に形成した吸入孔を介してポンプ
室内に導入した液体を、プランジャで加圧して吐出する
ようにしたラジアルプランジャポンプであって、前記プ
ランジャが所定位置に移動した際に、プランジャの吸入
孔に連通する液溜め室をシリンダに形成したことを特徴
としている。
【0005】
【作用】プランジャの加圧・吐出行程の途中で、ポンプ
室内の液体の一部が吸入孔を介して液溜め室内に流入す
る。そして、プランジャが加圧・吐出行程を終了して吸
入行程に移行する途中で、ポンプ室内に液溜め室から吸
入孔を介して液体を供給する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。
【0007】図1において1はハウジング(シリンダブ
ロック)であり、このハウジング1に軸受2,3を介し
てポンプ駆動軸4を回動可能に支持してある。このポン
プ駆動軸4にはカム本体5を形成してあり、このカム本
体5の外周には軸受6を介してカムシート7を嵌着し、
カム8を形成してある。
【0008】9はハウジング1に形成した環状の吸入室
であり、この吸入室9はポンプ駆動軸4と同芯に形成し
てある。この吸入室9は、カム8との間に所定の隙間が
生じるような寸法に形成してあり、吸入路10を介して
図外の配管から作動液が流入するようになっている。そ
して、この吸入室9の外周側には略放射状に複数のシリ
ンダ11を形成してある。このシリンダ11は、吸入室
9に開口させてあり、この開口端から所定距離離れた位
置に環状の液溜め室12を形成してある。そして、この
シリンダ11の内部には有底筒状のプランジャ13をス
ライド可能に収容してある。このプランジャ13は、そ
の底部14をばね15でカム8に押し付けてあり、その
胴部16に複数の吸入孔17を形成してある。この吸入
孔17は、プランジャ13の下死点近傍で吸入室9とプ
ランジャ室(ポンプ室)18とを連通し、吸入室9内の
作動液をプランジャ室18内に導入するようにしてあ
る。又、吸入孔17は、プランジャ13がシリンダ11
内を所定量移動すると、シリンダ11に形成した液溜め
室12に開口し、液溜め室12とプランジャ室18内と
を連通する。19はシリンダ11の端部に螺着したプラ
グであり、このプラグ19によりシリンダ11の外部側
開口端を塞いでいる。そして、このプラグ19の頭部下
面にはリテーナ20を係合してあり、このリテーナ20
によりばね15を支持すると共にその動きを案内するよ
うにしてある。21はハウジング1に形成した吐出路で
ある。この吐出路21は、その一端がシリンダ11端部
の圧力室22に開口し、その他端がチェックバルブ23
を介して液圧管路24に連通するように形成してある。
【0009】尚、25はシール装置であり、このシール
装置25は軸受2の外側に位置してハウジング1とポン
プ駆動軸4との間を密封するシール装置である。
【0010】以上の実施例構造によれば、ポンプ駆動軸
4が図外の動力源(例えばエンジン)により回動され、
プランジャ13が下死点近傍位置にくると、吸入孔17
が吸入室9に開口し、プランジャ室18に液体が吸入さ
れる。ポンプ駆動軸4がさらに回動すると、プランジャ
13がカム8によって所定量押し上げられ、吸入孔17
と吸入室9との連通が遮断されて吸入行程が終了し、以
後加圧・吐出行程へと移行する。そして、この加圧・吐
出行程の途中で吸入孔17が液溜め室12に開口し、プ
ランジャ室18内の液体の一部が吸入孔17を介して液
溜め室12内へ流入する。又、プランジャ13の吸入孔
17がシリンダ11の壁面で塞がれてから上死点に至る
までの間に、プランジャ室18内に導入した液体をプラ
ンジャ13で加圧し、チェックバルブ23を押し開いて
吐出路21から液圧管路24へ液体を吐出する。
【0011】この吐出行程が終了し、プランジャ13が
上死点から下死点に向かう途中で、プランジャ13の吸
入孔17がシリンダ11の液溜め室12に開口し、液溜
め室12から吸入孔17を介してプランジャ室18内に
液体が流入する。
【0012】このように本実施例によれば、吐出行程か
ら吸入行程へ移行するまでの間、外部からプランジャ室
18内に作動液が供給されないが、プランジャ13がシ
リンダ11内を所定位置まで移動すると、液溜め室12
の液体が吸入孔17を介してプランジャ室18内に供給
されるため、キャビテーションが緩和されて、吸入孔1
7が吸入室9に開口する際(吸入行程開始時)に生じる
サージ圧(衝撃)が緩和され振動や騒音の発生が抑制さ
れる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、シリンダ
内を所定位置までプランジャが移動すると、シリンダに
形成した液溜め室がプランジャの胴部の吸入孔を介して
ポンプ室に連通されるようになっているため、加圧・吐
出行程から吸入行程へ移行する途中において液溜め室か
らポンプ室へ作動液が供給され、キャビテーションが緩
和されて、吸入行程開始時に生じるサージ圧(衝撃)が
緩和される。従って、この吸入行程開始時に生じるサー
ジ圧に起因する振動や騒音を低減化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すラジアルプランジャポ
ンプの断面図。
【図2】従来のラジアルプランジャポンプの要部断面
図。
【符号の説明】
8…カム 11…シリンダ 12…液溜め室 13…プランジャ 16…胴部 17…吸入孔 18…ポンプ室(プランジャ室)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに収容した有底筒状のプランジ
    ャをカムで往復動させ、プランジャの胴部に形成した吸
    入孔を介してポンプ室内に導入した液体をプランジャで
    加圧して吐出するようにしたラジアルプランジャポンプ
    において、前記プランジャが所定位置に移動した際に、
    プランジャの吸入孔に連通する液溜め室をシリンダに形
    成したことを特徴とするラジアルプランジャポンプ。
JP185691U 1991-01-25 1991-01-25 ラジアルプランジャポンプ Expired - Lifetime JP2549816Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP185691U JP2549816Y2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ラジアルプランジャポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP185691U JP2549816Y2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ラジアルプランジャポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04103264U JPH04103264U (ja) 1992-09-07
JP2549816Y2 true JP2549816Y2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=31729528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP185691U Expired - Lifetime JP2549816Y2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ラジアルプランジャポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549816Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04103264U (ja) 1992-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2549816Y2 (ja) ラジアルプランジャポンプ
JPH0125895B2 (ja)
US4889096A (en) Fuel injection pump for internal combustion engines
JP2551717Y2 (ja) ラジアルプランジャポンプ
JP2772973B2 (ja) 油圧用小型プランジャーポンプ
JP2554571Y2 (ja) ラジアルプランジャポンプ
JPH087096Y2 (ja) デイーゼルエンジン用燃料噴射装置のユニツトインジエクター
JP4153618B2 (ja) プランジャ式ポンプ
JP2553652Y2 (ja) プランジャポンプ
JP2532734Y2 (ja) ラジアルプランジャポンプ
JPH1018960A (ja) ラジアルプランジャポンプ
JPS5922303Y2 (ja) 往復動液体ポンプ
JP3101379B2 (ja) ピストン式流体ポンプ
JPH0754623Y2 (ja) プランジャポンプ
JP3350101B2 (ja) ラジアルピストンポンプ
JPH0627833Y2 (ja) プランジャポンプ
JPH10110685A (ja) ポンプ装置
JPH0524968U (ja) ラジアルプランジヤポンプ
JP2524230Y2 (ja) 液圧ポンプ装置
JPH09324745A (ja) アキシャルプランジャポンプ
JPH0421020Y2 (ja)
JP2524228Y2 (ja) ラジアルプランジャポンプ装置
JPH0653776U (ja) ラジアルプランジャポンプ
JPH04137272U (ja) ラジアルプランジヤポンプ
JPH04127875U (ja) ラジアルプランジヤポンプ装置